JPH0350130Y2 - - Google Patents

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JPH0350130Y2
JPH0350130Y2 JP1985203205U JP20320585U JPH0350130Y2 JP H0350130 Y2 JPH0350130 Y2 JP H0350130Y2 JP 1985203205 U JP1985203205 U JP 1985203205U JP 20320585 U JP20320585 U JP 20320585U JP H0350130 Y2 JPH0350130 Y2 JP H0350130Y2
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roller
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detector
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  • Filamentary Materials, Packages, And Safety Devices Therefor (AREA)
  • Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、合成繊維糸条の紡糸、延伸、巻取工
程等において糸条が回転ローラに巻きついたこと
を検知する装置に関するものである。
(従来例とその問題点) 一般に、合成繊維の製造工程においては、紡
糸、巻取速度が、3000m/minから5000m/min
と非常に高速度であるため、何等かの原因で糸条
が回転ローラに巻き付くと短時間の間に巻き太
り、他のローラ、あるいは装置に接触して、ロー
ラ等を破損させ、製造機械を長時間運転を停止し
なければならないと共に、修理のために莫大な費
用を必要とする。
そのため、接触式の巻き付き検知装置として
は、回転ローラの近接位置に回転自在に支持され
た検知体である接糸ヘツドを設けると共に、該接
糸ヘツドの回転角度を規制するための二つのスト
ツパーを該ヘツドと一体に設け、しかも、接糸ヘ
ツドが一定角度回転すると該回転方向に回転力を
反転せしめるバネを連結せしめた構成のものが提
案されている。
この様な構成の糸条巻き付き検知装置として
は、例えば、実公昭59−29015号公報に記載され
ている。
しかし、上述のような接糸ヘツドがバネにより
常時一定の回転方向に付勢されている装置では、
回転ローラに巻き付いた糸条との接触力によりバ
ネの付勢力に打ち勝つて接糸ヘツドを回転死点を
越えるように回動させる必要が有り、回転ローラ
に多量の糸条が巻き付いた状態でなければ充分な
回動力が得られず、そのため、多量の不良糸が発
生する。又、糸条巻き付きを検知してから糸切り
等の処理時間に遅れを生じると、その間に更に糸
条が巻き付き、糸巻層が接糸ヘツドに接触して押
圧され糸条が回転ローラに融着する。さらに、接
触ヘツドが位置決め部材によつて所定の位置に保
持されていないため、巻取機の震動、あるいは、
ローラが3000m/minから5000m/minで回転し
た時に生じる気流等によつて接触ヘツドか回動し
て検知器を誤つて作動させ機台を停止する等の問
題を有している。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上述のような問題点を解決し、少量の
糸条が巻き付いた状態で糸条の巻き付きを確実に
検知することができる装置を提供することを目的
に検討の結果得られたものである。
すなわち、本考案は回転ローラに近接して検知
板を設け、該ローラに糸条が巻き付いた際に検知
器を作動させて糸条の巻き付きを検知する装置に
おいて、前記検知板を、揺動、かつローラに対し
て略直線的に移動するように支持すると共に、該
検知板を位置決め部材によつて所定の位置に保持
し、該検知板が所定量揺動して位置決め部材から
離脱すると、ローラから略直線的に後退するよう
付勢するスプリングを該検知板に装着せしめると
共に、検知板の後退時に検知器を作動せしめるよ
うに構成せしめた糸条巻き付き検知装置を提供す
るものである。
(実施例) 本考案の糸条巻き付き検知装置の構成を図面に
基づいて説明する。
1はブラケツト2を所定位置に取付けた機枠で
あり、ブラケツト2には支持用の長孔2aが形成
されている。3は検知板5を取り付けた軸であり
両端にローラベアリング4を装着し検知体を形成
している。そして、ローラベアリング4がブラケ
ツト2の長孔2a内において回転、かつ移動する
ように支持されている。検知板5は回転ローラ1
6の近接位置において対向し、かつ所定の間隔を
有するよう配設されている。6はスプリングであ
り、軸3に装着された螺子7と機枠1に装着され
た螺子8に張架され、検知板5が回転ローラ16
に近接した検知位置から後退させるように付勢す
る。9は軸3に取り付けられた位置決め片であ
り、端部にボールプランジヤ11に係合する凹部
9a,9bが形成されている。ボールプランジヤ
11はブラケツト10を介して機枠1に装着さ
れ、位置決め片9の凹部9aと係合した時には検
知板5を検知位置に、凹部9bと係合した時には
後退位置に夫々保持するようになつている。12
は位置決め片9に取付られた操作ピンであり、後
退位置にある検知板5を検知位置に作業者が移動
させる時に使用するものである。15は軸3に取
付られた作動片であり、検知板5が回転ローラ1
6に巻き付いた糸条により揺動され、回転ローラ
16に近接した検知位置から後退するとブラケツ
ト13に装着されたリミツトスイツチ、あるいは
光電管等の検知器14を作動させるようになつて
いる。
上述の検知板と軸を一体物として形成し検知体
とすることもできる。又、該検知体に位置決め
片、及び作動片を一体物として形成することもで
きる。
もし、何等かの原因により糸条が回転ローラに
巻き付き、回転ローラと検知板の間隔寸法よりわ
ずかに大きい寸法の巻層が形成されると、糸条の
外周面が検知板5の先端部に接触し、軸3が回転
中心として第2図において反時計方向に揺動さ
れ、位置決め片9に形成された凹部9aがボール
プランジヤ11から外れると、スプリング6によ
り引張られてブラケツト2の長孔2aに沿つてロ
ーラベアリング4が移動し、軸3と共に検知板5
と位置決め片9が回転ローラ16に近接した検知
位置から後退する。そして、作動片15により検
知器14が作動され、糸条の巻き付き信号が制御
装置(図示せず)に送られ、糸条切断装置が直ち
に作動して糸条が切断される。
(考案の効果) 本考案は、上述のように回転ローラに近接して
検知板を設け、該ローラに糸条が巻き付いた際に
検知器を作動させて糸条の巻き付きを検知する装
置において、前記検知板を、揺動、かつローラに
対して略直線的に移動するように支持すると共
に、該検知板を位置決め部材によつて所定の位置
に保持し、該検知板が所定量揺動して位置決め部
材から離脱すると、ローラから略直線的に後退す
るように付勢するスプリングを該検知板に装着せ
しめると共に、検知板の後退時に検知器を作動せ
しめるように構成しているため、次のような効果
を奏することができるのであります。
(1) 検知板がローラに巻き付いた糸によつて揺動
すると位置決め部材から離脱して、ローラから
略直線的に後退して検知器を作動させるため、
ローラに対する糸条巻き付き量が少量でも確実
に検知することができる。
(2) 検知板が位置決め部材によつて所定の位置に
保持されているため、巻取機の震動、あるい
は、ローラの回転による気流等によつて回動す
ることがなく、誤動作による機台停止を防止す
ることができる。
(3) 検知板が揺動し、次いで回転ローラに近接し
た検知位置から後退するようになつているた
め、回転ローラと後退位置における検知板との
距離を充分長く設定することができ、巻き付き
検知後の処理時間がたとえ長くかかつたとして
も、ローラ等を破損したり、巻き付き糸条が検
知板に接触し押圧されて融着するようなことが
ない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の糸条巻き付き検知装置の1実
施例を示す概略正面図である。第2図は第1図に
おけるA矢視図である。第3図は第1図における
B矢視図である。第4図は第1図におけるC矢視
図である。第5図は第1図におけるE矢視図であ
る。 1……機枠、2,10,13……ブラケツト、
3……軸、5……検知板、6……スプリング、9
……位置決め片、11……ボールプランジヤ、1
4……検知器、15……作動片、16……回転ロ
ーラ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回転ローラに近接して検知板を設け、該ローラ
    に糸条が巻き付いた際に検知器を作動させて糸条
    の巻き付きを検知する装置において、前記検知板
    を、揺動、かつローラに対して略直線的に移動す
    るように支持すると共に、該検知板を位置決め部
    材によつて所定の位置に保持し、該検知板が所定
    量揺動して位置決め部材から離脱すると、ローラ
    から略直線的に後退するように付勢するスプリン
    グを該検知板に装着せしめると共に、検知板の後
    退時に検知器を作動せしめるように構成せしめた
    ことを特徴とする糸条巻き付き検知装置。
JP1985203205U 1985-12-27 1985-12-27 Expired JPH0350130Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985203205U JPH0350130Y2 (ja) 1985-12-27 1985-12-27

Applications Claiming Priority (1)

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JP1985203205U JPH0350130Y2 (ja) 1985-12-27 1985-12-27

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62108374U JPS62108374U (ja) 1987-07-10
JPH0350130Y2 true JPH0350130Y2 (ja) 1991-10-25

Family

ID=31168315

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JP1985203205U Expired JPH0350130Y2 (ja) 1985-12-27 1985-12-27

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5310934B2 (ja) * 1973-08-27 1978-04-18

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5419413Y2 (ja) * 1976-06-28 1979-07-18

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5310934B2 (ja) * 1973-08-27 1978-04-18

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JPS62108374U (ja) 1987-07-10

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