JPH035012A - 形鋼の圧延装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、Ｈ形、■形あるいは溝形などの形鋼製品の
圧延に有用な圧延装置に関し、このような形鋼の圧延過
程で生じる反り変形などを回避して製品品質のより一層
の向上を図ろうとするものである。

（従来の技術） ユニバーサル圧延機とエツジヤ圧延機およびエツジヤ貫
通ガイドの組合せからなる圧延装置を適用して形鋼製品
を製造する場合において、とくにエツジヤ圧延機のロー
ルに鼓形のロールを配置しロールチャンスフリー・ガイ
ドチャンスフリー圧延を行うことに関しては、例えば特
開昭６３−３０３６０４号公報、６４−３４５０３号公
報などのようにすでに多数の提案がみられるが、圧延過
程でそのサイズを変更すると貫通ガイドと被圧延材との
間の寸法が変わる（第４図参照）ため、エツジヤ圧延機
の貫通ガイドを使用した被圧延材の誘導を行ったとして
も該ミルの出側における反りの発生は不可避であリ、従
ってこれに起因した先後端の中心偏りは避は難い。

（発明が解決しようとする課題） ユニバーサルミルを経た被圧延材に反りなどの変形が発
生しても、これに引き続くエツジヤ圧延機の通過に際し
確実に消去して形鋼製品の品質をより一層向上すること
ができる圧延装置を提案することがこの発明の目的であ
る。

（課題を解決するための手段） この発明は、ウェブおよびフランジを有する形鋼の圧延
に供するユニバーサル圧延機と、鼓形の水平ロール対を
備えたエツジヤ圧延機およびエツジヤ圧延機のロール対
のすき間を通り抜け被圧延材のウェブを挾んで上下に位
置しかつ左右に幅可変とした上下各一対のエツジヤ貫通
ガイドとの組合せからなる圧延装置において、エツジヤ
圧延機の入側および出側の上下に被圧延材の左右のフラ
ンジ幅端面に接して転動し上記貫通ガイドとともに上下
に移動可能でかつエツジヤ圧延機のロール対と等しい形
状をもつガイドローラーを配設し、このガイドローラー
にエツジヤ圧延機のロール対のロール間隔の変更に連動
して各ガイドローラーを個別に上下に移動させる昇降手
段を設けたことを特徴とする形鋼の圧延装置である。

さて第１図にこの発明に従う圧延装置の概略を図解し、
同図における番号１はウェブおよびフランジを有する形
鋼の圧延に供するユニバーザル圧延機、２は鼓形の水平
ロール対をｊｌｉｆえたエツジヤ圧延機、３はエツジヤ
貫通ガイドで、この貫通ガイド３はエツジヤ圧延機２の
ロール対２ａのすき間を通り抜け被圧延材のウェブを挟
んで上下に位置しかつ左右に幅可変な上下各一対の組か
らなる。

エツジヤ貫通ガイド３の具体的な構成を第２図に示すよ
うにガイド本体３ａが、それぞれ右ねし左ねじを設けた
スクリューシャフトＳにねじばめされたスライダ３ｂに
固定されていて、該スクリューシャフトＳを、その一端
にユニバーサルジヨイントを介して接続した減速機付の
駆動源りにて回転することによりスライダ３ｂがガイド
ロッドｒに沿って左右に移動して貫通ガイド３の幅調整
が行われる。

またスクリューシャフトＳを支持するサポートフレーム
３Ｃは図示はしないが、エツジヤ圧延機２のハウジング
ｈに係合していて、該圧延機のロール２ａの上下移動に
追随できる仕組みになっている。

上掲第２図のｄは補助駆動源であってこれは図中の右側
のガイド本体と左側のガイド本体の移動量を等しくする
ために適宜作動させる。

また４はエツジヤ圧延機２の出側および入側の上下に配
設され、被圧延材の左右のフランジ幅端面に接して転勤
するるガイドローラーであって、このガイドローラー４
はエツジヤ圧延機２に配設されたロール２ａと等しい形
状を有し、貫通ガイド３に固定保持され該ガイド３とと
もに上下に移動可能でありエツジヤ圧延機のロール２ａ
の対の上下移動の際に、それに連動して各ガイドローラ
ー４を各々上下に移動（貫通ガイド３の上下移動とは異
なる）させることができる昇降手段！を有する。

昇降手段ｌとしては、第３図に示すようにガイドローラ
ー４の左右のロールチョックに連結したリフトロッドＬ
を配設しこれを駆動源Ｄ′にて上下させることによって
実現できる。

リフトロッドＬを上下させる具体的な手段としてはウオ
ーム減速機や位置ポジショナ−付の油圧シリンダーなど
を用いることができる。

なお同図中のｆは左右のリフトロッドＬを繋ぐシャフト
であって、その中間域にクラッチ５を設けた場合にはそ
のオン・オフを繰り返せば左右の微妙な位置調整にてフ
ランジ厚みのばらつきや左右フランジ幅の差異による案
内性の悪化を防止できる利点がある。

ここに昇降手段！は貫通ガイド３にのみ固定しておくこ
と、そしてエツジヤ圧延機２のロール２ａの上下移動に
追随できるように制御装置に繋がるシンクロの如きセン
サーを取りつけておくことが肝要である。

（作　用） 鼓形のロールを上下に備えたエツジヤ圧延機は被圧延材
のサイズが異なる場合があってもすべてに適用できるい
わゆるロールチャンスフリーミルであるが、このような
ロールでは第４図に示す如く被圧延材のウェブ面と貫通
ガイドによって形成されるすき間ａが第５図（ａ）　（
ｂ）に示すように大きく異なり、したがって貫通ガイド
を用いても反りなどの変形が避けられない。

この発明はこのような問題に対処するためにエツジヤ圧
延機の入側、出側にフランジの幅端を上下から拘束する
ガイドローラーをエツジヤ圧延機２のロール２ａの間隔
変更に応じて上下に移動させるようにしたから、サイズ
の変更に際して生じるすき間に起因した反り変形などの
発生するうれいは全くない。

第６図にエツジヤ圧延機２のロール間隔とガイドローラ
ー４の上下移動の制御系統図を示す。

図における７はローラーの上下における位置を検出する
ための位置検出器（シンクロなど）、８は位置検出器７
に繋がるロール位置調整用の制御装置（ダイレクト・デ
ジタルコントローラなど）、９はパススケジュールや被
圧延材の寸法を予め記憶させておく演算記憶装置（プロ
セスコンピューター）である。

このような制御系において、被圧延材を複数回にわたっ
て可逆圧延を施すとき奇数パスにおいては、エツジヤ圧
延機２にて被圧延材のエツジングが行われていないので
エツジヤ圧延機２のロール２ａの間隔の調整時にその入
側のガイドローラー４の間隔をエツジヤ圧延機に配設し
であるロール２ａのロール間隔よりも所定量（ガイドロ
ーラー４の強度などを考慮）だけおおきくなるように、
一方偶バスにおいては逆にエツジヤ圧延機２にて被圧延
材のエツジングが行われていないから、エツジヤ圧延機
の出側のガイドローラー４の間隔をロール２ａの間隔よ
りもおおきくなるような制御が行われる。

この際上記の制御系においては入側、出側のガイドロー
ラー４が制御装置８の制御下にエツジヤ圧延機２のロー
ル２ａと連動するのは上述したとおりである。

（発明の効果） かくしてこの発明によれば、ユニバーサル圧延を経た形
鋼のフランジ幅端をエツジヤ圧延機に至るまでの間で上
下左右において確実に挾み込むようになるので、たとえ
貫通ガイドと形鋼のウェブとの間におおきなすき間が生
じ場合があったとしても形鋼のフランジ中心が偏ること
がなく、しかも上反りや下反りなどの形状変化を防止し
て精度の高い製品を安定して製造できる。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図および第３図はこの発明に従う装置の構
成説明図、 第４図、第５図（ａ）（ｂ）は形鋼のウェブと貫通ガイ
ドとの間に生じるすき間の関係を示す図、第６図はこの
発明に従う装置の制御系統図である。 １・・・ユニバーサル圧延機　　２・・・エツジヤ圧延
機２ａ・・・ロール　　　　　　　３・・・貫通ガイド
３ａ・・・ガイド本体　　　　　３ｂ・・・スライダー
３ｃ・・・サポートフレーム　　４・・・ガイドローラ
ー５・・・クラッチ ７・・・位置検出器 ９・・・記憶演算装置 Ｌ・・・リフトロンド ロ・・・シンクロ ８・・・制御装置 り、Ｄ’・・・駆動源 ｌ・・・昇降手段 ０ お

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、ウェブおよびフランジを有する形鋼の圧延に供する
   ユニバーサル圧延機と、鼓形の水平ロール対を備えたエ
   ッジャ圧延機およびエッジャ圧延機のロール対のすき間
   を通り抜け被圧延材のウェブを挟んで上下に位置しかつ
   左右に幅可変とした上下各一対のエッジャ貫通ガイドと
   の組合せからなる圧延装置において、エッジャ圧延機の
   入側および出側の上下に被圧延材の左右のフランジ幅端
   面に接して転動し上記貫通ガイドとともに上下に移動可
   能でかつエッジャ圧延機のロール対と等しい形状をもつ
   ガイドローラーを配設し、このガイドローラーにエッジ
   ャ圧延機のロール対のロール間隔の変更に連動して各ガ
   イドローラーを個別に上下に移動させる昇降手段を設け
   たことを特徴とする形鋼の圧延装置。