JPH0350126Y2 - - Google Patents

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JPH0350126Y2
JPH0350126Y2 JP17525886U JP17525886U JPH0350126Y2 JP H0350126 Y2 JPH0350126 Y2 JP H0350126Y2 JP 17525886 U JP17525886 U JP 17525886U JP 17525886 U JP17525886 U JP 17525886U JP H0350126 Y2 JPH0350126 Y2 JP H0350126Y2
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vibration
bobbin
tube
optical fiber
groove
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、光フアイバを装填するための管巻
装体、特に光フアイバを振動装填するに適した巻
装体に関するものである。
(従来の技術) 近年広く用いられるようになつた光通信ケーブ
ルは、光フアイバが強度的に弱いことから、金属
被覆をした光構造のものが要求されるようになつ
て来ている。従来、金属管等の管内部に光フアイ
バを装填した光フアイバ線を製造する方法とし
て、テープ成形−溶接法(例えば特開昭60−
46869)あるいはパイプ挿入法(例えば特開昭58
−25606)が知られている。
前者の方法は、金属テープを管状に成形し、テ
ープの両側縁を溶接して管を製造しながら光フア
イバを挿入していく方法であり、これには光フア
イバが溶接点を通過する際、溶接熱の影響を受け
変質し易い、また管の径が2mm以下と細径の場
合、技術的に挿入が困難である、などの欠点があ
る。
他方、後者の方法は、鋼線入りアルミパイプを
製造したあと、該パイプを縮径加工し、次いでパ
イプ内の鋼線を光フアイバに引き替えるものであ
り、これにも製造工程が複雑化すること、或いは
断線の危険があるためフアイバの強度以上の引き
替え力が使用できないことから長尺のものは困難
であること、などの欠点があつた。
本出願人等は、上記した欠点を改良すべく種々
研究・実験を重ねた結果、特に金属被覆の光フア
イバを複雑な工程を経ないで効率よく得ることが
でき、しかも光フアイバの変質や疵を防止できか
つ細径・長尺の管であつても光フアイバが挿入可
能な画期的な装填方法を完成し、既に出願してい
る(特願昭60−181126)。
(考案が解決しようとする問題点) 上記特願昭60−181126の発明は、光フアイバを
挿入する管の巻装体、例えばボビンに振動を付与
しながら光フアイバを徐々に装填することを骨子
としているが、実際の操業に際しては、種々改良
すべき点がある。就中、直接振動させるボビンと
これに巻装する管状体との密着度が、光フアイバ
の装填作業に大きな影響を与える。
すなわち、管状体へ光フアイバを装填する際
は、管端に対し光フアイバを挿入した後、ボビン
に垂直振動および水平振動とを組み合わせたスパ
イラル振動を付与し、この振動を巻装した管に伝
達し、これにより光フアイバの管内への装填を行
うようにしている。
したがつて、管がボビンに緊密に密着していな
いと、振動が正確に伝達せず、光フアイバの円滑
な装填は不可能になる。特に、巻装体を構成する
ボビン胴部に管を巻装する場合、管はボビン径方
向には胴部に密着し易いが、ボビン軸方向には密
着が困難で、そのため垂直振動に乱れを生じ易
い、問題点が考えられる。
本考案は、このような光フアイバの振動装填に
おける問題点、特にボビンに管状体を巻装する場
合に生じる問題を解決するためになされたもので
ある。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、この目的を達成するため次のように
構成する。すなわち、 光フアイバを挿入するための管を胴部に巻装し
たボビンからなりかつ該ボビンに振動を付与して
管内に光フアイバを装填する管巻装体であつて、
前記ボビン胴部の円周方向に、ボビン軸心方向に
凹凸が連続するように溝を設け、該溝の凹部に管
を密接したことを特徴とする光フアイバ装填用管
巻装体である。
(作用) 光フアイバの管への挿入に際し、管をこのよう
にボビン胴部の溝の凹部内に密接できるため、ボ
ビンの振動を精度良く管に伝達し得ることにな
り、光フアイバの振動装填を円滑かつ効率良く行
うことが可能となる。
なお、本考案におけるこれまでの説明及び以降
の説明において、光フアイバとは、コアとクラツ
ド層からなる素フアイバと、この素フアイバに合
成樹脂、金属、セラミツクなどでコーテイングし
たもの、さらには単心或は多心もしくはより線状
のものを包含する。また、管とは、鋼、アルミニ
ウム製の金属管が主体となるが、勿論プラスチツ
ク管の如き非金属管であつてもよい。さらに、振
動とは、先の特願昭60−181126において記載して
いるスパイラル振動の他、水平回転振動を含むも
のである。
(実施例) 以下本考案の実施例を図面に基いて説明する。
第1図aは本考案を設けた振動装填装置の全体
図、第1図bはボビンの1例を示すもの、第2図
は振動テーブルの平面図、第3図はボビンの溝形
成例を、第4図は溝形状例を示すものである。
図示するように鋼管Pの巻装体Rは、そのボビ
ン1の胴部の円周方向に、ボビン軸心方向に凹凸
が連続するように溝部12を設け、該溝部の凹部
に鋼管Pを密接して構成したものである。そし
て、巻装体Rは、該ボビン1の下部フランジ外周
縁、軸孔部をそれぞれ振動テーブル2の固定治具
9等で固定することにより振動モータ3a,3b
の振動を確実に受けるように振動テーブル2上に
載置固定される。振動テーブル2には1対の振動
モータ3a,3bを鉛直線より約30°傾斜させて
一体的に取付け、該1対の振動モータにより巻装
体すなわち管に巻装体中心軸を中心とする振動を
与える。振動テーブル2はスプリング4を介して
架台5に取付けられることにより、振動テーブル
の振動が架台5に伝わらないようになつている。
本具体例では振動モータとして回転軸の両端に
設けた不平衡重錘の回転により生じる遠心力を利
用して振動を発生されるロータリーバイブレータ
を採用し、これを2個、振動テーブル2に管巻装
体Rの軸線Cに対して対称になるように取り付け
る。この1対の振動モータ3a,3bの振動面が
水平に設置した振動テーブル2面に対してなす角
度は等しく、さらに振動モータの他の振動条件
(振動数、振幅等)、バイブレータの回転方向も等
しくしてあり、この1対のバイブレータによる振
動を合成したスパイラル振動を振動テーブル2に
与えるよう構成している。なお、ロータリーバイ
ブレータによる振動に変えて、クランク式や電極
石式の振動を付与してもよい。
このような振動を振動テーブル2に与えると、
該テーブル上の物品は振動モータ3a,3bの中
間軸を中心として円運動(図示の例では反時計方
向の円運動)を行う。この中間軸と鋼管巻装体R
の巻装中心軸が一致するように巻装体Rを振動テ
ーブル上に載置することにより、巻装体Rの軸と
振動テーブル2の振動中心軸を一致させることが
できる。
ボビン1に緊密に巻かれた鋼管Pはボビン1の
下部に管入口端7を、また上部に管終端8を有
し、該管端7とほぼ同一軸線上に水平状の防振ガ
イド11が近接配置されている。さらに該防振ガ
イドの入側(ボビンの反対側)には、光フアイバ
の送給を行う光フアイバ供給スプール10が設け
られている。
本考案において上記ボビン1の胴部に形成する
溝としては、第1図bに示すように、シエーバ加
工により連続したねじ状溝12とするか、あるい
は第3図aに示すように、ボビンフランジに平行
な円状溝13を多数軸方向に形成しても良い。し
かも溝はボビン胴部全周に設けることなく、第3
図bに示す如く、溝部13と平滑部14というよ
うに、部分的に形成することもできる。
また、溝部自体の形状についても、第4図に示
す溝断面の如く、aの三角形状溝あるいはbの円
弧状溝であつてもよい。要は破線で示す管Pがボ
ビン軸方向・円周方向に強力に保持される形状で
あればよい。
次に、図示の設備の操作について説明する。上
記したスパイラル振動を振動テーブル2を介して
鋼管巻装体R、即ちボビン1に与えると、該振動
が直接管Pに伝達され、この振動の搬送力により
巻装体下方の管端7から供給した光フアイバ6は
連続的に鋼管P内に進入して行く。すなわち光フ
アイバ6はスプール10から繰り出されて、防振
ガイド11から管端7を経て鋼管P内へ送り込ま
れ、巻装体Rの振動により移動し、所定時間後に
巻装体全体に装填される。
上記の振動装填において、ボビン胴部の溝凹部
で管が緊密に保持され、ボビン1の振動を確実に
管に伝えるとともに、管自身の自由度を極力抑
え、乱振動を防止する。特に、管はボビン軸方向
に動き易いが、本考案ではこの軸方向の動きを溝
により有効に抑止するため、円滑・効率的なフア
イバ装填が可能となる。
なお、管Pはボビン1に対し1層巻きに限ら
ず、複数層巻装する場合が多い。この場合は1層
目はボビン胴部の溝に密接するが、2層目以降は
前層の管の間に入り込むことになる。
(考案の効果) 以上説明したごとく本考案の巻装体によれば、
ボビンの振動を精度高く管状体に伝達し得るた
め、光フアイバの管への振動装填に際し、確実に
管内部へ送り込むことができ、光フアイバの円滑
な装填を実現する。
【図面の簡単な説明】
第1図aは本考案の巻装体を組込んだ振動装填
設備例を示す側面図、第1図bはボビンの1例を
示すもの、第2図は振動テーブルの平面図、第3
図a,bはボビンの溝形成例を、第4図は溝形状
の例を示すものである。 R……巻装体、P……鋼管、C……振動中心
軸、1……ボビン、2……振動テーブル、3a,
3b……振動モータ、6……光フアイバ、7……
管入口端、8……管終端、10……スプール、1
1……防振ガイド、12,13……溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 光フアイバを挿入するための管を胴部に巻装し
    たボビンからなりかつ該ボビンに振動を付与して
    管内に光フアイバを装填する管巻装体であつて、
    前記ホビン胴部の円周方向に、ボビン軸心方向に
    凹凸が連続するように溝を設け、該溝の凹部に管
    を密接したことを特徴とする光フアイバ装填用管
    巻装体。
JP17525886U 1986-11-17 1986-11-17 Expired JPH0350126Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17525886U JPH0350126Y2 (ja) 1986-11-17 1986-11-17

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17525886U JPH0350126Y2 (ja) 1986-11-17 1986-11-17

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63167433U JPS63167433U (ja) 1988-11-01
JPH0350126Y2 true JPH0350126Y2 (ja) 1991-10-25

Family

ID=31114414

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JP17525886U Expired JPH0350126Y2 (ja) 1986-11-17 1986-11-17

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JPS63167433U (ja) 1988-11-01

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