JPH0350035Y2 - - Google Patents

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JPH0350035Y2
JPH0350035Y2 JP14339585U JP14339585U JPH0350035Y2 JP H0350035 Y2 JPH0350035 Y2 JP H0350035Y2 JP 14339585 U JP14339585 U JP 14339585U JP 14339585 U JP14339585 U JP 14339585U JP H0350035 Y2 JPH0350035 Y2 JP H0350035Y2
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nozzle
slit
horizontal plate
sliding body
cylinder
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、注出キヤツプに係り、特に、傾斜部
を有する摺動体の摺動により、ノズルを下上動さ
せ、このノズルの下上動により、注出路を開閉す
るタイプの注出キヤツプに関する。
〔従来の技術〕
従来、この種の注出キヤツプとして、実開昭57
−110048号公報に記載されものが知られている。
これは、第4図、第5図に示すように、中央に注
出筒41を設けてあるキヤツプ本体42を容器4
3の口頚部44に螺着してあるとともに、このキ
ヤツプ本体42の注出筒41の下端中央に弁座突
起45を設け、さらに、キヤツプ本体42上部に
注出筒41を横断する横孔46形成してある。そ
して、この横孔46内に摺動体47を摺動自在に
嵌挿し、この摺動体47の上面を形成している平
板に摺動方向に向かうスリツト48を形成し、こ
のスリツト48を設けてある平板は、順次高段平
板部49、傾斜平板部50、低段平板部51とな
つている。さらに、このスリツト48を貫通して
ノズル52が注出筒41内に下上動自在に嵌入さ
れ、このノズル52は中央部外周にスリツト48
の形成してある平板の厚さに略等しい幅の環状溝
53を形成してあり、この環状溝53にスリツト
48を形成している平板、すなわち高段平板部4
9、傾斜平板部50、低段平板部51を噛み合わ
せて、摺動体47の摺動により、とりわけ傾斜平
板部50が環状溝53内を摺動することによりノ
ズル52が下上動するようになつており、ノズル
52の下動時にノズル52の下端開口部が弁座突
起45に当接して塞がれ、ノズル52上動時に下
端開口部が開いて、容器43内を液体を注出でき
るようにしてある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、このような構造では、ノズル52の下
上動のためにはノズル52の周囲に設けた環状溝
53の幅と平板の厚さとを略同一にしなければ、
摺動体47の摺動によりノズル52を下上動させ
ることができないのであるが、このようにする
と、ノズル52の軸直角方向に向く環状溝53に
対して傾斜平板部50が斜めに交差して噛み合う
ので、その噛み合いがうまくいかず、環状溝53
内での傾斜平板部50の摺動にかなりの抵抗が生
じ、ノズル52の下上動がうまく行なわれないと
い問題が生じている。従つて、摺動体47の操作
を円滑に行うことができないとともに、これにと
もない、ノズル52の下動時におけるノズル52
下端開口部の弁座突起45による閉鎖が確実に行
なわれないおそれがあつた。
また、この従来のものは摺動体47を横孔41
内に入れた状態でノズル52を注出筒41内に挿
入し、その注出筒41内で摺動体47のスリツト
48にノズル52を貫通させて組み立てる必要が
あり、外部から見えない状態でノズル52のスリ
ツト48への貫通作業を行わなければならないこ
とから、その組み立てが容易でないという問題が
ある。
本考案は、このような点に鑑みなされたもの
で、傾斜部を有する摺動体の摺動により、ノズル
を下上動させ、このノズルの下上動により、注出
路を開閉するタイプの注出キヤツプにおいて、ノ
ズルの下上動を確実にならしめるとともに、注出
路の開閉も確実にし、しかも組み立ても容易にす
ることを技術的課題とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、前記技術的課題を解決するため、次
のような技術的手段をとつた。
すなわち、容器1の口頚部2内に、下面に導出
口3を有するとともに、その下面中央に弁座突起
4を突設してあるシリンダ5を嵌合する。そして
このシリンダ5の上面を覆う水平板6を有すると
ともに、水平板6の両側に起立壁10を立設して
ガイド溝11を形成してあるキヤツプ本体7を前
記口頚部2に取り付ける。さらに、このガイド溝
11内に、摺動体21を摺動自在に設ける。この
摺動体21には、その摺動方向にスリツト22を
形成してあるとともに、このスリツト22の長さ
方向両側縁部を、順次高段部23、傾斜部24、
低段部25としてある。さらに、この摺動体21
のスリツト22と水平板6とを貫通し、下端がシ
リンダ5内に位置するノズル31を下上動自在に
設け、このノズル31の基端に、前記シリンダ5
内に密嵌するフランジ32を設ける。このフラン
ジ32と前記水平板6との間にはノズル31を下
動方向に付勢するコイルスプリング35を張設
し、ノズル31の下動時に前記弁座突起4にノズ
ル31の下端開口部が当接して塞がれるようにす
る。また、ノズル31の先端外周に前記スリツト
22の両側縁部たる高段部23、傾斜部24、低
段部25の上側に引つ掛かる環状突起33を突設
して注出キヤツプとする。
〔作用〕
ノズル31先端が低段部25側になるようにし
た場合、ノズル31はコイルスプリング35の付
勢力で下動して、その下端開口部が弁座突起4に
当接して塞がれている。そして、摺動体21を摺
動させると傾斜部24によりノズル31先端の環
状突起33が傾斜部24により押し上げられ、こ
れによりノズル31がコイルスプリング35の付
勢力に抗して上動し、ノズル31の下端開口部が
開き、環状突起33が高段部23に引つ掛かる位
置に来たところでは、ノズル31の下端開口部が
開いたままに保持される。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を第1図乃至第3図に
基づいて説明する。
フレキシブルな容器1の口頚部2内に、下面に
導出口3を有するとともに、この下面中央に弁座
突起4を突設してあるシリンダ5を嵌合してあ
る。
そして、このシリンダ5の上面を覆う水平板6
を有するキヤツプ本体7が、水平板6の下面中央
に垂設した円筒8により容器1の口頚部2に嵌着
されている。このキヤツプ本体7は水平板6が容
器1の横断面形状に合わせて形成してあり、この
水平板6の周縁に周壁9が垂設してあるととも
に、水平板6の両側に周壁9とともに一体となつ
ている一対の起立壁10を立設してあり、この起
立壁10と水平板6とでガイド溝11を形成して
ある。
このガイド溝11内には、摺動体21が摺動自
在に設けられており、この摺動体21の上面に
は、その摺動方向にスリツト22を形成してある
とともに、このスリツト22の長さ方向両側縁部
を、順次高段部23、傾斜部24、低段部25と
してある。
さらに、この摺動体21のスリツト22と水平
板6とを貫通し、下端がシリンダ5内に位置する
ノズル31が下上動自在に設けられている。この
ノズル31の下端には前記シリンダ5内に密嵌す
るフランジ32が設けられているとともに、ノズ
ル31の上端外周に前記スリツト22の高段部2
3、傾斜部24、低段部25の上側に引つ掛かる
環状突起33が突設してある。
前記フランジ32と前記水平板6との間には、
ノズル31を下動させるコイルスプリング35が
張設され、ノズル31の下動時に前記弁座突起4
にノズル31の下端開口部が当接して塞がれるよ
うになつている。次に、この実施例の作用につい
て説明する。
低段部25にノズル31の環状突起33が引つ
掛かつている位置で、ノズル31はコイルスプリ
ング35の付勢力で下動状態に保持され、その下
端開口部は弁座突起4に押し付けられて塞がれ、
注出路は閉じてている。
この状態から摺動体21を摺動させると、傾斜
部24により環状突起33が押し上げられ、ノズ
ル31がコイルスプリング35の付勢力に抗して
上動し、ノズル31の下端開口部が弁座突起4か
ら離れて注出路が開く。
そして、環状突起33が高段部23に引つ掛か
る位置に摺動体21が来ると、ノズル31が上動
した状態に保持されるので注出路も開いたままに
保持される。
そこで、容器1を逆さにして押しつぶすと内容
液が導出口3からノズル31を通つて外部へと注
出される。
また、組み立てに際し、摺動体21のスリツト
22内へのノズル31先端部の貫通作業は、ノズ
ル31をキヤツプ本体7内に組み込んだ後、ガイ
ド溝11内に摺動体21を設置する際に目視で確
認しながら行う。
〔考案の効果〕
本考案によれば、ノズル31がコイルスプリン
グ35で下動方向に付勢され、その付勢力によつ
てノズル31の下端開口部が弁座突起4に確実に
当接するので、下端開口部すなわち注出路の閉鎖
が確実である。
また、摺動体21はスリツト22を形成してい
る縁部でノズル31の環状突起33を下側から支
えて引つ掛けておくだけであるから、傾斜部24
によりノズル31の下上動が円滑に行なわれる。
さらに、ノズル31のスリツト22への貫通作
業は、摺動体21をガイド溝11内に設けるよう
にしたことにより、目視で確認しつつ行え、よつ
て、組み立てが容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の注出路を閉じた状
態の縦断面図、第2図は注出路を開いた状態の縦
断面図、第3図はその斜視図、第4図は従来例を
示す分解斜視図、第5図はその縦断面図である。 1……容器、2……口頚部、4……弁座突起、
5……シリンダ、6……水平板、10……起立
壁、11……ガイド溝、21……摺動体、22…
…スリツト、23……高段部、24……傾斜部、
25……低段部、31……ノズル、32……フラ
ンジ、33……環状突起、35……コイルスプリ
ング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 容器1の口頚部2内に、下面に導出口3を有す
    るとともに、その下面中央に弁座突起4を突設し
    てあるシリンダ5を嵌合し、このシリンダ5の上
    面を覆う水平板6を有するとともに、水平板6の
    両側に起立壁10を立設してガイド溝11を形成
    してあるキヤツプ本体7を前記口頚部2に取り付
    けるとともに、このガイド溝11内に、摺動体2
    1を摺動自在に設けるとともに、この摺動体21
    には、その摺動方向にスリツト22を形成してあ
    るとともに、このスリツト22の長さ方向両側縁
    部を、順次高段部23、傾斜部24、低段部25
    としてあり、さらに、この摺動体21のスリツト
    22と水平板6とを貫通し、下端がシリンダ5内
    に位置するノズル31を下上動自在に設け、この
    ノズル31の基端に、前記シリンダ5内に密嵌す
    るフランジ32を設けるとともに、このフランジ
    32と前記水平板6との間にノズル31を下動方
    向に付勢するコイルスプリング35を張設し、ノ
    ズル31の下動時に前記弁座突起4にノズル31
    の下端開口部が当接して塞がれるようにし、ま
    た、ノズル31の先端外周に前記スリツト22の
    両側縁部たる高段部23、傾斜部24、低段部2
    5の上側に引つ掛かる環状突起33を突設してあ
    ることを特徴とする注出キヤツプ。
JP14339585U 1985-09-19 1985-09-19 Expired JPH0350035Y2 (ja)

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JP14339585U JPH0350035Y2 (ja) 1985-09-19 1985-09-19

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JPS6252150U JPS6252150U (ja) 1987-04-01
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