JPH0350005Y2 - - Google Patents

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JPH0350005Y2
JPH0350005Y2 JP1985130779U JP13077985U JPH0350005Y2 JP H0350005 Y2 JPH0350005 Y2 JP H0350005Y2 JP 1985130779 U JP1985130779 U JP 1985130779U JP 13077985 U JP13077985 U JP 13077985U JP H0350005 Y2 JPH0350005 Y2 JP H0350005Y2
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film sheet
packaging
edges
sealing
roller
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は例えばプレハブ式冷蔵庫や建物用の
パネル等の被包装体をフイルムシートにて包装す
るフイルムシート用包装装置に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
一般に製造された上記パネルを梱包する場合に
は厚紙やライナー紙によつて折込み包装する方法
が採用されている。また、いわゆるシユリンク包
装と称されるフイルムシートを熱圧着方式でシー
ルする方法も知られている。更には、被包装体及
びフイルムシートを搬送するコンベアの両側に上
下に対峙するデイスクシーラーにて形成されるシ
ール部を配設し、各シール部の両側に上下一対の
搬送ベルトコンベアを配設して、フイルムシート
の両縁部を連続的にシールするシール装置も知ら
れている(特開昭51−484号公報参照)。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、前者すなわち厚紙やライナー紙
によつて折込み包装する包装方法では、専用のサ
イズの包装用紙を予め用意しておく必要があり、
また、梱包作業に多くの時間を要すると共に、熟
練を要するという欠点があり、しかも、ストツク
スペースが必要で、高価になるなどの問題もあつ
た。また、後者すなわちフイルムシートを熱圧着
方式でシールする方法においては皺が発生した
り、密封性の点で難点があり、更には、シール後
の不要な耳部を除去するために切断手段を別途に
設ける必要があり、また、切断された耳部が装置
に絡み付いてシール作業に支障をきたすという問
題があつた。また、特開昭51−484号に記載のシ
ール装置においては、上下に対峙するデイスクシ
ーラーを接触させてフイルムシートの端部を溶着
するため、後工程側に切断手段を設けなければな
らず、作業能率が低下するという問題がある。し
かも、供給側で発生した皺や搬送途中で発生した
皺がコンベア部に送られると、シール部の加熱手
段が一定であるため、加熱不足の場合が不連続に
発生してシールが不完全となる。更には、フイル
ムシートのベルトコンベアへの食い込みが悪くな
り、ベルトから外れて搬送に支障をきたすという
問題もある。
この考案は上記事情に鑑みなされたもので、フ
イルムシートに皺を発生させることなく、フイル
ムシートの縁部を溶着・溶断して、効率のよいシ
ール作業を可能にしたフイルムシート用包装装置
を提供することを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、この考案のフイル
ムシート用包装装置は、被包装体及び包装用フイ
ルムシートを搬送する搬送コンベアと、この搬送
コンベアに関して上下位置から供給される上下包
装用フイルムシートと、上記搬送コンベアの両側
部において上記フイルムシートの両縁部をシール
すべく当接する左右一対のシール部及び上記上下
包装用フイルムシートを幅方向に横断する昇降可
能な端部処理用ヒーターとで構成されるフイルム
シート用包装装置において、上記シール部は、ヒ
ーターで加熱されると共に先端の溶着・溶断部が
少なくとも下方に稜線を有する錐形をなす金属棒
を有する加熱手段と、この加熱手段の下方におい
て上記金属棒が接線方向に接すると共にその先端
の稜線が底部に位置するV形挿入溝を有する回転
可能な受けローラーとで構成され、上記シール部
における被包装体及び包装用フイルムシートの供
給側にはシール部に向つて空気を噴射するフイル
ムシート縁部矯正用空気ノズルを配設すると共
に、シール部における被包装体及び包装用フイル
ムシートの取出し側には溶断されたフイルムシー
トの耳部を回収する吸引ダクトを配設して成るも
のである。
この考案において、上記搬送コンベアは、被包
装体及び包装用フイルムシートを搬送する主コン
ベアと、加熱手段の両側に位置してそれぞれ上下
包装用フイルムシートの上下部を挾持しつつ搬送
する上下及び左右一対のフイルムシート用搬送ベ
ルトコンベアと、上記加熱手段の前処理側に位置
して上記フイルムシートの縁部を挾持して外側へ
の張力を付勢する外向き引張りローラーと、上記
シール部の後処理側に配設されかつ互いに接触回
転しつつフイルムシートの縁部の圧着及び分離を
行う上部段付ローラーと下部段付ローラーとから
成るフイルムシートの圧着・分離部とで構成され
ている。
〔作用〕
上記技術的手段は次のように作用する。
搬送コンベアに送込まれる被包装体の上下方向
から包装用フイルムシートが供給されて被包装体
がフイルムシートにて包囲された後、フイルムシ
ートの縁部にシール部の加熱手段が当接してフイ
ルムシートを溶融しつつ両フイルムシートを直線
状に順次融着すると共に、溶断する。この際、溶
断されるフイルムシートの縁部には供給側からシ
ール部に向つてフイルムシート縁部矯正用空気ノ
ズルから空気が噴射されるため、フイルムシート
の縁部は搬送方向に押され、供給部あるいは搬送
途中で発生した皺を防止することができ、この状
態でフイルムシートの不要な縁部は正確に溶断さ
れる。そして、溶断された耳部はシール部の取出
し側に配設された吸引ダクトにより回収されるた
め、溶断されたフイルムシートの耳部が装置に絡
み付く心配がなく、被包装体のシール作業を確実
かつ迅速に行うことができる。また、搬送コンベ
アにより、フイルムシート及び被包装体を確実に
搬送すると共に、シール後のフイルムシートの圧
着及び分離を確実に行うことができる。
〔実施例〕
以下にこの考案の実施例を図面に基いて説明す
る。
第1図はこの考案のフイルムシート用包装装置
の構造の概略側面図、第2図はその要部の側面
図、第3図は装置全体の構造の斜視図が示されて
いる。
この考案の包装装置は、被包装体1及び包装用
フイルムシート2を搬送する搬送コンベア10
と、この搬送コンベア10に関して上下位置から
供給される上下包装用フイルムシート2と、上記
搬送コンベア10の両端部において上記フイルム
シート2の両縁部をシールすべく当接する左右一
対のシール部20及びシール部20の加熱手段2
0′と共働して溶着・溶断を司る受けローラー2
3と、上記上下包装用フイルムシート2を幅方向
に横断する昇降可能な端部処理用ヒーター30と
で主要部が構成されている。
また、この考案の包装装置は、シール部20に
おける被包装体1及びフイルムシート2の供給側
にフイルムシート縁部矯正用空気ノズル7を配設
して成り、この空気ノズル7によつて供給側から
シール部20に向つて空気を噴射することによ
り、フイルムシート2の縁部は搬送方向に押され
るので、供給部あるいは搬送途中に発生した皺を
防止することができるようになつている。また、
シール部20における被包装体1及びフイルムシ
ート2の取出し側にはシール部20にて溶断され
たフイルムシート2の耳部2aを回収する吸引ダ
クト8が配設されており、シール部20で溶断さ
れた不要な耳部が回収されるようになつている。
上記搬送コンベア10は、被包装体1及び包装
用フイルムシート2を搬送するベルトコンベア等
で構成される主コンベア12と、その両側にてフ
イルムシート2の両側縁の上下部を挾持しつつ搬
送する上下及び左右対象のフイルムシート用搬送
ベルトコンベア16と、上記各シール部20の前
処理側に位置してフイルムシート2の縁部を挾持
して外側に張力を付勢する上下一対の外向き引張
りローラー18とで構成されている。この場合、
上記フイルムシート用搬送ベルトコンベア16を
構成する上下に対向する外側ベルトコンベア5
0,60は、それぞれ2個のプーリー52あるい
は62と、これらプーリー52,62に掛渡され
るVベルト54,64とで構成され、また、搬送
ベルトコンベア16を構成する内側のベルトコン
ベア56,66は、外側ベルトコンベア50,6
0の後処理側位置と前処理位置のプーリー52,
62と同軸上及びそれらの前方に配設される3個
のプーリー58,68と、これらプーリー58,
68に掛渡されるVベルト59,69とで構成さ
れている。したがつて、内外のベルトコンベア5
0,56,60,66は2つの外側プーリー5
2,62あるいは内側プーリー58,68間に掛
渡された部分において互いに対向して上記フイル
ムシート2の側縁部の上下部を挾持しつつ搬送す
ることができるようになつている(第7図参照)。
また、上記外向き引張りローラー18は、その外
周は例えばゴム等の柔軟材質にて形成され、ま
た、第6図に示すように、被包装体1及びフイル
ムシート2の搬送方向に沿つて外向きに配設され
ると共に上記外側ベルトコンベア54,64のプ
ーリー52,62との間に掛渡された伝達ベルト
70を介して回転されるようになつている。
なお、上記搬送ベルトコンベア16を構成する
外側ベルトコンベア50,60、内側ベルトコン
ベア56,66及び外向き引張りローラー18の
回転駆動は1つのモーター80にて行なわれるよ
うになつている。この場合、駆動機構は、第2図
に示すように、モーター80の駆動軸82に装着
された駆動スプロケツト84と、上記搬送ベルト
コンベア16の後処理側プーリー52,58,6
2,68と同軸上に装着された従動スプロケツト
86,88との間にテンシヨン用スプロケツト8
1を介して掛渡される動力伝達チエーン83にて
構成され、モーター80の回転が搬送ベルトコン
ベア16の上下部において互いに反対方向に伝達
されるようになつている。
一方、上記シール部20は、第2図及び第7図
に示すように、半田こてと同様な構造を有する加
熱手段20′にて構成されており、この加熱手段
20′は、ヒーター22にて加熱されると共に先
端には少なくとも下方に稜線が現れる錐形の溶
着・溶断部26を有する銅等の熱伝導性の良好な
金属棒24にて構成され、また、この加熱手段2
0′の下方には、上記金属棒24が接続方向に接
すると共にその先端の稜線が底部に位置するV形
挿入溝21を有する受けローラー23が回転軸2
5により軸支されている。したがつて、金属棒2
4の溶着・溶断部26の先端側辺と受けローラー
23のV形挿入溝21の底部側辺とでフイルムシ
ート2の溶着が行なわれると同時に、溶着・溶断
部26の先端とV形挿入溝21の底部尖端部とで
フイルムシート2の溶断が行われる(第8図参
照)。この場合、受けローラー23はVベルト6
4,69の上部辺にて回転駆動される。
なお、加熱手段20′の後処理側にはフイルム
シート2の縁部を圧着すると共に不要縁部を除去
するためのフイルムシート用の圧着・分離部28
が設けられている。この圧着・分離部28は、第
12図ないし第14図に示すように、上方に位置
する圧着用小径部28aと分離用大径部28bと
を有する上部段付ローラー28cと、圧着用大径
部28dと分離用小径部28eとを有する下部段
付ローラー28fとで構成されており、そして、
上記モーター80により互いに接触回転するよう
になつている。このように構成される上部段付ロ
ーラー28cと、下部段付ローラー28fは、圧
着用大径部28aと圧着用小径部28dとでフイ
ルムシート2の縁部の圧着を行い、また、分離用
大径部28bと分離用小径部28eとの間で両ロ
ーラー28c,28fの回転方向の引張りと剪断
作用を受けて、フイルムシート2の不要部の離隔
が行われるようになつている。なお、圧着・分離
部28の後処理側には必要に応じてカツタ14を
取付けることもできる。このカツタ14は、圧
着・分離部28が故障等した場合に使用されて、
フイルムシート2の不要縁部の除去を行うもので
ある。
また、上記加熱手段20′は、その基端部が装
置の固定フレーム41にピン43をもつて垂直方
向に回転可能に装着され、そして、加熱手段2
0′を保持する支持板42の下面に設けられた当
接板46に向つて固定フレーム側に水平に配設さ
れた押圧シリンダー47の押圧プランジヤ48が
当接することにより、当接板46は、第2図にお
いて反時計方向に回転して、加熱手段20′の垂
直方向の移動調整が行えるようになつている。ま
た、加熱手段20′が不使用の時には上昇したま
ま保持することができる。なお、加熱手段20′
を水平方向に移動調整するには、上記支持板42
を固定フレーム41に対して水平移動可能に取付
ければ、幅方向の調節が可能となる。
一方、上記空気ノズル7は、図示しないコンプ
レツサに接続されて圧縮空気Aをシール部20に
おけるフイルムシート2の縁部に噴射するように
なつており(第4図及び第5図参照)、この圧縮
空気Aをフイルムシート2の縁部に噴射すること
により、第10図に示すように、フイルムシート
2の供給の際あるいはベルトコンベア50,5
6,60,66の搬送途中にフイルムシート2の
縁部に発生する皺Bを防止し、加熱手段20′に
よつて正確な溶着・溶断を行うことができる。な
おこの場合、空気ノズル7の垂直方向の噴射角度
を被包装体1の厚味に対応して調節可能にしてお
けば、より一層正確なシール作業を行うことがで
きる。
上記吸引ダクト8は耳処理室9bを介して真空
ポンプ等の吸引手段9aと接続されており、第1
1図に示すように、上記加熱手段20′によつて
溶断されたフイルムシート2の耳部2aを耳処理
室9b内に回収して、耳部2aの装置への絡み付
きを防止している。
上記搬送コンベア10に供給される上下包装用
フイルムシート2は、第1図に示すように、上記
搬送コンベア10の前工程側である被包装体供給
部3に関して上下部にそれぞれ配設される上部フ
イルムシート用ローラー4及び下部フイルムシー
ト用ローラー5に巻装されており、そして、各ロ
ーラー4,5に巻装されたフイルムシート2はそ
れぞれガイドローラー6を介して上記搬送コンベ
ア10の供給側に案内されている。なおこの場
合、上下フイルムシート用ローラー4,5を2組
配設しておけば、これらローラー4,5のうちの
一方のローラーのフイルムシート2が使い果てた
場合には他方のローラーを使用でき、連続作業に
便宜となる。
上記端部処理用ヒーター30は、第9図に示す
ように、上記加熱手段の前工程側に垂直状に配設
される昇降用エアーシリンダー32と、このエア
ーシリンダー32から下方に突出するプランジヤ
ー31の下端に装着されたコ字状の圧着板34及
びこの圧着板34の下端開口部に張設されるニク
ロム線等のヒーター線36とで構成されており、
そして、装置側に設けられたガイド板38に沿つ
て摺動可能に配設されると共に、圧着板34から
突出する突起33がガイド板38に穿設された長
孔35内を案内されるようになつている。この場
合、圧着板34の突起33には上記被包装体供給
部3を構成するガイドローラー6の1つが装着さ
れ、ヒーター30の昇降に伴つて上部フイルムシ
ート2に引張り力が付勢されるようになつてい
る。なお、上記ヒーター30に対向して下方には
耐熱材製の受け台37が設置されている。
上記のように構成されるこの考案の包装装置に
おいて、被包装体1であるパネルの包装を行うに
は、まず、上下部フイルムシート用ローラー4,
5に巻装されているフイルムシート2を端部処理
用ヒーター30の下部まで供給して両フイルムシ
ート2の端部を溶融圧着した後、パネル1を被包
装体供給部3に送込んでこのパネル1をフイルム
シート2間に挿入しつつ搬送コンベア10にて搬
送する。次に、搬送コンベア10が駆動して被包
装体1及びフイルムシート2が移動されると、フ
イルムシート2の側縁部が外向き引張りローラー
18により挾持されつつ外側へ引張られて搬送コ
ンベア16に供給されると共に、空気ノズル7に
よつて圧縮空気Aがフイルムシート2の両縁部の
内側に噴射されて、皺Bの発生が防止される。こ
の状態でフイルムシート2の側縁部が内外のベル
トコンベア50,56,60,66にて挾持され
つつ移動されて加熱手段20′と受けローラー2
3との間に供給される。この際、加熱手段20′
を構成する金属棒24の溶着・溶断部26の稜線
が受けローラー23に接線方向に接すると共に、
V形挿入溝21の底部に位置しているので、フイ
ルムシート2の縁部は溶着されると同時に、溶断
される。さらに、パネル1及びフイルムシート2
が搬送されると、溶断されたフイルムシート2の
不要耳部2aは吸引ダクト8によつて吸引されて
耳処理室9b内に回収されるので、装置への絡み
付きによる弊害が防止される。
このようにしてパネル1の後端まで搬送された
後、端部処理用ヒーター30によつてパネル1の
後端に被着されたフイルムシート2が融着及び溶
断されて包装作業は終了する。
なお、上記実施例において、上記フイルムシー
ト2としてポリエチレン(厚さ60μm、融点105〜
115℃)を使用し、また、加熱手段20′のヒータ
ー22に24V、10Aのものを使用し、さらに、搬
送コンベア10の送り速度を4.5〜5.0m/min位
とした場合、良好な結果が得られた。
〔考案の効果〕
以上に説明したように、この考案の包装装置に
よれば、被包装体を包装するフイルムシートの縁
部を溶着・溶断するシール部における被包装体及
び包装用フイルムシートの供給側にはシール部に
向つて空気を噴射するフイルムシート縁部矯正用
空気ノズルを配設すると共に、シール部における
被包装体及び包装用フイルムシートの取出し側に
は溶断されたフイルムシートの耳部を回収する吸
引ダクトを配設して成り、かつ、上記シール部を
構成する加熱手段は、ヒーターで加熱されると共
に先端の溶着・溶断部が少なくとも下方に稜線を
有する錐形をなす金属棒にて構成され、この加熱
手段の下方には上記金属棒が接続方向に接すると
共にその先端の稜線が底部に位置するV形挿入溝
を有する受けローラーを枢支して成るため、以下
のような効果が得られる。
1 被包装体の前後辺におけるフイルムシートは
端部処理用ヒーターにより、また、両側は加熱
手段の金属棒により直線状にそれぞれ融着され
ると共に、両側の不要縁部は金属棒及び受けロ
ーラーによつて同時に溶断されるため、後工程
側に別途切断手段を設ける必要がなく包装作業
後直ちにトラツク等にて出荷することができ
る。
2 空気ノズルからの圧縮空気により皺を発生さ
せずに密封することができ、しかも、直線にて
上下フイルムシートを確実に融着するため、シ
ール部全体の仕上りを均一にしかつ美観を向上
させることができ、被包装体の品質を維持した
状態で流通過程におくことができる。
3 吸引ダクトにより溶断されたフイルムシート
の耳部を回収することができるため、耳部の装
置への絡み付きを防止することができると共
に、包装作業の向上を図ることができる。
4 装置の構造が簡単であるため、生産ラインへ
の組付けが容易であり、低廉にフイルムシート
用包装装置設備を実現することができる。
なお、上記実施例では被包装体の対象が建物用
のパネルである場合について説明したが、必ずし
もパネルに限定されるものではなく、その他の製
品であつても同様に包装することができることは
勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の包装装置の概略側面図、第
2図はこの考案の包装装置の要部を示す側面図、
第3図はこの考案の包装装置の斜視図、第4図及
び第5図はそれぞれこの考案における空気ノズル
の作用態様を示す平面図及びその側断面図、第6
図はこの考案におけるシール部の平面図、第7図
は第2図の−断面図、第8図は第7図の部
拡大断面図、第9図はこの考案における端部処理
用ヒーターの要部断面図、第10図は包装用フイ
ルムシートに皺が発生した状態を示す平面図、第
11図はこの考案におけるシール部において包装
用フイルムシートが溶断される状態を示す平面
図、第12図はこの考案におけるフイルムシート
用の圧着・分離部を示す側面図、第13図及び第
14図はそれぞれ第12図の平面図及び正面図で
ある。 符号説明、2……包装用フイルムシート、7…
…空気ノズル、8……吸引ダクト、10……搬送
コンベア、12……主コンベア、16……フイル
ムシート用搬送ベルトコンベア、18……外向き
引張りローラー、20……シール部、20′……
加熱手段、21……V形挿入溝、22……ヒータ
ー、23……受けローラー、24……金属棒、2
6……溶着・溶断部、28……フイルムシート用
圧着・分離部、28a……圧着用小径部、28b
……分離用大径部、28c……上部段付ローラ
ー、28d……圧着用大径部、28e……分離用
小径部、28f……下部段付ローラー、30……
端部処理用ヒーター、50,60……外側ベルト
コンベア、56,66……内側ベルトコンベア。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 被包装体及び包装用フイルムシートを搬送す
    る搬送コンベアと、この搬送コンベアに関して
    上下位置から供給される上下包装用フイルムシ
    ートと、上記搬送コンベアの両側部において上
    記フイルムシートの両縁部をシールすべく当接
    する左右一対のシール部及び上記上下包装用フ
    イルムシートを幅方向に横断する昇降可能な端
    部処理用ヒーターとで構成されるフイルムシー
    ト用包装装置において、上記シール部は、ヒー
    ターで加熱されると共に先端の溶着・溶断部が
    少なくとも下方に稜線を有する錐形をなす金属
    棒を有する加熱手段と、この加熱手段の下方に
    おいて上記金属棒が接線方向に接すると共にそ
    の先端の稜線が底部に位置するV形挿入溝を有
    する回転可能な受けローラーとで構成され、上
    記シール部における被包装体及び包装用フイル
    ムシートの供給側にはシール部に向つて空気を
    噴射するフイルムシート縁部矯正用空気ノズル
    を配設すると共に、シール部における被包装体
    及び包装用フイルムシートの取出し側には溶断
    されたフイルムシートの耳部を回収する吸引ダ
    クトを配設して成ることを特徴とするフイルム
    シート用包装装置。 (2) 搬送コンベアが、被包装体及び包装用フイル
    ムシートを搬送する主コンベアと、シール部の
    両側に位置してそれぞれ上下包装用フイルムシ
    ートの上下部を挾持しつつ搬送する上下及び左
    右一対のフイルムシート用搬送ベルトコンベア
    と、上記シール部の前処理側に位置して上記フ
    イルムシートの縁部を挾持して外側への張力を
    付勢する外向き引張りローラーと、上記シール
    部の後処理側に配設されかつ互いに接触回転し
    つつフイルムシートの縁部の圧着及び分離を行
    う上部段付ローラーと下部段付ローラーとから
    成るフイルムシートの圧着・分離部とで構成さ
    れる実用新案登録請求の範囲第1項記載のフイ
    ルムシート用包装装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2665540B2 (ja) * 1992-08-07 1997-10-22 トキワ工業株式会社 フィルムのサイドシール装置

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