JPH0349876Y2 - - Google Patents

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JPH0349876Y2
JPH0349876Y2 JP8366586U JP8366586U JPH0349876Y2 JP H0349876 Y2 JPH0349876 Y2 JP H0349876Y2 JP 8366586 U JP8366586 U JP 8366586U JP 8366586 U JP8366586 U JP 8366586U JP H0349876 Y2 JPH0349876 Y2 JP H0349876Y2
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JP
Japan
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sheet
double
paper
heating
corrugated board
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JP8366586U
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JPS62196533U (ja
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  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は両面段ボールを製造するためのダブル
フエーサに関するものである。
(従来の技術) 第6図に従来のダブルフエーサの概略図を示
す。第6図において前工程の図示されていないシ
ングルフエーサで作られた片面段ボール1は、そ
の波状芯紙の段頂にグルーマシン14によつて澱
粉糊13が塗布され、ダブルフエーサ5へ入る。
一方ライナ2はプレヒータ4で予熱され、同様に
ダブルフエーサ5に入る。
ダブルフエーサ5に入つた片面段ボール1とラ
イナ2は、ヒーテングパート6においてロール1
2で駆動されるベルト8とヒーテイングボツクス
9で挟持され、さらにウエイトロール10で加圧
されて移送される。このヒーテイングパート6を
通過する際、内部に高温の蒸気を有するとヒーテ
イングボツクス9の加熱により澱粉糊が糊化し、
片面段ボール1の波状芯紙の段頂とライナ2が接
着されて両面段ボール3となる。この両面段ボー
ル3はクーリングパート7でベルト8,11と、
ウエイトロール10に挟持されて次工程へ送られ
る。
(考案が解決しようとする問題点) 従来のダブルフエーサにおいては、澱粉糊の糊
化に必要な熱量は、ヒーテイングボツクスからラ
イナを通しての熱伝達に依つていたが、ライナの
熱伝導率が小さいために、ライナ自体の温度を糊
化温度以上にしておく必要があり、熱計算によれ
ば供給している蒸気動力の7割程度が必要のない
紙の昇温に費やされており、不経済であるばかり
か、装置の高速化にも限界があつた。
本考案はこれらの問題点を解決しようとするも
のである。
(問題点を解決するための手段) このため本考案は、一方の面に糊を塗布された
片面段ボールとライナーから成る段ボールシート
を導入し、加圧、加熱、接着して両面段ボールと
するダブルフエーサにおいて、前記段ボールシー
トの片面あるいは両面側に同シートと平行な面に
同シートを誘電加熱する複数の電極をそれぞれ平
行に配設し、かつ同電極が同シートと平行な面で
回転自在に取付けられた構成を備え、これを問題
点解決のための手段とするものである。
(作用) 電解による誘電加熱により段ボールシート内に
はE2ε tan δ(ε:比誘電率、tan δ:誘電損
係数、:周波数、E:電解強さ)に比例した熱
が発生するが、ε tan δの値は、糊中の水分と
紙では水分の方が20〜30倍と高いため、発生した
電界が糊の接着部に集中することになり、極めて
効率のよい加熱と乾燥が可能となる。
(実施例) 以下本考案を図面の実施例について説明する
と、本考案の実施例を第1図に示す。第1図は格
子電極15をシートの片面側に配置した場合の全
体概略図である。また第2図は絶縁体(図示しな
い)によつて支持された(+)極と接地された
(−)極を交互に段ボールシートの片面側に設置
した概略図である。なお、第2図は紙幅が最大
W1の場合の格子電極配置であり、第3図及び第
4図には、紙幅がW2,W3(W1>W2>W3)にな
つた場合の格子電極配置を示す。また第2図にお
いて、16は格子電極15の回転中心である。
ここで、最大紙幅W1の時に紙流れに対して90°
の角度で格子電極15を設定することにより、紙
幅がW2,W3と小さくなる場合にも、回転中心1
6を基準に、角度θが0≦θ≦90°の間で、調整
可能な為、紙全幅にわたつて電極を有効に寄与さ
せることができる。ここに電極長を変えずに任意
の紙幅に対応出来ることが最大の特徴である。
次に加熱について説明すると、第5図に紙流れ
方向の任意断面を示す。第5図に示す様に、絶縁
体(図示しない)によつて支持された(+)極と
接地された(−)極との間に高周波電圧を加える
ことにより、第5図に矢印で示す様な電界17が
発生する。
この電界17による誘電加熱により、段ボール
シート内にはE2ε tan δ(ε:比誘電率、tan
δ:誘電損係数、:周波数、E:電界強さ)に
比例した熱が発生するが、ε tan δの値は糊中
の水分と紙では水分の方が20〜30倍と高い為、発
生した電界が糊の接着部18に集中することにな
り、極めて効率の良い加熱と乾燥が可能となる。
(考案の効果) 以上詳細に説明した如く本考案は構成されてい
るので、誘電加熱装置の使用により、糊部の選択
急速加熱が可能となり、熱の有効利用と共に、機
械の高速化、あるいは機械のコンパクト化が期待
できる。また格子電極を使用することにより、1
種類の電極長さですべての紙幅に対して効率的に
対応が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す格子電極をシー
トの片側に配置したダブルフエーサの側断面図、
第2図は最大紙幅W1の場合の格子電極の斜視図、
第3図は同じく紙幅W2(W1>W2)に対する格子
電極の斜視図、第4図は同じく紙幅W3(W2
W3)に対する格子電極の斜視図、第5図は紙幅
方向任意の位置におけるシート流れ方向の断面
図、第6図は従来のダブルフエーサの側断面図で
ある。 図の主要部分の説明、1……片面段ボール、2
……ライナ、3……両面段ボール、15……格子
電極、16……回転中心、17……電界、18…
…接着部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一方の面に糊を塗布された片面段ボールとライ
    ナーから成る段ボールシートを導入し、加圧、加
    熱、接着して両面段ボールとするダブルフエーサ
    において、前記段ボールシートの片面あるいは両
    面側に同シートと平行な面に同シートを誘電加熱
    する複数の電極をそれぞれ平行に配設し、かつ同
    電極が同シートと平行な面で回転自在に取付けら
    れたことを特徴とするダブルフエーサ。
JP8366586U 1986-06-03 1986-06-03 Expired JPH0349876Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8366586U JPH0349876Y2 (ja) 1986-06-03 1986-06-03

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8366586U JPH0349876Y2 (ja) 1986-06-03 1986-06-03

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62196533U JPS62196533U (ja) 1987-12-14
JPH0349876Y2 true JPH0349876Y2 (ja) 1991-10-24

Family

ID=30937455

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8366586U Expired JPH0349876Y2 (ja) 1986-06-03 1986-06-03

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JP (1) JPH0349876Y2 (ja)

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JPS62196533U (ja) 1987-12-14

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