JPH0349741A - 超音波診断装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、受信時の可変口径、可変焦点動作を行える超
音波診断装置に関し、特にアニユラアレイ型探触子を用
いた場合の超音波受信回路に対するｔｉ制御系の改良に
関する。

（従来の技術） 従来、この種の超音波診断装置は、電子走査型探触子を
使用して可変口径、可変焦点動作を行い、体表から深部
までをほぼ同時に鮮明な超音波像として画像表示するも
のであった。

一方、アニユラアレイ型探触子を使用して可変口径、′
可変焦点動作を行う方法も先に提案されているが、フォ
ーカス段毎に画質が不自然に異なる不具合があった。

（発明が解決しようとする課題） 即ち、アニユラアレイ型探触子を使用して可変口径、可
変焦点動作を行わせる従来のこの種の超音波診断装置の
場合においては、アニュラアレイ振動子からの受信エコ
ー信号をチャネル毎に受信し、チャネル毎の受信エコー
信号に対し信号増幅を行う際、重み付は処理乃至遅延処
理等を行う超音波受信回路群を、アニユラアレイ型超音
波探触子のリング数に対応させて複数ブロックに分割し
、各ブロックごとの超音波受信回路群を一括してＯＮ／
ＯＦＦ制御することによって、フォーカス段ごとのアニ
ユラ可変口径に対応づる深度の受信音場を得ていた。

この場合、フォーカス段切換時に、受信リング数が増減
すると、例えばブロック毎のチャネル数が１６０Ｈのと
き、この１６０Ｈ分の遅延利得が増減し、フォーカス段
間の利得差が大きくなり、これにともないフォーカス段
毎に画質が不自然に異なってしまうという不具合が生じ
た。−本発明は、係る事情に着目してなされたもので、
その目的とするところは、アニユラ可変口径制御を行う
可変口径、可変焦点動作時に、フォーカス段間の利得差
を可及的に小さく抑えることができる超音波診断装置を
提供することにある。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段） 本発明は、上記の目的を達成するため、アニユラアレイ
振動子からの受信エコー信号に対し、チャネル毎に所定
の処理を行う超音波受信回路群を、チャネル毎に独立し
てＯＮ　／　ＯＦ　Ｆ　Ｉｌｌ　ｔａｌｌする受信動作
制御手段を、具備することを特徴とするものである。

（作用） 本発明による構成であれば、超音波受信回路群で受ける
受信エコー信号に対し、チャネル毎に独立して利得制御
する条件下で、アニユラ可変口径制御するためのチャネ
ル毎のＯＮ／ＯＦＦ制御信号により上記超音波受信回路
群をチャネル毎に独立してＯＮ／ＯＦＦ制御するように
受信動作制御手段をシーケンス動作させることができる
。

従って、この受信動作制御手段によってフォーカス段切
換え時の利得補正がチャネル毎に独立に行われ、これに
ともないフォーカス段間の利得差を可及的に小さく抑え
ることができる。

（実施例） 第１図は、本発明が適用された一実施例の超音波診断装
置の概略を示す構成図である。

この一実施例の超音波診断装置は、アニユラアレイ振動
子１〜３の３つのリング素子からなるアニユラアレイ型
探触子４によって被検者との間で超音波の送受信を行い
、このアニユラアレイ型超音波探触子４からの受信エコ
ー信号をブロック５〜７で増幅するようになされている
。

即ら、ブロック５〜７は、アニユラアレイ型超音波探触
子のリング数に対応させて超音波受信回路群を３つのブ
ロックに分割してなるもので、ブロック７で代表して示
すように、前置増幅器Ｐ１〜Ｐ８、接点Ｓ１〜Ｓ８、遅
延索子Ｌ１〜Ｌ８を備え、これらをチャネル毎に１つず
つ直列的に設けて超音波受信回路を構成し、この各超音
波受信回路群をブロック単位のものにしている。

このようなブロック５〜７に対し、受信動作を制御する
ために、システム全体の制御中枢である制御部８から利
得制御信号とＯＮ／ＯＦＦ制御仁号とをブロック５〜７
へそれぞれ送出するが、本実施例では、ブロック７で代
表して示すように、前置増幅器Ｐ１〜Ｐ８に対しチャネ
ル毎に独立して利得制御信号を送出する一方、接点８１
〜Ｓ８に対しチャネル毎に独立してＯＮ／ＯＦＦＩＩＩ
ｔｌｌ信号を送出するようになされている。そして、Ｏ
Ｎ／ＯＦＦ！ｌＩｔ［Ｉ信号は、アニユラ可変口径制御
するためのチャネル毎のＯＮ／ＯＦＦ制御信号である。

こうした制ｍ構成の場合、アニユラアレイ振動子１〜３
に対する前置増幅器のゲインは、各チャネルの前置増幅
器（ブロック７の前置増幅器Ｐ１〜Ｐ８等）のゲインを
例えば３０ｄＢとすると、チせネル数を変えることで３
０〜４９ｄＢの８段階に切換えることができる。なお、
この切換えは制御部８からブロック５〜７へのＯＮ／Ｏ
ＦＦ制御信号のみの制−で対応できるので、従来の電子
走査型探触子を使用する場合と同様に、ブロック５〜７
後段の回路構成を適用することができる。

そのため、本実施例によれば、ブロック５〜７とは独立
に超音波受信回路群をチ１７ネル毎にＯＮ１０ＦＦｉｌ
ｌｌ！ｉｔすることによって、フォーカス段ごとのアニ
ユラ可変口径に対応する深度の受信音場が得られる。

従って、アニユラアレイ振動子の可変口径、可変焦点動
作において、本実施例の如く３素子構成の振動子では、
動作口径は、第２図に示づ如く３通りであり、受信深度
に応じて切換わる。即ち、フォーカス段に対応させた各
チャネルのＯＮ／ＯＦＦ制御により、同数のアニユラ口
径でも、利得を変えることができるので、利得をＧｌ　
＜Ｇ２　＜Ｇ３　＜Ｇ４　＜Ｇ５の如くにして、フォー
カス段間の利得差を小さくできる。なお、従来の場合は
、第１図を例にして説明すると、ブロック５〜７のブロ
ック単位で超音波受信回路群をＯＮ／ＯＦＦ制御してい
たため、Ｇｌ　＝Ｇ２　、Ｇ３　＝Ｇ４の利得となるた
め、フォーカス段間の利得差を小さくできない。

また、本実施例によれば、上記した利得Ｇ＋〜Ｇ５の選
び方により、フォーカス段切換時の利得補正が可能な゛
ものである。

このようなことから、本実施例にあっては、ブロック５
〜７からなる超音波受信回路群の出力信号が画像構成部
９へ送出され、この画像構成部９において画像構成され
てデイスプレィ１０上に表示される超音波像は、フォー
カス段毎に画質が不自然に異なることが防止された良質
な画質のものとなる。

また、前述した本発明の一実施例は、説明の簡単のため
、アニユラアレイ型超音波探触子として、リング数が３
リングの場合を示したが、通常、そのリング数が５〜８
リング程度であり、またチャネル数も９６チヤネル程度
までにしている。例えば８リグの探触子に対しては、９
６チヤネルの超音波受信回路群を８ブロツクに分割する
ものである。この例の如くの場合にあっても、第１図同
様に回路構成することによって、フォーカス段間の利得
差を小さくし、画質の不自然さを解消することができた
。

［発明の効果］ 以上説明したように、本発明の超音波診断装置は、受信
動作制御手段によって超音波受信回路群をチャネル毎に
独立してＯＮ／ＯＦＦ制御することにより、アニユラ可
変口径を選択する制御を行うものであるから、フォーカ
ス段間の利得差を可及的に小さくすることができ、これ
にともない可変口径、可変焦点動作時の画質から不自然
さを無くすことができるものである。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明が適用された一実施例の超音波診断ｔｉ
置の概略を示す構成図、第２図は本発明一実施例におけ
る利得制御の様子を示す模式図である。 １．２．３・・・アニユラアレイ振動子４・・・アニユ
ラアレイ型超音波探触子５．６．７・・・ブロック ８・・・制御部　　　　　　９・・・画像構成部１０・
・・デイスプレィ 代１１人ブＨ！？、±三好秀和 手続補正書 （自発） 特 許 庁 長 官 殿 平成　１年 ７Ｊ１２シ ２゜ ３゜ ４゜ 発明の名称 補正をする者 事件との関係 住所（居所） 氏名（名称） 代 理 人 住 所 超音波診断装置

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）アニュラアレイ振動子からの受信エコー信号に対
   し、チャネル毎に所定の処理を行う超音波受信回路群を
   、チャネル毎に独立してＯＮ／ＯＦＦ制御する受信動作
   制御手段を、具備することを特徴とする超音波診断装置
   。
2. （２）前記受信動作制御手段は、前記超音波受信回路群
   上で受信エコー信号に対し、チャネル毎に独立して利得
   制御することを特徴とする請求項１記載の超音波診断装
   置。
3. （３）前記受信動作制御手段は、前記超音波受信回路群
   上で受信エコー信号に対し、チャネル毎に独立して利得
   制御するとともに、アニュラ可変口径制御するためのチ
   ャネル毎のＯＮ／ＯＦＦ制御信号により前記超音波受信
   回路群をチャネル毎に独立してＯＮ／ＯＦＦ制御するこ
   とを特徴とする請求項１記載の超音波診断装置。