JP3866389B2 - 超音波診断装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、超音波診断装置に関し、さらに詳しくは、最も画質の良いカラードプラ画像が得られる方向に自動的にスラント角度(リニア超音波探触子から真直ぐの方向を0°とした角度で表した音線方向)を設定できる超音波診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図5は、従来の超音波診断装置の一例の構成図である。
この超音波診断装置500は、一平面(以下、音線平面という)上にある多数の平行な音線を形成しうるリニア超音波探触子1と、そのリニア超音波探触子1で得られた音線信号のドプラ成分からカラードプラ画像を生成し表示する画像表示装置52とから構成されている。
【0003】
前記画像表示装置52は、前記音線平面内で音線の方向を変更しうる電子走査部21を含む送受信部22と、受信信号からカラードプラ画像やBモード画像などを生成するデータ処理部23と、生成された画像を表示する表示部24と、カラードプラ画像を表示することを操作者が指示するカラードプラボタン25と、カラードプラ画像として速度画像を表示するかパワー画像を表示するかを選択するモードボタン26と、スラント角度を0°,+30°,−30°のいずれかに操作者が切り換えるためのスラントボタン27と、操作者が前記カラードプラボタン25によりカラードプラ画像を表示することを指示した時にスラント角度を0°に初期化するスラント初期化部58と、前記電子走査部21にスラント角度を指示する制御を前記スラントボタン27に渡すか前記スラント初期化部58に渡すかを前記スラント初期化部58の制御下で切り換えるスイッチ29とを具備している。
【0004】
図6は、操作者が前記カラードプラボタン25によりカラードプラ画像を表示することを指示した時に前記スラント初期化部58が実行するスラント初期化処理を示すフロー図である。
ステップJ1では、電子走査部21にスラント角度を指示する制御をスラント初期化部58が得るようにスイッチ29を切り換える。
ステップJ2では、0°にスラント角度を初期化する。
ステップJ3では、電子走査部21にスラント角度を指示する制御をスラントボタン27に渡すようにスイッチ29を切り換える。
【0005】
図7は、スラント角度が0°に初期化されたことにより、最初に表示されるカラードプラ画像である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来の超音波診断装置500では、操作者がカラードプラボタン25によりカラードプラ画像を表示することを指示した時に、スラント角度が0°に初期化されている。ところが、スラント角度が0°のときの音線方向と血流方向の成す角度が90°に近いと、画質の良いカラードプラ画像が得られない。このため、操作者は、スラントボタン27を押して、最も画質の良いカラードプラ画像が得られるスラント角度(すなわち、音線方向と血流方向が最も平行に近くなるスラント角度)に調整している。
しかし、かかる調整を試行錯誤的に行うのは、操作者にかかる負担が大きい問題点がある。
そこで、本発明の目的は、最も画質の良い2次元血流画像が得られる方向に自動的にスラント角度を設定できる超音波診断装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の超音波診断装置は、一平面上にある多数の平行な音線を形成しうる超音波探触子と、前記平面内で音線の方向を変更しうる走査手段と、前記超音波探触子で得られた受信信号から2次元血流画像を生成するデータ処理手段と、前記2次元血流画像を表示する表示手段と、前記走査手段により音線の方向を変えて異なる音線の方向でそれぞれ得られた2次元血流画像のうちで最も画質の良い2次元血流画像が得られる方向を求めてその方向に音線を向けるスラント角度設定手段とを具備したことを特徴とするものである。
上記構成において、“最も画質の良い2次元血流画像”と評価する方法は種々考えられるが、例えば全画素の画素値または表示値の積算値が大きいものを“最も画質の良い2次元血流画像”と評価する方法がある。また、例えば関心領域中の全画素の画素値または表示値の積算値が大きいものを“最も画質の良い2次元血流画像”と評価する方法がある。また、例えば関心領域中の一画素の画素値または表示値が大きいものを“最も画質の良い2次元血流画像”と評価する方法がある。
本発明の超音波診断装置では、スラント角度設定手段が、異なる音線の方向でそれぞれ2次元血流画像を得て、それらのうちで最も画質の良い2次元血流画像が得られた方向に音線を向ける。すなわち、最も画質の良い2次元血流画像が得られる方向に自動的にスラント角度を設定でき、操作者にかかる負担を軽減できるようになる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図に示す発明の実施の形態により本発明をさらに詳細に説明する。なお、これにより本発明が限定されるものではない。
【0009】
図1は、本発明の一実施形態にかかる超音波診断装置の構成図である。
この超音波診断装置100は、一平面(音線平面)上にある多数の平行な音線を形成しうるリニア超音波探触子1と、そのリニア超音波探触子1で得られた音線信号のドプラ成分からカラードプラ画像を生成し表示する画像表示装置2とから構成されている。
【0010】
前記画像表示装置2は、前記音線平面内で音線の方向を変更しうる電子走査部21を含む送受信部22と、受信信号からカラードプラ画像やBモード画像などを生成するデータ処理部23と、生成された画像を表示する表示部24と、カラードプラ画像を表示することを操作者が指示するカラードプラボタン25と、カラードプラ画像として速度画像を表示するかパワー画像を表示するかを選択するモードボタン26と、スラント角度を0°,+30°,−30°のいずれかに操作者が切り換えるためのスラントボタン27と、操作者が前記カラードプラボタン25によりカラードプラ画像を表示することを指示した時に最も画質の良いカラードプラ画像が得られる方向に自動的にスラント角度を初期化するスラント初期化部28と、前記電子走査部21にスラント角度を指示する制御を前記スラントボタン27に渡すか前記スラント初期化部28に渡すかを前記スラント初期化部28の制御下で切り換えるスイッチ29とを具備している。
本実施形態では、前記スラント初期化部28がスラント角度設定手段に相当する。
【0011】
図2は、操作者が前記カラードプラボタン25によりカラードプラ画像を表示することを指示した時に前記スラント初期化部28が実行するスラント初期化処理を示すフロー図である。
ステップS1では、表示部24で画像を表示することを抑制する。
ステップS2では、電子走査部21にスラント角度を指示する制御をスラント初期化部28が得るようにスイッチ29を切り換える。
ステップS3では、スラント角度を0°,+30°,−30°に変えて、それぞれのスラント角度でのカラードプラ画像をデータ処理部23から得る。ここでは、図3の(a)(b)(c)に示す如きカラードプラ画像がそれぞれ得られたとする。
ステップS4では、各スラント角度でのカラードプラ画像の画素値を積算する。すなわち、速度画像なら速度の絶対値を積算し、パワー画像ならパワー値を積算する。
ステップS5では、積算値が最大となったカラードプラ画像のスラント角度を求めて、その角度にスラント角度を初期化する。例えば、図3の(a)(b)(c)に示すカラードプラ画像の場合、図3の(b)に示す+30°が、音線方向と血流方向が最も平行に近いため、最も積算値が最大となり、最も良好な画質となる。そこで、+30°にスラント角度を初期化する。
ステップS6では、電子走査部21にスラント角度を指示する制御をスラントボタン27に渡すようにスイッチ29を切り換える。
ステップS7では、表示部24で画像を表示することを可能にする。
【0012】
図4は、スラント角度が+30°に初期化されたことにより、最初に表示されるカラードプラ画像である。
【0013】
以上の超音波診断装置100によれば、最も画質の良いカラードプラ画像が得られる方向に自動的にスラント角度を初期設定できるから、操作者は試行錯誤的にスラント角度の調整を行う必要がなくなり、操作の負担が軽減される。
【0014】
なお、上記の実施形態では、スラント角度を3段階としたが、4段階以上にしてもよい。
また、上記の実施形態では、異なるスラント角度でそれぞれ本来のカラードプラ画像を得て画質を比較したが、1本の音線もしくは数本程度の音線だけを用いて簡易的に画質(画素値の積算値)を比較してもよい。この場合、処理時間を短縮できるから、スラント角度を実質的に連続的に変えてみることが可能となる。但し、本来のカラードプラ画像の全体で比較した場合よりも精度は低いものになる。
【0015】
【発明の効果】
本発明の超音波診断装置によれば、最も画質の良い2次元血流画像が得られる方向に自動的にスラント角度を設定でき、操作者にかかる負担を軽減することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる超音波診断装置を示す構成図である。
【図2】図1の超音波診断装置のスラント初期化部が実行するスラント初期化処理を示すフロー図である。
【図3】異なるスラント角度での各カラードプラ画像の模式図である。
【図4】図1の超音波診断装置で最初に表示されるカラードプラ画像を例示する模式図である。
【図5】従来の超音波診断装置の一例を示す構成図である。
【図6】図5の超音波診断装置のスラント初期化部が実行するスラント初期化処理を示すフロー図である。
【図7】図5の超音波診断装置で最初に表示されるカラードプラ画像を例示する模式図である。
【符号の説明】
1 リニア超音波探触子
2 画像表示装置
21 電子走査部
22 送受信部
23 データ処理部
24 表示部
28 スラント初期化部
100 超音波診断装置
Claims (1)
- 一平面上にある多数の平行な音線を形成しうる超音波探触子と、
前記平面内で音線の方向を変更しうる走査手段と、
前記超音波探触子で得られた受信信号から2次元血流画像を生成するデータ処理手段と、
前記2次元血流画像を表示する表示手段と、
前記走査手段により音線の方向を変えて異なる音線の方向でそれぞれ得られた2次元血流画像のうちで、当該画像の画素に対応する速度の絶対値又はパワー値を積算することに基づいて最も画質の良い2次元血流画像が得られる方向を求めてその方向に音線を向けるスラント角度設定手段とを具備したことを特徴とする超音波診断装置。
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JP25959997A JP3866389B2 (ja) | 1997-09-25 | 1997-09-25 | 超音波診断装置 |
Publications (2)
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JPH1189838A JPH1189838A (ja) | 1999-04-06 |
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JP25959997A Expired - Fee Related JP3866389B2 (ja) | 1997-09-25 | 1997-09-25 | 超音波診断装置 |
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1997
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