JPH0349601A - 株間除草機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野］ 本発明は株間の除草に使用する除草機の改良に関するも
のである． ［従来の技術１ 作物と雑草とは養分、水分，光の競合条件下にあり、雑
草は作物の収量，品質を低下させる．除草方法としては
、除草剤散布による化学的処理とカルチベータによる物
理的処理が主なものである．しかし、従来のトラクタ用
除草機は固定刃又は積極的に回転する回転刃を備え、雑
草を埋没させるか、扶き上げるか、地際で茎葉部を根部
から切断するか、リ』り刻むかして枯死させるものであ
るが、作物に作用すると，作物を痛めるか枯死させるの
で，作物に接近した位置における除草は困難である．し
たがって、作条作物の作物と作物の間、すなわち、株間
の雑草は除草ホー等を使用する手取り作業に頼らざるを
えない． ［発明が解決しようとする課題］ 手取除草作業に要する時間は、作物によって異なるが，
全農作業時間中、比較的大きな比率を占めるので問題で
あった．特に、最近は人手不足のため、この問題を解決
しうる性能と能率の良い除草機の早急な出現が強く要望
されていた．本発明は上記要望に応えようとするもので
あり，その目的とするところは作物を傷つけたり枯死さ
せたりすることなく株間の除草を機械的に除去すること
ができる除草機を提供することにある． ［課題を解決するための手段］ 前記目的を達成するため，本発明が採用する手段は、第
１図に示すように、トラクタに連結されるフレーム３に
平行リンクを介してサブフレーム５を上下可能に取付け
，そのサブフレームに左右一対の駆動軸１２と被動軸１
３を回転自在に設け、その駆動軸と被動軸の上下にスプ
ロケッ｝１４を固定してチェーンｌ５、１６を掛け、各
チェーン１５．１６に下端部が内側に曲がる複数本の除
草輪軸ｌ７を垂直に取付け，その除草輪軸の下端部に除
草輪１８を回転自在に取付け、トラクタのＰＴＯ軸の回
転を駆動軸１２に伝達する伝達機構を設けたことにある
．左右のチェーンｌ５、ｌ６は対称に配置され、それぞ
れの内側が前進し外側が後進する．左右チェーンｌ５、
１６の間隔はその内側を進行する左右の除草輪１８、１
８が相互に接触しないように設定される．サブフレーム
に地表を滑走するスライド板３３を上下固定位置調整自
在に取付けて除草輪１８の深さを調節可能にする． ［作用］ 本発明の除草機をトラクタに装着し、トラクタＰＴＯ軸
の回転を伝達機構を介して駆動軸１２に伝達すると、左
右のチェーンｌ５、ｌ６が走行し，左右の除草輪１８は
相互に内側を直線平行に前進し、次に、内側から外側へ
回転して外側を直線平行に後進し，ついで外側から内側
へ回転する運動をくり返す．圃場において，作物が左右
の除草輪１８の中心線上に位置するように除草機を進行
させると，除草輪軸ｌ７の下端が内側へ屈曲しているた
め、除草輪１８は作物に近い側が深く土中に入った状態
で自転するが、除草輪１Ｂの深さは平行な上下リンク７
，８とスライド板３３によって一定に保持される．自転
する除草輪１８は株間の土壌をかき上げて攪拌し，そこ
に生えている雑草を引上げるか哩没して除去する． ［実施例】 本発明の除草機を図面に示す実施例に基づいて具体的に
説明する． 第１図及び第２図に示すように，除草機のトップマスト
ｌ及びロアリンクアーム２はフレーム３に固定され，そ
れぞれトラクタのトップリンク及びロアリンクに接続さ
れる．フレーム３に固定板４をサブフレーム５に揺勤板
６をそれぞれ固定する．固定板４と揺動板６は４本のビ
ン９を介して平行な上リンク７、下リンク８によって連
結され，サブフレーム５は上下に平行リンク運動をする
．サブフレーム５に左右２本の後方に延長する支持棒１
０を固定し，その支持棒の両端に軸受ｌｌを取付ける．
各軸受１１に直立した駆動軸１２及び被動軸１３を回転
自在に軸受けし，各軸の上下にスプロケッ｝１４を固定
する．駆動及び被動軸１２、１３の上下のスプロケット
１４にはチェーンｌ５、ｌ６がかけられる．上下のチェ
ーン１５、ｌ６のアタッチメントに除草輪軸１７を取付
け，各除草輪軸の内側に少し折れた下端部に除草輪１８
を回転自在に軸着する．図示した回転輪１８はかご形で
あるが、風車形等の他の形式のものを使用することもで
きる． フレーム３にギヤボックスｌ９が取付けられ，そのギヤ
ボックスの入力軸２０１士トラクタＰＴＯ軸とジョイン
トシャフトにより接続する．ギヤボックスｌ９の出力軸
にスプロケット２１が固定される．固定板４に軸受けさ
れた伝達軸４ｌにスプロケット２２，スプロケット２３
が取付けられる．揺動板６に軸受けされた伝達軸４２に
スプロケット２４、２５が取付けられる．サブフレーム
３に回転自在に支持された回転軸３０にスプロケット２
６が固定される．２つのスブロケット２ｌ、２２にはチ
ェーン２７が、スプロケット２３、２４にはチェーン２
８が、スブロケット２５，２６にはチェーン２９がそれ
ぞれかけられｒＴｏ軸の回転を回転軸３０に伝達する．
回転軸３０の両端には傘歯車３ｌが固定され、その傘歯
車は駆動軸１２の上端に固定された傘歯車３２とかみ合
い、チェーン１５．１６を第２図の矢印の方向に走行さ
せる．チェーンｌ５、ｌ６が走行すると、各除草輪ｌ７
は転勤しならが円及び直線運動をするが，相互に接触し
ないように配置する．サブフレーム５にスライド管３５
を垂直に取付け、そのスライド管にスライド棒３４を摺
動可能に通す．スライド棒３４の下端にスライド板３３
を固定する．除草輪１８の土中の深さは地表を滑走する
スライド板３３のサブフレーム５に対する相対的上下位
置によって規定されるが，そのスライド板の相対位置は
スライド棒をスライド管３５に固定する固定ねじ３６に
よって調整する．次に、本発明の除草機の動作について
説明する． 圃場において、第３図に示すように、相互に内側を直線
平行に前進する左右の除草輪１８が作条作物を挟むよう
に除草機を配置し、除草輪１８の内側が土中に浅く入る
程度にスライド板の高さを調整する．ついで．ＰＴＯ軸
を回転しながら、トラクタと共に除草機を前進させると
、第２図に矢印で示すように，除草機に関して左右の除
草輪１８はチェーン１５．１６と共に内側において直線
平行に前進し，ついで外側へ半転し、外側において直線
平行に後進し，次に外側から内側へ半転する運動をくり
返す． 除草輪軸ｌ７の下端部は、第３図に示すように、内側へ
傾斜するから，除草輪１８は作物の両側近くにおいて土
中に入り、トラクタの進行速度にチェーンの走行速度を
加えた速度で前進しながら自転する．株間の土壌は除草
輪１８の自転によって攪拌され、そこに生えている雑草
は引上げられるか，又は埋められて除去される．除草輪
１８の前進速度は除草機の前進速度よりも速くチェーン
には複数の除草輪が取付けられているから、同じ土壌を
複数の除草輪がくり返し処理するので、株間の雑草は確
実に除去される．［発明の効果］ 上記のとおり、本発明の除草機は除草輪によって株間の
土壌表面をかき上げて攪拌し雑草を引上げるか又は埋没
して除去するが、チェーンに取付ける除草輪の数を増加
してチェーンの走行速度を早めると，同一土壌を処理す
る除草輪の数が多くなるから，除草効果は著しく向上す
る上に、除草に要する時間も大幅に減少する．除草はト
ラクタを畦に沿って走らせるだけであるから、手取除草
に比べると労働負担はほとんどないといえる．除草効果
の向上により、作物の収量増大と品質向上がもたらされ
る．

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は本発明の一実施例の除草機の側面図
及び部分平面図、 第３図は第１図の除草輪と作物の関係を示す略図である
． 図において、３はフレーム，５はサブフレーム，７は上
リンク、８は下リンク，１０は支持棒、１２は駆動軸、
１３は被動軸．１４はスプロケット、１５．１６はチェ
ーン，１７は除草輪軸、１８は除草輪をそれぞれ示す．

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １）トラクタに連結されるフレーム（３）と、平行な前
   後方向に延長する上下リンク（７、８）を介して上下可
   能に前記フレーム（３）に接続されたサブフレーム（５
   ）と、前記サブフレームに一体に設けられて後方に延長
   する左右一対の支持棒（１０、１０）と、各支持棒の前
   後に固定された駆動軸（１２）及び被動軸（１３）と、
   前記駆動軸及び被動軸の上下に固定されたスプロケット
   （１４、１４）に掛け回された上下のチェーン（１５、
   １６）と、上下の前記チェーンに取付けられた複数本の
   除草輪軸（１７）と、各除草輪軸の内側に曲がる下端部
   に回転自在に取付けられた除草輪（１８）と、前記サブ
   フレームに高さ調整可能に固定されて地表を滑走するス
   ライド板（３３）とからなる株間除草機。