JPH0349548B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、菓子生地、かまぼこ、ハム、ソー
セージ等の混練食品を棒状に切断する方法に関す
るものである。

〔従来の技術〕

従来、この種の混練食品を棒状に切断するに
は、その食品の繊維方向を全く考慮していなかつ
たために、棒状に切断された食品は非常にもろい
という欠点があつた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

そこで、この発明は上記従来例の棒状に切断さ
れた食品の非常にもろいという点を解決しようと
するものである。

〔問題点を解決するための手段〕

そのため、この発明は、食品押出装置の押出部
１のオリフイス２を長細形状として、混練食品を
平板状に押し出す工程、前記混練食品を展延ロー
ラ４によりさらに薄く延ばす工程、前記混練食品
をその押し出される方向に従つてローラカツター
６により棒状に切断する工程、の各工程を備えた
ものとしている。

〔作用〕

この発明は、上記手段を施したため、混練食品
の繊維方向がその押し出される方向にそろえられ
ると共に、その繊維方向がそろえられたまま混練
食品が非常に薄く延ばされ、さらにその繊維方向
がそろえられた状態で棒状に切断されることにな
る。

〔実施例〕

以下、この発明の方法を一実施例として示した
図面に従つて説明する。

１は食品混練押出装置の押出部であり、この押
出部１の先端には長細形状のオリフイス２を設け
ており、そのオリフイス２から押し出されて平板
状となつた混練食品は、展延部３を通過してさら
に薄く延ばされる。この展延部３には一対の展延
ローラ４が配置されており、それぞれ円筒ローラ
４ａ，４ｂより構成されている。

前記展延部３を通過して薄く延ばされた混練食
品は、次に切断部５を通過して棒状に切断され
る。この切断部５には一対のローラカツター６が
配置されており、一方は周面に環状刃を有したロ
ーラ６ａより、他方は円筒ローラ６ｂより構成さ
れている。

すなわち、この発明では食品混練押出装置の押
出部１のオリフイス２は長細形状としているの
で、そのオリフイス２から押出された平板状の混
練食品の繊維方向は押し出される方向にそろえら
れ、そしてその押し出される方向に従つてローラ
カツター６により棒状に切断されることになる。

〔発明の効果〕 この発明の混練食品の切断方法は、以上に述べ
たように構成されているので、混練食品はちぎれ
たり、折れたりしにくい状態として切断すること
ができるものであり、優れた効果を有する。

【図面の簡単な説明】

図はこの発明の方法を示す説明図である。 １……押出部、２……オリフイス、４……展延
ローラ、６……ローラカツター。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ ａ 食品押出装置の押出部１のオリフイス２
   を長細形状として、混練食品を平板状に押し出
   す工程、 ｂ 前記混練食品を展延ローラ４によりさらに薄
   く延ばす工程、 ｃ 前記混練食品をその押し出される方向に従つ
   てローラカツター６により棒状に切断する工
   程、 の各工程を備えたことを特徴とする混練食品の切
   断方法。