JPH0349432Y2 - - Google Patents
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- JPH0349432Y2 JPH0349432Y2 JP1985020619U JP2061985U JPH0349432Y2 JP H0349432 Y2 JPH0349432 Y2 JP H0349432Y2 JP 1985020619 U JP1985020619 U JP 1985020619U JP 2061985 U JP2061985 U JP 2061985U JP H0349432 Y2 JPH0349432 Y2 JP H0349432Y2
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- locking
- engagement
- electrical component
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Landscapes
- Mounting Components In General For Electric Apparatus (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔考案の目的〕
(産業上の利用分野)
本考案は、オーデイオ、ビデオ、測定装置など
に多く使用される電気部品の取付装置に関する。
に多く使用される電気部品の取付装置に関する。
(従来の技術)
従来、入出力端子などの電気部品を背面板など
のパネルに取付ける場合、電気部品をパネルの所
定位置に対応させて、直接ねじまたはリベツトな
どの固着手段で固定する方法と、電気部品に弾性
的に係止する係止部を突設して、これをパネルの
開口部の縁部またはその近傍に設けた係止孔に係
合する方法などが多く行なわれている。
のパネルに取付ける場合、電気部品をパネルの所
定位置に対応させて、直接ねじまたはリベツトな
どの固着手段で固定する方法と、電気部品に弾性
的に係止する係止部を突設して、これをパネルの
開口部の縁部またはその近傍に設けた係止孔に係
合する方法などが多く行なわれている。
そして、電気部品の電気的接続手段としては、
リード線およびコネクタなどを用いて結線する場
合と、プリント配線基板に直接接続する場合とが
ある。
リード線およびコネクタなどを用いて結線する場
合と、プリント配線基板に直接接続する場合とが
ある。
しかし、最近では、リード線およびコネクタな
どによる接続を用いないで、あらかじめ電気部品
をプリント配線基板に直接機械的および電気的に
結合しておき、パネルとの組付けにおいては、電
気部品をパネルにねじ、リベツトなどを用いて締
付け固定するものが多い。
どによる接続を用いないで、あらかじめ電気部品
をプリント配線基板に直接機械的および電気的に
結合しておき、パネルとの組付けにおいては、電
気部品をパネルにねじ、リベツトなどを用いて締
付け固定するものが多い。
この場合、電気部品はプリント配線基板に固定
されているが、締付け時の押圧力に対しては電気
部品を何らかの方法で保持するか、締付け方向と
は反対側から電気部品に押圧力を与えるようにし
て締付け作業を行なう必要がある。
されているが、締付け時の押圧力に対しては電気
部品を何らかの方法で保持するか、締付け方向と
は反対側から電気部品に押圧力を与えるようにし
て締付け作業を行なう必要がある。
そのため、締付け作業に手数がかかり、とく
に、組付け作業の自動化にともなう自動ねじ締め
機を用いる場合、装置が複雑になる。
に、組付け作業の自動化にともなう自動ねじ締め
機を用いる場合、装置が複雑になる。
そこで、本考案者等は、自動機による電気部品
の締付け固定作業を容易にするため、実開昭58−
118791号公報に示されるような装置を提案した。
の締付け固定作業を容易にするため、実開昭58−
118791号公報に示されるような装置を提案した。
この先に提案した装置は,電気部品の基体に設
けた係止片を、取付部材としてのパネルの係止孔
に挿入するとともに、上記係止片に形成した係止
爪部をパネルに係合させ、この状態で電気部品の
基体とパネルとをねじで結合するようにしたもの
である。
けた係止片を、取付部材としてのパネルの係止孔
に挿入するとともに、上記係止片に形成した係止
爪部をパネルに係合させ、この状態で電気部品の
基体とパネルとをねじで結合するようにしたもの
である。
(考案が解決しようとする問題点)
ところで、電気部品を取付けるパネルを鉄板な
どで形成する場合には、係止孔を外面側から内面
側に向つて金型のピンによつて打抜くことにな
り、したがつて、パネルの内面側、すなわち、電
気部品を取付ける側において係止孔の周辺部にバ
リが多く発生する。一方、電気部品の係止片は、
基体とともに合成樹脂で一体に形成している。
どで形成する場合には、係止孔を外面側から内面
側に向つて金型のピンによつて打抜くことにな
り、したがつて、パネルの内面側、すなわち、電
気部品を取付ける側において係止孔の周辺部にバ
リが多く発生する。一方、電気部品の係止片は、
基体とともに合成樹脂で一体に形成している。
そのため、パネルの係止孔に電気部品の係止片
を内側から挿入するとき係止片がバリに引つかか
つたり、組付け時の誤差の影響により喰い込み状
態となるような障害が発生し、速やかに係合でき
ないという問題がある。
を内側から挿入するとき係止片がバリに引つかか
つたり、組付け時の誤差の影響により喰い込み状
態となるような障害が発生し、速やかに係合でき
ないという問題がある。
また、従来、電気部品に装着されるアースコン
タクトは、その一端部に突設された端子片が、プ
リント基板の下方に配設される金属板により成形
されたシヤーシに接地されるようになつていた
が、最近では、シヤーシは合成樹脂などの絶縁材
により成形されることがあり、そのために、前記
アースコンタクトの端子片を金属板により成形さ
れたパネルに接地するには、前記端子片とパネル
とを何らかの手段により接続しなければならず、
その作業に手間を要するという問題点がある。
タクトは、その一端部に突設された端子片が、プ
リント基板の下方に配設される金属板により成形
されたシヤーシに接地されるようになつていた
が、最近では、シヤーシは合成樹脂などの絶縁材
により成形されることがあり、そのために、前記
アースコンタクトの端子片を金属板により成形さ
れたパネルに接地するには、前記端子片とパネル
とを何らかの手段により接続しなければならず、
その作業に手間を要するという問題点がある。
本考案は、上述のような問題を解決しようとす
るもので、確実に電気部品を取付部材に固定で
き、かつ、バリや組立誤差などに影響されずに係
止片を係止孔に速やかに案内して係合させられる
とともに、係止片と係止孔との係合がスムーズに
行なえるようにし、また、上記電気部品に装着さ
れるアースコンタクトの接地作業を容易に行なえ
るようにすることを目的とするものである。
るもので、確実に電気部品を取付部材に固定で
き、かつ、バリや組立誤差などに影響されずに係
止片を係止孔に速やかに案内して係合させられる
とともに、係止片と係止孔との係合がスムーズに
行なえるようにし、また、上記電気部品に装着さ
れるアースコンタクトの接地作業を容易に行なえ
るようにすることを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段)
本考案の電気部品の取付装置は、基体2に弾性
を有する金属板からなるアースコンタクト5を設
けてなる電気部品1と、この電気部品1を取付け
る取付部材17とを備え、上記電気部品1には、
上記基体2に数個の円錐台状の係合突起12を突
設するとともに、上記アースコンタクト5に上記
係合突起12と同一方向へ突出させて先端部に係
止爪部9を有する複数個の係止片部7を一体に形
成し、かつ上記係合突起12の突出量よりも係止
片部7の突出量を小さくし、また、上記取付部材
17には、上記各係合突起12をそれぞれ挿通す
る数個の係合孔21を穿設するとともに、上記係
止片部7を挿通する係止孔19を穿設し、上記電
気部品1の各係合突起12を取付部材17の各係
合孔21に挿通し、かつ上記アースコンタクト5
の各係止片部7の係止爪部9を取付部材17の係
止孔19に係合するとともに、上記係止片部7間
の間隙にねじ22などの固着具を挿着することに
よつて電気部品1を取付部材17に固定するもの
である。
を有する金属板からなるアースコンタクト5を設
けてなる電気部品1と、この電気部品1を取付け
る取付部材17とを備え、上記電気部品1には、
上記基体2に数個の円錐台状の係合突起12を突
設するとともに、上記アースコンタクト5に上記
係合突起12と同一方向へ突出させて先端部に係
止爪部9を有する複数個の係止片部7を一体に形
成し、かつ上記係合突起12の突出量よりも係止
片部7の突出量を小さくし、また、上記取付部材
17には、上記各係合突起12をそれぞれ挿通す
る数個の係合孔21を穿設するとともに、上記係
止片部7を挿通する係止孔19を穿設し、上記電
気部品1の各係合突起12を取付部材17の各係
合孔21に挿通し、かつ上記アースコンタクト5
の各係止片部7の係止爪部9を取付部材17の係
止孔19に係合するとともに、上記係止片部7間
の間隙にねじ22などの固着具を挿着することに
よつて電気部品1を取付部材17に固定するもの
である。
(作用)
本考案では、取付部材17に電気部品1を取付
けるとき、まず、電気部品1の基体2の数個の係
合突起12を取付部材17の数個の係合孔21に
それぞれ挿通するとともに、電気部品1のアース
コンタクト5より係合突起12と同一方向へ突出
された複数個の係止片部7を取付部材17の係止
孔19に挿通、係合して、取付部材17に電気部
品1を仮固定する。このとき、円錐台状になつて
いる係合突起12は係合孔21に円滑に挿通され
る。さらに、係合突起12の突出量よりも係止片
部7の突出量が小さいことにより、係合突起12
の方が先に係合孔21に挿通されるが、その挿通
に伴い、係合突起12が円錐台状になつていて、
取付部品17に対して電気部品1が徐々に位置決
めされていくことにより、金属板からなるアース
コンタクト5に一体に形成され係止爪部9を先端
部に有する係止片部7であるにもかかわらず、こ
れら係止片部7は係止孔19に円滑に挿通され
る。すなわち、係合孔21ないし係止孔19など
にバリがあつたり、寸法誤差があつたりしても、
係合突起12が円滑に挿通されるとともに、アー
スコンタクト5の弾性とあいまつて、係止片部7
が円滑に挿通される。つぎに、取付部材17の係
止孔19より係止片部7の間の間隙にねじ22な
どの固着具を挿着すると、係止片部7が形成され
た金属板からなるアースコンタクト5の弾性によ
り、複数個の係止片部7が拡開されてこれら係止
片部7の係止爪部9が係止孔19の縁部に係合さ
れた状態が保持されることで、電気部品1が取付
部材17に強固に固定される。また、取付部材1
7が金属板で成形されていれば、係止片部7と取
付部材17の係止孔19との係合により、アース
コンタクト5が取付部材17に接地される。
けるとき、まず、電気部品1の基体2の数個の係
合突起12を取付部材17の数個の係合孔21に
それぞれ挿通するとともに、電気部品1のアース
コンタクト5より係合突起12と同一方向へ突出
された複数個の係止片部7を取付部材17の係止
孔19に挿通、係合して、取付部材17に電気部
品1を仮固定する。このとき、円錐台状になつて
いる係合突起12は係合孔21に円滑に挿通され
る。さらに、係合突起12の突出量よりも係止片
部7の突出量が小さいことにより、係合突起12
の方が先に係合孔21に挿通されるが、その挿通
に伴い、係合突起12が円錐台状になつていて、
取付部品17に対して電気部品1が徐々に位置決
めされていくことにより、金属板からなるアース
コンタクト5に一体に形成され係止爪部9を先端
部に有する係止片部7であるにもかかわらず、こ
れら係止片部7は係止孔19に円滑に挿通され
る。すなわち、係合孔21ないし係止孔19など
にバリがあつたり、寸法誤差があつたりしても、
係合突起12が円滑に挿通されるとともに、アー
スコンタクト5の弾性とあいまつて、係止片部7
が円滑に挿通される。つぎに、取付部材17の係
止孔19より係止片部7の間の間隙にねじ22な
どの固着具を挿着すると、係止片部7が形成され
た金属板からなるアースコンタクト5の弾性によ
り、複数個の係止片部7が拡開されてこれら係止
片部7の係止爪部9が係止孔19の縁部に係合さ
れた状態が保持されることで、電気部品1が取付
部材17に強固に固定される。また、取付部材1
7が金属板で成形されていれば、係止片部7と取
付部材17の係止孔19との係合により、アース
コンタクト5が取付部材17に接地される。
(実施例)
以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明
する。
する。
1は電気部品としての入出力用のピンジヤツク
で、このピンジヤツク1は、合成樹脂からなる基
体2の前面に4個のピンプラグ受け3が突設され
ているとともに、基体2の背面に上記各ピンプラ
グ受け3にそれぞれ接続したプラグコンタクト4
およびピンプラグ受け3に共通接続したアースコ
ンタクト5が下方に向つて設けられている。この
アースコンタクト5には、前方に向つて上下一対
の係止片部7が小間隙を保持して一体に突設さ
れ、これら各係止片部7の先端部に段部8を介し
て略三角形状の係止爪部9がそれぞれ形成され、
これら各係止爪部9の外縁はテーパー状の案内縁
10となつている。そして、これら各係止片部7
は、上記基体2の前面略中央部に穿設された上下
方向に延びる挿通孔11に、各係止片部7のバネ
性により拡開可能なように挿通されている。さら
に、上記基体2の上下部に細長円錐台状の係合突
起12がそれぞれ前方に向つて一体に突設されて
いる。これら係合突起12の突出量は、上記係止
片部7の突出量よりも大きくなつている。
で、このピンジヤツク1は、合成樹脂からなる基
体2の前面に4個のピンプラグ受け3が突設され
ているとともに、基体2の背面に上記各ピンプラ
グ受け3にそれぞれ接続したプラグコンタクト4
およびピンプラグ受け3に共通接続したアースコ
ンタクト5が下方に向つて設けられている。この
アースコンタクト5には、前方に向つて上下一対
の係止片部7が小間隙を保持して一体に突設さ
れ、これら各係止片部7の先端部に段部8を介し
て略三角形状の係止爪部9がそれぞれ形成され、
これら各係止爪部9の外縁はテーパー状の案内縁
10となつている。そして、これら各係止片部7
は、上記基体2の前面略中央部に穿設された上下
方向に延びる挿通孔11に、各係止片部7のバネ
性により拡開可能なように挿通されている。さら
に、上記基体2の上下部に細長円錐台状の係合突
起12がそれぞれ前方に向つて一体に突設されて
いる。これら係合突起12の突出量は、上記係止
片部7の突出量よりも大きくなつている。
13はプリント配線基板で、このプリント配線
基板13の端部上に上記ピンジヤツク1がそのプ
ラグコンタクト4およびアースコンタクト5を介
して取付けられているとともに、プリント配線基
板13上に他の電気部品14が取付けられてい
る。そして、プリント配線基板13はシヤーシ1
5上に複数個のねじ16で固定されている。
基板13の端部上に上記ピンジヤツク1がそのプ
ラグコンタクト4およびアースコンタクト5を介
して取付けられているとともに、プリント配線基
板13上に他の電気部品14が取付けられてい
る。そして、プリント配線基板13はシヤーシ1
5上に複数個のねじ16で固定されている。
17は取付部材としての背面板などのパネル
で、このパネル17には、上記ピンジヤツク1の
各ピンプラグ受け3に対応する突出孔18が穿設
されているとともに、この各突出孔18間におい
て上記挿通孔11に対応する上下方向に延びる係
止孔19が穿設され、この係止孔19の中央部に
拡幅された円状部20が形成されている。また、
この係止孔19の上下部に上記各係合突起12を
それぞれ挿通する係合孔21が穿設されている。
で、このパネル17には、上記ピンジヤツク1の
各ピンプラグ受け3に対応する突出孔18が穿設
されているとともに、この各突出孔18間におい
て上記挿通孔11に対応する上下方向に延びる係
止孔19が穿設され、この係止孔19の中央部に
拡幅された円状部20が形成されている。また、
この係止孔19の上下部に上記各係合突起12を
それぞれ挿通する係合孔21が穿設されている。
そして、ピンジヤツク1をパネル17に取付け
るには、まず、ピンジヤツク1に対してパネル1
7を配設し、このパネル17の裏側から各ピンプ
ラグ受け3を各突出孔18から突出させ、基体2
の各係合突起12を各係合孔21にそれぞれ挿通
するとともに、アースコンタクト5の係止片部7
をパネル17の係止孔19に挿入することによ
り、係止片部7の係止爪部9を係止孔19の上縁
部および下縁部に係合して、ピンジヤツク1をパ
ネル17に仮固定する。なお、このとき、係合突
起12の突出量よりも係止片部7の突出量が小さ
いことにより、係合突起12の方が先に係合孔2
1に挿通される。
るには、まず、ピンジヤツク1に対してパネル1
7を配設し、このパネル17の裏側から各ピンプ
ラグ受け3を各突出孔18から突出させ、基体2
の各係合突起12を各係合孔21にそれぞれ挿通
するとともに、アースコンタクト5の係止片部7
をパネル17の係止孔19に挿入することによ
り、係止片部7の係止爪部9を係止孔19の上縁
部および下縁部に係合して、ピンジヤツク1をパ
ネル17に仮固定する。なお、このとき、係合突
起12の突出量よりも係止片部7の突出量が小さ
いことにより、係合突起12の方が先に係合孔2
1に挿通される。
つぎに、係止孔19の円状部20を介してタツ
ピングねじ22を両係止片部7間に前方からねじ
込んで挿着し、各係止片部7を弾性的に拡開する
とともに、それらの係止爪部9を係止孔19の上
縁部および下縁部に圧接させる。この状態で、係
止爪部9が係止孔19に係合された状態が確実に
保持され、ピンジヤツク1がパネル17に確実か
つ強固に固定される。
ピングねじ22を両係止片部7間に前方からねじ
込んで挿着し、各係止片部7を弾性的に拡開する
とともに、それらの係止爪部9を係止孔19の上
縁部および下縁部に圧接させる。この状態で、係
止爪部9が係止孔19に係合された状態が確実に
保持され、ピンジヤツク1がパネル17に確実か
つ強固に固定される。
また、上記パネル17の上部にボンネツト23
の縁部をタツピングねじ24で固定する。
の縁部をタツピングねじ24で固定する。
この組立にあたつては、ピンジヤツク1および
他の電気部品14をプリント配線基板13に配設
してその端子部を自動ハンダ付け装置でハンダ付
けした後、プリント配線基板13を電気機器の内
部のシヤーシ15に固定し、そして、最終段階に
おいて、電気機器のパネル17をピンジヤツク1
の係合突起12および係止片部7に係合し、この
状態で電気機器の外方から自動ねじ締め機によつ
てねじ22を締付けてパネル17を固定するとと
もに、同方向からねじ24を締付けてボンネツト
23を固定する。
他の電気部品14をプリント配線基板13に配設
してその端子部を自動ハンダ付け装置でハンダ付
けした後、プリント配線基板13を電気機器の内
部のシヤーシ15に固定し、そして、最終段階に
おいて、電気機器のパネル17をピンジヤツク1
の係合突起12および係止片部7に係合し、この
状態で電気機器の外方から自動ねじ締め機によつ
てねじ22を締付けてパネル17を固定するとと
もに、同方向からねじ24を締付けてボンネツト
23を固定する。
このようにすることにより、金属板で成形され
たアースコンタクト5の係止片部7は、合成樹脂
製のものと比較して大幅に弾性力が増加すること
により、かつ、金属板の鍍金処理により一層滑り
がよくなることにより、組付け上の誤差の吸収が
容易となり、係止孔19の多少のバリに対しても
何ら影響されることがなく、パネル17の係止孔
19と係止片部7を対応させることにより容易に
係合させることができる。また、係止片部7は先
端部の係止爪部9にテーパー状の案内縁10を設
けることにより、係合作用を容易に行なうことが
できる。
たアースコンタクト5の係止片部7は、合成樹脂
製のものと比較して大幅に弾性力が増加すること
により、かつ、金属板の鍍金処理により一層滑り
がよくなることにより、組付け上の誤差の吸収が
容易となり、係止孔19の多少のバリに対しても
何ら影響されることがなく、パネル17の係止孔
19と係止片部7を対応させることにより容易に
係合させることができる。また、係止片部7は先
端部の係止爪部9にテーパー状の案内縁10を設
けることにより、係合作用を容易に行なうことが
できる。
そして、係止爪部9を係止孔19に係合させる
ことにより、係止片部7間にねじ22を挿着する
際、ピンジヤツク1を後方から押えるなどの保持
手段を必要とせずにねじ22の挿着が行なえる。
ことにより、係止片部7間にねじ22を挿着する
際、ピンジヤツク1を後方から押えるなどの保持
手段を必要とせずにねじ22の挿着が行なえる。
また、各係合突起12は、すべて円錐台状にな
つているので、パネル17の係合孔21に多少の
バリがあつたとしても、また、若干の寸法誤差が
あつたとしても、各係合孔21に円滑に挿通され
る。
つているので、パネル17の係合孔21に多少の
バリがあつたとしても、また、若干の寸法誤差が
あつたとしても、各係合孔21に円滑に挿通され
る。
ところで、弾性を有する金属板からなるアース
コンタクト5に一体に形成されかつ先端部に係止
爪部9を有する係止片部7は、位置決めがある程
度しつかりしていれば、上述のように係止孔19
への挿通がきわめて容易になされるが、位置決め
が悪ければ、可塑変形のおそれもあり、挿通の円
滑性がかえつて損なわれるおそれがある。ところ
が、係止片部7に先立つて一対の係合突起12が
パネル17の一対の係合孔21に挿通され、その
挿通に伴い、係合突起12が円錐台状になつてい
て、取付部品17に対して電気部品1が徐々に確
実に位置決めされていくので、その案内により、
係止片部7は係止孔19にきわめて円滑に挿通さ
れる。これにより、アースコンタクト5に係止片
部7を形成したことの利点を最大限生かすことが
できる。
コンタクト5に一体に形成されかつ先端部に係止
爪部9を有する係止片部7は、位置決めがある程
度しつかりしていれば、上述のように係止孔19
への挿通がきわめて容易になされるが、位置決め
が悪ければ、可塑変形のおそれもあり、挿通の円
滑性がかえつて損なわれるおそれがある。ところ
が、係止片部7に先立つて一対の係合突起12が
パネル17の一対の係合孔21に挿通され、その
挿通に伴い、係合突起12が円錐台状になつてい
て、取付部品17に対して電気部品1が徐々に確
実に位置決めされていくので、その案内により、
係止片部7は係止孔19にきわめて円滑に挿通さ
れる。これにより、アースコンタクト5に係止片
部7を形成したことの利点を最大限生かすことが
できる。
こうして、上記構成によれば、パネル17を例
えば鉄板をプレス加工して形成するとき係止孔1
9や係合孔21の裏面側に出るバリ、および、設
計誤差あるいは組立誤差などによる精度不良など
にもさほど影響を受けることなく、ピンジヤツク
1をパネル17に確実に取付けることができ、組
立性が向上し、自動化された締め付け作業でも円
滑かつ容易に行なわれる。
えば鉄板をプレス加工して形成するとき係止孔1
9や係合孔21の裏面側に出るバリ、および、設
計誤差あるいは組立誤差などによる精度不良など
にもさほど影響を受けることなく、ピンジヤツク
1をパネル17に確実に取付けることができ、組
立性が向上し、自動化された締め付け作業でも円
滑かつ容易に行なわれる。
また、加工の容易な平板状のプレス成形品とで
きるアースコンタクト5に係止片部7を一体に形
成することは、コストを低下させるとともに、製
造性をより良好なものとする効果がある。そし
て、金属板によりアースコンタクト5をつくるこ
とにより、このアースコンタクト5のプリント配
線基板13への結合と、アースコンタクト5のピ
ンジヤツク1への一体的な組付けと、弾性を有す
るべき係止片部7の形成とが容易に可能になる。
きるアースコンタクト5に係止片部7を一体に形
成することは、コストを低下させるとともに、製
造性をより良好なものとする効果がある。そし
て、金属板によりアースコンタクト5をつくるこ
とにより、このアースコンタクト5のプリント配
線基板13への結合と、アースコンタクト5のピ
ンジヤツク1への一体的な組付けと、弾性を有す
るべき係止片部7の形成とが容易に可能になる。
さらに、アースコンタクト5の一部を係止片部
7とし、この係止片部7をピンジヤツク1のパネ
ル17へ取付ける際に、このパネル17の係止孔
19の縁部に圧接させる構造としたので、シヤー
シ15が合成樹脂などの絶縁材で成形されている
場合でも、パネル17が金属板で成形されていれ
ば、係止片部7とパネル17の係止孔19との係
合により、アースコンタクト5がパネル17に接
地され、ピンジヤツク1の取付作業がアースコン
タクト5の接地作業を兼ねることになるので、接
地作業が容易になり、作業効率をさらに高めるこ
とができる。
7とし、この係止片部7をピンジヤツク1のパネ
ル17へ取付ける際に、このパネル17の係止孔
19の縁部に圧接させる構造としたので、シヤー
シ15が合成樹脂などの絶縁材で成形されている
場合でも、パネル17が金属板で成形されていれ
ば、係止片部7とパネル17の係止孔19との係
合により、アースコンタクト5がパネル17に接
地され、ピンジヤツク1の取付作業がアースコン
タクト5の接地作業を兼ねることになるので、接
地作業が容易になり、作業効率をさらに高めるこ
とができる。
なお、上記実施例では、タツピングねじ22を
係止片部7間に螺着しているが、ねじ22の代わ
りに、楔状の固着具を係止片部7間に圧入嵌合す
るようにしてもよい。このようにすることによつ
て、ピンジヤツク1の取付作業をさらに簡略化す
ることができる。
係止片部7間に螺着しているが、ねじ22の代わ
りに、楔状の固着具を係止片部7間に圧入嵌合す
るようにしてもよい。このようにすることによつ
て、ピンジヤツク1の取付作業をさらに簡略化す
ることができる。
また、電気部品としては、4個のピンプラグ受
けを有するピンジヤツクのほか、2個ないし6個
以上のピンプラグ受けを有するピンジヤツク、端
子装置、スイツチ、ボリユーム、コンセントなど
においても適用することができる。
けを有するピンジヤツクのほか、2個ないし6個
以上のピンプラグ受けを有するピンジヤツク、端
子装置、スイツチ、ボリユーム、コンセントなど
においても適用することができる。
また、係合突起12は電気部品の上下位置のほ
か、左右など所定位置に、かつ、3個以上設けて
もよい。
か、左右など所定位置に、かつ、3個以上設けて
もよい。
さらに、アースコンタクト5およびこれに形成
される係止片部7の設定位置、数なども上記実施
例のものに限定されず、適宜選択すればよい。
される係止片部7の設定位置、数なども上記実施
例のものに限定されず、適宜選択すればよい。
また、ねじを締付ける手段として自動機による
場合のほか、手動による締付けにももちろん効果
的である。
場合のほか、手動による締付けにももちろん効果
的である。
本考案によれば、電気部品に設けられた弾性を
有する金属板からなるアースコンタクトから先端
部に係止爪部を有する複数個の係止片部を一体に
突設し、これら係止片部を取付部材の係止孔に挿
通係止するので、係止片部がバネ性を有する金属
片として形成されていることにより、組立誤差に
対する許容範囲が広くなるとともに、係止孔にバ
リがあつたとしてもそれに影響されることなく、
係止片部と係止孔との係合をスムーズに容易に行
なうことができる。また、係止片部間にねじなど
の固着具を挿着するので、電気部品を確実に取付
部材に固定することができる。また、アースコン
タクトの一部を係止片部としたので、コストの低
下を計ることができるとともに、電気部品の取付
作業がアースコンタクトの接地作業を兼ねること
もでき、接地作業を容易にできる。しかも、アー
スコンタクトが弾性を有する金属板からなつてい
るので、加工性がよい。さらに、電気部品の基体
に、取付部品の係合孔にそれぞれ挿通される数個
の円錐台状の係合突起を形成するとともに、これ
ら係合突起の突出量よりも係止片部に突出量を小
さくしたので、係合突起をスムーズに係合孔に挿
通させながら、係合突起の係合孔への挿通に伴つ
て取付部品に対して電気部品が位置決めされてい
くことにより、金属板からなるアースコンタクト
に形成され係止爪部を先端部に有する係止片部で
あるにもかかわらず、これら係止片部を係止孔に
きわめて円滑に挿通させることができ、上述した
アースコンタクトに係止片部を形成することの利
点を最大限生かすことができる。
有する金属板からなるアースコンタクトから先端
部に係止爪部を有する複数個の係止片部を一体に
突設し、これら係止片部を取付部材の係止孔に挿
通係止するので、係止片部がバネ性を有する金属
片として形成されていることにより、組立誤差に
対する許容範囲が広くなるとともに、係止孔にバ
リがあつたとしてもそれに影響されることなく、
係止片部と係止孔との係合をスムーズに容易に行
なうことができる。また、係止片部間にねじなど
の固着具を挿着するので、電気部品を確実に取付
部材に固定することができる。また、アースコン
タクトの一部を係止片部としたので、コストの低
下を計ることができるとともに、電気部品の取付
作業がアースコンタクトの接地作業を兼ねること
もでき、接地作業を容易にできる。しかも、アー
スコンタクトが弾性を有する金属板からなつてい
るので、加工性がよい。さらに、電気部品の基体
に、取付部品の係合孔にそれぞれ挿通される数個
の円錐台状の係合突起を形成するとともに、これ
ら係合突起の突出量よりも係止片部に突出量を小
さくしたので、係合突起をスムーズに係合孔に挿
通させながら、係合突起の係合孔への挿通に伴つ
て取付部品に対して電気部品が位置決めされてい
くことにより、金属板からなるアースコンタクト
に形成され係止爪部を先端部に有する係止片部で
あるにもかかわらず、これら係止片部を係止孔に
きわめて円滑に挿通させることができ、上述した
アースコンタクトに係止片部を形成することの利
点を最大限生かすことができる。
第1図は本考案の装置の一実施例を示す断面
図、第2図は同上固着具の挿着状態を示す一部の
拡大断面図、第3図は同上要部の分解斜視図であ
る。 1……電気部品としてのピンジヤツク、2……
基体、5……アースコンタクト、7……係止片
部、9……係止爪部、12……係合突起、17…
…取付部材としてのパネル、19……係止孔、2
1……係合孔、22……固着具としてのねじ。
図、第2図は同上固着具の挿着状態を示す一部の
拡大断面図、第3図は同上要部の分解斜視図であ
る。 1……電気部品としてのピンジヤツク、2……
基体、5……アースコンタクト、7……係止片
部、9……係止爪部、12……係合突起、17…
…取付部材としてのパネル、19……係止孔、2
1……係合孔、22……固着具としてのねじ。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 基体に弾性を有する金属板からなるアースコン
タクトを設けてなる電気部品と、この電気部品を
取付ける取付部材とを備え、 上記電気部品には、上記基体に数個の円錐台状
の係合突起を突設するとともに、上記アースコン
タクトに上記係合突起と同一方向へ突出させて先
端部に係止爪部を有する複数個の係止片部を一体
に形成し、かつ上記係合突起の突出量よりも係止
片部の突出量を小さくし、 上記取付部材には、上記各係合突起をそれぞれ
挿通する数個の係合孔を穿設するとともに、上記
係止片部を挿通する係止孔を穿設し、 上記電気部品の各係合突起を取付部材の各係合
孔に挿通し、かつ上記アースコンタクトの各係止
片部の係止爪部を取付部材の係止孔に係合すると
ともに、上記係止片部間の間隙にねじなどの固着
具を挿着することによつて電気部品を取付部材に
固定することを特徴とする電気部品の取付装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985020619U JPH0349432Y2 (ja) | 1985-02-16 | 1985-02-16 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985020619U JPH0349432Y2 (ja) | 1985-02-16 | 1985-02-16 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61138289U JPS61138289U (ja) | 1986-08-27 |
JPH0349432Y2 true JPH0349432Y2 (ja) | 1991-10-22 |
Family
ID=30511274
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985020619U Expired JPH0349432Y2 (ja) | 1985-02-16 | 1985-02-16 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0349432Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59127287U (ja) * | 1983-02-16 | 1984-08-27 | 松下電器産業株式会社 | 成形品取付装置 |
-
1985
- 1985-02-16 JP JP1985020619U patent/JPH0349432Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61138289U (ja) | 1986-08-27 |
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