JPH0349412Y2 - - Google Patents

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JPH0349412Y2
JPH0349412Y2 JP1984108142U JP10814284U JPH0349412Y2 JP H0349412 Y2 JPH0349412 Y2 JP H0349412Y2 JP 1984108142 U JP1984108142 U JP 1984108142U JP 10814284 U JP10814284 U JP 10814284U JP H0349412 Y2 JPH0349412 Y2 JP H0349412Y2
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JP
Japan
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circuit board
capacitance
pattern
printed circuit
push button
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JP1984108142U
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JPS6127263U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (1) 本考案の技術分野 本考案は容量式押釦スイツチに関し、特に信号
パターンが密集する各パターン間をシールドする
シールド構造に関する。
(2) 考案の背景 容量式押釦スイツチではスイツチとしての
ON・OFFを容量の大小を検出することにより行
なつている。即ちONの時容量は極力大きく、
OFFの時容量は極力小さくする必要がある。
第1図は容量式押釦スイツチの断面図を示す。
図中、それぞれの部材は、プリント基板5、該プ
リント基板5上の固定電極3及び4、押釦7、該
押釦7に固定されたスポンジ6、該スポンジ6に
固定された可動電極2、該可動電極2に固定され
た絶縁フイルム1である。押釦7が押下され絶縁
フイルム1が固定電極3,4に接すると、固定電
極3,4間の容量は増加し、さらに押下するとス
ポンジ6により絶縁フイルム1が固定電極3,4
により密着し、容量はより増加し、SW−ONと
なるものである。押釦7が押下されていない時、
絶縁フイルム1と固定電極3,4は離れており、
固定電極3,4間の容量は小さく、SW−OFFで
ある。押釦の押下量に対する容量の変化を第2図
に示す。図中のa点で固定電極3,4と絶縁フイ
ルム1が接し、押下量が大となると容量は増大す
る。図中のa点以後の立上りの急峻度合は絶縁フ
イルム1の誘電率によつて決まり、誘電率が大き
いと、より急峻、かつ最大容量も大きくなる。
また最大容量の決定要因は固定電極3,4の面
積、可動電極2の面積、絶縁フイルム1の厚さ及
誘電率である。これらの寸法上、また特性上の制
約から最大容量は決まつてしまう。
SWとしてのON・OFFは前述した様に容量の
大小を検出することにより行なうため、最大容量
に制限があればSW−OFF時の最小容量を極力小
さくしなければSWとしての性能を満足すること
はできない。第2図のa点以前はSW−OFF状態
である。押釦を押下し始めてから、a点までは容
量の変化はほとんどないことを示している。即ち
SW−OFF状態の容量は前述した最大容量を決定
する要因とは無関係である。このSW−OFF状態
での容量を決定する要因は固定電極3,4に接続
されるプリント基板5の信号パターン間の浮遊容
量である。
コンピユータ用キーボードでは、スイツチの数
が100個程度、スイツチの実装ピツチ19.05mmで配
置されるものが多く、各スイツチの固定電極に接
続されるパターンが密集かつ隣接して配置せざる
を得ず、該パターン間の浮遊容量が大きくなり、
SW−OFF時の容量として無視できない値になつ
てしまい。浮遊容量を減らす方法としてパターン
間にGNDパターンを通し、パターン間をシール
ドする方法がとられている。第3図a,bはプリ
ント基板にGNDパターンを形成した平面図及び
側断面図であり、GNDパターン8、信号パター
ン9、基材10である。
しかしながら、前述の様にパターン9が密集し
ているところへさらにその信号パターン間に該
GNDパターン8を形成するので、片面プリント
基板ではパターン配置できず、両面スルーホール
基板を用いて両面にパターン配置し、密集度を低
くしていたが、このためプリント基板の価格が極
めて高価になる欠点があった。
(3) 考案の目的 本考案の目的は、安価で、且つ、浮遊容量の小
さな容量式押釦スイツチを得ることにある。
(4) 考案の構成 本考案は、ケースと、ケース内に上下動可能に
配置され、下方に弾性部材を介して可動接点を設
けて成る操作ボタンと、この操作ボタンと対向す
るように基板上に配置された一体の固定電極と、
この固定電極上に設けられた絶縁シートとを備
え、絶縁シート上の固定電極間に位置する部分に
GNDパターンを設けている。
(5) 考案の実施例 第4図a,bは本考案の一実施例となる容量式
押釦スイツチのプリント基板の平面図及び側断面
図を示したもので、第3図で説明した部分と同部
分は同記号で示してある。
図に於いて11は絶縁層を示している。基材1
0には信号パターン9を形成し、夫々のパターン
9を被覆するように絶縁層11を基材10上に形
成し、前記パターン9間の中央付近にGNDパタ
ーン8を前記絶縁層11上に形成する。なお、信
号パターン9の上面とGNDパターン8の上面と
はほぼ同一の高さとなつている。
次にプリント基板の製造方法について説明す
る。
まず、基材10上の信号パターン9は銅貼積層
板をエツチングして形成する。次に絶縁層11を
スクリーン印刷によつて前記信号パターン面に形
成する。その上に導体ペーストをスクリーン印刷
によつて前記GNDパターン8を信号パターン9
の間に形成する。
ここで絶縁層11の厚みが信号パターン9の厚
みより厚くなるとGNDパターンのシールド効果
は薄れるが、銅貼積層板の銅箔厚みは35μが一般
的であり、絶縁層11の厚みを35μ以下とするの
は容易であり、この結果充分シールド効果は得ら
れるものである。
以上本考案によれば該絶縁層を介して該信号パ
ターンに対向して該GNDパターンを形成するこ
とにより、片面プリント基板に於いてもパターン
配置が可能となり、極めて安価に浮遊容量の小さ
い容量式押釦スイツチを提供し得るものである。
第5図は本考案の他の実施例で、プリント基板
の断面図を示す。図に於いて12は絶縁フイルム
を示し、他の部分は前述と同じものである。
GNDパターン8は絶縁フイルム12上に形成し、
信号パターン部とGNDパターン部とを貼り合わ
せることにより前述と同様の効果を持つものであ
る。この構成により製作工程を平行することがで
き、全体の工程を短縮することができるものであ
る。
(6) 考案の効果 本考案は、ケースと、ケース内に上下動可能に
配置され、下方に弾性部分を介して可動接点を設
けて成る操作ボタンと、この操作ボタンと対向す
るように基板上に配置された一体の固定電極と、
この固定電極上に設けられた絶縁シートとを備
え、絶縁シート上の固定電極間に位置する部分に
GNDパターンを設けた構成としたことにより、
密集した信号パターンを片面プリント基板に形成
できると共に、極めて安価に浮遊容量の小さいプ
リント基板が得られる等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は容量式押釦スイツチの断面図、第2図
は容量式押釦スイツチの押下量に対する容量変化
特性図、第3図a,bは従来例のプリント基板の
平面図及び側断面図、第4図a,bは本考案の一
実施例のプリント基板の平面図及び側断面図、第
5図は本考案の他の実施例のプリント基板の断面
図を示す。 8……GNDパターン、9……信号パターン、
10……基材、11……絶縁層、12……絶縁フ
イルム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ケースと、このケース内に上下動可能に配置さ
    れ、下方に弾性部材を介して可動接点を設けて成
    る操作ボタンと、この操作ボタンと対向するよう
    に基板上に配置された一対の固定電極と、この固
    定電極上に設けられた絶縁シートとを備え、絶縁
    シート上の固定電極間に位置する部分にGNDパ
    ターンを配置したことを特徴とする容量式押釦ス
    イツチ。
JP10814284U 1984-07-17 1984-07-17 容量式押釦スイッチ Granted JPS6127263U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10814284U JPS6127263U (ja) 1984-07-17 1984-07-17 容量式押釦スイッチ

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JP10814284U JPS6127263U (ja) 1984-07-17 1984-07-17 容量式押釦スイッチ

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Publication Number Publication Date
JPS6127263U JPS6127263U (ja) 1986-02-18
JPH0349412Y2 true JPH0349412Y2 (ja) 1991-10-22

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ID=30667352

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JP10814284U Granted JPS6127263U (ja) 1984-07-17 1984-07-17 容量式押釦スイッチ

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0733183Y2 (ja) * 1990-08-16 1995-07-31 日本コーティング株式会社 距離測定装置
JPH0733184Y2 (ja) * 1990-08-16 1995-07-31 日本コーティング株式会社 距離測定装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5872868U (ja) * 1981-11-09 1983-05-17 エスエムケイ株式会社 フレキシブルプリント基板の接着構造

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JPS6127263U (ja) 1986-02-18

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