JPH0348941B2 - - Google Patents

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JPH0348941B2
JPH0348941B2 JP59011523A JP1152384A JPH0348941B2 JP H0348941 B2 JPH0348941 B2 JP H0348941B2 JP 59011523 A JP59011523 A JP 59011523A JP 1152384 A JP1152384 A JP 1152384A JP H0348941 B2 JPH0348941 B2 JP H0348941B2
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JP
Japan
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blowing agent
polyester
weight
composition
thermoplastic
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP59011523A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60155243A (ja
Inventor
Nori Yoshihara
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toyobo Co Ltd filed Critical Toyobo Co Ltd
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Publication of JPS60155243A publication Critical patent/JPS60155243A/ja
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  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は熱可塑性樹脂、ことにポリアルキレン
テレフタレート系樹脂配合用として好適な耐熱性
を有する発泡剤組成物に関するものである。 近年、熱可塑性プラスチツクを押出成形あるい
は射出成形する際、重量当りの剛性や強度を改善
したり、断熱特性や吸音特性を向上したり、また
ヒケやソリ変形を防止するため等により発泡剤を
配合することも知られている。 本発明者等は繊維強化熱可塑性ポリエステル樹
脂に少量の発泡剤を配合して成形したとき成形品
の寸法精度が著しく改善されることを知見し先に
特許出願した。しかしながら、熱可塑性ポリエス
テル樹脂は成形時に0.02重量%以上の水分を含有
すると加水分解を生じ著しい物性低下を生じる欠
点がある。ポリエステル樹脂の水分含有率を0.02
重量%以下にするためには130〜150℃という高温
での予備乾燥が必要となる。このようなことから
配合する発泡剤組成物としても水分含有率が低い
ことおよびポリエステル樹脂の乾燥に耐える耐熱
性等が要求される。従来公知のポリエチレン、ポ
リスチレン、AS樹脂等をベースとした発泡剤組
成物は耐熱性に乏しく乾燥時に軟化することから
ポリエステル樹脂とは別々に乾燥しなければなら
ないという工程上および操業上の問題点があつ
た。また、乾燥後予備混合するため、乾燥樹脂の
再吸湿を防止する必要があり、このため通常用い
られるホツパードライヤーが使用できないことも
大きな問題である。更に、従来公知の上記発泡剤
組成物は熱可塑性ポリエステル樹脂に対する分散
性が不十分であり、均一な微細発泡を目的とする
場合は全く不満足なものであつた。また、耐熱性
を有する樹脂をベースとした場合であつても、酸
化による着色を生じたり、熱劣化を生じる等種々
の欠点を有していた。 本発明者等は熱可塑性ポリエステル樹脂に配合
したとき、熱可塑性ポリエステル樹脂の優れた性
能を保持すると共に、乾燥および成形作業を効率
化することのできる発泡剤組成物を開発するべく
鋭意研究の結果、本発明の組成物に到達した。す
なわち、本発明は170〜350℃の分解温度を有する
発泡剤5〜50重量%、150〜210℃の融点を有する
ポリエステル共重合体40〜95重量%および酸化防
止剤0〜10重量%を含有してなることを特徴とす
る熱可塑性樹脂配合用発泡剤組成物である。 本発明において用いられる発泡剤は分解温度、
ガス発生量、分解残査等を考慮して選択するのが
好ましい。特に分解温度は170〜350℃にあるもの
が用いられる。分解温度が低温過ぎると発泡剤組
成物の製造時や乾燥中に分解を伴い好ましくな
い。また高温過ぎるとポリエステル組成物の成形
時に高温加熱を必要としポリエステルが熱分解を
起こすことから実用的でない。使用し得る発泡剤
としては、たとえば5−フエニルテトラゾールの
カルシウム塩(分解温度345℃)、5−フエニルテ
トラゾール(分解温度240〜250℃)、トリヒドラ
ゾトリアジン(分解温度275℃)、アゾジカルボン
アミド(分解温度195〜200℃)、ジニトロソペタ
メチレンテトラミン(分解温度190〜205℃)、p
−トルエンスルホニルセミカルバジツド(分解温
度235℃)などが挙げられる。 また、融点が150〜210℃であるポリエーテルポ
リエステルブロツク共重合体および/またはポリ
エステルポリエステルブロツク共重合体として、
具体的にはポリブチレンテレフタレート、ポリエ
チレンテレフタレート、ポリプロピレンテレフタ
レート、ポリ(エチレンテレフタレート・ブチレ
ンテレフタレート)、ポリ(ブチレンテレフタレ
ート・ブチレンイソフタレート)、ポリ(ブチレ
ンテレフタレート・ブチレンアジペート)のよう
な芳香族ポリエステルセグメントとポリエチレン
グリコール、ポリテトラメチレングリコール、ポ
リプロピレングリコール、エチレンオキシド・プ
ロピレンオキシドのランダムまたはブロツク共重
合体、多価アルコール・アルキレンオキシド付加
体のような、好ましくは分子量600〜2500程度の
ポリアルキレンエーテルセグメントとからなるポ
リエーテルポリエステルブロツク共重合体、上記
ポリエステルセグメントとダイマー酸との共重合
体、上記ポリエステルセグメントと好ましくは分
子量600〜2500程度のポリラクトンとのブロツク
共重合体、ポリアルキレンテレフタレートの製造
に際しネオペンチルグリコールのような側鎖グリ
コールやアジピン酸、セバシン酸のような脂肪族
酸を共重合して得られるアルキレンテレフタレー
ト系ポリエステルのようなポリエステルポリエス
テルブロツク共重合体が挙げられる。しかし、特
に好ましくはブチレンテレフタレートを主体とし
た芳香族ポリエステルセグメントと分子量600〜
2500のポリテトラメチレングリコールおよび/ま
たはポリラクトンジオールの残基をソフトセグメ
ントとするブロツク共重合体である。 発泡剤組成物における発泡剤濃度は組成物をコ
ンパウンドする際の作業性と目的とする熱可塑性
ポリエステル樹脂に対する発泡剤組成物の分散性
から5〜50重量%であり、特に好ましくは10〜40
重量%である。多過ぎると作業性が低下したり均
一性が損われる欠点を生じ、一方過少の場合は熱
可塑性ポリエステル樹脂に対する添加量を増加さ
せる必要を生じ低融点のポリエステル共重合体に
より熱可塑性ポリエステルの物性が損なわれる欠
点を生じる。 また、用いられる酸化防止剤としては、ヒンダ
ードフエノール系、亜リン酸アミド系、亜リン酸
エステル系、リン酸アミド系、チオエーテル系等
が効果的であり、これらの群から選ばれた単独ま
たは2種以上の組合せで用いるのが好ましい。具
体的にはペンタエリスリトールテトラキス〔3
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフエ
ニル)プロピオネート〕、ペンタエリスリトール
テトラキス(β−ラウリルチオプロピオネート)、
トリス(2,4−ジ−t−ブチルフエニル)ホス
フアイト、トリラウリルトリチオホスフアイト等
が好ましい化合物として例示される。その配合量
は10重量%以下である。 更に、本発明の組成物には用途、目的等により
付加的添加剤として熱可塑性樹脂の安定剤たとえ
ば紫外線吸収剤や可塑剤、滑剤(高級脂肪酸金属
塩、モンタンワツクス等)、疎水化剤(オルガノ
ポリシロキサン、テトラフルオロエチレン等)、
その他配合剤を添加することができる。また、コ
ンパウンドやペレタイズの作業性のため珪酸カル
シウム、珪酸マグネシウム、シリカ、クレイのよ
うな無機フイラーやガラス繊維、チタン酸カリウ
イスカー、金属炭化物繊維、炭化珪素繊維、窒化
珪素繊維、炭素繊維のような繊維状強化剤を配合
することが好ましい。 また、本発明の発泡剤組成物は成形時に水分の
影響を受け易い熱可塑性ポリエステル樹脂に特に
有効であり、融点が220℃以上のアルキレンテレ
フタレート系熱可塑性ポリエステル樹脂配合剤と
して有用である。しかしながら、熱可塑性ポリエ
ステル樹脂以外の成形材料、たとえばポリアミド
樹脂、ポリカボネート樹脂、ポリフエニレンサル
フアイド樹脂等にも広く用いることができる。 本発明の発泡剤組成物はポリエステル共重合体
が結晶化が速く粘着性を示さないこと、組成物の
吸水率が低いことが特徴であり、また成形材料に
配合して成形したとき寸法精度のすぐれた成形品
を与えること、熱的に安定な成形品が得られるこ
と等が特長である。更に熱可塑性ポリエステル樹
脂に配合するときは相容性が良く、熱可塑性ポリ
エステル樹脂に発泡剤を均一に分散させると共
に、発泡剤組成物中のポリエステル共重合体自身
が熱可塑性ポリエステル樹脂中に微分散するため
かゴム弾性により補強効果が得られ、発泡成形に
よる成形品の物性が優れていることも特長の一つ
である。また、発泡剤組成物に酸化防止剤を配合
したときは成形品の耐熱耐久性が著しく改善され
る。これは発泡剤組成物の酸化劣化物が熱可塑性
樹脂の劣化を促進するのを効果的に防止するため
と考えられる。 本発明の発泡剤組成物の熱可塑性樹脂に対する
配合量は成形品の寸法精度改善を目的とする(成
形収縮に見合う量を膨張させる)場合と発泡体を
目的とする場合とで大きく異なるが通常前者の場
合は成形材料中に発泡剤含有量が0.01〜2重量%
程度となる量で配合されるのが好ましいが、発泡
体を目的とする場合は多量の配合を必要とするの
はもちろんである。 以下、実施例により本発明を説明する。なお、
実施例中の部および%は重量基準である。 実施例 シリンダー温度180〜190℃に設定したベントタ
イプ2軸押出機に、5−フエニルテトラゾール
(分解温度240〜250℃)と表1に示した割合に配
合材を予備混合したものを供給し、各種の発泡剤
組成物のペレツトを得た。酸化防止剤としては、
ペンタエリスリトールテトラキス(β−ラウリル
チオプロピオネート)を使用した。 このペレツトを発泡剤濃度にして0.2%になる
ように、ガラス繊維20%、無機フイラー40%を含
有する結晶性が改良されたポリエチレンテレフタ
レート樹脂と予備混合した。これを140℃にコン
トロールされた熱風乾燥機にて5時間乾燥した
後、シリンダー後部から250−265−270℃に設定
した噴出成形機により、金型温度90℃にてテスト
ピースを成形し、その物性を測定した。 本発明組成物は、乾燥後も粘着性を示さず作業
性が良好であり、また強度もすぐれていることが
示された。また酸化防止剤を配合すると強度が改
善されることを示している。
【表】
【表】 なお、表−1中、比較例4、5として挙げた
mp140℃の共重合ポリエステルの組成はテレフタ
ル酸/セバシン酸/エチレングリコール(モル比
60/40/100)であり、mp160℃の共重合ポリエ
ステルの組成はテレフタル酸/イソフタル酸/エ
チレングリコール(モル比50/50/100)である。 前記表−1より明らかであるが、比較例ではい
ずれも乾燥作業性が劣るばかりか、成形品の曲げ
強度においても劣つていた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 170〜350℃の分解温度を有する発泡剤5〜50
    重量%、150〜210℃の融点を有するポリエーテル
    ポリエステルブロツク共重合体および/またはポ
    リエステルポリエステルブロツク共重合体40〜95
    重量%および酸化防止剤0〜10重量%を含有して
    なることを特徴とする熱可塑性樹脂配合用発泡剤
    組成物。
JP1152384A 1984-01-24 1984-01-24 発泡剤組成物 Granted JPS60155243A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2581320B2 (ja) * 1994-06-23 1997-02-12 日本電気株式会社 携帯型無線装置

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MY104580A (en) * 1989-12-27 1994-04-30 Sekisui Plastics Thermoplastic polyester series resin foamed material and production process thereof.

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JPS52115873A (en) * 1976-03-04 1977-09-28 Dynamit Nobel Ag Condensed foaming agent
JPS5813640A (ja) * 1981-07-18 1983-01-26 Eiwa Kasei Kogyo Kk 発泡剤濃縮物およびそれを用いた発泡体の製造方法

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