JPH034868A - 水槽に配設した電気部品の電気遮蔽構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）　産業上の利用分野 本発明は水槽に配設した電気部品の電気遮蔽構造に関す
る。

（ロ）　従来の技術 従来、水槽内部の水に接して電気的に駆動及び／又は制
御される電気部品を配設した水槽がある。

例えば、その一形態として、浴槽本体と同浴種本（杢の
外部に設置した浴湯の循環ポンプとの間に、浴湯吸込流
路と浴湯弾送流路を介設し、浴湯弾送流路の終端を浴槽
本体内に開口すると共に、同浴湯張送流路に空気取入部
を連通連設して、気泡混じりの浴場を浴槽本体内に噴出
すべく構成した気泡発生浴槽があり、かか払浴槽は、浴
槽の壁面に循環ポンプと連通した噴出ノズルを設けて同
ノズルの開度を電気的に制御することにより、浴湯の吐
出圧及び吐出量を制御できるようにしている。

また、かかる気泡発生浴槽には、電気部品の駆動回路や
センサーを具備した制御装置などが設けられている。

（ハ）　発明が解決しようとする課題 ところが、これらの電気部品から電流が漏洩すると、セ
ンサーなどに干渉して誤検出や誤動作の原因になること
がある。

特に、先に例示した気泡発生浴槽では、循環ポンプ、噴
出ノズル、センサ等複数個の電気部品が浴場に接してお
り、浸水等が原因でこれらの電気部品の通電部分の絶縁
が破れて浴場と導通すると、制御装置及び／又は駆動回
路を介してアースとの間に漏洩電流の経路が形成され、
この漏洩電流が浴槽本体の浴場中に流れて、入浴者がア
ースされた物品に接触すると感電するという危険性があ
る。

入浴者がアースされた物品に接触したとき感電するとい
う危険性がある。

つまり、商用電源は、必ず一方の電極が大地にアースさ
れており、電気部品が浴場と導通すると、駆動回路及び
／又は制御装置−電気部品一浴湯一人体一アースされた
物品−大地−商用電源のアースという漏電電流の経路が
形成され、人体に電流が流れることになる。

また、２個以上の電気部品が同時に浴湯に導通すると浴
槽本体中の浴場に広範囲に電流が流れ、同範囲中に入浴
者が介在すると、アースされた物品に接触しなくても感
電することになる。

（ニ）　課題を解決するだめの手段 本発明では、水槽内部の水に接して電気的に駆動及び／
又は制御される電気部品を配設した水を台において、上
記電気部品の水を台内部に臨む部分の周囲を導電性の筒
体で囲繞したことを特徴とする水槽に配設した電気部品
の電気遮蔽構造を提供せんとするものである。

（ホ）　作用・効果 本発明によれば、上記電気部品の水槽内部に臨む部分の
周囲を、導電性の筒体て囲繞したことにより、同電気部
品から漏出した電流が筒体に集束吸収され、水槽中の多
部分への伝播を防止することができるので、上記漏洩電
流による各種弊害、例えば、水槽中の水に人が接触した
ときの感電、及び同水槽に設けたセンサー等の電気部品
への干渉等を防止することができる。

特に、先に例示した気泡発生浴槽に本発明を適用した場
合には、万一、電気部品から７１Ｅが浴湯に漏出しても
、前記のように漏電電流が筒体に集束吸収され、浴槽本
体の内部に伝播しないので、安全性を大きく向上させる
ことができる。

（へ）　実施例 本発明の実施例を図面に基づいて説明すると、第１図及
び第２図において（Ａ）は本発明に係る気泡発生浴槽を
示しており、同気泡発生浴槽（Ａ）は浴槽本体（１）と
同浴槽本体（１）の外部に設置した浴場の循環ポンプ（
２）との間に、浴湯吸込流路（３）と浴湯弾送流路（４
）とを介設し、浴湯弾送流路（４）の終端部を６個に分
岐し、分岐された浴湯弾送流路（４）の各終端にそれぞ
れ足側、背側、腹側噴出ノズル（５）（５）（６）（８
）　（７）　（７）を連通遠投し、足側、背側、腹側噴
出ノズル（５）　＜５）　（８）（６）　（７）　（７
）を介し、浴湯弾送流路（４）を浴槽本体（１）内に開
口させると共に、同浴湯強送流路（４）に空気取入部（
８）を連通遠投して、気泡混じりの浴場を浴槽本体（１
）内に噴出すべく構成している。

また、浴槽本体（１）の周縁に所定幅のリム（９）を形
成して、同リム（９）に空気取入部（８）を設けている
。

衷だ、浴槽本体（１）の外部にポンプ保護ケース（１０
）を設けて、内部に前記の循環ポンプ（２）と濾過機（
１１）と、制御装置（Ｃ）と、インバータ（Ｉ３）と、
これらの付属機器を収納している。

循環ポンプ（２）は、第３図で示すように、モータ部（
２［）とポンプ部（２２）とで構成されており、モータ
部（２１）は、３相誘導モータてあって、モータケーシ
ング（２３）中に界磁（２４）を配設して、同界磁（２
４）に巻線（２５）を巻回し、同巻線（２５）に交流電
圧を印加して回転磁界を発生させると共に、モータケー
シング（２３）中に、捕型の回転子（２６）を出力軸（
２７）を介し軸支しており、後述のインバータ（１３）
によって回転磁界の回転速度を変更することによって、
出力軸（２７）の回転速度を調節できるようにしている
。

ポンプ部（２２）は、ポンプケーシング（２８）内に、
浴湯吸込流路（３）と濾過機（１１）とに連通した上段
インペラー室（２９）と、浴湯吸込流路（３）と浴湯弾
送流路（４）とに連通した下段インペラー室（３０）と
を形成し、上段、下段インペラー室（２９）　（３０）
中にそれぞれ上段、下段インペラー（３１）　（３２）
を回動自在に配設して出力軸（２７）に連動連結してい
る。

また、図示するように、モータケーシング（２３）とポ
ンプケーシング（２８）との間に、合成樹脂製の絶縁板
（３３）を介設して、界磁（２４）を介してモータケー
シング（２３）に漏洩した高周波電流が、ポンプケーシ
ング（２８）を介して浴場に漏洩するのを防止すると共
に、上段、下段インペラー（３１）（３２）を電気絶縁
性を有する合成樹脂素材で一体に構成し、同インペラー
（３１）　（３２）の中心軸（３４）を上方に延設して
、同軸（３４）の上端部に出力軸挿入孔（３５）を穿設
し、回礼（３５）にモータ部（２１）の出力軸（２７）
を挿入固定し、ケーシング（２８）の上部と中心軸（３
４）との間にメカニカルシール（３６）を介設して漏水
を防止すると共に、電気絶縁性を有する合成樹脂の中心
軸（３４）によってポンプ部（２２）とモータ部（２１
）とを電気的に絶縁している。

インバータ（１３）は、第４図、第５図で示すように、
商用電源（３７）からの単相交流１００ｖを、整流回路
（３８）及び平滑回路（Ｐ）で直流２００ｖに変換し、
スイッチング回路（３９）に供給し、同スイッチング回
路（３９）を、インバータ制御回路（１２）を介し制御
装置（Ｃ）で制御して、インバータ（１３）の出力周波
数を任意に変更することができる。

したがって、制御装置（Ｃ）からの制御によって、循環
ポンプ（２）の回転数を変更して、循環ポンプ（２）の
吐出圧および吐出量を変更することができることになる
。

また、上記インバータの出力波形をＰＷＭ制御すること
により、同出力波形の平均値を正弦波形に近似させて、
モータ部（２１）の回転を円滑にしている。

また、本実施例において、第１図に示すように、各噴出
ノズル（５）（６）（７）は同一構成であり、足側噴出
ノズル（５）を例にとり、第６図を参照して説明する。

足側噴出ノズル（５）は、浴槽本体（１）の側壁に嵌入
させた筒状のノズル本体（７０）と、同ノズル本体（７
０）内に設けた弁座（７１）と、同弁座（７１）の後方
に設けた弁体（７２）と、同弁体（７２）を進退作動さ
せるノズルモータ（Ｍ１）と、上記弁座（７１）の前方
に設けた首振り自在のスロート（７３）とで構成されて
いる。

ノズル本体（７０）には、その後部に浴湯弾送流路（４
）を連通させ、上記弁座（７１）に弁体（７２）を接離
させて、同ノズル（５）からの浴場の噴出量と噴出圧と
を調節すると共に、中央部周壁に空気取入部（８）を連
通した空気吸入口（７４）を開口させて、弁座（７１）
を通過した浴場のエジェクタ効果により、浴槽本体（１
）内に噴出する浴湯中に空気を混入させるように構成し
ている。

ノズルモータ（Ｍ１）は、ノズル本体（７０）の後壁に
取付けられたステッピングモータと、同モータの回転運
動を直線運動に変換して弁体（７２）に伝達するボール
スクリューとで構成されており、後端部に弁体（７２）
の位置を検出する弁体位置センサ（７５）を配設してい
る。

しかしながら、ノズルモータ（Ｍ１）や弁体位置センサ
（７５）等の電気部品のうち、１個の電気部品の絶縁が
損なわれて浴場と導通した場合、前記の漏電電流の経路
を電流が流れて、入浴者がアースされた物品に接触する
と感電する恐れがあり、更に、複数個の電気部品が同時
に浴場に導通すると、これらの電気部品間に電流が流れ
て、これらの電気部品間に入浴者がいると感電の危険が
ある。

そこで、本実施例では、各噴出ノズル（５）　（５）（
６）　（６）　（７）　（７）の浴槽本体（１）内部に
向けて開口した開口部（７６）に、導電性の筒体（７７
）を設けて、上記電流が浴槽本体（１）中の浴湯に漏洩
するのを防止して、感電を防止するようにしている。

つまり、第６図で示すように、ノズル本体（７０）の開
口部（７Ｂ）の内部に、ステンレス等の導電性素材より
なる筒体（７７）を、スロート（７３）から噴出する浴
場流の側面を囲繞する状態に配設し、同筒体（７７）を
それぞれノズルモータ（Ｍ１）のケース（Ｍ２）に導体
（７７ａ）を介して接続すると共に、各ノズルモータ（
Ｍ１）を接続して、これらのノズルモータ（Ｍ１）をイ
ンバータ（１３）の中点（ｎ）に接続している。

したがって、１個のノズルモータ（Ｍ１）が浴湯と導通
したときには、電流が同ノズルモータ（Ｍ１）から開口
部（７６）を経由して浴槽本体（１）内部に向けて流れ
ようとするが、開口部（７６）に導電性の筒体（７７）
を設けているので、上記電流は筒体（７７）に集束吸収
されノズルモータ（Ｍ１）のケース（Ｍ１）に帰還する
ので、浴槽本体（１）方向には伝播しない。

また、各開口部（７６）に設けた筒体（７７）を相互に
接続導通したことで、各筒体（７７）間に低インピーダ
ンスの回路が形成されているので、複数個のノズルモー
タ（Ｍ１）等が浴場と導通した場合でも、筒体（７７）
が吸収した電流が上記回路を流れて、浴場中を電流が流
れるのが防止される。

また、本実施例では、循環ポンプ（２）のモータ部（２
１）の側部に用いるインバータ（１３）から生ずる高周
波対策も講じられている。すなわち、前記インバータ（
１３）から出力される交流電力には、スイッチング回路
（３９）から矩形波が高い周波数で出力されるため、非
常に多くの高周波成分が含まれており、この高周波成分
が、モータ部（２１）の界磁（２４）と巻線（２５）間
の容量結合を介して浴場に漏洩し、モータ部（２１）の
アースが不完全であると、入浴者がアースされた物品に
接触すると高周波電流によって感電するおそれがある。

つまり、商用ｆｆｌ　！　（３７）は必ず一方の極が大
地にアースされているので、入浴者がアースされた物品
に接触すると、インバータ（１３）で発生した高周波電
流が、同インバータ（１３）−モータ部（２１）の巻線
（２５）−（容量結合）−モータの界磁（２４）−ポン
プ部（２２）−浴湯一人浴者の人体−アースされた物品
−大地−商用電源（３７）のアース−商用電源（３７）
からインバータ（１３）への配線→インバータ（■３）
という経路を介して漏洩し、上記経路中に介在した入浴
者を感電させることになるが、各筒体（７７）をインバ
ータ（１３）の中点に接続しているので、この経路を介
して各筒体（７７）が吸収した電流が同中点に帰還する
ので、上記感電を防止することかできる。

また、開口部（７６）の内面に導電性メツキや導電性の
塗装を施したり、スロート（７３）、ノズル本体（７０
）、取付ネジ（７８）、化粧カバー（７９）等を金属等
の導電性素材で構成、または、これらの表面にメツキや
塗装を施して導電性を持たせることによって電流の集束
吸収機能を付与して、上記筒体（７７）に代えることが
できる。

制御装置（Ｃ）は、第７図で示すように、マイクロプロ
セッサ（ＭＰＵ）と、入出力インターフェース（＋）（
０）と、制御プログラム、を格納したメモリ（Ｍ）とで
構成されており、入力インターフェース（１）には、浴
湯弾送流路（４）に配設した温度センサ（【）と圧力セ
ンサ（ｐ）と、空気取入部（８）上に設けた操作パネル
部（１４）に配設した気泡発生浴槽（Ａ）の運転をＯＮ
・ＯＦＦしたり、各噴出ノズルからの浴湯噴出を強弱調
節したり、浴場の噴出形態や浴場を噴出させるノズルを
指定する各種スイッチ（５０）　（５０）・・・と接続
しており、これらのセンサ（１）（ｐ）及びスイッチ群
からの人力により、各噴出ノズル（５）　（５）　（６
）　（６）（７）（７）の開閉度合や、循環ポンプ（２
）の回転数等を制御して、各種の浴場噴出形態をとるこ
とができるようにしている。

また、操作パネル部（１４）は、−側端部に赤外線受信
部（１７）を設けて、リモートコントローラ（■Ｂ）か
らの制御信号を受けるようにしている。

リモートコントローラ（１６）には、操作パネル部（１
４）に配設した各種スイッチ（５０）　（５０）・・・
に対応したスイッチ群を配設しており、同スイッチ群の
操作により、各スイッチごとに設定した赤外線信号を赤
外線照射部（Ｉ５）から°発信し、同赤外線信号を操作
パネル部（１４）の赤外線受信部（１７）で受信して、
制御装置（Ｃ）の入力インターフェース（１）に入力す
ることにより、入浴者からの制御操作を受付けて、上記
各スイッチに対応した浴場の噴出形態をとるように構成
している。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による電気部品の電気遮蔽構造を有する
気泡発生浴槽の全体斜視図、第２図は同浴槽の構成を示
す説明図、第３図は循環ポンプの縦断面図、第４図はイ
ンバータの構成を示すブロック図、第５図はスイッチン
グ回路図、第６図は浴場噴出ノズルの断面図、第７図は
制御装置の構成を示すブロック図。 （八）：気泡発生浴槽 （１）：浴）四本体 （２）：循環ポンプ （３）：浴湯吸込流路 （４）：浴渇強送流路 （８）：空気取入部 （１３）　：インバータ （２１）：モータ部 （３７）　：電源

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １）水槽内部の水に接して電気的に駆動及び／又は制御
   される電気部品を配設した水槽において、上記電気部品
   の水槽内部に臨む部分の周囲を導電性の筒体で囲繞した
   ことを特徴とする水槽に配設した電気部品の電気遮蔽構
   造。