JPH0348617Y2 - - Google Patents

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JPH0348617Y2
JPH0348617Y2 JP1006386U JP1006386U JPH0348617Y2 JP H0348617 Y2 JPH0348617 Y2 JP H0348617Y2 JP 1006386 U JP1006386 U JP 1006386U JP 1006386 U JP1006386 U JP 1006386U JP H0348617 Y2 JPH0348617 Y2 JP H0348617Y2
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は文字、図形等の情報をドツトマトリ
クス表示する薄膜EL素子に関し、詳しくは情報
のドツトマトリクス表示を多色で行う多色発光型
薄膜EL素子に関する。
従来の技術 情報のデイスプレイパネルとして、一般的な薄
膜ELマトリクス型デイスプレイパネルは、情報
デイスプレイの多様化の要求に伴つて、情報を多
色でカラー表示させる多色発光型のものの需要が
高まつている。この多色発光型の薄膜ELマトリ
クス型デイスプレイパネルは基板上に多色発光型
薄膜EL素子を形成した構造で、その一例(特開
昭59−56391号公報)を第4図及び第5図を参照
して説明する。
同図において、1は透明なガラス基板、2はガ
ラス基板1上に形成された多色発光型薄膜EL素
子で、次の3〜15を順次に積層したものであ
る。3はガラス基板1上にX方向に定ピツチで多
数のストライプ状に形成された透明な第1電極、
4は第1電極3上を覆う透明な第1絶縁層、5は
第1絶縁層4上に形成された単一発光色の第1発
光色の第1発光層、6は第1発光層5上に形成さ
れた透明な第2絶縁層、7は第2絶縁層6上にX
方向と直交するY方向に定ピツチで多数のストラ
イプ状に形成された透明な第2電極、8は第2電
極7上を覆う透明な第3絶縁層、9は第3絶縁層
8上に形成された単一発光色の第2発光層、10
は第2発光層9上に形成された透明な第4絶縁
層、11は第4絶縁層10上にX方向に定ピツチ
で多数のストライプ状に形成された透明な第3電
極、12は第3電極11上を覆う透明な第5絶縁
層、13は第5絶縁層12上に形成された単一発
光色の第3発光層、14は第3発光層13上に形
成された透明な第6絶縁層、15は第6絶縁層1
4上にY方向に定ピツチで多数のストライプ状に
形成された第4電極である。第1〜第3電極3,
7,11はI.T.O蒸着膜などであり、第4電極1
5はAl蒸着膜などであり、第1〜第6絶縁層4,
6,8,10,12,14はY2O3やAl2O3などの
蒸着膜、スパツタ膜などである。また、第1〜第
3発光層5,9,13は螢光体発光層で、三者の
発光色は赤、緑、青などと相違する。
第1電極3と第2電極7間に第1の駆動回路1
6でもつて駆動電圧を印加すると、第1発光層5
の第1、第2電極3,7の交叉部分が選択的に発
光する。同じように、第2電極7と第3電極11
に第2の駆動回路17から駆動電圧が印加され
て、第2発光層9の第2、第3電極7,11の交
叉部分が選択的に発光し、第3電極11と第4電
極15に第3の駆動回路18から駆動電圧が印加
されて、第3発光層9の第3、第4電極11,1
5の交叉部分が選択的に発光する。第1〜第3発
光層5,9,13の各画素部分で発光した光がガ
ラス基板1を透過して外部に出る。従つて、第1
〜第3発光層5,9,13の各画素部分を異なる
色で選択的に発光させることで、多色発光の情報
デイスプレイが実現される。
考案が解決しようとする問題点 ところで、発光色の異なる複数の発光層を絶縁
層と電極を介して多層に重ねた上記の如き多色発
光型薄膜EL素子は、多層構造ゆえの安定な膜質
形成が難しい、製造工数が多くて量産性が悪いな
どの問題を有する。更に、多層に重ねられた複数
の発光層の内の、非デイスプレイ面側の発光層の
光は、何層もの絶縁層や電極などを透過して外部
に出るので、外部に出るまでの輝度低下率が大き
い。例えば、第4図の薄膜EL素子2においては、
第3発光層13で発光した光12−11−10−
……−4−3の最も多い各層を透過してガラス基
板1から外部に出るので、第1〜第3発光層5,
9,13を同一輝度で発光させると、外部から見
た時の第1〜第3発光層5,9,13の発光輝度
は第3発光層13が最も小さく、次に第2発光層
9の輝度が小さくなる。そこで、第1〜第3発光
層5,9,13の外部から見た発光輝度を揃え
て、カラーデイスプレイのコントラスト等を良好
にするために第1〜第3発光層5,9,13を発
光させる駆動電圧を変える等の様々な工夫が行わ
れているが、いずれも効果薄であり、改善策が要
望されている。
問題点を解決するための手段 本考案は上記要望に応じるもので、製造工数の
少ない構造簡単な、しかも高品質の多色発光型薄
膜EL素子を提供することを目的とし、発光色と
輝度が異なる螢光体から成り、輝度に応じた幅を
持つ複数のストライプ状発光層の多群が同一平面
に配列された発光層群を、この発光層群と直交す
る複数のストライプ状電極から成る第1電極群
と、前記発光層群の各発光層に平行且つ対向する
複数のストライプ状電極から成る第2電極群と
で、絶縁層を介して挾持した構造にて、上記目的
を達成するものである。
作 用 上記手段による発光層群の各発光層はマトリク
ス型第1、第2電極群の各電極の交叉部分が、発
光層独自の色で選択的に発光して、多色発光の情
報デイスプレイを実現させるが、このような発光
層群は同一平面に並ぶ一層のものゆえに、全体と
して単色発光型薄膜EL素子と同様に積層数の少
ない、製造工数の少ない構造の多色発光型薄膜
EL素子が実現される。また、発光層群の各発光
層の螢光体には、発光色が異なるものは輝度も大
きく異なる傾向があり、従つて、異なる色の発光
層は、発光させた時の単位面積当たりの輝度が異
なる問題を含んでいるが、この問題は各発光層を
発光させた時の合成色が白色になるように各発光
層の幅を輝度の大小を考慮して変化させて、各発
光層の画素単位の面積を変えることで解決され
る。
実施例 以下、本考案の一実施例を第1図乃至第3図に
基づき説明する。第1図及び第2図において、2
0は透明なガラス基板、21はガラス基板20上
に形成された本考案による多色発光型薄膜EL素
子である。上記薄膜EL素子21において、22
はガラス基板20上にX方向に定ピツチで多数の
ストライプ状に形成されたI.T.Oなどの透明電極
23,23……から成る第1電極群、24は第1
電極群22上に形成されたY2O3などの透明な第
1絶縁層、25は第1絶縁層24上にY方向に定
ピツチで多数のストライプ状に形成された発光層
(B:青)(G:緑)(R:赤)……から成る多色
発光層群、26は発光層群25上に形成された
Y2O3などの透明な第2絶縁層、27は第2絶縁
層26上に下層の発光層B,G,R……と平行に
対向させて形成されたAl蒸着膜による背面電極
28,28……から成る第2電極群である。
第1電極群22の各透明電極23,23……は
同一の幅W1を有する。発光層群25の各発光層
B,G,R……は、例えば3列のものが一群とな
つて、多群が定ピツチでY方向に形成され、一群
の3つの発光層B,G,Rは発光色が異なり、例
えば青色発光する螢光体(SrS:CeCl3など)か
ら成る発光層Bと、緑色発光する螢光体(ZnS:
TbF3など)から成る発光層Gと、赤色発光する
螢光体(CaS:EuSなど)から成る発光層Rで形
成される。この一群の発光層B,G,Rの夫々の
幅W2,W3,W4は一群の発光層を同時に発光さ
せた時合成色が白色になるように螢光体の発光輝
度に応じて設定される。具体的には、例えば青色
発光層Bの螢光体に発光輝度が約500cd/m2(5H
Hz)のSrS:CeCl3を、緑色発光層Gの螢光体に
発光輝度が約2000cd/m2(5KHz)のZnS:TbF3
を、赤色発光層Rの螢光体に発光輝度が約
900cd/m2(5KHz)のSaS:EuSを使用した場
合、R,G,Bの発光強度比がおよそ3:5:2
の時白色が得られるので、この強度比を得るため
には最も発光輝度の小さい青色発光層Bの幅W2
が最も大きく、最も発光輝度の大きい緑色発光層
Gの幅W3が最も小さく設定される。一群の発光
層B,G,Rの全体の幅W5は、透明電極23の
幅W1と大差なく設定することが望ましい。
第2電極群27の各背面電極28,28……は
発光層群25の各発光層B,G,R……に1対1
に対向させて形成され、従つて、一群の発光層
B,G,Rに対向する3条の背面電極28,2
8,28と1条の透明電極23の交叉部分が、第
3図の破線で示される1画素mとなる。この1画
素mにおける一群の発光層B,G,Rは、対向す
る背面電極28……と透明電極23間に駆動電圧
を印加すると選択的に発光する。1画素mの3発
光層B,G,Rの各々の発光層が所定の比率にな
るよう、各発光層B,G,Rの幅W2,W3,W4
が各々の螢光体輝度に応じて設定される。従つ
て、1画素mの3発光層B,G,Rの全てが発光
すると、この1画素mは白色発光し、また3発光
層B,G,Rのいずれか1つの発光で1画素mは
青色又は緑色又は赤色発光し、いずれか2つの発
光で中間色発光し、多色発光の情報デイスプレイ
が可能となる。
上記薄膜EL素子21における発光層群25の
形成は、次のように行えばよい。
各発光層B,G,Rは螢光体の種類によつて、
形成時の最適基板温度、熱処理温度が異なるの
で、この温度の高い順から形成する。例えば、赤
色発光螢光体CaS:EuSから成る赤色発光層R,
R……の形成時の最適基板温度が約600℃、熱処
理温度が約650℃と最も高いので、先ず赤色発光
層R,R……を形成する。次に青色発光螢光体
SrS:CeSl3から成る青色発光層B,B……を最
適な基板温度約550℃、熱処理温度約600℃で形成
し、最後に緑色発光螢光体ZnS:TbF3から成る
緑色発光層G,G……を最適な基板温度約200℃、
熱処理温度約450℃で形成する。
考案の効果 本考案によれば、平面に平行配列された発光層
群を絶縁層を介して第1、第2電極群で挾持した
構造ゆえに積層数の少ない、製造工数の少ない、
量産性の良い多色発光型薄膜EL素子が提供でき
る。また、発光層群の発光色の異なる各発光層は
螢光体輝度に応じた幅を持つので、1画素におけ
る発光層の発光量の最適化が容易に実現されて、
多色発光によるカラーデイスプレイの画質向上化
が図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る薄膜EL素子の一実施例
を示す部分断面図、第2図は第1図の一部断面を
含む部分斜視図、第3図は第1図の薄膜EL素子
の画素の拡大平面図である。第4図及び第5図は
従来の多色発光型薄膜ELパネルの部分断面図及
びA−A線断面図である。 21……薄膜EL素子、22……第1電極群、
23……(透明)電極、24……絶縁層、25…
…発光層群、B,G,R……発光層、26……絶
縁層、27……第2電極群、28……電極。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 発光色と輝度が異なる螢光体から成り、輝度に
    応じた幅を持つ複数のストライプ状発光層の多群
    が同一平面に配列された発光層群を、この発光層
    群と直交する複数のストライプ状電極から成る第
    1電極群と、前記発光層群の各発光層に平行且つ
    対向する複数のストライプ状電極から成る第2電
    極群とで、絶縁層を介して挾持したことを特徴と
    する薄膜EL素子。
JP1006386U 1986-01-27 1986-01-27 Expired JPH0348617Y2 (ja)

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