JPH0348303A - ファジイ推論装置における評価方法 - Google Patents

ファジイ推論装置における評価方法

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JPH0348303A
JPH0348303A JP1259580A JP25958089A JPH0348303A JP H0348303 A JPH0348303 A JP H0348303A JP 1259580 A JP1259580 A JP 1259580A JP 25958089 A JP25958089 A JP 25958089A JP H0348303 A JPH0348303 A JP H0348303A
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JP1259580A
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English (en)
Inventor
Akihiro Aoi
昭博 青井
Arimasa Abe
安部 有正
Akiyoshi Fujisaki
章好 藤崎
Kuniyoshi Takahashi
邦芳 高橋
Yasuhiro Tsutsumi
堤 康弘
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 く産業上の利用分野〉 この発明は、設定したメンバーシップ関数や推論ルール
の有効性などを評価するのに用いられるファジィ推論装
置における評価方法に関する。
く従来の技術〉 従来よりファジィ推論装置を用いるに際し、パラメータ
である推論ルールやメンバーシップ関数の形状,ラベル
.スケールなどは主に人間のオペレータが経験に基づい
て決定している。
しかし当初より最通なパラメータを設定することは困難
であり、パラメータを少し修正しつつ実際にファジィ推
論装置を作動させて繰り返し実験を行い、その都度、動
作状態よりファジィ推論装置に対する評価を行って修正
並びに設定の作業を実行している。
く発明が解決しようとする問題点〉 しかしながらこのように思考t8t誤により推論ルール
やメンバーシップ関数などの修正を行うには、その組み
合わせ数の多さから膨大な実験時間を必要とする。例え
ば入力変数の数が2、前件部ラベル数がそれぞれ7種、
出力変数の数が1である場合、ルール数は7X7=49
個となる。そして2個の前件部ラベルの組み合わせに対
する後件部ラベルの数を各ルールにつき3種とすると、
各ルールの後件部ラベルを順に変更してゆく場合には、
349回の動作試験を行わなければならない。しかもそ
のルール設定が最適か否かの判断も容易でないという問
題がある。
この発明は、上記問題に着目してなされたもので、本来
物理量の評価を行うための実験計画法を利用することに
より、少ない実験回数で目的に応して最適なパラメータ
の設定を行い得るファジィ推論装置における評価方法を
提供することを目的とする。
〈問題点を解決するための手段〉 この発明にかかる評価方法は、ファジィIII論演算に
関わるl以上のパラメータを制御因子として実験計画法
に基づく実験を行って、各制御因子の寄与率や水準毎の
利得を算出し、ファジィ推論装置に対する評価を行うこ
とを特徴としている。
く作用〉 前件部や後件部のメンハーシツプ関数の形状,ラベル,
スケールやItI論ルールのようなファジィ推論演算に
関わる1以上のパラメータを制御因子とし、各制御因子
および制御因子毎の水準を入力して実験計画法による実
験を行った後、各制御因子の寄与率や水準毎の利得を算
出し、その算出値に基づきファジィ推論装置に対する評
価、すなわち設定されたメンバーシップ関数の形状.ラ
ベル,スケールや推論ルールなどが最適か否かを判断す
る. この方法によれば、設定したメンバーシップ関数や推論
ルールが最適か否かを定量的に把握でき、しかも修正方
法が容易に判断できる。
く実施例〉 第1図は、ファジィ推論装置を用いて液槽内の液の温度
を所定値に維持するのに適用される温度制御システムの
横或を示すもので、同図の制御システム中に、この発明
が適用実施された評価装置7が設けられている。
図示例において、ファジィ演算部lは入力信号eと、そ
れを微分回路2で微分して得た人力信号Δeとを入力変
数としてファジィtit論を行い、推論結果をデファジ
ファイ部3へ出力する。
デファジファイ部3は各推論結果を論理和するとともに
、その重心位置を確定値ΔUとして出力する。積分回路
4はこれを積分して操作量Uを制御対象5へ与える。こ
こで制御対象5は液温を所定値に保つこの制御系にあっ
ては、その入力はヒータの発熱量、出力は液温を検出す
る温度センサの出力である。ファジィコントローラ6は
ファジィ演算部Iに対して、各ルールに従った前件部メ
ンバーシップ関数と後件部メンバーシンプ関数を設定す
る。評価装置7はこの実施例ではファジィコントローラ
6に対して設定する後件部メンバーシップ関数を制御因
子とし、後件部メンバーシップ関数のラベルを制御因子
の水準とし、制御対象の制御量Yまたは操作量Uを測定
値として実験計画法を適用し、各ルールの水準毎の利得
および各ルールの寄与率を求める。
上記ファジィIlI論装置において、2つの入力変数e
,Δeのメンバーシップ関数の形状とラベルを第2図に
、また出力変数ΔUのメンバーシップ関数の形状とラベ
ルを第3図に、それぞれ示す。
また、上記2つの前件部ラベルの組み合わせと後件部ラ
ベルとの対応関係を第4図および第5図(A) , (
B)に示す。第4図においてマトリックスの内容+A,
+8, 十C・・・・ZR・・・・−C,−B,−Aは
後件部ラベルが設定される制御因子であり、ルールの名
前でもある。第5図(A),(B)に示すように、各制
御因子にはそれぞれ水準1〜3に分けて後件部メンバー
シップ関数のラベルが予め設定されている。但し第5図
では+A〜十Xまでの制御因子についてのみ表している
が、−X〜一八については後件部ラベルのNとPを反転
させたラベルを予め設定している。
この例では制御因子の数が24個であるため、例えばL
54直交表を用い、その直交表に従って各制御因子の水
準を割り付け、その条件で目標値応答制御を行う。例え
ばオーバーシュートの少ない制御特性を得ることが目的
であれば、制御NYまたは操作IIUの変化からオーバ
ーシュートの値を測定する。
このようにして54回の目標値応答制御を繰り返し、5
4個のオーバーシュートデータを得る.そして各ルール
の水準毎の利得を求めれば、各ルールの後件部にどのラ
ベルを設定すれば良いかが容易に判定することができる
。例えば、第6図(^) . (B)はルール(十G)
とルール(+E)について水準毎の利得を示す要因効果
図である。例えばルール(十G)の後件部は利得の最も
高いラベルNSにするのが良く、また、ルール(+E)
についてはラベルPSまたはPMにすれば良いが、どち
らでもあまり変化がない、といったことを判定すること
ができる。
また、各ルール各水準毎の利得から各ルールの寄与率を
求めることによって、各ルールのルール全体に与える影
響度を知ることができる。
例えば、第7図に示した例では、ルールEの寄与率が小
さいので、ルール(+E)であれば第6図(B)に示し
たように後件部ラベルはPS,PMのどちらでも良い。
ルール(−E)であれば、後件部ラベルはNS,NMの
どちらでも良い。もしルールEの寄与率が大きいときは
、ルールEのラベルをさらに細かく検討し、ルール(十
E)であれば、ラベルPSとPMの間に新しいラベルを
設定すべきである、といったことなどを知ることができ
る。
以上のようにして少ない試験回数で最適なルールを容易
に決定することができる。
第8図は、第1図中の評価装置7の具体的な構成を示す
第8図において、CPUIOは、計価装置全体の制御を
統括する。ROMIIにはCPUIOが実行するプログ
ラムが予め書き込まれている.RAM12は後述する複
数の測定値データを記憶する領域やその他のワーキング
エリアを備えている。l4はD−Aコンバータであり、
CPU10がI/Oポートl3を介して目標値データを
出力することにより、制御系にアナログ信号の目標値が
与えられる。l8はサンプルホールド回路、17はA−
Dコンバータであり、CPU 1 0はI/Oポー1−
16を介して制御量の変化を時系列データとして読み込
み、RAMl2の所定領域に記憶する。またCPUIO
はインターフエイス回路l5を介してファジィコントロ
ーラへルール毎の後件部ラベルを設定する。表示部20
は第5図に示したように各後件部ラベルの水準毎のラベ
ルや、第6図(A) . (B)および第7図に示した
ような評価結果を表示する。l9はそのインターフェイ
ス回路である。
第8図に示したCPUIOは、第4図および第5図(A
) , (+1)に示したルールの後件部ラベルを制御
囚子として直交表への割り付けを行うが、この実施例で
はさらに誤差因子についても考慮している。
第9図は誤差因子とその水準値との関係を示している。
ここで水#2が第3図に示した各後件部ラベルNB〜P
Bの後件部メンバーシップ関数であり、水準1は水準2
のメンバーシップ関数の位置をフルスケールで5%だけ
減少方向にずらせた場合に相当し、水準3は水準2のメ
ンバーシップ関数の位置をフルスケールで5%増大方向
にずらせた場合に相当している。
第lO図と第11図はそれぞれL54直交表であり、第
lO図は制御因子の直交表(以下、「内側直交表」とい
う。)、第11図は誤差因子の直交表(以下、「外側直
交表」という。)を示している。第lO図に示すように
、L54直交表の26個の制御因子のうち24個の制御
因子にルールA−Xを当てはめ、各後件部ラヘルとして
第5図(A) . (B)に示した、水準に応したラベ
ルを割り付けることによって54通りの制御因子の組み
合わせについて測定値yl〜y54を得る。また誤差因
子も同じく第11図に示すようにL54直交表に割り付
けられる。
第11図において水準1.2.3は第9図に示した水準
1〜3に対応し、このように54通りの誤差因子の組み
合わせについて測定値d1〜d54を得る。したがって
、第10図に示した制御因子のL54直交表の各行毎に
誤差因子のL54直交表が対応することになり、全部で
54X54通りの組み合わせが作られる。そして第lO
図に示した制御因子の割り付けによる測定値yl−y5
4の各値を第11図に示した誤差因子の割り付けによる
測定値di−d54の二乗平均および対数変換により求
める。
次に前記評価装置7のCPUIOの処理手順を第l2図
に従って説明する。
第12図においてiは誤差囚子の割り付け番号、jは制
御因子の割り付け番号である。
CPUIOはまずステップ1 (図中、rsTIJで示
す)において、ファジィコントローラ6に対して複数の
前件部メンバーシップ関数を設定する。続いてjおよび
iに初期値lをそれぞれ設定し(ステップ2.3)、各
ルール毎にjおよびiで示される後件部メンバーシップ
関数をファジィコントローラ6に設定する(ステップ4
)。すなわち、外側直交表のi番目の誤差因子が割り付
けられ、内側直交表のj番目の制御因子が割り付けられ
る。今、ルール(十八)についてみれば、j=1である
ときの制御因子の水準が1であるから、第5図(八)に
示したように後件部ラベルとしてPM(ルールが−Aで
あればNM)が設定され、さらにi=1であるときの誤
差因子の水準が1であるから第9図に示したように後件
部ラベルPMが全体に−5%シフトしたメンバーシップ
関数が設定される。
続いて所定の目標値を出力して目標値応答制御を開始す
るとともに、制御対象の制御量Yの変化を記憶する(ス
テップ5.6)。これにより制IlilYの変化が一定
時間一定周期でサンプリングされる。このようにして求
めたサンプリングデータからオーバーシュートの量を算
出し、測定値d(今i=1であるから測定値d1として
)を記憶する(ステップ7).このステップ4〜7の処
理を、iを順次インクリメントしつつ、54回繰り返し
行う(ステップ8.9)。
このことにより内側直交表の1つの行について、54通
りの誤差因子の組み合わせについての測定値(オーバー
シュート)が得られる。続いてステップ3〜8の処理を
、jをインクリメントしつつ54回繰り返す(ステップ
10.11)。
このことにより制御因子の54通りの組み合わせ毎の測
定結果が得られる。
続いて各ルールの制御因子(後件部ラベル)の水準毎の
利得を算出し、これを表示部20へ出力する(ステップ
12)。その算出方法は次の通りである。
外側直交表の割り付けにより求めた54個のオーバーシ
ュートデータd1〜d54を次のように二乗平均する。
V一(d12+d2”+・・・・+d54”)/54・
・・・(1)さらに、これを対数変換して測定値のSN
比yを求める。
!−− 1 0 Q o g V (d b)    
・・・・”(2)各ルールの水準毎の利得は、各ルール
の各水準毎に測定値のSN比を合計した値として求める
ことができる。例えば、ルール八の水準lの利得は第l
O図に示したルール(制御因子)八の列について水準が
1である行のSN比データyを加算することによって求
める。
このようにして第6図(A), (B)に示したような
各ルールの各水準毎の利得が得られる。
続いて、各ルールの効果の大きさを算出し、各ルールの
寄与率を求め、これを表示部20へ出力する(第12図
のステップ13.14)。
次にその算出方法について述べる。
各ルールの効果の大きさおよび寄与率を求めるには分散
分析を行う。
先ず修正項CFを次式により求める。
CF= (Σy)”/54       ・・・・(3
)ルールAの効果の大きさをSaとすればルールAの効
果の大きさは次式により求められる。
Sa−((ΣAl)”+−(ΣA2)”+(ΣA3)”
)/1 8−CF・・・・(4)ここでΣA1はルール
Aの水準lの利得である。ルールAについて水準1〜3
の利得の二乗和を18で除しているのは、各水準が適用
されるのが54回のうち18回だからである。
同様にしてルールB〜ルールXの効果の大きさSb−S
xを求める。
さらに全部の効果の大きさSを S=Σy” −CF      ・・・・(5)として
求める。また誤差の効果の大きさSfをSt  =S 
  2Sa   2Sb   2Sc   ””−2S
x    ・・・・(6) として求める。続いて例えばルール八の寄与率ρaは、 pa= (Sa−VE )  100 /S (χ)・
・・・(7)ただシVt = St / 5     
  ” ” ”(8)として求める。ここで誤差の大き
さS,の自山度は(54−1)−2X24=5として求
めている。
同様にルールB−Xについて寄与率ρb〜pxを求め、
第7図に示したような値を表示させる。なお、実施例で
は後件部メンバーシップ関数の位置を±5%でふらせて
誤差因子を考慮したため、後件部メンバーシップ関数の
誤差を含めた評価を的確に行うことができる。なお、誤
差因子を考慮しない場合には、第10図に示した制御因
子のL54直交表を割りあてたときの測定値をそのまま
yl=y54として求め、各測定値の二乗を対数変換し
てSN比を求めればよい。したがって、この場合には測
定回数が54回のみとなる。
このように各ルールの水準(後件部メンバーシップ関数
のラベル)毎の利得および各ルールの寄与率を求めるよ
うにしたので、どのルールの後件部にどのラベルを用い
るべきか、あるいはデフォルトにすべきか、またどのル
ールの影響がどの程度効いているかを統計的に短時間で
求めることができる。さらに、非連続値であるラベル(
言語値)を扱うため、水準の中間を設定すべきときは、
新しいラベル(各言語値)を追加するということで容易
に対応することができる。
第13図は、静止する人体を検出ずる人体センサ30の
構成を示すもので、この人体センサ30で用いられるフ
ァジィ推論装置3lに対する評価とファジィ推論演算に
関わるパラメータの最適化とを行うためのパラメータ設
計エキスハートシステムの構成が第14図に示してある
第13図の人体センサ30において、ファジィ推論装置
3lは5個の入力信号e1〜e,を入力変数としてファ
ジィ推論を行い、推論結果をデファジファイして確定値
出力を得る。入力信号e.は周囲温度に関する信号であ
って熱電対32にて検出される。入力信号e!は人体の
温かみに関する信号であってサーモパイル33にて検出
される。このサーモパイル33は人体より放射される赤
外線を検出するもので、赤外線は凹面鏡により1ノ゛−
モパイル33へ集光させる。入力信号e3は人体の温か
みの変化枇に関する信号であって微分値算出プログラム
34を用いて求められる。人力信号e4は人体の動きに
関する信号であって焦電素子35と焦電素子処理プログ
ラム36とを用い゜ζ求められる。焦電素子35は人体
より放射される赤外線を検出するもので、赤外線は多面
鏡により−焦電素子35へ集光させる。入力信号e,は
周囲の明るさの変化量に関する信号であって光量センサ
37と微分値算出プログラム38とを用いて求められる
上記人体センサ30における各部の構成は、第14図に
示すエキスパートシステムの構成図では、鎖線内のブロ
ック40〜43に対応する。
ここでデータ入力部40は第13図中のセンサ各部に相
当し、データ加工部4lはセンサ出力の増幅や電圧変換
などを行う。ファジィ演算部42は5個の入力信号c1
〜e5を入力変数としてファジィ推論を行い、推論結果
をデファジファイ部43へ出力する。デファジファイ部
43は各推論結果を論理和するとともに、その重心位置
を確定値として出力する。
判定部44は、この確定値出力が最適か否かを判定する
部分であり、人手が介在する判定手段であったり、他の
システムによる判定手段であったりする. 計算部45は前記した実験計画法に基づく実験を行った
結果を解析して利得や寄与率を算出する部分である。最
適条件抽出部46は計算部45による計算結果に基づき
最適な条件を抽出しまた必要な示唆を行う部分である。
条件人力部47は最適条件抽出部46による示唆を受け
て制御因子や水準の選定などを行い、ファジィ演算部4
2に対しメンバーシップ関数などのパラメータの設定を
行う。
つぎに上記のパラメータ設計エキスパートシステムによ
る人体センサ30の最適なパラメータの設定手順を第1
5図に従って説明する。
なおこの実施例の場合、メンハーシンプ関数の形状,ラ
ベル,スケールや、推論ルールを一連の処理毎にまとめ
た推論ルールブロックをパラメータ(制御因子)として
実験計画法に基づく実験を行うが、これに限らず、例え
ば前記データ加工部4lにグローバル変数として制御囚
子となり得るものがあればそれを制御因子としてもよく
、さらに推論方法そのものも制御因子に加えることも可
能である。
まず第15図のステップlにおいて、条件人力部47に
対しパラメータの数]nを人力する。
この実施例の場合、最適化の対象とするパラメータとし
てつぎのA−Hで示す8個を選択しているから、m=8
が入力され、また制御因子の数が8個となるため、第1
6図に示すようなLl8直交表が用いられることになる
制御因子としての8個のパラメータは次の通りである. A.焦電素子処理結果のメンバーシップ関数(M)の形
状とラベル B.周囲温度のメンバーシップ関数(T)の形状 C.エリア内温度と周囲温度との差のメンバーシップ関
数(ロT)の形状 D.エリア内温度と周囲温度の差のメンバーシップ関数
(DTX )のスケール E.サーモパイル変化量のメンバーシップ関数(ロHT
 )の形状とラベル F.人の温かみによる処理の推論ルールブロツク G.人の動きによる処理の推論ルールブロックH.環境
温度の変化に対応する処理の推論ブロック 上記の制御因子のうち、パラメータAにかかる制御因子
の水4!lを第17図(1)に、水$.2を第17図(
2)に、それぞれ示している。この水準1.2はメンバ
ーシップ関数の形状とラベルとを変化させたものである
パラメータCにかかる制御因子は、温度がO度の場合を
中心にメンバーシンプ関数のスケールを変更させたもの
で、第l8図におけるXの値を水準として、水単1をX
=0.5、水準2をX=1.0、水準3をX=2.0と
している。
パラメータGにかかる制御因子は、人の動きに着目した
推論ルールブロックであって、第19図(1)に示す水
準lは最終判断からのフィードバック(RES)のない
推論ルールブロック、第19図(2)に示す水準2はフ
ィードバックをかける推論ルールブロック、第19図(
3)に示す水準3はフィードバックとサーモパイルの変
化量を取り入れた推論,ルールブロックである。
第15図に戻って、ステップ2でまずn番目(ここでは
n=1)のパラメータを入力し、つぎのステップ3でメ
ンバーシップ関数の形状.ラベル,スケール,推論ルー
ルなどのパラメータの種[(1番目のパラメータではメ
ンハーシップ関数の形状とラベルである)を入力する。
つぎにステップ4でパラメータの種類に応じて水準(1
番目のパラメータでは第17図(1)(2)で示す2個
の水準)を入力し、これらはディスクにファイルされる
(ステップ5)。
2〜8番目の各パラメータについてもステップ2〜5の
手順が繰り返し実行され、その結果、すべての水準の入
力が終了すると、ステップ6の判定が″YHS”となり
、Ll8直交表に第16図に示す如く水準の割り付けが
行われる(ステップ7). つぎのステップ8ではL1B直交表に基づきk番目(こ
こでは1番目)の実験のためのパラメータ(水準)が設
定され、続くステップ9.10で必要とする実験結果の
数Jと、k番目の実験についての繰り返し回数I (例
えば20回)とが、それぞれ入力された後、第20図に
示すような実験が開始される(ステップ11)。
同図中、50は人体センサ30による検出エリアを示し
、この検出エリア50に検出体5l(例えば人間)の出
入りを20回繰り返して、検出体51が存在する度合を
測定するものである。この実施例では、検出エリア50
へ検出体51が入ったときに推論により得た測定値(検
出体が存在する度合(%))をlOO%から差し引いた
値をJ−1の実験結果として、また検出エリア50より
検出体5lが出たときに推論により得た測定値(検出体
が存在する度合(%))をそのままJ=2の実験結果と
して、それぞれ入力して、ディスクに記録しておく(ス
テップ12.13)。なお第15図中、ステップ14は
検出エリアへ20回の出入りを行って繰り返し実験を終
えたか否かを判定している.かくして同様の実験をL1
B直交表に基づく水準の設定を行いつつ合計18回実行
したとき、ステップ15のrk=L?』の判定が“YE
S”となり、実験を完了する. つぎにステップl6では、処理の方法として望小特性(
測定値が小さい程望ましい)を用いるのか、望大特性(
測定値が大きい程望ましい)を用いるのかを指定する。
ここでは望小特性を選択した後、ステップl7で前記利
得や寄与率の演算を実行する. 第21図および第22図(1)(2)は、J=1の実験
結果の解析結果を具体的に示すもので、第2l図が各制
御因子の寄与率を、第22図(1)(2)がある制御因
子についての水準毎の利得を、それぞれ示している. これら寄与率や利得の算出方法は次の通りである. いま1回の繰り返し実験による測定値をy,.y2,・
・・・,yIとすると、つぎの(9)式で分散σ2を求
め、さらに00式でこれを対数変換して測定値のSN比
yを求める。
σ” 一〇’+ ” +yz ”+・・・・+y + 
”)/ 1・・・・(9) ??=  104!ogσ”     −・・(10)
各パラメータの水準毎の利得は、各パラメー夕の各水準
毎に測定値のSN比を合計した値として求めることがで
きる。
次に寄与率を求めるには、まず次の01)式で修正項C
Fを算出する。
CF= (Ση)2/L   ・・・・(11)いま仮
に前記パラメータBの効果の大きさをs−bとすると、 Sb= {( ΣBM)” +( ΣB2)”+ ( 
ΣB3)” )/6−CF  ・・・・02)となる。
ここでΣB1はパラメータBの水準lの利得、ΣB2は
パラメータBの水準2の利得、ΣB3はパラメータBの
水準3の利得である。パラメータBについて水準1〜3
の利得の二乗和を6で除しているのは、各水準が適用さ
れるのが18回のうち6回だからである。
同様にして他のパラメータA,C〜1lについても、パ
ラメータの効果の大きさを求めることができる。
かくして例えばパラメータBの寄与率ρ.は、つぎの(
13)式で表される。
なお上式中、Stは全二乗和、■は誤差分tikであり
、つぎの04)05)式で与えられる。
St=Ση2       ・・・・04)夏−1 同様に他のパラメータA,C−Hの寄与率を求めること
により第21図の表が得られ、この表と、第22図(1
)(2)に例示する要因効果図とが表示される(ステッ
プ1B)。
J=2の実験結果を解析する場合も同様であり、最適条
件抽出部47はJ=1,2について同時に威立するよう
な最適なパラメータを抽出し、その抽出結果や必要なコ
メントも併せて表示される。
この場合に要因効果図が、第22図(1)に示すような
形態、すなわち水準1.3に対して水準2の利得が高く
なるような山形の形態であると、水準2にかかるパラメ
ータに固定するような示唆が与えられる。これに対し要
因効果図が第22図(2)に示すような形態、すなわち
、水準1.  2に対して水準3の利得が高くなるよう
な右上がりの形態であると、水準3の側へ片寄った新た
な水準を設定して、再実験を行うように示唆が与えられ
る。
例えばメンバーシップ関数の形状とラヘルとを制御因子
とし、その制御因子の水準1〜3が第23図(1)〜(
3)で与えられていると仮定した場合、得られた要因効
果図が、第22図(2)に示す右上がりの形態であれば
、第22図(4)に示すようなメンバーシップ関数の形
状とラベルとを水準2に、第22図(5)に示すような
メンバーシップ関数の形状とラベルとを水準3にそれぞ
れ選定して再実験を行うように示唆が与えられる。
また制御因子が前記パラメータGのような推論ルールブ
ロックである場合に、もし第22図(1)のような山形
の形態の要因効果図が得られなければ、最も利得の大き
い水準の推論ルールブl:J冫クと最も利得の小さい水
準の推論ルールブロックとのルールの差が出力される。
例えば第19図において、最も利得の大きい水準が水準
3、最も利得の小さい水準が水準2であった場合、示唆
の内容としてはrDTH(サーモパイル変化量のメンバ
ーシップ関数)の項を充実せよ.」となり、DTHにP
Sのラベルを設けるなどの処置を取ることになる. 第15図に戻って、ステップl9は最適条件での確認実
験を行うか否かを判定しており、もしその判定が“YE
S”であれば、最適なバラノータの設定が行われた上で
確認実験が実行される(ステップ20).その結果、満
足ゆく実験結果が得られれば、実験は完了するが、もし
実験結果に満足しなければ、改善方法などを示唆するコ
メントが表示されることになる(ステップ22). く発明の効果〉 この発明は上記の如く、ファジィ推論演算に関わる1以
上のパラメータを制御因子として実験計画法に基づく実
験を行って、各制御因子の寄与率や水準毎の利得を算出
し、ファジィ推論装置に対する評価を行うようにしたか
ら、設定したパラメータが最適か否かを定量的に把握で
き、パラメータの修正方法も容易に判断できるという顕
著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明が適用されるファジィItI論装置の
ブロック図、第2図および第3図は前件部メンバーシッ
プ関数および後件部メンバーシップ関数を示す図、第4
図および第5図はtti論ルールおよび各ルールの後件
部ラヘルと水準との関係を示す図、第6図はあるルール
における水準毎の利得を示す要因効果図、第7図は各ル
ールの寄与率の例を示す図、第8図は第1図における評
価装置の構威を示すブロック図、第9図は誤差因子の水
準を示す図、第10図は制御因子の直交表と測定値との
関係を示す図、第11図は誤差因子の直交表と測定値と
の関係を示す図、第12図は第8図に示した評価装置の
処理手順を表すフローチャート、第13図は人体センサ
の構戒を示すブロック図、第14図はこの発明が実施さ
れたパラメータ設計エキスパートシステムの構威を示す
ブロック図、第15図は第14図のシステムによる最適
なパラメータ設定手順を示すフローチャート、第16図
は制御因子の直交表を示す図、第17図〜第1 ′9図
はある制111因子の水準を示す図、第20図は実験方
法を示す図、第21図は各パラメータの寄与率の例を示
す図、第22図はあるパラメータにおける水準毎の利得
を示す要因効果図、第23図はある制御因子の水準の設
定例を示す図である.

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ファジィ推論演算に関わる1以上のパラメータを制御因
    子として実験計画法に基づく実験を行って、各制御因子
    の寄与率や水準毎の利得を算出し、ファジィ推論装置に
    対する評価を行うことを特徴とするファジィ推論装置に
    おける評価方法。
JP1259580A 1989-04-27 1989-10-03 ファジイ推論装置における評価方法 Pending JPH0348303A (ja)

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JP10807089 1989-04-27
JP1-108070 1989-04-27

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Publication Number Publication Date
JPH0348303A true JPH0348303A (ja) 1991-03-01

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JP1259580A Pending JPH0348303A (ja) 1989-04-27 1989-10-03 ファジイ推論装置における評価方法

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JP (1) JPH0348303A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5479567A (en) * 1991-09-03 1995-12-26 Fuji Electric Co., Ltd. Fuzzy feedback controller and method
JP2008045651A (ja) * 2006-08-14 2008-02-28 Toyota Central Res & Dev Lab Inc 変速シミュレーション装置、変速シミュレーションプログラムおよび自動車

Cited By (2)

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US5479567A (en) * 1991-09-03 1995-12-26 Fuji Electric Co., Ltd. Fuzzy feedback controller and method
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