JPH0348209Y2 - - Google Patents

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JPH0348209Y2
JPH0348209Y2 JP4033788U JP4033788U JPH0348209Y2 JP H0348209 Y2 JPH0348209 Y2 JP H0348209Y2 JP 4033788 U JP4033788 U JP 4033788U JP 4033788 U JP4033788 U JP 4033788U JP H0348209 Y2 JPH0348209 Y2 JP H0348209Y2
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surface treatment
treatment tank
tank
conveyor
conveyor frame
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  • Coating Apparatus (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、コンベアのハンガーに載せられた被
処理物を、表面処理槽内に貯溜された前処理液、
洗浄液又は電着塗料液等の処理液中に浸漬するデ
イツプ式の表面処理装置に関する。
〔従来の技術〕
この種の表面処理装置は、第4図に示すように
表面処理室を成すチヤンバR内に表面処理槽40
が設置され、チヤンバRの天井部に沿つて架設さ
れたコンベア41のハンガー42に載せて搬送さ
れる被処理物Wを表面処理槽40内の処理液中に
浸漬するように成されている。
また、チヤンバR内には、表面処理槽40の左
右両側に夫々デツキ43,43が設けられ、チヤ
ンバRの左右入口に設けたドア44,44を開け
てチヤンバR内に入つた作業者が各デツキ43の
上に立つて表面処理槽40内やコンベア41の点
検を行うようになつている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、従来一般のハンガー42は図示のよう
にC形に成形されるか、あるいは門形に成形され
ているから(実公昭62−9329号公報参照)、当該
ハンガー42を懸吊するコンベアレール45は表
面処理槽40の中央部上方に沿つて架設される。
このため、作業者がコンベア41の点検を行う際
には、デツキ43に設けられた手すり46に掴ま
つて表面処理槽40の上方に大きく身を乗り出さ
ざるを得ず、非常に不安定で無理な姿勢を強いら
れるから、点検作業が困難であると同時に転落事
故を生ずる危険が大である。
ここで、表面処理槽40が電着槽であれば転落
により感電事故を生ずるおそれがあり、50℃前後
の脱脂液や化成処理液を貯溜する前処理槽であれ
ば高温や薬品の被害によつて重大な人身事故を生
ずるおそれがある。
また、従来の表面処理槽40は、その上面が完
全に開放された状態になつているから、これをチ
ヤンバR内に設置して外部環境から隔離しても、
槽内の処理液中にゴミやホコリが混入したり、電
着槽であればその槽内に貯溜された電着塗料液中
から溶剤成分が蒸発して逃散し、前処理槽や水洗
槽であれば放熱により前処理液や洗浄液の温度が
適温以下に低下することを避けられなかつた。
更に、表面処理槽1を外部環境から隔離するチ
ヤンバRが非常に大型化して設備費が嵩むという
欠点もあつた。
そこで本考案は、コンベアの点検作業を安全に
行うことができ、表面処理槽内へのゴミやホコリ
の侵入を防止できると同時に、表面処理槽内に貯
溜された処理液の蒸発や放熱も防止することがで
き、更に、当該表面処理槽を設置するチヤンバも
著しく小型化できる表面処理装置を提供すること
を目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この目的を達成するために、本考案による表面
処理装置は、被処理物をL形ハンガーに載せて表
面処理槽内の処理液中に浸漬するコンベアを取り
付けるコンベアフレームが、表面処理槽の上方に
沿つて架設されると共に、L形ハンガーに載せら
れた被処理物が表面処理槽内に完没する区域にわ
たつてトンネル形のダクトに形成され、当該区域
には、前記コンベアフレームと表面処理槽の側壁
との間に開口する表面処理槽の上面を開放可能に
閉塞する点検蓋が設けられていることを特徴とす
る。
〔作用〕
本考案によれば、コンベアのハンガーがL形に
なつているから、当該コンベアは表面処理槽の中
央から片側壁寄りに偏移してコンベアフレームに
取り付けられることとなる。
したがつて、コンベアの点検作業を表面処理槽
の外から安全且つ容易に行うことができる。
また、表面処理槽の上面が、L形ハンガーに載
せられた被処理物が完没する区域にわたつて、ト
ンネル形のダクトに形成されたコンベアフレーム
と点検蓋で閉塞されているから、表面処理槽内へ
のゴミやホコリの侵入が防止されると共に、当該
表面処理槽内に貯溜された処理液の放熱や蒸発等
も確実に防止される。
また、これにより、当該区域においては表面処
理槽を外部環境から隔離させるためのチヤンバを
構築する必要なくなるので、設備費が大幅に低減
される。
〔実施例 〕 第1図は本考案による表面処理装置の一例を示
す正面図、第2図は側面図である。
本例においては、表面処理槽1が脱脂液又は化
成処理液を貯溜した前処理槽である場合を示し、
被処理物WをL形に成形されたハンガー3に載せ
て表面処理槽1内の前処理液中に浸漬するコンベ
ア2が、表面処理槽1の左壁1a寄りに偏移して
当該表面処理槽1の上方に沿つて架設されたコン
ベアフレーム4に取り付けられている。
このコンベアフレーム4は、門形に成形される
と共に、L形ハンガー3に載せられた被処理物W
が表面処理槽1内に完没する区域Zにわたつてト
ンネル形のダクトDに形成されている。
また、当該区域Zには、ダクトDに形成したコ
ンベアフレーム4と表面処理槽1の右壁1bとの
間に開口する表面処理槽1の上面を開放可能に閉
塞する点検蓋5が設けられている。
ここで、ダクトDは、コンベアフレーム4の上
面及び左右側面を鋼板等の板材6で塞いで成り、
表面処理槽1の左壁1a側の側面を塞ぐ板材によ
つて複数の点検扉7が形成されいてる。
また、ダクトDの左右側面は、その下端が表面
処理槽1の開口端と同一高さになる位置まで延長
されている。
点検蓋5は、一端側をコンベアフレーム4側に
固定して、他端側を表面処理槽1の右壁1b側か
らコンベアフレーム4に向かつて水平方向に押す
ことにより開放されるスライド開閉式の折畳戸に
形成され、区域Zに沿つて複数連設されている。
なお、表面処理槽1の入槽側と出槽側には、被
処理物Wが完没していない区域X,Yを外部環境
から隔離するチヤンバR1,R2が設けられている。
しかして、コンベア2のL形ハンガー3に載せ
られた被処理物Wは、チヤンバR1が形成された
区域Xを通つて表面処理槽1に入槽され、当該表
面処理槽1内に完没するとチヤンバのない区域Z
を搬送されながら前処理が施され、当該区域Zを
通過するとチヤンバR2が形成された区域Yを通
つて表面処理槽1から出槽される。
この際、表面処理槽1は、被処理物Wが完没す
る長い区域Zにわたつて、ダクトDを成すコンベ
アフレーム4と点検蓋5とによつて上面が閉塞さ
れているから、当該表面処理槽1内からの前処理
液の放熱や蒸発が抑えられると共に、表面処理槽
1内へのゴミやホコリの侵入も防止される。
そして、作業者が表面処理槽1内を点検する場
合には、表面処理槽1の右壁1b側に設けられた
デツキ8に乗つて点検蓋5を開け、また、コンベ
ア2を点検する場合には表面処理槽1の左壁1a
側に設けられたデツキ9に乗つてコンベアフレー
ム4の点検扉7を開ける。
ここで、点検が行われるコンベア2は、そのハ
ンガー3がL形に成形されることによつて必然的
に表面処理槽1の左壁1a寄りに位置しているか
ら、当該コンベア2を点検する作業者はデツキ9
上から表面処理槽1の中央部に向かつて身を乗り
出さなくても済み、安定した自然な姿勢で作業を
行うことができる。したがつて、コンベア2の点
検作業が容易になると同時に、作業者がデツキ9
から表面処理槽1内に転落する事故を確実に防止
することができる。
また、表面処理槽1を外部環境から隔離させる
チヤンバは、表面処理槽1の入槽側と出槽側のみ
に設ければ足り、その中間には設ける必要がない
から、チヤンバ全体が従来よりも著しく小型化さ
れてその設備費を大幅に低減することができる。
〔実施例 〕 次に、第3図は本考案による表面処理装置の他
の例を示す正面図である。
なお、第1図及び第2図との共通部分について
は同一符号を付して詳細説明は省略する。
本例においては、表面処理槽1が電着塗料液を
貯溜する電着槽である場合を示し、被処理物Wが
完没する区域Zにわたつて開口する表面処理槽1
の上面を閉塞する二つの点検蓋5,5′が、ダク
トDを成すコンベアフレーム4の左右両側に設け
られ、当該点検蓋5,5′を開けて表面処理槽1
内に設置された電極10,10の点検及び交換作
業ができるようになつている。
すなわち、電着槽となる表面処理槽1内には、
その左右側壁1a,1bに沿つて、ハンガー3を
介して通電される被処理物Wとは異なる極性に接
続された隔膜電極等の電極10,10が設置され
ているから、コンベアフレーム4の右側面と表面
処理槽1の右壁1bとの間に点検蓋5を設けると
共に、コンベアフレーム4の左側面と表面処理槽
1の左壁1aとの間にも電極10を出し入れでき
る一定の間隔をあけてその間に開口する表面処理
槽1の上面を開放可能に閉塞する点検蓋5′が設
けられている。
なお、点検蓋5及び5′は、何れも上方に持ち
上げて開放する開き戸になつている。
この場合も、ダクトDで成るコンベアフレーム
4と点検蓋5,5′とによつて、被処理物Wが完
没する区域Zにわたつて表面処理槽1の上面が閉
塞されるから、槽内へのゴミやホコリの侵入が防
止されると共に、槽内の電着塗料液中から溶剤成
分が蒸発することが抑えられる。
なお、コンベアフレーム4には、表面処理槽1
内の電着塗料液中に浸漬された被処理物Wの上面
に対向する補助電極11が取り付けられ、当該補
助電極11が電極10,10と同極性に接続され
て、電極10,10からの距離が遠い被処理物W
の上面に対する電着塗料のつきまわり性(スロー
イングパワー)を良好にさせている。
〔考案の効果〕
以上述べたように、本考案によれば、表面処理
槽内の処理液中に被処理物を浸漬させるコンベア
の点検作業を自然な姿勢で容易に行うことができ
るから、点検作業を行う作業者が表面処理槽内に
転落する事故を確実に防止できると共に、作業能
率を向上させることができるという優れた効果が
ある。
また、表面処理槽は、被処理物が完没する区域
にわたつて、トンネル形のダクトに形成されたコ
ンベアフレームと点検蓋で上面が閉塞されている
から、表面処理槽内へのゴミやホコリの侵入が防
止されると共に、当該表面処理槽内に貯溜された
処理液の放熱や蒸発等も確実に防止されるという
優れた効果がある。
更に、コンベアフレームと点検蓋で上面が閉塞
された区域には、表面処理槽を外部環境から隔離
するチヤンバを構築する必要がなくなるので、設
備費が大幅に低減されるという優れた効果もあ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による表面処理装置の一実施例
を示す正面図、第2図は側面図、第3図は本考案
の他の実施例を示す正面図、第4図は従来の表面
処理装置を示す正面図である。 符号の説明、W……被処理物、1……表面処理
槽、2……コンベア、3……L形ハンガー、4…
…コンベアフレーム、D……トンネル形のダク
ト、5,5′……点検蓋、Z……被処理物が表面
処理槽内に完没する区域。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 被処理物をL形ハンガーに載せて表面処理槽内
    の処理液中に浸漬するコンベアを取り付けるコン
    ベアフレームが、表面処理槽の上方に沿つて架設
    されると共に、L形ハンガーに載せられた被処理
    物が表面処理槽内に完没する区域にわたつてトン
    ネル形のダクトに形成され、当該区域には、前記
    コンベアフレームと表面処理槽の側壁との間に開
    口する表面処理槽の上面を開放可能に閉塞する点
    検蓋が設けられていることを特徴とするデイツプ
    式表面処理装置。
JP4033788U 1988-03-29 1988-03-29 Expired JPH0348209Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4033788U JPH0348209Y2 (ja) 1988-03-29 1988-03-29

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JP4033788U JPH0348209Y2 (ja) 1988-03-29 1988-03-29

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Publication Number Publication Date
JPH01147264U JPH01147264U (ja) 1989-10-11
JPH0348209Y2 true JPH0348209Y2 (ja) 1991-10-15

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