JPH034815Y2 - - Google Patents

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JPH034815Y2
JPH034815Y2 JP19148387U JP19148387U JPH034815Y2 JP H034815 Y2 JPH034815 Y2 JP H034815Y2 JP 19148387 U JP19148387 U JP 19148387U JP 19148387 U JP19148387 U JP 19148387U JP H034815 Y2 JPH034815 Y2 JP H034815Y2
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JP
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nail
torso
longitudinal direction
driven
protruding
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JP19148387U
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JPH0196511U (ja
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  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
  • Portable Nailing Machines And Staplers (AREA)
  • Food-Manufacturing Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は例えば発泡コンクリートのような軟質
材に木材を固定する場合等に使用される釘に関す
る。
(従来の技術) 従来、建築物の壁面構成材として、発泡コンク
リートが多く使用されており、このようなコンク
リート壁に木材を固定するような場合、保持力
(引抜耐力)の高い釘を使用することが必要であ
る。何故ならば、発泡コンクリートの性質は、多
孔質で脆く軟いだけでなく、ストレート釘のよう
な保持力の低い釘では容易に引抜かれてしまうか
らである。
ところで、従来の釘においては、例えば実公昭
61−42964号公報に開示されたものがある。この
従来の釘は、第4図に示すように、断面形状が略
長方形をなす平角金属板を用いた本体100の一
端に頭部101と、他端にテーパ状の先端102
を設けて構成され、本体100は長手方向の軸線
に対し、両端間のねじれ量が180゜を越えるねじれ
変形が与えられ、ねじれ角度は頭部101側が最
大となり、先端102側で最小となるように徐々
に変化して形成されている。而して、上記ねじれ
釘は一方向のねじりに沿つて回転しながら打込ま
れる。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、斯かる従来例の釘は、板状素材
をねじつて螺旋状に形成したものであつて、引抜
時においてそのねじれ方向が一定方向であるた
め、本体100が戻し方向に一旦回転してしまう
と、本体100のねじり形状と被打込材料に形成
された穴形状が即座に合致してしまい、その穴に
沿つて回転しながら低い引抜荷重で抜け出てしま
う。因みに、これに打込みと抜け出しとが同じ螺
旋によつて案内されるためである。従つて、従来
のねじれ釘は被打込材料中で本体100に戻し方
向(打込時と逆回転方向)の回転トルクが作用す
ると、比較的小さい引抜抵抗で抜け出てしまい、
保持力が小さいという問題点があつた。
そこで、本考案は従来例の上記した問題点を解
決するためになされたもので、その目的とすると
ころは、突条片の弾性力を利用して、弾力的に高
い保持力が得られる釘を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 上記の目的を達成するために、本考案にあつて
は、胴部の両側面に該胴部長手方向に沿つて延び
る弾性体製の突条片を形成し、該突条片は前記胴
部長手方向に対して胴部周方向に波形に形成され
ると共に、相対する前記突条片の波形の山及び谷
が互いに逆に形成されることにより構成されてい
る。
(作用) 上記の構成を有する本考案においては、打込時
に胴部に形成された突条片の波形に沿つて回転し
ながら打込まれ、この際、突条片が被打込材料中
に弾性変形されながら進入するため、被打込材料
中で、突条片が被打込材料に強く圧接されて戻し
方向の回転トルクが作用しても容易に抜け出ない
ようにした。
(実施例) 以下に本考案を図示の断面図に基づいて説明す
る。第1図及び第2図には本考案の第1実施例を
示す釘が示されており、第1図a,b,cにおい
て、1は釘本体で、この釘本体1には胴部2と該
胴部2の後端に頭部3とが一体に形成されてお
り、胴部2の先端部4は所定長さの尖鋭状に形成
されている。胴部2は横断面形状が略長方形をな
す弾性体製の平角金属板を用い両側面に長手方向
に沿つて延びる突条片5,5が形成されている。
この突条片5,5は胴部2長手方向に対して胴部
2周方向に波形部6を有して形成されると共に、
相対する波形部6の山部6a及び谷部6bが互い
に逆に形成されている。即ち、相対する突条片
5,5の波形部6,6の方向は胴部2の中心線に
対して点対象になつている。而して、胴部2を弾
性体で構成したことから、該胴部2に形成された
突条片5,5も弾性を有することになる。
次に、上記の構成を有する第1実施例の作用を
第2図に基づいて説明する。先ず、打込時に釘本
体1は胴部2に形成された突条片5,5の波形部
6,6に沿つて回転しながら打込まれる。この打
込時において、胴部2によつて第2図aに示すよ
うに被打込材料中に長方形の穴10を形成しなが
ら進入し、少なくとも波形部6,6が1周期進入
すると、胴部2は長方形の穴10に対して断面略
X字状となる。この時、胴部2は同図aに示すよ
うに上記長方形の穴10に做おうとする力fを受
けると共に、被打込材料が木質材等の場合に、同
図bに示すように、その収縮力f′も受けるが、突
条片5,5が弾性体であることから、胴部2が上
記断面略X字状の形状を保持しようとする。従つ
て、突条片6,6は被打込材料中に強く圧接され
ることとなり、密着力が高まる。これにより、釘
本体1に戻し方向の回転トルクが作用しようとし
ても、次の周期の波形部6,6が逆方向になつて
いることから、回転しにくい状態となる。上記の
ように、釘本体1は引抜荷重Fに対して、回転が
交互に反対向きとなつて、また戻し方向に回転し
ようとすると、波形部6,6が抵抗となつて回転
を阻止して保持力が大幅に高まる。
第3図a,b,cは本考案の第2実施例を示す
ものであり、前記第1実施例と同一の部材には同
一の符号を付して説明すると、この実施例では胴
部2を断面形状が略長方形をなす弾性体製の平角
金属板で形成する代わりに、通常のストレート釘
と同様に断面円形に形成し、胴部2の対向する外
周上に長手方向に沿つて延びる突条片5,5を一
体に形成し、この突条片5,5は胴部2の長手方
向に対して波形部6を有して形成されると共に、
相対する波形部6の山部6a及び谷部6bが互い
に逆に形成されている。この実施例によれば、胴
部2を板状素材で形成したものと比較して、打込
時の座屈耐力が向上することになる。その他の構
成及び作用は前記第1実施例と略同様であるので
その説明を省略する。
(考案の効果) 本考案に係る釘は以上の構成及び作用からなる
もので、突条片が被打込材料中に弾性変形しなが
ら進入するため、被打込材料中で突条片が強く圧
接されて、引抜耐力を大幅に向上させることがで
き、その結果信頼性の高い釘を提供することがで
きるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図a,b,cは本考案の第1実施例に係る
釘の正面図、側面図、底面図、第2図はa,b,
cは同実施例における作用を示す説明図、第3図
a,b,cは本考案の第2実施例を示す正面図、
側面図、底面図、第4図は従来の釘の一例を示す
正面図である。 符号の説明、1……釘本体、2……胴部、3…
…突条片、6……波形部、6a……山部、6b…
…谷部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 胴部の両側面に該胴部長手方向に沿つて延びる
    弾性体製の突条片を形成し、該突条片は前記胴部
    長手方向に対して胴部周方向に波形に形成される
    と共に、相対する前記突条片の波形の山及び谷が
    互いに逆に形成されてなることを特徴とする釘。
JP19148387U 1987-12-18 1987-12-18 Expired JPH034815Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19148387U JPH034815Y2 (ja) 1987-12-18 1987-12-18

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19148387U JPH034815Y2 (ja) 1987-12-18 1987-12-18

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0196511U JPH0196511U (ja) 1989-06-27
JPH034815Y2 true JPH034815Y2 (ja) 1991-02-07

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ID=31482392

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JP19148387U Expired JPH034815Y2 (ja) 1987-12-18 1987-12-18

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JPH0196511U (ja) 1989-06-27

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