JPH0348111A - エッジ検出装置 - Google Patents

エッジ検出装置

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JPH0348111A
JPH0348111A JP7051090A JP7051090A JPH0348111A JP H0348111 A JPH0348111 A JP H0348111A JP 7051090 A JP7051090 A JP 7051090A JP 7051090 A JP7051090 A JP 7051090A JP H0348111 A JPH0348111 A JP H0348111A
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明彦 山野
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博康 能瀬
Toshimitsu Kawase
俊光 川瀬
Toshihiko Miyazaki
俊彦 宮崎
Takahiro Oguchi
小口 高弘
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はLSIパターンの線幅測定装置や、エンコーダ
等に用いるのに好適なエツジ検出装置に関する。
[従来技術] 従来この種の計測に用いる代表的なもののうちレーザー
光を用いるものとしてレーザー光スポットを被験物パタ
ーンに照射しパターンのエツジからの散乱光を検知して
エツジの検知を行なう装置がある。また電子ビームを用
いるものとしてはカソードからの熱放出電子または電界
放出電子を集束して被験物に照射し、被験物から放出さ
れる2次電子を検知することにより、被験物パターンの
エツジ検知を行なう電子ビーム装置がある。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら上記従来例のうちレーザー光を用いるもの
については、ビームスポット径をある程度以下には小さ
くできない等の為に分解能を充分小さくできず、近年さ
らに微細化が進む半導体ウェハの5LSIパターン等の
エツジ検出については精度不足である。また電子ビーム
を用いるものについても一応分解能10ナノメートルを
達成しているものの、先と同様超LSI等のエツジ検出
には十分とは、言えず、さらに真空系を必要とするため
、装置が大がかりになり、かつ作業効果が落ちる等の問
題点がある。
本発明は、前述従来技術の問題点に鑑み、小型かつ簡易
な構成で同時に高分解能、高精度を有するエツジ検出装
置を提供する事を第1の目的とする。
本発明の他の目的は後述する本発明の実施例の詳細な説
明の中で明らかになるであろう。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため本発明のエツジ検出装置は、被
検面上に存在するエツジ部分を検出する装置で、被検面
に沿って相対的に穆動する探針と、前記探針と被検面と
の間に発生する作用力あるいはトンネル電流を検出する
検出手段と、前記検出手段が検出した作用力あるいはト
ンネル電流に基づいて被検面上のエツジ部を検出するエ
ツジ検出手段とを備える。
通常は、前記検出手段の出力信号を一定にするよう探針
の位置を制御する探針位置制御手段を備え、その制御信
号の微分信号よりエツジを検出する。
あるいは、更に前記探針を所定周波数で所定方向、例え
ば被検面方向あるいは被検面に平行な方向に振動させる
振動手段を有し、前記エツジ検出手段は前記振動手段に
よる探針振動時の前記検出手段の出力信号の所定周波数
成分の振幅変化に基づいてエツジ部を検出する。この場
合通常、前記所定周波数成分を除いた成分を一定にする
よう探針の位置を制御する探針位置制御手段を有する。
前記検出手段が検出する作用力としては、例えば原子間
力や磁力がある。
更に、前記探針と被検面との被検面に沿った相対移動距
離を検出する距離検出手段を有することが好ましく、こ
の距離検出手段は例えば光干渉針を有し、光の波長に関
連した単位距離毎に信号を発生する。そしてこの場合に
おいて、パターンの線幅を検出する場合は、前記エツジ
検出手段と距離検出手段との検出結果に基づいて被検面
上に設けられたパターンの線幅を検出する線幅検出手段
を有する。
[作用] STM等の原理を応用して被験物パターンに近接させた
探針との間に電圧を印加し流れるトンネル電流を検知す
ることにより、被験物パターンのエツジを0.1ナノメ
ートルの横分解能で検知することが可能となる。
[実施例] STMは1ナノメートル程度の距離まで近接させた導電
性探針と導電性物質との間に電圧を印加し、流れるトン
ネル電流を検知することにより、導電性物質の表面の形
状や、電子分布状態に関する種々の情報を横分解能0.
1ナノメートル、液分解能0.01ナノメートルで得る
ことが可能な装置である[G、B1nn1g et a
l、、 Phys、Rev、Lett。
49 (1982) 57]。
本発明におけるエツジ検出の一態様は、次の原理による
。すなわち、第1図に示すように、STMにおいて探針
102と被験物101め間に流れるトンネル電流103
の流れる点は探針と被験物の位置関係により同図(a)
および(b)の様に移り変わる。今、第1図の探針のよ
うにその先端形状が軸方向に対して近似的にθの角度で
形成されていてかつ被験物のエツジ部分における形状の
軸方向とのなす角度φがθより小さい場合にはトンネル
電流の流れる点の移り変わる位置は被測定パターンのエ
ツジ部に探針がさしかかっている位置である。
従って、探針位置制御手段への制御信号に高周波電圧が
重畳されている場合即ち探針が図面内で縦又は横に高周
波振動している場合には、検出されるトンネル電流信号
の高周波電圧と同位相の成分をバイパスフィルター、同
期検波回路等の信号処理回路によって取り出すことが出
来る。その出力信号は探針を被験面から一定距離とする
為の縦方向の制御信号に所定周波数の変調信号を加えて
いる場合即ち探針が図面内で縦方向に高周波振動してい
る場合にはトンネル電流信号の縦方向の変化率に対応す
る。被測定パターンと探針とに横方向相対移動を与えた
場合、トンネル電流信号の前述所定周波数の成分はトン
ネル電流の流れる点が第1図(a)の様に探針の先端か
ら第1図(b)のように探針の側面へと移り変わる位置
で振幅変化する。なぜなら変化位置以外の位置では重畳
された高周波電圧による探針−被験輪間の距離変化に応
じたトンネル電流の変化はほぼ一定であるが、例えばト
ンネル電流の流れる点が探針の先端である状態から探針
の側面である状態に変化すると(探針がその軸方向と角
度θをなすような形状をしていることにより)探針−被
験輪間の距離変化量が略Sinθ倍になり、それに応じ
て所定周波数信号の大きさ(振幅)が変化するからであ
る。
また探針の横方向の制御信号に所定周波数の変調信号を
加えている場合即ち探針が図面横方向に高周波振動して
いる場合、探針と被測定パターンの距離が変化しない被
測定パターンの平坦な部分に探針が位置する時には、横
方向の振動があっても、トンネル電流はほとんど変化し
ないのでその前述所定周波数の成分も一定(振幅が略0
)である。ところが探針が被測定パターンの平坦でない
部分に位置するときには横方向の変調によってトンネル
電流が大きく変化するのでその前述所定周波数成分も変
化する(所定振幅となる)。
これらのトンネル電流の変調成分の変化する位置は被測
定パターンのエツジ部に探針がさしかかっている時であ
るからそのときの信号゛変化を計測することによってエ
ツジ検出が行なわれる。
STMの原理を応用しかつ後述するように上述とは異な
るエツジ検出の原理を用いてもよい。
STMの原理を応用しトンネル電流を用いたエツジ検出
の精度は前述したように横分解能が高く、したがってエ
ツジからエツジまで探針と被検物を相対駆動する量を検
出する駆動量検出手段として長ストロークかつ高分解能
の特徴をもつ光学的計測方法、電気容量変化検知方法、
トンネルリングによる測長方法などを応用したものを用
いてエツジ間隔の測長を行なうことにより、小型かつ簡
易な構成で長ストロークでかつナノメートルオーダーの
高分解能と高精度を有するパターン線幅測定装置が実現
される。
光学的−次元測長方法としては、第一にマイケルソン型
干渉計を代表とする光波干渉法がある。
これは、レーザ光等の可干渉光を2つの光路に分け、そ
れぞれの光を相対変位を生ずる2つの物体に照射し、2
つの反射光を再び合成干渉させ、干渉光の強度変化から
2つの物体の相対変位を検知することにより、光ヘテロ
ダイン法、信号位相分割等の検出技術と組み合わせて、
分解能1ナノメートルを達成している。第二に特公昭5
0−23617およびrOplusE  198B、7
.P82」に示されたような、格子干渉法があるが、こ
れは変位を測定すべき対象に数マイクロメートルピッチ
の回折格子スケールを取り付け、スケールに対して垂直
方向(変位方向はスケールに平行)から、レーザ光等の
可干渉光を照射し、複数の回折光を合成干渉させ、干渉
光の強度変化から測定対象の変位を検知することにより
、光ヘテロダイン法、信号位相分割等の検出技術と組み
合わせて、ナノメートルオーダーの分解能を達成するも
のである。第三に特開昭54−155832や「光学1
6 (1987)145Jに示されたような、TTL形
アクティブ・オート・フォーカス法を応用した測長法が
あるが、これは、光ビームを対物レンズに軸外から変位
測定の対象物に照射し、対象物の移動による反射光ビー
ムの位置ずれを照射点と共役の位置に置いた位置検出受
光素子によって検知することにより、測定対象の変位検
知分解能1ナノメートルを達成している。
電気容量変化検知方法は、相対変位を生ずる2つの物体
にそれぞれ金属極板を設け、極板間の電気容量の変化か
ら相対変位量を求めるものである。ここで、極板間の電
気容量CはC−εS/d(ε:極極板間質質誘電率、S
:極板面積、d:極板間隔)で表わされ、電気容量変化
から、極板間隔の変化、すなわち、相対変位量が求めら
れることがわかる。また、電気容量の検知は、極板間に
交流電圧を加え、極板間のインピーダンスを検知するこ
とによって行なう。このような電気容量変化検知方法に
よって、ナノメートルオーダーの相対変位検知分解能が
達成される。
前述したSTMの原理を駆動量検出手段に応用する場合
は、相対変位を生ずる2つの物体に、それぞれ近接して
対向させた探針と基準目盛を設け、その間に電圧を印加
して、トンネル電流を流す。そして2つの物体の相対変
位によって探針先端が基準目盛を走査する際に生ずるト
ンネル電流の変化を検知することにより、相対変位量が
検知される。基準目盛として、導電性結晶へき開面の原
子配列を用いれば、1ナノメートル以下の相対変位検出
分解能が達成される。
したがって、これらの光学的−次元測長方法、電気容量
変化検知方法あるいはトンネル電流による測長方法を応
用して、被験物パターンと、それに近接させたレバーと
の相対横移動量を検知することにより、被験物パターン
の複数のエツジ間隔を長ストロークかつナノメートルオ
ーダーの分解能で検知することが可能となる。
次に、他の原理を応用してエツジ検出を行なうようにし
た態様について説明する。
STMを発展させたものとして、絶縁体の測定が可能な
原子開力顕微鏡(^tomic Force Micr
oscops 、以下AFMと略す)や、磁性体の測定
が可能な磁力顕微鏡(Magnetic Force 
Microscope 。
以下MFMと略す)が発明され、絶縁体や磁性体の微小
形状・寸法計測に用いられようとしている。これらAF
MやMFMは、絶縁物や磁性体試料の表面とこの表面に
1ナノメートル程度の距離まで近接させたレバー(磁性
体試料の場合は磁性体からなるレバー)との間に働く原
子間力や磁力を検知することにより、絶縁体表面の形状
や、磁性体表面の磁区構造に関する情報を高分解能で得
ることが可能である(G、 B1nn1g et al
、、 Phys。
Rev、  Lett、  56  (198[i) 
 930、  Y、  Martin  et  at
、。
Appl、 Phys、 Lett、 50 (198
7) 1455 )。
したがってAFMやMFMの原理を応用して、絶縁体や
磁性体の被験物パターンとこれに近接させたレバーとの
間に働く原子間力や磁力を検知することにより、被験物
パターンのエツジを0. 1ナノメートルの横分解能で
検知することが可能になる。
また、前述したような光学的−次元測長方法、電気容量
変化検知方法あるいはトンネル電流による測長方法を応
用して、被験物パターンと、それに近接させたレバーと
の相対横移動量を検知することにより、被験物パターン
の複数のエツジ間隔を長ストロークかつナノメートルオ
ーダーの分解能で検知することが可能となる。
以下、図面を用いて本発明の詳細な説明する。
太】0江1 第2図は本発明の第1実施例に係る線幅測定装置をしめ
し、第3図はこの装置における信号例を示す。導電性を
有する被測定パターン101にバイアス電源204によ
ってバイアス電圧を印加し被測定パターン101に対向
して1ナノメートル以下の距離に近接させた探針102
との間に流れるトンネル電流103をトンネル電流検出
回路2゛05によって検知する。検知トンネル電流の低
周波成分をローパスフィルター206によって取り出し
その信号が一定となるように探針縦方向位置制御回路2
07、探針縦方向位置制御手段(例えば圧電素子)20
8によって探針102の縦方向の位置制御を行なう。こ
れにより探針の先端の振動成分を除いた軌跡は第3図の
最上段に示す様になる。ステージ駆動手段209によっ
てステージ210を横方向に穆勤させ探針102に対し
て被測定パターン101を走査する。この特待られるト
ンネル電流信号を同期検波回路211に通して得た変化
率信号2aから被測定パターン101のエツジをエツジ
検出回路212によって検出(詳細は後述)し、複数の
エツジ検出信号2bを線幅算出回路213に送る。次に
可干渉光源214から可干渉光をビームスプリッタ21
5によって2つに分け、一方の光はミラー216によっ
てステージ210に固定されたミラー217に反射させ
、反射光をビームスプリッタ215に再入射させる。他
方の光は、探針102の近傍に固定されたミラー218
に反射させビームスプリッタ215に再入射させる。ビ
ームスプリッタ215によって2つの反射光は再び合成
され干渉光としてフォトダイオード219に入射する。
この時ステージ210すなわち被測定パターン101と
探針102との横方向相対8勤により、フォトダイオー
ド219に入射する干渉光の明暗の強度変化が生じる0
例えば可干渉光の波長がλとすると相対移動量がλ/2
の場合に1周期分の明暗変化となる。従ってフォトダイ
オード219からの光強度変化信号2Cをカウントして
いく事により相対横方向移動量を1ナノメートルの精度
で読み取ることができる。このカウントを横方向移動量
検出回路220によって行なワて横方向移動量信号2d
を得、線幅算出回路213では複数のエツジ検出信号2
bと横方向移動量信号2dをもとに、被測定パターン線
幅測定値を算出する。
本実施例におけるエツジ検出では探針縦方向位置制御手
段208への制御信号には高周波重畳装置221によっ
て所定周波数の高周波電圧が重畳されている。これによ
り探針102の前述縦方向高周波振動が行なわれる。検
出されるトンネル電流信号のうち、前記高周波電圧と同
位相の成分を同期検波回路211によって取り出すとそ
の出力信号2aはトンネル電流信号の前述所定周波数成
分の振幅に対応する。このトンネル電流信号の所定周波
数成分は前述した様に被験物のエツジ部分で振幅変化す
るので、エツジ検出回路212でこの信号2aの出力変
化を検出すれば、この検出信号をエツジ検出信号として
用いることができる。
この実施例においては、被測定パターンのエツジ上端部
を検出すべく、信号2aの奇数回目の出力変化部は終端
で、偶数回目の出力変化部では始端でエツジ検出信号を
出力する様にしている。エツジ下端部、エツジ中央部を
検出する様にしても良い。尚、探針の位置制御に用いら
れるローパスフィルタ206は上述所定周波数(振動成
分)をカットする様に設定しである6通常この様な37
M装置は全体を除震装置の上に置かれて使用される。し
かし、現状の除震装置では低周波の振動、具体的には数
Hzの周波数の振動を除くのは困難である。従ってこの
振動に起因して、信号に数H2の周波数のノイズが発生
する可能性がある。本実施例で同期検波回路211によ
って取り出される信号成分周波数、即ち高周波重畳装置
221が重畳する高周波電圧の所定周波数の値を、この
ノイズよりも高く設定する。具体的には100Hz以上
、例えば100Hz〜100kHzに設定する事により
、この低周波ノイズの影響を排除したエツジ検出が可能
になる。
本実施例では可干渉光源として単一周波数レーザーを用
いたマイケルソン型光源干渉法を応用した例を示したが
ゼーマンレーザー等の周波直交偏光レーザーを用いた光
ヘテロダイン干渉法を応用してもよい。また本実施例で
は変調(高周波電圧)を加えたのは探針被挟物縦方向相
対位置制御手段であったが、これは探針被挟物横方向相
対位置制御手段でもよく、被測定パターンのエツジの角
度や表面状態、得られる探針の先端形状等の条件によっ
て使い分けもしくは両手法を同時に用いることが望まし
い。また本実施例における探針横方向移動量の検知方法
はなんら光干渉法に限定するものではなく特公昭50−
23617号公報、Oplus E 198B、7.F
82に示されるような格子干渉法、特開昭54−155
832号公報、光学15 (1987) 145に示さ
れたようなTTL型アクティブオートフォーカス法を応
用した測長法、電気容量変化検知方法、先に出願したS
TMを応用したエンコーダー等、長ストロークかつナノ
メートルオーグーの高分解能、高精度を有する測長方法
であれば種々のものが応用できる。
実施例2 次に本発明の第2実施例について説明する。本実施例は
前述のエツジ検出の原理を用いたエンコーダ装置である
第4図は本発明の第2実施例に係るエンコーダ装置の構
成概略図である。以後、前述した部材と同じ符番を冠し
た部材は、前述のものと同様の部材である。図中505
はスケール側支持体、506は探針側支持体であり、両
者は1方が図面横方向に相対移動する2物体の1方に、
他方が他方に設けられている。探針102と支持体50
5の間にはバイアス電圧が印加されている。第4図と同
方向から見た支持体505上のスケールの形状を第5図
に詳細に示す、401は原子や分子等の周期が一定かつ
既知の配列よりなる基準配列、402は基準配列401
の表面の一部に他の物質を付着させて所定間隔毎にエツ
ジ部分を形成した作成目盛りである。図面では同程度の
大きさで示しであるが実際は作成目盛402が基準配列
401の凹凸より充分大きい。第4図にもどりて、50
2は探針102を相対移動距離検出方向(図面横方向)
に駆動する横方向駆動機構、501は横方向駆動機構の
制御装置である。
横方向駆動機構制御装置501によりfJa方向検知の
ための周波数F1とエツジ検出のためのFlより高い周
波数F2の二つの周波数が重畳された制御信号が横方向
駆動機構502に与えられ、従って探針102はスケー
ル上を図面横方向に、周波数F1の振動と周波数F2の
振動を重畳した形で微小振動している。503は通過周
波数帯域がFlに合わせられたバンドパスフィルタ、5
04はバンドパスフィルタ503からの出力を制御手段
501が出力する制御信号の周波数F1成分で位相検波
する為のロックインアンプ、507は通過周波数帯域が
F2に合せられたバンドパスフィルタ、508は通過周
波数帯域をFlより十分低く設定されたローパスフィル
タ、509はロツクインアンブ504、バンドパスフィ
ルタ507、探針縦方向位置制御回路207の出力から
相対移動距離を算出する演算器である。
次に演算器509による移動距離の測定方法について説
明する。トンネル電流検出回路205からの信号を入力
したバンドパスフィルタ503の出力信号がロックイン
アンプ504により周波数F1で位相検波される。その
信号の出力符号は例えば、支持体505に対し支持体5
06が図面右側に移動すれば正、図面左側に移動すれば
負という様に相対B!a方向に対応する。(ただし、周
波数F1の探針の振動の振幅は基準配列の1つの凹凸の
幅以下である。)従って、ロックインアンプ504の出
力信号の符号からスケールのついた支持体505とプロ
ーブ電極のついた支持体506の相対的な移動の方向が
検出される。また通過周波数帯域がF2に合わせられた
バンドパスフィルター507の信号の変化をとらえれば
第1実施例で説明した原理で作成目盛402のエツジ部
分検出信号を得ることが出来る。即ち演算器509にて
トンネル電流信号の周波数F2成分の振幅の変動を検出
し、この変動検出信号を作成目盛402のエツジ部分検
出信号とする。ただし周波数F2の探針の振動の振幅は
基準配列の凹凸より充分大きくして基準配列の凹凸の側
部を検出しない様にしである。演算器509は又ロック
インアンプ5o4の出力信号より得られた移動方向に基
づき、エツジ部分検出信号をカウントして大まかな相対
移動距離検出を行なう。
そして帯域が周波数F1よりも充分に低く設定されたロ
ーパスフィルター508によって分離された信号に基づ
き、探針縦方向位置制御回路207がその信号を一定に
しようとして探針縦方向位置制御手段208に向は出力
する制御信号の大ぎさが探針が対向する基準配列の凹凸
状態を示す事になる。この信号の振動数を移動方向に基
づいてカウントする事により作成目盛402の間隔以下
の分解能の相対移動量検出が可能となる。即ち作成目盛
の補間ができる。相対移動量が大きく大まかな移動量の
単時間計測が要求されるような場合にはエツジ検出信号
のカウントのみを行なえばよいがその場合にもエツジ検
出の信号のS/Nが高いため測定の精度が高くなる。
実施例3 第6図は本発明の第3の実施例に係る線幅測定装置の構
成図、第7図はこの装置の各部における信号例を示す波
形図である。
この線幅測定装置は、第6図に示すように、導電性の被
測定パターンI Iotaが形成された被検物1101
を保持するステージ1109と、先端を被検物110!
に近接させて配置した導電性の探針1103と、探針1
103とステージ1109とを測定方向に駆動させるス
テージ駆動手段1108と、探針1103と被測定パタ
ーン1101a間に電圧を印加してトンネル電流を生じ
させるバイアス電源1102と、このトンネル電流を検
出するトンネル電流検出回路1105と、トンネル電流
検出回路1105によって検出されるトンネル電流が一
定となるように探針1103と被検物1101どの距離
を制御する探針縦方向位置制御回路1106および探針
縦方向位置制御手段1107と、探針縦方向位置制御回
路1106が出力する制御信号2aに基づき被測定パタ
ーン1101aのエツジを検出するエツジ検出回路11
10と、探針1103とステージ1109との測定方向
の相対駆動量を検出する手段である可干渉光源1112
、ビームスプリッタ1113、ミラー1114,111
5,1116、フォトダイオード1117および横方向
移動量検出回路1118と、横方向移動量検出回路11
18およびエツジ検出回路1110が出力する検出信号
12d、12bに基づき検出された被測定パターン11
01aのエツジ位置を算出して被測定パターンI Io
taの線幅測定値12eを出力する形状算出回路111
1とを備える。
この構成において、被測定パターン1101aにバイア
ス電源1102によってバイアス電圧が印加され、被測
定パターン1101aに対向して1ナノメートル以下の
距離に近接させた探針11O3との間に流りるトンネル
電流1104がトンネル電流検出回路1105によって
検知される。
そして、検知されたトンネル電流が一定となるように、
探針縦方向位置制御回路1106および探針縦方向位置
制御手段1107によって探針1103の縦方向位置制
御が行なわれる。またこれと同時に、ステージ駆動手段
1108によってステージ1109が横方向に6動され
、探針1103の先端が被測定パターン1101aを走
査する。
このときの探針の先端の軌跡は第7図の最上段に示すよ
うになる。そしてこの際に得られる探針縦方向位置制御
信号12aから、被測定パターン1101aのエツジが
エツジ検出回路1110によつて検出され、複数のエツ
ジ検出信号12bがれぞれ形状算出回路1111に出力
される。
一方、これと並行して、可干渉光源1112からの単一
周波数の可干渉光がビームスプリッタ1113によって
2つに分けられ、一方の光はミラー1114によってス
テージ1109に固定されたミラー!!15に入射され
、その反射光がビームスプリッタ1113に再入射され
るとともに、他方の光が探針1103の近傍に固定され
たミラーI!16に入射されその反射光がビームスプリ
ッタ1113に再入射される。そして、ビームスプリッ
タ1113によって2つの反射光は再び合成され、干渉
光としてフォトダイオード1117に入射する。このと
き、ステージ1109すなわち被測定パターン1101
aと探針1103との横方向相対8動により、フォトダ
イオード1117に入射する干渉光に明暗の強度変化が
生じる。例えば、可干渉光の波長をλとすると、相対移
動量がλ/2の場合に1周期分の明暗変化となる。した
がって、フォトダイオード1117からの光強度変化信
号12cをカウントしていくことにより、相対横力内務
動量を1ナノメートルの矛清度で読み取ることができる
。このカウントを、横方向移動量検出回路1118によ
って行なってその横方向移動量信号12dが得られ形状
算出回路1111へ出力される。
形状算出回路1111では、複数のエツジ検出信号12
bと横方向移動量信号12dに基づき、被測定パターン
線幅測定値12eが算出され出力される。この例では、
正のエツジ検出信号が発生してから負のエツジ検出信号
が発生するまでの横方向移動量信号の増加量によりパタ
ーン線幅値を測定し、その結果を出力する。
なお、本実施例では可干渉光源1112として、単一周
波数レーザを用いたマイケルソン型光波干渉法を応用し
た例を示したが、ゼーマンレーザ等の二周波直交偏光レ
ーザを用いた光ヘテロダイン干渉法を応用してもよい。
衷m(M4 第8図は本発明の第4の実施例に係る線幅測定装置の構
成図、第9図はこの装置の各部における信号例を示す波
形図である。
この装置の構成は、第8図に示すように、探針1103
とステージ1109との測定方向の相対駆動量を検出す
る手段の構成のみが第6図の装置と異なっており、この
相対駆動量検出手段は、ステージ1109に固定された
回折格子1302と、可干渉光源1112の出力光を回
折格子1302へ入射させるミラー1301と、回折格
子1302で回折された回折光を合成するために反射す
るミラー1303.1304と、ミラー1303.13
04で反射された回折光を合成してフォトダイオード1
117へ入射させるビームスプリッタ1305とを備え
る。
この構成において、可干渉光源1112からの可干渉光
はミラー1301によりて回折格子1302に入射され
、それによって得られる±n次の回折光がミラー130
3.1304で反射されてビームスプリッタ1305に
入射すると、ビームスプリッタ1305によって2つの
回折光は合成され、干渉光としてフォトダイオード11
17に入射する。このとき、ステージ1109、すなわ
ち被測定パターン1101aと探針1103との横方向
相対穆動によりフォトダイオード1117に入射する干
渉光に明暗の強度変化が生じる。例えば、相対移動量が
回折格子1302の1ピッチ分であったとすると、±1
次の回折光を干渉させる場合には、2周期分の明暗変化
となる。したがって、フォトダイオード1117が出力
する明暗の光強度変化信号14cを、横方向移動量検出
回路1118によってカウントすることにより横方向8
!IJ量信号14dが得られ、これが形状算出回路11
13へ出力される。
形状算出回路1113ではこの横方向移動量信号14d
と、実施例3と同様にして得られる複数のエツジ検出信
号14bとに基づき、第3実施例と同様にして被測定パ
ターン線幅測定値14.8が算出され出力される。
なお、本実施例では可干渉光源1112として単一周波
数レーザを用いた格子干渉法との組み合わせの例を示し
たが、ゼーマンレーザ等の二周波直交偏光レーザを用い
た光ヘテロダイン法による格子干渉法と組み合わせても
よい。
衷Jしに 第10図は本発明の第5の実施例に係る線幅測定装置の
構成図、第11図はこの装置の各部における信号例を示
す波形図である。
この装置の構成も、第10図に示すように、相対駆動量
検出手段の構成のみが第6図の装置と異なっており、こ
の相対駆動量検出手段は、光源1501と、ステージ1
109に固定されたミラー1503と、光源1501の
出力光をミラー1503に入射させるとともにその反射
光を透過させる対物レンズ1502と、その透過光を結
像させる結像レンズ1505と、その像の位置を検出す
る位置検出受光素子1506と、位置検出受光、素子1
506の中心位置より右側にある光量信号積分値と左側
のそれとの差信号16cを横方向移動量検出回路111
8へ出力する差信号回路1507とを備える。
この構成において、光源1501からの平行光束は対物
レンズ1502に軸外入射され、その透過光はステージ
1109に固定されたミラー1503で反射される。こ
のとき、ミラー1503の位置が対物レンズ1502の
焦点近傍になるように対物レンズ1502の位置が調節
されている。
反射光束は対物レンズ1502を透過して再び平行光束
となり、ミラー1504、結像レンズ1505を経て、
位置検出受光素子1506の中心位置に入射する。この
とき、位置検出受光素子1506の中心位置は、結像レ
ンズ1505の焦点の位置にあるように調節されている
。ここで、ステージ1109すなわち被測定パターン1
101と探針1103との横方向相対6勤により、位置
検出受光素子1506への入射光束が入射方向に一対し
横方向に位置ずれをおこす、したがって、差信号回路1
507によって位置検出受光素子1506の中心位置よ
り右側にある光量信号積分値と左側のそれとの差信号1
6cが得られ、これをモニターすることにより、横方向
相対移動量を1ナノメートルの精度で読み取ることがで
きるので、横方向移動量検出回路1118によってその
横方向移動量信号ladを得、形状算出回路1111へ
出力する。形状算出回路1111では、この横方向移動
量信号ladと、第3の実施例と同様にして得た複数の
エツジ検出信号16bとに基づき第3の実施例と同様に
して被測定パターン線幅測定値16eが算出され出力さ
れる。
実施例6 第12図は本発明の第6の実施例に係る線幅測定装置の
構成図、第13図はこの装置の各部における信号例を示
す波形図である。
この装置の構成も、第12図に示すように、相対駆動量
検出手段の構成のみが第6図の装置と異なっており、こ
の相対駆動量検出手段は、ステージ1109に固定され
た極板1701と、探針1103に対して位置の固定さ
れた極板1703と、極板1701.1703間に交流
電圧を印加する交流電源1702と、極板1701.1
703間の電気容量を検出し電気容量信号18cを横方
向移動量検出回路1118へ出力する電気容量検出回路
1704とを備える。
この構成において、交流電源1702によって極板17
01に交流電圧を印加し、極板1703との間の電気容
量が電気容量検出回路1704によって検知されるが、
その間にステージ1109すなわち被測定パターン11
01aと探針1103とが横方向に相対8動すると、極
板1701゜1703間の電気容量が変化する。したが
って、電気容量信号18cをモニターすることにより、
横方向相対移動量を1ナノメートルの精度で読み取るこ
とができるので、横方向移動量検出回路1118によっ
て横方向移動量信号18dを得、形状算出回路1111
へ出力する。形状算出回路1111では、この横方向B
動量信号18dと第3の実施例と同様にして得られる複
数のエツジ検出信号18bとに基づき、第3の実施例と
同様にして被測定パターン線幅測定値18eが算出され
出力される。
衷ILユ 第14図は本発明の第7の実施例に係る線幅測定装置の
構成図、第15図はこの装置の各部における信号例を示
す波形図である。
この装置の構成も、第14図に示すように、相対駆動量
検出手段の構成のみが第6図の装置と異なっており、こ
の相対駆動量検出手段は、ステージ1109に固定され
た導電性を有する基準目盛1901と、基準目盛190
1に対し1ナノメートル以下の距離で先端を近接させか
つ探針1103に対して位置が固定された探針1903
と、基準目盛1901と探針1903との間にバイアス
電圧を印加するバイアス電源1902と、基準目盛19
01と探針1903との間に流れるトンネル電流190
4を検知してトンネル電流信号110cを横方向移動量
検出回路1118へ出力するトンネル電流検出回路19
05とを備える。
この構成において、基準目盛1901にバイアス電圧を
印加し、探針1903と基準目盛1901との間に流れ
るトンネル電流1904がl−ンネル電流検出回路19
05によって検知されるが、その際にステージ1109
すなわち被測定パターン1101aと探針1103との
横方向相対移動が生ずると、基準目盛1901のピッチ
の周器で、基準目盛1901と探針1903の間隔が変
化し、トンネル電流1904に強度変化が生じる0例え
ば、基準目盛1901として、グラファイトなどの導電
性結晶のへき開面表面の原子配列を用い、原子間距離が
0.2ナノメートルであったとすると、相対穆動量が0
.2ナノメートルの場合に1周期分の強度変化となる。
したがって、トンネル電流検出回路1905からのトン
ネル電流信号110Cから横方向相対移動量を1ナノメ
ートル以下の精度で読み取ることができるので、横方向
移動量検出回路1118はトンネル電流信号110cを
カウントして横方向移動量信号110dを得、形状算出
回路1111へ出力する。
形状算出回路1111ではこの横方向移動量信号110
dと、第3の実施例と同様にして得られる複数のエツジ
検出信号110bとに基づき、第3の実施例と同様にし
て被測定パターン線幅測定値110eが算出され出力さ
れる。
$流側8 第16図は本発明の第8の実施例に係る線幅測定装置の
構成図、第17図はこの装置の各部における信号例を示
す波形図である。
この線幅測定装置は、第16図に示すように、絶縁性の
被測定パターン2101aが形成された被検物2101
を保持するステージ2111と、端が固定され他端であ
る自由端に被検物2101からの作用力としての原子間
力2103を受ける突起部2102aを有し被検物21
01に突起部2102aを近接させて配置したレバー2
102と、レバー2102とステージ111とを測定方
向に駆動させるステージ駆動手段と、原子間力2103
をレバー2102の自由端の変位として検出する手段で
あるバイアス電圧2104、探針2105およびトンネ
ル電流検出回路2107と、これらによって検出される
作用力が一定となるようにレバー2102と被検物21
01との距離を制御する手段であるレバー縦方向位置制
御回路2108およびレバー縦方向位置制御手段21O
9と、レバー縦方向位置制御回路2108が出力する制
御信号22aに基づき被測定パターン2101aのエツ
ジを検出するエツジ検出回路と、レバー2102とステ
ージ2111との測定方向の相対駆動量を検出する手段
である可干渉光源2114、ビームスプリッタ2115
、ミラー2116.2117,2118、フォトダイオ
ード2119および横方向移動量検出回路212oと、
横方向移動量検出回路2120およびエツジ検出回路2
112が出力する検出信号22d、22bに基づき検出
された被測定パターン2102aのエツジ位置を得て被
測定パターン2101aの線幅測定値22eを出力する
形状算出回路2113とを備える。
この構成において、絶縁性被測定パターン2101aと
これに対向して1ナノメートル以下の距離に近接させた
レバー21o2との間に働く原子間力2103によって
、レバー21o2に撓みが生じる。また、金属蒸着等に
よって導電性処理を施したレバー2102の裏面にバイ
アス電源2104によってバイアス電圧が印加され、レ
バ−2102裏面に対向して1ナノメートル以下の距離
に近接させた探針2105との間に流れるトンネル電流
2106がトンネル電流検出回路2107によって検知
される。そして、検知されたトンネル電流が一定となる
ように、すなわちレバー2102の撓み量が一定となる
ように、レバー縦方向位置制御回路2108およびレバ
ー縦方向位置制御手段21o9によってレバー21o2
の縦方向位置制御が行なわれる。またこれと同時にステ
ージ駆動手段2110によって、ステージ2111が横
方向に移動され、レバー21o2の突起部2102aに
対して被測定パターン21o1を走査する。このときの
レバー先端の軌跡は第17図再上段に示すようになる。
そしてこの際に得られるレバー縦方向位置制御信号22
aから、被測定パターン2101aのエツジがエツジ検
出回路2112によって検出され、複数のエツジ検出信
号22bがれぞれ形状算出回路2113に出力される。
エツジ検出回路2112は微分回路を含み、信号22a
がエツジ部で出力変化を生じると、その変化速度に応じ
た出力(微分信号)を発生する。この変化速度対応信号
をエツジ信号として用いる。エツジ位置としては信号の
最大値の位置あるいは半値幅の中心位置などを用いる。
このエツジ検出信号22bは走査するエツジの向きに応
じて、例えばエツジが第17図上で右上がりなら正の信
号、左上がりなら負の信号となる。レバー2102の縦
方向の1位置を制御し、この制御信号から検出信号を得
る様にしているのでパターンの段差が大きくても突起と
パターンをぶつけずにすむ。
一方、これと並行して、可干渉光源2114h1らの単
一周波数の可干渉光がビームスプリッタ2115により
て2つに分けられ、一方の光はミラー2116によって
ステージ2111に固定されたミラー2117に入射さ
れ、その反射光がビームスプリッタ2115に再入射さ
れるとともに、他方の光がレバー2102の近傍に固定
されたミラー2118に入射されその反射光がビームス
プリッタ21!5に再入射される。そして、ビームスプ
リッタ2115によって2つの反射光は再び合成され、
干渉光としてフォトダイオード2119に入射する。こ
のとき、ステージ2111すなわち被測定パターン21
01aとレバー2102との横方向相対移動により、フ
ォトダイオード2119に入射する干渉光に明暗の強度
変化が生じる。例えば、可干渉光の波長をλとすると、
相対移動量がλ/2の場合に1周期分の明暗変化となる
。したがって、フォトダイオード2119からの光強度
変化信号22cをカウントしいくことにより、相対横方
向移動量を1ナノメートルの精度で読み取ることができ
る。このカウントを横方向移動量検出回路212oによ
って行なってその横方向移動量信号22dが得られ形状
算出回路2113へ出力される。
形状算出回路2113では、複数のエツジ検出信号22
bと横方向移動量信号22dをもとに、被測定パターン
線幅測定値22eが算出され出力される。この例では正
のエツジ検出信号が発生してから負のエツジ検出信号が
発生するまでの横方向移動量信号の増加量によりパター
ン線幅値を測定し、その結果を出力する。
なお、本実施例では可干渉光源2114として、単一周
波数レーザを用いたマイケルソン型光波干渉法を応用し
た例を示したが、ゼーマンレーザ等の二周波直交偏光レ
ーザを用いた光ヘテロダイン干渉法を応用してもよい。
衷JJL且 第18図は本発明の第9の実施例に係る線幅測定装置の
構成図、第19図はこの装置の各部における信号例を示
す波形図である。
この装置の構成は、第18図に示すように、レバー21
02とステージ2111との測定方向の相対駆動量を検
出する手段の構成のみが第16図の装置と異なっており
、この相対駆動量検出手段は、ステージ2111に固定
された回折格子2302と、可干渉光源2114の出力
光を合成するためのミラー2303.2304と、ミラ
ー2303.2304で反射された回折光を合成してフ
ォトダイオード2119へ入射させるビームスプリッタ
2305とを備える。
この構成において、可干渉光源2114からの可干渉光
はミラー2301によって回折格子2302に入射され
、それによって得られる±n次の回折光がミラー230
3.2304で反射されてビームスプリッタ2305に
入射すると、ビームスプリッタ2305によって2つの
回折光は合成され、干渉光としてフォトダイオード2!
!9に入射する。このとき、ステージ2111.すなわ
ち被測定パターン2101とレバー2102との横方向
相対移動によりフォトダイオード2119に入射する干
渉光に明暗の強度変化が生じる。例えば、相対移動量が
回折格子2302の1ピッチ分であったとすると、±1
次の回折光を干渉させる場合には、2周期分の明暗変化
となる。したがって、フォトダイオード2119が出力
する明暗の光強度変化信号24cを、横方向移動量検出
回路2120によってカウントして横方向移動量信号2
4dが得られ、これが形状算出回路2113へ出力され
る。
形状算出回路2113ではこの横方向移動量信号24d
と、実施例8と同様にして得られる複数のエツジ検出信
号24bとに基づき、実施例8と同様にして被測定パタ
ーン線幅測定値24eが算出され出力される。
なお、本実施例では可干渉光源2114として単一周波
数レーザを用いた格子干渉法との組み合わせの例を示し
たが、ゼーマンレーザ等の二周波直交偏光レーザを用い
た光ヘテロダイン法による格子干渉法と組み合わせても
よい。
寒m([1旦 第20図は本発明の第10の実施例に係る線幅測定装置
の構成図、第21図はこの装置の各部における信号例を
示す波形図である。
この装置の構成も、第20図に示すように、相対駆動量
検出手段の構成のみが第16図の装置と異なっており、
この相対駆動量検出手段は、光源2501と、ステージ
2111に固定されたミラー2503と、光源2501
の出力光をミラー2503に入射させるとともにその反
射光を透過させる対物レンズ2502と、その透過光を
結像させる結像レンズ2505と、その像の位置を検出
する位置検出受光素子2506と、位置r、出出光光素
子506の中心位置より右側にある光量信号積分値と左
側のそれとの差信号26cを横方向移動量検出回路21
20へ出力する差信号回路2507とを備える。
この構成において、光源2501からの平行光束は対物
レンズ2502に軸外入射され、その透過光はステージ
2111に固定されたミラー2503で反射させる。こ
のとき、ミラー2503の位置が対物レンズ2502の
焦点近傍になるように対物レンズ2502の位置が調節
されている。
反射光束は対物レンズ2502を透過して再び平行光束
となり、ミラー2504、結像レンズ2505を経て、
位置検出受光素子2506の中心位置に入射する。この
とき、位置検出受光素子2506の中心位置は、結像レ
ンズ2505の焦点の位置にあるように調節されている
。ここで、ステージ2111すなわち被測定パターン2
101とレバー2102との横方向相対移動により、位
置検出受光素子2506への入射光束が入射方向に対し
横方向に位置ずれをおこす、したがって、差信号回路2
507によって位置検出受光素子2506の中心位置よ
り右側にある光量信号積分値と左側のそれとの差信号2
6cが得られ、これをモニターすることにより、横方向
相対移動量を1ナノメートルの精度で読み取ることがで
きるので、横方向移動量検出回路2120によりてその
横方向移動量信号26dを得、形状算出回路2113へ
出力する。形状算出回路2113では、この横方向移動
量信号26dと、第8の実施例と同様にして得た複数の
エツジ検出信号26bとに基づき第8の実施例と同様に
して被測定パターン線幅測定値26eが算出され出力さ
れる。
夾JLLL± 第23図は本発明の第11の実施例に係る線幅測定装置
の構成図、第23図はこの装置の各部における信号例を
示す波形図である。
この装置の構成も、第22図に示すように、相対駆動量
検出手段の構成のみが第16図の装置と異なっており、
この相対駆動量検出手段は、ステージ2111に固定さ
れた極板2701と、レバー2102に対して位置の固
定された極板2703と、極板2701,2703間に
交流電圧を印加する交流電源2702と、極板2701
.2703間の電気容量を検出し電気容量48号28c
を横方向移動量検出回路2120へ出力する電気容量検
出回路2704とを備える。
この構成において、交流電源2702によって極板27
01に交流電圧を印加し、極板2703との間の電気容
量が電気容量検出回路2704によって検知されるが、
その間にステージ21211すなわち被測定パターン2
101とレバー2102とが横方向に相対移動すると、
極板2701.2703間の電気容量が変化する。した
がって、電気容量信号28cをモニターすることにより
、横方向相対移動量を1ナノメートルの精度で読み取る
ことができるので、横方向移動量検出回路2120によ
って横方向移動量信号・28dを得、形状算出回路21
13へ出力する。
形状算出回路2113では、この横方向移動量信号28
dと第8の実施例と同様にして得られる複数のエツジ検
出信号28bとに基づき、第8実施例と同様にして被測
定パターン線幅測定値が算出され出力される。
夾tf& (51tユ 第24図は本発明の第12の実施例に係る線幅測定装置
の構成図、第25図はこの装置の各部における信号例を
示す波形図である。
この装置の構成も、第24図に示すように、相対駆動量
検出手段の構成のみが第16図の装置と異なっており、
この相対駆動量検出手段は、ステージ2111に固定さ
れた導電性を有する基準目盛2901と、基準目盛29
01に対し1ナノメートル以下の距離で先端を近接させ
かつレバー2102に対して位置が固定された探針29
03と、基準目盛2901と探針2903との間にバイ
アス電圧を印加するバイアス電源2902と、基準目盛
2901と探針2903との間に流れるトンネル電流2
904を検知してトンネル電流信号210cを横方向移
動量検出回路2120へ出力するトンネル電流検出回路
2905とを備える。
この構成において、基準目盛2901にバイアス電圧を
印加し、探針2903と基準目盛2901との間に流れ
るトンネル電流2904がトンネル電流検出回路290
5によって検知されるが、その際にステージ2111す
なわち被測定パターン2101とレバー2102との横
方向相対移動が生ずると、基準目盛2901のピッチの
周期で基準目盛2901と探針2903の間隔が変化し
、トンネル電流2904に強度変化が生じる。
例えば、基準目盛2901として、グラファイトなどの
導電性結晶のへき開面表面の原子配列を用い、原子間距
離が0.2ナノメートルであったとすると、相対移動量
が0.2ナノメートルの場合に1周期分の強度変化とな
る。したがって、トンネル電流検出回路2905からの
トンネル電流信号210Cから横方向相対移動量を1ナ
ノメートル以下の精度で読み取ることができるので、横
方向移動量検出回路2120はトンネル電流信号210
cをカウントして横方向移動量信号210dを得、形状
算出回路2113へ出力する。
形状算出回路2113ではこの横方向移動量信号210
dと、第8の実施例と同様にして得られる複数のエツジ
検出信号210bとに基づき、第8の実施例と同様にし
て被測定パターン線幅測定値210eが算出され出力さ
れる。
釆1」[と旦 第26図は本発明の第13の実施例に係る線幅測定装置
の構成図、第27図はこの装置の各部における信号例を
示す波形図である。
この装置の構成は、第26図に示すように、原子間力2
103をレバー2102の自由端の変位として検出する
作用力検出手段の構成のみが第16図の装置と異なって
おり、この作用力検出手段は、同図に示すように、可干
渉光源2114が出力する可干渉光を、ビームスプリッ
タ3101およびミラー3102を経てビームスプリッ
タ212103に入射させ2つに分割してそれぞれレバ
ー2102の自由端及びレバー2102の固定部に固定
されたミラー2104に照射し反射させそしてビームス
プリッタ3103により再び合成する光学手段と、この
光学手段により合成された干渉光を検出するフォトダイ
オード3105と、フォトダイオード3105が出力す
る光強度信号に基づきレバー2102の自由端の変位量
(縦方向移動量)を検出してレバー縦方向位置制御回路
2108へ出力するするレバー縦方向移動量検出回路3
106とを備える。
この構成において、絶縁性被測定パターン2101に対
向して、1ナノメートル以下の距離に近接させたレバー
2102との間に働く原子間力2103によって、レバ
ー2102に撓みが生じることは上述したとおりである
。そして、ビームスプリッタ2115を介して入射され
る可干渉光源2114からの可干渉光はビームスプリッ
タ3101およびミラー3102を経てビームスプリッ
タ3103に入射され、これにより2つに分けられた光
の一方はレバー2102の裏面で反射され、他方はミラ
ー3104で反射されて、再びビームスプリッタ310
3で合成されてその干渉光がフォトダイオード3105
に入射している。
この干渉光は、撓みによるレバー2102の上下動によ
り明暗の強度変化が生じるが、これはフすトダイオード
3105によって検出されそれに基づきレバー縦方向移
動量検出回路3106において光強度が検知される。そ
して、この検知光強度が一定となるように、すなわちレ
バー2!02の撓み量すなわち原子間力2103が一定
となるようにレバー縦方向位置1IIIJ御回路210
8およびレバー縦方向位置制御手段2109によフて、
レバー2102の縦方向位置制御が行なわれる。したが
って、ステージ駆動手段211oによって、ステージ2
111を横方向に6劾させ、レバー2102の突起部で
被測定パターン21o1を走査すると、パターンの凹凸
により原子間力21o3か変化してレバー21o2の自
由端が変位するので、この時レバー縦方向位置制御回路
2108が出力するレバー樅方向位置制御信号212a
は被測定パターン21o1のエツジの情報を含んでおり
、これに基づき被測定パターン21o1のエツジが第8
図の実施例と同様にエツジ検出回路2112によって検
出され、複数のエツジ検出信号212bがそれぞれ形状
算出回路2113に出力される。
形状算出回路2113では、この複数のエツジ検出信号
212bと、第8の実施例と同様にして得られる横方向
移動量信号212dとに基づぎ、第8の実施例と同様に
して被測定パターン!S幅測定値212eが算出され出
力される。
なお、本実施例では可干渉光源2114として、単一周
波数レーザを用いたマイケルソン型光波干渉法を応用し
た例を示したが、ゼーマンレーザ等の二周波直交偏光レ
ーザを用いた光ヘテロダイン干渉法を応用してもよい、
また、被測定パターン2101とレバー2102の相対
移動量検知方法として、光波干渉法を応用した例を示し
たが、第9〜第12の実施例に示したような、格子干渉
法、TTLアクティブ・オート・フォーカス法、電気容
量変化を検知する方法、トンネル電流を用いた相対位置
検知法を応用してもよい。
犬!0114 第28図は本発明の第14の実施例に係る線幅測定装置
の構成図、第29図はこの装置の各部における信号例を
示す波形図である。
この装置の構成は、第28図に示すように、レバー21
02に働く作用力として磁力3301を用いており、被
測定パターン2101およびレバー2102は磁性を有
する点が第8の実施例の場合と異なり、レバー2102
の突起部2102aは被測定パターン2101に対向し
て、1ナノメートル以下の距離に近接させて配置される
。他の部分の構成および作用は第8の実施例の場合と同
様である。
したがってこの場合は、ステージ2111を横方向に移
動させレバー2102で被測定パターン2101を走査
した場合に変化する磁力3301によって生ずるレバー
2102の自由端の変位が検出され、これが一定となる
ように制御される。
そして、第8の実施例の場合と同様、にして得られる複
数のエツジ検出信号214bと横方内容“動量信号21
4dとに基づき、形状算出回路2113によって被測定
パターン線幅測定値214eが算出され出力される。
なお、本実施例では可干渉光源2114として、単一周
波数レーザを用いたマイケルソン型光波干渉法を用いて
いるが、ゼーマンレーザ等の二周波直交偏光レーザを用
いた光ヘテロダイン干渉法を応用してもよい。また、被
測定パターン2101とレバー2102の相対移動量検
知方法として、光波干渉法を用いているが、第9〜第1
2の実施例に示したような格子干渉法、TTLアクティ
ブ・オート・フォーカス法、電気容量変化を検知する方
法、あるいはトンネル電流を用いた相対位置検知法を応
用してもよい、また、レバー2102の上下方向の撓み
を検知する手段として、トンネル電流を用いているが、
第8〜第12の実施例に示したような光波干渉法を用い
てもよい。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、STM、AFMあ
るいはMFMの原理を応用して、導電体を有する被測定
パターンと探針との間のトンネル電流、または絶縁体の
もしくは磁性を有する被測定パターンとレバーとの間に
働く原子間力や磁力を検知するようにしたため、エツジ
検知を0.1ナノメートルの横分解能で行なうことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一態様におけるエツジ検出原理を示す
原理説明図、 第2図は本発明の第1実施例の線幅測定装置の構成図、 第3図は同装置の各部の信号例を示す波形図、第4図は
本発明の第2実施例のエンコーダ装置の構成図、 第5図は同装置のスケールの形状詳細図、第6図は本発
明の第3実施例の線幅測定装置の構成図、 第7図は同装置の各部の信号例を示す波形図、第8図は
本発明の第4実施例の線幅測定装置の構成図、 第9図は同装置の各部の信号例を示す波形図、第10図
は本発明の第5実施例の線幅測定装置の構成図、 第11図は同装置の各部の信号例を示す波形図、 第12図は本発明の第6実施例の線幅測定装置の構成図
、 第13図は同装置の各部の信号例を示す波形図、 ′s14図は本発明の第7実施例の線幅測定装置の構成
図、 第15図は同装置の各部の信号例を示す波形図、 第16図は本発明の第8実施例の線幅測定装置の構成図
、 第17図は同装置の各部の信号例を示す波形図、 第18図は本発明の第9実施例の線幅測定装置の構成図
、 第19図は同装置の各部の信号例を示す波形図、 第20図は本発明の第10実施例の線幅測定装置の構成
図、 第21図は同装置の各部の信号例を示す波形図、 第22図は本発明の第11実施例の線幅測定装置の構成
図、 3I23図は同装置の各部の信号例を示す波形図、 第24図は本発明の第12実施例の線幅測定装置の構成
図、 第25図は同装置の各部の信号例を示す波形図、 第26図は本発明の第13実施例の線幅測定装置の構成
図、 第27図は同装置の各部の信号例を示す波形図、 第28図は本発明の第14実施例の線幅測定装置の構成
図、そして 第29図は同装置の各部の信号例を示す波形図、である
。 102.1103,2105:探針、2102ニレバー
 205,1105.2107:トンネル電流検出回路
、212.1110.2112:エツジ検出回路。 第 図 93− 第21図 第23図

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)被検面上に存在するエッジ部分を検出する装置で
    、被検面に沿って相対的に移動する探針と、前記探針と
    被検面との間に発生する作用力あるいはトンネル電流を
    検出する検出手段と、前記検出手段が検出した作用力あ
    るいはトンネル電流に基づいて被検面上のエッジ部を検
    出するエッジ検出手段とを有することを特徴とするエッ
    ジ検出装置。
  2. (2)更に前記検出手段の出力信号を一定にするよう探
    針の位置を制御する探針位置制御手段を有することを特
    徴とする請求項1記載のエッジ検出装置。
  3. (3)前記検出手段は前記探針位置制御手段の制御信号
    の微分信号よりエッジを検出することを特徴とする請求
    項2記載のエッジ検出装置。
  4. (4)更に前記探針を所定周波数で所定方向に振動させ
    る振動手段を有し、前記エッジ検出手段は前記振動手段
    による探針振動時の前記検出手段の出力信号の所定周波
    数成分の振幅変化に基づいてエッジ部を検出することを
    特徴とする請求項1記載のエッジ検出装置。
  5. (5)更に前記検出手段の出力信号の前記所定周波数成
    分を除いた成分を一定にするよう探針の位置を制御する
    探針位置制御手段を有することを特徴とする請求項4記
    載のエッジ検出装置。
  6. (6)前記振動手段は前記探針を被検、面方向に振動す
    ることを特徴とする請求項4記載のエッジ検出装置。
  7. (7)前記振動手段は前記探針を被検面に平行な方向に
    振動することを特徴とする請求項4記載のエッジ検出装
    置。
  8. (8)前記検出手段は作用力として前記探針と被検面と
    の間に発生する原子間力を検出することを特徴とする請
    求項1記載のエッジ検出装置。
  9. (9)前記検出手段は作用力として前記探針と被検面と
    の間に発生する磁力を検出することを特徴とする請求項
    1記載のエッジ検出装置。
  10. (10)更に前記探針と被検面との被検面に沿った相対
    移動距離を検出する距離検出手段を有することを特徴と
    する請求項1記載のエッジ検出装置。
  11. (11)前記距離検出手段は光干渉計を有し、光の波長
    に関連した単位距離毎に信号を発生することを特徴とす
    る請求項10記載のエッジ検出装置。
  12. (12)更に前記エッジ検出手段と距離検出手段との検
    出結果に基づいて被検面上に設けられたパターンの線幅
    を検出する線幅検出手段を有することを特徴とする請求
    項10記載のエッジ検出装置。
  13. (13)更に前記探針と被検面との被検面に沿った相対
    移動距離を検出する距離検出手段を有することを特徴と
    する請求項2記載のエッジ検出装置。
  14. (14)更に前記エッジ検出手段の検出結果に基づいて
    前記探針と被検面との被検面に沿った相対移動距離を検
    出する移動距離検出手段を有することを特徴とする請求
    項1記載のエッジ検出装置。
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