JPH0347879A - 電着塗料組成物 - Google Patents

電着塗料組成物

Info

Publication number
JPH0347879A
JPH0347879A JP25804189A JP25804189A JPH0347879A JP H0347879 A JPH0347879 A JP H0347879A JP 25804189 A JP25804189 A JP 25804189A JP 25804189 A JP25804189 A JP 25804189A JP H0347879 A JPH0347879 A JP H0347879A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
parts
group
groups
coating composition
weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25804189A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsuyoshi Inoue
強 井上
Yutaka Fukushima
豊 福島
Shigeo Nishikawa
西川 繁男
Yasuyuki Tsuchiya
土谷 保之
Katsunori Takagi
高木 勝教
Satoshi Kuriyama
智 栗山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Paint Co Ltd
Sanyo Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Nippon Paint Co Ltd
Sanyo Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Paint Co Ltd, Sanyo Chemical Industries Ltd filed Critical Nippon Paint Co Ltd
Priority to JP25804189A priority Critical patent/JPH0347879A/ja
Priority to CA 2000649 priority patent/CA2000649A1/en
Priority to AU42978/89A priority patent/AU4297889A/en
Priority to EP19890119267 priority patent/EP0364958A3/en
Publication of JPH0347879A publication Critical patent/JPH0347879A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Epoxy Resins (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、耐久性に優れた塗膜を提供する電着塗料組成
物に関する。
(従来の技術およびその課題) アミンイミド基は式: %式% [式中、R1、R2は水素原子、アルキル基またはアリ
ール基、R3はアルキル基またはヒドロキシアルキル基
(RtとR3は結合して窒素原子とともに複素環を形成
していてもよい)を示す。]で表わされる基であるが、
加熱により反応性の化合物に変化し種々の用途が考えら
れている。
米国特許4,046,658号には上記アミンイミド基
を有するモノマーと他の共重合性モノマーとから共重合
体を得、これを電着塗料に使用することが提案されてい
る。しかしながら、この電着塗料から得られた塗膜は耐
食性が不足し、実用に向かなかった。
特開昭61−23662号公報にはアミンイミド基を有
する共重合体と数平均分子量500〜3000を有する
アミノ変性ポリエポキシドとを含む電着塗料組成物が開
示されている。この組成物は耐食性の改善はみられるも
のの、耐食性や耐候性の複合された性能(即ち、耐久性
)の点からみるとまだ不十分である。
(課題を解決するための手段) 4 本発明者らは上記アミンイミド基を有する共重合体を用
いる電着塗料の性能の改善について検討を行った結果、
アミンイミド基とアミノ基を有する共重合体を変性エポ
キシド樹脂と組合せた場合に優れた塗膜性能が発現され
ることを見出した。
即ち、本発明は(A)主鎖が実質的ビニル系重合体から
なり、側鎖に一般式 [式中、R3、R3は水素原子、アルキル基またはアリ
ール基、R3はアルキル基またはヒドロキシアルキル基
(R,とR3は結合して窒素原子とともに複素環を形成
していてもよい。)、Xはアルキル基、アリール基また
はアラルキル基、nは1〜4の整数、mは0または1で
ある。コで示される基およびアミノ基を分子中に各1個
以上有するビニル系重合体 (B)塩基性基を固形分100gあたり、20〜200
 mmo+有する変性ポリエポキシド樹脂とを含有し、
かつ(A)と(B)の比率り月0〜49重量%対51〜
90重量%である電着塗料組成物を提供する。
上記一般式(1)において、R1、R2、R3、Xのア
ルキル基としては炭素数1−18のアルキル基たとえば
メヂル、エチル、プロピル、オクチルおよびステアリル
基、R1、R2、Xのアリール基としてはフェニル、ト
リル、キシリル基等が挙げられる。R3のヒドロキシア
ルキル基としては、ヒドロキシメチル、2−ヒドロキシ
エチル、3ヒドロキシプロピル、2−ヒドロキシプロピ
ル、4−ヒドロキシブチル、2−ヒドロキシデシル、2
〜ヒドロキシヘキサデシル、2−ヒドロキシオクタデシ
ル、2−ヒドロキシエイコシル基などのC1〜28ヒド
ロキシアルキル基;およびこれらのアリール(フェニル
など)、アルコキシ(C,〜、8)、アリーロキシ(フ
ェノキシなど)またはアルケノキシ置換された基たとえ
ば2−ヒドロキシ−3−アリーロキシプロピル基(2−
ヒドロキシ−3−フェノキシプロビル基等)、2−ヒド
ロキン−3−アルコキシプロピル基(2−ヒドロキシ−
3−ブトキンプロピル、2−ヒドロキソ−3−トリデシ
ロキシプロビル、2−ヒドロキシ−3−ヘキサデシロキ
シプロピル基等)、2−ヒドロキシ−3−アルケノキシ
プロピル基、2−ヒドロキシ−3−アリロキシプロピル
、2−ヒドロキシ−3−オレイロキシプロピル基、2−
ヒドロキシ−2−アリールエチル基(2−ヒドロキシ−
2−フェニルエチル基等)等が挙げられる。R3とR3
は結合して2価の基となり窒素原子とともに形成する複
素環としては、ピロリジニン、ピロール、ピロリン、ピ
ペリジンなどの5または6員環が挙げられる。Xのアラ
ルキル基としてはベンジル基が挙げられる。
nは好ましくは1〜3である。nが4を越えると硬化性
が落ちて来る。mは好ましくは0である。
本発明における重合体は、アミンイミド基含有エチレン
性不飽和単量体(a)の単位、アミノ基含有エチレン性
不飽和単量体(b)の単位、および必要により他の重合
性単量体(c)の単位から構成される。
アミンイミド基含有エチレン性不飽和単量体(a)とし
ては、一般式(2)のものが挙げられる。
[式中、Roは不飽和モノカルボン酸またはジカルボン
酸の残基、qは1または2、R11R3、R3、X5n
SI11は一般式(1)の場合と同様の基である。](
a)の具体例としては、一般式(3)、(4)のものが
挙げられる。
ROR。
1 CH,−〇  〇  N−N”  R2(3)3 7 [式中、Rは水素原子、炭素数1〜6のアルキル基(メ
チル、エチル、プロピル、ヘキシル基など)、ハロゲン
(クロル、ブロム等)またはシアノ基、R3、R3、R
3、Xは一般式(1)の場合と同様の基である。] より具体的な例は米国特許4,04.6,658号等に
詳しく述べられている。
アミノ基含有エチレン性不飽和単量体(b)としては(
メタ)アクリル酸ジメヂルアミノエチル、(メタ)アク
リル酸ジエチルアミノエチル、(メタ)アクリル酸ジエ
チルアミノプロピル、ジメチルアミノプロピル(メタ)
アクリルアミド、ジエチルアミノプロピル(メタ)アク
リルアミド等及び一般式%式% (5) [式中、Rは一般式(3)のRと同様である。RいR5
は水素原子、アルキル基、ヒドロキシアルキル基、アリ
ール基、アラルキル基またはケチミンブロック化アルキ
ル基である。] 一般式(5)で示される単量体としては、具体的には例
えば (メタ)アクリル酸−3−(N、N−ジエチル)アミノ
−2−ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸−3−
(N、N−ジフェニル)アミノ−2−ヒドロキシプロピ
ル、(メタ)アクリル酸−(N−フェニル−N−エタノ
ール)アミノ−2−ヒドロキシプロピル、(メタ)アク
リル酸−3−(N−ベンジル−N=エタノール)アミノ
−2−ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸−3−
(N−メチルN−エタノール)アミノ−2−ヒドロキシ
プロピル、(メタ)アクリル酸−3−(N、N−ビスエ
タノール)アミノ−2−ヒドロキシプロピル、(メタ)
アクリル酸−3−(N、N−ビスイソプロパツール)ア
ミノ−2−ヒドロキシプロピル等が挙げられる。
ケチミンブロック化アルキル基が導入されたものとして
は、 CH2=C(Me)COOCH2CH(Oll)CH,
N−C3H5CtnJ=cOAe)2 CHt”C(Me)COOCH,CH(OH)CHtN
−CJ。
C,H,N=C(MeXC4H,) C11t=CHC00C11tCll(Oll)CII
J−C7llsCJ4N=C(Me)t CI、=CHC00CH,CH(OH)C)l、N−C
,H5CJ−N=C(Me) (C4H8) CHe−C(Me)COOCH−CH(OH)CHJ−
MeCJeN=C(Me)(CJe) CI、−CHCooCR,CI(OH)CH,N−Me
C3HaN=C(Me) − CH,−C(Me)COOCH,CH(OH)CH,N
−MeCeH+ J=C(MeXCJe) CH,=C(Me)COOCR,CI(OR)CH,N
−C,H,N=C(Me) 2Cal14N’C(Me
) − CH2=C(Me)C00C)1.CH(OH)CH,
NC211,N=C(Me) (C,H,)CJJ=C
(MeXCJs) 等が挙げられる。
一般式(5)で示される単量体は(メタ)アクリル酸グ
リシジルと一分子中に一個の第2級アミノ基を含有する
化合物との反応で得られる。ケチミン基を導入する場合
も一分子中に一個の第2級アミノ基と少なくとも1個の
ケチミン基とを有するポリアミン−ケチミン誘導体(以
下単にポリアミンケチミン誘導体という)との反応で得
られる。
ポリアミン−ケチミン誘導体としては、1分子中に1個
の第2級アミノ基を有し且つ少なくとも1個の第1級ア
ミノ基を有するポリアミンを、ケトンと反応することに
よって得ることができる。
ここで1分子中に1個の第2級アミノ基を有し且つ少な
くとも1個の第1級アミノ基を有するポリアミンとして
は、例えばエチルアミノエチルアミン、メチルアミノプ
ロピルアミン等の1分子中に1個の第2級アミノ基と1
個の第1級アミノ基を有するポリアミン:ジエチレント
リアミン、ジプロピレントリアミン、ジエチレントリア
ミン等の1分子中に1個の第2級アミノ基と2個の第1
級アミノ基を有するポリアミン等が挙げられる。
ケトンとしては、例えばアセトン、メチルエチルケトン
、メチルイソブチルケトン等の容易に水と共に留出する
様な低分子量ケトン・ジェチルケ1 トン、エチルイソプロピルケトン、ジ−n−ブチルケト
ン、シクロヘキサノン、シクロペンタノン、アセトフェ
ノン等が挙げられる。
ポリアミン−ケチミン誘導体は第一級アミンとケトンの
脱水縮合により製造できる。
Rt          R2 上記綿合反応は通常、吸水剤の存在下に水分を留出させ
ながら行う。具体的には第一級アミンと化学量論的に過
剰のケトンを加え、且つ適当な溶媒(トルエン、キシレ
ン等)を添加した後に加熱還流下、水分を分離しながら
脱水縮合を行い、必要により過剰のケトン及び溶媒を取
り出すことができる。この様にして得られたポリアミン
ケチミン誘導体としては具体的には例えば Ct H5N HC2Ht N = C(CHs ) 
x、C,H5NHCtH,N=C(CH3XC4H9)
、CH3NHC3HeN=C(CH3)3、CH3N 
HC3He N = C(CH3) (C4H9)2 CH3N HC4He N = C(CH3) (C4
He )CH3NHC,H,2N=C(CH3XC,H
e)C7H4N−C(CH3)。
/ N \ C2H4N=C(CH5)2 C2H4N=C(CH3XC4H9) / N \ Ct H4N =C(CHs ) (C4Ho )等が
挙げられる。
(メタ)アクリル酸グリシジルのエポキシ基と第2級ア
ミノ基 通常20〜150℃、好ましくは50〜120°Cであ
る。適当な温度で窒素等の不活性ガス気流下に撹拌しな
がら全量仕込みの他に分割または滴下仕込みの方法によ
って行う。その際に加熱・冷却・有機溶剤の添加・溶剤
の還流等によって反応が制御できる。
必要により用いられる他の重合性単量体(c)としては
、(メタ)アクリル酸アルキルエステル[炭素数1−1
2のアルキルエステル例えば(メタ)アクリル酸メチル
、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸n−
ブチル、ヒドロキシル基含有単量体、例えば(メタ)ア
クリル酸2−エチルヘキシル等]:(メタ)アクリル酸
ヒドロキシアルキル(アルキル基の炭素数2〜10)[
(メタ)アクリル酸ヒドロキシエチル、(メタ)アクリ
ル酸ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸ヒドロキ
シヘキシルおよびその変性体、例えば 0 CHx=CHCOCHtCH−0+CCHt + CI
IthCHtO+ IICI+、=C(CH,)CCH
,CH,0(CH,Cll0古HCH1=C(CH3)
CCHffiCH,0(CH2(JltO÷■[式中、
Sは1〜50の整数、tは1〜100の整数を表す。]
等]:芳香族ビニル単量体(スチレン、αメチルスチレ
ン、α−クロルスチレン等);ハロゲン含有単量体(塩
化ビニル、塩化ビニリデン等);アルキル又はシクロア
ルキルビニルエーテル(メチルビニルエーテル、シクロ
ヘキシルビニルエーテル等);ビニルエステル(酢酸ビ
ニル等):ニトリル基含有単量体(アクリロニトリル等
)ニアミド基含有単量体[(メタ)アクリルアミド、ク
ロトンアミド、N−メチロールアクリルアミド、フマル
酸ジアミド等];カルボキシル基含有単量体[(メタ)
アクリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸等コ及びポリ
フルオロアルキルエステル基含有単量体が挙げられる。
ポリフルオロアルキルエステル基含有単量体としては、
炭素数4〜20(好ましくは4〜16)のポリフルオロ
アルキル基を有する不飽和カルボン酸エステルが使用で
き、一般弐〇H2=C(R)Coo−A+Z+rRf 
 (6)[式中、ΔはC1〜18の直鎖または分岐アル
キレン基(ヒドロキシル基で置換されていてもよい)、
15 Zは一〇ON−または一8O,N−1pは0またはX l5R,Xは一般式(5)と同様である。]で示される
化合物が挙げられる。
これらの中で好ましいものは(メタ))′クリル酸アル
キル、ヒドロキシル基含有単量体、(メタ)アクリルア
ミド及びポリフルオロアルキルエステル基含有単量体で
あり、特に好ましいものはアクリル酸n−ブチル、メタ
クリル酸ヒドロキシエチルおよびメタクリルアミドであ
る。
重合体中の(a)〜(c)の各単量体の単位の含有量は
重合体のモルに基づいて(a)の単位は通常2〜40%
、好ましくは5〜30%、(b)の単位は通常2〜60
%、好ましくは5〜50%、(c)の単位は通常0〜9
0%、好ましくは20〜80%である。
重合体中の(a)の単位が2モル%未満の場合、加熱に
より十分な架橋密度が得られない。またエマルジョンに
する場合水溶性も不十分である。40%を越えると重合
率が低くなる他高価になり経6 済的に不利である。(b)の単位が2モル%未満の場合
ビニル重合体の親水性が不十分であり、エポキシド樹脂
と配合したときの処理浴の安定性に問題が生じる。60
%を越えると親水性が大きく成りすぎて電着時塗膜がで
き難くなる。(c)の単位が90%を越えると充分な硬
化性が得られない。
本発明におけるビニル系重合体は(a)、(b)および
必要により(c)の単量体を熱重合、光重合又は放射線
重合等のラジカル重合に従って塊状又は溶液重合させる
ことにより製造できる。好ましい重合方法は有機溶剤中
ラジカル開始剤を使用したラジカル重合法である。
使用される有機溶剤としては、重合性単量体と反応しな
いでこれらとその重合体を溶解するものなら特に制限さ
れないが、重合後にエマルジョンにする場合は水に混合
しうるもの、例えばエタノール、i−プロパツール、第
3ブタノール、アセトン、メチルエチルケトン、ジエチ
ルケトン、ジオキサン、テトラヒドロフラン、酢酸エチ
ル、エチルセロソルブ、ブチルセロソルブ及びこれらの
二種以上の混合物が望ましい。また、乳化重合する場合
は上記溶剤を水と併用してもよい。
有機溶剤の単量体合計重量に対する割合は、任意に選択
できるが、通常1:10〜211好ましくはl:2〜5
:1である。
ラジカル重合開始剤としてはアゾ系化合物(アゾビスイ
ソバレロニトリル(AIBN)、アゾビスイソバレロニ
トリル、2.2−アゾビス(2−アミジノプロパン)ハ
イドロクロリド、アゾビスシアノ吉草酸等)、過酸化物
(過酸化水素、過硫酸カリウム、ベンゾイルパーオキサ
イド、ジーt−ブヂルバーオキザイド、クメンハイドロ
パーオキザイド等)、レドックス系化合物(L−アスコ
ルビン酸とアルカリ金属の過硫酸塩、ベンゾイルパーオ
キサイド:N、N−ジメチルアニリン等)が挙げられる
。アミンイミド基が酸化され易いのでアゾ系化合物を用
いるのが好ましい。
重合開始剤の添加量は単量体合計重量に対し、通常00
01〜20%、好ましくは0.1〜10%である。
また、場合によっては連鎖移動剤(n−ラウリルメルカ
プタン、n−ドデシルメルカプタン、t−ドデシルメル
カプタン、2−メルカプトエタノール等)を加え分子量
を調節することが出来る。
ラジカル重合反応温度は、アミンイミド基の熱分解を考
慮して、通常50〜110℃、好ましくは70〜90℃
である。
本発明におけるビニル系重合体は、アミンイミド基含有
エチレン性不飽和単量体(a)、アミノ基含有エチレン
性不飽和単量体(b)および必要により他の共重合性単
量体(c)を共重合して得てもよいし、共重合した後に
アミンイミド基やアミノ基(この場合はγ−アミノーβ
−ヒドロキシプロピルエステル基)を導入して得てもよ
い。
共重合した後にアミンイミド基を側鎖に導入する方法は
種々の方法があるが、例えばアミンイミド基含有単量体
の代わりに(メタ)アクリル酸アルキルエステル[炭素
数1−12のアルキルエステル例えば(メタ)アクリル
酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリ
ル酸n−ブチル、(メタ)9 アクリル酸2−エチルヘキシル等]、(メタ)アクリル
酸ヒドロキシアルキル(アルキル基の炭素数2〜10)
[(メタ)アクリル酸ヒドロキシエチル、(メタ)アク
リル酸ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸ヒドロ
キシへキシル]を使用して共重合し、その後ジメチルヒ
ドラジンとエポキシ基を分子中に1個以上有し不飽和基
を持たない化合物(エチレンオキシド、プロピレンオキ
シド、フェニルグリシジルエーテル、グリシジルフタル
イミド、エチレングリコールジグリシジルエーテル、プ
ロピレングリコールジグリシジルエーテル、1.6′ヘ
キザンジオールジグリシジルエーテル、ネオペンチルグ
リコールジグリシジルエーテル、アジピン酸ジグリシジ
ルエステル等]を添加し、室温〜70℃で撹拌混合反応
する方法がある。3〜20時間で側鎖にアミンイミド基
が導入されたことが(IHのI 55 (1−1600
cm−’にCN13100〜3300cm−’にOI−
1の吸収で)確認出来る。
共重合した後に、γ−アミノーβ−ヒドロキシプロピル
エステル基を導入する方法としては、例0 えば(メタ)アクリル酸グリシジルを共重合させておき
、その後第2級アミンを反応させる方法が挙げられ、容
易にγ−アミノーβ−ヒドロキシプロピルエステル基が
導入できる。
グリシジルのエポキシ基と第2級アミンとの反応条件は
一般式(2)のものを得るときの条件と同様である。
本発明におけるビニル系重合体の分子量は通常2.00
0〜300,000、好ましくは4,000〜100,
000である。
このビニル系重合体は120℃以上の加熱によりアミン
イミド基が分解してイソシアネートと第3級アミンを発
生し、活性水素含有基又はエポキシ基があると反応して
架橋し網状組織を形成することができる。
(B)成分の変性エポキシ樹脂は、公知のエポキシ樹脂
(例えば高分子刊行会1973年発行、佐伯健作編「エ
ポキシ樹脂」に記載のグリシジルエーテル型エポキシ樹
脂、グリシジルエステル型エポキシ樹脂、線状脂肪族エ
ポキシ樹脂、脂環族エポキシ樹脂等)やこれらのエポキ
シ樹脂をポリエーテルグリコール、ポリエステルグリコ
ール、長鎖二塩基酸等で主鎖延長した1分子あたり少な
くとも1ヶ以上のエポキシ基をもつエポキシ樹脂に第2
級アミンを付加するのが一般的である。
第2級アミンの例としてはジブデルアミン、ジブデルア
ミン、ジェタノールアミン、N−メチルエタノールアミ
ン等の他にケチミンブロック化第2級アミンなどが挙げ
られる。またエポキシ樹脂を酸の存在下、第3級アミン
、ホスフィンにより、第4級オニウム塩として塩基性樹
脂とすることができる。この他にマンニッヒ塩基なども
挙げられるが、必ずしも1種の塩基性基に限定されるも
のではない。
本発明の陰極析出型電着塗料用樹脂組成物を水溶性もし
くは水分散性にするためには中和酸が必要である。中和
酸の代表例としては、ギ酸、酢酸、乳酸等が挙げられる
。中和酸の量は中和率換算で塩基性含有量に対して10
〜150%、好ましくは20〜100%の範囲で使用さ
れる。中和率が10%未満の場合は、十分な水溶性もし
くは水分散性が得にくく、150%を越えると塗膜外観
不良や塗料のpHの低下により塗装設備の腐食が起こり
易い等の欠点がでてくる。本発明の陰極析出型電着塗料
用樹脂組成物を作製する方法としては、ビニル系重合体
(A)を合成後中和酸を使用して水溶液または水分散液
を作製してもよいし、ビニル重合を乳化重合することに
よって作製してもよい。
この場合、ビニル系重合体(A)と変性ポリエポキシド
樹脂(B)とを別々に水溶液または水分散液を作製した
後混合してもよいし、同時に混合し水溶液または水分散
液を作製してもよい。
本発明におけるビニル系重合体(A)と変性ポリエポキ
シド樹脂の割合は前者が10〜49重量%、好ましくは
20〜40重量%、後者が51〜90重量%好ましくは
60〜80重量%である。
後者の割合が51重量%未満の場合は、耐食性低下など
の欠点が生じ90重量%を越えると耐候性を満足し得な
い。
又、ビニル共重合体(A)と変性ポリエポキシド=23 樹脂(E)の溶解性パラメーター(それぞれ、(A)S
ps (B)spとする。)は、 (B )sp −(A )sp≧0.5、好ましくは(
B )sp −(A )sp≧0.8である。r(B 
)sp −(A )sp)Jが0.5より小さいと耐候
性が劣るので好ましくない。
本発明の陰極析出型電着塗料用組成物には必要により他
や樹脂、充填剤、有機溶剤、顔料、添加剤(紫外線吸収
剤、耐熱性向上剤、レベリング剤、消泡剤、たれ防止剤
等)を混入併用することができる。
他の樹脂としては、通常の樹脂例えばアクリル、エポキ
シ、エステル、ウレタン、ブロックイソシアネート、ア
ミノ樹脂等が使用できる。特に架橋剤としてブロックイ
ソシアネートやアミノ樹脂を併用すると硬化性を促進す
ることもできる。
ブロックイソシアネートとしてはポリイソシアネート化
合物に活性水素を有する化合物を反応させたものが挙げ
られる。イソシアネート化合物としては、トリレンジイ
ソシアネート、キシリレン4 ジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、ヘキ
ザメチレンジイソシアネート等があり、活性水素を有す
る化合物としてはアルコール、フェノール、オキシムな
どがある。アミノ樹脂としては具体的には尿素樹脂及び
その変性体(ブタノール変性尿素樹脂、メタノール変性
尿素樹脂等のエーテル化尿素樹脂;エステル化尿素樹脂
:エチレン尿素樹脂、グリオキザール尿素樹脂、トリア
ゾン型樹脂、ウロン樹脂、ピリミシン型樹脂等の環状尿
素樹脂:カチオン性尿素樹脂:アニオン性尿素樹脂等)
、メラミン樹脂及びその変性体(メラミン尿素共縮合物
:n−ブタノール変性メラミン樹脂、イソブタノール変
性メラミン樹脂、メトキシ化メラミン等)、グアナミン
樹脂(ベンゾグアナミン樹脂、ブチル化ベンゾグアナミ
ン樹脂等)、アニリン樹脂、スルホンアミド樹脂等が挙
げられる。これらの中で好ましくはメラミン樹脂及びそ
の変性体である。これらのアミノ樹脂中のアミン又はア
ルコール性アミンがアミンイミド基の分解と硬化を促進
する。発生したイソシアネート基がアミノ樹脂中のアミ
ンやアルコールの活性水素とも反応し硬化性を著しく増
大させる。
これらの架橋剤の使用量としては、前述した塗膜性能を
十分に発揮させるために本発明の陰極析出型電着塗料用
樹脂組成物中の40%以下が望ましい。
本発明の陰極析出型電着塗料用樹脂組成物には樹脂の水
溶化もしくは水分散化を助けるため、あるいは平滑な塗
膜外観を得るために有機溶剤を使用できる。有機溶剤と
しては必ずしも親水性である必要がなく、メチルアルコ
ール、エチルアルコール、イソプロピルアルコール、ブ
チルアルコール、ヘキシルアルコールなどのアルコール
類;エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレン
グリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモ
ノブチルエーテル、エチレングリコールモノイソプロビ
ルエーテルなどのエチレングリコールモノエーテル類;
キシレン、トルエンなどの炭化水素類;メチルエチルケ
トン、メチルイソブチルケトン、イソホロンなどのケト
ン類などが挙げられる。
充填剤、顔料としては、体質顔料(炭酸カルシウム、カ
オリン、タルク、ケイ酸アルミ、アエロジル等):無機
顔料(酸化チタン、酸化鉄、黄鉛、酸化カドミウム、カ
ーボンブラック、アルミ鱗片等);有機顔料(アゾ系、
アゾレーキ系、フタロシアニン系、キナクリドン系、イ
ソインドリノン系の有機顔料等);防錆顔料(クロム酸
ストロンチウム、塩基性ケイ酸鉛等)が挙げられるがこ
れらに限定されるものではない。また有機錫化合物を添
加することにより硬化性を促進する硬化がある。
この様な有機錫化合物としては特願昭63−60062
号に詳述されている。
有機錫化合物の量は本組成物100重量部に対し通常0
.01〜20重量部、好ましくは0.1〜IO重量部で
ある。
本発明の組成物を電着塗装する場合は、従来公知の方法
が用いられ、通常浴温15〜35℃、固形分濃度3〜2
5重量%、塗装電圧30〜350Vの範囲で行なわれる
。この場合、被塗物とじて7 は鉄、銅、アルミニウム、亜鉛などの金属及びそれらの
合金あるいは導電性の有機物が挙げられる。
(発明の効果) 本発明の電着塗料組成物を電着塗装することによって得
られる塗膜は160℃程度の温度で焼付けることができ
、密着性、耐水性はいうに及ばず耐久性(耐候性と耐食
性の複合機能)を有する。
製造例1 1−プロパツール67重量部(以下、部と略す。)を還
流器のついた四つロコルベンに入れ、撹拌しながら75
〜80℃に加熱した。
1、l−ジメチル−1−(2−ヒド ロキシプロピル)アミンメタクリル イミド(以下AMIという)     20部プロピル 10部 メタクリル酸メチル(以下MM) 10部 メタクリル酸2−エチルヘキシル (以下EHMA) 40部 アクリル酸n−ブチル(以下BA) 20部 8 n−ラウリルメルカプタン(以下LM)  3部ブチル
セロソルブ(以下BC)−33部上記成分の混合液を3
時間かけて滴下した。2時間同温度で撹拌した後、AI
BNo、3部を添加し更に2時間撹拌した。次いでこの
重合体溶液のi−プロパツールのみをトッピングして不
揮発分75%の熱硬化性樹脂溶液(八−1)を得た。
製造例2 還流冷却器のついた四つロコルベンに タクリルイミド(以下AMH)       5部水 
                   83部を入れ
、撹拌しながら70〜75℃に加熱した。
AMl             15部メタクリル酸
−3−(N、N−ジエチル)アミノ−2−ヒドロキシプ
ロピル  10部MM             20
部EHMA            30部BA 酢酸 メチルセロソルブ 水 上記成分の混合液及び 20部 3部 20部 3部 水                     43部
の水溶液を各々3時間かけて滴下した。1時間同温度で
撹拌した後、AHC0,2部を添加し更に1時間撹拌し
て、不揮発分40%の熱硬化性樹脂エマルション(A−
2)を得た。
製造例3 製造例1と同様にして、下記の溶剤・単量体を使用して
不揮発分75%の熱硬化性樹脂溶液(A3)を得た。i
−プロパツール67部、AM112部、メタクリル酸ジ
メチルアミノエチル16部、メタクリル酸ヒドロキシエ
チルのカプロラクトン1モル付加物(MCL)10部、
EHMA 30部、メタクリル酸n−ブチル32部、L
M 3部、AIBN3部。
製造例4 製造例1と同様にして、下記の溶剤・単量体を使用して
不揮発分75%のアミノ基を含有しない熱硬化性樹脂溶
液(A−4)を得た。i−プロパツール67部、AMl
  2.0部、メタクリル酸2ヒドロキシエチル 10
部、MM20部、EHMA20部、BA 30部、LM
a部、ΔIBN3部、B2S3部。
製造例5 製造例1と同様にして、下記の溶剤・単量体を使用して
不揮発分75%の熱硬化性樹脂溶液(A5)を得た。i
−プロパツール67部、AMI20部、メタクリル酸ジ
メチル15部、アミノエチル MM40部、BA  3
0部、2−エチルヘキシル LMa部、AIBN3部、
B2S3部。
製造例6 温度計、撹拌器、窒素導入管、デカンタ−および冷却管
を装備した4つ目コルベンにジエチレン1 トリアミン155部およびメチルイソブチルケトン45
0部を入れ、窒素雰囲気下撹拌しながら100〜150
℃にて5時間脱水反応を行い、アミン当量(2級アミン
基換算)367のケチミンを得た。
製造例7 温度計、撹拌器、窒素導入管および冷却管を装備した4
つ目コルベンにエポキシ樹脂VD−011(東部化成(
株)製)を1078部、キシレン69部、ポリカプロラ
クトンジオール(PCP−0200(UCC(社)製)
)292部、ジメチルベンジルアミン2.4部を入れ、
窒素雰囲気下撹拌しながら、140℃にて3時間付加反
応を行い変性エポキシ樹脂を得た。
ついで、エチレングリコールモノエチルエーテル286
部を加えて希釈し、110℃まで冷却後、ジェタノール
アミン90部、製造例6で得たケチミンを80部加えて
、115℃にて1時間付加反応を行い、アミン価100
mmol/固形分100g当たり、不揮発分80重量%
のアミン変性エポキ2 シ樹脂溶液(B−1)を得た。
製造例8 エポキシ化ポリブタジェン(日石ポリブタジェンE−1
800−6,5,日本石油化学(株)製)1000部、
エチレングリコールモノブチルエーテル402部、ジメ
チルアミン32部およびN−メチルエタノールアミン8
5部をオートクレーブに入れ、150℃にて5時間反応
させた。未反応アミンを留去した後120℃まで冷却し
アクリル酸105部、ハイドロキノン8部を加え、更に
120℃にて4時間反応を行ないアミン価147mmo
l/固形分100g当たり、酸価8mmol/固形分1
00g当たり、不揮発分75重量%のアミン変性ポリエ
ポキシド樹脂溶液(B−2)を得た。
製造例9 ビスフェノールAとエピクロルヒドリンをアルカリ触媒
の存在下で反応させて得た下記化合物として、エポキシ
当量950を持つビスフェノールタイプエポキシ樹脂(
商品名エピコート1004、油化シェルエポキシ(株)
製)1000部をエチルセロソルブ340部に溶解し、
アクリル酸76部ハイドロキノン10部およびN、N−
ジメチルベンジルアミンを5部添加し、100℃に加熱
して5時間反応させ、酸価10mmol/固形分100
g当たり、不揮発分75%の変性エポキシ樹脂溶液(B
−3)を得た。
製造例10 温度計、撹拌器、冷却器、冷却管を装備した4つ目コル
ベンにイソホロンジイソシアネート511部、ジブデル
ビス(ラウロイルオキシ)スタンチン1.1部、および
メチルイソブチルケトン15部を入れ均一に混合後、撹
拌しながら40℃にて4時間を要してエチレングリコー
ルモノブチルエーテル271部を滴下し、ハーフブロッ
クイソシアネートを得た。
ついで70℃にて溶融させた2−エチル−2ヒドロキシ
メチル−1,3−プロパンジオール103部を4分割し
て加え、130℃にて2時間反応させた後、エヂレング
リコールモノエチルエーテル364部で希釈し、不揮発
分70重量%のブロックイソシアネート溶液(D)を得
た。
実施例1 温度計、撹拌機、窒素導入管、及び冷却管を装備した4
つロコルベンに、製造例1で得られた熱硬化性樹脂溶液
(A−1)400部、製造例6で得られたアミン変性エ
ポキシ樹脂溶液(B)880部、アミノ樹脂(C)50
部、製造例10で得られたブロックイソシアネート溶液
(r))290部、及び有機錫化合物(E)30部を入
れ、窒素雰囲気下において加熱し90〜95℃で15分
間撹拌した。更に酢酸18部を加え、窒素雰囲気下にお
いて90〜95℃で1時間撹拌後、不揮発分が10%と
な5 るように脱イオン水で希釈し、均一な水分散液を得た。
液温を28℃に調整したこの水分散液に、燐酸亜鉛処理
鋼板を浸漬し、この燐酸亜鉛処理鋼板を陰極として21
0Vで3分間型着し、水洗後160℃にて30分間焼き
付けることにより、膜厚20μの均一な電着塗膜を得た
以下同様の方法にて、表−1に示す配合及び塗装電圧に
より実施例2.5.7、比較例1〜4の膜厚20μの均
一な電着塗膜を得た。
実施例3および4 温度計、撹拌機、窒素導入管、及び冷却管を装備した四
つロコルベンに、アミン変性エポキシ樹脂溶液(B)、
ブロックイソシアネート溶液(D)、及び有機錫化合物
(E)を表−1に示す重量で入れ、実施例1と同様にし
て不揮発分が10%の水分散液ヲ得た。この液に対し、
(A−2)のエマルションを各成分の重量比が表−1の
様になるように投入し最終不揮発分を10%に調整した
。更にこれを表−1に示す塗装電圧により膜圧20μの
均一6− な電着塗膜を得た。
実施例6 温度計、撹拌機、窒素導入管、及び冷却管を装備した4
つ目コルベンに、製造例3で得られた熱硬化性樹脂溶液
(A−3)610部、製造例8で得られたアミン変性ポ
リブタジェン樹脂溶液(B2)550部、製造例9で得
られた変性エポキシ樹脂溶液(B−3)530部、酢酸
マンガン4部、酢酸コバルト0.5部、及び有機錫化合
物(E)30部を入れ、窒素雰囲気下において加熱し9
0〜95℃で15分間撹拌した。更に酢酸11部を加え
、窒素雰囲気下において90〜95℃で1時間撹拌後、
不揮発分が10%となるように脱イオン水で希釈し、均
一な水分散液を得た。
液温を28℃に調整したこの水分散液に、燐酸亜鉛処理
鋼板を浸漬し、この燐酸亜鉛処理鋼板を陰極として18
0vで3分間型着し、水洗後160℃にて30分間焼き
付けることにより、膜厚20μの均一な電着塗膜を得た
表−1中、アミノ樹脂(C)成分としてはサイメル11
3O−235J(三片サイアナミ・ソド(株)製)、有
機錫化合物(E)成分としては、ジブチル錫ラウレート
を用いた。
実施例及び比較例において得られた電着塗膜の耐久性を
測定した結果を表−1に示す。
9 *−1 樹脂の溶解性パラメーター(sp)の測定方法はスー・
クラーク(Suh  C1arke)[J、P、S、A
−L5.1671−1681(1967)jによる。試
料中の溶剤を揮散させ、残留した樹脂固形分0゜5gを
、ジオキサンlomlに再溶解し、n−ヘギザンおよび
水を用いて、濁度測定法により測定する。
*−2 エマルションの平均粒径の測定方法は次式に、にる。
粒子g、−10(3,1653x(]ogA−1ogB
)−3,2175)1式中、AおよびBはそれぞれ40
0nmおよび550r+n+での試料の吸光度を表す。
](オフィシャル・ダイジェスト(Official 
 Digest)、1959年、2月号、第200頁〜
第213頁)*−3 耐久性は、耐候性と耐食性とを複合したものであり、耐
候性の評価と耐食性の評価との積で表わす。なお、耐候
性はザンシャインウエザオメーター(スガ試験機(株)
製)で300時間後の光沢保持率を以下のように評価し
た: 10点    91%以上 9    81〜90% 8     71〜80 7    61〜70 6     51〜60 5    41〜50 4     31〜40 3    21〜30 2     11〜20 1     10%以下 耐食性はツルトスプレー(スガ試験機(株)製)で50
0時間後のクロスカットからのテープ剥離幅で以下のよ
うに評価した: 旧 1mm  未満 −15mm 16〜2,0 21〜2.5 2.6〜3.0 3.1〜3.5 36〜40 41〜4.5 46〜5.0 5.1mm以」ニ 2

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(A)主鎖が実質的ビニル系重合体からなり、側鎖
    に一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) [式中、R_1、R_2は水素原子、アルキル基または
    アリール基、R_3はアルキル基またはヒドロキシアル
    キル基(R_2とR_3は結合して窒素原子とともに複
    素環を形成していてもよい)、Xはアルキル基、アリー
    ル基またはアラルキル基、nは1〜4の整数、mは0ま
    たは1である。]で示される基およびアミノ基を分子中
    に各1個以上有するビニル系重合体 (B)塩基性基を固形分100gあたり、20〜200
    mmol有する変性ポリエポキシド樹脂とを含有し、か
    つ(A)と(B)の比率が10〜49重量%対51〜9
    0重量%である電着塗料組成物。 2、上記(A)のビニル系重合体が式(1)で示される
    基を2〜40モル%、アミノ基を2〜60モル%含有す
    る請求項1記載の電着塗料組成物。 3、アミノ基が一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(2) [式中、R_4、R_5は水素原子、アルキル基、ヒド
    ロキシアルキル基、アリール基、アラルキル基またはケ
    チミンブロック化アルキル基である。]で表わされる請
    求項1または2記載の電着塗料組成物。 4、変性ポリエポキシド樹脂がアミン変性ポリエポキシ
    ド樹脂である請求項1〜3いずれかに記載の電着塗料組
    成物。 5、ビニル系重合体(A)と変性ポリエポキシド樹脂(
    B)の合計100重量部当り、1〜70重量部のアミノ
    樹脂(C)および/又はブロックイソシアネート(D)
    を含有する請求項1〜3いずれかに記載の電着塗料組成
    物。 6、ビニル系重合体(A)と変性ポリエポキシド樹脂(
    B)の合計100重量部当り、0.01〜20重量部の
    有機錫化合物(E)を含有する請求項1〜3いずれかに
    記載の電着塗料組成物。 7、ビニル系重合体(A)と変性ポリエポキシド樹脂(
    B)の溶解性パラメーター(それぞれ、(A)sp、(
    B)spとする。)が (B)sp−(A)sp≧0.5 を満足する請求項1〜3いずれかに記載の電着塗料組成
    物。
JP25804189A 1988-10-17 1989-10-03 電着塗料組成物 Pending JPH0347879A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25804189A JPH0347879A (ja) 1988-10-17 1989-10-03 電着塗料組成物
CA 2000649 CA2000649A1 (en) 1988-10-17 1989-10-13 Electrocoating composition
AU42978/89A AU4297889A (en) 1988-10-17 1989-10-17 Electrocoating composition
EP19890119267 EP0364958A3 (en) 1988-10-17 1989-10-17 Electrocoating composition

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26230488 1988-10-17
JP63-262304 1988-10-17
JP1-96087 1989-04-14
JP25804189A JPH0347879A (ja) 1988-10-17 1989-10-03 電着塗料組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0347879A true JPH0347879A (ja) 1991-02-28

Family

ID=26543514

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25804189A Pending JPH0347879A (ja) 1988-10-17 1989-10-03 電着塗料組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0347879A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001181566A (ja) * 1999-12-24 2001-07-03 Kansai Paint Co Ltd 熱硬化性塗料組成物
JP2003342792A (ja) * 2002-05-21 2003-12-03 Kansai Paint Co Ltd 艶消しアニオン電着塗膜形成方法及び塗装物

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001181566A (ja) * 1999-12-24 2001-07-03 Kansai Paint Co Ltd 熱硬化性塗料組成物
JP2003342792A (ja) * 2002-05-21 2003-12-03 Kansai Paint Co Ltd 艶消しアニオン電着塗膜形成方法及び塗装物

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6351470A (ja) 水希釈性ラッカー用非自動架橋型バインダー組成物
US4686249A (en) Heat-hardenable binder mixture of amino resin and hydroxy epoxides
US4608314A (en) Acrylic and acrylic/epoxy copolymer compositions as self-curing cathodic electrocoating vehicles
JPH0220677B2 (ja)
US4904360A (en) Water-compatible coating composition
US4588783A (en) Amide-containing polyhydroxyethyl carbamates
US4192929A (en) Corrosion resistant primers
US4495335A (en) Self-crosslinking heat-curable binder
JPH0418460A (ja) カチオン電着塗料用樹脂組成物
BRPI0612435A2 (pt) composição formadora de pelìcula, método para preparar uma composição formadora de pelìcula e artigo revestido
WO1994017119A1 (en) 1,3,5-tris-(2-carboxyethyl)isocyanurate crosslinking agent for polyepoxide coatings
JPS6051751A (ja) 熱硬化性結合剤混合物
WO1985001506A1 (en) Self-curing resin composition
US4376848A (en) Water dilutable cathodic depositable resinous binder production and use
US4661410A (en) Heat-hardenable binder mixture
US4513125A (en) Crosslinkable composition of matter - II
US5556913A (en) Cationic electrocoating composition
US4454264A (en) Heat curable aqueous lacquer coating composition, its use for electrical deposition, and a process of cathodic deposition onto an electrical conductive substrate
US4547409A (en) Self-crosslinking heat-curable binder
JPH0347879A (ja) 電着塗料組成物
US4178318A (en) Graft polybutadiene copolymers
US4376687A (en) Nitrogen-containing acrylic copolymer composition
JPS59136322A (ja) 架橋性組成物
JPS6236474A (ja) カチオン性バインダーをベースとする水性塗料
JPH04175382A (ja) 陰極電着塗料組成物