JPH034748Y2 - - Google Patents

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JPH034748Y2
JPH034748Y2 JP1986119803U JP11980386U JPH034748Y2 JP H034748 Y2 JPH034748 Y2 JP H034748Y2 JP 1986119803 U JP1986119803 U JP 1986119803U JP 11980386 U JP11980386 U JP 11980386U JP H034748 Y2 JPH034748 Y2 JP H034748Y2
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engine
radiator
cooling
timer
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JP1986119803U
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JPS6326722U (ja
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • High-Pressure Fuel Injection Pump Control (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、水冷式エンジンのラジエータに詰
まるごみ等の自動的に除去する冷却装置に関する
ものである。
[従来の技術] 水冷式エンジンの冷却水を冷却するために冷却
水の循環路にラジエータを設け、ラジエータを空
気が通過するように冷却フアンにより空気を吸い
込んでいる。このため、ごみ等がラジエータのコ
アにつまり、ラジエータの冷却効果が低下するこ
とが問題になる。従来では、ラジエータの吸い込
み側に網等を設け、ラジエータにごみ等が付着し
ないようにしたいるが、網等を定期的に清掃する
必要がある。また、網等を通過してラジエータに
付着したごみ等は圧搾空気等を吹き付けて除去し
ている。
そこで、エンジンの作動中に冷却フアンを駆動
する電動機を定期的に逆回転させて、空気を逆方
向へラジエータに通過させることにより、ラジエ
ータに詰まつたごみ等を吹き飛ばす冷却装置が公
知となつている。
[考案が解決しようとする課題] しかし、エンジンを長時間、運転せずに放置し
ていて、自然環境のためにごみ等がラジエータに
詰まつた場合には、エンジンの運転中に冷却フア
ン駆動用のエンジンの逆回転により、ラジエータ
からごみ等を吹き飛ばしても、手遅れでエンジン
がオーバヒートするおそれがあるとともに、エン
ジンの運転中に前記電動機を逆回転させて、ラジ
エータの冷却を一時的にも中断することは、オー
バヒートの危険を増大させる。
この考案の目的は、エンジンのオーバヒートの
危険を確実に回避して、ごみ等によるラジエータ
の詰まりを防止することができるエンジンの冷却
装置を提供することである。
[課題を解決するための手段] この考案によるエンジンの冷却装置は、エンジ
ン10の冷却水の循環管路20,22に連通され
ているラジエータ18と、このラジエータ18に
空気を通過させてラジエータ18を冷却する冷却
フアン32と、この冷却フアン32を駆動する電
動機34と、エンジン10の運転初期時、すなわ
ちエンジン10の運転開始からあまり時間が経過
していない期間の特定時刻、例えばスタータスイ
ツチがSTMRT位置からON位置に切り換わつた
時刻を検出する初期時検出手段36と、この初期
時検出手段36の出力に基づいてエンジン10の
運転初期時において、電動機34を適宜時間だけ
逆回転させてラジエータの冷却時とは逆方向へ、
ラジエータ18に空気を通過させる制御手段58
とを有し、かつ前記制御手段58は、前記初期時
検出手段36の出力に基づいて作動を開始する逆
回転時間設定用タイマ72と、この逆回転時間設
定用タイマ72の作動中は前記電動機34の両端
電圧が逆となるように電気接続を切り換えるリレ
ー58とを含むものである。
[作用] 初期時検出手段によりエンジンの運転初期時が
検出されると、制御手段は電動機を適宜時間だけ
逆回転させる。これにより冷却フアンは逆方向へ
回転して、ラジエータにその冷却時とは逆方向へ
空気を通過させる。こうしてラジエータの冷却時
にラジエータを冷却する空気に連行されて、ラジ
エータに詰まつていたごみ等は、この逆方向の空
気により吹き飛ばされ、ラジエータから除去され
る。
〔実施例〕
以下にこの考案を図示の実施例について説明す
る。
第2図は圃場等における農薬散布に用いられる
スピードスプレーヤに搭載されるデイーゼルエン
ジン10の冷却装置を示しており、デイーゼルエ
ンジン10はシリンダブロツク12とこのシリン
ダブロツク12の上に載置されるシリンダヘツド
14とを備えている。冷却水室16は、シリンダ
ブロツク12及びシリンダヘツド14内に形成さ
れ、デイーゼルエンジン10の冷却水を内部に収
容している。ラジエータ18は、デイーゼルエン
ジン10の前方近傍に配設され、上部及び下部に
おいてそれぞれ循環管路20,22を介して、デ
イーゼルエンジン10の冷却水室16へ連通して
いる。ラジエータ18及び循環管路20,22は
冷却水の循環路を形成している。サーモスタツト
24は、循環管路20のデイーゼルエンジン10
側端部の近傍に設けられ、冷却水室16内の冷却
水が高温及び低温にある場合に、それぞれ開及び
閉の位置になる。ウオータポンプ26は、循環管
路22のデイーゼルエンジン10側端部の近傍に
設けられ、ベルト等を介して、デイーゼルエンジ
ン10で駆動され、循環管路22内の冷却水を吸
い込むことにより、循環路に冷却水を循環させ
る。バイパス路28は、サーモスタツト24の冷
却水室16側にウオータポンプ26の吸入側とを
連通し、サーモスタツト24の冷却水室16側の
冷却水を、ウオータポンプ26の吸入側へ導く。
矢印30は循環路及びバイパス路28における冷
却水の流れを示している。冷却フアン32は、ラ
ジエータ18に近傍して配設され、電動機34で
駆動される。電動機34の正回転により、この実
施例では、空気はラジエータ18の前方からラジ
エータ18へ吸い込まれ、ラジエータ18を通過
して冷却フアン32へ至るが、電動機34の正回
転により空気が冷却フアン32から前方へ吹き出
されて、ラジエータ18を後方から前方へ通過す
る形式の冷却装置もある。
第1図はデイーゼルエンジン10の電気回路を
示しており、スタータスイツチ36は、端子3
8,40,42,44,46を有し、手動操作に
より端子38,40,42,44,46間の接続
を制御される。端子38はヒユーズ47を介して
バツテリ48へ接続され、端子40,44はグロ
ーランプ50を介してグローランプ52へ接続さ
れている。グロープラグ52は、デイーゼルエン
ジン10の各燃焼室に設けられ、デイーゼルエン
ジン10の始動に先立つて、デイーゼルエンジン
10の燃焼室を加熱する。セルモータ54は、始
動時にデイーゼルエンジン10を回転させて始動
させる役目をもち、端子46及びバツテリ48へ
接続されている。オルタネータ56は、デイーゼ
ルエンジン10によつて駆動され、電力を発生す
るとともに、バツテリ48を充電する。リレー5
8は、端子60,62,64,66,68,70
と、これら端子60ないし70の接続を制御する
切り換え部71とをもち、端子60,66はヒユ
ーズ73を介して端子42へ接続され、端子6
2,64はアースへ接続され、端子68,70は
電動機34の両端の端子へ接続されている。逆回
転時間設定タイマ72は、始動時における電動機
34の逆回転時間を設定するためのもので、端子
42へ接続され、リレー58の励磁コイル74及
び逆回転時間設定タイマ72のスイツチ76は互
いに直列に接続されて端子42へ接続されてい
る。
スタータスイツチ36において、HEAT位置
では端子38が端子40へ接続されてグロープラ
グ52が通電状態となり、OFF位置では端子3
8はどこへも接続されず、ON位置では端子38
は端子42へ接続されて電動機34が作動し、
START位置では端子38が端子44,46へ接
続されてセルモータ54が作動するとともに、グ
ロープラグ52の通電が保持される。
実施例の作用について説明する。
作業者は、作業を開始するに当たり、スタータ
スイツチ36をSTART位置にして、デイーゼル
エンジン10を始動させる。スタータスイツチ3
6がSTART位置にあるときは、端子38は端子
44,46へ接続されているので、セルモータ5
4へバツテリ48から電力が供給されて、セルモ
ータ54が作動し、デイーゼルエンジン10が始
動状態になる。
デイーゼルエンジン10の始動が終了すると、
スタータスイツチ36はSTART位置からON位
置に切り換わり、端子38は端子42へ接続され
る。逆回転時間設定用タイマ72は、スタータス
イツチ36のSTART位置からON位置への切り
換わりに伴なつて通電状態になり、一定時間、例
えば約1分間スイツチ76をON位置にし、リレ
ー58の励磁コイル74は通電状態になる。これ
により、リレー58の切り換え部71の切り換え
が変化し、端子68,70はそれぞれ端子60,
64へ接続され、電動機34は逆回転する。この
結果、空気がラジエータ18を反対方向へ通過
し、すなわち、空気が冷却フアン32側から反冷
却フアン32側へ通過し、ラジエータ18に詰ま
つているごみ等を、ラジエータ18から前方へ吹
き飛ばす。
前記一定時間が経過すると、逆回転時間設定タ
イマ72は、そのスイツチ76をOFF位置にす
るので、リレー58の励磁コイル74は非励磁状
態になり、デイーゼルエンジン10の以後の運転
時間では、端子68,70はそれぞれ端子62,
66へ接続され、電動機34は正回転し、冷却フ
アン32はラジエータ18を通して空気を吸い込
み、これにより空気はラジエータ18を前方から
後方へ通過し、その通過に伴なつてラジエータ1
8は冷却される。
〔考案の効果〕
このようなエンジンの運転初期時に冷却フアン
駆動用の電動機が逆回転されることにより、空気
が逆方向へラジエータを通過し、ラジエータから
ごみ等を自動的に除去することができる。ごみ等
の除去は、エンジンの運転初期時に行なわれるの
で、エンジンを長時間、運転しない状態で放置し
て、自然環境によりラジエータにごみ等が詰まつ
ているときも、冷却装置はラジエータからごみ等
を除去された状態で作動し、エンジンの運転時の
エンジンのオーバヒートを確実に回避することが
できる。また、冷却フアンの逆回転は、エンジン
が、なお低温状態にある運転初期時に行なわれ、
早期に暖気運転が完了する一方、エンジンが高温
となつてオーバヒートの危険がある期間には、電
動機の逆回転に因るラジエータの冷却の中断がな
いので、冷却中断によるエンジンのオーバヒート
も防止することができる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示し、第1図はデイ
ーゼルエンジンの電気回路図で、第2図はデイー
ゼルエンジンの冷却装置の構成図である。 10……デイーゼルエンジン(エンジン)、1
8……ラジエータ、32……冷却フアン、34…
…電動機、36……スタータスイツチ(初期時検
出手段)、58……リレー(制御手段)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) エンジン10の冷却水の循環管路20,22
    に設けられているラジエータ18と、このラジ
    エータ18に空気を通過させて前記ラジエータ
    18を冷却する冷却フアン32と、この冷却フ
    アン32を駆動する電動機34と、前記エンジ
    ン10の運転初期時を検出する初期時検出手段
    36と、この初期時検出手段36の出力に基づ
    いて前記エンジン10の運転初期時において前
    記ラジエータ18の冷却時とは逆方向へ前記ラ
    ジエータ18に空気を通過させる制御手段58
    とを有し、かつ前記制御手段58は、前記初期
    時検出手段36の出力に基づいて作動を開始す
    る逆回転時間設定用タイマ72と、この逆回転
    時間設定用タイマ72の作動中は前記電動機3
    4の両端電圧が逆となるように電気接続を切り
    換えるリレー58とを含むことを特徴とするエ
    ンジンの冷却装置。 (2) 前記エンジン10はスピードスプレーヤに搭
    載されていることを特徴とする実用新案登録請
    求の範囲第1項記載のエンジンの冷却装置。
JP1986119803U 1986-08-06 1986-08-06 Expired JPH034748Y2 (ja)

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JP1986119803U JPH034748Y2 (ja) 1986-08-06 1986-08-06

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JP1986119803U JPH034748Y2 (ja) 1986-08-06 1986-08-06

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JPS6326722U JPS6326722U (ja) 1988-02-22
JPH034748Y2 true JPH034748Y2 (ja) 1991-02-07

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5037473U (ja) * 1973-07-31 1975-04-18
JPS5514746U (ja) * 1978-07-14 1980-01-30
JPS5847216U (ja) * 1981-09-24 1983-03-30 田路 良一 収納容器付き折畳み洋傘

Patent Citations (3)

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JPS6326722U (ja) 1988-02-22

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