JPH0347403A - 蒸気タービンの水滴除去装置 - Google Patents

蒸気タービンの水滴除去装置

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JPH0347403A
JPH0347403A JP18140889A JP18140889A JPH0347403A JP H0347403 A JPH0347403 A JP H0347403A JP 18140889 A JP18140889 A JP 18140889A JP 18140889 A JP18140889 A JP 18140889A JP H0347403 A JPH0347403 A JP H0347403A
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JP
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nozzle
steam
suction hole
water
steam turbine
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JP18140889A
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Taro Sakamoto
太郎 坂本
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Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、湿り域で作動される蒸気タービンの水滴除去
装置に係り、特にノズル表面にスリット状の水滴吸込孔
を設けた水滴除去装置に関する。
(従来の技術) 一般に、湿り域で作動される蒸気タービンにおいては、
蒸気通路部で発生し生長した比較的小さな水滴が羽根(
動翼)の回転の遠心力によってノズル(静翼)のチップ
部付近に飛ばされ、大部分がノズル表面を伝わりノズル
後縁から粗大水滴となって吹きちぎられ、この吹きちぎ
られた粗大水滴が高速回転の羽根に衝突して羽根を浸食
したり、タービンの性能を低下させることが知られてい
る。
第32図から第34図は、従来のノズルにおける粗大水
滴の流通状態を示す図であり、蒸気の湿り度が小さい場
合、すなわち水滴径が非常に小さい場合には、第32図
に示すようにほとんどの水滴流Aは蒸気流Bとともにノ
ズル1.1の間のノズル通路部を通過する。この場合の
水滴径は、ノズル1の通過後でも比較的小さいので羽根
の浸食にはほとんど影響を及ぼさない。しかし湿り度が
大きい場合には、水滴流人および蒸気流Bのノズル1へ
の流入方向は同じであるが、第33図に示すように蒸気
流Bはノズル1の通路部でその形状に沿って転向するが
、径の大きくなった水滴Aは慣性力のため転向できず、
ノズル腹面1aに衝突しここに捕集される。捕集された
水滴はノズル腹面1aを伝わってノズル後縁1bへ流出
し、この後縁1bで溜った水はそこから粗大水滴となっ
て吹きちぎられ、羽根に衝突し羽根を浸食する。湿り度
がさらに大きくなった場合には、第34図に示すように
、蒸気流Bは上述と同様にほぼ軸方向に沿って流入する
が、水滴Aは、ノズル背面ICに直接衝突するように流
入する。
このような水滴流Aの流入方向の変化は、水滴径が非常
に大きくなると前段羽根での水滴と蒸気との出口相対速
度が大きく異なってくるために生じる。すなわち湿り度
が大きく蒸気中の水滴径が大きくなると、第35図に示
すように水滴の羽根出口相対速度W′は蒸気の羽根出口
相対速度Wよりも小さくなる。周速Uは水滴も蒸気も等
しいので、水滴の羽根出口絶対速度C′は、蒸気の羽根
出口絶対速度Cに対して大きく変化し、このため水滴流
は第34図に示されるように、ノズル背面ICに衝突す
る。このノズル背面ICに捕集された水滴はノズル後縁
1bから粗大水滴となって吹きちぎられて羽根に衝突し
これを浸食する。また、ノズル後縁1bから吹きちぎら
れた粗大水滴は、羽根に衝突することにより羽根の回転
を妨げるため、タービンの性能の低下をも引き起こす。
このような粗大水滴による浸食およびタービンの性能の
低下を防止する装置は、従来種々提案されている。
第36図は、特公昭49−9522号公報に開示された
ノズル構造を示したものである。本図においては、中空
なノズル1の腹面および背面にスリット状の吸込孔2a
および2bが穿設されている。また、中空なノズル1は
、中空なノズル内輪3および中空なノズル外輪4により
円周方向に配設された他の中空なノズルと連通され、ノ
ズル外輪4の中空部4aが復水器等の低圧部(図示せず
)に連通されている。第37図は第36図のC−C断面
を示したものである。ノズル腹面1aを伝わった水滴は
腹側吸込孔2aから、またノズル背面1cを伝わった水
滴は背側吸込孔2bから各々ノズル内部空間5に吸込ま
れ、ここからノズル外輪(図示せず)を通り復水器等の
低圧部(開示せず)へ排出される。しかしてノズル腹面
1aとノズル背面1cとを伝わる水滴は除去されるので
、ノズル後縁1bでの粗大水滴の発生を低減でき、羽根
の浸食を防止することができる。
(発明が解決しようとする課題) 近年では、昼夜間、平日休日、季節等の電力需要の変動
に応じた経済的な発電プラントの運転か要求されるよう
になっており、蒸気タービンでも従来の定圧運転に代え
て変圧運転のものが採用されるようになっている。とこ
ろが、上述したようなノズルに穿設された吸込孔の開口
幅が固定している蒸気タービンで変圧運転を行なう場合
、負荷状態によっては最適な水滴の吸込みが行なわれな
いという問題があった。
すなわち、上述の如く中空なノズルの腹面および背面に
スリット状の吸込孔を穿設し、ノズル表面に付着した水
滴を捕集する場合、水滴と同時に蒸気も随伴されて吸込
まれることは一般に知られている。この随伴された蒸気
(以下、随伴蒸気と称する)は、本来作動流体として仕
事をし得るものであり、ノズルに穿設されたスリット状
の吸込孔より吸込まれると、以後の段落では仕事をしな
いため、性能の低下を起き起こす。このため、スリット
状の吸込孔を穿設し、水滴を捕集する場合、可能な限り
随伴蒸気の量を減少させることが必要となる。
第38図はノズル1上に付着した水滴がスリット状の吸
込孔2より吸込まれる様子を示したものである。ノズル
上に付着した水滴は集積し、水膜6となってノズル1の
表面上を流動する。本図に示す如く吸込孔の開口幅りが
適切に設定されれば、ノズル上に形成された水膜6のほ
とんどはスリット状の吸込孔より捕集され、かつ作動流
体である蒸気7はほとんど吸込まれない。しかるに変圧
運転により蒸気条件が変化すると、以下に述べる如き問
題が生じる。
第39図は、縦軸にエンタルピ、横軸にエントロピをと
りノズルの蒸気通路部の蒸気条件を示したものである。
本図に示す点E1、点E2、点E3がタービンの負荷を
変化させた場合のノズルの蒸気通路部の蒸気条件を表わ
している。今、第38図に示す水膜の吸込み状態を第3
9図に示す点E1の蒸気条件とし、この場合のノズルの
蒸気通路部の湿り度をXlとする。タービンの負荷が小
さくなると、第39図に示す如く、ノズルの蒸気通路部
の蒸気条件は点E2となる。ノズル蒸気通路部の湿り度
は小さくなり、X2となる。すなわち、ノズル表面に付
着する水滴の量が減少するのでノズル表面に形成されろ
水膜の厚さも小さくなる。この時の水膜の吸込み状態を
第40図に示す。吸込まれろ水膜6の厚さが小さくなっ
たため、ノズル表面の吸込孔2と水膜6の間に大きな間
隙が生じ作動流体である蒸気7の一部が随伴蒸気8とな
って吸込まれ、タービンの性能は低下する。
一方、タービンの負荷が大きくなると、第39図に示す
如くノズルの蒸気通路部の蒸気条件は点E3となる。ノ
ズルの蒸気通路部の湿り度は大きくなり、X3となる。
すなわち、ノズル表面に付着する水滴の量が増加するの
で、ノズル表面に形成されろ水膜6の厚さも大きくなる
。この時の吸込み状態を第41図に示す。本図に示す如
く、ノズル表面の吸込孔2と水膜6の間に間隙は生じな
いため、随伴蒸気は吸込まれないが、吸込まれろ水膜6
の厚さが大きくなり水膜6の一部は吸込孔2より吸込ま
れることなくノズル壁面を伝わって後縁に到達し、この
後縁で溜った水はそこから粗大水滴となって吹きちぎら
れ、羽根に衝突し羽根を浸食するとともに、羽根の回転
を妨げるためタービンの性能の低下を引き起こす。
そこで、本発明の目的は、上述した従来の技術が有する
問題点を解消し、タービンの性能低下を招くことなくノ
ズル表面を伝わる水滴を十分に除去できる蒸気タービン
の水滴除去装置を提供することにある。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本発明は、低圧部に連通ず
る中空構造のノズルを有し、このノズルの腹面には腹面
を流れる水滴をノズル内部空間に吸込む腹側吸込孔を、
上記ノズルの背面には背面を流れる水滴をノズル内部空
間に吸込む背側吸込孔をそれぞれ穿設した蒸気タービン
において、上記吸込孔部に上記腹側吸込孔および上記背
側吸込孔の開口幅をそれぞれ加減自在に構成した板状部
材を設けると共に、上記中空構造のノズルの蒸気通路部
の湿り度あるいは上記ノズル表面の水膜の厚さに応じて
上記各吸込孔の開口幅を調整するように構成したことを
特徴とするものである。
(作 用) 中空なノズルに穿設されたスリット状の吸込孔の開口幅
が、板状部材により上記ノズルの蒸気通路部の湿り度あ
るいは上記ノズル表面の水膜の厚さに応じて変化させら
れ、ノズル表面を流れる水滴の吸込み効率が高くなり、
かつ水滴と共に吸込まれる蒸気の量が減少させられる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を添付図面を参照して説明する。
また、同一部材には同一符号を付す。第1図は、本発明
に係る蒸気タービンの水滴除去装置の一実施例を示す説
明図であり、第2図は第1図のH部を1方向斜め上方よ
り見た鳥かん図である。中空なノズル1の腹面1aおよ
び背面1cには、軸線方向に延びるスリット状の吸込孔
2aおよび2bが穿設され、本吸込孔部には吸込孔を塞
ぐことができる板状部材11aおよびllbが配設され
、ノズル1および板状部材11a、llbの内面間に添
接された板バネ12a、12bによって、吸込孔の軸線
と平行な軸線回りに揺動可能としである。このため、第
1図および第2図において矢印で示す如く揺動すること
ができる。第3図は、板状部材に加わる力を示したもの
である。
ノズル内部空間5の圧力p1は、前述の如く復水器等の
低圧部に連通されているため、蒸気通路部13の圧力p
 よりも低い。中空部内外の差圧をΔpとすると、 Δ1)−T)oJ      ・・・・・・(1)とな
る。中空部内外の差圧Δpにより、板状部材11a、l
lbには本図に示す如くノズル内部空間5へ押し込む力
が加わる。この力(以下、押込力と称する)をPとする
と、押込力Pは、中空部内外の差圧Δpの関数となる。
ところで、蒸気タービンを変圧運転する場合においても
、復水器の圧力はほぼ一定であるため、復水器に連通さ
れているノズル内部空間の圧力p1は、蒸気タービンの
負荷によらずほぼ一定に保たれる。すなわち、 p、=cons t      −−(2)となる。し
たがって、(1)式より中空部内外の差圧Δpはノズル
の蒸気通路部13の圧力p によってのみ決まる。上述
のことから板状部材11a、llbに加わる押込力Pは
、ノズルの蒸気通路部の圧力p の関数となり、 P−f t  (p o)      ・・・・・・(
3)と表わされる。この関係を示したものが第4図であ
る。
一方、板状部材11a、llbは板バネ12a。
12bを介してノズル1に取付けられているので、第3
図に示す如く、板状部材11a、llbがノズル内部空
間5へ押込まれると、板バネ12a。
12bが曲げられ、板バネ12a、12bの曲げによる
反力Fが、上述の押込力Pとは逆方向に加わる。吸込孔
の開口幅をDとすれば、開口幅りが大きいほど板バネ1
2a、12bはより曲げられ、反力Fは大きくなる。す
なわち、反力Fは吸込孔の開口幅りの関数であり、 F−f2 (D)       ・・・・・・(4)と
表わされる。この関係を示したものが第5図である。第
3図において、板状部材11a、llbの位置は、中空
部内外差圧による押込力Pと仮バネ12a、12bの曲
げによる反力Fが釣り合う位置となる。これより、 P−F           ・・・・・・(5)(3
)式、(4)式より、 f 2  (D) −f t  (po)   ・・・
・・・(6)すなわち、吸込孔の開口幅pは、ノズルの
蒸気通路部の圧力p。により決まる。第4図、第5図よ
り、吸込孔の開口幅りとノズルの蒸気通路部の圧力p 
の関係は、第6図に示す如く、ノズルの蒸気通路部の圧
力p が大きくなれば、吸込孔の開口幅りも大きくなる
第7図は、第39図に示すノズルの蒸気通路部13の蒸
気条件E1で蒸気タービンが運転されている場合のノズ
ル1上を流れる水滴の吸込み状態を示している。この場
合の吸込孔の開口幅をDlとする。第39図より、この
場合のノズルの蒸気通路部13の圧力はplとなり、p
lとDlは第6図に示された関係を満足している。
第8図は、蒸気タービンの負荷が小さくなった場合、す
なわち第39図において、ノズルの蒸気通路部の蒸気条
件が点E2となった場合のノズル上を流れる水滴の吸込
み状態を示している。第39図より、蒸気タービンの負
荷が小さくなると、蒸気通路部13の湿り度Xは小さく
なり、ノズル表面を流れる水膜6の厚さも小さくなる。
一方、このとき蒸気通路部13の圧力pはplより小さ
(なりp2となる。第6図より吸込孔の開口幅もD よ
り小さくなりD2となる。このように蒸気タービンの負
荷が小さくなった場合でも、ノズル表面を流れる水膜を
吸込むのに十分な吸込孔が維持されるので、羽根の浸食
を防止することができる。また、吸込孔の開口幅が小さ
くなり、吸込孔と水膜の間に間隙が生じることが無く、
随伴蒸気はほとんど吸込まれないので、タービンの性能
の低下を防止することができる。
第9図は、蒸気タービンの負荷が大きくなった場合、す
なわち第39図において、ノズル人口の蒸気条件が点E
3となった場合のノズル上を流れる水滴の吸込み状態を
示している。第39図より、蒸気タービンの負荷が大き
くなると、蒸気通路部13の湿り度Xは大きくなり、ノ
ズル表面を流れる水膜6の厚さも大きくなる。一方、こ
のとき蒸気通路部13の圧力pはplより大きくなりp
3となる。第6図より吸込孔の開口幅もDlより大きく
なりD3となる。このように蒸気タービンの負荷が大き
くなると、吸込孔の開口幅が大きくなり、ノズル表面を
流れる水膜を吸込むのに十分な吸込孔が維持されるので
、羽根の浸食を防止することができる。また、吸込孔と
水膜の間に間隙が生じることが無く、随伴蒸気はほとん
ど吸込まれないので、タービンの性能の低下を防止する
ことができる。
第10図は、本発明の他の実施例を示す図である。第1
1図は第10図の1部をに方向斜め上方より見た鳥かん
図である。中空なノズル1の腹面1aおよび背面1cに
スリット状の吸込孔2aおよび2bが穿設され、本吸込
孔部に板状部材11aおよびllbがスリット孔2a、
2bの長手方向軸線と平行に延びるビン14を介して揺
動可能に取付けられている。このため、板状部材11a
およびllbは第10図および第11図に示す如く回転
することができる。また、板状部材11aおよび11b
とノズル1との間にはΩ型の板バネ15が各々取付けら
れている。
第12図は本発明のさらに他の実施例を示す図である。
第13図は第12図をL方向斜め上方より見た鳥かん図
である。中空なノズル1の腹面1aおよび背面ICに、
スリット状の吸込孔2aおよび2bが穿設され、本吸込
孔部にはその内面側に断面凸形状の板状部材11aおよ
び11bが複数個のコイルスプリング16を介して取付
けられている。すなわち、ノズル1の内部空間5内に吸
込口2a、2bと対向する位置に板状部材11a、ll
bが配設され、各板状部材11a。
11bとノズルの内面間にコイルスプリング16が介装
され、各板状部材11a、llbが吸込口2a、2b方
向に付勢されている。
第11図から第13図に示す実施例においても、第1図
に示す実施例と同様の作用を有し、ノズル蒸気通路部の
湿り度に応じて吸込孔の開口幅が変化するので、ノズル
表面を流れる水膜を吸込むのに十分な吸込孔が維持され
、羽根の浸食を防止することかできる。また、吸込孔と
水膜の間に間隙が生じることが無く、随伴蒸気はほとん
ど吸込まれないので、タービンの性能の低下を防止する
ことができる。
第14図は、本発明における板状部材の他の実施例を示
す図である。本実施例においては、板状部材11aおよ
び11bの先端には吸込孔の開口端縁に係合可能なつば
11a 、11b1が付いだ形状となっている。また板
バネ12a、12bは板状部材11a、llbが着装さ
れるときに予め力が加わった状態となるよう取付けられ
ている。
コノ板バネ12a、12bによる力を以下、予圧F′と
称する。第15図(a)および第15図(b)は、それ
ぞれ板状部材11a、llbが閉じた状態と板状部材1
1a、llbが開いた状態を示している。スリット板1
1には中空部内外差圧による押込力Pおよび板バネ12
a、12bによる力が加わっている。
上述した如く、板状部材11a、llbには吸込孔が閉
じた状態で予め予圧F′が加えられているため、中空部
内外差圧による押込力Pが、P<F’       ・
・・・・・(7)なる場合は、第15図(a)に示すご
とく板状部材11a、llbは蒸気通路部13に押し出
されるが、板状部材11a、llbのつばlla、。
11b1が吸込孔の開口端縁に係合するので、蒸気通路
部13に突出することなく、吸込孔は閉じた状態となっ
ている。
しかるに、蒸気通路部13の圧力p が増加し、中空部
内外差圧による押込力Pが、 P≧F′        ・・・・・・(8)となると
、第15図(b)に示す如く、板状部材11a、llb
は開く。第16図は、縦軸にエンタルピ、横軸にエント
ロピをとり、ノズルの蒸気通路部の蒸気条件が蒸気ター
ビンの負荷状態により飽和線を横切る場合を示している
。本実施例においては、本図においてノズルの蒸気通路
部の蒸気条件が飽和線上の点G1にある場合に、押込力
Pと予圧F′とが釣り合った状態となるように板バネ1
2a、12bを構成しておけば、負荷状態によってノズ
ルの蒸気通路部の蒸気条件が飽和線を横切り、乾き域に
入ったり、湿り域に入る場合に適用される。
すなわち、第17図は、ノズルの蒸気通路部の圧力と中
空部内外差圧による押込力の関係を示したものである。
第16図において、ノズルの蒸気通路部の蒸気条件が飽
和線上の点G1にある場合の圧力をp4とする。このと
きの押込力Pは板バネ12a、12bの予圧F′と釣り
合っているものとする。蒸気タービンの負荷が小さくな
り、ノズルの蒸気通路部の蒸気条件が乾き域に入ると、
第16図に示す如くノズルの蒸気通路部13の圧力はp
4より小さくなる。この場合の押込力Pは、第17図よ
り予圧F′より小さいため、吸込孔は第15図(a)に
示す如く閉じている。
一方、蒸気タービンの負荷が大きくなると第16図に示
す如くノズルの蒸気通路部の蒸気条件が湿り域に入り、
またノズルの蒸気通路部13の圧力はp4より大きくな
る。この場合の中空部内外差圧による押込力Pは、第1
7図より板バネ12a、12bの予圧F′より大きいた
め、吸込孔は第15図(b)に示す如く開く。吸込孔2
a。
2bが開いた後は、ノズルの蒸気通路部の湿り度に応じ
て吸込孔2a、2bの開口幅が変化することは、第1図
に示す実施例と同様である。
すなわち、本実施例においては、ノズルの蒸気通路部の
蒸気条件が乾き域にあればノズルの吸込孔2a、 2b
は閉じるので随伴蒸気を吸込むことがなく、タービンの
性能の低下を防止することができる。またノズルの蒸気
通路部の蒸気条件が湿り域にあればノズルの吸込孔2a
、2bは開き、かつノズルの蒸気通路部の湿り度に応じ
て吸込孔2a、2bの開口幅が変化するので、ノズル表
面を流れる水膜を吸込むのに十分な吸込孔が維持され、
羽根の浸食を防止することができる。さらに、吸込孔と
水膜の間に間隙が生じることが無く、随伴蒸気はほとん
ど吸込まれないので、タービンの性能の低下を防止する
ことができる。
第18図は第10図および第11図に示したものの他の
実施例を示す図であり、板状部材11aおよびllbに
はその端部にっばlla、。
11b1が付いた形状となっている。したがって、第1
4図に示す実施例と同様の作用を有し、ノズルの蒸気通
路部の蒸気条件が乾き域にあればノズルの吸込孔2a、
2bは閉じるので随伴蒸気を吸込むことがなく、タービ
ンの性能の低下を防止することができる。またノズルの
蒸気通路部の蒸気条件が湿り域にあればノズルの吸込孔
2a、  2bは開き、かつノズルの蒸気通路部の湿り
度に応じて吸込孔2a、2bの開口幅が変化するので、
ノズル表面を流れる水膜を吸込むのに十分な吸込孔が維
持され、羽根の浸食を防止することができる。
さらに、吸込孔と水膜の間に間隙が生じることが無く、
随伴蒸気はほとんど吸込まれないので、タービンの性能
の低下を防止することができる。
第19図は第12図および第13図に示した実施例の他
の実施例を示す図であり、第20図は第19図をM方向
斜め上方より見た鳥かん図であって、本吸込孔部には断
面2段階の凸形状となっている板状部材11aおよびl
lbが複数個のコイルスプリング16を介して取付けら
れている。またコイルスプリング16は板状部材11a
および11bが着装されるときに予め引張られた状態と
なるよう取付けられている。第21図(a)は第19図
および第20図において吸込孔が閉じた状態を示し、第
21図(b)は第19図および第20図において吸込孔
が開いた状態を示す。上述のようにコイルスプリング1
6は板状部材11a。
11bが着装されるときに予め引張られた状態となるよ
う取付けられているため、板状部材11a11bには第
21図(a)に示す如く予圧F′が加わっているが、板
状部材11a、llbは2段階の凸形状となっているた
め、蒸気通路部に突出すること無く吸込孔が閉じた状態
となっている。
中空部内外差圧による押込力Pが予圧F′より小さい場
合は、第21図(a)に示す如く吸込孔は閉じる。しか
るに蒸気通路部の圧力が増加し、中空部内外差圧による
押込力Pが予圧F′より大きくなると、第21図(b)
に示す如く吸込孔は開く。以上より本実施例においては
、第14図に示す実施例と同様の作用を奏する。
第22図、第23図、第24図、第25図、第26図並
びに第27図は本発明の他の実施例を示す図である。こ
れらの実施例においてはそれぞれ第1図、第10図、第
12図、第14図、第18図並びに第19図に示す実施
例に加えて板状部祠11a、llbがノズル1の高さ方
向に分割されている。このため吸込孔の開口幅を高さ方
向に変化させることができることが可能となり、板状部
材11a、llbが1枚の場合に比べて、より局所的な
吸込孔の開口幅の調整ができる。すなわち、これらの実
施例においては第1図、第10図および第12図に示す
実施例と同様の作用を有すると共に、吸込孔の開口幅を
ノズル1の高さ方向に変化させることができるため、ノ
ズル1の高さ方向の湿り度の分布が大きい場合に適用で
きる。尚、第22図から第28図に示す実施例において
はスリット板のノズル高さ方向の分割数は2であるが、
分割数は2に限定されるものではない。
第28図は本発明の他の実施例のノズル前縁部を示す鳥
かん図である。中空なノズル1にスリット状の吸込孔2
bが穿設され、本吸込孔部には板状部材11bが取付け
られている。スリット板11bは駆動装置17によって
回転し、吸込孔の開口幅を変化させることができる。ま
た、吸込孔2bの上流側には液膜厚さ計18が取り付け
られ、ノズル上を流動する水膜の厚さが計測できる。駆
動装置17と液膜厚さ計18は吸込孔の開口幅演算装置
19およびコントローラ20を介して電気的に接続され
ている。
第29図は第28図に示した液膜厚さ計18の例を示す
図である。ノズル1の表面に2つの¥S極21aおよび
21bが絶縁材22を介して埋設されている。本図に示
す如く2つの電極21aおよび21bには、一定の電流
を流す定電流発生装置23および電圧計24が電気的に
接続されている。
しかして、ノズル1の表面に水膜6が存在すると、電極
21aおよび21bは、水膜6を介して電気的に接続さ
れ、定電流発生装置23〜電極21a〜水膜6〜電極2
1bという閉ループの回路が形成される。すなわち、水
膜6の電極21aおよび電極21bにより挟まれた部分
は閉ループの回路の一部を構成する。水膜6の電気抵抗
Rは、水膜6の厚さが大きいと小さくなり、水膜6の厚
さが小さいと大きくなる。すなわち、水膜6の電気抵抗
Rは水膜6の厚さtにほぼ反比例し、次のように表わさ
れる。
R−W/l        ・・・・・・(9)ここで
Wは定数である。上述の如く、液膜厚さ計18の回路は
定電流発生装置23により一定の電流が流れるように構
成されている。しかして、電極21aおよび電極21b
の間の電圧Vは、電流をiとして次のように表わされる
V=i*R・・・・・・(lO) (9)式より、水膜の厚さtは t = i W/ V    −= −(It)ここで
、Wは定数であり、また電流iは一定に保たれているの
で、水膜6の厚さtは、水膜6の電気抵抗Rによって変
化する電圧Vのみにより決まる。すなわち、予め実験等
により定数Wを求めておけば、(11)式により水膜6
の厚さを算出できる。
第30図は第29図に示す実施例において、吸込孔の開
口幅を変化させるためのフローチャートである。まずス
テップ25において、液膜厚さ計18によって吸込孔2
bの上流側の水膜厚さtが計測される。次にステップ2
6において、吸込孔の開口幅演算装置1つにより計測し
た水膜の厚さtに基づき、吸込孔の開口幅りを決定し、
コントローラ20に信号を送る。さらにステップ27に
おいて、コントローラ20は送られた吸込孔の開口幅の
信号により駆動装置17に板状部材11bを回転させる
信号を送り、板状部材11bを回転させる。
第31図は、吸込孔の開口幅演算装置19で用いる水膜
厚さより吸込孔の開口幅を決定する演算曲線の例を示し
たものである。本実施例によれば、ノズルの蒸気通路部
の蒸気条件が乾き域にあれば水膜の厚さは零であるので
、第31図に示す如く吸込孔の開口幅は零となる。すな
わち、ノズルの吸込孔は閉じるので随伴蒸気を吸込むこ
とがなく、タービンの性能の低下を防止することができ
る。
またノズルの蒸気通路部の蒸気条件が湿り域にあればノ
ズルの吸込孔は開き、かつノズルの蒸気通路部の湿り度
により変化する水膜の厚さに応じて吸込孔の開口幅が変
化するので、ノズル表面を流れる水膜を吸込むのに十分
な吸込孔が維持され、羽根の浸食を防止することができ
る。さらに、吸込孔と水膜の間に間隙が生じることが無
く、随伴蒸気はほとんど吸込まれないので、タービンの
性能の低下を防止することができる。
〔発明の効果〕
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、中空
構造のノズルを有し、このノズルの腹面には腹面を流れ
る水滴をノズル内部空間に吸込む腹側吸込孔を、上記ノ
ズルの背面には背面を流れる水滴をノズル内部空間に吸
込む背側吸込孔をそれぞれ穿設した蒸気タービンにおい
て、上記ノズルの面に上記腹側吸込孔および上記背側吸
込孔の開口幅をそれぞれ閉塞自在に構成した板状部材を
設けると共に、上記中空構造のノズルの蒸気通路部の湿
り度あるいは上記中空構造のノズル表面の水膜の厚さ等
に応じて上記各吸込孔をそれぞれ開閉できるように構成
したので、ノズル表面を流れる水膜を吸込むのに十分な
吸込孔が維持され、羽根の浸食を防止することができる
。さらに、吸込孔と水膜の間に間隙が生じることが無く
、随伴蒸気はほとんど吸込まれないので、タービンの性
能の低下を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る蒸気タービンの水滴除去装置の
一実施例を示す説明図、第2図は第1図のH部を1方向
斜め上方より見た鳥かん図、第3図は、板状部材に加わ
る力を示す図、第4図は板状部材に加わる押込力とノズ
ルの蒸気通路部の圧力の関係を示す図、第5図は反力と
吸込孔の開口幅の関係を示す図、第6図は吸込孔の開口
幅とノズルの蒸気通路部の圧力の関係を示す図、第7図
、第8図および第9図はノズル上を流れる水滴の吸込み
状態を示す図、第10図は、本発明の他の実施例を示す
図、第11図は第10図の1部をに方向斜め上方より見
た鳥かん図、第12図は本発明の他の実施例を示す図、
第13図は第12図をL方向斜め上方より見た鳥かん図
、第14図は本発明の他の実施例を示す図、第15図(
a)は板状部材が閉じた状態を示す図、第15図(b)
は板状部材が開いた状態を示す図、第16図はノズルの
蒸気通路部の蒸気条件が蒸気タービンの負荷状態により
飽和線を横切る場合を示す図、第17図はノズルの蒸気
通路部の圧力と中空部内外差圧による押込力の関係を示
す図、第18図および第19図は本発明の他の実施例を
示す図、第20図はW519図をM方向斜め上方より見
た鳥かん図、第21図(a)は吸込孔が閉じた状態を示
す図、第21図(b)は吸込孔が開いた状態を示す図、
第22図、第23図、第24図、第25図、第26図、
第27図および第28図はそれぞれ本発明の他の実施例
を示す図、第29図は液膜厚さ計の例を示す図、第30
図は吸込孔の開口幅を変化させるためのフローチャート
、第31図は水膜厚さより吸込孔の開口幅を決定する演
算曲線の一例を示す図、第32図、第33図および第3
4図は従来のノズルにおける粗大水滴の流れ状態を示す
図、第35図は前段の羽根出口の速度関係を示す図、第
36図は従来の蒸気タービンの水滴除去装置を示す図、
第37図は第36図のC−C断面を示す図、第38図は
ノズル上に付着した水滴がスリット状の吸込孔より吸込
まれる様子を示す図、第39図はノズルの蒸気通路部の
蒸気条件を示す図、第40図および第41図はノズル上
に付着した水滴がスリット状の吸込孔より吸込まれる様
子を示す図である。 1・・・ノズル、1a・・・ノズル腹面、1b・・・ノ
ズル後縁、IC・・・ノズル背面、2・・・吸込孔、2
a・・・腹面の吸込孔、2b・・・背面の吸込孔、3・
・・ノズル内輪、4・・・ノズル外輪、5・・・ノズル
内部空間、6・・・水膜、7・・・蒸気、8・・・随伴
蒸気、lla。 1 l b−・・板状部材、12a、12b、15−・
・仮バネ、13・・・蒸気通路部、14・・・ピン、1
6・・・コイルスプリング、17・・・駆動装置、18
・・・液膜厚さ計、19・・・吸込孔の開口幅演算装置
、20・・・コントローラ、21a、21b・・・電極
、22・・・絶縁材、23・・・定電流発生装置、24
・・・電圧計。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、内部に低圧部に連通する中空部が形成されたノズル
    の表面に、スリット状の吸込孔を穿設した蒸気タービン
    の水滴除去装置において、上記スリット状の吸込孔部に
    、その開口幅を調節する板状部材を可動自在に設けたこ
    とを特徴とする、蒸気タービンの水滴除去装置。 2、板状部材は、ノズルの蒸気通路部の入口湿り度に応
    じて作動することを特徴とする、請求項1記載の蒸気タ
    ービンの水滴除去装置。 3、板状部材は、ノズル表面を伝わる水膜の厚さを検出
    する装置によって作動されることを特徴とする、請求項
    1記載の蒸気タービンの水滴除去装置。 4、水膜の厚さを検出する装置は、水膜の厚さに応じて
    変化する電気抵抗を検出する液膜計であることを特徴と
    する、請求項3記載の蒸気タービンの水滴除去装置。 5、板状部材は、スリット状の吸込孔の長手軸線に平行
    な軸線回りに揺動可能に装着されていることを特徴とす
    る、請求項1記載の蒸気タービンの水滴除去装置。 6、板状部材は、吸込孔に接離可能に配設されているこ
    とを特徴とする、請求項1記載の蒸気タービンの水滴除
    去装置。
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