JPH0346820Y2 - - Google Patents

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JPH0346820Y2
JPH0346820Y2 JP1978386U JP1978386U JPH0346820Y2 JP H0346820 Y2 JPH0346820 Y2 JP H0346820Y2 JP 1978386 U JP1978386 U JP 1978386U JP 1978386 U JP1978386 U JP 1978386U JP H0346820 Y2 JPH0346820 Y2 JP H0346820Y2
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  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、液体や気体などの流体をろ過する角
形フイルターに関し、更に詳細には波形状にひだ
折りしたシート状ろ材の、折り目の形状を特殊な
ものとしたエレメントを持つ角形フイルターに関
する。
〔従来の技術〕 従来より、限られた大きさの範囲内でフイルタ
ーが目詰まり限度に至るまでの寿命(以下寿命と
呼ぶ)を延ばす手段として、シート状ろ材を波形
状にひだ折りし、ろ過面積を多くとるエレメント
の採用が一般的となつている。中でもろ紙を使用
する場合は、限られた大きさの範囲内ではひだ折
りの山数が比較的多くとれ、ろ過面積を広くする
ことでは有効な上、コスト面でも有利である等で
多く採用されている反面、空気の湿度が約60%以
上になると吸湿による膨脹でひだ面がたるみ、山
筋のうねりや山間隔の乱れでひだ面同志の接触が
随所に起きる結果、ろ過面積が相殺されるという
障害が発生しやすいため、山数を多くしてひだ間
隔を詰めるためには、ひだ面同志の接触を阻止す
る何らかの補助手段が必要となる。
その補助手段の例として、ひだ折り加工時に帯
状ろ紙の長手方向に、長さ一杯にある程度の厚み
を持つた細帯状の接触阻止片を、一条または間隔
をあけて数条を、流入側となる面にはり付けるこ
とや、ひだ折り後所定の山間隔を保持するため、
山筋とは直角方向に細帯状の保持片を一条または
間隔をあけて数条、各山ごとに接着して取り付け
ること、またはひだ全部が平行等間隔になるよう
波形状に折り曲げ、ひだごとに間隔保持用のセパ
レータを装嵌する第4図に示すような補助手段が
とられており、これらはろ紙の吸湿膨脹による障
害を防止する点では有効である。
〔考案が解決しようとする問題点〕
第4図の例のように流体が矢印B側より流入す
る角形フイルターにおいて、ひだ全部を平行等間
隔としたエレメント21の波形状両端並びに上下
端を、流体の流出入側が開口したケーシング23
に接着密閉し、ひだごとにセパレータ22を装嵌
する場合は、波形状の1山につき2個のセパレー
タ22が必要となるため、その素材がある程度の
薄板であつても数量が多くなる結果、通気抵抗の
増加を招くこととなる。
また、前述いずれの補助手段においても大変な
手間がかかること、従つてろ過面積はふやせても
結局はコスト高になるという問題点があつた。
〔問題点を解決するための手段および作用〕
本考案は波形状にひだ折りするシート状ろ紙の
折り曲げ部の折り目を特殊な線形とすることによ
つて、吸湿した場合でも山筋のうねり変形がない
上、ひだ面同志の接触も起こりにくい形状となる
ため、山間隔を極端に詰めても間隔保持のための
補助手段が不要という、限られた大きさの範囲内
に収納される角形フイルターのエレメントとして
は極めて有効なものである。
以下に本考案の実施例に基づく図面を参照しな
がら詳細な説明をする。
第1図は角形フイルターの部分破断斜視図、第
2図は折り曲げ部の折り目筋を表わす帯状ろ紙の
部分図を示す。
第2図において、折り目筋の形状を、帯状ろ紙
11の幅hを全高とし、所定のひだ山間隔長を底
辺aとする二等辺三角形12の平面とし、決めら
れた折り幅bを間隔として前記二等辺三角形12
とその倒立形とを、その高さがh方向になるよう
交互に配し、波形状に折り曲げた後両側それぞれ
の二等辺三角形12の底辺aが、第1図に示すよ
うすべてが直線状に連接するように押圧した状態
で形成される折り幅端部の、相互に隣接するすべ
てを密着結合させるため、底辺aを含むくし状端
部を接着溶剤へ約5mm程度浸漬した後乾燥して固
着し、更に矢印Aの流体流入側になる直線状に連
なる各二等辺三角形12の底辺aとは対辺側に、
底辺aの連接長と同一長さで各ひだ山全面を覆う
広さの平面状ろ紙を壁片13として全面にはり付
け、開口面を連接長方形としたくさび状多袋型の
エレメント10が成形される。
第3図に示すエレメント10を二段重ねとした
変形例の場合は、前記壁片13を共用する形にこ
れを挾み上下対称形状に接合したもので、更にこ
の外、壁片13を省いて突き合わせとなる山筋面
同志を直接はり合わせることもできる。
このような成形方法によるエレメント10にお
いては、波形状の山間隔を極端に詰めた場合でも
均等な間隔が確実に保持されるため、間隔保持用
の補助手段が不要となり、ひだ面同志のたるみに
よる接触も起こりにくいというものである。
本考案によるフイルターは、その計画容量に応
じて第3図に示すように二段重ねとして横に延ば
すこともでき、角形となる開口側の連接長方形の
端部周囲を、約10mm程度の幅を保持するだけの奥
行きを持ち、内側が角形で同じ大きさの取付け兼
用の枠体15に接着密閉し成形される。
〔考案の効果〕 前述の通り補助手段なしで山間隔を極端に詰
めることができる外、多袋型エレメント10の
個々のくさび状袋形は、その4面全壁がろ過面
となつていることより、限られた大きさの範囲
内におけるろ紙のろ過面積を最も有効に広くと
ることができ、その結果としてフイルターの寿
命を従来の角形フイルターに比べ大幅に延長す
ることができる。
エレメントの多袋型個々の形状がくさび状で
奥に入るに連れ徐々に先細りとなつているた
め、第4図の例のように流体が直交流となるエ
レメント21に比べ、直流に近い流れとなり、
ろ過面積を広くとれることとあわせ通気抵抗が
少ない。
多袋型エレメント個々の袋型が、ろ過前の汚
れた流体とろ過後の清浄流体との区画になつて
いるため、開口側の連接長方形部周囲を保持す
る取付け兼用の枠体14,15に接着密閉し、
接着部以外はケーシング不要となる結果、軽量
で持ち運びに有利となる外、コスト低減にもな
る。
第1図に示すものの上下方向を逆にした倒立
とし、流体の流れ方向を矢印Aとは逆流になる
よう取付けを変えた場合、多袋型の外側でダス
ト等を補そくし、内側をろ過された清浄流体が
通過し開口面より流出する形態となるため、流
れが停止した際や振動等によつて補そくダスト
等がろ過面を離れて落下するとき、エレメント
10の落下方向には谷底面がない形状のためエ
レメント10外へ落下放出される結果、従来起
きていた谷底面にたい積して徐々にろ過面を塞
ぐことや、舞い上がつて再びろ過面に付着する
などの弊害がなくなり、寿命の延長に貢献でき
ることになる。
なお、以上は本考案に基づく数例をあげて説明
したが、この記載に限定されるものではなく、外
にも登録請求の範囲の意図を逸脱することなく
種々の変化変形が行なえることはいうまでもな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による角形フイルターの部分破
断斜視図、第2図は本考案による折り目筋を表わ
す帯状ろ紙の部分図、第3図は本考案の変形例
で、エレメント10を二段重ねとした部分破断斜
視図、第4図は従来の角形フイルターの一例で、
その部分破断斜視図を示す。 10:エレメント、11:帯状ろ紙、12:二
等辺三角形、13:壁片、14:枠体、15:枠
体、21:エレメント、22:セパレータ、2
3:ケーシング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 波形状にひだ折りしたシート状ろ材をエレメン
    トとする角形フイルターにおいて、エレメント折
    り曲げ筋山の形状を、帯状ろ材の幅と同じ高さを
    持ち、所定のひだ山間隔と同じ長さを底辺とする
    二等辺三角形として、折り筋ごとに該二等辺三角
    形とその倒立形とを交互に配し、ろ材全長を波形
    状に折り曲げた後、両側それぞれの二等辺三角形
    の底辺が直線上に連接するよう押圧した状態で、
    各連接点で接触する折り幅端部を隙間なく接着
    し、更に連接する筋山の二等辺三角形面全部を覆
    う広さの平面状角形ろ材を稜線面か谷線面のいず
    れか一方にはり付けることで、他方の直線状底辺
    と角形ろ材端を両短辺とした長方形の開口列が形
    成され、それぞれがくさび状の袋型となりその、
    集合状態で構成されたエレメントを、開口面と平
    行の取付け面を保ち、開口端側周囲をアングル状
    枠体により固着保持することを特徴とした角形フ
    イルター並びにそのエレメント。
JP1978386U 1986-02-14 1986-02-14 Expired JPH0346820Y2 (ja)

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JPS62132714U JPS62132714U (ja) 1987-08-21
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JPH0622403Y2 (ja) * 1988-03-31 1994-06-15 株式会社土屋製作所 ▲ろ▼過エレメント

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