JPH0346778B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0346778B2
JPH0346778B2 JP61190383A JP19038386A JPH0346778B2 JP H0346778 B2 JPH0346778 B2 JP H0346778B2 JP 61190383 A JP61190383 A JP 61190383A JP 19038386 A JP19038386 A JP 19038386A JP H0346778 B2 JPH0346778 B2 JP H0346778B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
particles
particle
charge
acoustic
chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP61190383A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63118634A (ja
Inventor
Kei Mazundaa Maree
Ii Uea Ron
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YUNIBAASHITEI OBU AAKANSOO
Original Assignee
YUNIBAASHITEI OBU AAKANSOO
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by YUNIBAASHITEI OBU AAKANSOO filed Critical YUNIBAASHITEI OBU AAKANSOO
Publication of JPS63118634A publication Critical patent/JPS63118634A/ja
Publication of JPH0346778B2 publication Critical patent/JPH0346778B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N15/00Investigating characteristics of particles; Investigating permeability, pore-volume, or surface-area of porous materials
    • G01N15/02Investigating particle size or size distribution
    • G01N15/0205Investigating particle size or size distribution by optical means, e.g. by light scattering, diffraction, holography or imaging
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N2291/00Indexing codes associated with group G01N29/00
    • G01N2291/02Indexing codes associated with the analysed material
    • G01N2291/028Material parameters
    • G01N2291/02836Flow rate, liquid level

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は一般に空気中の粒子の空気力学的サイ
ズ(空力粒度)および電荷を測定する装置に関
し、特にエーロゾル(煙霧質)を音場および電場
に入れた後、レーザー・ドツプラー速度計(ベロ
シメータ)を用いて個々の空中粒子の運動を検知
する装置に関する。
種々の異なる装置を用いて空中粒子の電荷およ
びサイズの測定がなされてきた。24レビユー・オ
ブ・サイエンテイフイツク・インスツルメント
(Review of Scientific Instruments)586(1953
年8月)の、ジヨゼフ・アイ・マスターズ
(Joseph I.Masters)による、「エーロゾル・ア
ナライザー(An Aerosol Analyser)」と題する
論文は荷電したエーロゾル粒子を濾紙上に集めた
後、集めた粒子の平均電荷を測定する装置を記載
している。しかし粒子の電荷分布は決定されない
し、また2極電荷の存在も決定されない。
219ネイチヤー(Nature)259(1968年7月20
日)のダブリユー・ジエー・メゴー(W.J.
Megaw)他による「ミクロン未満粒子の電気的
移動性(Electrical Mobility of Sub−micron
Particles)」と題する論文は試料の電気的移動性
を決定し得るように放射性エーロゾルを通過させ
る、銅箔で裏打ちされた箱に沈着物を集める装置
を記載している。エーロゾルの入口の回りに濾過
された空気を通して、流れの厚みを調整すること
が可能にされる。
ルイス(Lewis)他の米国特許第4375673号は
荷電スペクトルグラフを開示し、そこでは一連の
矩形電極によつて均質の電場を荷電したトーナー
粒子にかけ、濾紙上に粒子を集めて、その粒子の
ずれから平均のサイズと電荷を見出すことができ
るようにする。
準弾性光散乱による浮遊粒子の測定
(Measurement of Suspended Particles by
Quasi−Elastic Light Scattering 327)(1983年
ビー・ダーネケ(B.Dahneke)刊)のマズムデ
ル(Mazumder)他による「単独粒子に基づく空
力直径および静電荷の同時測定(Simultaneous
Measurements of Aerodynamic Diameter and
Electrostatic Charge on a Single Particle
Basis)」は、振動する電界を粒子にかけて、電
界に対する粒子の位相遅れからそのサイズと電荷
を決定する、エアロゾル粒子の分析法を開示す
る。装置は粒子の運動を検知するのにレーザー・
ドツプラー速度計を用いる。しかしこの装置によ
つて非荷電粒子は検知し得ない。
その他の従来技術には次のものが含まれる。マ
ニトバ(Manitoba)ウインペグ(Winnepeg)
における英国先端科学協会(Br.Assoc.Adv.Sci.)
の第79回集会のアー・エー・ミリカン(R.A.
Millikan(1909)、30カナダ化学技報(Canadian
Jour.of Chemistry)1056(1952年12月)のテ
ー・ジレスピー(T.Gillespie)他による「エー
ロゾルの電荷分布を決定するための計測器(An
Instrument for Determining the Electric
Charge Distribution in Aerosols)、ハンソン
(Hanson)他による米国特許第2537628号、コム
リン・シニヤ(Komline,Sr.)他による米国特
許第3723712号、クールター(Coulter)他による
米国特許第3944797号がある。
種々のサイズ範囲の粒子に対応する必要がある
場合でも、エーロゾルの中の個々の粒子の空力サ
イズおよび電荷を実時間で迅速に同時測定しエー
ロゾル試料中の粒子のサイズおよび電荷の分布を
求めるために、粒子を音場および電場に同時にか
けて2本ビームのレーザー・ドツプラー・ベロシ
メータ(LDV)が粒子の運動を検知するように
したエーロゾル粒子の電荷およびサイズのアナラ
イザ(分析器)ならびに同方法が与えられる。エ
ーロゾルの個々の粒子は音場による振動運動、さ
らに粒子が荷電している場合には、重ね合せた電
場に平行な水平ドリフト(偏流)を伴つてLDV
の交差ビームを通過して動く。音場に対する粒子
の運動の位相遅れおよび/または振幅が測定され
て粒子の空力的直径が求められる。ついで、電場
に対するドリフトの速度および方向の測定値を用
いて粒子の電荷の大きさと極性を求めることがで
きる。
本発明の装置は流れをなして移動するエーロゾ
ル粒子を測定し、電/音場を粒子にかけることに
よつて、迅速かつ正確な分析を与えるので、実時
間で現場測定を行うことができる。
音響トランスジユーサによつて発生される音場
を用いれば荷電粒子と非荷電粒子の双方の測定が
可能であり、望ましい実施例において交流パルス
に反転される高電圧パルス電気信号を用いて粒子
の沈殿を少なくする。電場を発生するのに種々の
電極形状を用いることができるが、音場に整合す
る均質の電場を与えるには、音響トランスジユー
サに取付けられたデイスク形電極が望ましい。
種々のサイズの粒子に対応するために本発明の
装置の幾つかの運用パラメータは可変であり、そ
れには広範囲の粒子サイズの測定を可能にするた
めにはLDVの2本のレーザー・ビームの交差角
を変えることが含まれる。清浄な空気流の空間電
荷が精度向上のためにLDVの交差ビーム内の粒
子の滞留時間を制御する。
本発明の装置はまた音響励起による粒子運動を
導き出して音響励起に対する粒子運動の位相遅れ
および/または振幅差を求めることができるよう
に、LDV信号を復調する、プログラム制御され
たマイクロプロセツサと共に使用する信号処理回
路を含む。この電気回路はまた音響励起による粒
子運動の成分を、かけられた電界による成分から
区別することもできる。
データ処理回路はソフトウエア・プログラムと
連合して、エーロゾル試料の空力的サイズ分布お
よび電荷分布を記憶し、デイスプレーして、分布
を作図することができる。本発明の装置はまたエ
ーロゾル試料の濃度と共に個々の粒子の電気的可
動性の分布を求めて作図することもできる。
本発明の装置は、エーロゾル発生工程の品質管
理、静電式布フイルタおよび静電式沈殿器の評
価、粉末、殊に電子写真術に用いるトーナー粒子
の電荷対質量比の測定、および飛散ごみ管理に用
いる静荷電霧の特性付けに用いられることができ
る。吸入したエーロゾル粒子の静電荷は肺の中の
粒子の維持に影響し得る。よつてエーロゾルによ
る治療において、医療用エーロゾル粒子の静電荷
の分析を、肺への沈着を高めるのに用いる可能性
もある。他の用途も同様に考えられる。
以下に添付図面を参照しつつ、本発明の詳細を
記載する。
第1図にエーロゾル粒子の電荷/サイズ・アナ
ライザの全体10が示される。本装置はレーザー
12、音響−光学モジユレータ14、ビーム集中
装置16、リラクセーシヨン(緩和)チヤンバ1
8、散乱光集中装置20および光検出装置22を
含む。より具体的には、レーザー12は偏光され
ていることが望ましい単色光ビーム24を発生す
る。レーザー・ビーム24は音響−光学モジユレ
ータ、つまりブラツグ・セル(Bragg cell)1
4を通過する。モジユレータ14は他のビームに
対し夫々コヒーレント(干渉性)であるが光学的
周波数が異なる幾つかの発散性光ビームを生ず
る。鏡面付きプリズム30を用いて分散性光ビー
ムの2本26,28が分離される。他の分散性光
ビームは使用されないので、窓またはビーム・ス
トツパ(図示せず)などによつて除去される。2
つの光ビーム26,28はほぼ等しい光度を有す
ることが望ましい。
鏡32,34をレンズ36と共に用いて、2つ
のビーム26,28がリラクセーシヨン・チヤン
バ18の中で交差するように集結される。ビーム
26,28が交差すると、粒子が測定のために通
過する測定体積38を形成する。測定体積38は
第1および第2の音響トランスジユーサ40,4
2の間にあり、各トランスジユーサ40,42の
面の上にそれぞれ電極44,46が取付けられ
る。
粒子が測定体積38を通過する時、ビーム2
6,28からの光を散乱させる。散乱光40はレ
ンズ50,52により集中されて光検出装置22
の窓54を通る、散乱光48を検知するのにフオ
トマルチプライヤ(光学乗算器)56が用いられ
る。
測定容積38を通過した後のビーム26,28
からの未散乱光はもう不必要であるからそれぞれ
ビーム・ストツパ58,60により阻止される。
本発明の装置に使用されているレーザー12は
波長0.514μの単一周波数モードで動作するように
調整された、スペクトラ・フイジツクス
(Spectra Physics)社のアルゴンイオン・レー
ザー、モデル164−06である。ビームはレーザ
ー・ハウジングを離れる時に垂直方向に偏光され
る。ヘリウム−ネオン・レーザーはより安価で可
搬性が高いのでアルゴンイオン・レーザーの代り
に使用することができる。
光ビーム24は40MHzだけ周波数をずらされた
光ビームを発生するクリスタル・テクノロジー
(Crystal Technology)社の音響−光学モジユレ
ータ、モデル3110に送られる。
リラクセーシヨン・チヤンバ 第2図はリラクセーシヨン・チヤンバ18の詳
細図である。リラクセーシヨン・チヤンバ18
は、エーロゾル粒子64を引き込む入口管62
と、チヤンバ18の内部70の中に僅かの負圧を
生ずる調整真空系68に接続される出口管66を
含む。負圧はエーロゾル粒子64をチヤンバ内部
70に引き込む。
粒子フイルタ74によつて濾過された後の清浄
空気の空間電荷が供給される空気管72の中に同
心状に取付けられる入口管62によつてエーロゾ
ル流が確立される。測定体積38内の個々の粒子
76の滞留時間を制御するために正圧空気流源
(図示せず)により空間電荷空気流量を制御する。
測定体積38を形成する光ビーム26,28は窓
(図示せず)を通してリラクセーシヨン・チヤン
バ18に入れられる。
音響トランスジユーサ40はチヤンバ18内に
試料エーロゾル64の流れの方向に直角な定常波
の音場を発生する。チヤンバ18の内壁80に吸
音材78が取付けられ、金属であることが望まし
い壁80からの反射を減ずる。中にエーロゾル粒
子64が浮遊する気体は音場によつてチヤンバ1
8の中で正弦波状に動く。音場を監視するのに、
第2の受動型音響トランスジユーサ42が用いら
れる。音場を知るために能動型トランスジユーサ
40の駆動信号を監視することも予想される。こ
れは気体の運動を知るのに精度の劣る方法ではあ
る。
粘性力によつてエーロゾル64の粒子は気体の
運動に追従しようとする。粒子の慣性のため、そ
の運動は気体の運動よりも遅れ、振幅は小さくな
る。気体に対する粒子運動の位相遅れおよび相対
振幅低減は音場の種々の周波数における粒子の空
力的直径の関数である。周囲の気体の運動に対す
る粒子の運動の位相または振幅(移動量または速
度)の測定を用いて粒子の空力的直径を直接に計
算することができる。この計算の公式は下記の通
りである。
ただし、 Vpは粒子のピーク速度、 Ugは気体のピーク速度、 ωは音響角周波数 φは粒子の運動と気体の運動の相対位相差。
τpは粒子の「リラクセーシヨン・タイム」とし
て知られ、次式で与えられる: τp=ρada 2Cc(da)/18η ……(3) ただし、ρa=1g/cm2、ηは気体の粘性、そし
てCcはカニンガム(Cunningham)スリツプ修正
係数で、気体分子の平均自由行路よりも粒子サイ
ズがあまり大きくない場合に必要な半経験値であ
る。
エーロゾルにはまた電極44,46のが発生す
る高圧電場のパルスがかけられる。電極44,4
6の少なくとも1つは、数千V(ボルト)にも達
することのある高電圧によつて生ずるコロナ放電
を避けるために球形にすることができる。電極4
4,46はトランスジユーサ40,42の面の上
に置いた薄箔または細いワイヤ網の何れかであ
る。コロナ放電はデイスク形の電極の縁に絶縁リ
ムを設けることによつて避けられ、リムは測定体
積38内に、より均質な電場を生ずる。
強さEsの電場内で電荷qを有する粒子が到達す
る最大速度は次式で与えられる: VE=qCcEs/3πηda ……(4) ただし、Cc、η、daは前記の定義と同じであ
る。
流れの方向に垂直な粒子の運動はパルス持続中
にかかる電場による一方向ドリフトと音場による
振動運動との合成である。よつて電場強さEsが既
知であれば、電場によるドリフト速度VEの測定
値を用いて粒子の電荷qを計算することができ、
また粒子の空力的直径daは音場による粒子の運動
から求められる。
電場を発生するために電極44,46にDCパ
ルスがかけられる。後続の各パルスは先行するパ
ルスと同じ極性にすることができる。しかし、こ
れは粒子の沈殿を生ずることが判つているので、
望ましい実施例では後続の各パルスの極性が反転
される。
レーザー・ドツプラー・ベロシメータ 測定体積38は、第3図に見られるように、2
本のビーム26,28の交差領域によつて画成さ
れる。2本のビーム26,28の電磁波の干渉が
測定体積38の中に平行な明暗の平面82の紋様
を生ずる。粒子が測定体積38を通過するに際
し、粒子から散乱する光の光度は明暗の平面82
に対する粒子の位置に左右される。平面82は光
ビーム26,28の交差角を2等分するので、チ
ヤンバ18を通るエーロゾルの流れの方向に平行
で電場および音場に垂直に整合する。よつて、こ
れらの場によつて生ずる粒子の運動は粒子によつ
て散乱させられる光の光度の変化を生ずるが、流
れの方向の粒子の運動は光度の変化を生じない。
ビーム26,28相互間の正しい整合が大切であ
る。整合が正しくないと、流れの運動の一部分が
荷電による運動の成分として現われることになる
であろう。
音響−光学モジユレータ14からの回折された
ビーム28は回折されないビーム26から周波数
がずれている。これはモジユレータ(変調装置)
14の変調周波数pにおいて明暗平面82の単方
向運動を生ずる。よつて粒子から散乱された光に
よるフオトマルチプライヤ56における光学信号
は次式で表わされる周波数sを有する。
spEapsin(2πat) ……(5) ただし、E=VE/dfは電場によるドリフト周波
数、ap =Vp/dfは音響駆動による最大信号周波
数変化、a =音響駆動周波数。
dfは測定体積38の中のレーザービーム干渉パ
ターンの明るいラインの間隔であり、次式で与え
られる。
df=λ/2sinφ/2 ……(6) ただし、φは測定体積38におけるレーザー・
ビーム26,28の交差角であり、λはレーザー
光の光学波長である。レーザー・ビーム26,2
8の光度は均質でなくてガウス形状を有するの
で、測定体積内の光度もガウス形状を有する。
この信号の正弦波部分は電子的周波数復調技法
によつて搬送波周波数(pE)から分離され
る。正弦波部分の位相または振幅はマイクロプロ
セツサの中でサイズ較正粒子のそれと比較され、
つぎに計算済みのルツクアツプ(探索)表と比較
されて、その粒子の空力的直径を決めることがで
きる。
荷電粒子に作用する電場による周波数Eは音響
サイクルの整数時点にて生ずるドツプラー信号の
サイクルの平均周期Tsを測定し、この値を搬送
波の周期1/pと比較して求められる。よつてE
は次式によつて与えられる。
E=(1/Ts)−p ドリフト速度はVE=df Eによつて与えられ、粒
子の電荷qはここで式(4)から求められる。かけら
れる電場が準定常値に達し、粒子が準定常の移
動、つまりドリフト速度に達した時にのみ測定を
行う。望ましい実施例において、各後続パルスの
電場の極性を反転させるので、沈殿損失は少なく
される。
信号処理 測定体積38を横切り、音場および電場によつ
て駆動される単独の荷電エーロゾル粒子はフオト
マルチプライヤ56の出力にてFM信号バースト
を生ずる。FM搬送周波数はLDVバイアス周波数
+粒子の電気可動性に関連する周波数であり、変
調側波帯は正弦波粒子運動によつて生ずる。第5
図に示すように、フオトマルチプライヤ56の出
力に生ずる電流はミキサー84に導かれ、ヘテロ
ダイン化、つまりミキシングされて、以後の処理
のための2つのMHzのFM信号バーストを発生す
る。
FM信号は位相固定ループ・ベースの信号プロ
セツサ86により復調される。エーロゾル粒子の
瞬間的速度を表わす信号プロセツサ86の出力は
帯域3波器に通され、つぎに高速コンパレータ
(第7図)によつてパルス列に変換される。つぎ
にその信号はサイズ・カウンタ88および電荷カ
ウンタ90にかけられる。サイズカウンタ88お
よび電荷カウンタ90からの出力信号はマイクロ
プロセツサ92に送られて、各粒子のサイズと電
荷の双方を計算される。各粒子のサイズと電荷の
情報はマイクロプロセツサ92に記憶される。い
つたん所定量のデータが収集されると、試験され
るエーロゾルのサイズおよび/または電荷の分布
が、マイクロプロセツサ92を卓上マイクロコン
ピユータのようなマイクロコンピユータ96に接
続するインターフエース94を用いて作図され
る。マイクロコンピユータは任意にプリンタ9
8、プロツタ100およびデイスク・ドライブ1
02を含むことができる。本発明の装置と共に使
用するフオトマルチプライヤ56の実例はハママ
ツ(Hamamatsu)のサイドオン・タイプのフオ
トマルチプライヤ・チユーブ、モデルR528であ
る。
第6図はフオトマルチプライヤ56から復調さ
れた41MHzのレーザー・ドツプラー・バーストを
2MHzの1F周波数に変換するミキサー84を示
す。ミキサー84は3段の整調された増幅器部分
104、39MHzのローカル・オツシレータ10
6、ミキサー段108およびバツフア110から
成る。増幅器104の各段は、ミキサー段108
およびバツフア110と同様に2重ゲートの絶縁
ゲート電界効果トランジスタ(IGFET)112、
モデル3N187およびそのバイアス回路から成る。
第7図はミキサー84からの2つのMHzの信号
を受けて復調して2MHz搬送波を除去する信号プ
ロセツサ86を示す。信号プロセツサ回路は3段
の整調された増幅器114,116,118、リ
ミツタ120、および位相固定ループ122を含
む。位相固定ループの出力は粒子の瞬間速度を表
わし、増幅器124、帯域フイルタ126を通し
てアナログ・ゲート128に送られる。
RF限界レベル検出器130は増幅段118の
出力信号が既定の限界レベルを超えているか決定
し、もしも超えていれば、リード132を介して
アナログ・ゲート128をトリガーして、アナロ
グ・ゲート124にも給電するループ122の中
で信号処理順序(シーケンス)を継続する。増幅
器118からのRF信号の振幅が選択レベルより
も大きければ、粒子速度の、つまり復調された信
号はアナログ・ゲート128を通されて増幅器1
34および帯域フイルタ136に送られる。この
ようにして、低レベルの望ましくない信号が排除
される。
第2の増幅器134および帯域フイルタ136
の後に第2のアナログゲート138および復調信
号検出器140がある。速度信号、つまり復調さ
れた信号の振幅が充分に大きい場合は、アナログ
ゲート138を通されてバツフア144およびゼ
ロ交叉検出器146に送られ、そこで正弦波信号
は5Vの方形波のパルス列に変えられる。音響ト
ランスジユーサ42からの入力148にて受信さ
れる基準信号は増幅器150により増幅されて2
段の移相回路152,154を通される。ゼロ交
叉検出器156は基準信号を、復調信号と同様
に、5Vの方形波のパルス列に変換する。ついで
基準パルス列および復調パルス列は排他的論理和
ゲートの形をとる位相デテクタ158に送られ
る。生ずる出力は基準信号または復調信号の2倍
の周波数を持つ方形波である。この方形波のパル
ス幅は復調信号と基準信号の位相差である。この
位相差信号はコントロール・タイミング論理ユニ
ツト162によりゲート164を通されて、リー
ド160にあるサイズ・カウンタ88を送られ
る。
信号プロセツサ86の回路は第8A図および第
8B図に、より詳細に示される。
サイズ・カウンタ88は第9図に示され、信号
プロセツサ86からの入力142,160を含
み、その上に位相差信号および復調速度信号が給
電される。サイズカウンタ88はパルス幅を粒子
サイズの測定値に変換する。サイズカウンタ88
は信号処理回路の他の部分と協働して音場による
粒子運動を電場による運動から区別する。
位相差パルスの長さ(時間)の測定は、通常は
休止状態に保たれリード142のRF信号を検知
して始動される16ビツト・2進リツプル・カウン
タ166によつてなされる。12.416MHzオシレー
タのような発振器168の信号はNANDゲート
170およびNORゲート172を通されてカウ
ンタ166のクロツク入力174に送られ、そこ
で位相差パルスの長さに比例するカウントを発生
する。位相遅れのカウントは3態バツフア176
に送られ、ついでデータ母線178を経てマイク
ロプロセツサ92に送られる。望ましい実施例に
おいて、そのような位相遅れの4つのカウントを
蓄積しその平均を求めて精度を上げる。リード1
80はサイズ・カウンタ88を電荷カウンタ90
に接続する。
測定体積38内を動く荷電粒子は電場により牽
引または反発されて、フオトマルチプライヤ56
が受信するRF信号の周波数ずれを生ずる。第1
0図に示す電荷カウンタ90は2MHzの中心周波
数からのこの周波数ずれを測定して、一つの粒子
上の電荷の数を求めることができる。
信号プロセツサ86からの2MHzのRF副搬送波
信号はリード184を経て受信され、いつぽうリ
ード180およびリード182はサイズ・カウン
タ88からの信号を伝える。2MHzの信号は比較
回路186によつて方形波に整形される。信号が
リード180で受信されて、1個の粒子が測定体
積内にあることを示す時、40MHzTTL発振器1
88の出力はゲート192を通されて4段のリプ
ル・カウンタ190に送られる。同時に、RF信
号はゲート196を通させて3段カウンタ194
に送られる。2MHz搬送波の1024回のゼロ交叉の
後で、ゲート192が閉じられる。カウンタ19
0に生ずる数字は2MHzのRF副搬送波の周期を表
わす。カウンタ190に生ずる数字からずれを受
けない搬送波の値を減じて正味周波数ずれを求め
るが、これは粒子の直径が既知であれば、粒子の
電気的可動性、つまり電荷を表わす。3態バツフ
ア198はデータ母線200を介してマイクロプ
ロセツサ92に接がる。データ・アクセスを同期
させるために制御論理が設けられる。
ソフトウエア構造 本発明の装置の動作を制御するために同装置と
共に使用されるソフトウエア・プログラム一覧表
を後述する。プログラムの部分は使用者が本発明
の装置の動作を制御することを可能にして、デー
タを取り、データを表示し、データを印刷し、ま
たはデータをデイスク駆動系に転送するのみなら
ず、エーロゾル・サイズおよび電荷の分布を作図
し、試料エーロゾルの電荷およびサイズの分布の
3次元表示を生ずる。
本発明の望ましい実施例において、複数のチヤ
ンネルを粒子サイズ検知回路に割当てることによ
つて装置が動作し、一つの粒子のサイズが決定さ
れた後、そのサイズ情報が粒子の概略サイズに対
応するチヤンネルの一つに入れられる。よつて各
粒子についてサイズ計算式の再計算を避けて分析
過程を早めることができる。
本発明の装置は100粒子/秒までの粒子を実時
間に検知し分析するのに使うことができる。電圧
パルスの極性を一つのパルスから次のパルスへ交
替させることなく一定に保つことによつてもつと
粒子検知早さを高めることさえ可能である。しか
し検知早さを高めると、測定体積38内に2個以
上の粒子が存在することによる共存誤差の可能性
が強まる。
本発明の装置は計数した粒子の全数を動作時間
および単位流量中の有効サンプル頻度で除すこと
によつて、エーロゾル内の粒子濃度を求めるのに
用いることもできる。
種々のサイズの粒子への対応 本発明の装置は数多くのパラメータによつて決
められる既定サイズ範囲の粒子を分析することが
できる。これらのパラメータを変えることによつ
て、本アナライザが動作するサイズ範囲も変える
ことができる。例えば2つの光ビーム26,28
の特定の交差角において測定体積38内の干渉面
82の間隔が決まる。2つの光ビーム26,28
の交差角を変えることによつて干渉面82の間隔
も変えることができる。異なるサイズの粒子に対
応するために変えることのできる他のパラメータ
には、音響駆動の周波数、電場のパルス長さ、空
間荷電空気とエーロゾル標本空気との流速によつ
て制御される粒子の滞留時間が含まれる。
複範囲、複チヤンバ・アナライザ 本発明の装置の一実例は複範囲の粒子サイズの
同時分析特性を含む。本発明の第1の、つまり大
形粒子部分202は第11図に示され、小形粒子
部分204は第12図に示される。第1の部分2
02は488ナノメータ(nm)の波長と100〜800ミ
リワツト(mW)の可変出力を有する単色光レー
ザー12を含む。光ビーム24は1対の鏡板20
6,208によつて音響−光学モジユレータ14
に反射され、該モジユレータは周波数を40MHzだ
けずらせた第2のビームを与える。つぎに2つの
ビームは鏡板210によつてダブプリズム
(dove prism)ビーム・スプリツタ212に反射
され、該スプリツタは各粒子サイズ範囲について
1対ずつの、2対のビームを発生する。標準キユ
ーブ(正六面体)又は誘電ビーム・スプリツタの
ような他の型式のビーム・スプリツタも本発明に
使用することが考えられている。
本実施例の第1の、つまり大形粒子部分202
の第1の対のビーム216,217は、頂点がビ
ーム対216,217の中心に配置された2重鏡
面プリズム214に入射される。2つのビーム2
16,218は反射されて別れて反対方向にそれ
ぞれ鏡板220,222に向つて進む。つぎにビ
ームは第2の対の鏡板224,226から第2の
2重鏡面プリズム228に反射される。第2の2
重鏡面プリズム228から反射されたビーム21
6,218は集結されて第1のリラクセーシヨ
ン・チヤンバ230の中で交差する。
大形粒子の測定では、ビーム216,218の
交差角は小さくて、この場合、約3゜である。2つ
のビーム216,218の交差角が小さいと、2
つのビームの間の散乱光を測定することが困難と
なり、従つてビーム216,218の進路にビー
ム・ストツプが置かれて、より大きな角度にて測
定される散乱光はレンズの対234,236によ
り集結され窓238を通して第1のフオトマルチ
プライヤ240に送られる。
第12図はこの複範囲実施例の第2部分、つま
り小形粒子部分204を示す。第2のビームの対
242,244をダブ・プリズム・ビームスプリ
ツタ212から受けて、前記と同様に鏡板246
で反射して2重鏡面プリズム248に当てる。1
対の鏡板250,252が第2の対のビーム24
2,244を比較的大きな角度、例えば40゜にて
集結して第2のリラクセーシヨン・チヤンバ25
4に送る。
測定体積の中の粒子によつて生ずる散乱光は第
2の対のレンズ256,258によつて集結され
て顕微鏡的対物レンズ260により集中されて窓
262を通して第2のフオトマルチプライヤ26
4に送られる。よつて、単一の光源で、2つの異
なるサイズ範囲の粒子を分析する2個のチヤンバ
から成るアナライザを駆動することができる。
異なる粒子サイズに対して光ビームの交差角を
変えなければならないだけでなく、リラクセーシ
ヨン・チヤンバ230,254の中の音響トラン
スジユーサ(図示せず)の周波数も異なる粒子サ
イズを処理しなければならない。よつて複範囲、
複チヤンバの実施例はリラクセーシヨンチヤンバ
230,254内の音響トランスジユーサを駆動
するための2つの周波数音響ドライバをも含む。
第13図は1kHzの周波数にて音響トランスジ
ユーサを駆動するのに用いられる音響ドライバを
示す。1kHzドライブは1対の10分の1回路26
8,270に給電する100kHz発振器266を含
む。信号は形式回路272、バツフア274およ
び帯域フイルタ276を通した後で大形粒子部分
202の第1の能動トランスジユーサに送られ
る。このようにして、第1の音響トランスジユー
サによつて正弦波形1kHz音場が発生される。
第14図は第13図の回路の1kHz部分の回路
図である。図示のように発振器266は10分の1
回路268,270に給電する。演算増幅器の形
をとる波形形成回路272はバツフア274に給
電し、ここから3段帯域フイルタ276に給電す
る。第15図に示す第2の音響ドライバは10分の
1回路280、波形形成回路282、そして増幅
器284に給電する240kHz発振器278を含む。
この音響ドライバは小形サイズの粒子のための第
2のリラクセーシヨン・チヤンバ254内の第2
の能動音響トランスジユーサを駆動する24kHz信
号を発生する。24kHzドライバ回路の回路図は第
16図に示される。
上記の複粒子サイズ範囲アナライザは直径0.2
〜20μの粒子サイズについて動作する。第11図
に示す大形粒子測定部分202は間隔約12.0μの
干渉縞を生じ、2.0〜20.0μのサイズ範囲の粒子を
分析することができる。本実施例の第2の部分2
04は間隔約1μの干渉縞を発生し、直径0.2〜
6.0μの範囲の粒子を分析することができる。この
ようにして2つのリラクセーシヨン・チヤンバお
よび単一レーザー光源を有する装置により広範囲
の粒子サイズを分析することができる。レーザー
光ビームは大形粒子のために第1の感知ビーム対
に分離され、小形粒子のための第2の感知ビーム
対に分離される。各感知ビームの対は集結されて
それぞれの周波数の音響場を有するそれぞれのリ
ラクセーシヨン・チヤンバの中に測定体積を形成
する。追加のチヤンバを形成するなどして本装置
が分析し得る粒子サイズの範囲を拡げるためにこ
の概念を応用することが予測される。特定粒子サ
イズの感度を上げるため、また本発明が動作する
サイズ範囲を増すために、本装置の感知パラメー
タを変えることも予測される。
複範囲、単一チヤンバ・アナライザ 第17図はビーム集中装置286の望ましい実
施例を示す。音響−光学モジユレータ14によつ
て発生された複数の分散光ビーム288が示され
る。ビーム290,292以外の全てのビームは
基板296の縁に取付けられた窓294によつて
阻止される。基板296上に鏡板300,302
と共に鏡面プリズム298が取付けられる。レン
ズ304は光ビーム290,292を集結して測
定体積306において交差させる。補足の鏡面プ
リズム308が穴310,312および軸受用V
形みぞと共に基板296に設けられる。それらの
意義は第18図により明らかにされる。
第18図は取外し自在の光学マウント316を
含むビーム集中装置286を示す。取外し自在の
光学マウント316発生は2つのビーム290,
292の交差角を変えるように配置される2つの
補足の鏡板318,320を含む。測定体積30
6の位置を変えることなく、干渉縞の間隔を変え
るように、取外し自在の光学マウント316を取
外して配置変えすることができる。
取外し自在の光学マウント316の正確な配置
変えは3点可動支持系によつて行われる。3本の
ねじ322,324,326がマウント316を
貫通し、各ねじの端に鋼製玉軸受(図示せず)が
取付けられる。第1の軸受は基板296にある軸
受穴310に入り、第2の軸受は回転方向の位置
変えのため同じ基板296にあるV形みぞ314
に入り、第3の軸受は基板296の上面に直接に
載る。取外し自在の光学マウント316は基板2
96のねじ穴312に、ばね負荷取付けボルト3
28によつてばね取付けされる。鏡板318,3
20を最初に整合させる前に、取外し自在マウン
ト316を基板296に平行に設定するのに3本
のねじ322,324,326が使用される。つ
ぎに、この最初の整合の後で移動を防ぐためにロ
ツクナツト330,332,334をそれぞれ締
める。
よつて、2つの光ビーム290,292の交差
角を変えることにより、本装置によつて分析する
ことのできる粒子サイズが変えられる。
当業者により改造および変更が提案されるであ
ろうが、当業への寄与の範囲に適正かつ合理的に
入るすべての変更および改造を本特許に含めるこ
とが本発明者の意図である。
以下前述のプログラム一覧表を記載する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の原理によるエーロゾル粒子電
荷・サイズ・アナライザの説明図、第2図は第1
図に示すアナライザのリラクセーシヨン・チヤン
バの断面図、第3図は測定体積を形成する、2つ
の光ビームの交差を示す第1図の部分の斜視図、
第4図は第3図の測定体積の部分切断された拡大
斜視図、第5図は第1図のアナライザと共に使用
する、本発明の原理による信号処理回路の機能ブ
ロツク図、第6図は第5図のミキサーを示す電気
回路図、第7図は第5図の信号プロセツサを示す
機能ブロツク図、第8A図および第8B図は第7
図の信号プロセツサを示す電気回路図、第9図は
第5図のサイズ・カウンタの電気回路図、第10
図は第5図の電荷カウンタの電気回路図、第11
図は本発明の実施例の大形粒子測定部分の説明
図、第12図は第11図に示す実施例の小形粒子
測定部分の説明図、第13図は第11図に示す実
施例に使用する音響トランスジユーサ駆動回路の
機能ブロツク図、第14図は第13図に示す音響
ドライブの電気回路図、第15図は第12図に示
す実施例と共に使用する音響トランスジユーサ・
ドライブの機能ブロツク図、第16図は第15図
に示す音響ドライブの電気回路図、第17図は本
発明の可変範囲型の実施例の光学系の平面図、第
18図は取外し自在の光学マウントを含む、第1
7図の光学系の平面図。 10……装置(アナライザ)、12……レーザ
ー、14……音響−光学モジユレータ(レーザ
ー・ドツプラー・ベロシメータ)、16……ビー
ム集中装置、18……リラクセーシヨン・チヤン
バ、20……散乱光集中装置、22……光検出
器、26,28……ビーム対、38……測定体
積、40,42……音響トランスジユーサ、4
4,46……電極素子、56……フオトマルチプ
ライヤ、84……ミキサー、86……信号プロセ
ツサ、88……サイズ・カウンタ、90……電荷
カウンタ、92……マイクロプロセツサ、96…
…マイクロコンピユータ、186……コンパレー
タ、230……リラクセーシヨン・チヤンバ、2
40……フオトマルチプライヤ、254……リラ
クセーシヨン・チヤンバ、264……フオトマル
チプライヤ、286……ビーム集中装置、306
……測定体積。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 粒子の電荷および空力粒度を決定する方法で
    あつて、 (a) 与えられた位置において方向付けられる第1
    の軸線上に音場を伝播し、 (b) 粒度および電荷が不定の粒子を運ぶ搬送気体
    流を駆動し、 (c) 前記粒子の運動と前記搬送気体流の運動との
    間に差異を生じさせるために、前記第1の軸線
    に直角に方向付けられる第2の軸線において、
    前記音場内に前記粒子搬送気体流を指向させ、 (d) 前記粒子の電荷および極性の関数である単方
    向ドリフト速度を前記粒子上に発生させるため
    に前記音場と同じ位置において指向性電場を伝
    播し、 (e) 前記粒子の電荷および空力粒度の尺度として
    前記差異および前記単方向ドリフト速度の量を
    求めるために、前記粒子を監視すること を含む決定方法。 2 前記段階(c)において位相差を生じ、前記段階
    (e)で位相差の量を求めることを含む、特許請求の
    範囲第1項に記載の方法。 3 前記段階(c)で振幅差を生じ、前記段階(e)で前
    記振幅差の量を求めることを含む、特許請求の範
    囲第1項に記載の方法。 4 前記音場が正弦波形である、特許請求の範囲
    第1項に記載の方法。 5 前記電場が交番極性の電気パルスにより伝播
    される、特許請求の範囲第1項に記載の方法。 6 前記段階(e)がさらに、 電磁波の干渉パターンを発生し、 前記干渉パターン内を動く粒子により周波数変
    調電磁波を散乱させるために、前記音場および前
    記電場の位置において前記干渉パターンを集中さ
    せ、 前記粒子により散乱される前記周波数変調電磁
    波を感知し、 前記感知する周波数変調電磁波を復調し、 前記復調電磁波を、前記音場を表わす基準信号
    と比較し、 前記粒子の運動と前記搬送気体流の運動との前
    記差異を定量化し、 前記粒子の前記単方向ドリフト速度を定量化す
    ること を含む、特許請求の範囲第1項に記載の方法。 7 前記干渉パターン内の各粒子について前記定
    量化される運動差異および前記定量化されるドリ
    フト速度を記憶し、 エーロソルの一試料につき前記運動差異の量お
    よび前記ドリフ速度の量をプロツトすること をさらに含む特許請求の範囲第6項に記載の方
    法。 8 懸濁液中の粒子の粒度と電荷を求める装置で
    あつて、 チヤンバを形成する装置であつて、該チヤンバ
    にレーザビームを導入し且つ前記粒子により散乱
    される光を該チヤンバから出すための窓を有する
    形成装置と、 測定すべき粒子を伴入する流体流を前記チヤン
    バ内に方向付ける装置と、 前記チヤンバ内に音場を発生する音響トランス
    ジユーサと、 前記チヤンバ内に電場を発生する、相互に対向
    する第1および第2の電極素子と、 前記窓を通してレーザ・ビームを投射し且つ粒
    子のサイズと電荷の関数である前記散乱光の放射
    線を検知するための、レーザー作動検知装置と を含む装置。 9 前記音響トランスジユーサを前記流体流に対
    して調整可能に取付けるための装置をさらに含
    む、特許請求の範囲第8項に記載の装置。 10 前記トランスジユーサに正弦波形の音場を
    発生させるために前記音響トランスジユーサに接
    続される装置をさらに含む、特許請求の範囲第8
    項に記載の方法。 11 前記第1および第2の電極素子にパルス型
    電場を発生させるために前記第1および第2の電
    極素子に接続される装置をさらに含む、特許請求
    の範囲第8項に記載の装置。 12 前記第1および第2の電極素子に接続され
    る前記装置が前記第1および第2の電極素子にパ
    ルス型交番電場を発生させる、特許請求の範囲第
    11項に記載の装置。 13 前記チヤンバ内の前記音場を監視するよう
    に取付けられる第2の音響トランスジユーサをさ
    らに含む、特許請求の範囲第8項に記載の装置。 14 前記第1および第2の電極素子が前記第1
    および第2の音響トランスジユーサのそれぞれの
    面を横切つて取付けられる、特許請求の範囲第1
    3項に記載の装置。 15 前記検知される散乱光の放射線から前記粒
    子のサイズを求める装置と、 前記検知される散乱光の放射線から前記粒子の
    電荷を求める装置と をさらに含む、特許請求の範囲第8項に記載の装
    置。 16 懸濁液中の複数の粒子の粒度と電荷の分布
    をプロツトする装置をさらに含む、特許請求の範
    囲第15項に記載の装置。 17 前記散乱光の放射線を検知する装置がフオ
    トマルチプライヤ・チユーブを含み、 前記粒子のサイズを決定する装置および前記粒
    子の電荷を決定する装置が、前記フオトマルチプ
    ライヤ・チユーブの出力に接続されるミキサー
    と、前記ミキサーからの信号を処理するように接
    続されるデモジユレータと、前記処理される信号
    を基準信号と比較するために前記デモジユレータ
    の出力に接続されるコンパレータと を含む特許請求の範囲第15項に記載の装置。 18 エーロソル試料中の複数の粒子の粒度と電
    荷を測定するための装置であつて、 分散する1対のビームを発生させるために接続
    される音響−光学モジユレータを含むレーザ・ド
    ツプラー・ベロシメータと、 前記分散するビームの対を集中して干渉面の測
    定体積を形成させるために取付けられるビーム集
    中装置と、 前記分散するビーム対が集中されるリラクセー
    シヨン・チヤクバと、 前記リラクセーシヨン・チヤンバを通して、前
    記干渉面にほぼ平行な前記エーロゾル試料の空気
    流を確立する装置と、 前記リラクセーシヨン・チヤンバ内で前記空気
    流を横切る音場を発生させるために接続される能
    動音響トランスジユーサと、 前記リラクセーシヨン・チヤンバ内の前記音場
    を監視して基準信号を発生させるために取付けら
    れる受動音響トランスジユーサと、 前記能動および受動音響トランスジユーサのそ
    れぞれを横切つて取付けられ且つ前記リラクセー
    シヨン・チヤンバ内に前記音場と同時にパルス型
    電場を発生させ、それにより前記測定体積内の前
    記エーロゾル試料中の粒子が前記音場および前記
    電場によつて動かされ、前記干渉面から光を散乱
    させるように設けられる第1および第2の電極素
    子と、 前記粒子の運動からの前記散乱光を集中させる
    装置と、 前記集中される散乱光を感知して電気信号を発
    生するように取付けられる光検出器と、 前記光検出器から前記電気信号を受けるために
    接続され且つ前記基準信号を受けるために前記受
    動音響トランスジユーサに接続される信号プロセ
    ツサと、 粒子粒度のデータを発生させるために前記信号
    プロセツサに接続される粒度カウンタと、 粒子電荷のデータを発生させるために前記信号
    プロセツサに接続される電荷カウンタと、 前記粒子粒度のデータおよび前記粒子電荷のデ
    ータを蓄積するためのプログラム制御装置とを含
    む測定装置。
JP61190383A 1985-08-13 1986-08-13 エ−ロゾル粒子の電荷、粒度分析方法および装置 Granted JPS63118634A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US765144 1985-08-13
US06/765,144 US4633714A (en) 1985-08-13 1985-08-13 Aerosol particle charge and size analyzer

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63118634A JPS63118634A (ja) 1988-05-23
JPH0346778B2 true JPH0346778B2 (ja) 1991-07-17

Family

ID=25072766

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61190383A Granted JPS63118634A (ja) 1985-08-13 1986-08-13 エ−ロゾル粒子の電荷、粒度分析方法および装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US4633714A (ja)
EP (1) EP0214769B1 (ja)
JP (1) JPS63118634A (ja)
CA (1) CA1282160C (ja)
DE (1) DE3685175D1 (ja)

Families Citing this family (37)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB8617568D0 (en) * 1986-07-18 1986-08-28 Clift R Measurement of size of particles entrained in gas
AU597442B2 (en) * 1986-09-30 1990-05-31 Colloidal Dynamics Pty. Ltd. Determination of particle size and electric charge
JPS63302342A (ja) * 1987-06-01 1988-12-09 Agency Of Ind Science & Technol 気体中の粒子の形状を測定する装置
US4948257A (en) * 1987-09-14 1990-08-14 Tsi Incorporated Laser optical measuring device and method for stabilizing fringe pattern spacing
SE8704255L (sv) * 1987-11-02 1989-05-03 Hans W Persson Akustisk metod foer maetning av egenskaper hos ett roerligt medium
EP0359681B1 (en) * 1988-09-15 1995-11-08 The Board Of Trustees Of The University Of Arkansas Characterization of particles by modulated dynamic light scattering
US5245290A (en) * 1989-02-27 1993-09-14 Matec Applied Sciences, Inc. Device for determining the size and charge of colloidal particles by measuring electroacoustic effect
JP2962819B2 (ja) * 1990-11-30 1999-10-12 キヤノン株式会社 変位測定装置
US5156802A (en) * 1991-03-15 1992-10-20 The Babcock & Wilcox Company Inspection of fuel particles with acoustics
US5383024A (en) * 1992-08-12 1995-01-17 Martin Marietta Energy Systems, Inc. Optical wet steam monitor
US5296910A (en) * 1992-10-05 1994-03-22 University Of Akransas Method and apparatus for particle analysis
JP2938327B2 (ja) * 1993-12-06 1999-08-23 シャープ株式会社 トナーの帯電量の測定装置
US5922976A (en) * 1995-10-12 1999-07-13 California Institute Of Technology Method of measuring aerosol particles using automated mobility-classified aerosol detector
JP3086873B2 (ja) * 1998-08-04 2000-09-11 工業技術院長 粒径分布測定方法及び装置
US6553849B1 (en) * 1998-10-28 2003-04-29 Dillon F. Scofield Electrodynamic particle size analyzer
US6094266A (en) * 1999-01-22 2000-07-25 Honeywell Inc. Detector for determining particle size distribution in an oscillating flow field
US6408704B1 (en) 1999-02-01 2002-06-25 Klaus Willeke Aerodynamic particle size analysis method and apparatus
IT1311771B1 (it) * 1999-02-24 2002-03-19 Giorgio Bergamini Misuratore perfezionato della portata di gas con gli ultrasuoni basato su specchi parabolici.
US7006682B1 (en) * 1999-09-09 2006-02-28 Nec Corporation Apparatus for monitoring particles and method of doing the same
US6281973B1 (en) * 1999-09-28 2001-08-28 Microtrac, Inc. Optical detection system and method for determining particle size distribution in an oscillating flow field
US6781118B2 (en) * 2001-01-17 2004-08-24 California Institute Of Technology Particle charge spectrometer
GB0216549D0 (en) * 2002-07-16 2002-08-28 Univ Brunel Method and system for measuring aerosol discharge
FR2842606B1 (fr) * 2002-07-18 2004-10-15 Univ Claude Bernard Lyon Procede et dispositif pour detecter la presence de charges en surface des particules d'un aerosol
US7342660B2 (en) * 2003-09-25 2008-03-11 Deka Products Limited Partnership Detection system and method for aerosol delivery
US7181952B2 (en) * 2003-12-11 2007-02-27 Fm Global Technologies, Llc Characterization of mist sprays using a phase-doppler particle analyzer and an iso-kinetic sampling probe
JP4871868B2 (ja) 2004-07-30 2012-02-08 バイオヴィジラント システムズ インコーポレイテッド 病原体および微粒子検出システム及び検出方法
JP5112312B2 (ja) 2005-07-15 2013-01-09 バイオヴィジラント システムズ インコーポレイテッド 病原体及び微粒子検出システム並びに検出法
WO2007016418A2 (en) * 2005-07-29 2007-02-08 The Regents Of The University Of California A method for online measurement of ultrafine aggregate surface area and volume distributions
US7782462B2 (en) * 2006-11-27 2010-08-24 Applied Nanotech Holdings, Inc. Sono-photonic gas sensor
US8628976B2 (en) 2007-12-03 2014-01-14 Azbil BioVigilant, Inc. Method for the detection of biologic particle contamination
DE102013202423A1 (de) * 2013-02-14 2014-08-14 Siemens Aktiengesellschaft Partikeldetektor und Verfahren zur Detektion von Partikeln
US11020057B2 (en) 2016-02-12 2021-06-01 Qualcomm Incorporated Ultrasound devices for estimating blood pressure and other cardiovascular properties
US10948625B2 (en) * 2016-09-27 2021-03-16 Halliburton Energy Services, Inc. Systems and methods for volume concentration determination with diffraction of electromagnetic radiation
RU2652662C1 (ru) * 2017-06-14 2018-04-28 федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Донской государственный технический университет", (ДГТУ) Устройство определения распределения взвешенных частиц по массе
RU2652654C1 (ru) * 2017-06-14 2018-04-28 федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Донской государственный технический университет", (ДГТУ) Способ определения распределения взвешенных частиц по массе
RU2763129C1 (ru) * 2021-06-02 2021-12-27 Федеральное государственное бюджетное учреждение "33 Центральный научно-исследовательский испытательный институт" Министерства обороны Российской Федерации Устройство для измерения удельного заряда частиц аэрозоля
EP4303561A1 (en) 2022-07-04 2024-01-10 ETH Zurich Device and method for the determination of the size and electric charge distribution of an ensemble of particles

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3208286A (en) * 1962-08-02 1965-09-28 Joseph D Richard Particle size analyzer
US3763428A (en) * 1971-11-26 1973-10-02 Varian Associates Simultaneous measurement of the size distribution of aerosol particles and the number of particles of each size in a flowing gaseous medium
DE3104878A1 (de) * 1981-02-11 1982-08-19 Natalija Georgievna Moskva Bulgakova Verfahren und einrichtung zur analyse disperser aerosolzusammensetzungen

Also Published As

Publication number Publication date
EP0214769B1 (en) 1992-05-06
US4633714A (en) 1987-01-06
EP0214769A3 (en) 1988-01-13
CA1282160C (en) 1991-03-26
DE3685175D1 (de) 1992-06-11
EP0214769A2 (en) 1987-03-18
JPS63118634A (ja) 1988-05-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0346778B2 (ja)
US5296910A (en) Method and apparatus for particle analysis
EP0702786B1 (en) Particle size and charge measurement in multi-component colloids
Bloomfield et al. [19] Quasi-elastic laser light scattering
Mazumder et al. SPART analyzer: its application to aerodynamic size distribution measurement
JPS6055776B2 (ja) 電気泳動移動度の測定装置
Tarr et al. Fundamental aerosol studies with an ultrasonic nebulizer
US10690625B2 (en) Measuring electrophoretic mobility
US7453569B2 (en) Method and apparatus for measuring particle motion using scattered radiation
Fuller et al. Microfabricated multi-frequency particle impedance characterization system
Smith et al. Apparatus and methods for laser Doppler electrophoresis
LILIENFELD et al. Development of a prototype fibrous aerosol monitor
US4101220A (en) Laser Doppler spectroscopy with smoothened spectra line shapes
JP2001159595A (ja) 振動する流動体内の粒径分布を決定する光検出装置と方法
GB2371362A (en) Monitoring apparatus and method for detecting particles in a gas stream using ionisation means and a SAW detector
US5627308A (en) Method and apparatus for measuring motion of a suspended particle or a suspending fluid
JP3260550B2 (ja) 微粒子分析装置
Vehrenkamp et al. Direct measurement of velocity correlation functions using the Erdmann-Gellert rate correlation technique
Hemstreet Velocity distribution on the Masuda panel
GB2590883A (en) Measuring electrophoretic mobility
Zhang et al. E-SPART analyzer for mars mission: A new approach in signal processing and sampling
JP2686358B2 (ja) 荷電粒子の帯電量分布・粒度測定装置
DiVito et al. Simultaneous analysis of particle size and electrostatic charge distribution of powder with high accuracy and precision, and its applications to electrostatic processes
JPS62297758A (ja) トナ−粒子の比電荷の測定方法及び装置
Srirama et al. Non-contact measurements of size and charge distributions of submicron particles using an ESPART analyzer

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees