JPH0346739A - プラズマx線発生装置 - Google Patents

プラズマx線発生装置

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JPH0346739A
JPH0346739A JP18036889A JP18036889A JPH0346739A JP H0346739 A JPH0346739 A JP H0346739A JP 18036889 A JP18036889 A JP 18036889A JP 18036889 A JP18036889 A JP 18036889A JP H0346739 A JPH0346739 A JP H0346739A
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JP
Japan
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plasma
ray
magnetic field
deflector
charged particle
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Application number
JP18036889A
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English (en)
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Yasuo Kato
加藤 靖夫
Isao Ochiai
落合 勲
Toshihiko Sato
俊彦 佐藤
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、パルス放電によって高温、高密度のプラズマ
を形成して軟X線を発生させるプラズマX線発生装置に
係り、特に微細な集積回路を作製するX線露光装置およ
びX線顕微鏡などに好適に用いられるプラズマX線発生
装置に関する。
〔従来の技術〕
放電によるピンチ効果を利用したプラズマX線源では、
高温で高密度に圧縮されたプラズマから。
X線のみならず高いエネルギを持った電子、イオンなど
の荷電粒子が放出される。これらの荷電粒子は、X線を
外部に取り出すために設けられているX線透過窓の薄い
ベリリウム膜に損傷を与え。
ベリリウム膜が破損されるという問題がしばしば発生し
た。この問題を解決するために2例えば特開昭60−1
50547号公報において提案されているごとく、プラ
ズマ絞りと、荷電粒子の偏向器とを組合せることによっ
て、プラズマ絞りの開孔部を通過する荷電粒子を偏向さ
せ、X線透過窓に加わる荷電粒子の衝撃的な圧力を排除
するプラズマX線発生装置が開示されている。しかし、
この従来技術において、X線透過窓に設けられているベ
リリウム膜に加わる荷電粒子の圧力による破損をある程
度緩和することはできるが、この種の荷電粒子の偏向器
を設けただけでは充分でなく。
荷電粒子の衝突によるベリリウム膜の劣化ならびに損傷
を被るというrjJ題があった。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述したごとく、従来技術においては、荷電粒子の衝突
によりプラズマX線透過膜が劣化し損傷を受けるという
問題があった。
本発明の目的は、プラズマX線源において、荷電粒子の
衝突によるX線透過膜の劣化ならびに損傷を受は難い構
造のプラズマX線発生装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記本発明の目的を達成するために、プラズマフォーカ
ス、ガスパフスピン千等の放電によるピンチ効果を利用
して、高温で高密度のプラズマを形成して軟X線を発生
するプラズマX線源を有するX線発生装置において、X
線透過窓の損傷を受ける原因が、エネルギの高いイオン
などの荷電粒子の衝突によることから、X線ビームの広
がりに応じて荷電粒子の偏向器内のm極の間隔を変化さ
せて、荷電粒子の偏向器の入口部に強い磁界を集中させ
、上記偏向器内の磁界の分布を入口側では強く出口側で
は弱くなるように構成し、荷電粒子偏向器の磁界(磁束
密度T・・・テスラ)と偏向路長(偏向空間の距離)の
積(cm” )の積分値を9例えば4T−0112以上
とすることにより、X線透過窓の劣化ならびに損傷を受
は難いプラズマX線発生装置を実現することができる。
〔作用〕
第2図に示すように、右手座標系のX方向に磁束密度B
の磁束が存在する空間を、 −z方向に速度Vで運動す
る質量m電荷qの荷電粒子が、距離ζだけ進んだときの
X方向に偏向される距離ξは。
次式で与えられる。
ζ ξ=f、 qBz/mvdz いま、Bが2に対して一定でB。とすれば。
ξ=(I B aζ”/2mv となる。
つぎに、荷電粒子偏向器の磁界が出口においてB、で、
出口からの距離2の一次関数として増加し、距離この入
口においてB□とするとき、2における磁束密度Bは。
B =B、+(B1−B、) z/こ となる。このとき。
ξ=q (B o + 2 B −)ζ” / 6 m
 vとなり、したがって偏向器の入口に強い磁界を形成
させることが、上式のξを大きくするのに効果的である
ことが分かる。ここで、B1=2B、とすると、ξは、
5/3倍になる。
プラズマX線源のような発散光源の場合には。
一定の面積を照射するX線ビームの幅は、プラズマX線
源に近づくほど、距離に比例して狭くなるために、必要
な立体角と干渉しないように磁極の間隔を減少させて、
プラズマX線源に近い位置に強い磁界を形成することが
できる。本発明のプラズマX線発生装置では、このよう
に荷電粒子偏向器内における磁界の分布が入口側で強く
なるような構造を採用することにより、荷電粒子の偏向
性能を向上させ、X線透過窓に設けられているベリリウ
ム膜に損傷を与えるエネルギの高いイオンなどの荷電粒
子を短い偏向距離内で除くことができるヶこのため、プ
ラズマX線源とX線透過窓、ひいては露光対象物との距
離を短縮することができ。
X線照度を著しく増加させることが可能となる。
〔実施例〕
以下に本発明の一実施例を挙げ7図面に基づいてさらに
詳細に説明する。第1図は2本発明の一例であるプラズ
マフォーカスX線発生装置の構造を示す断面図である。
図において、内側電極1と外側電極2は、絶縁物3で絶
縁されて同軸状に配置され、放電容器4内に収納されて
いる。放電容器4にはネオンなどが260 Paの圧力
に充填されている。内側電極1と外側電極2の画電極に
は。
充電されたコンデンサ(図示せず)が1通常のプラズマ
フォーカスの極性とは反対に内側電極1が陰極となるよ
うにスイッチ(図示せず)を介して画電極の端子5a、
5b間に接続されている。スイッチがトリガされると両
電極間に電圧が印加され。
絶縁物3の表面では沿面放電が起りプラズマが発生する
。プラズマのシートは、ローレンツ力を受けて電極の間
の空間を電極の先端に向かって運動し、先端を過ぎると
圧縮され、ピンチ効果によって高温、高密度のプラズマ
6となってX線が放射される。X線は、放電容!4の下
部に設けられたX線透過窓のベリリウム膜7から外部に
放射される。プラズマX線源は、放電容器4の軸方向か
らが最も小さく見え、解像度の点からこの位置にX線透
過窓のベリリウム膜7を設けることが好ましい。ところ
が、ピンチしたプラズマからは、エネルギの高い荷電粒
子が軸の方向に放出され、この荷電粒子の流れが軸上に
設けられている薄いベリリウムの膜に損傷を与えること
になる。
本実施例では、放電容器4中のX線の光路上に。
荷電粒子を偏向させる。サマリウム・コバルトなどを含
む強い永久磁石8a、8bで構成された荷電粒子偏向器
10を設け、永久磁石8a、8bの磁極の間隔をX線ビ
ームの広がりに応じて変え、荷電粒子偏向器10の入口
側では強い磁界を形成し。
磁束密度(T・・・テスラ)と偏向距離の積(cta”
 )の積分値を4T−0112以上の値とすることによ
ってX線透過窓のベリリウム膜7が受ける損傷を。
ベリリウム膜の寿命が左右されない水準にまで低減させ
ることができた。4 T−cm”という積分値は、荷電
粒子偏向器10によって除去できるイオンのエネルギに
対応しており2例えばX線透過窓の寸法を調整して偏向
距離ξ=1cmとすると、イオンのエネルギは2 ke
Vになる。
第3図は2本発明のプラズマX線発生装置の荷電粒子偏
向器の磁束密度(T)の分布を示すグラフaと、従来技
術における荷電粒子偏向器の磁束密度(T)の分布を示
すグラフbとを比較して示したものである1図において
2本発明の荷電粒子偏向器における磁束密度(T)の分
布を示すグラフaは、永久磁石8a、8bの磁極間に、
X線ビームの広がりに合わせて間隔が変わるポールピー
ス9a、9bを挟んで傾斜磁極を構成し、上記aに示す
磁束密度(T)の分布を実現した。その結果。
X線透過窓に厚さ13μmのベリリウム膜を用い。
4万回以上の放電を行っても、従来技術であるしの場合
に認められたベリリウム膜の表面の変色あるいは汚物の
付着などが起こらなくなり、プラズマX線源の強度およ
び寿命を顕著に向上させることができた。
〔発明の効果〕
以上詳細に説明したごとく本発明のプラズマX線発生装
置によれば、放電によるピンチ効果を利用したプラズマ
X線源において、プラズマ放電容器内に磁界による荷電
粒子の偏向器を設け、上記偏向器内の磁極の間隔をX線
ビームの広がりに応じて変化させ、荷電粒子偏向器の入
口側に強い磁界を集中させることにより、荷電粒子の偏
向性能を顕著に増強させることができ、したがってX線
透過窓のベリリウム膜に生じる劣化ならびに損傷を著し
く低減させることができる。その結果、より薄いベリリ
ウム膜を使用することが可能となって、X線源の強度、
寿命および信頼性を一段と向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例において例示したプラズマフォ
ーカスX線発生装置の構造を示す断面図。 第2図は本発明の実施例におけるプラズマフォーカスX
線発生装置の荷電粒子偏向器に入射した荷電粒子の軌跡
を示す説明図、第3図は本発明の実施例におけるプラズ
マフォーカスX線発生装置の荷電粒子偏向器内の磁束密
度分布を示すグラフである。 1・・・内側電極     2・・・外側電極3・・・
絶縁物      4・・・放電容器5a、 5b・・
・電極の端子 6・・・高温、高密度のプラズマ 7・・・X線透過窓のベリリウム膜 8a、 8b・・・永久磁石  9a、 9b・・・ポ
ールピース10・・・荷電粒子偏向器

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、気密の容器内で、放電によるピンチ効果を利用して
    高温で高密度のプラズマを形成してX線を発生させるプ
    ラズマX線源と、上記X線を外部に取り出すX線透過窓
    を有するプラズマX線発生装置において、上記プラズマ
    X線源とX線透過窓との間に、上記プラズマX線源から
    放出される荷電粒子を磁界によって偏向させる荷電粒子
    偏向器を設け、該偏向器内における磁界の分布を偏向器
    の入口側では強く、出口側では弱く印加するように構成
    したことを特徴とするプラズマX線発生装置。 2、請求の範囲第1項に記載のプラズマX線発生装置に
    おいて、荷電粒子偏向器内に形成する磁界の分布を、プ
    ラズマX線源から発生されるX線ビームの広がりに応じ
    て磁極の間隔を変化させることにより磁界の分布を調整
    する手段を設けたことを特徴とするプラズマX線発生装
    置。 3、請求の範囲第1項または第2項に記載のプラズマX
    線発生装置において、荷電粒子偏向器内の磁極間に、プ
    ラズマX線源から発生されるX線ビームの広がりに応じ
    て、上記磁極間の間隔を変化させるポールピース材を挟
    んで傾斜磁極を構成し、荷電粒子の偏向性能を増強させ
    る構造としたことを特徴とするプラズマX線発生装置。 4、請求の範囲第1項、第2項または第3項に記載のプ
    ラズマX線発生装置は、不活性ガスを充填した気密の容
    器内において、同軸状に配置した一対の円筒状電極に、
    パルス状高電圧を印加して放電させるプラズマX線源を
    設け、該X線源とX線透過窓の間に設ける荷電粒子偏向
    器は、該偏向器内の磁束密度(T・・・テスラ)と偏向
    空間の距離の積(cm^2)の積分値を、4T・cm^
    2以上に設定したことを特徴とするプラズマX線発生装
    置。
JP18036889A 1989-07-14 1989-07-14 プラズマx線発生装置 Pending JPH0346739A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009513920A (ja) * 2005-10-28 2009-04-02 レール・リキード−ソシエテ・アノニム・プール・レテュード・エ・レクスプロワタシオン・デ・プロセデ・ジョルジュ・クロード 低NOx燃焼のための方法および装置

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JP2009513920A (ja) * 2005-10-28 2009-04-02 レール・リキード−ソシエテ・アノニム・プール・レテュード・エ・レクスプロワタシオン・デ・プロセデ・ジョルジュ・クロード 低NOx燃焼のための方法および装置

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