JPH0346167B2 - - Google Patents

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JPH0346167B2
JPH0346167B2 JP2355984A JP2355984A JPH0346167B2 JP H0346167 B2 JPH0346167 B2 JP H0346167B2 JP 2355984 A JP2355984 A JP 2355984A JP 2355984 A JP2355984 A JP 2355984A JP H0346167 B2 JPH0346167 B2 JP H0346167B2
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JP
Japan
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pipe
water
slurry
limestone
powdered
Prior art date
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Expired
Application number
JP2355984A
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English (en)
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JPS60168522A (ja
Inventor
Michio Miura
Shinji Morita
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sasakura Engineering Co Ltd
Original Assignee
Sasakura Engineering Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sasakura Engineering Co Ltd filed Critical Sasakura Engineering Co Ltd
Priority to JP2355984A priority Critical patent/JPS60168522A/ja
Publication of JPS60168522A publication Critical patent/JPS60168522A/ja
Publication of JPH0346167B2 publication Critical patent/JPH0346167B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 海水から蒸発法によつて得られた蒸留水は
TDS及び溶存酸素濃度が低く、一般にhungry
water(飢えた水)といわれ、そのまま上水道に
給水すると配管の酸化被膜の生成が妨げられ、腐
食は進行する。またミネラル成分を殆んど含んで
いないことなどから飲料水としては味覚に乏しい
ものであつた。
これを改善するため、蒸留水に炭酸カルシウム
または消石灰等と炭酸ガスを添加することにより
蒸留水の硬度を増す方式が後処理として一般に採
用されている。たとえば3〜13mm程度の比較的粒
径の大きい石灰石を充填した固定床に炭酸ガスを
吸収した蒸留水を通している。この場合は、 CaCO3+H2O+CO2→Ca(CO32 上記反応式に従つて石灰石は溶解して炭酸水素
カルシウムを生成し、蒸留水はカルシムウ塩を含
有するに至る。
ここに使用する石灰石固定床は、通常は投入口
のある密閉容器を使用し、上部の投入口を開いて
上述のような比較的径の大きい石灰石粒を装入
し、密閉したのち炭酸ガスを含む蒸留水をポンプ
で圧送し、石灰石層を通過してカルシウム塩を含
有する製造水として取出したのち所要固所に導水
している。
石灰石は徐々に溶けて体積が減少するから補充
しなければならず、その都度運転を中止して投入
口を開放して装入し、蓋を閉じたのち運転再開と
なるが、投入口の開閉、石灰石の投入、運転停止
再開などの作業は煩雑となり、石灰石の溶解は断
続的となる。この厄介な作業を避けるため空気輸
送による装入も考えられるが、バツクフイルター
装置や大型ブロアーが必要となり、コスト、設備
費、動力費などが嵩むばかりでなく、水の充満し
た系内に空気輸送によつて固形分を送給すること
は、プロセツ中に多量の空気を導入することとな
り好ましくないので、やはり一旦装置を停止して
大気開放状態にしてからしか補充できない不便さ
が残り適当でない。
本発明は上記に鑑み、塩水淡水化装置の淡水の
後処理に際して石灰石の溶解を促進しかつ従来の
煩雑な作業を排して能率を向上させ、淡水の硬度
は増加し水道水として好適な水質を維持させるこ
とを目的としてなされたものであり、粉粒状薬品
を充填した密閉容器に溶媒を通して該粉粒状薬品
を溶解させる溶解方法において、溶解減量した該
粉粒状薬品の補充のため、大気開放のタンク該粉
粒状薬品と搬送液とを供給し、外部より撹拌する
ことなく該搬送液でスラリーを形成しながら該タ
ンク下部からポンプにて該スラリーを吸引して該
密閉容器に送給するようにしたことを特徴とする
粉粒状薬品溶解方法を要旨とするものである。以
下その実施例と添付の図面を参照して説明する。
第1図において、例えば海水淡水化蒸発装置は
海水導入管1、酸注入装置2、大気圧を保つ炭酸
素装置3、真空脱気器4、蒸発装置5、抽気装置
6等から形成されており、導入管1からの海水
は、酸注入装置2より注入された硫酸などによつ
て海水中の炭酸成分が分解して炭酸ガスを発生
し、この炭酸ガスは脱炭酸装置3において下部の
フアン7によつて導入される空気に伴つて大気へ
排出される。脱炭酸後の海水は真空脱気器4に噴
出し、ここで発生する残留炭酸ガス、酸素、窒素
等の不凝縮性ガスは管8を経て抽気装置6によつ
て吸引される。次いで海水は蒸発装置5に入り高
温に加熱され蒸発する。ここで得られた蒸留水は
管9より取出され、濃縮水は管10より排出さ
れ、不凝縮性ガスは管11により抽気装置4に吸
引される。
抽気装置6で吸引された炭酸ガス、酸素、窒素
等の不凝縮性ガスは管12を通り水封式圧縮機1
3に入る。前記蒸発器の蒸留水は管9、ポンプ1
4、管19、管15を経て水封式圧縮機13に導
入され炭酸ガスを吸収して分離器16に至る。こ
こで炭酸ガスを溶解した蒸留水は管17を通り、
また分離した炭酸ガスは管18を経て管19を流
れる蒸留水に混合、吸収され、合流して管20よ
り石灰石充填密閉容器21に入る。
石灰石充填密閉容器21には粒径役1〜4mm程
度の粉粒状石灰石粒23が粗大径の石塊22上に
充填されており、下部より溶媒となる前記炭酸ガ
ス含有蒸留水が管20によつて導入されて石灰石
粒間を通過し、これを溶かして炭酸水素カルシウ
ムを生成し、蒸留水は硬度を増し安定した製造水
となつて管24から取出される。
石灰石充填密閉容器21では石灰石粒23が
徐々に溶けてその量が減るので補充しなければな
らない。この補充は次の方法で行う。即ち上部に
計軽量ホツパー25及びフイダーを備え、更に下
部はコーン状とした大気開放のタンク26を有
し、コーン内には管19より分岐した管27に連
絡して搬送液となる蒸留水がバルブを介して流入
する噴出管28が設けられ、下部はポンプ29、
スラリー輸送管30を経て密閉容器21に連絡
し、タンク26内に落下した細かい石灰石粒は、
外部より撹拌機等で撹拌することなく、蒸留水の
噴流によつて流動されスラリー状を保つ。このス
ラリーはポンプ29によつて吸引され、スラリー
輸送管30を通りバルブを経て密閉容器21に供
給され、該容器内で炭酸ガス含有蒸留水によつて
溶解する。
なお、タンク26にはオーバーフロー装置3
1、ストレーナー32、循環管路33等を設けれ
ば、浮上する塵などが除去でき、石灰石粒の清浄
に役立つ。装入する石灰石粒の品質がよく異物を
含まない場合はオーバーフローの必要はなく、タ
ンク26内の水位を低く保つて運転することもで
きる。密閉容器21の底部に設けた管34,35
は洗浄用配管である。
海水淡水化装置の一種である逆浸透圧装置によ
つて得られる透過水は一般に蒸発装置の蒸留水に
較べてTDSは高いが矢張り後処理が必要であり、
この場合も石灰石粒をスラリー輸送する方式が好
ましい。ただし透過水は膜の特性上炭酸成分を含
むので、石灰石充填密閉容器に導入する溶媒とな
る透過水には上記実施例と異なり炭酸ガスの吸収
を省略することもできる。
本発明は粉粒状薬品を充填した密閉容器に溶媒
を通して該粉粒状薬品を溶解させる溶解方法にお
いて、溶解減量した該粉粒状薬品の補充のため、
大気開放のタンクに該粉粒状薬品と搬送液とを供
給し、外部より撹拌することなく該搬送液でスラ
リーを形成しながら該タンク下部からポンプにて
該スラリーを吸引して該密閉容器に送給するよう
にしたことを特徴とする粉粒状薬品溶解方法であ
るから、例えば、従来の塩水淡水化装置生成淡水
後処理に採用されている石灰石固定床への石灰石
粒の補充作業に見られる石灰石投入口の開放作
業、投入後の密閉作業等の煩雑な工程は一切不要
となり、石灰石スラリーの輸送は単にポンプの作
動及びバルブの開閉で実施でき省力に効果がある
と粒ともに作業時間を短縮できる。しかもスラリ
ータンク内のスラリーは外部より撹拌することな
く搬送液でスラリー状を保たせたから、従来の撹
拌機等を用いた外部撹拌に比べて装置は単純化さ
れ、また粉粒状薬品をスラリーとして密閉容器に
充填し溶媒を通して連続的に溶解させたから、充
填、溶解は中断することなく実施でき、この方法
によれば、塩水淡水化の後処理において所謂
hungry waterにCa塩を含有させ硬度を増した淡
水を連続的に取得でき、能率は向上する。
またスラリータンクへの粉粒状薬品の投入は、
該タンクは大気開放であるため作業は容易となる
とともに、粉粒体薬品スラリーを連続的に溶解さ
せる容器は密閉型としたから、ここに圧入される
溶媒は溶解度を増して効率的となり、更に次工程
へ圧力を保つたまま送出されるため、合理的なプ
ロセスとなるなど、その効果は大である。
なお、この粉粒状薬品の汚れの状態によつては
薬品補充後すすぎを行なう必要のある場合がある
ため、必ずしも補充しながら連続的に溶解するこ
とがあらゆる場合に可能というわけでばないが、
すすぎをするにしても溶解後の液を一時的に排出
すればよいわけであるから本溶解方法の特徴を著
しくそこなうわけではない。
上記の実施例は淡水化装置の後処理装置の場合
について説明したが、本願発明は単にこの用途の
みに使用されるものではなく特許請求の範囲に示
したとおり、粉粒状薬品の溶解に際して一般的に
適用できるものであることはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例におけるフローシー
トである。 1……海水導入管、2……酸注入装置、3……
脱炭酸装置、4……真空脱気器、5……蒸発装
置、6……抽気装置、9……蒸留水取出管、10
……濃縮水排出管、13……水封式圧縮機、14
……蒸留水ポンプ、16……分離器、21……石
灰石充填密閉容器、22……石塊、23……石灰
石粒、24……製造水取出管、25……軽量ホツ
パー、26……タンク、28……蒸留水噴出管、
30……スラリー輸送管、31……オーバーフロ
ー装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 粉粒状薬品を充填した密閉容器に溶媒を通し
    て該粉粒状薬品を溶解させる溶解方法において、
    溶解減量した該粉粒状薬品の補充のため、大気開
    放のタンクに該粉粒状薬品と搬送液とを供給し、
    外部より撹拌することなく該搬送液でスラリーを
    形成しながら該タンク下部からポンプにて該スラ
    リーを吸引して該密閉容器に送給するようにした
    ことを特徴とする粉粒状薬品溶解方法。
JP2355984A 1984-02-10 1984-02-10 粉粒体薬品溶解方法 Granted JPS60168522A (ja)

Priority Applications (1)

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JP2355984A JPS60168522A (ja) 1984-02-10 1984-02-10 粉粒体薬品溶解方法

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JP2355984A JPS60168522A (ja) 1984-02-10 1984-02-10 粉粒体薬品溶解方法

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JPS60168522A JPS60168522A (ja) 1985-09-02
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