JPH0346075Y2 - - Google Patents

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JPH0346075Y2
JPH0346075Y2 JP14074286U JP14074286U JPH0346075Y2 JP H0346075 Y2 JPH0346075 Y2 JP H0346075Y2 JP 14074286 U JP14074286 U JP 14074286U JP 14074286 U JP14074286 U JP 14074286U JP H0346075 Y2 JPH0346075 Y2 JP H0346075Y2
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JP
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tank
anaerobic
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section
flows
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JP14074286U
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JPS6345894U (ja
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  • Sewage (AREA)
  • Purification Treatments By Anaerobic Or Anaerobic And Aerobic Bacteria Or Animals (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [技術分野] 本考案は、厨芥汚水を処理するための小型の厨
芥汚水処理槽に関する。
[背景技術] 厨芥汚水処理槽は厨芥という新しい対象物を処
理対象としているので、従来厨芥専用の汚水処理
槽はなかつた。また一般家庭用の小型汚水処理槽
(浄化槽や雑排水処理槽など)はその規模が小さ
いことやコスト面から1次処理部分が単室となつ
ており、この従来の小型汚水処理槽を厨芥汚水処
理槽として利用した場合、台所の厨芥や排水は湯
などの温度の高いものや冷水が混入することは当
然であり、結果的に処理槽の水温と異なるため1
次処理部分において槽内をむやみに攪拌すること
となり、処理効率を低下させるという問題があつ
た。
[考案の目的] 本考案は、上記の点に鑑みて考案したものであ
つて、その目的とするところは、嫌気性処理が効
率的におこなえ、しかも高温の排水や低温の排水
が流れても高温の排水や低温の排水による影響範
囲を極力少なくして結果的に全体として高い処理
効率が得られる厨芥汚水処理槽を提供するにあ
る。
[考案の開示] 本考案の厨芥汚水処理槽は、槽体1内に厨芥汚
水が流入する第1嫌気性床槽部2と、第1嫌気
性床槽部2からの汚水が流入する第2嫌気性
床槽部3と、第2嫌気性床槽部3から汚水が流
入する生物ばつ気処理槽部4とを設けて成るもの
であつて、このような構成を採用することで、上
記した本考案の目的を達成したものである。すな
わち本考案にあつては、嫌気性床槽部を第1嫌
気性床槽部2と第2嫌気性床槽部3とに分割
することで、第1嫌気性床槽部2と第2嫌気性
床槽部3との2段階で嫌気性処理ができ、さら
に高温の排水や低温の排水が流れても高温の排水
の影響を第1嫌気性床槽部2のみで留どめて、
第2嫌気性床槽部3以降の機能が高温の排水や
低温の排水に影響されず安定するようにできたも
のである。
以下本考案を実施例により詳述する。添付図面
には家庭用として用いる本考案に係る厨芥汚水処
理槽が示してあり、この厨芥汚水処理槽は小型の
槽体1内に厨芥汚水が流入する第1嫌気性床槽
部2と、第1嫌気性床槽部2からの汚水が流入
する第2嫌気性床槽部3と、第2嫌気性床槽
部3から汚水が流入する生物ばつ気処理槽部4
と、生物ばつ気処理槽部4から汚水が流入する沈
澱槽部5と、沈澱槽部5からの上澄み液が流れる
消毒槽部6とを設けて構成してある。添付図面に
おいて7は流入口であつて槽体1の一側の上部に
設けてあつて、流入口7から台所の厨芥汚水が槽
体1内の第1嫌気性床槽部2内に流入するよう
になつている。第1嫌気性床槽部2と第2嫌気
性床槽部3とは第1仕切り8により仕切つてあ
り、この第1仕切り8に沿つて設けた第1移流管
9の下部開口から流入した汚水が第1移流管9の
上部から第2嫌気性床槽部3内に流入するよう
になつている。第2嫌気性床槽部3と生物ばつ
気処理槽部4とは第2仕切り10により仕切つて
あり、この第2仕切り10に沿つて設けた第2移
流管11の下部開口から流入した汚水が第2移流
管11の上部から生物ばつ気処理槽部4内に流入
するようになつている。生物ばつ気処理槽部4と
沈澱槽部5とは第3仕切り12により仕切つてあ
り、この仕切り12の下方に生物ばつ気処理槽部
4から沈澱槽部5へ汚水が流れる連通口13が設
けてある。また沈澱槽部5の上澄み液は流入管1
4により消毒槽部6内に流れ、排出口15から外
部に排出されるようになつている。生物ばつ気処
理槽部4として添付図面には接触ばつ気の例が示
してある。すなわち添付図面において16は散気
管、17は接触板である。なお生物ばつ気処理槽
部4としては、接触ばつ気方式以外に回転接触ば
つ気方式、活性汚泥方式であつてもよいものであ
る。また第1嫌気性床槽部2内には第1材1
8が配設してあり、第2嫌気性床槽部3内には
第2材19が配設してある。しかして台所の厨
芥汚水は流入口7から第1嫌気性床槽部2に流
入してここで嫌気性前処理がおこなわれ、更に第
2嫌気性床槽部3で第2段階目の嫌気性処理が
なされ、ついで生物ばつ気処理槽部4で生物ばつ
気処理がなされ、更に沈澱槽部5で沈澱処理がな
され、上澄み液が消毒槽部6に流入してここで消
毒されて排出口15から外部に排出されるもので
ある。また厨芥排水が高温あるいは冷水の場合で
は第1嫌気性床槽部2において影響があるのみ
で、第2嫌気性床槽部3以降の処理に影響がな
いものである。なお第1嫌気性床槽部2内にお
ける第1材18のしめる割合、第2嫌気性床
槽部3内における第2材19のしめる割合、生
物ばつ気処理槽部4内における接触板17のよう
な材のしめる割合はそれぞれ材18よりも第
2材19、第2材9よりも接触板17のよう
な材という順序で後にいくほど大きくなつてい
るものである。これは後にいくほど厨芥排水中の
高温水、冷水、あるいは固形分の影響を受けない
ため材のしめる割合を大きくとつて効率よく処
理できるようにするためである。つまり第1嫌気
性床槽部2は沈澱分離機能及び嫌気性の予備処
理機能が要求されるため第1材8の充填率を高
くする必要がない。また第2嫌気性床槽部3以
降は第1嫌気性床槽部2に比較して高い充填率
でないと効果が望めないものである。
[考案の効果] 本考案にあつては、叙述のように槽体内に厨芥
汚水が流入する第1嫌気性床槽部と、第1嫌気
性床槽部からの汚水が流入する第2嫌気性床
槽部と、第2嫌気性床槽部から汚水が流入する
生物ばつ気処理槽部とを設けてあるので、第1嫌
気性床槽部と第2嫌気性床槽部とで2段階で
嫌気性処理ができて、効率的な嫌気性処理がで
き、さらに高温あるいは低温の排水が流れても高
温あるいは低温の排水の影響を第1嫌気性床槽
部のみで留どめて、第2嫌気性床槽部以降の機
能が高温の排水に影響されず安定するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の概略断面図であつ
て、1は槽体、2は第1嫌気性床槽部、3は第
2嫌気性床槽部、4は生物ばつ気処理槽部であ
る。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 槽体内に厨芥汚水が流入する第1嫌気性床
    槽部と、第1嫌気性床槽部からの汚水が流入
    する第2嫌気性床槽部と、第2嫌気性床槽
    部から汚水が流入する生物ばつ気処理槽部とを
    設けて成る厨芥汚水処理槽。 (2) 第1嫌気性床槽部に充填した材の充填率
    を低く、第1嫌気性床槽部以降に充填した
    材の充填率を高くして成る実用新案登録請求の
    範囲第1項記載の厨芥汚水処理槽。
JP14074286U 1986-09-13 1986-09-13 Expired JPH0346075Y2 (ja)

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JP14074286U JPH0346075Y2 (ja) 1986-09-13 1986-09-13

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JP14074286U JPH0346075Y2 (ja) 1986-09-13 1986-09-13

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Publication Number Publication Date
JPS6345894U JPS6345894U (ja) 1988-03-28
JPH0346075Y2 true JPH0346075Y2 (ja) 1991-09-27

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