JPH0345770Y2 - - Google Patents

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JPH0345770Y2
JPH0345770Y2 JP1985101293U JP10129385U JPH0345770Y2 JP H0345770 Y2 JPH0345770 Y2 JP H0345770Y2 JP 1985101293 U JP1985101293 U JP 1985101293U JP 10129385 U JP10129385 U JP 10129385U JP H0345770 Y2 JPH0345770 Y2 JP H0345770Y2
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die
resin
casing
cutting
pellets
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  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 この考案は、押出機のヘツドに装着されたダイ
スから線状に成型されて押出された樹脂を切断し
て樹脂ペレツト製造する樹脂ペレツト製造装置に
関する。
(ロ) 従来技術 従来、上述例の樹脂ペレツト製造装置として
は、空中カツト方式と水中カツト方式がある。
すなわち、この樹脂ペレツト製造装置の空中カ
ツト方式では、シリンダ、スクリユ等を備えた押
出機先端のヘツド前面に、ダイスを装着し、この
ダイスの前面にケーシングを配設すると共に、カ
ツタホルダに取付けたカツタ刃をダイス前面の型
孔の開口端に対設し、ケーシング内をその下方か
ら上方に向けて供給される強制空冷用エアの雰囲
気中において、上述のダイスから線状に成形され
て押出された樹脂を切断して、樹脂ペレツトを製
造すべく構成している。
しかし、この従来装置においては次の如き問題
点があつた。
例えば、溶融合成樹脂の中にFRP等を混入し
て強度の大なる成形品のぺレツトを得る場合、ダ
イスから高温で押出し処理しなければならず、強
制空冷用エアのみではペレツト切断後の冷却効果
が不充分であつて、冷却に時間がかかるばかりで
なく、切断後の樹脂ペレツト相互が団子状にくつ
ついて不良ペレツトが多数発生する問題点があつ
た。
また水中カツト方式を用いると、常時大量の水
を流通しなければならないので不経済であり、し
かも上述のダイスが過冷されるため、ノズルに溶
融樹脂が詰る等の問題点を有していた。
(ハ) 考案の目的 この考案は、ダイスを過冷することなく、切断
後のペレツトを急冷することができて、不良ペレ
ツトの発生を防止することができる樹脂ペレツト
製造装置の提供を目的とする。
(ニ) 考案の構成 この考案は、ダイスの型孔から押出される線状
樹脂を、ケーシング内を流通する強制空冷用エア
中で切断する切断装置を備えた樹脂ペレツト製造
装置であつて、上記ケーシングの切断部前位に下
部ケーシングを取付け、上記下部ケーシングの所
定部にベンチユリ部を配設すると共に、上記ベン
チユリ部に所定温度の熱湯を供給するノズルが配
設され、上記熱湯がベンチユリ部で霧化された後
に、所定温度に降熱して切断部に到達するように
上記切断装置とベンチユリ部との離間距離を設定
し樹脂ペレツト製造装置であることを特徴とす
る。
(ホ) 考案の効果 この考案によれば、上述のケーシングにおける
切断部前位にノズルを配設しているので、このノ
ズルからの所定温度の熱湯をベンチユリ部で霧化
状にして噴出することができ、この霧化状となつ
た熱湯は強制空冷用エアにのつて流動すると共
に、所定温度に降熱した状態で樹脂ペレツトを冷
却するので、強制空冷用エアと霧化状温水との相
乗効果により、切断後のペレツトを急冷して不良
ペレツトの発生を防止することができる効果があ
る。
またダイスと接触する際の熱湯は、所定低温で
かつ霧化状であるため従来の水中カツト方式と比
較してダイスを過冷する懸念はなく、しかも少量
の水ですみ、水冷式に比べて大変経済的となる。
さらに、冷却構造として、ノズルや流体通路を
カツタやその回転部材、或いはダイス等に形成す
る必要がなく、簡単な構造でありながら、目的の
冷却効果を充分得ることができ、安価に製作でき
る。
(ヘ) 考案の実施例 この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳述
する。
図面は樹脂ペレツト製造装置を示し、第1図に
おいて、内部にシリンダ、スクリユ等(図示せ
ず)を備えた押出機1の先端にはヘツド2を配設
し、このヘツド2の前面にダイス3を着脱可能に
取付けている。
このダイス3の前端には溶融合成樹脂流路4に
連通する多数(第1図では図示の便宜上4つのみ
を示す)の型孔5…を穿設し、樹脂を線状に成形
すべく構成している。
また、上述のダイス3の前面には、上下端を開
放したケーシング6を着脱可能に取付けている。
そして前述のダイス3の前端中央に螺設した固
定軸7を、上述のケーシング6内を通して、さら
に前方(図面上、左右)へ突出し、この固定軸7
の前方軸端部にブロツク8を着脱可能に配設して
いる。
この固定軸7にはメタル9,9を介して流体モ
ータ10を配設している。
上述の流体モータ10は、メタル9上に配設し
たロータ11と、このロータ11の複数のベーン
溝内に配置した複数のベーン12…と、流体の流
入口13および流出口14を有するシリンダ15
と、側蓋16,17を備え、単一のハウジング1
8で囲繞すると共に、複数本のセツトボルト19
…を用いて前述のケーシング6の前面に着脱可能
に取付けている。
このように構成した流体モータ10におけるロ
ータ11には、回転切断装置20を取付けてい
る。
この回転切断装置20は、前述のダイス3の型
孔5…から押出される線状樹脂をA(第2図参照)
切断するための装置で、この装置20は上述のロ
ータ11に螺合し、かつケーシング6内に位置す
るカツタホルダ21と、第2図にも示す如く、こ
のカツタホルダ21のダイス3との対向面に形成
した凹溝22…内にビス23…を用いて取付けた
カツタ刃24…とを備えている。
この実施例では合計4枚のカツタ刃24…をカ
ツタホルダ21にビス止めし、対向する2枚のカ
ツタ刃24,24の取付位置と、別の2枚のカツ
タ刃24,24の取付位置とをずらして、第2図
の上下方向の一組のカツタ刃24,24を同図の
左右方向に、また左右方向の一組のカツタ刃2
4,24を同図の上下方向に、その取付位置を変
えることにより、各カツタ刃24…の線状樹脂A
を切断する箇所が可変でき、これら各カツタ刃2
4…の耐久性の向上を図るように構成している。
そして、前述のケーシング6における回転切断
装置20配設部位の前位つまり第1図における下
部ケーシング36のベンチユリ部37には、所定
温度の熱湯を霧化状に噴出するノズル25を配設
し、ノズル25からベンチユリ部37に供給する
熱湯が、このベンチユリ部37で霧化された後
に、所定温度に降熱して切断部に到達するように
上述の回転切断装置20とベンチユリ部37との
離間距離を設定している。
ところで、前述の流体モータ10における流入
口13には流体供給用の主流ライン26を介して
流体ポンプ27を接続し、また流体口14には戻
りライン28を接続している。
さらに流体モータ10の二次側の上述の戻りラ
イン28には供給回路としての分岐ライン29を
接続し、この分岐ライン29を、前述の固定軸7
内部の油路30に連結している。
この油路30は前述のメタル9に潤滑油を供給
するための油路で、上述の流体ポンプ27および
流体モータ10として空気モータ、水圧ポンプお
よび水圧モータを用い、使用流体として空気中又
は水中に適量の潤滑油を含有させ、この潤滑油を
前述の戻りライン28、分岐ライン29および油
路30を介してメタル9に供給する。
またメタル9潤滑後の潤滑油はドレン31を介
してタンク32に回収する。
なお、前述の一方の側蓋16前端に配設したベ
アリング33と、前述のブロツク8との間には、
回転切断装置20をダイス3側へ付勢するスプリ
ング34を介設している。
図示実施例は上記の如く構成するものにして、
以下作用を説明する。
前述の下部ケーシング36には強制空冷用エア
を吐出するブロア(図示せず)を接続し、またケ
ーシング6の上端開口にはダクト等を介してサイ
クロン(図示せず)を接続して使用に供する。
いま、押出機1の作用によりヘツド2を介して
溶融合成樹脂流路4に至つた溶融合成樹脂は、上
述の押出機1のさらなる押出作用によりダイス3
内の型孔5に至り、ここで線状に成形された後
に、型孔5前端の開口部からケーシング6に押出
される。
押出された線状樹脂は強制空冷用エアにより空
冷されながら、流体モータ10により駆動される
カツタ刃24で順次切断されるので、線状樹脂は
所定寸法の樹脂ペレツトとなり、この樹脂ペレツ
トは、前述のブロアからの圧送空気によりダクト
を介してサイクロンへ搬送された後に、遠心分離
される。
しかも、前述のノズル25から霧化状にした所
定温度の熱湯をカツタ刃24による切断部位に噴
霧するので、少量の水で十分な樹脂ペレツトの冷
却が行なえ、熱湯が霧化状となつて所定温度に降
熱した状態で樹脂ペレツトを冷却するので、ダイ
ス3を過冷することなく、切断後のペレツトを冷
却することができる冷却効果の向上を図ることが
できる。
さらに流体ポンプ27から流体モータ10へ供
給される流体中(空気中又は水中)には潤滑油を
含有させ、この潤滑油でメタル9を潤滑および冷
却することができるから、ロータ11等の回転部
の過熱を防止し、耐久性の向上を図ることができ
る。
ところで、前述のカツタホルダ21は流体モー
タ10のロータ11に螺合手段により直結されて
いて、従来の如くスプロケツトやチエーンによる
機械的動力伝達手段ではなく、流体により動力の
伝達を受ける構造になつている。
このため、上述の流体モータ10の駆動源とし
ての流体ポンプ27を、樹脂ペレツト製造装置か
ら離反した箇所に設置することができ、また流体
ポンプ27と流体モータ10との間の各ライン2
6,28は例えば可撓性ホース等の流体供給管に
よつて着脱容易に接続することができる。
この結果、カツタ刃24の取替え、ヘツド2の
清掃に際しては従来のように取外し作業に多大な
手間がかかるベルトやチエーンやモータを除去す
る煩わしい作業を行なう必要がなく、上述の可撓
性ホースを取外した後に、必要最低源の部品を除
去すればメンテナンスを行なうことができる。し
たがつて、メンテナンス性の大幅な向上を図るこ
とができる効果がある。
以上要するに、ケーシング6における切断部前
位にノズル25を配設し、このノズル25からの
所定温度の熱湯をベンチユリ部で霧化状にして噴
出することができる。
この結果、強制空冷用エアと霧化状温水との相
乗効果により、ダイス3を過冷することなく、少
量の水を用いて切断後の樹脂ペレツトを急冷する
ことができ、効率的に不良ペレツトの発生を防止
することができる効果を有している。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示し、第1図は樹
脂ペレツト製造装置の断面図、第2図は第1図の
−線矢視断面図である。 3……ダイス、5……型孔、6……ケーシン
グ、20……回転切断装置、25……ノズル、3
6……下部ケーシング、A……線状樹脂、37…
…ベンチユリ部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ダイスの型孔から押出される線状樹脂を、ケー
    シング内を流通する強制空冷用エア中で切断する
    切断装置を備えた樹脂ペレツト製造装置であつ
    て、 上記ケーシングの切断部前位に下部ケーシング
    を取付け、上記下部ケーシングの所定部にベンチ
    ユリ部を配設すると共に、 上記ベンチユリ部に所定温度の熱湯を供給する
    ノズルが配設され、 上記熱湯がベンチユリ部で霧化された後に、所
    定温度に降熱して切断部に到達するように上記切
    断装置とベンチユリ部との離間距離を設定した 樹脂ペレツト製造装置。
JP1985101293U 1985-07-02 1985-07-02 Expired JPH0345770Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985101293U JPH0345770Y2 (ja) 1985-07-02 1985-07-02

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JP1985101293U JPH0345770Y2 (ja) 1985-07-02 1985-07-02

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JPS629510U JPS629510U (ja) 1987-01-21
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JP2014069341A (ja) * 2012-09-27 2014-04-21 Dainippon Printing Co Ltd 空冷式ペレット製造装置及び空冷式ペレット製造方法

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