JPH0345733Y2 - - Google Patents

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JPH0345733Y2
JPH0345733Y2 JP1987185048U JP18504887U JPH0345733Y2 JP H0345733 Y2 JPH0345733 Y2 JP H0345733Y2 JP 1987185048 U JP1987185048 U JP 1987185048U JP 18504887 U JP18504887 U JP 18504887U JP H0345733 Y2 JPH0345733 Y2 JP H0345733Y2
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JP
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housing
infusion pump
inclined surface
opening
outside
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  • Reciprocating Pumps (AREA)
  • Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案はリンゲル液等の薬液を給送する輸液ポ
ンプに関し、より詳しくは、いわゆる蠕動式の輸
液ポンプに関する。
「従来の技術」 蠕動式の輸液ポンプは、通常、ハウジング内に
積層配設した多数の押板の先端部を上記ハウジン
グの開口部から外部に向けてそれぞれ進退動自在
に設けるとともに、それら多数の押板を波動状に
進退動させて上記開口部の外部に取付けた輸液チ
ユーブに当接させ、該輸液チユーブにポンプ作用
を生じさせるようになつている(実開昭61−
63490号公報)。
「考案が解決しようとする問題点」 この種の輸液ポンプにおいては、輸液チユーブ
を伝わつて流下する薬液がその輸液チユーブに当
接する押板を介してハウジング内に浸入すること
があり、薬液がハウジング内に浸入すると押板と
ハウジングの摺動面等に付着して作動不良を生じ
させるため、ハウジング内を頻繁に洗滌する必要
があつた。
「問題点を解決するための手段」 本考案はそのような欠点に鑑み、輸液チユーブ
を伝わつてきた薬液がハウジング内に浸入するの
を可及的に防止するようにしたもので、上記構成
の輸液ポンプにおいて、上記押板の先端部上面
に、薬液がハウジング内部に浸入するのを防止す
る浸入防止部を設け、かつ上記開口部の下部にハ
ウジングの外方が下方となる傾斜面を形成するよ
うにしたものである。
「作用」 上記構成によれば、輸液チユーブから押板を介
してハウジング内に浸入しようとする薬液は、そ
の押板の先端部上面に形成した浸入防止部によつ
て捕捉され、ハウジング内に浸入するのが阻止さ
れる。そして上記浸入防止部によつてハウジング
内に浸入するのが阻止された薬液はその浸入阻止
部から滴下するようになるが、上記開口部の下部
にはハウジングの外方が下方となる傾斜面を形成
してあるので、浸入阻止部から薬液が滴下しても
該薬液を傾斜面で受けてハウジングの外部に流下
させることができる。
したがつて、薬液がハウジング内に浸入するこ
とを有効に防止して、輸液ポンプの保守、点検期
間を延長することができる。
「実施例」 以下図示実施例について本考案を説明すると、
第1図、第2図において、輸液ポンプ1はハウジ
ング2内に上下に積層させて配設した多数の押板
3を備えており、各押板3の両側部は、上記ハウ
ジング2の両側壁の上下方向に多数形成するとと
もにそれぞれを水平方向に形成したガイド部材4
の間に、それぞれ進退動自在に取付けている。
各押板3の先端部すなわち第1図の左端部は上
記ハウジング2に形成した開口部2aを介して外
部に突出させてあり、また各押板3の右方末端部
にそれぞれスリツト5を形成している。そして各
スリツト5内に駆動軸6に取付けた偏心カム7を
それぞれ係合させるとともに、各偏心カム7を回
転方向の位相を少しずつずらして上記駆動軸6に
取付けることにより、駆動軸6を回転させた際に
は偏心カム7を介して多数の押板3を波動状に進
退動させることができるようにしている。
上記駆動軸6は、その上端部に取付けたギヤ8
と、モータ9の回転軸10に取付けたギヤ11と
を介して上記モータ9に連動させている。
上記ハウジング2には、上記開口部2aを覆う
蓋体15を図示しない蝶番を介して開閉可能に取
付け、該蓋体15内にばね16によつて外方に付
勢されたプレート17を設けている。点滴筒18
に接続した輸液チユーブ19は、上記蓋体15を
閉鎖することにより上記開口部2aよりも外部に
おいてプレート17と上記押板3の先端部との間
で挟持できるようにしてあり、上記駆動軸6を回
転させて多数の押板3を波動状に進退動させた際
には、上記輸液チユーブ19にポンプ作用を生じ
させて点滴筒18内の薬液を所定の流量で下方に
給送することができるようにしている。
然して、上記輸液チユーブ19を伝わつて流下
してハウジング2の表面に付着した薬液が上記開
口部2aからハウジング2内に浸入するのを防止
するため、上記開口部2aの上部に鉛直下方に延
びる庇部22を形成するとともに、該庇部22の
内側でかつ開口部2aの両側部に案内溝23をそ
れぞれ鉛直下方に形成し、さらに上記開口部2a
の下部に外方が下方となる傾斜面24を形成して
いる。
上記庇部22の下面は第2図に示すように傾斜
面としてあり、それによつて庇部22の外面を流
下してきた薬液をその下面に沿つて開口部2aの
両側の案内溝23に誘導できるようにしている。
そして各案内溝23の下端部は上記傾斜面24の
下方部分に連続させてあり、それによつて案内溝
23を流下してきた薬液をこの傾斜面24に沿つ
てハウジング2の外部に排出できるようにしてい
る。
なお、上記案内溝23は、ハウジング2の奥側
が突出した案内段部であつてもよい。
さらに、上記各押板3の先端部に浸入防止部
を、図示実施例では先端側が下方となる傾斜面2
5を形成してあり、その傾斜面25によつて上記
輸液チユーブ19を伝わつて流下してきた薬液が
ハウジング2の内部に浸入するのを防止するよう
にしている。そして各傾斜面25の長さ、特に最
上方の押板3の傾斜面25の長さは、押板3が最
も突出した状態となつても上記庇部22の下方に
位置するようにしてあり、それによつて庇部22
から薬液が滴下してもそれを傾斜面25で受ける
ことができるようにしている。
なお上記各押板3は、上記傾斜面25を形成し
た部分において若干幅を狭くしてあり(第2図参
照)、それによつて押板3の先端部両側を開口部
2aの両側面から離隔させている。また、上記押
板3に傾斜面25を形成する代りに、先端面と平
行に溝26(第3図a,b)、又は段部27(第
4図a,b)を形成し、或いは先端面に沿う山形
の傾斜面28(第5図a,b)を形成し、或いは
それらの組合せであつてもよい。
次に、上記ハウジング2の底面に、したがつて
輸液ポンプ1の下流側に、上記輸液チユーブ19
内の気泡を検出する気泡センサ30を設けてい
る。この気泡センサ30としては、従来公知の光
学式のものや超音波式のもの等を用いることがで
きる。
以上の構成において、モータ9を起動すれば、
各偏心カム7によつて多数の押板3が波動状に進
退動されて輸液チユーブ19にポンプ作用を生じ
させるので、点滴筒18内の薬液はそのポンプ作
用により所定の流量で下方に給送されるようにな
る。
そして上記輸液チユーブ19を伝わつて流下し
てきた薬液は、その輸液チユーブ19から直接押
板3の先端部に付着するようになるが、各押板3
の先端部は傾斜面25としているので、押板3の
先端部に付着した薬液は傾斜面25に沿つて輸液
チユーブ19側に押戻されるようになり、傾斜面
のない従来装置に比較して、薬液がハウジング2
内に浸入することを有効に防止することができ
る。
また上記輸液チユーブ19からハウジング2の
表面に付着して流下する薬液は、庇部22の下面
に沿つて開口部2aの両側に案内されるようにな
り、さらに開口部2aの両側からハウジング2の
内部に浸入しようとする薬液は案内溝23に捕捉
されて下方に案内される。そして案内溝23を流
下する薬液は開口部2aの下方に形成した傾斜面
24に案内され、該傾斜面24によつてハウジン
グ2の外部に排出される。
このとき、薬液が上記庇部22から滴下したと
しても、押板3に形成した傾斜面25上に落下し
て輸液チユーブ19側に流下されるので、ハウジ
ング2内に浸入することはない。そして、特に最
下方の押板3の傾斜面25から滴下する薬液は、
開口部2aの下部に設けた傾斜面24で受けてハ
ウジング2の外部に流下させることができるの
で、やはり薬液がハウジング2内に浸入するのを
防止することができる。
したがつて本実施例によれば、薬液がハウジン
グ2内に浸入することを有効に防止することがで
き、それにより薬液が押板3とガイド部材4との
摺動面や押板3と偏心カム7との摺動面に付着し
て作動不良を生じさせることを長期間防止するこ
とができるので、輸液ポンプ1の保守、点検期間
を延長することができる。
さらに、上記気泡センサ30を輸液ポンプ1の
下流側に設置しているので、上記押板3が繰返し
輸液チユーブ19を押圧変形させることによつて
輸液チユーブ19にピンホール等が生じ、そこか
ら空気が浸入したとしてもその気泡を確実に検出
することができるようになり、したがつて安全性
を高めることができる。
また、万一、上記気泡センサ30よりも下流側
にピンホール等が生じたとしても、上記輸液ポン
プ1よりも下流側の輸液チユーブ19内は大気圧
以上となつているので、空気がそのピンホールか
ら輸液チユーブ19内に浸入する危険性を殆ど無
くすことができる。
「考案の効果」 以上のように、本考案によれば、輸液チユーブ
から押板を介してハウジング内に浸入しようとす
る薬液をその押板の先端部上面に形成した浸入防
止部によつて捕捉することができるので、薬液が
ハウジング内に浸入することを良好に防止するこ
とができる。そして上記浸入防止部によつてハウ
ジング内に浸入するのが阻止された薬液はその浸
入阻止部から滴下するようになるが、上記開口部
の下部にはハウジングの外方が下方となる傾斜面
を形成してあるので、浸入阻止部から薬液が滴下
しても該薬液を傾斜面で受けてハウジングの外部
に流下させることができ、したがつて輸液ポンプ
の保守、点検期間を延長することができるという
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面図、第2
図は第1図の開口部2aの正面図、第3図ないし
第5図はそれぞれ本考案の他の実施例を示し、第
3図ないし第5図における各a図は押板3の正面
図を、b図は側面図をそれぞれ示している。 1……輸液ポンプ、2……ハウジング、2a…
…開口部、3……押板、5……スリツト、6……
駆動軸、7……偏心カム、9……モータ、18…
…点滴筒、19……薬液チユーブ、24,28…
…傾斜面、26……溝、27……段部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ハウジング内に積層配設した多数の押板の先
    端部を上記ハウジングの開口部から外部に向け
    てそれぞれ進退動自在に設けるとともに、それ
    ら多数の押板を波動状に進退動させて上記開口
    部の外部に取付けた輸液チユーブに当接させ、
    該輸液チユーブにポンプ作用を生じさせる蠕動
    式の輸液ポンプにおいて、 上記押板の先端部上面に、薬液がハウジング
    内部に浸入するのを防止する浸入防止部を設
    け、かつ上記開口部の下部にハウジングの外方
    が下方となる傾斜面を形成したことを特徴とす
    る輸液ポンプ。 (2) 上記浸入防止部が、薬液をハウジングの外部
    に向けて流下させる傾斜面からなることを特徴
    とする実用新案登録請求の範囲第1項に記載の
    輸液ポンプ。 (3) 上記浸入防止部が、上記押板の進退動方向と
    交差する方向に形成した溝からなることを特徴
    とする実用新案登録請求の範囲第1項に記載の
    輸液ポンプ。 (4) 上記浸入防止部が、上記押板の進退動方向と
    交差する方向に形成されてハウジングの内側が
    外側よりも上方に突出した段部からなることを
    特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項に記
    載の輸液ポンプ。
JP1987185048U 1987-12-04 1987-12-04 Expired JPH0345733Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1987185048U JPH0345733Y2 (ja) 1987-12-04 1987-12-04

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JPH0190545U JPH0190545U (ja) 1989-06-14
JPH0345733Y2 true JPH0345733Y2 (ja) 1991-09-26

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6232968A (ja) * 1985-08-02 1987-02-12 日機装株式会社 輸液ポンプ
JPS6220182B2 (ja) * 1976-12-02 1987-05-06 Upjohn Co

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6220182U (ja) * 1985-07-22 1987-02-06

Patent Citations (2)

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JPS6232968A (ja) * 1985-08-02 1987-02-12 日機装株式会社 輸液ポンプ

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