JPH0344569Y2 - - Google Patents

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JPH0344569Y2
JPH0344569Y2 JP19288784U JP19288784U JPH0344569Y2 JP H0344569 Y2 JPH0344569 Y2 JP H0344569Y2 JP 19288784 U JP19288784 U JP 19288784U JP 19288784 U JP19288784 U JP 19288784U JP H0344569 Y2 JPH0344569 Y2 JP H0344569Y2
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control lever
pin
control
lever
sliding surface
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JP19288784U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車用空気調和装置を制御操作す
るコントロールレバーに関する。
(従来技術) 車室内の空気調和を行う自動車用空気調和装置
内には各種配風ドアが装着され、この各種配風ド
アを適宜回動して乗員の好みに応じた空気調和を
行うようになつている。この各種配風ドアの制御
操作は例えば運転席前方に設けられたインストル
メントパネルの一部をなすコントロールパネルに
設けられたコントロールレバー等の操作にしたが
つて制御されるようになつている。第4図はコン
トロールパネルPの一例を示したもので、当該コ
ントロールパネルPには、モード切替えレバー
1、テンプレバー2、インテークレバー3および
フアンコントロールスイツチを作動させるフアン
レバー4が設けられている。モード切替レバー1
は車室内への配風制御のためのものであり、テン
プレバー2は車室内へ送られる空気の温度制御の
ためのものであり、インテークレバー3は空気調
和装置へ導入する内気または外気の吸込口を切替
えるためのものであり、そして、フアンレバー4
はフアンの回転数を制御するためのものである。
このようなコントロールレバー1〜4は、例え
ば実開昭57−103521号公報及び第5図に示される
ように、通常コントロールパネルPが取付けられ
るコントロール本体5にピン10により回動自在
となつており、そして、コントロールレバーの作
動位置を感覚的に運転者等に知らしめる節度感付
与構造(以下クリツク構造と略称する)が形成し
てある。このクリツク構造としては、コントロー
ル本体5に形成した滑動面S上に溝6を設ける一
方、コントロールレバー7には溝6と係合し、板
ばね材よりなる接触子8を取付けてある。したが
つて、レバー7をその作動範囲内に往復動した場
合には、接触子8と溝6との係合により、所定の
節度感(以下クリツク感)がコントロールレバー
7に付与されることになる。例えば、第4図に示
すモード切替レバー1では標記された位置にモー
ド切替レバーを設定するため、レバー1を移動す
ると、その位置で一定の抵抗感がレバーに加わる
ようにしてある。このようにレバーに対してクリ
ツク感を与えることは、レバーの先端が円弧状を
描いた軌跡を通らないような直線とした場合でも
同様である。
前記クリツク感を、コントロールレバー移動時
における該レバーに加わる作動力として表わした
ものが第6図である。第6図Aは、コントロール
レバー7及び滑動面Sの横断面を示し、第6図B
はレバー移動方向に対する操作力Fを示す。この
図において、いわゆるクリツク感は、接触子8が
溝6を通過する際のコントロールレバー7に加わ
る作動力変動の振幅a及び波長bの関数として定
量的に表わすことができる。そして、振幅aは接
触子8の弾力性と溝6の深さcとの関数であり、
振幅bは溝6の巾dの関数である。したがつて、
クリツク感は、接触子8の弾性力と溝6の深さc
及び巾dとの関数で表わすことができ、これらを
変化させればクリツク感を変化させることができ
る。
(考案が解決しようとする問題点) しかして、このようなコントロールレバー装置
におけるクリツク感を左右する前記接触子8の贈
力性と溝6の深さc及び巾dは設計時において一
義的に決定されるため、かならずしも乗員の好み
に応じたクリツク感を得られるものではなかつ
た。これは、乗員の好みが千差万別であることに
よる。
本考案は、このような実情に鑑みてなされたも
のであり、乗員の好みに応じて、自由にクリツク
感の調整を行い得るコントロールレバー装置を提
供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、かかる目的を達成するために、コン
トロール本体上に形成されたピン回りに回動する
コントロールレバーに、前記コントローラ本体上
に形成された滑動面上を当該コントロールレバー
の回動と共に摺接する接触子を装着し、該接触子
が摺接する滑動面に前記コントロールレバーの回
動方向所定間隔をもつて複数の溝を穿設してなる
コントロールレバー装置において、前記滑動面に
形成された複数の溝の寸法形状をコントロールレ
バーの長手方向に沿つて変化させ、当該コントロ
ールレバーをその長手方向に沿つて前記ピンに対
し相対移動可能としたことを特徴とする。
(作用) このようなコントロールレバー装置によれば、
乗員がコントロールレバーをその長手方向に移動
させ、該コントロールレバーに装着された接触子
の滑動面に対する摺接位置を変化させれば、該滑
動面に形成された溝の深さ及び巾のいずれか一方
若しくは双方が変化するため、コントロールレバ
ーを回動する際のいわゆるクリツク感を乗員の好
みに合せて自由に選択することができる。
(実施例) 以下、本考案の実施例に係るコントロールレバ
ー装置を図面に基づいて説明する。
第1図は本考案の一実施例を示すコントロール
レバー装置の分解斜視図、第2図は第1図に示す
−線に沿う断面図、第3図は第2図に示す
−線に沿う断面図である。
図示するコントロールレバー11は、例えば自
動車用空気調和装置内に装着される各種配風ドア
を回動制御するためのものであり、運転席前方の
コントロールパネル内のコントロール本体5上に
形成されたピン10廻りに回動自在に装着され
る。このコントロールレバー11を前記ピン10
に回動自在に装着するために、当該コントロール
レバー11の基端部12に長孔13が穿設され、
該長孔13には板ばねより成る突出片14が四個
装着されて当該長孔13を3ケ所の軸受部15,
16,17に区切つている。前記軸受部15,1
6,17は、そのうちの一個所にピン10が回動
自在に嵌着し、コントロールレバー11をその長
手方向に移動することで、突出片14が撓み、ピ
ン10との嵌着が切換わるようになつている。
また、コントロールレバー11の回動力が前記
自動車用空気調和装置の各種配風ドア等に伝達す
るように、当該コントロールレバー11の中央付
近にコントロールワイヤ18の一端が連結し、該
コントロールワイヤの他端が各種配風ドア等にリ
ンク等を介して連結している。なお、このコント
ロールレバー11の回動は乗員が操作部19を把
持して行う。
一方、前記コントロール本体5上には、滑動面
Sが形成され、該滑動面をコントロールレバー1
1に装着された板ばねよりなる接触子8が当該コ
ントロールレバー11の回動と共に摺接するよう
になつている。この滑動面Sには、前記コントロ
ールレバー11の回動方向所定間隔に複数の溝2
0が穿設してある。
この溝20は、断面三角形状であり、第2図に
示すように、その溝深さcを前記コントロールレ
バー11の長手方向に沿つて変化させてあり、ピ
ン10側に近づくにしたがつて深くなつている。
また、第3図に示す溝20の溝巾dも、第1図に
示すように、コントロールレバー11の長手方向
に沿つて変化させてあり、ピン10側に近づくに
したがつて広くしてある。
次に、このようなコントロールレバー装置の作
用を説明する。
まず、コントロールレバー11における軸受部
15をピン10に回動自在に嵌着した場合には、
ピン10に対する接触子8の相対距離が最も遠く
なり、したがつて接触子8はピン10から最も離
れた位置で滑動面Sに摺接することになる。この
位置における滑動面Sに形成された溝20の深さ
c及び巾dはそれぞれ浅くそして狭い。このた
め、コントロールレバー11をピン10廻りに回
動して、接触子8が溝20を通過する際に発生す
るいわゆるクリツク感が軽くなる。
次に、この状態で乗員が操作部19を把持し
て、コントロールレバー11をその長手方向に押
圧すれば、ピン10が板ばねよりなる突出片14
を押圧して撓ませ、ピン10のコントロールレバ
ー11に対する相対的位置が変化し、当該ピン1
0の嵌着は軸受部15から軸受部16ないし軸受
部17へと切換わる。
前記ピン10を軸受部17に嵌着させた場合に
は、ピン10に対する接触子8の相対的距離が最
も近づき、したがつて接触子8はピン10から最
も近づいた位置で滑動面Sに摺接することにな
る。この位置における滑動面に形成された溝20
の深さc及び巾dはそれぞれ深くそして広い。こ
のため、コントロールレバー11をピン10廻り
に回動して、接触子8が溝20を通過する際に発
生するいわゆるクリツク感が重くなる。
また、前記ピン10を軸受部16に嵌着させた
場合には、上述と同様な理由で、ピン10を軸受
15,17に嵌着させた場合の中間のクリツク感
を得ることができる。
なお、上述の実施例では、滑動面Sに形成した
溝20の深さc及び巾dの双方をコントロールレ
バー11の長手方向に沿つて変化させたが、本考
案はこれに限定されるものではなく、溝20の深
さc若しくは巾dのいずれか一方を変化させても
よいし、さらには、溝形状自身を例えば断面三角
形状から断面半円形状に変化させてもよい。この
場合も、上記実施例と同様な作用を有する。
また、上記実施例では、コントロールレバー1
1をその長手方向にピン10に対して相対移動可
動とするために3個の軸受部15,16,17を
設けたが、本考案は、3個の軸受部に限定される
ものではなく、それ以上の軸受部を形成してもよ
いし、さらにはその他のコントロールレバーの長
手方向移動手段を講じてもよい。
(考案の効果) 以上のように、本考案によれば、滑動面に形成
された複数の溝の寸法の形状をコントロールレバ
ーの長手方向に沿つて変化させ、当該コントロー
ルレバーをその長手方向に沿つてピンに対し相対
移動可能としたので、乗員の好みに応じて自由に
クリツク感の調節を行うことができ、快適な自動
車用空気調和を実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すコントロール
レバー装置の分解斜視図、第2図は第1図に示す
−線に沿う断面図、第3図は第2図に示す
−線に沿う断面図、第4図は一般的なコントロ
ールパネルの正面図、第5図は従来のコントロー
ルレバー装置の分解斜視図、第6図はクリツク感
の特性を示す特性図である。 5……コントロール本体、6,20……溝、
7,11……コントロールレバー、8……接触
子、10……ピン、13……長孔、14……突出
片、15,16,17……軸受部、S……滑動
面、c……溝深さ、d……溝巾。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. コントロール本体5上に形成されたピン10回
    りに回動するコントロールレバー7に、前記コン
    トロール本体5上に形成された滑動面Sを当該コ
    ントロールレバー7の回動と共に摺接する接触子
    8を装着し、該接触子8が摺接する滑動面Sに前
    記コントロールレバー7の回動方向所定間隔をも
    つて複数の溝6を穿設してなるコントロールレバ
    ー装置において、前記滑動面Sに形成された複数
    の溝20の寸法形状をコントロールレバー11の
    長手方向に沿つて変化させ、当該コントロールレ
    バー11をその長手方向に沿つて前記ピン10に
    対し相対移動可能としたことを特徴とするコント
    ロールレバー装置。
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