JPH0344269A - 画像データ伝送装置 - Google Patents

画像データ伝送装置

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JPH0344269A
JPH0344269A JP1179746A JP17974689A JPH0344269A JP H0344269 A JPH0344269 A JP H0344269A JP 1179746 A JP1179746 A JP 1179746A JP 17974689 A JP17974689 A JP 17974689A JP H0344269 A JPH0344269 A JP H0344269A
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block
data
circuit
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JP1179746A
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Norihisa Shirota
典久 代田
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Sony Corp
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  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ディジタル画像信号を2次元コサイン変換
(discrete cosine transfor
m)等の2次元変換符号化により符号化することでデー
タ量を圧縮するデータ伝送装置、特に、伝送データのデ
ータ量を所定値以下に制御するバッファリングに使用し
て好適なデータ伝送装置に関する。
〔発明の概要〕
この発明は、(n×n)の画素からなるブロックに対し
、変換符号化を行い、得られた係数情報のうち、直流成
分は、所定のビット数で伝送するようになし、(n”−
1)個の交流成分をm個のサブブロックに分割し、各サ
ブブロック中の係数データを再量子化して伝送するよう
にした画像データの伝送装置において、各サブブロック
中の再量子化された係数データのうちの最大値を検出し
、最大値のレベルに応じたビット数で同一サブブロック
内の係数データを符号化することにより、再量子化ステ
ップ幅に対応する発生情報量を計算でき、従って、再量
子化ステップ幅を最適に設定することで、発生情報量を
所望のものに制御することができる。
〔従来の技術〕
画像信号の冗長度を抑圧するために、所定数の画素から
なるブロックに画面を分割し、ブロック毎に原画像信号
の特徴と合った変換軸で線形変換を行う変換符号化が知
られている。変換符号化としては、アダマール変換、コ
サイン変換等が知られている。従来のコサイン変換符号
化装置は、例えば第16図に示すような構成を有してい
る。
第16図において、121で示す入力端子には、標本化
された離散的な画像信号f (J 、 k)が供給され
る。この入力信号がコサイン変換(DCT変換)回路1
22に供給される。コサイン変換回路122では、2次
元コサイン変換がなされる。2次元コサイン変換では、
次式で示される信号処理がなされる。但し、原データは
、1ブロツクが(n×n)サンプルの2次元データf(
j、k)(j、kJ+1.−−−9n−1)  とする
n&       1“1 u、v=0+L、−0+n−1 コサイン変換回路122からの係数値F(u、v)がブ
ロック走査回路123に供給され、ブロック内の係数値
データが直流成分から高周波成分に向かってジグザグ走
査で出力される。ブロック走査回路123からの係数値
データが再量子化回路124に供給される。再量子化回
路124では、係数値データがバッファコントロール回
路12Bからの再量子化ステップで量子化される。再量
子化回路124の出力信号がソーティング回路125に
供給される。ソーティング回路125では、振幅の絶対
値の順序で係数値データがソーティングされた後、振幅
とアドレスの両方が差分される。ソーティング回路12
5からの差分信号が可変長符号化回路126に供給され
る。可変長符号化回路126では、ランレングス符号化
及びハフマン符号化により、所定ビット数のコード信号
に変換される。
可変長符号化回路126からのコード信号がバッファメ
モリ127に供給される。バッファメモリ127は、可
変長符号化回路126からのコード信号の伝送レートを
伝送路のレートを超えない範囲のレートに変換するため
に設けられている。
バッファメモリ127の入力側のデータレートは、可変
のものであるが、バッファメモリ127の出力側のデー
タレートが略々一定となる。バッファメモリ127から
の出力データが端子129に取り出される。バッファメ
モリ127において、伝送データ量の変動が検出され、
検出信号がバッファコントロール回路128に供給され
る。
バッファコントロール回路128は、再量子化回路12
4の再量子化ステップを制御し、また、可変長符号化回
路126におけるスレッシツルディングによって、伝送
される係数値データが所定のデータ量となるように制御
する。スレッシツルディングは、絶対値がしきい値より
大きい係数値データからしきい値を減算する処理である
。但し、直流成分の係数値データF(0,0)は、スレ
ッシツルディングの対象から除かれる。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述のようなフィードバック型のバッファリングは、バ
ッファメモリ127がオーバーフローしそうになると、
バッファメモリ127への入力データのレートを低下さ
せ、逆に、バッファメモリ127がアンダーフローしそ
うになると、バッファメモリ127への入力データのレ
ートを上昇させるように、バッファコントロール回路1
28により量子化ステップ及びしきい値をフィードバッ
ク制御している。フィードバック制御のために、帰還量
に対する感度を上げ過ぎると、目標値付近で発振し、逆
に感度を下げ過ぎると、収束に時間がかかる問題が生じ
る。収束に時間がかかる時には、バッファメモリ127
の容量を増やす必要がある。このように、従来のバッフ
ァリング処理は、実用に当たっては、相当のノウハウが
必要な問題点があった。
また、従来のフィードバック型のバッファリング装置は
、ソーティング回路125及びスレッショルディング回
路等の複雑な回路を必要とする欠点があった。
更に、従来の方式は、伝送データ量を長い期間で平均的
に所定値以下に抑えることができるが、ディジタルVT
Rのように、テレビジョン信号の1フィールド或いはl
フレーム単位で、正確にデータ量を制御することが難し
い欠点があった。
従って、この発明の目的は、スレッショルディング回路
、ソーティング回路のような複雑な回路を必要とせずに
、フィードフォワード型のバッファリングにより、フィ
ールド或いはフレーム単位でデータレートを一定レート
とすることができるデータ伝送装置を提供することにあ
る。
本願出願人は、先に変換符号化で得られた係数値データ
をADRC(ダイナミックレンジDRに適応した符号)
で符号化し、符号化出力のデータ量を所定値以下に抑え
るデータ伝送装置を提案している(特願昭63−245
227号明細書参照)、この方式は、従来のフィードバ
ック型のバッファリングの問題点を解決でき、また、デ
ータの圧縮率を高くできる。しかし、ADRC符号化装
置を組み合わせる必要があるため、回路の複雑化、デー
タの誤差の増加の問題があった。
この発明は、変換符号化で得られた係数値データ自体の
データ量を制御することで、先に提案されている方式と
異なるものである。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は、(n×n)(例えばn=8)の画素からな
るブロックに対し、変換符号化を行い、得られた係数情
報のうち、直流成分は、所定のビット数で伝送するよう
になし、(n”−1)個の交流成分をm個のサブブロッ
クに分割し、各サブブロック中の係数データを再量子化
して伝送するようにした画像データの伝送装置において
、各サブブロック中の再量子化された係数データのうち
の最大値を検出し、最大値のレベルに応じたビット数で
同一サブブロック内の係数データを符号化するものであ
る。
〔作用〕
例えば(8X8)のLブロックに対してコサイン変換が
なされ、コサイン変換で得られた係数値データが4個の
Mブロックに分割され、Mブロックが(2X2)のSブ
ロックに分割され、Sブロックがサンプル単位に分割さ
れる。係数値データの中で、DC(直流成分)は、原デ
ータとして伝送される。AC(交流成分)は、Oでない
有意なデータのみが伝送される。この場合、Mブロック
についてのMフラグにより、有意な係数値データの有無
がMブロックに関して示される。また、有意な係数値デ
ータが含まれるMブロックの中のSブロックについての
Sフラグにより、有意な係数値データの有無がSブロッ
クに関して示される。
更に、有意な係数値データが含まれるSブロックの中で
、有意な係数値データの有無がサンプル単位でPフラグ
で示される。
有意なAC係数データは、再量子化されて伝送される。
この再量子化のための再量子化ステップ幅を設定するこ
とで、可変なデータの発生情報量を制御できる。再量子
化されたAC係数は、Mブロックの中の有意な値の最大
値に応じたビット数で伝送される。Mブロックの単位で
細かくデータ量を制御でき、また、フィードホワード制
御でバッファリングを行うことができる。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例について図面を参照して説明
する。この説明は、下記の項目に従ってなされる。
a、一実施例の全体構成 す、伝送データの構成 C0発生情報量の計算 d、情報量制御のための回路 e、変形例 a、一実施例の全体構戒 第1図において、1で示す入力端子に標本化された離散
的な画像信号が供給され、入力ディジタル画像信号がブ
ロック化回路2に供給される。ブロック化回路2では、
フィールド内のディジタル画像信号が走査順序からブロ
ックの順序に変換される。第2図は、DCT用の画像ブ
ロックの一例を示し、水平方向に8画素、垂直方向に8
ラインの(8X8)の2次元ブロック(Lブロックと称
する)が形成される。
このブロック化回路2の出力信号がコサイン変換(DC
T変換)回路3に供給される。コサイン変換回路3では
、従来と同様の処理により、2次元コサイン変換がなさ
れる。コサイン変換回路3からブロックのサイズと対応
する(8X8)の係数テーブルが得られる。
コサイン変換回路3からの係数値データが必要に応じて
重み付は回路を介してバッファメモリ4及び絶対値化回
路6に供給される。バッファメモリ4は、lフレームメ
モリで構成されている。発生情報量の制御が1フレ一ム
単位でなされるので、バッファメモリが1フレームメモ
リで構成される。
発生情報量の制御は、1フイ一ルド単位で行っても良い
、バッファメモリ4の出力データが再量子化回路5に供
給され、絶対値化回路6で絶対値に変換された係数値デ
ータが後述のような情報量演算回路7に供給される。
情報量演算回路7では、再量子化ステップ幅に応じて変
化する伝送データの情報量が演算される。
情報量演算回路7と関連して量子化ステップ幅決定回路
8が設けられており、発生情報量を目標値以下に制御で
き、画質の劣化が少ない再量子化ステップ幅が決定され
る。この再量子化ステップ幅が再量子化回路5に供給さ
れ、AC係数の再量子化がなされる。再量子化回路5は
、バッファリング処理のために設けられており、1フレ
ーム当たりの送信データ量(送信ビット数)が目標とす
る所定値を超えないように、制御された重み付は係数(
再量子化ステップ幅の逆数)がAC係数に乗じられる。
バッファリング処理の対象とされるのは、ACC骨分デ
ータであって、重要度が高いDCrf?、分のデータは
、原データのままで伝送される。
再量子化回路5の出力データと量子化幅決定回路8から
の再量子化ステップ幅とがフォーマット化回路9に供給
され、フォーマット化回路9の出力端子10に後述の様
なフォーマットを持つ伝送データが発生し、伝送データ
が伝送路に送出される。伝送路の一例は、磁気記録/再
生のプロセスである。フォーマット化回路9では、伝送
用の同期パターンの付加、エラー訂正符号化の処理等が
必要に応じてなされる。送信ビット数の計算等の処理は
、入力データのデータ欠落期間(垂直ブランキング期間
)内で行うことができ、次のフレーム期間でバッファメ
モリ4から読み出されるデータに対して、前のフレーム
で決定された再量子化ステップ幅に応じて再量子化が行
われる。
b、伝送データの構成 伝送データを形成するために、DCT用の(8×8)の
Lブロックがサブブロックに分割される。
Lブロックが第3図Aに示すように、より小さな4個の
ブロック(Mブロックと称する)MO,Ml、M2.M
3に分割される。MブロックMOは、DC係数を含む4
個の係数データからなり、MブロックM1は、12個の
AC係数データからなり、MブロックM2は、20個の
AC係数データからなり、MブロックM3は、28個の
AC係数データからなる。これらのMブロックに対して
、第3図Bに示すような伝送の必要性を示す3ビツトの
Mフラグが定められる。MブロックMOに対応するフラ
グを設けないのは、MOには、DC係数が含まれるため
に、殆どの場合に、伝送されるからである。
第3図Cに示すように、MブロックMO,Ml。
M2.M3が夫々(2x2)の16個のブロック(Sブ
ロックと称する)に分割される。即ち、Mブロックは、
夫々下記のように、Sブロックを含んでいる。
ブロックMO: 300 (MOとSOOとは同一〉ブ
ロックMl : SIO,Sll、  S12ブロック
M2 : 320.  S21.  S22.  S2
3.  S24ブロックM3 : S30.  S31
.  S32.  S33.  S34335、 33
に れらのSブロックに対して、夫々1ビツトの伝送の必要
性を示すSフラグ(Sij)が定められる。
第3図りに示す一つのSブロックSijには、第3図已
に示すように、4個のサンプルPijO,Pijl、P
ij2.Pij3が含まれる。各サンプルに対して、伝
送の必要性を示すPフラグが定められる。これらMブロ
ック、Sブロック、Pブロックのに対して定められたフ
ラグが有意な(0でない)AC係数値データの有無を示
している。即ち、“0”のビットは、有意なデータが無
いことを意味し、“1”が有意なデータが有ることを示
す。
以上のフラグを使用し、送信データがフォーマット化回
路9においてどのように構成されるか以下に説明する。
コサイン変換回路3からの係数データで構成されるLブ
ロックが第5図Aに示す値の場合を例に説明する。第5
図Aでは、DC係数の値が361である。このDC係数
は、第4図に示すように、伝送ブロックの先頭に12ビ
ツトのデータとして付加される。なお、第4図では、連
続している伝送データの構成が長いので、上下の図に分
けて伝送データが示されている。
AC係数は、再量子化回路5で後述のように、再量子化
され、例えば下記の処理により第5図Bに示す値に変換
される。q i (i=0.1,2゜3)は、各Mブロ
ックMiの再量子化ステップ幅を示す。
ブロックMO qO−6→係数データを176シて四捨五入ブロックM
1 q1=8→係数データを1/8シて四捨五入ブロックM
2 q2=10→係数データを1/10 して四捨五入ブロ
ックM3 q3−12→係数データを1/12 して四捨五入従っ
て、再量子化された後の第5図Bに示される係数データ
を伝送する必要がある。この係数データに関連して、フ
ラグが発生される。Mフラグは、第5図Cに示すように
、Ml、M2、M3の夫々が有意なデータを有している
ので、Mフラグは、(111)とされる、また、Sフラ
グは、第5図りにおいて、斜線領域で示すように、4個
のSブロック310.311SS20.322が有意な
データを有するので、これらのSフラグが”1m とさ
れる。つまり、Sフラグは、 Slj・・・ (110) S2j・・・ (10100) S3j・・・ (0100000) である。
更に、係数データのサンプル単位では、第5図已におい
て斜線領域で示すように、第5図Bに示す再量子化され
たAC係数と対応して、POOI、P0O2、POO3
,P1O3,Pill、 P2O1,P2O2,P22
1. P310が“1#とされる。つまり、Sブロック
310.31k 320,322の夫々と対応するPフ
ラグは、P 10k  ・・・ (0001) P llk  ・・・ (0100) P 20k  ・・・ (0110) P 22k  ・・・ (0100) である、SブロックSOOのPフラグPOOk(111
)がDC係数の後に位置し、その後にMフラグが位置す
る。これらのDC係数、PフラグPOOk、、Mフラグ
の計19ビットは、常に伝送が必要なデータであって、
固定の情報量である。
Mフラグの後に各MブロックのMAX値表現ビット数を
示すデータが位置している。AC係数データは、冗長度
を少なくするために、第6図に示すように、1ビット単
位の変化を有する可変長符号で符号化されている。MA
X値表現ビット数は・、各MブロックのMAX (最大
値)を送るのに必要なビット数を示している。第6図に
おいて、表現ビット数は、値を表現するのに必要とする
ビット数であり、表現形式(3ビツト)が上述のMAX
値表現ビット数である。有意な係数データのみを伝送す
れば良いので、0を表現する必要がなく、従って、正負
の値が対象の符号として表現される。
このことは、発生情報量を演算する時に、絶対値のみに
注目すれば良い利点を生じさせる。
第5図Bに示す例では、ブロックMOで係数デ−夕のM
AX値が−9であるので、第6図から明らかなように、
MAX値を伝送するのに、5ビツトが必要である。従っ
て、MAX値表現ビット数は、(100)とされる。他
のMブロックについても、同様にしてMAX値表現ビッ
ト数が定まる。
このMAX値表現ビット数を受信側で参照することによ
り、AC係数のデータの区切りを知ることができる。
C1発生情報量の計算 以下、上述の実施例における情報量の演算処理について
説明する。
まず、送信データ(第4図参照)中のDC係数、Mブロ
ックMOのPフラグP OOk及びMフラグとの計19
ビットが固定の情報量である。
可変の情報量を計算する方式について説明する。
この実施例では、再量子化ステップ幅9として、(2,
4,6,8,10,12,14,16)の8種類が用意
されている。これらの値でAC係数の絶対値が除算され
、その商を四捨五入して伝送すべき係数データが形成さ
れる。この再量子化がされた時に、有限な値を持つ最小
値(即ち、再量子化ステップqで割った時に、0.5と
なり、四捨五入で1となる値)が重要である。この最小
値が以下に示される。
q   :  2 4 6 8 10121416最小
値:±1±2±3±4±5±6±7±8この最小値を念
頭におき、Sフラグ及びPフラグの情報量の演算につい
て以下に説明する。
Sフラグの情報量の演算 Sフラグのデータ量の計算について説明する。
Sフラグを送らなければならないのは、MブロックMi
に属する複数サンプル中に0でない値を持ったAC係数
が一つでも在る場合である。従って、各MブロックのA
C係数の最大値MAXIに注目すれば、充分である。そ
こで、1フレーム内の全てのMブロックの夫々のAC係
数の絶対値の最大値MAX1の度数分布表を作成し、こ
の度数分布表を累積度数分布表に変換する。
即ち、Mブロックの夫々の絶対値の最大値MAX1をア
ドレスとする度数分布表がメモリに作成され、1フレー
ムの度数分布表が作成された後に、この度数分布表が累
積度数分布表に変換される。
第7図Aは、AC係数の絶対値のMブロック毎の最大値
MAXIを横軸とし、発生度数を縦軸とした度数分布表
である。この度数分布表が511の側からOに向かって
累積されることで、第7図Bに示す累積度数分布表S 
(n)が得られる。再量子化ステップqが決定されると
、その%が伝送すべき最小値となる。伝送する最小値n
Oが決められた場合、MAXIがnoより小さな値のM
ブロックは、可変情報量を全く伝送しなくて良い。従っ
て、S (no)が1フレームの伝送すべきMブロック
の総数を示している。
ここで、MブロックMO,Ml、M2、M3の夫々の再
量子化ステップ幅をqOlql、q2、q3とし、各M
ブロックの累積度数分布表をs。
(n)、SL (n)、S2 (n)、S3 (n)と
すると、各Mブロックの伝送すべきSフラグと、MAX
値表現ビット数の情報量(ビット)は、下記の(1)式
で表される。
各ブロックに関して、3の値は、MAX値表現ビット数
に割り当てられるビット数を表している。
ブロックMOは、MAX値表現ビットのみで、Sフラグ
は伝送しない。但し、ブロックMOのPフラグP OO
kが全て“0″の時は、ブロックMOのMAX値表現ビ
ットも伝送しない。
Pフラグの送信ビット数について次に説明する。
上述のSフラグのビット数と同様に、第7図Cに示すよ
うに、AC係数の絶対値のSブロック毎の最大値MAX
2を横軸とし、発生度数を縦軸とした度数分布グラフが
形成される。この度数分布が511の側からOに向かっ
て累積されることで、第7図りに示す累積度数分布グラ
フP (n)が得られる。再量子化ステップqが決定さ
れると、そのAが伝送すべき最小値となる。伝送する最
小値noが決められた場合、Sブロック毎の最大値MA
X2がn0以上のSブロックは、必ず4ビツトのSフラ
グを伝送する必要がある。従って、P(no)が1フレ
ームの伝送すべきSブロックの総数を示している。
上述と同様に、MブロックMO,Ml、M2、M3の夫
々の再量子化ステップ幅をqOlql、q2、q3とし
、各Mブロックの累積度数分布表をPO(n)、PI 
(n) 、P2 (n)、P3(n)とすると、各Mブ
ロックの伝送すべきPフラグの情報量(ビット)は、次
の(2)式により与えられる。
Sフラグ及びPフラグの情報量を演算するのに、最大値
MAXI及びMAX2の値そのものでなく、4ビツトの
アドレスコードA O−A 3を使用できる。つまり、
この実施例では、再量子化ステップ幅qが上述のように
、(2,4,6,・・・、16)のいずれかであり、従
って、最小値は、(1゜2.3.・・・、8)の8種類
しかない。この8個のアドレスを度数分布作成用のメモ
リが有していれば、充分であるので、MAXI及びMA
X2がJ (0,1,3,・・・、8)の値を持つ3ビ
ツトのアドレスコードに変換される。
第8図Aに示すように、Mブロック毎の最大値MAXI
は、(1≦MAXI<2)の場合に(j−1)、(2≦
MAXI<3)の場合に(j=2)、・・・・、(8≦
MAXI)の場合に(j−8)と変換される。この第8
図Aに示す度数分布表は、第8図Bに示す累積度数分布
表S (n)に変換される。この累積度数分布表S* 
(n)は、上述の第8図Bに示す累積度数分布表S (
n)と(1,2,3,・・・8〉のアドレスでは、全く
同一の値を示すことになり、Sフラグの情報量を演算す
ることができる。この第8図に示す方式は、メモリの規
模を小さくでき、また、情報量の演算時間を短縮化でき
る利点がある。
次に、AC係数データの情報量の演算について説明する
。AC係数が属するMブロックのデータの絶対値のMA
X値に応じて表現ビット数が決定されるので、AC係数
の値とビット数とが1対1に対応しない、従って、最初
にMブロックの絶対値MAXIと各サンプルの絶対値と
の二つのパラメータを使用した度数分布表が作成される
。但し、Mブロックの最大値MAXIは、再量子化され
た場合のビット数を知るために、1〜511のレベルの
全てが必要であるが、各サンプルの絶対値は、前述のよ
うに、再量子化ステップ幅と対応する最小値が8種類し
かないので、1,2.・・・、7、そして8以上かどう
かが分かれば、情報量を演算できるので、第9図に示す
ように、MAXI(m)を縦軸とし、各サンプルの絶対
値nを横軸とする度数分布表を作成すれば充分である。
第9図では、例えば再量子化幅を6とした時の伝送され
るべきデータの範囲が斜線領域として示されている。第
9図及び以下に示されるように、再量子化幅が6の時で
は、AC係数の元の値が176とされ、1〜8ビツトで
表現される。
199〜194   it7〜321 61195〜3
86  i33〜6417第9図に示すように、各ビッ
ト数で表現できるサンプル数をNiとすると、AC係数
の情報量は、lXN1+2XN2+3xN3+4xN4
+5xN5+6xN6+7xN7+8xN8・・・(3
)= (N1+N2+N3+N4+N5+N6+N7十
N8)+ (N2+N3+N4+N5+N6+N7+N
8)+ (N3+N4+N5+N6+Nマ+N8)+ 
(N4+N5+N6+N7+N8)+(N5+N6+N
7+N8)+  (N6+N7+N8)+ (N7+N
8)+Na  ビット・・(4)と計算できる。この計
算のために、第9図に示す度数分布表が累積度数分布表
に変換される。先ず度数分布表が第10図Aに示すよう
に、(n=8)から(n=1)の方に向かって累積する
。この結果得られた表をE(m、n)とする。この表E
(m、n)において、mを指定した場合、量子化ステッ
プ幅qを定めると、E(m、!4q)の数値を見れば、
Mブロックの絶対値の最大値がmの値を持ち、且つ’A
 (1以上の値を持つAC係数のサンプル数が分る*’
/zq以上の値を持つデータは、伝送しなければならな
いので、(q=6)とした場合に、2ビツト長で表現で
きるサンプル数N2は、 と計算できる。この(5)式は、上述の(3)式を計算
するには良いが、(4)式は、直ぐに計算できない。
(4)式に利用し易いように、第10図Bに示すように
、第10図への表E (m、 n)をMブロックの最大
値mの最大値例えば511の方から(m−1)の方に向
かって累積する。この結果の表をF(m、n)とする0
表F (m、n)において、量子化ステップ幅qを指定
した時に、F(m、54q)の値は、AC係数の絶対値
が’A q以上の値を持ち、且つMブロックの絶対値の
最大値がm以上の値を持つAC係数のサンプル数を示し
ている。
従って、(q=6)の例では、AC係数の情報量は、(
4)式に準すると、 となるので、 F(27,3)  +F(51,3)  +F(99,
3)  +F(195,3) +F(387,3)  
 ・ ・ ・(7)と計算することができる。従って、
各Mブロックと夫々対応する第10図Bに示す累積度数
分布関数をFO(m、n)、Fl (m、n)、F2(
m、n)、F3 (m、n)とし、再量子化ステップ幅
をqO,ql、q2.q3とすると、AC係数の総情報
量は、 F2(m2に、 +Aq2)十F3(m3に、 ′Aq
3))  ・・(a)で与えられる。ここで、mok、
 m lk、 m2k。
m3には、夫々の再量子化ステップ幅qo、qi。
q2.q3に対応して表現ビット数が増加する変化点の
値である。(q−6)の例では、これらの変化点が第9
図において丸付数字で示す(3,9゜15.27.51
,99.387)である。
上述の表現ビット数の変化点を第11図に示す。
可変の情報量の合計は、前述の(1)式、(2)式の夫
々の合計と(8)式とを加算したものである。
d、情報量制御のための構成 発生情報量を制御するバッファリング処理は、情報量演
算回路7でなされる情報量の演算と、再量子化ステップ
幅決定回路8でなされる再量子化ステップ幅を決定する
処理とからなる。第12図は、この発明の一実施例中の
バッファリング処理と関連する一部を詳細に示す。
絶対値化回路6からのAC係数の絶対値が最大値検出回
路11に供給され、最大値検出回路11で、Mブロック
毎の最大値MAXIが検出される。
この最大値MAX 1は、8個の再量子化ステップ幅と
対応して4ビツトのアドレスコードAO−A3に変換さ
れる。また、Mブロックを区別するアドレスの上位2ビ
ットA4.A5がMブロックカウンタ17で形成される
。これらの最大値MAX1(アドレスAO〜A3)及び
A4、A5が6ビツトのアドレスを構成し、このアドレ
スがマルチプレクサ12に供給され、マルチプレクサ1
2の出力信号が度数分布作成用のメモリ13に対して供
給される。つまり、メモリ13は、第8図Aに示すよう
な度数分布表を貯え、次に、第8図Bに示す累積度数分
布表を貯えるものである。
また、最大値検出回路14で検出されたSブロック毎の
AC係数の最大値MAX2と対応する4ビツトのアドレ
スコードAO−A3及びMブロックカウンタ17の出力
A4.A5がマルチプレクサ15に供給され、マルチプ
レクサ15の出力信号が度数分布作成用のメモリ16に
対して、6ビツトのアドレスAO〜A5として供給され
る。
更に、AC係数の絶対値が64サンプル分の遅延量を持
つ遅延回路18に供給され、最大値検出回路11からの
アドレスコードが4個のMブロックと対応する遅延量を
持つ遅延回路19に供給され、Mブロックカウンタ17
の出力信号が4個のMブロックと対応する遅延量を持つ
遅延回路20に供給される。これらの遅延回路18.1
9及び20の出力信号が15ビツトのアドレスAO−A
14としてマルチプレクサ21に供給され、マルチプレ
クサ21の出力信号が度数分布作成用のメモリ22に対
して供給される。メモリ22は、第9図に示すような2
次元の度数分布表を作成するために設けられている。A
C係数の絶対値がメモリ22のアドレスの下位9ビツト
のアドレスAO〜A8とされ、MAXIと関連したアド
レスコードがその上位4ビツトA9〜A12とされ、M
ブロックカウンタ17の出力が上位の2ビツトA13、
A14とされる。
Mブロックカウンタ17により形成された2ビツトの上
位アドレスにより、メモリ13.16.22の夫々のメ
モリ領域がMブロックMO,、Ml、M2、M3と対応
して分けられる。従って、情報量の演算等のバッファリ
ング処理は、Mブロック毎になされる。
メモリ13から読み出されたデータが加算回路23に供
給され、加算回路23でマルチプレクサ24の出力と加
算される。マルチプレクサ24には、O1+1及びレジ
スタ25の出力信号とが供給され、これらの入力信号の
一つが選択的に加算回路23に供給される。加算回路2
3の出力信号がレジスタ25に供給される。レジスタ2
5の出力信号が上述のように、マルチプレクサ24にフ
ィードバックされると共に、乗算回路26に供給される
。乗算回路26の出力信号が加算回路28に供給される
。乗算回路26には、ROM27から読み出された乗算
係数が供給される。乗算係数は、前述の(1)式に示さ
れるように、Mブロックの夫々に応じて異なる係数であ
る。乗算回路26の出力には、Sフラグの情報量が得ら
れる。
メモリ16から読み出されたデータが加算回路29に供
給され、加算回路29でマルチプレクサ30の出力と加
算される。マルチプレクサ30には、O1+1及びレジ
スタ31の出力信号とが供給され、これらの入力信号の
一つが選択的に加算回路29に供給される。加算回路2
9の出力信号がレジスタ31に供給される。レジスタ3
1の出力信号が上述のように、マルチプレクサ30にフ
ィードバックされると共に、乗算回路32に供給される
0乗算回路32により4倍とされた信号が加算回路28
に供給される。乗算回路32からは、前出の(2)式で
表されるPフラグの情報量が得られる。加算回路28か
らは1.Sフラグ及びPフラグの両者の合計が得られる
メモリ22に関連して、メモリ13及び16と同様に、
加算回路33、マルチプレクサ34、レジスタ35が設
けられている。レジスタ35の出力信号が加算回路36
に供給され、加算回路28の出力信号と加算される。レ
ジスタ35からは、前出の(8)式で表されるAC係数
の情報量が得られる。従って、加算回路36からは、■
フレーム内に含まれるMブロックMO,Ml、M2、M
3の何れか一つに関する発生情報量のデータが発生する
加算回路36の出力信号が加算回路37とレジスタ38
とからなる累算回路に供給される。この累算回路は、M
ブロックMO,ML M2、M3の発生情報量を合計す
るもので、加算回路38の出力には、可変情報量に関す
る送信ビット数Qが得られ、この送信ビット数Qが比較
回路39に供給される。比較回路39には、端子40か
ら送信ビット数の目標値Pが供給され、計算された送信
ビット数Qと目標値Pの大小関係が検出される。
(P>Q)の場合に例えばハイレベルとなる比較出力信
号が発生する。
比較回路40の比較出力信号が制御信号発生回路41に
供給される。制御信号発生回路41は、例えば番号i 
(i=o〜32)を区別するための5ビツトの制御信号
を発生する。この制御信号がアドレス発生器42及びレ
ジスタ43に供給される。制御■信号発生回路41は、
インクリメントする制御信号を発生し、各制御信号に関
する比較出力信号を監視している。送信ビット数Qと目
標値Pが(P>Q)の関係が成立しない時には、制御信
号の番号iがインクリメントされ、(P>Q)の関係が
成立したら、制御信号の番号iのインクリメントが停止
される。
レジスタ43には、比較回路39からの上述の比較出力
信号がクロックとして供給され、(p>Q)の関係が成
立した時に、制御信号がレジスタ43に取り込まれる。
また、アドレス発生器42で形成された15ビツトのア
ドレス信号AO〜A14がマルチプレクサ21に供給さ
れ、その下位6ビツトがマルチプレクサ12及び15に
供給される。更に、アドレス発生器42で発生したアド
レスのA4、A5がROM27に供給され、Mブロック
の番号に対応した乗算係数が発生する。
制御信号がインクリメントすることで、再量子化ステッ
プ幅qが切り替えられる。即ち、この実施例では、Mブ
ロックM O−M 3の夫々に対して適用される再量子
化ステップ幅をqO,ql、q2、q3とすると、互い
に異なる(qO,ql、q2、q3)の組が32種類用
意されている。制御信号の番号lによりこれらの再量子
化ステップ幅の組が区別され、lがOから31に向かう
ほど、発生情報量が単調に減少し、また、復元画像の画
質が劣化する0発生情報量が目標値より少なくなった時
の制御信号の番号iがレジスタ43に取り込まれる。再
量子化ステップ幅は、16.14.12.10.8.6
.4.2の8種類の何れかである。
レジスタ43からの制御信号が破線で囲んで示す再量子
化回路5に供給される。再量子化回路5は、レジスタ4
3からの制御信号とカウンタ44で発生したMブロック
番号とがアドレスとして供給され、重み付は係数(再量
子化ステップ幅qの逆数)を発生するROM45と、バ
ッファメモリ4からの係数値データとROM45から読
み出された重み付は係数とを乗算する乗算回路46とで
構成されている0乗算回路46の出力データがフォーマ
ット化回路9に供給され、制御信号と共に送信データに
変換される。
再量子化回路5において、カウンタ44からのMブロッ
ク番号が供給されているのは、−律にAC係数に対して
、重み付は係数を乗じるのではなく、Mブロックに応じ
てよりきめ細かく重み付は係数を乗じることを可能とす
るためである。
第12図に示す構成に関して、度数分布表の作成及び累
積度数分布表の作成の動作について説明する。
度数分布表の作成期間では、最初にメモリ13.16.
22の内容がゼロクリアされる。即ち、加算回路23.
29.33がクリア動作時にゼロデータを発生し、また
、マルチプレクサ24.30.34がアドレス発生器4
2の出力を選択する。アドレス発生器42は、Oから(
2”−1)まで変化するアドレスを発生する。従って、
メモリ13.16.22の全アドレスにゼロデータが書
き込まれる。
このクリアの後に度数分布表の作成がなされる。
マルチプレクサ12が最大値検出回路11で検出された
Mブロックの最大値MAXI及びMブロックアドレスを
選択し、また、マルチプレクサ15が最大値検出回路1
4で検出されたSブロックの最大値MAX2及びMブロ
ックアドレスを選択し、更に、マルチプレクサ21が遅
延回路18.19.20の出力を選択する。マルチプレ
クサ24.29.33が+1の入力を選択する。マルチ
プレクサ12.15.21からのアドレスのデータがメ
モリ13.16.22から読み出され、加算回路23.
29.33で+1される。この加算回路23.29.3
3の出力データがメモリ13>16、22の入力データ
として同一のアドレスに書き込まれる。この処理が1フ
レ一ム期間にわたってなされた後に、メモリ13.16
.22には、MブロックMO−M3に関する度数分布表
が夫々貯えられる。
このように、メモリ13.16.22に1フレ一ム分の
発生度数の分布表が形成されたら、次に、これらの度数
分布表から累積度数分布表が形成される。累積度数分布
表の形成のために、マルチプレクサ12.15及び21
がアドレス発生器42の出力を選択する状態に切り替え
られ、また、マルチプレクサ24.30及び34がレジ
スタ25.31及び35の出力を夫々選択する状態に切
り替えられる。
メモリ12及び16の度数分布表を累積度数分布表に変
換する処理とメモリ22の度数分布表を累積度数分布表
に変換する処理とは、全く異なるので、別々にその動作
を説明する。
メモリ13に形成された累積度数分布表を累積度数分布
表に変換する時に、アドレス発生器42は、第13図に
示すフローチャートに従ってアドレスを発生する。最初
に、(i=o)とされる(ステップ51)0次に、レジ
スタ25がゼロクリアされる(ステップ52)。(j−
8)が指定されると(ステップ54)、下位4ビツトA
O〜A3がjとされる(ステップ55)。そして、加算
器23の出力(累積計算値)がメモリ13に書き込まれ
ると共に、加算器13の出力がレジスタ25に取り込ま
れる(ステップ56)、この段階で、メモリ13に5i
(j)が作成される。
次に、(j−J−1)とされる(ステップ57)。判定
のステップ58で(j=0)かどうかが調べられ、(j
≠0)の時に、ステップ55に戻る。(j=0)の時に
は、一つのMブロックに関しての累積度数分布表の作成
が終了したことを意味するので、Mブロックの番号が+
1される(ステップ59)0判定のステップ6oにおい
て、(i=4)かどうかが調べられる。(i≠4)の時
には、ステップ52に戻り、次のMブロックに関して、
上述と同様の累積度数分布表の作成がなされる。(i=
4)は、全てのMブロックに関しての累積度数分布表の
作成が終了したことを意味するので、終了状態となる。
メモリ16における累積度数分布表PL(n)の形成は
、上述のメモリ13における累積度数分布表5t(n)
の作成と同様であるので、その詳細な説明は、省略する
次に、メモリ22に形成された累積度数分布表を累積度
数分布表に変換する時のアドレス発生器42の動作を第
14図のフローチャートを参照して説明する。最初に、
(i=o、j=o)とされる(ステップ61)。ここで
、jは、第9図における縦軸mと対応している。Mブロ
ックを指定するアドレスの上位の2ビットA13.A1
4がlとされる(ステップ62)。その下位の9ビツト
AO〜A8がjとされる(ステップ63)。次に、レジ
スタ35がゼロクリアされる(ステップ64)。
(k=8)が指定されると(ステップ65)、アドレス
A9〜A12がkとされる(ステップ66)、ここで、
kは、第9図における横軸nと対応している。そして、
加算器33の出力がメモリ22に書き込まれると共に、
加算器33の出力がレジスタ35に取り込まれる(ステ
ップ67)。
次に、ステップ68でkの値が(−1)され、判定ステ
ップ69で(k=0)かどうかが調べられる。(k≠0
)の時は、ステップ66に戻る。
(k−0)の時は、jの値が(+1)され(ステップ7
0)、判定ステップ7Iで(j=511)かどうかが調
べられる。
(j=511)は、一つのMブロックに関して、第10
図Bに示す縦方向の累積が終了したことを意味するので
、Mブロックの番号が+1される(ステップ72〉0判
定のステップ73において、(i−4)かどうかが調べ
られる。(i≠4)の時には、ステップ62に戻り、次
のMブロックに関して、上述と同様の累積がなされる。
(i=4)は、全てのMブロックに関して、縦方向の累
積の処理が終了したことを意味するので、次に、第10
図Aに示す横方向の累積処理に移行する。
つまり、kのある値において、jの値を(j=511)
から(k=1)に向かって変化させることで、累積処理
がなされる。
最初に、(i=o、に=o)とされる(ステップ74)
、Mブロックを指定する上位の2ビットA13.A14
がiとされる(ステップ75)。
4ビツトA9〜A12がkとされる(ステップ76)。
次に、レジスタ35がゼロクリアされる(ステップ77
)。
(j=511)が指定されると(ステップ78)、アド
レスAO〜A8がjとされる(ステップ79)。そして
、加算器33の出力がメモリ22に書き込まれると共に
、加算器33の出力がレジスタ35に取り込まれる(ス
テップ80)0次に、ステップ81でjの値が<−1)
され、判定ステップ82で(k=0)かどうかが調べら
れる。
(j≠0)の時は、ステップ79に戻る。(j=O)の
時は、kの値が(+1)され(ステップ83)、判定ス
テップ84で(k=9)かどうかが調べられる。
(k=9)の時には、一つのMブロックに関して、第1
0図Aに示す横方向の累積が終了したことを意味するの
で、Mブロックの番号が+1される(ステップ85)。
判定のステップ86において、(k=4)かどうかが調
べられる。(i≠4)の時には、ステップ76に戻り、
次のMブロックに関して、上述と同様の累積がなされる
(k=4)は、全てのMブロックに関して、横方向の累
積の処理が終了したことを意味する。これらの二つの累
積処理により、累積度数分布表がメモリ22に形成され
、終了状態となる。
以上のように、メモリ13.16.22に形成された累
積度数分布表を参照して発生情報量が演算され、発生情
報量が伝送路の容量を越えないような最適な再量子化ス
テップ幅が決定される。この発生情報量の演算及び再量
子化ステップ幅の決定は、第15図に示すフローチャー
トに従ってなされる。再量子化ステップ幅は、Mブロッ
クMO1ML M2、M3の夫々と対応するqOlql
、q2、q3を組として、例えば32種類用意されてい
る。ここでは、再量子化ステップ幅の組の番号をiとす
ると、iがOから31に向かって大きくなるほど、発生
情報量が単調に減少し、その反面、再量子化ステップ幅
が粗くなり、復元画像の画質が劣化するように設定され
ている。この再量子化ステップ幅の組の番号iは、制御
信号発生回路41からの制御信号の番号と対応している
。従って、制御信号は、再量子化ステップ幅の組を区別
するために、5ビツトのデータである。
この第15図の動作では、マルチプレクサ12.15.
21がアドレス発生器42の出力を選択し、マルチプレ
クサ24.30がO入力を選択し、マルチプレクサ34
がレジスタ35の出力を選択する状態とされる。
第15図の最初のステップ91で、制御信号(再量子化
ステップ幅の組)の番号iがOとされる。この制御信号
iに対応して、再量子化ステップ幅の組(qO,ql、
q2、q3)が設定される(ステップ92)。レジスタ
38がゼロクリアされる(ステップ93)。Mブロック
の番号jがOとされる(ステップ94)。アドレスのビ
ットA4、A5がjとされる(ステップ95)。ピッ)
 A O−A 3が’Aqjとされる。このアドレスが
メモリ13に与えられると、Sj(+AqJ)の値がメ
モリ13から読み出され、この値がレジスタ25に取り
込まれ、また、メモリ16から読み出されたPj(′A
qj)の値がレジスタ31に取り込まれる(ステップ9
7)。従って、加算回路28からは、乗算回路26及び
32の出力の合計(ajsj (′Aqj)+4Pj 
(!4qj))が発生する。ajは、ROM27からM
ブロックの番号jに応じて出力される乗算係数である(
ステップ98)。この加算回路28からの値は、Sフラ
グ及びPフラグの合計の情報量である。
次に、前出の(8)式で示されるAC係数の情報量の演
算がなされる。このため、アドレスの2ビツトA13、
A14がjとされ(ステップ99)、その4ビツトA9
〜A12がVz(ljとされる(ステップ100)、ま
た、(k−1)とされ(ステップ101)、レジスタ3
5がゼロクリアされる(ステップ102)。
第11図に示されるような表現ビット長の変わる最小値
mjkと対応して、アドレスの下位9ピツ)AO−AO
がm j kとされる(ステップ103)。
前出の(8)式のmok、 mlk、 m2に、 m3
kが夫々mjkと対応している。このアドレスAO−A
14のメモリ22のデータが読み出され、加算回路33
に供給され、加算回路33の出力がレジスタ35に取り
込まれる(ステップ104)、次に、kの値が(+1)
され(ステップ105)、判定ステップ106で(k−
9)かどうかが調べられる。
(k≠9)の時には、ステップ103に戻る。この(k
=1)から(k=8)までの繰り返し処理は、 の演算を行う処理である。(k=9)の時には、この加
算回路37の出力がレジスタ38に取り込まれる(ステ
ップ107)。そして、(j−j+1)(ステップ10
8)とされ、次の判定ステップ109で(j−4)かど
うかが調べられる。
(j≠4)の場合には、ステップ95に戻り、次のMブ
ロックに関して上述と同様の処理がなされる。(j=4
)の時には、レジスタ38の出力に得られる発生情報量
Qと目標値Pとがステップ110で比較される。
ステップ110において、(P>Q)が成立しない場合
、即ち、目標値Pより発生情報量Qが多い場合には、制
御信号iの番号が(+1)される(ステップ111)。
そして、新たな制御信号に対応する再量子化ステップ幅
を設定して、上述と同様に発生情報量が演算される。若
し、(p>Q)が成立する時では、レジスタ43にこの
制御信号iが取り込まれる(ステップ112)、これに
より、最適な再量子化ステップ幅の決定が終了する。レ
ジスタ43に取り込まれた制御信号iがROM45に供
給され、再量子化ステップ幅の逆数の重み付は係数がR
OM45から発生する。
e、変形例 送信ビット数を制御するために、上述の一実施例のよう
に、(1/2’ )倍の重み付は係数を乗じるのに限ら
ず、(1,I’2)(1,I’2)”  ・・・の重み
付は係数を乗じるようにしても良い。
上述の実施例では、lフレーム内のデータを(8X8)
等のしブロックに分割している。しかし、フィールド内
のデータを分割しても良い。また、圧縮率の向上のため
に、2フレームの画像データからブロックを形成しても
良い。
また、フォーマット化回路9において、エラー訂正符号
化、同期パターンの付加等の処理を行っても良い、これ
らの処理で増加する送信ビット数は、固定の量である。
2次元ブロックに限らず、3次元ブロックに適用される
変換符号化に対しても、この発明は、適用できる。
入力画像信号がテレビジラン信号の輝度信号の場合に限
らず、コンポーネントカラー映像信号であっても良い。
コンポーネントを同時化して処理しても良く、また、コ
ンポーネントを別個に処理しても良い。
変換符号としては、コサイン変換に限らず、直交変換等
を使用しても良い。
〔発明の効果〕
この発明は、フィードフォワード制御で送信の必要なデ
ータ量を目標値より小に制御できるので、フィードバッ
ク制御と異なり、発振等の問題が生じない、また、この
発明は、フィールド或いはフレーム等の単位でデータ量
を正確に制御でき、ディジタルVTRに適用して好適で
ある。更に、この発明は、ソーティング回路等の複雑な
回路を必要としないので、回路規模が大きくならない利
点がある。更に、この発明では、Mブロック毎に発生情
報量を求めているので、Mブロック毎に独立の再量子化
ステップ幅によって発生情報量をきめ細かく制御するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の全体システムを示すブロ
ック図、第2図はDCT用のブロックの一例を示す路線
図、第3図は画像領域の分割及びフラグの説明に用いる
路線図、第4図及び第5図は送信データの一例の構成を
示す路線図、第6図は送信データへのコード変換の説明
に用いる路線図、第7図、第8図、第9図及び第1O図
は度数分布表及び累積度数分布表の作成の説明に用いる
路線図、第11図は表現ビット数変化点の説明に用いる
路線図、第12図は発生情報量の演算及び再量子化ステ
ップ幅の決定のための構成を示すブロック図、第13図
、第14図及び第15図は度数分布表の作成と発生情報
量の演算処理の動作の説明に用いるフローチャート、第
16図は従来技術の説明に用いるブロック図である。 図面における主要な符号の説明 2ニブロック化回路、 3:コサイン変換回路、 4:バッファメモリ、 5:再量子化回路、 9:フォーマット化回路、 10:出力端子、 11:Mブロック毎にAC係数値データの最大値MAX
Iを検出し、3ビツトのアドレスを発生する回路、 14:Sブロック毎にAC係数値データの最大値MAX
2を検出し、3ビツトのアドレスを発生する回路、 13.16.22:度数分布表作成用メモリ、41:制
御信号発生回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (n×n)の画素からなるブロックに対し、変換符号化
    を行い、得られた係数情報のうち、直流成分は、所定の
    ビット数で伝送するようになし、(n^2−1)個の交
    流成分をm個のサブブロックに分割し、各サブブロック
    中の係数データを再量子化して伝送するようにした画像
    データの伝送装置において、 上記各サブブロック中の上記再量子化された係数データ
    のうちの最大値を検出し、上記最大値のレベルに応じた
    ビット数で同一サブブロック内の係数データを符号化す
    るようにしたことを特徴とする画像データ伝送装置。
JP1179746A 1989-07-12 1989-07-12 画像データ伝送装置 Pending JPH0344269A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000308061A (ja) * 1999-03-18 2000-11-02 Alcatel デジタルデータ、特に画像圧縮器の伝送速度または品質調整装置

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JP2000308061A (ja) * 1999-03-18 2000-11-02 Alcatel デジタルデータ、特に画像圧縮器の伝送速度または品質調整装置

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