JPH0344255Y2 - - Google Patents
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- JPH0344255Y2 JPH0344255Y2 JP2257187U JP2257187U JPH0344255Y2 JP H0344255 Y2 JPH0344255 Y2 JP H0344255Y2 JP 2257187 U JP2257187 U JP 2257187U JP 2257187 U JP2257187 U JP 2257187U JP H0344255 Y2 JPH0344255 Y2 JP H0344255Y2
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Landscapes
- Feeding, Discharge, Calcimining, Fusing, And Gas-Generation Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
本考案は、一定量の液体を正確に測り取るため
に、新規に開発された定量採取装置に関するもの
で、詳しくは、スラリー状の液体や高分子物質を
含んだ粘稠液を一定量正確に採取する場合に適し
た液体の定量採取装置に関するものである。
に、新規に開発された定量採取装置に関するもの
で、詳しくは、スラリー状の液体や高分子物質を
含んだ粘稠液を一定量正確に採取する場合に適し
た液体の定量採取装置に関するものである。
「従来の技術」
従来より、一定量の液体等を正確に測り取るた
めの器具として、ピペツトやオートピペツトがよ
く使われている。
めの器具として、ピペツトやオートピペツトがよ
く使われている。
「考案が解決しようとする問題点」
これらの器具は、機構が単純で、比較的に安価
に得ることができるという利点がある。
に得ることができるという利点がある。
しかし、これらの器具の場合、測定制度を維持
するには、使用後に必ず器具の内面に付着した液
体を除去しておかねばならず、器具の洗浄等に手
間がかかるという問題があつた。
するには、使用後に必ず器具の内面に付着した液
体を除去しておかねばならず、器具の洗浄等に手
間がかかるという問題があつた。
また、一般に市販されているピペツトの場合、
測定の対象となる液体が、粘度の低いものである
場合には、器具に付着したものの洗浄がそれほど
困難ではないが、スラリー状の溶液や高分子化合
物等の粘稠液である場合には、付着したものの除
去が困難で、測定精度が低下する虞れがあつた。
測定の対象となる液体が、粘度の低いものである
場合には、器具に付着したものの洗浄がそれほど
困難ではないが、スラリー状の溶液や高分子化合
物等の粘稠液である場合には、付着したものの除
去が困難で、測定精度が低下する虞れがあつた。
この考案は、前記事情に鑑みてなされたもの
で、測定対象の液体が出入りする測定部の内面に
洗浄を、人手をかけずに、しかもより確実に行う
ことができ、しかも、測定対象の液体がスラリー
状の溶液や高分子化合物等の粘稠液であつても、
使用後の洗浄を確実にして、測定精度の低下を防
止することのできる液体の定量採取装置を提供す
ることを目的とする。
で、測定対象の液体が出入りする測定部の内面に
洗浄を、人手をかけずに、しかもより確実に行う
ことができ、しかも、測定対象の液体がスラリー
状の溶液や高分子化合物等の粘稠液であつても、
使用後の洗浄を確実にして、測定精度の低下を防
止することのできる液体の定量採取装置を提供す
ることを目的とする。
「問題点を解決するための手段」
この考案に係る液体の定量採取装置は、中間部
がループ状に巻回されるとともに一端が液体を吸
い上げる吸い口となるチユーブと、吸引力を生ぜ
しめるためのシリンジと、前記チユーブ内を洗浄
するための流体を貯留しておく洗浄用流体タンク
と、この洗浄用流体タンクの流体を搬送するため
の流体搬送管と、前記シリンジの圧縮室を前記チ
ユーブの他端あるいは前記流体搬送管に択一的に
切り換え接続する切換弁とを備えたことを特徴と
する。
がループ状に巻回されるとともに一端が液体を吸
い上げる吸い口となるチユーブと、吸引力を生ぜ
しめるためのシリンジと、前記チユーブ内を洗浄
するための流体を貯留しておく洗浄用流体タンク
と、この洗浄用流体タンクの流体を搬送するため
の流体搬送管と、前記シリンジの圧縮室を前記チ
ユーブの他端あるいは前記流体搬送管に択一的に
切り換え接続する切換弁とを備えたことを特徴と
する。
「作用」
この考案に係る液体の定量採取装置は、切換弁
によつてチユーブとシリンジとを連通させ、この
状態でシリンジのピストン部材を進退させれば、
前記チユーブ内に所定量の液体を採取したり、あ
るいはチユーブ内に採取した液体を再び放出する
ことができる。
によつてチユーブとシリンジとを連通させ、この
状態でシリンジのピストン部材を進退させれば、
前記チユーブ内に所定量の液体を採取したり、あ
るいはチユーブ内に採取した液体を再び放出する
ことができる。
そして、この場合に、前記チユーブのループ状
に巻回した中間部の長さを適宜選定して、該チユ
ーブのループ状の部分の内容積を、前記シリンジ
の内容積よりも大きく設定したり、あるいは液体
を採取する際のシリンジのピストン部材移動量を
適当な範囲に抑えることによつて、採取する液体
がループ状の部分を越えて切換弁側に至らしめる
ことを確実に防止でき、例えば、採取する液体が
スラリー状の液体や高分子化合物の粘稠液であつ
ても、その液中の固体粒子が切換弁に混入するこ
とがなく、固定粒子の混入による切換弁の故障等
も生じない。
に巻回した中間部の長さを適宜選定して、該チユ
ーブのループ状の部分の内容積を、前記シリンジ
の内容積よりも大きく設定したり、あるいは液体
を採取する際のシリンジのピストン部材移動量を
適当な範囲に抑えることによつて、採取する液体
がループ状の部分を越えて切換弁側に至らしめる
ことを確実に防止でき、例えば、採取する液体が
スラリー状の液体や高分子化合物の粘稠液であつ
ても、その液中の固体粒子が切換弁に混入するこ
とがなく、固定粒子の混入による切換弁の故障等
も生じない。
また、切換弁によつてシリンジと洗浄用流体タ
ンクとを連通させて、シリンジによる吸引を行え
ば、洗浄用流体タンク内の流体をシリンジ内に採
取することができ、次いで切換弁によつてシリン
ジとチユーブとを連通させた状態にして、シリン
ジによる排出を行えば、シリンジ内に採取されて
いた洗浄用の流体がチユーブ内に送り出され、チ
ユーブ内面を洗浄する。この場合の洗浄力は、シ
リンジの動作速度を速めるなどによつて増大させ
ることができ、優れた洗浄効果を得ることができ
る。したがつて、前記チユーブ内に定量採取した
液体がスラリー状の液体や高分子化合物の粘稠液
であつて、その液がチユーブ内面に比較的に頑固
に付着したような場合でも、その付着粒子をきれ
いに剥離させ、チユーブ内に残留することを防止
することができ、繰り返し採取する場合の測定精
度の低下を防止することができる。
ンクとを連通させて、シリンジによる吸引を行え
ば、洗浄用流体タンク内の流体をシリンジ内に採
取することができ、次いで切換弁によつてシリン
ジとチユーブとを連通させた状態にして、シリン
ジによる排出を行えば、シリンジ内に採取されて
いた洗浄用の流体がチユーブ内に送り出され、チ
ユーブ内面を洗浄する。この場合の洗浄力は、シ
リンジの動作速度を速めるなどによつて増大させ
ることができ、優れた洗浄効果を得ることができ
る。したがつて、前記チユーブ内に定量採取した
液体がスラリー状の液体や高分子化合物の粘稠液
であつて、その液がチユーブ内面に比較的に頑固
に付着したような場合でも、その付着粒子をきれ
いに剥離させ、チユーブ内に残留することを防止
することができ、繰り返し採取する場合の測定精
度の低下を防止することができる。
また、この定量採取装置は、シリンジや切換弁
の動作を、流体圧や電磁力によつて自動制御する
ことによつて、比較的容易に、かつ安価に自動化
することができ、液体の定量採取の省力化を促進
することもできる。
の動作を、流体圧や電磁力によつて自動制御する
ことによつて、比較的容易に、かつ安価に自動化
することができ、液体の定量採取の省力化を促進
することもできる。
「実施例」
第1図はこの考案の一実施例を示したもので、
図中符号1は定量採取の対象とする液体であり、
2はこの液体1を溜めた貯槽である。
図中符号1は定量採取の対象とする液体であり、
2はこの液体1を溜めた貯槽である。
前記液体1は、この実施例の場合、掘削プラン
ト等で生じたスラリー状の液体である。
ト等で生じたスラリー状の液体である。
この実施例の定量採取装置4は、一端に前記液
体1を吸い上げる吸い口6aが設けられるととも
に一定量の液体1を収容する容積を備えたチユー
ブ6と、吸引力を生ぜしめるためのシリンジ7
と、前記チユーブ6内を洗浄するための流体8を
貯留しておく洗浄用流体タンク9と、この洗浄用
流体タンクの流体8を搬送するための流体搬送管
10と、前記シリンジ7の圧縮室7aを前記チユ
ーブ6の他端あるいは前記流体搬送管10に択一
的に切り換え接続する切換弁11と、前記チユー
ブ6の一端の吸い口6aを把持して、この吸い口
6aを貯槽と液体1の性状分析装置等(図示略)
との間で移動させるロボツト・ハンド12とを備
えてなる。
体1を吸い上げる吸い口6aが設けられるととも
に一定量の液体1を収容する容積を備えたチユー
ブ6と、吸引力を生ぜしめるためのシリンジ7
と、前記チユーブ6内を洗浄するための流体8を
貯留しておく洗浄用流体タンク9と、この洗浄用
流体タンクの流体8を搬送するための流体搬送管
10と、前記シリンジ7の圧縮室7aを前記チユ
ーブ6の他端あるいは前記流体搬送管10に択一
的に切り換え接続する切換弁11と、前記チユー
ブ6の一端の吸い口6aを把持して、この吸い口
6aを貯槽と液体1の性状分析装置等(図示略)
との間で移動させるロボツト・ハンド12とを備
えてなる。
前記チユーブ6は、合成樹脂材料で形成された
もので、その中間部6bがループ状に巻回されて
いる。このようにループ状に巻回したのは、必要
な容積を稼ぐためと、また採取量を視認し易くす
るためであるが、ループ状に巻回したチユーブの
外周面に、さらに目盛りを付すようにしても良
い。ループ状の巻回は、ドラム13を芯にして行
われ、このドラム13は図示略の支柱に支持され
ている。このチユーブ6に使用する合成樹脂材料
としては、ポリエチレンやポリフツ化エチレンな
どを使用することを考えているが、液体1の化学
的性質によつては、その他の材料を使用すること
も有り得る。
もので、その中間部6bがループ状に巻回されて
いる。このようにループ状に巻回したのは、必要
な容積を稼ぐためと、また採取量を視認し易くす
るためであるが、ループ状に巻回したチユーブの
外周面に、さらに目盛りを付すようにしても良
い。ループ状の巻回は、ドラム13を芯にして行
われ、このドラム13は図示略の支柱に支持され
ている。このチユーブ6に使用する合成樹脂材料
としては、ポリエチレンやポリフツ化エチレンな
どを使用することを考えているが、液体1の化学
的性質によつては、その他の材料を使用すること
も有り得る。
前記シリンジ7は、ピストン部材7aの進退動
作および移動量を、流体圧あるいは電磁力等で制
御することができる。また、圧縮室7bの内容積
は、液体1の採取量を配慮して設定されており、
定量採取時の圧縮室7bの容積変化量は、前記チ
ユーブ6の内容積よりも小さい。
作および移動量を、流体圧あるいは電磁力等で制
御することができる。また、圧縮室7bの内容積
は、液体1の採取量を配慮して設定されており、
定量採取時の圧縮室7bの容積変化量は、前記チ
ユーブ6の内容積よりも小さい。
流体8は、使用後のチユーブ6を洗浄するもの
で、一般には、純水あるいは空気を該当させるこ
とが多いが、場合によつては、液体1の化学的性
質を考慮して、洗浄効果の高い薬剤を利用するこ
ともできる。また、空気を利用する場合等におい
ては、流体搬送管10の端部を、第1図に2点鎖
線で示すように、大気開放した状態にする。
で、一般には、純水あるいは空気を該当させるこ
とが多いが、場合によつては、液体1の化学的性
質を考慮して、洗浄効果の高い薬剤を利用するこ
ともできる。また、空気を利用する場合等におい
ては、流体搬送管10の端部を、第1図に2点鎖
線で示すように、大気開放した状態にする。
前記切換弁11は、電磁式の3ポート2位置切
換弁で、チユーブ6の他端とシリンジ7の圧縮室
7bとを連通させた状態、あるいは前記圧縮室7
bと流体搬送管10とを連通させた状態に択一的
に流路を切り換える。
換弁で、チユーブ6の他端とシリンジ7の圧縮室
7bとを連通させた状態、あるいは前記圧縮室7
bと流体搬送管10とを連通させた状態に択一的
に流路を切り換える。
前記ロボツト・ハンド12は、チユーブ6の吸
い口6aを把持するとともに、吸い口6aを貯槽
2の液体1に降ろしたり、定量採取後に吸い口6
aを液体の性状分析装置まで移動させる。
い口6aを把持するとともに、吸い口6aを貯槽
2の液体1に降ろしたり、定量採取後に吸い口6
aを液体の性状分析装置まで移動させる。
このような定量採取装置4においては、切換弁
11によつてチユーブ6とシリンジ7の圧縮室7
bとを連通させ、この状態でシリンジ7のピスト
ン部材7aを進退させれば、前記チユーブ6内に
所定量の液体1を採取したり、あるいはチユーブ
6内に採取した液体1を再び放出することができ
る。
11によつてチユーブ6とシリンジ7の圧縮室7
bとを連通させ、この状態でシリンジ7のピスト
ン部材7aを進退させれば、前記チユーブ6内に
所定量の液体1を採取したり、あるいはチユーブ
6内に採取した液体1を再び放出することができ
る。
そして、この場合に、前記チユーブ6のループ
状に巻回した中間部6bの長さを適宜選定して、
該チユーブ6のループ状の部分の内容積を、前記
シリンジ7の内容積よりも大きく設定したり、あ
るいは液体1を採取する際のシリンジ7のピスト
ン部材移動量を適当な範囲に抑えることによつ
て、採取する液体1がループ状の部分を越えて切
換弁11側に至らしめることを確実に防止でき、
採取する液体1がスラリー状の液体や高分子化合
物の粘稠液であつても、その液中の固体粒子が切
換弁11に混入することがなく、固体粒子の混入
による切換弁11の故障等も生じない。
状に巻回した中間部6bの長さを適宜選定して、
該チユーブ6のループ状の部分の内容積を、前記
シリンジ7の内容積よりも大きく設定したり、あ
るいは液体1を採取する際のシリンジ7のピスト
ン部材移動量を適当な範囲に抑えることによつ
て、採取する液体1がループ状の部分を越えて切
換弁11側に至らしめることを確実に防止でき、
採取する液体1がスラリー状の液体や高分子化合
物の粘稠液であつても、その液中の固体粒子が切
換弁11に混入することがなく、固体粒子の混入
による切換弁11の故障等も生じない。
また、切換弁11によつてシリンジ7の圧縮室
7bと洗浄用流体タンク9とを連通させて、シリ
ンジ7による吸引を行えば、洗浄用流体タンク9
内の流体8をシリンジ7内に採取することがで
き、次いで切換弁11によつてシリンジ7の圧縮
室7bとチユーブ6とを連通させた状態にして、
シリンジ7による排出を行えば、シリンジ7内に
採取されていた洗浄用の流体8がチユーブ6内に
送り出され、チユーブ内面を洗浄する。この場合
の洗浄力は、シリンジ7の動作速度を速めるなど
によつて増大させることができ、優れた洗浄効果
を得ることができる。したがつて、前記チユーブ
6内に定量採取した液体がスラリー状の液体や高
分子化合物の粘稠液であつて、その液がチユーブ
内面に比較的に頑固に付着したような場合でも、
その付着粒子をきれいに剥離させ、チユーブ6内
に残留することを防止することができ、繰り返し
採取する場合の測定精度の低下を防止することが
できる。
7bと洗浄用流体タンク9とを連通させて、シリ
ンジ7による吸引を行えば、洗浄用流体タンク9
内の流体8をシリンジ7内に採取することがで
き、次いで切換弁11によつてシリンジ7の圧縮
室7bとチユーブ6とを連通させた状態にして、
シリンジ7による排出を行えば、シリンジ7内に
採取されていた洗浄用の流体8がチユーブ6内に
送り出され、チユーブ内面を洗浄する。この場合
の洗浄力は、シリンジ7の動作速度を速めるなど
によつて増大させることができ、優れた洗浄効果
を得ることができる。したがつて、前記チユーブ
6内に定量採取した液体がスラリー状の液体や高
分子化合物の粘稠液であつて、その液がチユーブ
内面に比較的に頑固に付着したような場合でも、
その付着粒子をきれいに剥離させ、チユーブ6内
に残留することを防止することができ、繰り返し
採取する場合の測定精度の低下を防止することが
できる。
また、この定量採取装置4は、シリンジ7や切
換弁11の動作を、流体圧や電磁力によつて自動
制御することによつて、比較的容易に、かつ安価
に自動化することができ、液体の定量採取の省力
化を促進することもできる。
換弁11の動作を、流体圧や電磁力によつて自動
制御することによつて、比較的容易に、かつ安価
に自動化することができ、液体の定量採取の省力
化を促進することもできる。
なお、前記一実施例では、測定対象となる液体
1が、掘削プラント等で生じたスラリー状の液体
であつたが、本考案の装置は、例えば血液やその
他の粘稠液の定量採取にも有効に使用でき、した
がつて、医療関係の機器や、水処理等の液体処理
施設の機器など、前記実施例以外の種々の分野に
活用できることは言うまでもない。
1が、掘削プラント等で生じたスラリー状の液体
であつたが、本考案の装置は、例えば血液やその
他の粘稠液の定量採取にも有効に使用でき、した
がつて、医療関係の機器や、水処理等の液体処理
施設の機器など、前記実施例以外の種々の分野に
活用できることは言うまでもない。
また、特に粘稠の高い液体でなくとも、従来の
ピペツトの代用として使用することができ、自動
化を促進する場合などに効果を奏する。
ピペツトの代用として使用することができ、自動
化を促進する場合などに効果を奏する。
「考案の効果」
以上の説明から明らかなように、この考案に係
る液体の定量採取装置は、中間部がループ状に巻
回されるとともに一端が液体を吸い上げる吸い口
となるチユーブと、吸引力を生ぜしめるためのシ
リンジと、前記チユーブ内を洗浄するための流体
を貯留しておく洗浄用流体タンクと、この洗浄用
流体タンクの流体を搬送するための流体搬送管
と、前記シリンジの圧縮室を前記チユーブの他端
あるいは前記流体搬送管に択一的に切り換え接続
する切換弁とを備えた構成で、前記切換弁によつ
てチユーブとシリンジとを連通させ、この状態で
シリンジのピストン部材を進退させれば、前記チ
ユーブ内に所定量の液体を採取したり、あるいは
チユーブ内に採取した液体を再び放出することが
できる。
る液体の定量採取装置は、中間部がループ状に巻
回されるとともに一端が液体を吸い上げる吸い口
となるチユーブと、吸引力を生ぜしめるためのシ
リンジと、前記チユーブ内を洗浄するための流体
を貯留しておく洗浄用流体タンクと、この洗浄用
流体タンクの流体を搬送するための流体搬送管
と、前記シリンジの圧縮室を前記チユーブの他端
あるいは前記流体搬送管に択一的に切り換え接続
する切換弁とを備えた構成で、前記切換弁によつ
てチユーブとシリンジとを連通させ、この状態で
シリンジのピストン部材を進退させれば、前記チ
ユーブ内に所定量の液体を採取したり、あるいは
チユーブ内に採取した液体を再び放出することが
できる。
そして、この場合に、前記チユーブのループ状
に巻回した中間部の長さを適宜選定して、該チユ
ーブのループ状の部分の内容積を、前記シリンジ
の内容積よりも大きく設定したり、あるいは液体
を採取する際のシリンジのピストン部材移動量を
適当な範囲に抑えることによつて、採取する液体
がループ状の部分を越えて切換弁側に至らしめる
ことを確実に防止でき、例えば、採取する液体が
スラリー状の液体や高分子化合物の粘稠液であつ
ても、その液中の固体粒子が切換弁に混入するこ
とがなく、固体粒子の混入による切換弁の故障等
も生じない。
に巻回した中間部の長さを適宜選定して、該チユ
ーブのループ状の部分の内容積を、前記シリンジ
の内容積よりも大きく設定したり、あるいは液体
を採取する際のシリンジのピストン部材移動量を
適当な範囲に抑えることによつて、採取する液体
がループ状の部分を越えて切換弁側に至らしめる
ことを確実に防止でき、例えば、採取する液体が
スラリー状の液体や高分子化合物の粘稠液であつ
ても、その液中の固体粒子が切換弁に混入するこ
とがなく、固体粒子の混入による切換弁の故障等
も生じない。
また、切換弁によつてシリンジと洗浄用流体タ
ンクとを連通させて、シリンジによる吸引を行え
ば、洗浄用流体タンク内の流体をシリンジ内に採
取することができ、次いで切換弁によつてシリン
ジとチユーブとを連通させた状態にして、シリン
ジによる排出を行えば、シリンジ内に採取されて
いた洗浄用の流体がチユーブ内に送り出され、チ
ユーブ内面を洗浄する。この場合の洗浄力は、シ
リンジの動作速度を速めるなどによつて増大させ
ることができ、優れた洗浄効果を得ることができ
る。したがつて、前記チユーブ内に定量採取した
液体がスラリー状の液体や高分子化合物の粘稠液
であつて、その液がチユーブ内面に比較的に頑固
に付着したような場合でも、その付着粒子をきれ
いに剥離させ、チユーブ内に残留することを防止
することができ、繰り返し採取する場合の測定精
度の低下を防止することができる。
ンクとを連通させて、シリンジによる吸引を行え
ば、洗浄用流体タンク内の流体をシリンジ内に採
取することができ、次いで切換弁によつてシリン
ジとチユーブとを連通させた状態にして、シリン
ジによる排出を行えば、シリンジ内に採取されて
いた洗浄用の流体がチユーブ内に送り出され、チ
ユーブ内面を洗浄する。この場合の洗浄力は、シ
リンジの動作速度を速めるなどによつて増大させ
ることができ、優れた洗浄効果を得ることができ
る。したがつて、前記チユーブ内に定量採取した
液体がスラリー状の液体や高分子化合物の粘稠液
であつて、その液がチユーブ内面に比較的に頑固
に付着したような場合でも、その付着粒子をきれ
いに剥離させ、チユーブ内に残留することを防止
することができ、繰り返し採取する場合の測定精
度の低下を防止することができる。
また、この定量採取装置は、シリンジや切換弁
の動作を、流体圧や電磁力によつて自動制御する
ことによつて、比較的容易に、かつ安価に自動化
することができ、液体の定量採取の省力化を促進
することもできる。
の動作を、流体圧や電磁力によつて自動制御する
ことによつて、比較的容易に、かつ安価に自動化
することができ、液体の定量採取の省力化を促進
することもできる。
第1図は、この考案に係る液体の定量採取装置
の一実施例の構成説明図である。 1……液体、2……貯槽、4……定量採取装
置、6……チユーブ、6a……吸い口、6b……
中間部、7……シリンジ、7a……ピストン部
材、7b……圧縮室、8……流体、9……洗浄用
流体タンク、10……流体搬送管、11……切換
弁、12……ロボツト・ハンド。
の一実施例の構成説明図である。 1……液体、2……貯槽、4……定量採取装
置、6……チユーブ、6a……吸い口、6b……
中間部、7……シリンジ、7a……ピストン部
材、7b……圧縮室、8……流体、9……洗浄用
流体タンク、10……流体搬送管、11……切換
弁、12……ロボツト・ハンド。
Claims (1)
- 中間部がループ状に巻回されるとともに一端が
液体を吸い上げる吸い口となるチユーブと、吸引
力を生ぜしめるためのシリンジと、前記チユーブ
内を洗浄するための流体を貯留しておく洗浄用流
体タンクと、この洗浄用流体タンクの流体を搬送
するための流体搬送管と、前記シリンジの圧縮室
を前記チユーブの他端あるいは前記流体搬送管に
択一的に切り換え接続する切換弁とを備えたこと
を特徴とする液体の定量採取装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2257187U JPH0344255Y2 (ja) | 1987-02-18 | 1987-02-18 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2257187U JPH0344255Y2 (ja) | 1987-02-18 | 1987-02-18 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63130135U JPS63130135U (ja) | 1988-08-25 |
JPH0344255Y2 true JPH0344255Y2 (ja) | 1991-09-18 |
Family
ID=30820081
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2257187U Expired JPH0344255Y2 (ja) | 1987-02-18 | 1987-02-18 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0344255Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-02-18 JP JP2257187U patent/JPH0344255Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63130135U (ja) | 1988-08-25 |
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