JPH0344208Y2 - - Google Patents

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JPH0344208Y2
JPH0344208Y2 JP1987175968U JP17596887U JPH0344208Y2 JP H0344208 Y2 JPH0344208 Y2 JP H0344208Y2 JP 1987175968 U JP1987175968 U JP 1987175968U JP 17596887 U JP17596887 U JP 17596887U JP H0344208 Y2 JPH0344208 Y2 JP H0344208Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、薬液などを血管内に注入したり、血
液を採取するときに使用する注射針に関する。
(従来の技術) 従来、注射針31は、第13図に示す注射器3
2あるいは第14図に示す薬液等を身体特に血管
内に注入する点滴器33に使用されている。この
注射針31は、先鋭な針先34を有しかつ液通孔
35を備え、その基端に注射器32等の針装着ノ
ズル部36に外嵌される筒状取付部37が、液密
状に固着されている。
(考案が解決しようとする課題) ところで、従来の注射針31は、薬液等の点滴
に際して、第15図に示すように、血管38内に
針先34が刺し込まれ、点滴器33を腕等の身体
に縛りつけるが、点滴すなわち薬液等の注入時間
が非常に長いため、身体を動かすことがあり、身
体が動いた場合に針先34が血管38から突出し
(第16図参照)、血管38外に薬液等が洩れると
共に痛みを生じ、薬液等の洩れた部分が膨れたり
炎症を起すなどの問題があつた。また、医師、看
護婦、検査員等が、注射針31の針先34により
誤つて穿刺、切創などを生起せしめることがあ
り、特に、ウイルス保菌あるいは感染患者の処置
中に血管で汚染された注射針により穿刺、切創な
どを生じた時には、ウイルス感染事故を発生せし
めるという問題がある。
本考案は、上述のような実情に鑑みてなされた
もので、その目的とするところは、点滴中に針先
が血管を貫通して液洩れが生じることがなく、ま
た処置あるいは使用中に誤つて穿刺、切創などを
生じない注射針を提供するにある。
(課題を解決するための手段) 本考案は、上記目的を達成するために、次の具
体的手段を講じた。
すなわち、本考案は、先鋭な針先4を有しかつ
液通孔5を備えた内針6を、先端7が軸線と略直
交状に切断され且つ先端開口部がその外径を内針
6の外径と略等しくなるようにエツジ状に形成さ
れた管状外針8内に、軸線方向に相互に摺動可能
に嵌入して針先4を外針8の先端7から出退自在
とし、前記内針6の基端が、注射器または点滴器
2の先端部材3に外嵌された内針保持筒9の先端
ノズル10内に液密状に嵌着され、前記外針8の
基端が、前記内針保持筒9に外嵌された外針保持
筒14の先端に嵌着され、該外針保持筒14に前
記内針保持筒9が軸線方向摺動可能とせられ、両
保持筒9,14間にコイルばね16が嵌入され、
内針6の針先4が外針8内に常時退入状態となる
ように付勢せられて、針先4が外針8の先端7か
ら突出しない状態に保持されてなることを特徴と
している。
(作用) 本考案によれば、常時針先4は外針8内に退入
状態にあり、注射を行なう際すなわち血管に注射
針1を刺し込む時に、針先4を外針8の先端7か
ら突出させ、針先4と共に外針8の先端7が血管
内に挿入されると、針先4を外針8内に退入さ
せ、針先4退入状態で薬液の注入あるいは採血を
行なう。注射あるいは点滴等が完了すれば、針先
4を外針8内に退入させた状態のまゝで血管から
抜き出し、以後針先4を突出させることなく、試
験管等に血液を注入したりその他放棄などの取扱
いを行なう。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づき説明す
る。
第1図〜第6図は本考案の第1実施例を示すも
ので、1は注入針、2は注射器または点滴器で3
は注射針1を嵌合装着する略ノズル状の先端部材
である。
注射針1は、先鋭な針先4を有しかつ液通孔5
を備えた内針6と、先端7が軸線と略直交状に切
断され、且つ先端開口部が外径を前記内針6の外
径と略等しくなるようにエツジ状に形成された細
管からなる外針8とからなり、外針8内に内針6
が相互に摺動可能に嵌入され、針先4が外針先端
7から出退自在とせられている。
前記内針6の基端は、内針保持筒9の先端ノズ
ル部10内に嵌入され、接着剤11により液密状
に固着されており、内針保持筒9が注射器2等の
先端部材3に外嵌されるようになつている。そし
て、内針保持筒9の先端ノズル部10外周基端に
は、ピン孔12が複数個所に、軸線と直交方向に
設けられ、係止ピン13の一端が嵌入されてい
る。
前記外針8の基端は、外針保持筒14の先端に
嵌入され、接着剤15により固着されており、こ
の外針保持筒14が、前記内針保持筒9の外周に
嵌合され、相対的に軸線方向に摺動可能とせら
れ、両保持筒9,14間にコイルばね16が嵌入
され、内針6の針先4が外針8内に常時退入状態
となるように付勢せられて、針先4が外針先端7
から突出しない状態に保持されている。この外針
保持筒14には、その外周面に、係止ピン摺動案
内孔17を、先端側が周方向に曲げられて係止部
17Aとなる略カギ形に穿設し、これに前記係止
ピン13が貫通している。
18は化粧外筒で外表面にはローレツト加工が
施こされ、前記外針保持筒14に摺動可能に外嵌
せられ、ピン嵌入孔19が前記係止ピン13に対
応して設けられ、該ピン嵌入孔19に係止ピン1
3の外端が嵌入され、接着剤により固定されてお
り、化粧外筒18は内針保持筒9すなわち内針6
と共に同時に摺動するようになつている。なお、
化粧外筒18は、外針保持筒14の係止ピン摺動
案内孔17を塞ぐのに十分な長さとされている。
上記第1実施例によれば、注射針1は第2図に
示す状態で包装されており、使用時には包装から
取り出して注射器2等の先端部材3に、内針保持
筒9を外嵌装着する。そこで点滴の場合は、外針
保持筒14の先端部に指をかけて点滴器2を先端
方向へ、コイルばね16の弾発力に抗して押す
と、内針6が先端方向に摺動し、針先4が外針先
端7から突出するので、内針6の進出限において
わずかに点滴器2を廻すことにより、係止ピン1
3が外針保持筒14の係止部17Aに嵌入係止さ
れ、針先4が突出した状態に保持される。次い
で、針先4を身体の血管20に刺し込み、第7図
に示すように、外針先端7が血管20内に挿入さ
れた状態で、外針8を身体に押付けて動かないよ
うにして、点滴器2を前記と反対の方向に廻す
と、係止ピン13が係止部17Aから外れ、コイ
ルばね16の弾発力によつて内針6が押し戻さ
れ、針先4は外針先端7から内方に退入されて第
8図に示す状態になる。このように、針先4が退
入状態になると、長時間にわたつて点滴が行なわ
れている途中に、身体を動かせても、外針先端7
が血管20内壁に接触することはあるが、針先4
が血管20を突き破る恐れは全くなく、したがつ
て液洩れが生じないため、点滴をリラツクスして
続けることができる。そして、点滴が終れば、針
先4を退入させたまゝの状態で注射針1を血管2
0から抜き出し、放棄等の処置を行えばよい。
また、一般の薬液注射の場合は、第2図に示す
ように、針先4退入状態のまゝで、薬液を吸入し
た注射器2に注射針1を装着し、針先4を外針先
端7から突出させて、第7図に示すように血管2
0に刺し込み、針先4を退入させて第8図の状態
で薬液注入を行ない、注射が終われば、針先4退
入状態のまゝ抜き出して注射針1の放棄処置等を
行なう。
さらに、採血時においては、針先4退入状態の
注射針1を注射器2に装着し、針先4を外針先端
7から突出させ、第7図のように血管20に刺し
込み、針先4を外針先端7から退入させて、血液
を注射器2内に吸入し、所要量の採血が終れば針
先4退入状態のまゝで血管20から抜き出して、
試験管等に注入する。
このようにすれば、針先4によつて、看護婦、
検査員等の取扱者が、指等に穿刺、切創を誤つて
生ぜしめることは全くない。
第9図及び第10図は、本考案の第2実施例の
要部を示し、前述の第1実施例における化粧外筒
18を除去したものであつて、その他は第1実施
例と同一であるから、同一符号を付し、説明は省
略する。なお、第2実施例において、外針保持筒
14の係止ピン摺動案内孔17,17Aの部分
に、外面からテープ等を貼着して、該孔17,1
7Aを閉塞するようにしてもよく、この場合、透
明テープの方が、係止ピン13の位置を確認する
ことができるので、好ましい。
第11図及び第12図は、本考案の第3実施例
の要部を示し、内針保持筒9の外周面に、1〜複
数本の螺旋突条21を設け、外針保持筒14の内
周面に、前記突条21が螺合する螺旋凹溝22
を、突条21に対応して配設し、外針保持筒14
の基端に係止片23を突設して内針保持筒9が抜
け出さないようにしてある。なお、外針保持筒1
4と内針保持筒9の間に、スポンジ等の弾性材料
あるいはコイルばねを嵌入してもよく、さらに針
先4が突出状態で保持されるように係止手段を設
けることができる。
第3実施例は、上記の内、外針保持筒9,14
の構成以外は第1実施例と同一であり、使用に際
しても第1実施例と同様に取扱いうるので、詳細
説明を省略する。
本考案の上記第1〜3実施例における内、外針
保持筒9,14及び化粧外筒18は、硬質合成樹
脂材により成形したものであるが、これら金属製
とすることができ、さらには、外針保持筒14の
基端を注射器2等の先端部材3に外嵌装着するこ
とも可能である。
(考案の効果) 本考案にかかる注射針は、上述のように、先鋭
な針先4を有しかつ液通孔5を備えた内針6を、
先端7が軸線と略直交状に切断され、且つ先端開
口部が外径を内針6の外径と略等しくなるように
エツジ状に形成された管状外針8内に、軸線方向
に相互に摺動可能に嵌入して針先4を外針8の先
端7から出退自在とし、内針6または外針8の基
端を、注射器または点滴器2の先端部材3に針保
持筒9,14を介して嵌合装着しうるようにした
ことを特徴とするものであるから、薬液を血管中
に注入する点滴に際しては、点滴中針先4が外針
8の先端7内にあるため、身体を動かしたとき
に、針先4によつて血管20が破られることがな
くまた液漏れ等も生じないので、薬液等の漏れに
伴なう膨れ、痛み、炎症等が起きる心配がなくな
り、リラツクスして点滴を受けることができ、ま
た、他の血管注射等においても同等の効果が期待
できる。さらには、看護婦、検査員、医師等の医
療担当者が、注射器を取扱う際に、針先4を外針
8内に退入状態としておけるので、誤つて指など
を穿刺、切創することがなく、安全であり、ウイ
ルス保菌あるいは感染患者の処置中に血液で汚染
された注射針による指等の穿刺、切創事故がなく
なり、したがつて、ウイルス感染及び病原体感染
を未然に防止し安全性を確保することが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第8図は本考案の第1実施例を示すも
ので、第1図一部破断正面図、第2図は中央縦断
面拡大図、第3図は第2図のA−A線断面図、第
4図は第2図のB−B線断面図、第5図は針先進
出状態を示す中央縦断面図、第6図は第5図のC
−C線断面図、第7図は血管に注射針を刺し込ん
だ状態の説明図、第8図は点滴中の針先退入状態
説明図、第9図及び第10図は本考案の第2実施
例を示し第9図は要部中央縦断面図、第10図は
第9図の平面図、第11図及び第12図は本考案
の第3実施例を示し第11図は要部中央縦断面
図、第12図は第11図のD−D線断面図、第1
3図は注射器に装着された注射針の従来例を示す
正面図、第14図は点滴器に装着された注射針の
従来例を示す正面図、第15図及び第16図は従
来例による血管注射の状態を示す説明図である。 1……注射針、2……注射器または点滴器、3
……先端部材、4……針先、5……液通孔、6…
…内針、7……先端、8……外針、9……内針保
持筒、14……外針保持筒。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 先鋭な針先4を有しかつ液通孔5を備えた内針
    6を、先端7が軸線と略直交状に切断され且つ先
    端開口部がその外径を内針6の外径と略等しくな
    るようにエツジ状に形成された管状外針8内に、
    軸線方向に相互に摺動可能に嵌入して針先4を外
    針8の先端7から出退自在とし、前記内針6の基
    端が、注射器または点滴器2の先端部材3に外嵌
    された内針保持筒9の先端ノズル10内に液密状
    に嵌着され、前記外針8の基端が、前記内針保持
    筒9に外嵌された外針保持筒14の先端に嵌着さ
    れ、該外針保持筒14に前記内針保持筒9が軸線
    方向摺動可能とせられ、両保持筒9,14間にコ
    イルばね16が嵌入され、内針6の針先4が外針
    8内に常時退入状態となるように付勢せられて、
    針先4が外針8の先端7から突出しない状態に保
    持されてなることを特徴とする注射針。
JP1987175968U 1987-11-17 1987-11-17 Expired JPH0344208Y2 (ja)

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JP1987175968U JPH0344208Y2 (ja) 1987-11-17 1987-11-17

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JPH0180142U JPH0180142U (ja) 1989-05-30
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE69330374T2 (de) * 1992-11-10 2002-05-02 Seikagaku Kogyo Co Ltd Injektor und dessen anwendung

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62221199A (ja) * 1986-03-24 1987-09-29 株式会社 リケン 磁気シ−ルド材
JPS6362147B2 (ja) * 1982-03-08 1988-12-01

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