JP3414394B2 - 針保護アセンブリ - Google Patents

針保護アセンブリ

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JP3414394B2 JP51515591A JP51515591A JP3414394B2 JP 3414394 B2 JP3414394 B2 JP 3414394B2 JP 51515591 A JP51515591 A JP 51515591A JP 51515591 A JP51515591 A JP 51515591A JP 3414394 B2 JP3414394 B2 JP 3414394B2
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    • Y10S604/00Surgery
    • Y10S604/905Aseptic connectors or couplings, e.g. frangible, piercable

Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 本発明は、医療用器具、特に、例えば、皮下注射用注
射器に用いる針先による不慮の皮膚の破れを防止するこ
とができる器具に関する。
従来、医療分野において、患者の静脈内や筋肉内に薬
やその他の液体を注入するために、皮下注射用注射器が
広く用いられている。しかし、これらの注射器の使用に
は、以下の問題がある。即ち、鋭い針先が医者や看護婦
の皮膚を刺すということである。今日、例えば、後天性
免疫不全症候群(AIDS)を筆頭として、多くの危険な感
染性の病気が流行しており、皮下注射用針による液体の
注入作業は、医者に非常な困惑を与えることになってい
た。
このように、針、特に、皮下注射用注射器に用いる針
の使用を、より危険性の少ないものにする装置が望まれ
ている。
皮下注射用針が危険性のある汚染物質にさらされてし
まった後、この皮下注射用針の先を保護するために、多
数の器具が開発されてきた。これらの器具は、数多くの
異なった種類のシースとカバーを備えたものであり、一
般的には、注射器として使用できるように、伸縮自在と
なっている。このような器具は、通常、針先をカバーす
る伸長位置と、針先が露出して使用可能となる後退位置
との間を移動できる、スライド可能なシースを有してい
る。
例えば、米国特許第4,874,383号は、注射器用シール
ドを開示している。これに開示されたシールドは、針が
露出し後退位置から、針をカバーする伸長位置へ移動可
能である。使用後、伸長位置へ動かすことによって、使
用者は偶発的に皮膚が突き刺されることを免れる。多く
の他の器具、例えば、米国特許第4,702,738;4,723,943;
4,737,144;4,738,663;4,747,837;4,580,994;4,801,295
及び4,908,023号に開示された器具、は同様な特質を持
つものである。これらの器具の各々は、使用後の汚染し
た皮下注射用針をカバーするための異なったタイプのシ
ールドを開示している。
米国特許第4,752,290号及び第4,834,716号は、3位置
シールドを有する針支持用医療器具を開示している。こ
こに開示されている器具は、使用前、注射器の針が、カ
バーされている第一位置から、使用のために針がむき出
しになった第二の位置へ、そして次に使用後、針が突き
刺ささることがないように、再びカバーされる第三の位
置へと移動するように設計されている。
しかしながら、このような器具には、汎用性がない。
皮下注射器以外に針を使用する場合は、数多くある。
針は、Y−サイト、即ち、患者に注入すべき液を受入
れるための二つの入口と、患者につないだ一つの出口を
持つ二又分岐チューブ、に液を導入するために使用する
ことができる。Y−サイトの一つの入口は、従来では、
標準的な点滴ビンに接続され、一方、他の入口は、その
まま露出している。この露出した入口部分には、その開
口をカバーするダイヤフラムがある。第二の液をY−サ
イトを通して注入する場合には、先端が針になったチュ
ーブを有する第二の点滴ビンが用いられる。第二の点滴
ビンの針はY−サイトのダイヤフラムを刺し通して装入
され、従って、第二の液は第二の点滴ビンからチューブ
を通り、ダイヤフラムを超えて、患者の中に点滴され
る。このような例において、点滴ビンを用いる目的は、
点滴の間中、液をゆっくりと供給するものであることか
ら、針を長時間、所定の位置に保持することがしばしば
必要である。
以上述べたような先行技術の器具は、使用中、注射器
をY−サイトに固定したり、若しくは、使用者を保護し
つつ使用することが可能なY−サイトを結合するための
適切な手段に欠けている。さらに、先行技術の器具にお
いては、針をY−サイトに装入する時、この針をカバー
することはできない。これらの先行技術における保護器
具の構造は、保護スリーブが伸長した位置にある間、ダ
イヤフラムを刺し通すことを防止するのは事実である。
ある最近の米国特許第4,834,716号は、Y−サイトに
液を注入するのに用いるための保護カニューレ(即ち、
針)を開示している。針は、針をY−サイトに装入する
時にカバーとして用いる固定スリーブの中に収納されて
いる。これによって、偶発的に使用者の指を突き刺すこ
とは防止できるが、この器具では、針をY−サイトの所
定位置にしっかりと固定する手段を与えるものではな
い。従って、針は、患者の体内に直接医薬を注入する
際、使用不可能となる。
従って、使用者が偶発的に突き刺されることを防ぎつ
つ、Y−サイトと共に、若しくは、患者に直接、液を注
入するために用いることができる針の保護装置の必要性
がある。
先行技術の装置には、さらに欠点がある。液を筋肉注
射するために皮下注射用針を用いる時、確実に、決めら
れた深さしか患者の中に入らないようにすることが必要
である。多くの場合、このことは、所望の液を注入する
のに用いる針の長さを制限することによってなされる。
しかしながら、これでは、異なった使用に対しては異な
る針を選択しなければならず、従って、医者は様々な長
さの針を用意しておく必要がある。また、異なった直径
の針を準備しておくこともよく必要となるので、異なる
長さの針を備えておくという必要性は、それぞれが異な
る長さの針であって、数種類の異なる直径のものを準備
しておく必要性があるという結果になる。このような針
のサイズと直径の多様性はコストの増加につながる。
さらに、あるタイプの針がない時、例えば、短い針が
ない場合、長すぎる針を使うと、患者の中に針が深く入
りすぎて、骨に当たったり、または、患者を傷つけた
り、若しくは注入した医薬の効能を規制してしまうこと
になる。長い針がない場合もまた、注入される医薬が適
切な深さに注入されないので、有害である。いずれの場
合においても、標準化された長さの針を使用できる手段
を提供することは、短すぎ又は長すぎる針を使う場合の
危険性がなく、有用なものとなる。
米国特許第4,356,822号は、針の露出した先端部のみ
をカバーすることができる注射器アセンブリを開示して
いる。これに開示されたアセンブリは、保護スリーブを
ロックして、むき出しの針先端をカバーすることはでき
るが、このスリーブは、注射器の胴体方向のどちらにも
動くことができるので、一旦、カバーされてしまうと、
スリーブがその伸長位置より以上に動いて、針の先端が
むき出しになってしまうという可能性がある。
このように、汚染物質に接した後、保護シースがその
伸長位置から後退位置へと不本意に移動して、汚染され
た針が偶発的に露出することがないよう、使用者を守る
ための装置が今なお必要である。
発明の目的と要旨 従って、本発明は、まず、上記した先行技術の有する
問題点を解決することができる保護アセンブリを提供す
ることを目的とする。
本発明は、また、Y−サイトを用いた、或いは患者へ
の直接注入のいずれの使用においても、不慮に針が刺さ
るのを防止することができる保護アセンブリを提供する
ことを目的とする。
本発明は、また、Y−サイトに結合された際、針を所
定位置に固定保持することができる保護アセンブリを提
供することを目的とする。
本発明は、また、保護筒の端部から突出する針の長さ
を変えることができ、患者に貫通する針の長さを変える
ことができる保護アセンブリを提供することを目的とす
る。
簡単に説明すると、かかる保護アセンブリは、皮下注
射用注射器等の注射器本体に沿って保護筒を単一方向の
み移動させるラチェット及び爪機構を具備する。保護筒
は、標準型のY−サイトダイアフラムを囲繞でき、か
つ、使用時にY−サイトに保護筒を固定するロックを具
備する。保護アセンブリは、また、その外部に目盛りを
有しており、保護筒が完全に突出していない状態で、保
護筒の端部から突出する針の長さを測定することができ
るようになっている。保護アセンブリは、さらに、同装
置を既設の標準型金具に取付可能とするための掛止ロッ
クを有する。
本発明の上記した目的やその他の目的によれば、保護
アセンブリは、イ)内面と外面とを有する中空体と、
ロ)導管を中空体の内部と連通可能に保持する手段と、
ハ)一側端を中空体の内部と連通可能にするとともに、
他側自由端を中空本体の外面に沿って伸延する導管と、
ニ)中空体の外面に取付け、先端と基端とを有する筒
と、ホ)筒の先端は、導管の自由端が連通する容器を支
持する手段を含み、ヘ)中空体の外面に沿って単一方向
に、即ち、筒の先端側から基端側へ、筒を移動する手段
と、ト)筒は、導管の自由端が筒の先端から突出する第
1開放位置から、導管の自由端が筒の先端によって囲繞
される第2閉塞位置に移動する、チ)従って、筒が閉塞
位置にある場合、筒の先端によって、使用者が、誤って
導管の先端に接触するのを防ぐことができる。
本発明によれば、さらに、保護アセンブリは、イ)内
面と全体的に円形の外面とを有する中空体と、ロ)針を
中空体の内部と連通可能に保持する手段と、ハ)一側端
を中空体の内部と連通可能にするとともに、他側自由端
を中空本体の外面に沿って伸延する針と、ニ)中空体の
外面に取付け、先端と基端とを有する筒と、ホ)筒の先
端は、導管の自由端が連通する容器を支持する手段を含
み、ヘ)中空体の外面に沿って単一方向に、即ち、筒の
先端側から基端側へ、筒を移動する手段と、ト)筒は、
導管の自由端が筒の先端から突出する第1開放位置か
ら、針の自由端が筒の先端によって囲繞される第2閉塞
位置に移動する、チ)従って、筒が閉塞位置にある場
合、筒の先端によって、使用者が、誤って針の先端に接
触するのを防ぐことができる。
本発明の、その他の目的や特徴は、添付図を参照して
説明する以下の記載から明らかとなる。なお、添付図に
おいて、同じ部材を示すために同一の数字が用いられて
いる。
図面の簡単な説明 図1は、使用前における、本発明の好適な実施例に係
る保護アセンブリの断面図である。
図2は、Y−サイトの流入ポートに連結した際の、図
1に示す実施例の保護アセンブリの断面図である。
好適な実施例の詳細な説明 図1において、本発明に係る保護アセンブリは10で示
される。保護アセンブリ10は、中空体12と、同中空体12
周りに摺動自在に取付けた略円筒状の筒体14とを具備す
る。針16等の導管が中空体12の先端に取付けられてお
り、この導管によって、中空体12の内部と外部とは連通
状態となる。好ましくは、針16は、標準型のねじ機構、
例えば、通常型のルアロック(luer lock)によって取
付けることができ、一定の寸法の針を他の寸法の針と交
換できるようになっている。
1群の傾斜したラチェット歯20が中空体12の外面上
に、好ましくは直線的に、設けられている。歯20は中空
体12の先端18から後傾するように設けられている。
中空体12は、また、その先端近傍であって、かつ、歯
20の端から間隙23を開けた個所にストッパー22を設けて
いる。
円筒状筒体(cylindrical sleeve)14は、その先端部
24の近傍に弾性的又は可撓性を有する掛止部材、例え
ば、リブ26を設けている。一方、筒体14の基端には弾性
的又は可撓性を有しかつ傾斜を有する爪28が設けられて
いる。基端30は好ましくはフランジ32を有する。
使用に際して、保護アセンブリ10は多目的に使用でき
るものであり、皮下注射用注射器として、或いは、Y−
サイト滴下管(図2参照)に液体を注入する手段として
便宜に用いることができる。
保護アセンブリ10を皮下注射用装置として用いる場合
は、中空体12の後端に雄ねじルアロック34を具備する標
準型の皮下注射用注射器に取付けることができる。皮下
注射用中空体12(図示せず)内に充填した液体は、針16
を通して、保護アセンブリ10から注入される。この注入
作業中は、筒体14は図1に示す後退位置を保持する。こ
の後退位置において、針16は完全に外部に露出ないし突
出しており、筒体14は完全に中空体12の先端18の後方に
位置する。これによって、使用者は、周知の方法で、必
要なららば、針を交換することができる。
筒体14が後退位置にあるとき、爪28はラチェット歯20
と噛み合っておらず、リブ26はストッパー22の後方に位
置して、筒体14の前方向への移動を阻止している。
液体が中空体12内に吸引されると、同液体は、通常の
使用形態で、皮下注射用注射器に付与する圧力によっ
て、針16を通して注入される。
保護アセンブリ10が使用され、針16の使用が必要なく
なったら、フランジ32に軸線方向の圧力を加えて、筒体
14を前方向、即ち、先端24に向けて摺動させるようにす
る。この圧力によって、筒体14は中空体12の先端18に向
けて移動し、リブ26を変形してストッパー22を乗り越
え、筒体14をさらに前方向に移動する。歯20の傾斜面と
爪28の傾斜面の補完関係によって、筒体14は単一方向し
か移動できず、この単一方向移動は筒体14の先端に向か
うものである。
保護アセンブリ10を患者の静脈内に液体を注入するた
め用いる場合は、筒体14は、使用完了後にのみ配置(de
ploy)される。その際、筒体14は、爪28がストッパー22
と係合するまで軸線方向に前方に移動される。ストッパ
ー22は、爪28がストッパー22と係合した際、筒体14のそ
れ以上の前方向移動を防止できる形状となっている。こ
の位置において、筒体14は針16を囲繞し、従って、針の
使用後に、使用者が、誤って、指を針16で刺すのを防止
できる。これによって、患者から使用者への感染の可能
性を無くすことができる。さらに、ラチェット・爪装置
20,28は、筒体14を前方向しか移動させないので、筒体1
4が完全に伸長した後に、再度、不用意に針16が露出す
るのを防止することができる。
前方向への筒体14の移動を阻止することによって、さ
らなる効果を得ることができる。即ち、使用者が液体を
患者に注入している際、使用者は、フランジ32に後方向
への圧力を加えることによって、不必要な時に、筒体14
が前方向に移動するのを確実に阻止することができる。
筒体14は後方に移動できないので、そのような小さな圧
力は筒体14を移動することができず、ただ、筒体14を伸
長位置に配置することが必要になるまで、完全(又は、
部分的)に後退した位置に保持することになる。
上記したと同じような手順が、保護アセンブリ10を、
筋肉内に液体を注入する際に行われる。しかし、この場
合、さらなる効果を得ることができる。筋肉内に液体を
注入する際の問題のひとつは、そのために使用する針
が、不適切な深さで貫通する、即ち、浅すぎたり、深す
ぎたりすることである。現在、医者は、針の貫通深さ
を、それぞれの特定の用途に正確に適合した長さの針を
選択することによって調整している。しかし、このこと
によって、医者は、長さを異にする多種の針を用意して
いなくてはならず、そのため、在庫・保管に要する費用
が嵩むことになっていた。
保護アセンブリ10の使用によって、医者は、一定の長
さの針を使用するのみで、所望の深さの調整が可能とな
る。使用者は、或る特定の施療に必要な深さを特定し、
その後、針16が適当な長さだけ露出ないし突出するま
で、筒体14を前方向に移動する。筒体14は前方向にのみ
しか移動しないので、筒体14の先端24が患者の貫通手術
においてストッパーとして作用することになり、針16の
貫通量を制限することができる。
針16の長さを所望の長さに調整することは、中空体12
の外面に目盛36を設けることによって容易に行うことが
できる。目盛36は隆起状態に設けられているが、いかな
る形態とすることもでき、例えば、歯20の表面を着色し
たり、歯20に隆起文字を設けたり、中空体12の壁に着色
したりすることもできる。さらに、筒体14の軸線方向移
動を容易し、かつ、その回転を防止するため、筒体14と
中空体12とに舌部・溝部機構を設け、いずれかの部材に
設けた舌部(図示しない)をもう一方の部材に設けた溝
部内に摺動させ、両部材間の相対回転を防止するように
している。
これまでは、保護アセンブリ10は、皮下注射用注射器
ととともに用い、患者の身体に直接液体を注入するもの
としてのみ説明してきた。しかし、保護アセンブリ10
は、Y−サイトのような、滴下管内に液体を注入する装
置として用いることもできる。この場合、保護アセンブ
リ10は、ルアロック34によって、注入液体源に取付けら
れる。
Y−サイトに用いた保護アセンブリ10の使用状態が図
2に示されている。図示するように、Y−サイト40は、
拡径頭部42と縮径部44とからなる。頭部42と縮径部44と
は肩部45によって分離されている。縮径部44は、図示し
ない管に連絡されており、同管は患者の身体内に挿入さ
れている。肩部45と対向する頭部42の部分には、ダイア
フラム46のような被貫通部材を装着している。ダイアフ
ラム46は気密質であるが、針16のような鋭利なポイント
は貫通することができる。Y−サイト40の外径と構造は
周知であり、従って、これ以上の説明はここでは行わな
い。
保護アセンブリはY−サイト40と係合状態に用いるこ
とができる。保護アセンブリ40をこのように使用する場
合は、中空体12のルアロック34(図2には示されていな
い)は液体供給源(図示せず)の対応するロックと係合
している。筒体14が完全に伸長した位置まで移動する
と、爪28はストッパー22と係合し、針16の先端は完全に
筒体14の先端24によってカバーないし囲繞される。この
位置では、筒体14は最早いずれの軸線方向にも移動する
ことができない。
針16をダイアフラム46を通して挿通することによっ
て、中空体12の内部とY−サイト40とが連通することに
なり、液体が針16を通して流れることになる。筒体14は
針16の先端を越えて伸延しているので、筒体14の内部周
面を案内面として用いることができ、針16はダイアフラ
ム46の先端を貫通することになる。さらに、リブ26が肩
部45に係合し、保護アセンブリ10のY−サイト40からの
不慮の離脱を阻止することができる。これによって、両
者を一体的にロックすることができ、一方、その後、使
用が終了した場合は、Y−サイト40から保護アセンブリ
10を必要に応じて取り外すことができる。
このように、保護アセンブリ10は、使用者を、針16の
先端による不慮の刺し傷から護ることができるととも
に、Y−サイトから保護アセンブリ10が離脱するのを確
実に防止している。
図示した実施例は、説明の都合上、正確な寸法に基づ
いて記載されていない。好ましい実施例としては、中空
体12は、長さが1.875インチ(約4.75cm)で内径が0.90
インチ(約4.3mm)である。ストッパー22は、隆起した
環状の突条であり、軸方向長さは0.90インチ(約2.29m
m)である。ラチェット歯20は、20゜の角度で傾斜して
おり、その前方高さは0.013インチ(約3.3mm)であり、
長さは0.036インチ(約0.9mm)である。間隙23は約0.06
5インチ(約1.7mm)の長さである。
筒体14は、好ましくは、1.6875インチ(約4.3cm)の
長さであり、その外周径は0.465インチ(約1.2cm)であ
り、その内周径は0.34インチ(約8.6mm)である。爪28
は筒体14の内周壁から約0.03インチ(約0.8mm)隆起し
ており、約0.06インチ(約1.5mm)の長さである。リブ2
6は好ましくは筒体14の内周面に設けた単一の弧状リブ
から形成され、隆起高さは0.015インチ(約0.4mm)で、
半径は0.031インチ(約0.8mm)で、長さは0.055インチ
(約1.4mm)である。
好ましくは、保護アセンブリ10は、例えばポリエチレ
ン等のような軟質の合成樹脂から製造するが、ポリプロ
ピレンも同様に十分に用いることができる。
添付図面を参照して本発明の好ましいいくつかの実施
例を説明してきたが、本発明はそのような具体的な実施
例に限定されるものではなく、あらゆる変形例や変容例
が、当業者によって、添付の請求の範囲に記載した本発
明の思想の範囲から逸脱することなく、なされうるもの
である。
例えば、筒体14を前方へ押すために筒体14の基端30に
設けた隆起フランジ32に代えて、筒体14の外面に塊状の
指把持部を設けることもできる。
また、上記した実施例において、ラチェット歯20を中
空体12に設けるとともに、爪28を筒体14の内面に設けた
が、これらの部材は逆にすることもでき、爪28を中空体
12に、ラチェット歯20を筒体14の内面に設けることもで
きる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−141954(JP,A) 特開 昭64−86981(JP,A) 特開 昭63−317160(JP,A) 特開 平2−80057(JP,A) 特開 昭62−144666(JP,A) 特開 平2−134157(JP,A) 特表 平3−503608(JP,A) 米国特許4752290(US,A) 米国特許4908023(US,A) 米国特許4631057(US,A) 米国特許4964855(US,A) 米国特許4946445(US,A) 欧州特許出願公開272035(EP,A 2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61M 5/32

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】先端部に導管状の針を連通した中空体の外
    面に筒を移動可能に設けてなる針保護アセンブリにおい
    て、 筒は、針を筒の先端から突出させた第1開放位置から針
    を筒で囲繞した第2閉塞位置に中空体の先端側から基端
    側へ向けて単一方向にのみ移動できるべく構成するとと
    もに、第1開放位置と第2閉塞位置との間で中空体の外
    面に保持されるべく構成したことを特徴とする針保護ア
    センブリ。
  2. 【請求項2】上記した筒の単一方向への移動を制限する
    ストッパーを具備することを特徴とする請求項1記載の
    針保護アセンブリ。
  3. 【請求項3】筒の先端は、さらに、筒をY−サイトの一
    側ポートに着脱自在に連結する着脱連結手段を具備する
    ことを特徴とする請求項1記載の針保護アセンブリ。
  4. 【請求項4】上記した着脱連結手段は、筒の内面に設け
    た可撓性を有するリブを具備し、同リブは、上記Y−サ
    イトのポートの縁部と係合可能としたことを特徴とする
    請求項3記載の保護アセンブリ。
  5. 【請求項5】上記した着脱連結手段は、筒が閉位置にあ
    る場合のみ、上記Y−サイトのポートと係合可能とした
    ことを特徴とする請求項3記載の保護アセンブリ。
  6. 【請求項6】上記した中空体を、上記した導管を通して
    注入される液体の供給源に着脱自在に連結するためのル
    ア・ロックを具備することを特徴とする請求項1記載の
    保護アセンブリ。
  7. 【請求項7】単一方向移動手段は、ラチェットを具備す
    ることを特徴とする請求項1記載の保護アセンブリ。
  8. 【請求項8】ラチェットは、筒と中空体との間に介設
    し、直線的に配列した歯群を具備することを特徴とする
    請求項7記載の保護アセンブリ。
  9. 【請求項9】筒は上記中空体の外面と適合する形状を有
    することを特徴とする請求項1記載の保護アセンブリ。
  10. 【請求項10】中空体の外面は略円形であることを特徴
    とする請求項1記載の保護アセンブリ。
  11. 【請求項11】上記筒は略円形であることを特徴とする
    請求項1記載の保護アセンブリ。
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