JPH0343688A - スクロール型流体装置 - Google Patents

スクロール型流体装置

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JPH0343688A
JPH0343688A JP17509189A JP17509189A JPH0343688A JP H0343688 A JPH0343688 A JP H0343688A JP 17509189 A JP17509189 A JP 17509189A JP 17509189 A JP17509189 A JP 17509189A JP H0343688 A JPH0343688 A JP H0343688A
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JP
Japan
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driven
scroll
shaft
gear
drive
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Pending
Application number
JP17509189A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiromichi Ueno
広道 上野
Shigeki Hagiwara
萩原 茂喜
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP17509189A priority Critical patent/JPH0343688A/ja
Publication of JPH0343688A publication Critical patent/JPH0343688A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C18/00Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
    • F04C18/02Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents
    • F04C18/0207Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents both members having co-operating elements in spiral form
    • F04C18/023Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents both members having co-operating elements in spiral form where both members are moving

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、圧縮機などに用いられる両県回転式のスクロ
ール型流体装置に関し、特に、従動スクロールへの動力
伝達機構に係るものである。
(従来の技術) 一般に、この種の両系回転式のスクロール型圧縮機には
、特開昭62−210279号公報に開示されているよ
うに、鏡板の前面に渦巻状のラップが、背面に駆動軸が
設けられて成る駆動スクロールと、鏡板の前面に渦巻状
のラップが、背面に従動軸が設けられて成る従動スクロ
ールとが、互いにラップを噛合して密閉ケーシング内に
並設収納され、該駆動スクロールは鏡板背面側に設けら
れたフレームに駆動軸が回転自在に嵌挿されて支持され
る一方、従動スクロールは鏡板背面側に設けられたフレ
ームに支持手段を介して回転自在に支持されて構成され
ているものがある。そして、上記支持手段は従動軸の軸
心が駆動軸の軸心に対して偏心し且つその偏心量が可変
に従動スクロールを支持しており、上記駆動スクロール
を回転すると、該回転に伴って従動スクロールが同期し
て回転する一方、上記鏡板間には両ラップによって密閉
室が形成され、該密閉室が中心方向に移動しつつ収縮し
て流体を圧縮している。また、この圧縮動作中において
、上記ラップ間に異物などが噛み込むと、支持手段のス
ライド作用によって従動スクロールの偏心量が変化し、
該従動スクロールのラップが逃げることになる。
(発明が解決しようとする課題) 上述したスクロール型流体装置において、従動スクロー
ルを駆動スクロールに対して同期回転させるために、実
開昭63−156488号公報に開示されているように
ベルト伝動手段を設けたものの他に、正確な動力伝達を
行うために歯車伝動手段を設けることが考えられる。
この歯車伝動手段は伝達軸に2つの伝達ギヤが設けられ
て成り、該伝達ギヤを各スクロールに設けられた駆動ギ
ヤと従動ギヤとに鴎合して動力伝達を行うようにしてい
る。その際、上記伝達軸を単に両スクロールの外側に設
けたのみでは、上記支持手段が従動スクロールをその偏
心量が可変に支持しているため、偏心量が変化すると、
駆動ギヤと伝達ギヤ間及び従動ギヤと伝達ギヤ間の距離
が異なることになる。この結果、各ギヤが正確に噛み合
わない場合が生じ、動力伝達を正確に行えないという不
都合があった。
本発明は、斯かる点に鑑みてなされたもので、従動スク
ロールの偏心量が変化しても正確に各ギヤが噛み合うよ
うにして、動力伝達を確実に行い得るようにすることを
目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本発明が講じた手段は、従
動スクロールが動力伝達手段の伝達軸心を中心に揺動す
るようにしたものである。
具体的には、第1図及び第2図に示すように、請求項(
1)に係る発明が講じた手段は、先ず、鏡板(31)の
前面に渦巻状のラップ(32)が、背面に駆動軸(33
)が設けられて成る駆動スクロール(3)と、鏡板(4
1)の前面に渦巻状のラップ(42)が、背面に従動輪
(43)が設けられて成る従動スクロール(4)とが両
ラップ(32)、(42)を噛合してケーシング(2)
内に並設されている。そして、該駆動スクロール(3)
は鏡板(31)背面側に設けられたフレーム(5)に駆
動軸(33)が回転自在に嵌挿されて支持され、上記従
動スクロール(4)は、一端部が鏡板(41)背面側に
設けられたフレーム(6)に連結された支持部材(71
)の他端部に従動軸(43)が回転自在に嵌挿されて該
従動軸(43)の軸心(O2)が駆動軸(33)の軸心
(O1)より偏心し且つその偏心量が可変に支持部材(
71)のフレーム(6)側支持点を中心に揺動自在にフ
レーム(6)に支持されている。更に、上記各スクロー
ル(3)、  (4)の鏡板(31)、  (41)背
面側には駆動ギヤ(36)及び従動ギヤ(47)が設け
られ、該駆動ギヤ(36)と従動ギヤ(47)とは、上
記両フレーム(5)、  (6)に支持された伝達軸(
81)に駆動ギヤ(36)と従動ギヤ(47)とにロー
合する2つの伝達ギヤ(82)(83)が設けられて戊
り、従動スクロール(4)を駆動スクロール(3)に同
期回転させる動力伝達手段(8)によって連結されてい
る。加えて、該動力伝達手段(8)の伝達軸(81)は
上記駆動軸(33)と従動軸(43)との最大偏心状態
における両軸心(Ch ) 、  (O2)を通る中心
線(M)に直交し且つ偏心距離を2等分する直交線(N
)上に軸心(O3)が位置するように設定されると共に
、上記支持部材(71)のフレーム(6)側支持点が伝
達軸(81)の軸心(O3)上に設定された構成として
いる。
また、請求項(2)に係る発明が講じた手段は、上記請
求項(1)記載の発明において、駆動ギヤ(36)と従
動ギヤ(47)と伝達ギヤ(82)、(83)とは、両
鏡板(31)、  (41)間に両ラップ(32)、 
 (42)により形成される密閉室(13)の流体圧に
よって両ラップ(32)、  (42)が偏心方向の側
面にて接するようにピッチ円半径が設定された構成とし
ている。
(作用) 上記構成により、請求項(1)に係る発明では、駆動軸
(33)を回転すると、駆動スクロール(3)が駆動軸
(33)の軸心(O1)を中心に回転すると同時に、駆
動ギヤ(36)が回転し、該駆動ギヤ(36)に4合し
ている伝達ギヤ(82)が回転して伝達軸(81)及び
他の伝達ギヤ(83)が回転する。そして、該伝達ギヤ
(83)の回転により従動ギヤ(47)が回転し、従動
スクロール(4)が従動軸(43)の軸心(O2)を中
心に駆動スクロール(3)に同期して回転する。
その際、従動スクロール(4)は支持部材(71)によ
って従動軸心(O2)が駆動軸心(O1)より偏心して
支持されているので、両鏡板(31)(41)のラップ
(32)、  (42)間に密閉室(13)が形成され
、該密閉室(13)が、例えば、中心に向って移動しつ
つ収縮し、流体を圧縮する。
この駆動時において、両ラップ(32)、  (42)
間に異物などが噛み込むと、上記支持部材(71)が従
動スクロール(4)を揺動自在に支持しているので、従
動スクロール(4)の偏心量が変化し、従動スクロール
(4)のラップ(42)が逃げることになる。
そして、この偏心量が変化した際、従動スクロール(4
)は伝達軸(81)の軸心(O3)を中心に揺動するの
で、駆動ギヤ(36)と伝達ギヤ(82)間及び従動ギ
ヤ(47)と伝達ギヤ(83)間の距離は常時一定に保
たれることになり、駆動スクロール(3)の回転力が動
力伝達手段(8)によって常に正確に従動スクロール(
4)に伝達される。
また、請求項(′2Jに係る発明によれば、密閉室(1
3)の流体圧によって従動スクロール(4)が偏心方向
に押圧され、両ラップ(32)、  (42)の側面が
接触し、該両ラップ(32)、(42)によって密閉室
(13)が形成及び保持されている。
(発明の効果) 従って、請求項(1)に係る発明によれば、両スクロー
ル(3)、(4)の偏心距離を2等分する線(N)上に
動力伝達手段(8)の伝達軸(81)を設け、該伝達軸
(81)の軸心(O3)を中心ニ従動スクロール(4)
が揺動するようにしたために、従動スクロール(4)の
偏心量が変化した際においても各ギヤ(36)、(47
)、(82)(83)間の距離を一定に保つことができ
るので、該各ギヤ(36)、  (47)、・・・は常
に正確に噛み合い続けることになり、正確な動力伝達を
行うことができることから、従動スクロール(4)を駆
動スクロール(3)に対して確実に同期回転させること
ができる。
また、上記従動スクロール(4)を正確なギヤ噛み合い
を保ちつつ揺動自在に保持できるので、両ラップ(32
)、  (42)間のシール効果を向上させることがで
きると共に、光物によるラップ(32)、  (42)
の損傷や異常高圧等を回避することができる。
また、請求項(2)に係る発明によれば、密閉室(13
)の流体圧によって両ラップ(32)。
(42)を接触させるので、バネや油圧などによる押圧
機構を設ける必要がなく、部品点数を少なくすることが
できると共に、装置全体の構造を簡略にすることができ
る。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
第1図に示すように、(1)は両系回転式のスクロール
型流体装置であって、冷凍装置における圧縮機に用いら
れ、冷媒ガスを圧縮して吐出するものである。
該スクロール型流体装置(1)は密閉ケーシング(2)
内にスクロール機構(11)が収納されると共に、駆動
モータ(12)が収納されて成り、該スクロール機構(
11)は駆動スクロール(3)と従動スクロール(4)
とがそれぞれフレーム(5)、  (6)に支持されて
構成されている。該両フレーム(5)、  (6)は略
円盤状に形成され、それぞれ上記各スクロール(3)、
  (4)の背面側に位置するように所定間隔を存して
平行に設けられている。そして、該両フレーム(5)、
  (6)は外周面にて上記ケーシング(2)に固定さ
れ、駆動側フレーム(5)の中央部には上記駆動スクロ
ール(3)を回転自在に支持する軸孔(51)が上下方
向に穿設されている一方、従動側フレーム(6)の中央
部には断面逆U字状の四部(61)が形成されると共に
、該凹部(61)の底面にはフレーム(6)上面に貫通
する貫通孔(62)が形成されている。
上記両スクロール(3)、  (4)は、円盤状に形成
された鏡板(31)、  (41)の前面に渦巻状(イ
ンボリュート状)に形成されたラップ(32)、  (
42)が立設されて構成され、該両鏡板(31)、  
(41)の前面を互いに対面させて上記両フレーム(5
)、  (6)間に並設されると共に、上記各ラップ(
32)、  (42)が互いに噛合されている。更に、
上記駆動スクロール(3)の鏡板(31)背面(下面)
には駆動軸(33)が、上記従動スクロール(4)の鏡
板(4)前面(上面)には従動軸(43)がそれぞれ連
結されており、該駆動軸(33)は上記フレーム(5)
の軸孔(5])に軸受(34)、  (35)を介して
回転自在に嵌押されている。そして、上記駆動軸(33
)はケーシング(2)内の底部にまで延長され、上記駆
動モータ(12)のロータ(12a)に嵌押されており
、該駆動モータ(12)のステータ(12b)はケーシ
ング(2)及びフレーム(5)に固定されている。
また、上記従動スクロール(4)は後述する支持手段(
7)を介して従動側フレーム(6)に支持されており、
該支持手段(7)は上記駆動軸(33)と従動軸(43
)との軸心(O+ )。
(O2)が半径方向に所定間隔を存して互いに偏心する
ように支持している。更に、上記駆動スクロール(3)
と従動スクロール(4)とは後述する動力伝達手段(8
)を介して連結されており、該駆動スクロール(3)の
回転に従って従動スクロール(4)が同期回転し、相対
的に一方のスクロール(3・)又は(4)が他方のスク
ロール(4)又は(3)に対して公転のみ行うように4
14成されている。一方、上記各ラップ(32)、(4
2)は先端面が相対面する鏡板(31)、  (41)
に接すると共に、内周側面及び外周側面が複数箇所で接
触し、この接触部位の間が密閉室(13)に形成され、
該密閉室(13)が両スクロール(3)(4)の中心に
向って移動しつつ収縮するように構成されている。
上記ケーシング(2)内は従動側フレーム(6)によっ
て該フレーム(6)上方が高圧室(2a)に区画形成さ
れており、上記ケーシング(2)の側面には吸入管(2
1)が、上部には高圧室(2a)に連通して吐出管(2
2)がそれぞれ接続されている。そして、上記両フレー
ム(5)、  (6)間におけるラップ(32)、(4
2)の外側が吸込室(23)に形成され、該吸込室(2
3)には上記吸入管(21)が連通し、該吸入管(21
)より導入した低圧冷媒ガスが吸込室(23)より密閉
室(13)に流入するように構成されている。
更に、上記従動スクロール(4)には中心部に吐出通路
(44)が鏡板(41)の前面から従動軸(43)の端
面(上面)に亘って穿設され、該従動輪(43)の上端
面はシール材(45)を介して貫通孔(62)の周縁に
接し、上記密閉室(13)より高圧冷媒ガスが高圧室(
2a)に流出するように構成されている。
次に、本発明の特徴とする上記支持手段(7)及び動力
伝達手段(8)について説明する。
先ず、上記支持手段(7)は、支持部材である支持アー
ム(71)の一端部に上記従動軸(43)が軸受(46
)を介して回転自在に嵌合されると共に、該支持アーム
(71)の他端部が後述する動力伝達手段(8)の伝達
軸(81)に軸受(72)を介して回転自在に外嵌され
ている。そして、上記支持アーム(71)と従動側フレ
ーム(6)との間にはスラスト軸受(73)が介設され
、該支持アーム(71)は伝達軸(81)を介してフレ
ーム(5)、  (6)に支持されており、該支持アー
ム(71)は伝達軸(81)の軸心(O3)を中心に従
動スクロール(4)を揺動自在に支持して、駆動軸(3
3)の軸心(O1)に対する従動軸(43)の軸心(O
2)の偏心量を可変に構成している。
一方、上記駆動スクロール(3)の駆動軸(43)には
鏡板(31)とフレーム(5)との間に位置して駆動ギ
ヤ(36)が、従動スクロール(4)の従動軸(43)
には鏡板(41)と支持アーム(71)との間に位置し
て従動ギヤ(47)がそれぞれ設けられている。そして
、上記動力伝達手段(8)は駆動ギヤ(36)及び従動
ギヤ(47)に嶋合する2つの伝達ギヤ(82)。
(83)が伝達軸(81)に固着されて構成され、該伝
達軸(81)の上下両端部が各フレーム(5)(6)に
軸受(84)を介して回転自在に支持され、駆動軸(3
3)の回転力を動力伝達手段(8)によって従動輪(4
3)に伝達するようにしている。
更に、上記伝達軸(81)は、第2図に示すように、駆
動軸(33)と従動軸(43)とが最もも偏心した状態
において、両軸心(O+)、(O2)を通る中心線(M
)に直交し、且つ両軸心(O+ )、  (O2)の偏
心距離を2等分する直交線(N)上に伝達軸(81)の
軸心(O3)が位置するように設定されている。そして
、該伝達軸(81)の軸心(O3)上に上記支持アーム
(71)のフレーム(6)側支持点が設定されており、
つまり、従動スクロール(4)は伝達軸(81)の軸心
(O3)を中心とし駆動軸(33)及び従動軸(43)
の軸心(O+ )、(O2)を通る円周(A)上を揺動
するように構成されている。
また、上記駆動ギヤ(36)と従動ギヤ(47)とは同
一のピッチ円を有する同一歯数のギヤで形成されており
、各ギヤ(36)、  (46)、  (82)、  
(83)は、密閉室(13)の冷媒ガス圧によって両ラ
ップ(32)、  (42)の側面が偏心方向に接する
フランクコンタクト力が生ずるようにピッチ円半径が設
定されている。
そこで、このフランクコンタクト力が生ずる基本的原理
について説明する。尚、以下に使用する符号は次の通り
である。
RI =駆動ギヤ(36)のピッチ円半径R2:従動ギ
ヤ(47)のピッチ円半径Ro:伝達ギヤ(82)、 
 (83)のピッチ円半径 R:J−R2 Ft、:駆動スクロール(3)に作用する接線方向(直
交線(N)方向)のガス圧 Fj2:従動スクロール(4)に作用する接線方向(直
交線(N)方向)のガス圧 Frl:駆動スクロール(3)に作用する半径方向(中
心線(M)方向)のガス圧 Fr2:従動スクロール(4)に作用する半径方向(中
心線(M、)方向のガス圧 Fg Fg φ ; 1 :駆動ギヤ(36)から伝達ギヤ(82)に作用す
る圧力 2 :伝達ギヤ(83)から従動ギヤ(47)に作用す
る圧力 伝達軸心(O3)を中心とする駆動軸心(O1)と従動
軸心(O2)との円弧角のt:偏心量(O+ O: ) 先ず、従動スクロール(4)の半径方向ガス圧Fr2と
伝達ギヤ(83)からの圧力Fgzとは次式を満足する
必要がある。
Fr2*cosφ<Fg2  −・・■ここで、 ・・・■ Fgz=(Ft2°・t)/ (2・R) ・・・■F
t +  −Ft z     ・・・■Fr +  
−Fr 2     ・・・■Fg +  −Fg 2
     ・・・■であるので、上式■〜■より次式が
導かれる。
Fr /Ft < (t ・(R十Ro ) l /(
Rた丁(R+Ro ) ” −r” )  ・・・■こ
の■式を充足するように各ギヤ(36)、  (46)
、  (82)、(83)のピッチ円半径が定められて
いる。
例えば、Fr −20kgf 、  Ft −160k
gf 。
t−3,28a+mとすると、上記■式より駆動ギヤ(
36)及び従動ギヤ(47)のピ・ソチ円半径R=13
+og、伝達ギヤ(82)、(83)のビ・ソチ円半径
Ro=26a+mに設定される。
次に、このスクロール型流体装置(1)の圧縮動作につ
いて説明する。
先ず、駆動モータ(12)を駆動して駆動軸(31)を
回転すると、駆動スクロール(3)が駆動軸(31)の
軸心(O1)を中心に回転すると同時に、駆動ギヤ(3
6)も回転する。そして、該駆動ギヤ(36)は動力伝
達手段(8)の伝達ギヤ(82)に噛合しているので、
該伝達ギヤ(82)の回転に伴って伝達軸(81)を介
して他方の伝達ギヤ(83)が回転し、該伝達ギヤ(8
3)の回転により従動ギヤ(47)が回転して、従動ス
クロール(4)が従動軸(43)の軸心(O2)を中心
に回転する。更に、該従動スクロール(4)は駆動スク
ロール(3)に対して同期して回転するので、この同期
回転に従って一方のスクロール(3)又は(4)が他方
のスクロール(4)又は(3)に対して相対的に公転の
み行うことになる。
そして、上記従動スクロール(4)が駆動スクロール(
3)に対して偏心すると共に、ラップ(32)、  (
42)間の冷媒ガス圧によって従動スクロール(4)が
偏心方向(中心線(M)の方向)に押圧されているので
、両ラップ(32)。
(42)の偏心方向側面が互いに接し、上記公転に伴っ
てラップ(32)、  (42)の接触箇所が中心に向
って移動すると共に、ラップ(32)。
(42)間に密閉室(13)が該ラップ(32)。
(42)の外周端より形成され、該密閉室(13)が中
心の吐出通路(46)に向って渦巻上に移動しつつ収縮
することになる。
一方、低圧冷媒ガスは吸入管(21)よりケーシング(
2)内の吸込室(23)に流入し、該吸込室(23)よ
り上記密閉室(13)に流入する。
そして、該密閉室(13)の収縮により低圧冷媒ガスが
圧縮されて高圧冷媒ガスになり、該高圧冷媒ガスは吐出
通路(46)を通り、高圧室(2a)に流入した後、吐
出管(22)より吐出される。
この圧縮動作時において、両ラップ(32)。
(42)間に異物が噛み込んだ場合や、密閉室(13)
が異常高圧になった場合、従動スクロール(4)は支持
アーム(71)によって伝達軸(81)の軸心(O3)
を中心に揺動自在に支持されているので、該伝達軸心(
O3)を中心に揺動して、偏心量が変化し、従動スクロ
ール(4)のラップ(42)が逃げることになる。
その際、伝達軸(81)の軸心(O3)を中心とし、駆
動軸(31)の軸心(O1)を通る円周(A)上を従動
軸(41)の軸心(O2)が変位するので、駆動ギヤ(
36)と伝達ギヤ(82)間の距離及び従動ギヤ(47
)と伝達ギヤ(83)間の距離は一定に保たれることに
なり、各ギヤ(36)、(47)、・・・は正確に噛み
合って駆動スクロール(3)より従動スクロール(4)
に動力伝達がなされる。
従って、上記両スクロール(3)、  (4)の偏心距
離を2等分する直交線(N)上に動力伝達手段(8)の
伝達軸(81)を設け、該伝達軸(81)の軸心(O3
)を中心に従動スクロール(4)が揺動するようにした
ために、従動スクロール(4)の偏心量が変化した際に
おいても各ギヤ(36)、(47)、(82)、(83
)間の距離を一定に保つことができるので、該各ギヤ(
36)、  (47)、・・・は常に正確に噛み合い続
けることになり、正確な動力伝達を行うことができるこ
とから、従動スクロール(4)を駆動スクロール(3)
に対して確実に同期回転させることができる。
また、上記従動スクロール(4)を正確なギヤ噛み合い
を保ちつつ揺動自在に保持できるので、両ラップ(32
)、  (42)間のシール効果を向上させることがで
きると共に、異物によるラップ(32)、(42)の損
傷や異常高圧等を回避することができる。
また、上記密閉室(13)の冷媒ガス圧によって両ラッ
プ(32)、  (42)を接触させるので、バネや油
圧などによる押圧機構を設ける必要がなく、部品点数を
少なくすることができると共に、装置全体の構造を簡略
にすることができる。
第3図は他の実施例を示しており、本実施例は支持アー
ム(74)を従動側フレーム(6)の背面(上面)側で
支持するようにしたものである。
すなわち、該支持アーム(74)は、従動側フレーム(
6)に形成された開口(63)内に位置するフランジ付
ボス部(75)と、該ボス部(75)に連続形成された
アーム部(76)とより形成され、上記ボス部(75)
に従動スクロール(4)の従動軸(43)が軸受(46
)を介して回転自在に嵌合されている。
一方、上記フレーム(6)の背面(上面)には伝達軸(
81)の軸心(O2)と同心上に支持ピン(64)が突
設されており、該支持ピン(64)に上記アーム部(7
6)が軸受(72)を介して回転自在に嵌合されている
。また、上記ボス部(75)には中央上部に小径孔(7
7)が形成され、該小径孔(77)を介して従動スクロ
ール(4)の吐出通路(44)と高圧室(2a)とが連
通されており、上記小径孔(77)の周縁と従動軸(4
3)の端面との間、及びボス部(74)とフレーム(6
)の上面との間にはシール材(45)、  (78)が
介設されている。
従って、上記支持アーム(74)は伝達軸(81)の軸
心(O3)を中心として従動スクロール(4)を揺動自
在に支持し、両ラップ(32)。
(42)間に異物等が噛み込むと、従動スクロール(4
)が変位するようにしている。
その他の構成並びに作用・効果は前実施例と同様である
尚、上記各実施例において、両ラップ(32)。
(42)は冷媒ガス圧を利用して接するように各ギヤ(
36)、(47)、・・・のピッチ円半径を設定したが
、請求項(1)の発明においては、支持アーム(71)
、(74)とフレーム(6)間にバネや油圧機構を介設
して、両ラップ(32)、  (42)を接触させるよ
うにしてもよい。
また、本発明のスクロール型流体装置(1)は圧縮機の
他、膨張機などに適用してもよい。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示し、第1図はスクロール型流
体装置の縦断面図、第2図は各軸心の配置状態を示す説
明図である。第3図は他の実施例を示すスクロール型流
体装置の縦断面図である。 (1)・・・スクロール型流体装置 (2)・・・ケーシング (3)・・・駆動スクロール (4)・・・従動スクロール (5)、  (6)・・・フレーム (7)・・・支持手段 (8)・・・動力伝達手段 (31)、  (41)・・・鏡板 (32)、  (42)・・・ラップ (33) (36) (43) (47) (71) (81) (82) 特許 代 ・・・駆動軸 ・・・駆動ギヤ ・・・従動軸 ・・・従動ギヤ 、  (74)・・・支持アーム ・・・伝達軸 、  (83)・・・伝達ギヤ 出 願 人 ダイキン工業株式会社 理   人 弁理士 前 1) 弘 ばか2名 (5) (6)・−・フレーム (32) (33) (36) (43) (47) (71) (81) (821 (42) −ラップ 駆動軸 駆動ギヤ ・従lJl軸 従動ギヤ (74) 支持アーム 伝達軸 (83)・−・伝達ギヤ つ檻1

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)鏡板(31)の前面に渦巻状のラップ(32)が
    、背面に駆動軸(33)が設けられて成る駆動スクロー
    ル(3)と、鏡板(41)の前面に渦巻状のラップ(4
    2)が、背面に従動軸(43)が設けられて成る従動ス
    クロール(4)とが両ラップ(32)、(42)を噛合
    してケーシング(2)内に並設され、 該駆動スクロール(3)は鏡板(31)背面側に設けら
    れたフレーム(5)に駆動軸(33)が回転自在に嵌挿
    されて支持され、上記従動スクロール(4)は、一端部
    が鏡板(41)背面側に設けられたフレーム(6)に連
    結された支持部材(71)の他端部に従動軸(43)が
    回転自在に嵌挿されて該従動軸(43)の軸心(O_2
    )が駆動軸(33)の軸心(O_1)より偏心し且つそ
    の偏心量が可変に支持部材(71)のフレーム(6)側
    支持点を中心に揺動自在にフレーム(6)に支持される
    一方、 上記各スクロール(3)、(4)の鏡板(31)、(4
    1)背面側には駆動ギヤ(36)及び従動ギヤ(47)
    が設けられ、該駆動ギヤ(36)と従動ギヤ(47)と
    は、上記両フレーム(5)、(6)に支持された伝達軸
    (81)に駆動ギヤ(36)と従動ギヤ(47)とに噛
    合する2つの伝達ギヤ(82)、(83)が設けられて
    成り、従動スクロール(4)を駆動スクロール(3)に
    同期回転させる動力伝達手段(8)によって連結され、
    該動力伝達手段(8)の伝達軸(81)は上記駆動軸(
    33)と従動軸(43)との最大偏心状態における両軸
    心(O_1)、(O_2)を通る中心線(M)に直交し
    且つ偏心距離を2等分する直交線(N)上に軸心(O_
    3)が位置するように設定されると共に、上記支持部材
    (71)のフレーム(6)側支持点が伝達軸(81)の
    軸心(O_3)上に設定されていることを特徴とするス
    クロール型流体装置。
  2. (2)請求項(1)記載のスクロール型流体装置におい
    て、駆動ギヤ(36)と従動ギヤ(47)と伝達ギヤ(
    82)、(83)とは、両鏡板(31)、(41)間に
    両ラップ(32)、(42)により形成される密閉室(
    13)の流体圧によって両ラップ(32)、(42)が
    偏心方向の側面にて接するようにピッチ円半径が設定さ
    れていることを特徴とするスクロール型流体装置。
JP17509189A 1989-07-06 1989-07-06 スクロール型流体装置 Pending JPH0343688A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109915364A (zh) * 2019-03-13 2019-06-21 庆安集团有限公司 一种齿传动涡旋压缩机
EP3613985A4 (en) * 2017-08-25 2020-05-27 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. ROTARY DOUBLE SPIRAL TYPE COMPRESSOR

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EP3613985A4 (en) * 2017-08-25 2020-05-27 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. ROTARY DOUBLE SPIRAL TYPE COMPRESSOR
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