JPH0343600A - 地下設置エスカレータを利用した地下空間の掘削方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、地下深く設置されるエスカレータの一部、あ
るいは、全体を利用した地下空間の掘削。

造成方法に関する。

〔従来の技術〕

従来、地下の駅などに設置されるエスカレータの形態は
実開昭５２−７７１９１号公報で知られるものがある。

この例は、長行程のエスカレータにおいて、上部にいる
乗客が下部の乗降口を見た時、深い谷底を見るような恐
怖感を抱くため、行程中央付近の水平部でその視線を遮
断する構成である。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記従来技術は、特に、揚程の高いエスカレータにおけ
る乗客の恐怖感を軽減するのに極めて有効な構成である
が、この揚程の高いエスカレータの地下空間への普及を
活発にする土木工事費の低減に寄与するという思想はな
かった。近時、大深度地下空間の開発が具体化しつつあ
り、一般にコスト高とされる土木、特に、土砂の掘削と
地上への搬出に関する効果的な工法が望まれている。

本発明の目的は、地下に設置されるエスカレータと、そ
の周囲の空間を利用して地下空間を経済的に掘削する方
法を提供することにある。また、このエスカレータの駆
動機によって、土砂運搬用のバケットを回転移動させ、
このバケット内の土砂などを上部機械室の底部開口部か
ら地上側に排出する方法を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は上記目的を達成するために、地下空間に設置さ
れるエスカレータの、少なくともその本体枠と駆動機を
使って、掘削された地下の土砂などを地上側に搬出する
ことを特徴とする。

さらに、土砂の搬出を効率化するために１本体枠内に土
砂搬出用のバケットを組込んで、このバケットを前記駆
動機の動力によって回転移動させて掘削された土砂など
を地上側に運搬する、一方。

上部の機械室底部に設けた開口部から排出することを特
徴とする。

〔作用〕

本発明の掘削方法は、上記のような構成であるから、地
下下層部の土砂をエスカレータを使用して効率的に地上
側に搬出できるので土木工事が経済的に行い得る。

〔実施例〕

以下１本発明の一実施例を第１図、第２図及び第３図に
より説明する。

図において、１は最終的に欄干２などの構造物を組付け
る頑丈なエスカレータ用本体枠でありこれが地中の斜杭
３の中の上層部Ａと下層部Ｂの間に設置されている。こ
の本体枠１の上部機械室Ａａには、駆動機４と開動チェ
ーン５（一部のみ図示）駆動車６が、さらに、下部機械
室Ｂｂには、駆動車７が設けられており、この駆動車６
と７の間に無端状に連結されたチェーン８と土砂搬出部
９ａをもつバケット９が案内レール１ｏの上面に沿って
移動する。バケット９の移動は、駆動機４の動力を駆動
チェーン５を介して駆動車６に伝達することにより行わ
れるものであり、このバケット９には下層部Ｂの土砂が
ベルトコンベア１１により積込まれるものである。さら
に、土砂を積んだバケット９は、上部機械室Ａａの中で
反転する時に１本体枠１の底部にあらかじめ設けられ開
口部ＩＡ（開口幅Ｗ）から矢印Ｘのように落下し、これ
を受けるトラック１２によって地り側へ矢印Ｙのように
搬送される。ここで、バケット９を必要な方向に回転さ
せることによって建築機材や土木作業員の運搬に利用す
ることもできる。

この掘削方法によれば、地下空間の拡大にエスカレータ
設備を有効に活用できるので最近具体化し始めた大深度
地下利用計画の建設コストを大幅に低減することができ
る。

〔発明の効果〕

本発明によれば、エスカレータを利用して地下の掘削、
拡大を図り得る効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の説明をする地下の全体断面
図、第２図は第１図の要部の斜視図、第３図は第１図の
要部の拡大断面図である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、地下空間に設置されるエスカレータの、少なくとも
   その本体枠と駆動機を使つて、掘削された地下の土砂な
   どを地上側に搬出するようにしたことを特徴とする地下
   設置エスカレータを利用した地下空間の掘削方法。 ２、前記本体枠内に土砂運送用のバケットを組込み、さ
   らに前記バケットを前記駆動機の動力によつて回転移動
   させて掘削された地下の土砂などを地上側に搬出するよ
   うにしたことを特徴とする請求項１に記載の地下設置エ
   スカレータを利用した地下空間の掘削方法。