JPH0342837Y2 - - Google Patents

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JPH0342837Y2
JPH0342837Y2 JP14278287U JP14278287U JPH0342837Y2 JP H0342837 Y2 JPH0342837 Y2 JP H0342837Y2 JP 14278287 U JP14278287 U JP 14278287U JP 14278287 U JP14278287 U JP 14278287U JP H0342837 Y2 JPH0342837 Y2 JP H0342837Y2
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floor
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JP14278287U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、主として店舗で商品の陳列のために
用いられるラツク装置に関し、特に組立式のラツ
ク装置に関する。
〔従来の技術〕
従来の組立式ラツク装置では、フロア上のベー
ス部材に複数の支柱を立設して、同支柱の相互間
にビーム部材を架設し、ラツクプレート(棚板)
を上記ビーム部材で支持することが行なわれてい
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、上述のような従来の組立式ラツク装
置では、通常4本の支柱を必要とするので、その
前部両側の支柱が、ラツクプレート上の商品を斜
め方向から見る顧客にとつては視野の妨げになる
という問題点がある。
そこで、支柱の数を減らしてビーム部材を架設
しようとすると、支柱やビーム部材が重構造とな
り、その組立てにも手間がかかるという問題点が
ある。
本考案は、これらの問題点の解決をはかろうと
するもので、ラツクプレートを軽構造の簡素な支
持手段で支持できるようにするとともに、組立て
および分解の簡易化をはかつた、組立式ラツク装
置を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上述の目的を達成するため、本考案の組立式ラ
ツク装置は、下端をそれぞれフロア上のベース部
材に支持され互いに離隔して配設される2本のポ
ール部材と、同ポール部材の上部側面における受
部に基端を支持されて斜め上方へ突出する少なく
とも3個のアーム部材と、上記ポール部材の上端
から上記アーム部材の先端をそれぞれ経由してフ
ロア上のアンカーへほぼ鉛直に到達し同アンカー
に係止されるテンシヨン・ワイヤとをそなえると
ともに、これらのテンシヨン・ワイヤにそれぞれ
固定される固定ピースと、これらの固定ピースの
相互間に水平に架設支持されるビーム部材と、こ
れらのビーム部材に支持されるラツクプレートと
をそなえて構成されたことを特徴としている。
〔作用〕
上述の本考案の組立式ラツク装置では、ポール
部材の周囲で、同ポール部材の上端からアーム部
材の先端を経てフロア上のアンカーへ鉛直方向に
張設されたテンシヨン・ワイヤが、ラツクプレー
トの支持手段として用いられ、同テンシヨン・ワ
イヤに固定された固定ピースの相互間にビーム部
材が架設されて、同ビーム部材上にラツクプレー
トが支持される。
したがつて、本装置の組立ておよび分解は、テ
ンシヨン・ワイヤの着脱によつて行なわれ、上下
に張設されるテンシヨン・ワイヤが、従来の装置
における支柱の機能を果たすようになる。
〔実施例〕
以下、図面により本考案の一実施例としての組
立式ラツク装置について説明すると、第1図はそ
の正面図、第2図はその側面図、第3図はその平
面図、第4図はその底面図である。
第1〜4図に示すように、2本のポール部材
1,1各下端が、フロアF上に固定されたベース
部材2の上部受面に載置され、各ポール部材1の
上部側面における凹み状の受部に基端を支持され
たアーム部材3が、斜め上方へ突出するように配
設されている。
2本のポール部材1,1は適宜の間隔で互いに
離隔するように立設され、またアーム部材3は、
各ポール部材1につき3本ずつ、側方と前後方向
とに向けて配設される。
そして、ポール部材1およびアーム部材3が、
それぞれの姿勢を維持しうるように、ポール部材
1の上端からアーム部材3の先端を経由して、フ
ロアF上に固着されたアンカー4へ鉛直に到達し
係止されるテンシヨン・ワイヤ5が、十分な張力
を有して張設されている。
なお、テンシヨン・ワイヤ5に張力を付与する
手段として、アンカー4が、フロアFに固定され
たアンカー固定部4aと、テンシヨン・ワイヤ5
の下端を係止されてアンカー固定部4aへ上方か
ら螺合し下降しうるアンカー・ヘツド4bとで構
成されている。
本実施例では、さらに各ポール部材1,1の上
端を相互に結合する上部テンシヨン・ワイヤ5′
が張設されているが、各ポール部材1における前
後方向のアーム部材3,3を、その先端が側方の
アーム部材3から遠ざかる方向へ、やや傾けて配
置することにより、上部テンシヨン・ワイヤ5′
を省略することもできる。また、各ポール部材1
における3本のアーム部材3を、互いに120度間
隔で設けるようにしてもよく、この場合も上部テ
ンシヨン・ワイヤ5′は省略されるようになる。
アーム部材3の姿勢を安定よく保つために、そ
の水平面に対する傾斜角αは、およそ22.5度とさ
れ、またポール部材1の上端からアーム部材3の
先端へ向かうワイヤ部分が鉛直面となす傾斜角β
は、およそ45度とされる。
各テンシヨン・ワイヤ5には、固定ピース6
が、上下3段に止めねじ等の手段で固定され、同
じレベルの固定ピース6の相互間に、同固定ピー
ス6と係合する係合部7a,7′aを両端にそな
えたビーム部材7,7′が架設されて、同固定ピ
ース6に支持されている。
なお、各ポール部材1,1の相互間に位置する
ビーム部材7′,7′は、互いにX字状に交叉し、
その交叉部ではそれぞれの切欠き溝に嵌入しあう
ようになつている。
このようにして架設されたビーム部材7,7′
は、同じレベルのものどうしで面一の上部受面を
形成し、それぞれの受面にラツクプレート8,
8′が載置されるようにして支持される。
各ラツクプレート8,8′としては、通常の木
製やプラスチツク製のもののほか、透明のガラス
板や金属製メツシユ板などが用いられる。
上述の組立式ラツク装置では、テンシヨン・ワ
イヤ5が十分な張力を付与されることにより支柱
としての機能をもつようになり、このテンシヨ
ン・ワイヤ5に固定される固定ピース6を介し
て、ラツクプレート8,8′が十分な支持強度で
支持されるようになる。
また、ポール部材1やアーム部材3の所要数が
少なくてすみ、装置全体として軽量構造となる利
点がある。
そして、本装置の不使用時には、ラツクプレー
ト8,8′およびビーム部材7,7′を取外してか
ら、テンシヨン・ワイヤ5を緩めることにより、
ポール部材1、ベース部材2およびアーム部材3
が、すべて容易に分解され、倉庫等への収納をコ
ンパクトな状態で行なえる利点もある。
〔考案の効果〕
以上詳述したように、本考案の組立式ラツク装
置によれば、次のような効果ないし利点が得られ
る。
(1) ポール部材の上端からアーム部材の先端を経
由してフロア上のアンカーへほぼ鉛直に到達す
るテンシヨン・ワイヤが、ラツクプレートを支
持するための支柱としての機能を有するので、
装置全体を軽量構造とすることができる。
(2) ラツクプレートがテンシヨン・ワイヤに固定
された固定ピースと、固定ピースの相互間に架
設されるビーム部材とを介して、十分な支持強
度で支持されるようになる。
(3) 不使用時には、ラツクプレートおよびビーム
部材を取外してから、テンシヨン・ワイヤを緩
めることにより、ポール部材、ベース部材およ
びアーム部材が、すべて容易に分解され、倉庫
等への収納をコンパクトな状態で行なうことが
できる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例としての組立式ラツク装
置を示すもので、第1図はその正面図、第2図は
その側面図、第3図はその平面図、第4図はその
底面図である。 1……ポール部材、2……ベース部材、3……
アーム部材、4……アンカー、5……テンシヨ
ン・ワイヤ、6……固定ピース、7,7′……ビ
ーム部材、7a,7′a……係合部、8,8′……
ラツクプレート、F……フロア。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 下端をそれぞれフロア上のベース部材に支持さ
    れ互いに離隔して配設される2本のポール部材
    と、同ポール部材の上部側面における受部に基端
    を支持されて斜め上方へ突出する少なくとも3個
    のアーム部材と、上記ポール部材の上端から上記
    アーム部材の先端をそれぞれ経由してフロア上の
    アンカーへほぼ鉛直に到達し同アンカーに係止さ
    れるテンシヨン・ワイヤとをそなえるとともに、
    これらのテンシヨン・ワイヤにそれぞれ固定され
    る固定ピースと、これらの固定ピースの相互間に
    水平に架設支持されるビーム部材と、これらのビ
    ーム部材に支持されるラツクプレートとをそなえ
    て構成されたことを特徴とする、組立式ラツク装
    置。
JP14278287U 1987-09-18 1987-09-18 Expired JPH0342837Y2 (ja)

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JP14278287U JPH0342837Y2 (ja) 1987-09-18 1987-09-18

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JP14278287U JPH0342837Y2 (ja) 1987-09-18 1987-09-18

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Publication Number Publication Date
JPS6447257U JPS6447257U (ja) 1989-03-23
JPH0342837Y2 true JPH0342837Y2 (ja) 1991-09-09

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JP14278287U Expired JPH0342837Y2 (ja) 1987-09-18 1987-09-18

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