JPH0342799Y2 - - Google Patents

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JPH0342799Y2
JPH0342799Y2 JP3503389U JP3503389U JPH0342799Y2 JP H0342799 Y2 JPH0342799 Y2 JP H0342799Y2 JP 3503389 U JP3503389 U JP 3503389U JP 3503389 U JP3503389 U JP 3503389U JP H0342799 Y2 JPH0342799 Y2 JP H0342799Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はプレス加工によつて形成する際に、プ
レート用金属板の節約を図りながらプレス装置の
いわゆる型もちを改善した特殊形状をなすプレー
トを使用した磁気回路に関する。
〔従来の技術〕
外磁型磁気回路を用いたスピーカは例えば第1
図のように構成されている。1は外磁型磁気回路
を全体として示し、2は円板状をなすバツクプレ
ート、3は環状のトツププレート、4はバツクプ
レート2の略中央に植立されたセンターポール
で、これとトツププレート3の間で磁気空隙が形
成される。また、5はセンターポール4と対向し
てこれをその外側から包むように配された環状の
マグネツトである。
尚、7はフレーム、8はボイスコイル、9はダ
ンパ、10はコーン紙、11はエツジ、12はダ
ストキヤツプ、13は矢紙である。
さて、従来にあつては、鋼板、平鋼、帯鋼など
の金属板を一定の温度に熱して圧力を加えて成形
する鍜造法によつてプレート2及び3を成形して
いるが、鍜造プレス装置は大型であつて高価であ
り、例え大量に生産したとしてもトツププレート
3及びバツクプレート2の単価が高い欠点があ
る。
そこで、バツクプレート2及びトツププレート
3を一般のプレス加工法によつて成形することが
考慮される。これによれば、プレス装置は鍜造プ
レス装置に比較して一般に安価であるから、単価
が安くなる。しかし乍ら、その反面次のような欠
点を有する。即ち、一般のプレス加工によつてト
ツププレート3及びバツクプレート2を形成する
場合、その半径をRとしたとき第2図に示すよう
にトツププレート3及びバツクプレート2を真円
として打抜くことができる。しかし、この場合に
は打ち抜かれた後の金属板14の無駄が多く、金
属板14を有効に利用できない。従つて、バツク
プレート2及びトツププレート3の単価も高い。
そこで、金属板14の無駄を省くには、プレス
材料の幅WをW≦2R(2R、3/2R、8/5R等)に 選定すれば良いが、こうするとプレスの型の一方
(ダイス又はポンチ)の刃の形状はプレート2,
3を打ち抜いた後の金属板と同一の形状となる。
従つて、プレス型の刃の両端部(第3図及び第4
図の斜線の部分)が導くなるので、刃がこぼれ易
く、いわゆる型もちが悪いという欠点がある。こ
のため、プレートを第5図に示す如く構成するこ
とが考えられる。
即ちバツクプレート2及びトツププレート3は
第5図にその一例を示すように、全体としていわ
ゆる樽形状とされた平板であつて、その樽形状の
直線部分15,16と曲線部分17,18とが互
いに接近する角部に直線部分15,16と略直交
する稜部19,20,21,22を形成して成る
ものである。
図の例は夫々の角部がL字状の凹部27〜30
として構成された場合であつて、曲線部分17,
18側にも直線部分15,16と平行な稜部23
〜26が形成される。
第6図は上述のプレート2又は3は形成するた
めのプレス型の形状及び金属板14を示す。プレ
ート2,3の直線部分15,16との距離Wが金
属板14の幅であり、これは曲線部分17,18
の半径Rの8/5倍に選定した場合である。ダイス の形状をプレート2又は3の形状に選定したとき
には、プレート2又は3の形状は打ち抜き後の金
属板14の形状と等しい。従つて、ダイスの刃の
形状はその両端部が図のように凹部27〜30と
衝合する凸部形状となり、その両端部でも薄くな
ることなく所定の厚みをもつことになる。
尚、バツクプレート2及びトツププレート3に
は一般に第7図に示すようなセンターポール4の
取付用の透孔35(トツププレート3における磁
気空隙用の孔)と環状マグネツト5を固定する固
定棒(図示せず)の挿通用小孔31〜34が形成
されるため、プレス型の形状特にダイスの刃の形
状は第6図の場合と若干相違する。
第8図はバツクプレート2及びトツププレート
3の他の例を示す。この例は、角部が凸部36〜
38として形成された場合であつて、この場合に
あつても稜部19〜22は直線部分15,16と
略直交するように選定される。尚、角部を凸部3
6〜39にした場合には、プレス型の一方の刃の
形状は第9図のようになるので、刃の両端部の厚
みを厚くできる。尚、この図に示す例は特にツイ
ータスピーカに適用して好適である。
第10図はバツクプレート2及びトツププレー
ト3の更に他の例を示す。この例は平鋼14の幅
方向に沿うようにして曲線部分17,18にも直
線部分40,41を形成した場合であり、この場
合バツクプレート2及びトツププレート3の横幅
を1.7〜1.8R以上に選定している。
第11図〜第13図は上述の種々の例のバツク
プレート2にセンターポール4を取付けて構成し
たヨークの断面図を示したものであり、センター
ポール4は丸棒又は肉厚パイプにて形成されてお
り、接着又はかしめ若しくは溶接によりバツクプ
レート2の透孔35の近傍に取付けられる。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、上述した如く樽形状に形成したプレ
ートを、第1図に示した如きスピーカに組込んだ
場合、ボイスコイル8が取付けられたボビンの駆
動が不安定になる不都合があつた。即ち、樽形状
のバツクプレート2及びトツププレート3を第1
図のスピーカに装着した場合バツクプレート2及
びトツププレート3の両端間の距離Hが方向によ
つて異なり、例えばプレス材料の幅Wを上述した
ように曲線部分の半径Rの8/5に設定すると、距 離Hの最大値と最小値が25%も異なつてしまう。
このように距離Hが方向によつて異なると、バツ
クプレート2及びトツププレート3とこの間のマ
グネツト5とにより生じる磁束φの分布が不均一
になつてしまう。この磁束φの分布に不均一が発
生すると、磁束φにより生じる振動板の駆動力が
方向により異なつてしまい、駆動力の弱い方向に
ボイスコイル8が取付けられたボビンが倒れやす
くなつてしまい、振動板としてのコーン紙10の
駆動状態が不安定になつてしまう。
また、バツクプレート2及びトツププレート3
の凹部27〜30又は凸部36〜39にて磁束が
漏洩し、この点からも駆動状態が不安定になると
いう欠点がある。
本考案は斯る点に鑑み、安定した振動板の駆動
が行えるこの種のプレートを使用した磁気回路を
提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
斯る欠点を解決するために、本考案の磁気回路
はトツププレートの直線状の辺とバツクプレート
の直線状の辺とが互いに略直交するように配置
し、磁束の分布が均一になるようにしたものであ
る。
〔実施例〕
以下、本考案の磁気回路の一実施例を第14図
を参照して説明しよう。この第14図において、
第1図〜第13図と対応する部分には同一符号を
付してその重複説明を省略する。
本例においては、第5図にて図示した樽形状の
バツクプレート2及びトツププレート3を、第1
4図に示すように夫々の直線状の辺が互いに直交
するように90゜ずらして配設したものである。こ
の場合、双方のプレート2,3の凹部27〜30
も重ならないようにする。
このように構成したことで、バツクプレート2
の両端間の距離Hとトツププレート3の両端間の
距離Hとが同一断面で見て異なる箇所が生じる
が、全体で見ると均一化され、バツクプレート2
とマグネツト5とトツププレート3とにより生じ
る磁束φの分布が略均一になる。このため、磁束
φにより生じる振動板の駆動力がどの方向でも均
一になり、ボイスコイル8が取付けられたボビン
が倒れること等が防止され、振動板としてのコー
ン紙10の駆動状態が均一に安定して行われる。
また、夫々のプレート2,3の凹部27〜30も
重ならないようにしたので、この凹部27〜30
より漏洩する磁束φも極力抑えられ、この点から
も磁束φが均一になり、振動板の駆動状態が安定
する。
〔考案の効果〕
本考案によると、樽形状のプレートを使用した
磁気回路で発生する磁束の分布が均一になり、振
動板の駆動が安定して行える利益がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は外磁型磁気回路を用いたスピーカの断
面図、第2図乃至第4図はプレートのプレス成形
の説明に供する平面図、第5図はプレートの一例
の基本形の平面図、第6図は第5図例のプレート
のプレス成形の説明に供する平面図、第7図はプ
レス成形後のプレートの平面図、第8図はプレー
トの他の例の平面図、第9図は第8図の例の金型
の平面図、第10図はプレートの更に他の例の平
面図、第11図乃至第13図はプレートの種々の
例を適用したヨークの断面図、第14図は本考案
による磁気回路の平面図である。 2,3はプレート、15,16は直線部分、1
7,18は曲線部分、19〜22は稜部である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 トツププレート3と、バツクプレート2と、上
    記トツププレート3と上記バツクプレート2とが
    取付けられてなるマグネツト5とを備え、 上記トツププレート3と上記バツクプレート2
    とを一対の直線状の辺15,16と一対の円弧状
    の辺17,18とで囲まれて、且つ上記一対の直
    線状の辺15,16と上記一対の円弧状の辺1
    7,18との連結部分に凹部27〜30を設けた
    形状の金属板により形成すると共に、上記トツプ
    プレート3と上記バツクプレート2の夫々の直線
    状の辺15,16が互いに略直交するように取付
    けてなることを特徴とする磁気回路。
JP3503389U 1989-03-28 1989-03-28 Expired JPH0342799Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3503389U JPH0342799Y2 (ja) 1989-03-28 1989-03-28

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3503389U JPH0342799Y2 (ja) 1989-03-28 1989-03-28

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JPH01159498U JPH01159498U (ja) 1989-11-06
JPH0342799Y2 true JPH0342799Y2 (ja) 1991-09-06

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JPH01159498U (ja) 1989-11-06

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