JPH034263A - 磁気ブラシ現像装置 - Google Patents

磁気ブラシ現像装置

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JPH034263A
JPH034263A JP13877589A JP13877589A JPH034263A JP H034263 A JPH034263 A JP H034263A JP 13877589 A JP13877589 A JP 13877589A JP 13877589 A JP13877589 A JP 13877589A JP H034263 A JPH034263 A JP H034263A
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JP13877589A
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Masaaki Yamaji
山路 雅章
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、電子写真複写機、静電記録機、磁気記録機な
どの画像形成装置に適用する現像装置に関し、特に磁気
ブラシ現像装置に関するものである。
従j辷の」L術 電子写真複写機、静電記録機、磁気記録機等の画像形成
装置において潜像を現像する手段として、51気ブラシ
現像装置が広く用いられている。
磁気ブラシ現像装置は種々の構成が提案されているが、
その代表的なものとしては、現像剤を収容した現像容器
内に回転自在に現像剤支持手段としての非磁性同筒(以
下「スリーブ」と称す)を配置し、このスリーブ内に、
複数の磁石を配置した磁石ローラを固定的に配置した構
成の現像装置がある。斯る現像装置は、スリーブの回転
により現像剤を現像容器内から潜像を担持した像担持体
と大略対向した現像位置へと搬送するもので、スリーブ
内において像担持体と略対向した現像位置に1つ又は複
数の磁石(以下「現像磁極」と称す)が配設され、又、
現像位置へと現像剤を搬送するため、現像磁極の下流側
に別の磁石(以下「搬送磁極Jと称す)が配設されてい
る。
上記構成の現像!IWでは、カブリ防止などの画質を向
上させるため、現像磁極の磁束密度を大きくすることが
知られており、特に2成分磁気ブラシ現像においては、
キャリア付着を防止するためにも現像磁極の磁束密度を
大きくすることがなされている。
また、近来、高画質画像の要求が高まっており1例えば
2成分磁気ブラシ現像において、トナーを小粒径にする
ことにより高解像6高精細画像を得ようとしたものがあ
るが、ただ単にトナーを小粒径にしただけではトナーの
供給能力が低下するのでキャリアを小粒径化することが
必要となってくる。キャリアを小粒径にすると、キャリ
アが像担持体に付着し易くなるので、これを防止するた
めに、現像磁極の磁束密度を大きくすることがなされて
おり、スリーブ上で800ガウス以上。
更に大きいものでtoooガウス以上のものさえある。
このため、相対的に搬送磁極の磁束密度が現像磁極の磁
束密度よりも小さくならざるを得ないこととなる。
が しかしながら、上記従来装置では、搬送磁極の磁束密度
が、現像磁極の磁束密度よりも小さいことから、現像磁
極位置と搬送磁極位置の間の現像剤の搬送性が悪くなり
、現像剤が滞留したり現像容器からあふれ出たりするこ
とがあり1画像欠陥を生じたり、飛散等の問題を生じる
場合があった。
このことは特に、キャリアとトナーからなる2成分現像
剤を用いた時に生じ易く、現像磁極の磁束密度が大きく
、現像磁極と搬送磁極の磁束密度の差が大きいときに生
じ易い。
従って、本発明の目的は、現像磁極と搬送磁極間の現像
剤搬送性を向上させ、現像剤の滞留および現像剤のあぶ
れを防止し、現像剤の飛散の問題を解決し、高品質の画
像を得ることのできる磁気ブラシ現像装置を提供するこ
とである。
上記目的は本発明に係る磁気ブラシ現像装置にて達成さ
れる。要約すれば本発明は、Nl像が形成される像担持
体に対向して相対移動し、現像剤を担持して前記像担持
体上の潜像を現像する現像位置へと搬送する現像剤支持
手段と、該現像剤支持手段の内部に固定して配置された
少なくとも、現像位置における第1磁界発生手段及び前
記現像剤支持手段の移動方向に対して下流側に位置した
第2m界発生手段とを具備し、前記像担持体上の潜像を
顕像化する磁気ブラシ現像装置において、前記第1磁界
発生手段と前記第2磁界発生手段とは異極とされ、又、
前記si磁界発生手段の最大磁束密度は前記第2磁界発
生手段の最大磁束密度より大きくされ、更に、前記現像
剤支持手段上の該現像剤支持手段の移動方向とは逆方向
における垂直方向の磁気力Feが下記式で表わされると
き。
前記第1磁界発生手段と前記第2磁界発生手段の間のF
、の最大値Fe1lXは。
7 F、PIllx<7XlO、好マシくハFe、<5Xl
O−’ であることを特徴とする磁気ブラシ現像装置であここで
、 であり1式中、Δ0は3°毎に計算したものであり。
終Oは真空中の透磁率(−4π・lo  )  (H/
m)#Lrは磁性粒子の比透磁率 すは磁性粒子の半径〔JLm〕 Brは現像剤支持手段上における垂直方向の磁束密度〔
ガウス〕 BSは現像剤支持手段上における垂直方向の磁束密度〔
ガウス〕 であり、磁性粒子の半径すはxi平均粒径の2分の1で
ある。
次に、なぜ前記磁気力F1111’lXが小さければ現
像剤の搬送性が良好になるかについて説明する。
現像剤は、静電的吸引力1mm気後吸引力物理的吸引力
などの保持力により現像剤支持手段上に保持され、現像
剤支持手段が移動するに伴って。
現像剤支持手段上に保持されたまま現像剤支持手段とと
もに現像剤支持手段の移動方向へ搬送されるのであるが
、現像剤の搬送は、現像剤支持手段上の現像剤支持手段
の移動方向と逆方向の磁気力poが大きい程阻害され、
この磁気力F、が、現像剤支持手段上の保持力よりも大
きい場合には現像剤支持手段上の現像剤は搬送できなく
なる。
従って、第1磁界発生手段と第2磁界発生手段間の磁気
力Foの最大値Fe瞭が大きい程、この間での現像剤の
搬送性が悪くなる。
ここでいうF、とは、第2図に示すように、現像スリー
ブの如き現像剤支持手段3上の磁気力をF、同垂直方向
の磁気力をFrとした時の垂直方向の磁気力を意味する
力〔ニュートン〕であり。
現像剤支持手段の移動方向と同方向を負、逆方向を正と
するものである。
として求めたものである。
現像剤支持手段上の垂直方向の磁束密度Brおよび垂直
方向の磁束密度Brは、後述の如くベル社のガウスメー
タを用いて測定する。
ここでθは基準位置Ooからの角度〔ラジアン〕であり
、現像剤支持手段の移動方向に対してこれらは連続なの
で、どちらから微分しても等しとなる。
ここでΔ0を3°毎に計算すると、単位はラジアンなの
で となる。
となる。
では、磁気力Fo  にュートン〕の実際の計算例を示
すと、磁性粒子の半径をb=25um、Iji性粒子粒
子磁率をpr=5.0とし、ある基準位置からの角度0
α〔度〕の現像剤支持手段上の磁束密度Br、Byが下
表の如くであったとすると。
Δθは3″毎に計算し、単位はラジアンであるから である。
位111Aの一3°の位置のBr、Beは各々118G
、852Gであり、位llAの+3°の位置のBr、B
eは各々62G、 695Gである。これ となる。
となる。
となり。
位ficでのFoは4.97XlOにュートン〕となる
l成分磁性トナーを用いる場合よりもキャリアとトナー
からなる2成分現像剤を用いた場合に。
現像剤の滞留、現像剤のあふれの問題を生じ易いが、そ
の理由として。
(1)通常、l成分現像よりも、2成分現像の方が現像
剤の塗布量が多い。
(■>m性トナーよりもキャリアの方が粒径が大きく且
つ透磁率が大きいため、現像剤支持手段上の磁気力が大
きい。
ことが考えられる。
又、前記第1磁界発生手段の最大磁束密度が大きい程、
また、第1磁界発生手段の最大磁束密度とf!R2磁界
発生手段の最大磁束密度の差が大きい程、第1磁界発生
手段と第2磁界発生手段間の現像剤支持手段の移動と逆
方向の磁気力Fo、m大磁気力pewが大きくなる傾向
がある。しかし。
この磁気力Foの鍛大値pemは、第1磁界発生手段お
よび第2磁界発生手段の最大磁束密度のみにより決定さ
れるのではなく1両磁界発生手段の磁束密度の分布状態
により変化させることが可能である。
即ち、適正な磁束密度分布の磁界発生手段を用いること
により、上述の如<、(I)2成分現像剤を用いた場合
、(■)第1磁界発生手段の最大密度が大きい場合、(
■)第1磁界発生手段の磁束密度と第2磁界発生手段の
磁束密度の差が太き7 い場合でも磁気力Feを7×lθ 以下(好まし7 〈は5XIO以下)にすることにより現像剤の搬送性を
良好にし、現像剤の滞留および現像剤のあぶれを防止す
ることができる。従って、高画質の画像を安定して得る
ことができる。
上述のように1本発明に従えば、第1磁界発生手段から
第21ii界発生手段への現像剤の搬送性は良好となっ
たが、第2磁界発生手段上のa!磁気ブラシ@l磁界発
生手段上へ引き戻され、その結果、現像剤が滞留する場
合があり、又、この時、現像剤の飛散という問題も生じ
た。
これは、現像剤支持手段上の下層の現像剤は。
前述の静電的吸引力などの保持力が強いため、現像剤支
持手段の移動方向とは逆方向の磁気力F。
に打ち勝って搬送されるが、第2磁界発生手段上の穂立
ちした現像剤の上層部は、前述の静電吸引力などの保持
力が小さいため、磁気力Foにより第1磁界発生手段側
へ引き戻されるものと思われる。即ち、上記問題は、第
2磁界発生手段上の穂立ちした現像剤が現像剤支持手段
移動逆方向の磁気力F、の領域内にあり、且つ現像剤支
持手段への保持力が磁気力F、より弱い場合に生じるも
のと思われる。
従って1w42磁界発生手段の穂立ち位置を、磁気力F
、の作用領域から離してやればよいことになる。即ち、
未発明の第2の発明は、第1磁界発生手段の最大磁束密
度位置と、第2m界発生手段の最大磁束密度位置とを7
5°以上、より好ましくは80°以上とするものであり
、斯る構成によって現像剤の引き戻し及び現像剤の飛散
を防止することができる。
次に、上述の現像剤の引き戻し及び飛散を防止する別の
手段について説明する。
現像剤の引き戻し及び飛散を防止するには、第2Fm界
発生手段の穂立ちした現像剤が第1磁界発生手段側へと
移動するのを防止する手段を設ければよい。
具体的には、該手段は、現像剤に接触し、現像剤の引き
戻し及び飛散を防止するための整穂部材を設けることに
より構成され、整穂部材の一部は、第2磁界発生手段の
最大磁束密度位置よりも現像剤支持手段移動方向に対す
る上流側で、現像剤に接触している。即ち、現像剤支持
手段上の現像剤は、搬送力により、整穂部材を通過する
が。
その後第2磁界発生手段の最大磁束密度位置で穂立ちし
た現像剤は、整穂部材に覆われた状態となり、磁気力F
oにより@1磁界発生手段側へ引き戻される力を受けて
も整穂部材により塞ぎ止められることとなる。
更には、第1因に一点鎖線で示されるように、整穂部材
12の代りに、第2磁界発生手段近傍に磁性部材12’
を設は穂立ちした現像剤の穂を磁性部材により保持する
か、若しくは穂立ちした現像剤の穂立ち方向を第1磁界
発生手段への方向とは逆の方向へ変位させることにより
、磁気力F。
による引き戻し作用領域から遠ざけるようにしてもよい
11例 次に、本発明に係る磁気ブラシ現像装置の一実施例を図
面に即して詳しく説明する。
第1図は本発明をドラム型感光体を使用する複写機に適
用した第1の実施例の断面図である。
本実施例にて1m磁気ブラシ現像装置、像担持体として
ドラム形状の電子写真感光体、即ち感光ドラムlを有し
た電子写真複写機に使用されている。
感光ドラムlの周囲には周知の電子写真プロセスである
帯電機構1画像露光機構、転写機構、クリーニング機構
、除電機構等が配設されるが、第1図には省略されてい
る。
本実施例の現像装ffJ±、感光ドラム1上に上記電子
写真プロセスにて形成された潜像を現像するものであっ
て、現像剤8を収容した現像容器2゜現像剤相持体とし
ての現像スリーブ3.現像剤層規制部材としてのブレー
ド4などを有している。
即ち、現像容器2の感光ドラム1に近接する位置には開
口部が形成されており、この開口部に現像スリーブ3が
回転可能に設けられる。又、現像スリーブ3の上方には
ブレード4が所定隙間を設けて取り付けられている。
尚、上記現像スリーブ3は非磁性材料で構成され、現像
動作時には図示矢印方向に回転し、その内部には磁界発
生手段である磁石13が固定されている。磁石13は、
@1磁界発生手段としての現像磁極S1と、その下流側
の第2磁界発生手段としての搬送磁極N1と、現像剤8
を搬送する後述の磁極N2,52.N3とを有する。
又、前記ブレード4はアルミニウム(An)などの非磁
性材料にて構成され、これは前述の如く現像スリーブ3
の表面との間に所定の隙間を設けて取り付けられ、この
隙間は現像スリーブ3上を現像部へと搬送される現像剤
8の量、具体的には現像スリーブ3上の現像剤8の厚さ
を規制する。
従って、本実施例においては、現像剤8は、非磁性トナ
ー81と磁性粒子(キャリア)82とからなる2成分現
像剤とされるので、ブレード4の先端部と現像スリーブ
3の表面との間を非磁性トナーと磁性粒子の双方が通過
して現像部へ送られる。
非磁性トナー81は、8#Lm以下の体積平均粒径を有
するものを使用した0体積平均粒径は、1100pの7
パーチヤーを使用しコールタ−カウンターTA−■を使
用して測定した。即ち、測定装置としてはコールタ−カ
ウンターTA−装置型(コールタ−社製)を用い、個数
平均分布1体積平均分布を出力するインターフェイス(
日科機製) 及(/ CX −iパーソナルコンピュー
タ(キャノン製)を接続し、電解液は1級塩化ナトリウ
ムを用いて1%NaCjL水溶液を調製した。
測定に当り、前記電解水溶液100〜150m文中に分
散剤として界面活性剤、好ましくはアルキルベンゼンス
ルホン酸塩を0.1〜5m9.加え、さらに測定試料を
0.5〜50 m g加えた。
試料を懸濁した電解液は超音波分散器で約1〜3分間分
散処理を行い、前記コールタ−カウンターTA−■型に
より、アパチャーとして100#Lm7バチヤーを用い
て2〜404mの粒子の粒度分布を測定して体積平均分
布を求めた。
これら求めた体積平均分布より1体積平均粒径を得る。
磁性粒子82は、上述のトナー81を使用する場合、f
U量籾粒径20〜65#Lmのものが好ましく使用し得
るが1本実施例では重量平均が約50終mのものを使用
した。
重量平均はメツシュにより測定し、300/400メツ
シユを通過したものが80%、300/350メツシユ
を通過したものが75%であった。磁性粒子はフェライ
ト粒子へ樹脂コーティングしたものを使用し、比透磁率
は5.0であった。
この現像剤8は現像スリーブ3に担持されて現像部、即
ち現像磁極51へと搬送され、更に該現像スリーブ3に
保持されたまま搬送磁極N1へと搬送される。
現像装置には、更に現像剤の飛散防止と上流側への引き
戻しを防止するための整穂部材12が配設されており、
その一端は自由端で、他端は現像容器2に固設される。
又、自由端側の一部は、搬送磁極M1.或いはその上流
位置にて現像剤と接触している。
上述のように、現像mc現像磁極S+)へ送られた現像
剤8はスリーブ3に保持されたまま搬送磁極N1へと搬
送されるが、搬送磁極Mlで穂立ちした時の飛散を防止
し、現像磁極S+力方向の引き戻されを防止するもので
ある。搬送磁極N1と磁極N2は同極であり1両者の間
には反発磁界が発生している。従ってスリーブ3に保持
されたまま、搬送磁極N1へと搬送された現像剤は、こ
の反発磁界の作用により、スリーブ3から取り除かれ、
後述する第1搬送手段9により、攪拌混合され、磁極N
!近傍で、新たに現像剤が供給される。
即ち、スリーブ3上の現像履歴を受けた現像剤は剥離除
去され、十分に混合された新たな現像剤がスリーブ3へ
常に供給されるので安定して良好な画像が得られる。
ところで、現像容量2の内部は、第1図の紙面垂直方向
に延在する隔壁5によって現像室(第1室)S−1と攪
拌室(第2室)S−2とに区画され。
攪拌室S−=の上方には隔壁6を隔ててトナー収容室S
−mが形成され、該トナー収容室s−i内には補給用ト
ナー(非磁性トナー)81が収容されている。尚、隔壁
6には補給口6aが開口しており。
該補給口6aを経て消費されたトナー量に見合った量の
補給用トナー81が攪拌室S−2内に落下補給される。
又、上記現像室S1及び攪拌室s−2内には現像剤8が
収容されている。尚、現像容器2のP141図における
手前側と奥側の端部においては前記隔壁5が形成されて
おらず、この両端部においては現像室S−1と攪拌室s
−2とを相連通せしめる開口部(図示せず)が形成され
ている。
而して、現像室S−警内には現像スリーブ3近傍の現像
容器2内底部にあって図示矢印方向(反時計方向)に回
転し、現像剤8をlt図の奥側から手前側に搬送するW
41搬送手段9と、該第1搬送手段9の上方にあって図
示矢印方向(反時計方向)に回転し、現像剤8を第1図
の手前側から奥側に搬送する第2搬送手投10とが設け
られている。又、1拌室s−2内には上記第1搬送手段
9と略同−水平位置にあって図示矢印方向(時計方向)
に回転し、現像剤8を第1図の手前側から奥側に搬送す
る第3搬送手段11が設けられている。
上記M1.第2. ti43搬送手段9.to、11は
具体的にはスパイラル形状を成すスクリューで構成され
ている。
次に1本発明における磁束密度の測定法を説明する。装
置としてはベル社のガウスメータモデル640を用い、
磁束密度Br及びBθはベル社アキシャルプローブモデ
ル5AB4−1802を用いて測定した。
第4図は、スリーブ3上の垂直方向の磁束密度Brの測
定法を説明するための図である。
第4図にて、スリーブ3は水平に固定され、スリーブ3
内の磁石ローラ13は回転自在に取り付けられている。
アキシャルプローブ17は、スリーブ3とは若干の間隔
を保って、スリーブ3の中心とプローブ17の中心が略
同−水平面になるようにして取付けられ、又、ガウスメ
ータ16に接続され、それによってスリーブ3上の垂直
方向の磁束密度を測定する。スリーブ3と磁石ローラ1
3は略同心円であり、スリーブ3と磁石ローラ13の間
隔はどこでも等しいと考えてよい、従って、磁石ローラ
13を回転することにより、スリーブ3上の垂直方向の
磁束密度Brを周方向全てに対して測定することができ
る。
磁石ローラは矢印方向に回転されるので、例えば現像磁
極Sl よりも搬送磁極N1の角度は大きな値となる。
即ち、第1図におけるスリーブ3の移動方向に対して、
下流側の方が角度が増える方向に測定している。
第5図は、スリーブ3上の垂直方向の磁束密度noの測
定法を説明するための図である。
本測定で7キシヤルプローブ17は、スリーブ3とは若
干の間隔を保って、スリーブ3の中心とプローブ17の
測定部中心が略木平となるように垂直に固定され、ガウ
スメータ16と接続しており、それによってスリーブ上
の垂直方向の磁束密度Beを測定する。
この測定においても第3図で説明したのと同様に、磁石
ローラ13を矢印方向に回転することにより、スリーブ
3上の垂直方向の磁束密度BOを周方向全てに対して測
定することができる。
ここで、第1図に示した磁石13を内包したスリーブ3
からなる部材を「現像ローラ」と称することとする。
表1に示す諸元に基づき、各種現像ローラを用いてスリ
ーブ3上の現像磁極SLと搬送磁極N1間の現像剤の搬
送性について得られた実験データを表2に示す。
なお1表2に示した実施例4と6は、第1図における現
像yt置の整穂部材12かないものであり、他の構成は
第1図と同じでる。
表    1 第3図は、実施例1で用いた現像ローラAのスリーブ上
の垂直方向の磁束密度Brを実太線で、磁気力Foを実
細線で示し、比較例1で用いた現像ローラFのスリーブ
上の現像磁極部と搬送磁極間の磁束密度Brを点線で、
rm気力FOを一点鎖線で示し、さらに各々のFeM装
置Xを印している。実施例1は搬送性が良好であるが、
比較例1は搬送性が慈<「現像剤の滞留」および「現像
剤のあふれ」を生じた。
このようにF”amが大きいということは、スリーブ上
の現像剤が現像磁極の方向へ大きな力を受けるというこ
とであり、現像剤の搬送が不十分となるのであるが、磁
束密度Brの分布形状を変更し、Fomを小さくするこ
とにより、現像剤の搬送性を向丘させ、上述の問題点を
解決することができる。
なお、MS3図はFowxを小さくする方法として、現
像磁極および取込磁極の最大磁束密度を変更しなくても
磁束密度の分布状態を変更するだけでFOmを大巾に低
下させることを示している。
表2をみれば理解されるように、FOmが7以下であれ
ば、現像剤は現像磁極から搬送磁極間を十分に搬送でき
る。更に注意深く観察すると、特にFemが5以下の場
合は、現像剤の搬送性は極めて良好であることが分る。
なお、実施例6では、現1磁極と搬送磁極の角度θ2が
596と狭く、且つ、整穂部材を設けていない構成のた
め、現像剤の搬送は行なわれるものの、搬送磁極で穂立
ちした現像剤が現像磁極の方向へ引き戻されたが、実施
例5で示したように整穂部材12を設けることにより、
1!送磁極で穂立ちした現像剤の引き戻しを阻止するこ
とができ、あわせて飛散防止の効果も得られた。
実施例4は、実施例6と同様に整穂部材がない構成であ
るが、現像磁極と、搬送磁極の角度θ2を82’と広く
したことにより、搬送磁極で穂立ちした現像剤は現像磁
極の方向へ引き戻されることなく、磁極N2の方向へと
搬送された。
なお、前記実施例においては、現像剤の引!!戻しを防
止する手段として磁極角度と整穂部材を例に説明したが
、搬送磁極の近傍に磁性部材を設け、穂立ちした現像剤
の穂を磁性部材により引きつけるか、或いは穂立ち方向
を現像磁極から遠ざける方向に変位させることにより現
像剤の引き戻しを防止してもよい。
又、前記実施例においては、2成分現像剤を例に説明し
たが、l成分現像剤を使用した磁気ブラシ現像にも適用
することが可能である。
更に又、現像部において現像磁極により、穂を立たせた
状態で現像する極位置現像を例に説明したが、現像剤の
穂を寝かせた状態で現像する極間現像においても適用で
きる。
この場合、現像磁極群の下流側現像磁極とその下流側の
搬送磁極との関係を前記実施例で示したようにすればよ
く、更には、この現像磁極群が異極の場合には、上流側
現像磁極と下流側現像磁極の関係を前記実施例の如き関
係としてもよい。
なお1本発明は、8#Lm以下の小粒径トナーと20〜
65ILmの小粒径キャリアを用いた?成分磁気ブラシ
現像において、必然的に現ftFii極の磁束密度を大
きくシ、そのため搬送磁極の磁束密度が現像磁極の磁束
密度より小さい現像装置の系において、より重要な技術
となるものである。
11立差] 以上説明したように、本発明に係る磁気ブラシ現像装置
は、第1磁界発生手段と第2Fii界発生手段の間のF
θの最大値をFOI’FXとするとき、F。
7 献<7XlO、より好ましくはFo朧く5X17 0 とすることにより、第1ai界発生手段と第2磁界
発生手段間の現像剤搬送性を向上させ、現像剤の滞留お
よび現像剤のあぶれを防止することができ、これによっ
て高品質の画像を得ることができるという効果を有して
いる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る磁気ブラシ現像装置の一実施例
の断面図である。 第2図は、磁気力Fθを説明するための説11図である
。 第3図は1本発明の一実施例における、磁気力F、及び
Fo額を説明するための説明図である。 第4図は、垂直方向の磁束密度Brの測定法を説明する
説明図である。 第5図は、垂直方向の磁束密度Boの測定法を説Ill
する説明図である。 2:現像容器 3:現像スリーブ 8:現像剤 12:整穂部材 13:磁石 SL =現像磁極(第1磁界発生手段)N+  :ti
送磁極(t142磁界発生手段)r

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)潜像が形成される像担持体に対向して相対移動し、
    現像剤を担持して前記像担持体上の潜像を現像する現像
    位置へと搬送する現像剤支持手段と、該現像剤支持手段
    の内部に固定して配置された少なくとも、現像位置にお
    ける第1磁界発生手段及び前記現像剤支持手段の移動方
    向に対して下流側に位置した第2磁界発生手段とを具備
    し、前記像担持体上の潜像を顕像化する磁気ブラシ現像
    装置において、前記第1磁界発生手段と前記第2磁界発
    生手段とは異極とされ、又、前記第1磁界発生手段の最
    大磁束密度は前記第2磁界発生手段の最大磁束密度より
    大きくされ、更に、前記現像剤支持手段上の該現像剤支
    持手段の移動方向とは逆方向における水平方向の磁気力
    F_θが下記式で表わされるとき、前記第1磁界発生手
    段と前記第2磁界発生手段の間のF_θの最大値F_θ
    _M_A_Xは、F_θ_M_A_X<7×10 であることを特徴とする磁気ブラシ現像装置。 ▲数式、化学式、表等があります▼〔ニュートン〕 ここで、 B^2=Br^2+B_θ^2 ▲数式、化学式、表等があります▼ であり、式中、Δθは3゜毎に計算したものであり、 Δθ=3π/180〔ラジアン〕 μ_0は真空中の透磁率(=4π・10^−^7)〔H
    /m〕μrは磁性粒子の比透磁率bは磁性粒子の半径〔
    μm〕 Brは現像剤支持手段上における垂直方向の磁束密度〔
    ガウス〕 B_θは現像剤支持手段上における水平方向の磁束密度
    〔ガウス〕 であり、磁性粒子の半径bは重量平均粒径の2分の1で
    ある。 2)前記第1磁界発生手段と前記第2磁界発生手段の間
    のF_θの最大値F_θ_M_A_Xは、F_θ_M_
    A_X<5×10 であることを特徴とする請求項1記載の磁気ブラシ現像
    装置。 3)前記現像剤がキャリアとトナーからなる2成分現像
    剤であることを特徴とする請求項1又は2記載の磁気ブ
    ラシ現像装置。 4)前記第1磁界発生手段の最大磁束密度位置と第2磁
    界発生手段の最大磁束密度位置との角度θ_2が75゜
    以上、より好ましくは80゜以上であることを特徴とす
    る請求項1又は2記載の磁気ブラシ現像装置。 5)前記第2磁界発生手段の最大磁束密度位置、或いは
    少なくとも上流の位置にて現像剤に接触する整■部材を
    設けることを特徴とする請求項1又は2記載の磁気ブラ
    シ現像装置。 6)前記第2磁界発生手段の最大磁束密度位置近傍に磁
    性部材を設けることを特徴とする請求項1又は2記載の
    磁気ブラシ現像装置。
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