JPH0342613Y2 - - Google Patents

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JPH0342613Y2
JPH0342613Y2 JP1984130909U JP13090984U JPH0342613Y2 JP H0342613 Y2 JPH0342613 Y2 JP H0342613Y2 JP 1984130909 U JP1984130909 U JP 1984130909U JP 13090984 U JP13090984 U JP 13090984U JP H0342613 Y2 JPH0342613 Y2 JP H0342613Y2
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sweep
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、質量分析のための磁場強度の掃引幅
を微小になし得る質量分析のための磁場強度微小
掃引装置に関するものである。
〔従来の技術〕
第2図は従来の質量分析のための磁場強度微小
掃引装置の構成を示す図、第3図は第2図の従来
装置によつて出力される磁場強度制御電圧波形を
示す図である。第2図において、1は掃引開始電
圧設定用ポテンシヨメータ、2は掃引電圧発生回
路、3は加算回路、4は比較器、5は掃引終了電
圧設定用ポテンシヨメータを示している。
従来、質量分析装置において質量分析を行うた
めには磁場強度を掃引し任意の質量数のピークを
検出するようにしている。かかる装置の磁場強度
掃引について第2図及び第3図を参照しつつ説明
する。第2図において、掃引開始電圧設定用ポテ
ンシヨメータ1によつて設定された電圧と、掃引
電圧発生回路2から出力される掃引電圧とはそれ
ぞれ加算回路3に入力される。そして、加算回路
3の出力が磁場強度制御電圧として用いられる。
なお、掃引電圧発生回路2は、例えば一般的なブ
ートストラツプ回路の如き三角波発生回路であ
る。また、加算回路3の出力は比較器4の一方の
端子に入力され、掃引終了電圧設定用ポテンシヨ
メータ5によつて設定された電圧が比較器4の他
方の端子に入力される。この比較器4は、加算回
路3の出力電圧値が掃引終了電圧設定ポテンシヨ
メータ5の設定電圧値になると、掃引電圧発生回
路内のスイツチSを閉路して掃引電圧発生回路を
リセツトするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
しかしながら、前記の磁場強度掃引装置では、
磁場強度掃引幅を微小にして使用する場合に次の
ような問題が生じていた。
例えば、数本の質量数ピークを掃引して質量分
析装置の分解能を測定する場合について説明する
と、まず、掃引開始電圧を目盛付きの掃引開始電
圧設定用ポテンシヨメータ1で変え、検出したい
ピークの低質量側ピーク(質量数増加掃引の場
合)をとらえる。次いで、掃引終了電圧を目盛付
きの掃引終了電圧設定用ポテンシヨメータ5で設
定する。この場合、磁場強度掃引質量数幅が微小
であると、掃引開始電圧と掃引終了電圧との差が
非常にわずかなものとなる。例えば、掃引最大電
圧が10Vでそのときの検出質量数が10000である
とき、10万の分解能を確認するための2本の質量
数ピークの間隔は電圧値換算で数10μV以下とな
る。このように極めて微小な電圧の差であるた
め、この電圧を掃引開始電圧設定用ポテンシヨメ
ータ1の目盛との比較により掃引終了電圧設定用
ポテンシヨメータ5の目盛で設定することは極め
て困難である。というのは、掃引開始電圧設定用
ポテンシヨメータ1は粗調、微調の2ないし3個
を直列にした構成であるため、或る一定の掃引開
始電圧を得るダイヤル目盛は一義的に決まらな
い。また、ポテンシヨメータの全抵抗値偏差が当
該精度より非常に大きいことからも、ダイヤル目
盛で掃引開始電圧を設定することは困難である。
そのため従来は、当該ピークを確実に記録でき
るように掃引終了電圧を高めに設定して掃引を行
うようにしていた。ところが、掃引終了電圧を高
めに設定すると、例えば、第4図図示のごとく、
意味のない無効な掃引を行うことになる。つま
り、磁場掃引終了点が確実に決定できないために
意味のない無効な掃引を行わざるを得なくなる。
しかし、一般に記録紙は高価な紫外線感光紙を使
用しているため、無効な掃引を行うことはそれだ
け費用が嵩むことになるという問題があつた。ま
た、ポテンシヨメータの目盛を利用できるように
するのは精密な零点及びゲインの調製が必要とな
り面倒であるという問題があつた。
本考案は、上記の問題を解決するために、磁場
強度を微小掃引する際に、意味のない無効な掃引
をなくし、容易にしかも精密な磁場強度掃引幅の
設定を行うことができると共に、測定に要する費
用の削減を図り得る質量分析装置の磁場強度微小
掃引装置を提供することを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
そのために、本考案の質量分析のための磁場強
度微小掃引装置は、質量分析のための磁場強度微
小掃引装置において、掃引開始電圧設定回路、掃
引終了電圧設定回路、掃引電圧発生回路、掃引開
始電圧設定回路の出力電圧と掃引電圧発生回路の
出力電圧とを加算する加算回路、該加算回路の出
力電圧と掃引終了電圧設定回路の出力電圧とを比
較して掃引終了を判定し掃引終了時には掃引終了
信号を出力する比較回路、及び加算回路の出力電
圧と掃引終了電圧設定回路の出力電圧とを切り替
えて磁場強度制御電圧として出力する切替回路を
備えたことを特徴とする。
〔作用〕
本考案の質量分析装置の磁場強度微小掃引装置
では、まず、加算回路によつて掃引開始電圧設定
回路の出力電圧と掃引電圧発生回路の出力電圧と
が加算された電圧が磁場強度制御電圧として切替
回路を通して出力される。この間、比較回路で
は、加算回路の出力電圧と掃引終了電圧設定回路
の出力電圧とが比較され、加算回路の出力電圧が
掃引終了電圧設定回路の出力電圧と一致すると、
掃引終了の判定がなされる。そうすると、比較回
路からの掃引終了信号によつて切替回路の出力
は、加算回路の出力から掃引開始電圧設定回路の
出力へ切り替えられる。
〔実施例〕
以下、実施例を図面を参照しつつ説明する。
第1図は本考案に係る質量分析のための磁場強
度微小掃引装置の1実施例構成を示す図である。
この実施例においては、磁場制御電圧を得るため
に従来の加算回路の出力電圧を入力とする端子a
と掃引終了電圧を入力する端子bとの切り替えを
行う切替スイツチ6を設けた点に特徴がある。そ
の他の回路構成については第2図のものと同様で
あり、重複する部分の説明は省略する。
本考案の質量分析のための磁場強度微小掃引装
置は、第1図から明らかなように、切替スイツチ
6を設け、該切替スイツチ6からの出力を磁場強
度制御電圧として掃引を行なうようにするもので
あり、そのために切替スイツチ6は、従来の加算
回路3の出力電圧と掃引終了電圧設定用ポテンシ
ヨメータ5の出力電圧とを切換えるように構成さ
れる。つまり、切替スイツチ6は、加算回路3の
出力端子に接続される端子aと掃引終了電圧設定
用ポテンシヨメータ5の出力端子に接続される端
子bとを有する。従つて、切替スイツチ6が端子
a側に切り替えられているときには、掃引開始電
圧設定用ポテンシヨメータ1の出力電圧と掃引電
圧発生回路2の出力電圧とを加算した電圧が磁場
強度制御電圧となるため、掃引開始電圧設定用ポ
テンシヨメータ1により掃引開始ピークを的確に
とらえることができる。また、切替スイツチ6を
端子b側に切り替えると、掃引終了電圧設定用ポ
テンシヨメータ5の出力電圧を磁場強度制御電圧
として用いることができるので、掃引終了ピーク
を的確にとらえ、調整目盛によらず直接的に掃引
終了電圧を設定することができる。この掃引終了
電圧は、比較器4の一方の入力端子に供給され、
他方の入力端子に加算回路3の出力電圧が供給さ
れる。そして、加算回路3の出力電圧が掃引終了
電圧に達すると、比較器4は掃引終了を指令し掃
引電圧発生回路2をリセツトする。したがつて、
掃引終了電圧設定用ポテンシヨメータ5でとらえ
られた掃引終了ピークで掃引が終了する。なお、
比較器4が掃引終了を指令したことを条件に切替
スイツチ6を端子b側に切り替えてもよい。この
掃引終了電圧は比較器4の一方の入力端子に供給
され、比較器4の他方の入力端子には加算回路3
の出力電圧が供給される。そして、加算回路3の
出力電圧が掃引終了電圧に達すると、比較器4は
掃引終了を指令し端子aから端子bに切替スイツ
チ6の接続を切り替える。従つて、掃引終了電圧
設定ポテンシヨメータ5でとらえられた掃引終了
ピークで掃引が終了する。
このように、本考案の磁場強度微小掃引装置に
よると、掃引開始電圧設定用ポテンシヨメータ1
によつて設定された掃引開始電圧に対して微小掃
引幅に設定が必要な掃引終了電圧設定用ポテンシ
ヨメータ5を目盛によつていちいち設定する困難
な作業に代えて、作業が簡単な切替スイツチによ
つて、従来の加算回路出力電圧と掃引終了電圧と
を切替えるだけですむように構成した。
なお、本考案を1実施例によつて説明したが、
本考案は、この実施例に限定されるのではなく、
本考案の主旨に従い、種々の変形が可能であるこ
とはいうまでもない。
〔考案の効果〕
以上の説明から明らかなように、本考案によれ
ば、掃引開始電圧設定用ポテンシヨメータによつ
て設定された掃引開始電圧に対して微小掃引幅に
設定が必要な掃引開始電圧設定用ポテンシヨメー
タを予め設定しておき、該ポテンシヨメータの出
力に接続されている端子に切替スイツチを切替え
ることにより、容易に、しかも精確な磁場強度掃
引幅の設定を行うことができる。従つて、意味の
ない無効な掃引をなくし、しかも掃引終了ピーク
をも的確にとらえることができる。また、無駄な
掃引をなくせるので測定に要する費用の削減を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る質量分析のための磁場強
度微小掃引装置の1実施例構成を示す図、第2図
は従来の質量分析のための磁場強度微小掃引装置
の構成を示す図、第3図は第2図の従来装置によ
つて出力される磁場強度制御電圧波形を示す図、
第4図は従来のピーク検出のための磁場強度掃引
例を説明するための図である。 1…掃引開始電圧設定用ポテンシヨメータ、2
…掃引電圧発生回路、3…加算回路、4…比較
器、5…掃引終了電圧設定用ポテンシヨメータ、
6…切替スイツチ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 質量分析のための磁場強度微小掃引装置におい
    て、掃引開始電圧設定回路、掃引終了電圧設定回
    路、掃引電圧発生回路、掃引開始電圧設定回路の
    出力電圧と掃引電圧発生回路の出力電圧とを加算
    する加算回路、該加算回路の出力電圧と掃引終了
    電圧設定回路の出力電圧とを比較して掃引終了を
    判定し掃引終了時には掃引終了信号を出力する比
    較回路、及び加算回路の出力電圧と掃引終了電圧
    設定回路の出力電圧とを切り替えて磁場強度制御
    電圧として出力する切替回路を備えたことを特徴
    とする質量分析のための磁場強度微小掃引装置。
JP1984130909U 1984-08-29 1984-08-29 Expired JPH0342613Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984130909U JPH0342613Y2 (ja) 1984-08-29 1984-08-29

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984130909U JPH0342613Y2 (ja) 1984-08-29 1984-08-29

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Publication Number Publication Date
JPS6148558U JPS6148558U (ja) 1986-04-01
JPH0342613Y2 true JPH0342613Y2 (ja) 1991-09-06

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ID=30689502

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1984130909U Expired JPH0342613Y2 (ja) 1984-08-29 1984-08-29

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5485797A (en) * 1977-12-21 1979-07-07 Hitachi Ltd Ion detecting method of mass spectrometer

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5485797A (en) * 1977-12-21 1979-07-07 Hitachi Ltd Ion detecting method of mass spectrometer

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Publication number Publication date
JPS6148558U (ja) 1986-04-01

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