JPH0342590A - 航空機飛行位置検出装置 - Google Patents

航空機飛行位置検出装置

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JPH0342590A
JPH0342590A JP18002089A JP18002089A JPH0342590A JP H0342590 A JPH0342590 A JP H0342590A JP 18002089 A JP18002089 A JP 18002089A JP 18002089 A JP18002089 A JP 18002089A JP H0342590 A JPH0342590 A JP H0342590A
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林 範章
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野〕 本発明は航空機飛行位置検出装置に関し、特に地上から
航空機の飛行位置を計測する場合に適用して好適なもの
である。
〔発明の概要〕
本発明は、航空機飛行位置検出装置において、マイクロ
ホンから得られる検出情報から音速を演算し、当該演算
結果に基づいて仰角を演算するようにしたことにより、
測定環境における気温変化の影響を受けないような検出
結果を得るようにできる。
〔従来の技術〕
従来、航空機の飛行位置検出装置として第3図に示すよ
うに、航空機1の航路2を挟んで右側及び左側検出装置
3R及び3Lを配設し、これら右側及び左側検出装置3
R及び3Lを通って航路2を横切る仮想平面でなる測定
平面4を航空機lが通過したとき、右側及び左側検出装
置Z3R及び3Lから航空機1を見たときの仰角θ、及
びθ、を演算により求める構成のものが提案されている
(「音響的方法による航空機の位置標定」、小畑秀文、
石井泰、五十嵐寿−著、宇宙航空研究所報告第9巻第4
号別冊、1973年10月、東京大学発行)。
この航空機飛行位置検出装置は、航路2を飛行する航空
機1が発生する騒音を3つのマイクロホンによって電気
信号に変換し、各電気信号の相互相関が時間の経過に従
って変化することを利用して航空機が測定平面4を通過
する時点及びそのときの仰角θ、及びθ、を演算できる
ようにしたもので、例えば滑走路5から離陸する航空機
lの飛行経路を実用上十分な精度で監視できる。
かかる原理を実現する航空機飛行位置検出装置として従
来、第4図に示すものが用いられている。
第4図において、右側及び左側検出袋H3R及び3Lは
航路2の高さ方向(すなわちzm方向)に第1及び第2
のマイクロホンMICU及びMICLを所定の間隔を保
つように配設すると共に、そのいずれか一方、例えば下
側位置に配設された第2のマイクロホンMICLと同じ
高さ位置に航空機1の進行方向、従って航路2の延長方
向(すなわちX軸方向)に沿うように第3のマイクロホ
ンMICHを所定の間隔を保つように配設した構成を有
する。
マイクロホンMICUSMICL及びM、ICHは航空
機1において発生される航空機騒音NU、NL及びNH
をそれぞれ電気的な騒音検出信号SLI、SL及びSH
に変換して検出信号演算装置部6の仰角検出用及び通過
検出用相互相関関数演算部7及び8に入力し、時間の経
過に従って生ずる相互相関関数値を逐次演算する。
因に航空機1によって発生される航空機騒音は時間の経
過に従って一様ではないことに加えて、マイクロホンM
ICU、MICL及びMICHに航空機騒音NU、NL
及びNHが到達する時間は、航空機1と各マイクロホン
MICUSMICL&びMICHとの間の距離に相当す
る時間遅れを生じ、当該時間遅れの分だけ相互相関関数
値が最大値になるタイミング(すなわち同じ航空機騒音
が到達するタイミング)がずれることになる。
従って第1に、第1及び第2のマイクロホンMICU及
びMICLの騒音検出信号S、及びSLの相互相関関数
が最大値となる時点の基準時点からの時間遅れは、高さ
方向について航空機1から第1及び第2のマイクロホン
MICU及びMICLまでの距離の差を表しており、当
該時間遅れを表すデータとマイクロホン間の距離から三
角関数を用いて仰角θm (又はθL)を求めることが
できる。
また第2に第2及び第3のマイクロホンMICL及びM
ICHの騒音検出信号SL及びS11について相互相関
が最大値となる時点の基準時点からの時間遅れは、航空
機lの進行方向について、航空機1から第2及び第3の
マイクロホンMICL及びMICHまでの距離の差を表
しており、従って航空機1において発生した航空機騒音
NL及びNHが同時に第2及び第3のマイクロホンMI
CL及びMICHに到達した場合の時間遅れ量を基準と
して予め決めておけば、騒音検出信号SL及びS8の相
互相関関数が最大値となる時点が基準時点と一致した場
合には、航空機1が測定平面4(第3図)を通過した時
点であると判断することができる。
このような原理に基づいて通過検出用相互相関関数演算
部8は第5図(A)に示すように、時間tの経過に従っ
て所定の時間間隔で相互相関演算処理を実行することに
より、時間遅れτ(、、)を所定の範囲例えば−12,
81m5) 〜+12.8 (as)の値に選定したと
きの相互相関関数値で表される多数の相互相関関数曲線
群でなる相互相関関数曲線情報INFIIを得る。
この通過検出用相互相関関数演算部8の演算時間軸と同
一の時間軸において、仰角検出用相互相関関数演算部7
が同様の演算処理を実行することにより、第5図(B)
に示すような相互相関関数曲線情報INF12を得る。
ここで通過検出用相互相関関数演算部8において得られ
る相互相関関数曲線情報INFIIには各相互相関関数
曲線において最大値を表す山(当該山が生じた時間遅れ
τによって航空機1の航路2上の位置を表す)が時間の
経過に従って順次隣接する相互相関関数曲線によって連
なるような山脈曲線部MTIIが形成され(第5図(A
))、この山脈曲線部MTIIの時間遅れての位置が基
準線τ−〇を横切ったとき当該時点において航空機1を
測定平面4を通過した状態を表すことができる。
これに対して仰角検出用相互相関関数演算部7において
得られる相互相関関数曲線情報INFI2にも各相互相
関関数曲線の最大値を表す山が時間の経過に従って連な
るような山脈曲線部MTI2が形成され(第5図(B)
)、これにより基準線τ=0から当該山脈曲線部MT1
2の時間遅れτの値との偏差が仰角θえ又はθ、の変化
を表しており、当該山脈曲線部MT12が基準線τ=0
に近づいてくる状態は仰角が小さいこと(換言すれば航
空機1が測定平面4より遠い位置にあること)を表して
いると同時に山脈曲線部MT12が基準線τ=0より離
れて行くに従って仰角が大きくなって行くこと(換言す
れば測定平面4に近づきつつある状態にあること)を表
している。
このようにして通過検出用相互相関関数演算部8及び仰
角検出用相互相関関数演算部7において得られる相互相
関関数曲線情報INFII及び■NF12はそれぞれ通
過評定部9及び仰角評定部10に与えられ、第6図(A
)及び(B)に示すように各相互相関関数曲線のうち山
脈曲線部MT11及びMT12を形成する冬山の位置を
抽出して抽出曲線MT21及びMT22を得ると共に、
通過評定部9において抽出曲線MT21が基準線τ−〇
を横切った時点t ctsを評定し、この時点t、□を
表す評定出力DETIを仰角評定部10に与えることに
より、抽出曲線MT22のうち評定出力DETIが得ら
れた時点に対応する仰角を航空機1が測定平面4を横切
った時点における仰角であると評定し、当該評定出力D
ET2を出力回路11を通じて検出信号演算装置部6の
検出信号S□アとして送出する。
このようにすれば、航空機1が測定平面4を通過したか
否かの評定結果に基づいて仰角演算データを得ることが
できることにより、当該測定平面4における仰角、従っ
て航空機1の飛行位置を求めることができる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
以上の構成によれば、真の仰角をθとし、また水平方向
(すなわちX方向)に配設した第2及び第3のマイクロ
ホンMICL及びMICHの間隔をLHs航空機lから
MICL及びMICHに航空機騒音が到達するまでの到
達時間差を67Mとしたとき、到達時間差ΔTHは次式 のように表すことができる。ここでCは音速である。従
って(1)式から仰角θを から演算すれば、航空機10通過位置を評定することが
できる。
ところがこの従来の構成の場合、航空機1からマイクロ
ホンMICU、MICL及びMICHに到達する航空機
騒音の音速Cが、実際上多少の気温のずれがあったとし
てもこれを無視し得るものと想定して航空機飛行位置の
測定をするようになされており、このようにして想定さ
れた標準測定条件とは極端に異なる雰囲気において測定
をする場合には、別途温度計を用意して測定時の気温を
逐次測定しておき、当該測定気温に基づいて航空機飛行
位置の測定結果に生ずるおそれがある誤差を補正するよ
うな手法を採用していた。
ところがこのような手法によってマイクロホンMICU
SMICL及びMICHの周辺の気温を測定しようとす
る場合、できるだけ理想的な温度測定条件を実現できる
ような気温測定装″ff(例えば百用箱のように通気性
がよく、かつ雨を凌ぐことができるような筐体内に温度
センサを配置したような装置)をマイクロホンの周辺に
設ければ良いと考えられるが、実際上このようにすると
、当該気温測定装置が航空機騒音の測定の障害になる問
題がある。
これに対して航空機騒音の測定条件を十分に満足し得る
ような気温測定装置を用いようとすれば、実用上気温測
定精度を高めることができない結果になる。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、実用上十
分に気温変化に追従するような航空機騒音の測定結果を
得、この測定結果に基づいて航空機位置情報を得ること
ができるようにした航空機飛行位置検出装置を提案しよ
うとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
かかる問題点を解決するため第1の発明においては、基
準用マイクロホンMICLと当該基準用マイクロホンM
ICLを基準として第1の方向(Z方向)に配設された
第1の仰角検出用マイクロホンMICUとの騒音検出信
号5LSSUの相互相関関数INF12を演算すること
により、基準用マイクロホンMICL及び第1の仰角検
出用マイクロホンMICUに航空機騒音NL、NOが到
達するに要する第1の到達時間差ΔTvを検出する第1
の到達時間差検出手段20Uと基準用マイクロホンMI
CLと当該基準用マイクロホンMICLを基準として第
1の方向(Z方向)と直交する第2の方向(Y方向)に
配設された第2の仰角検出用マイクロホンMIGAとの
騒音検出信号SL、SAの相互相関関数INF13を演
算することにより、基準用マイクロホンMICL及び第
2の仰角検出用マイクロホンMIGAに航空機騒音NL
、NAが到達するに要する第2の到達時間差ΔT、を検
出する第2の到達時間差検出手段20Aと基準用マイク
ロホンMICLと当該基準用マイクロホンMICLを基
準として航空機の進行方向(X方向)に配設された通過
検出用マイクロホンMICHとの騒音検出信号5LSS
Hの相互相関関数INFIIを演算することにより、航
空機1が所定の測定平面4を通過した時点を検出する通
過検出手段20Hと第1及び第2の到達時間差検出手段
20U、20Aによって検出された第1及び第2の到達
時間差ΔTv、ΔTHのうち、通過検出手段20Hが検
出した通過時点における第1及び第2の到達時間差ΔT
v、ΔT、に基づいて音速を演算すると共に、当該音速
演算結果に基づいて仰角を演算する仰角演算手段51と
を設けるようにする。
また第2の発明は第1の発明に加えて、第1の方向が高
さ方向に向くように、かつ第2の方向が航路2を横切る
方向(Y方向)に向くように、第1及び第2の仰角検出
用マイクロホンMICU及びMICAを配設する。
〔作用〕
高さ方向(Z方向)に配設された第1の仰角検出用マイ
クロホンMICUと、 これと直交するように航路2を
横切る方向に配設された第2の仰角検出用マイクロホン
MIGAとの騒音検出信号SU、SAによって第1及び
第2の到達時間差ΔTv、ΔTHを検出すると共に、こ
の第1及び第2の到達時間差ΔTv、ΔTHの検出結果
によって音速Cを検出するようにしたことにより、音速
演算結果を気温の変化に従って変化させることができる
従ってこの音速演算結果を用いて仰角を演算することに
より、飛行位置検出データの値は音速Cの変化に対応し
て高い精度で追従できる。
〔実施例〕
以下図面について、本発明の一実施例を詳述する。
[11仰角の測定原理 第1図において、15R及び15Lは航空機飛行位置検
出装置を構成する右側及び左側検出装置を示し、第4図
との対応部分に同一符号を付して示すように、第2のマ
イクロホンでなる基準用マイクロホンMICLに対して
垂直方向(すなわち航路2の高さ方向従ってZ方向)に
配設された第1のマイクロホンでなる第1の仰角検出用
マイクロホンMICUと、航路2(第3図)の延長方向
(すなわち航空機1の進行方向従ってX方向)に配設さ
れた第3のマイクロホンでなる通過検出用マイクロホン
MICHに加えて、X方向及びZ方向を含む面に直交し
て測定平面4とほぼ平行な方向(すなわち航路2を横切
る方向従ってY方向)に基準用マイクロホンMICLに
対して所定の間隔を保つ位置に、第4のマイクロホンで
なる第2の仰角検出用マイクロホンMIGAが設けられ
ている。
この4つのマイクロホンMICL、MICU。
MICH及びMICAによって航空機lから到達する航
空機騒音NL、NU、NH及びNAを電気信号、すなわ
ち騒音検出信号SL、SU、SH及びSAに変換するマ
イクロホン部16を形威し、これらの騒音検出信号SL
、StJ、SH及びSAを検出信号演算装置部17にお
いて、次の手法に基づいて仰角を演算する。
ここで高さ方向(Z方向)に配列されたマイクロホン対
を構成するマイクロホンMICU及びMICLのほぼ中
間点P、から航空機lを見たときの仰角をθ、(又はθ
IL)の値を次式0式%(3) のようにθ、とし、また航路2を横切る方向(Y方向)
に配列されたマイクロホン対を構成するマイクロホン対
MICL及びMICA間のほぼ中間点P2から航空機1
を見たときの仰角θ!l(及びθtL)の値を θ□(θ!L)=θ8         ・・・・・・
 (4)ようにθ8としたとき、航空機1において発生
した騒音がそれぞれマイクロホン対MICU及びMIC
L、並びにMICA及びMICLに到達する際に生ずる
到達時間差ΔTv並びにΔTやは次式のように表すこと
ができる。ここでLvはマイクロホン対MICU及びM
ICL間の間隔、L、はマイクロホン対MIGA及びM
ICL間の間隔である。
ここで実際上中間点Pl及びP2は、航空191までの
距離が極めて大きいので、 仰角θ1及びθ8を実際上
互いに等しいと考えて良く、これをθlξθ8ミθ  
     ・・・・・・(7)のようにθとおくと、(
7)式を(5)式及び(6)に代入することにより の関係が得られる。
ところが(8) 式及び(9) 式は三角関数の関 係から sin”θ+cos”θ ミ1 (10) のように表すことができ、 (10) 式を音速C! に ついて整理すれば (LH ΔT v)” + (L v ΔTN)鳶 (11) になる。
従って音速Cは v L。
・・・・・・ (12) によって求めることができる。
このようにして音速Cはマイクロホン対MICU及びM
ICL、並びにMICA及びMICLについてのマイク
ロホン間距離LV%Lllと航空機騒音の到達時間差Δ
TvsΔTHによって測定することができることが分か
る。そこで、このようにして測定した音速Cを(7)式
の関係を用いて(6)式に代入することにより仰角θを
のように演算により求めることができる。
以上の手法によって仰角θを測定すれば、当該測定結果
は航空機騒音が航空機1から各マイクロホンに到達する
までの間に、気温の影響に基づいて音速Cが変化した場
合その変化に対応する値になる。
因に(12)式によって求めることができる音速Cは気
温の影響を受けている到達時間差ΔTv及びΔT、を含
んでおり、また(13)式によって求めることができる
仰角θは音速Cに加えて気温の影響を受けている到達時
間差ΔT、lを含んでいる。
従って気温が変化したとき、仰角θは当該気温の変化の
影響を受けた測定結果として求めることができ、この分
従来の場合のように気温の影響を無視した場合と比較し
て一段と測定結果の精度を高めることできる。
[21実施例の構成 以上のような仰角測定の原理に基づいて、検出信号演算
装置部17は第2図に示すように、第1の到達時間差検
出系20U、第2の到達時間差検出系2OA及び通過検
出系201−1を含んでなる構成によって航空機飛行位
置検出情報を形成する。
すなわち第1の仰角検出用マイクロホンMICU1第2
の仰角検出用マイクロホンMIGA、通過検出用マイク
ロホンMICH及び基準用マイクロホンMICLにおい
て得られる騒音検出信号S、、S、、S工及びSLがそ
れぞれ相互相関関数演算部21のフィルタ22U、22
A、22H及び22Lを介して第1の仰角検出入力信号
M、、第2の仰角検出入力信号MA、通過検出入力信号
Mイ及び基準人力信号MLとしてアナログディジタル変
換回路23U、23A、23H及び23Lに入力され、
それぞれ第1の仰角検出データD、、第2の仰角検出デ
ータDA、通過検出データD。
及び基準データDLに変換される。
第1の仰角検出データDu、第2の仰角検出データDA
及び通過検出データD8はそれぞれ相互相関関数演算回
路24U、24A及び24Hに第1の相互相関入力デー
タとして与えられるのに対して、基準データDLはN段
遅延回路25によって遅延されて相互相関基準データD
 IIEFに変換され、これが相互相関関数演算回路2
4U、24A及び24Hに第2の相互相関入力として供
給される。
相互相関関数演算回路24Uは第1の仰角検出データD
uに対する相互相関基準データD□、の相互相関関数を
所定の範囲(例えば−12,8〜+12.8 (ms〕
)の時間遅れτについて演算して第5図(B)について
上述したように第1の仰角検出用マイクロホンMICU
及び基準マイクロホンMICL間の相互相関関数曲線情
報INF12を得る。
ここでN段遅延回路25は相互相関基準データDIEF
の時間遅れを予め調整することにより、基準線τ−0を
相互相関関数曲線の単位τ−−12,8〜+12.8 
(ms)の中央時間位置に移動させることにより、時間
遅れτを基準線τ−0を中心として正及び負方向に表す
ことができるようにする。
同様にして相互相関関数演算回路24Aは第2の仰角検
出データDA及び相互相関基準データD□、の相互相関
関数を同じ範囲の時間遅れτについて演算して第5図(
B)に対応させるように第5図(C)に示すように、第
2の仰角検出用マイクロホンMIGA及び基準用マイク
ロホンMICL間の相互相関関数曲線でなる相互相関関
数曲線情報INF13を得る。
さらに相互相関関数演算回路24Hは通過検出データD
、と相互相関基準データDlfFとの相互相関関数を同
じ範囲の時間遅れτについて演算して第5図(A)につ
いて上述したように、通過検出用マイクロホンMICH
と基準用マイクロホンMICLとの間の相互相関関数曲
線でなる相互相関関数曲線情報INFIIを得る。
かくして得られた相互相関関数曲線情報INF12、I
NF13及びINFIIは相互相関関数演算部21の演
算出力として最大位置検出部31の最大位置検出回路3
2U、32A及び32Hに供給される。
この最大位置検出回路32U、32A及び32Hは第4
図(A)及び(B)について上述したように、それぞれ
相互相関関数曲線情報INF12、INF13及びIN
FIIを形成する相互相関関数曲線群のうち、最大値と
なる時間遅れ位置検出信号τMAlt+、rNAXA及
びτ□□を検出してそれぞれしきい値回路33U、33
A及び33Hを介して最大位置検出信号MT、J、、M
TA及びMT、として最大位置検出部31から送出する
この結果相互相関関数曲線情報INF12、INF13
及びINFIIのうち、山脈曲線部MT12、MT13
及びMTIIの最大値位置に相当する遅れ時間τを表す
データ、従って第6図(B)、(C)及び(A)に示す
抽出曲線MT22、MT23及びMT21を表す最大位
置データを最大位置検出信号MT、、MT、及びMT、
として得ることができ、これがそれぞれ第1遅れ時間判
定部41、第2遅れ時間判定部42及び通過判定部43
の最大位置記憶回路44U、44A及び44Hに記憶さ
れる。
通過判定部43の最大位置記憶回路44Hに記憶された
データはクロスポイント検出回路45において評定され
て、通過時点検出抽出曲線NT21が基準線τ−〇を横
切る時点tcms  (第6図(A))を検出し、当該
クロスポイント検出データD Calによって最大位置
記憶回路44U及び44Aに保持されている第1の仰角
データ抽出曲線MT22(第6図(B))及び第2の仰
角データ抽出油i11MT23(第6図(C))(7)
うち、当該交差時点t cpsに対応する位置データを
それぞれ遅れ時間検出回路46U及び46Aに送出させ
る。
遅れ時間検出回路46U及び46Aは時点t casの
抽出曲線データが表す遅れ時間すなわちτ−ΔTv (
第6図(B))及びτ−ΔTM(第6図(C))を検出
し、この遅れ時間検出データをり、AxI及びDMAX
!として仰角演算部51の音速演算回路52に供給する
このようにして第1の仰角検出用マイクロホンMICU
に対応して、その騒音検出信号SUをフィルタ22Uか
ら遅れ時間検出回路46Uまでのループによって信号処
理をすることにより、(5)式について上述した到達時
間差ΔTvを表す到達時間差データD。□を得る第1の
到達時間差検出系20Uが形成される。
また第2の仰角検出用マイクロホンMIGAに対応して
、その騒音検出信号SAをフィルタ22Aから遅れ時間
検出回路46Aまでのループによつて信号処理をするこ
とにより、(6)式について上述した到達時間差ΔTN
を表す到達時間差データDMAoを得る第2の到達時間
差検出系20Aが形成される。
さらに通過検出用マイクロホンMICHに対応して、そ
の騒音検出信号SNをフィルタ22Hからクロスポイン
ト検出回路45までのループによって信号処理をするこ
とにより、 到達時間差データDMA□及びD MAX
Iを得るための通過検出信号Dcoを得る通過検出系2
0Hが形成される。
音速演算回路52はこの時間差データDNA□及びDH
AOを用いて次式 (14) を演算することにより、(12)式について上述した演
算を実行し、これにより音速Cを表す音速データDSm
を仰角演算回路53に供給する。
仰角演算回路53は、当該音速データD。によって与え
られる音速Cと到達時間差データτ−ΔT、に基づいて
(13)式の演算を実行し、これにより仰角θを表す仰
角演算データD Itvを仰角演算部51の出力として
出力回路55に送出し、これを出力回路55が航空機飛
行位置検出装置の飛行位置検出データDATAとして送
出する。
この実施例の場合仰角演算回路53は(13)式の演算
を実行するに当って、第2の遅れ時間判定部42から得
られる遅れ時間検出データDI4AXzの符号を判定し DMム■≧O ・・・・・・ (15) のとき航空機1が右側及び左側検出装置15R及び15
L間の測定平面4を通過したものと判断して仰角θを次
式 によって演算する。
これに対して次式 %式% (17) のとき仰角演算回路53は仰角θを次式によって演算す
ることにより、航空機が右側及び左側検出装置15R及
び15Lの背後を通過したことを補角によって表すよう
になされている。
このようにすれば航路2と横切る方向に配設されたマイ
クロホン対、すなわち第2の仰角検出用マイクロホンM
IGA及び基準用マイクロホンMICLの検出情報を有
効に用いて航空機の通過位置を確実に1m認し得る。
かくするにつき通過位置を確認するためのマイクロホン
対を別途設ける必要がなく、この分全体としての構成を
簡易化し得る。
第2図の構成によれば、(3)弐〜(13)式について
上述した仰角の測定原理に基づく演算を確実になし得、
特に音速演算回路52において航空機lが測定平面4を
横切った時点t、□において高さ方向のマイクロホン対
、すなわち第1の仰角検出用マイクロホンMICU及び
基準用マイクロホンMICLの相互相関関数の時間遅れ
によって表される航空機騒音の到達時間差と、水平方向
のマイクロホン対、すなわち第2の仰角検出用マイクロ
ホンMIGA及び基準用マイクロホンM[CLによって
検出される時間遅れ情報、すなわち航空機騒音の到達時
間差に基づいて音速Cを演算するようにしたことにより
、音速Cの情報を気温の影響を受けた情報として求める
ことができ、これにより仰角演算回路53の演算によっ
て得ることができる仰角演算データDELIが表す仰角
θを気温の変化に対応して高い精度で対応するような数
値として求めることができる。
[3]他の実施例 (1)上述の実施例においては、ハード的回路構成によ
って相互相関関数演算部21の演算、最大位置検出部3
1の演算、第1遅れ時間判定部41、第2遅れ時間判定
部42及び通過判定部43の演算、仰角演算部51の演
算を実行するようにしたが、これに代え、必要に応じて
ソフト的手段を組み合わせて実行するようにしても良い
(2)上述の実施例においては、垂直方向のマイクロホ
ン対MICU及びMICLを航路2の高さ方向(すなわ
ちZ方向)に配列すると共に、水平方向のマイクロホン
対MICA及びMICLを航路2を横切る方向(すなわ
ちY方向)に配列するようにしたが、各マイクロホン対
の配列方向はこれに限らず方向が所定角度だけずれてい
ても良い。
この場合には、各マイクロホン対におけるマイクロホン
間間隔Lv及びLwとして、実際の間隔の垂直方向成分
及び水平方向成分を求めてこれを用いて仰角の演算を実
行するようにすれば、上述の場合と同様の演算結果を得
ることができる。
(発明の効果〕 上述のように本発明によれば、航空機騒音検出情報に基
づいて音速Cを演算し、当該演算結果に基づいて仰角を
演算するようにしたことにより、当該仰角演算データに
基づいて飛行位置検出データを得るにつき気温の変化に
対応して高い精度で追従する航空機飛行位置検出情報を
確実に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は仰角測定原理の説明に供する路線的ブロック図
、第2図は本発明による航空機飛行位置検出装置の一実
施例を示すブロック図、第3図はこの種の検出装置の原
理的構成を示す路線図、第4図は従来の構成を示す路線
的ブロック図、第5図は相互相関関数曲線を示す曲線図
、第6図は時間遅れ抽出曲線を示す曲線図である。 1・・・・・・航空機、2・・・・・・航路、3R11
5R13L、15L・・・・・・右側、左側検出装置、
6.17・・・・・・検出信号演算装置部、20U、2
OA・・・・・・第1、第2の到達時間差検出系、20
H・・・・・・通過検出系、51・・・・・・仰角演算
部。 仰角のε1l11定原理 第 図 原理的構成の説明 第3図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)基準用マイクロホンと当該基準用マイクロホンを
    基準として第1の方向に配設された第1の仰角検出用マ
    イクロホンとの騒音検出信号の相互相関関数を演算する
    ことにより、上記基準用マイクロホン及び上記第1の仰
    角検出用マイクロホンに航空機騒音が到達するに要する
    第1の到達時間差を検出する第1の到達時間差検出手段
    と、 上記基準用マイクロホンと当該基準用マイクロホンを基
    準として上記第1の方向と直交する第2の方向に配設さ
    れた第2の仰角検出用マイクロホンとの騒音検出信号の
    相互相関関数を演算することにより、上記基準用マイク
    ロホン及び上記第2の仰角検出用マイクロホンに航空機
    騒音が到達するに要する第2の到達時間差を検出する第
    2の到達時間差検出手段と、 上記基準用マイクロホンと当該基準用マイクロホンを基
    準として航空機の進行方向に配設された通過検出用マイ
    クロホンとの騒音検出信号の相互相関関数を演算するこ
    とにより、航空機が所定の測定平面を通過した時点を検
    出する通過検出手段と、 上記第1及び第2の到達時間差検出手段によつて検出さ
    れた上記第1及び第2の到達時間差のうち、上記通過検
    出手段が検出した通過時点における上記第1及び第2の
    到達時間差に基づいて音速を演算すると共に、当該音速
    演算結果に基づいて仰角を演算する仰角演算手段と を具えることを特徴とする航空機飛行位置検出装置。
  2. (2)上記第1の方向が航路の高さ方向に向くように、
    かつ上記第2の方向が上記航路を横切る方向に向くよう
    に、上記第1及び第2の仰角検出用マイクロホンを配設
    した ことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の航空機
    飛行位置検出装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011027687A (ja) * 2009-07-29 2011-02-10 Tobishima Corp 音あるいは振動発生箇所検出装置
JP2015036633A (ja) * 2013-08-12 2015-02-23 Necエンジニアリング株式会社 位置測定システム、レシーバおよび位置測定方法

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JP2011027687A (ja) * 2009-07-29 2011-02-10 Tobishima Corp 音あるいは振動発生箇所検出装置
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