JP2985608B2 - 多目標追尾装置 - Google Patents

多目標追尾装置

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JP2985608B2
JP2985608B2 JP5261222A JP26122293A JP2985608B2 JP 2985608 B2 JP2985608 B2 JP 2985608B2 JP 5261222 A JP5261222 A JP 5261222A JP 26122293 A JP26122293 A JP 26122293A JP 2985608 B2 JP2985608 B2 JP 2985608B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、航空機や飛翔体等の
移動物体を目標とし、目標より到来する電波や赤外線等
を検出して目標の角度情報を出力する目標観測装置を複
数用い、各目標観測装置からの目標またはクラッタ等の
不要信号の検出結果及び各目標観測装置の位置関係に基
づき、目標の3次元位置や速度等の真値を推定していく
ことにより、複数の目標の運動を追尾する多目標追尾装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図19は、例えばIEEE Trans
action on Aerospace and E
lectronic Systems,Vol.27
No.6 November 1991,872〜87
5“Track Monitoring When T
racking With Multiple 2−D
Passive Sensors”におけるパッシブセ
ンサによる目標相関装置の構成図、図20はパッシブセ
ンサによる目標相関装置説明の補足図である。
【0003】図19の従来のパッシブセンサによる目標
相関装置構成図において、1は目標及びクラッタ等の不
要信号からの検出結果である仰角及び方位角を探知デー
タとして出力するパッシブな第1の目標観測装置、5は
上記第1の目標観測装置と同様の異なる位置に配置され
ている第2の目標観測装置、2は上記第1の目標観測装
置からの探知データより目標の角度追尾を行い角度航跡
を出力する第1の角度追尾装置、4は上記第2の目標観
測装置からの探知データより目標の角度追尾を行い角度
航跡を出力する第2の角度追尾装置、3は上記第1の目
標観測装置及び第2の目標観測装置の位置関係を入力す
る目標観測装置位置諸元入力装置、39は各目標観測装
置とこれらを結ぶ直線上にない基準点よりなる基準面の
法線ベクトルを算出する目標観測装置間基準面方向諸元
算出器、40は上記各目標観測装置と第1の目標追尾装
置の角度航跡の位置情報よりなる目標面の法線ベクトル
を算出する第1の目標面方向諸元算出器、41は上記各
目標観測装置と第2の目標追尾装置の角度航跡の位置情
報よりなる平面の法線ベクトルを算出する第2の目標面
方向諸元算出器、42は上記目標観測装置間基準面方向
諸元算出器と第1の目標面方向諸元算出器からのそれぞ
れの平面の法線ベクトルより基準面と目標面の角度を算
出する第1の評価角度算出器、43は上記目標観測装置
間基準面方向諸元算出器と第2の目標面方向諸元算出器
からのそれぞれの平面の法線ベクトルより基準面と目標
面のなす角度を評価角度として算出する第2の評価角度
算出器、44は上記第1の評価角度算出器及び第2の評
価角度算出器からの各評価角度により各目標追尾装置の
角度航跡が同一の目標のものであるならこれらの評価角
度は同一であるとの共通角度の理論を基に各角度航跡の
相関を行う共通角度相関器、10は上記共通角度相関器
における相関のためのしきい値をパラメータとして入力
する相関パラメータ入力装置である。
【0004】図20のパッシブセンサによる目標相関装
置説明の補足図は、第1の目標観測装置S1と第2の目
標観測装置S2及び基準点Oを含む基準面をπoとし、
第1の目標観測装置S1と第2の目標観測装置S2及び
目標観測装置Si(i=1,2)から目標T1への方向
ベクトルを含む目標面をπi(i=1,2)として、π
oとπiがなす角θi(i=1,2)を示したものであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなパッシブ
センサによる目標相関装置においては、図19に示すよ
うに第1の目標追尾装置1及び第2の目標追尾装置5か
らの各角度航跡の共通角度を用いた相関処理により同一
の目標からの角度航跡を特定するが、3次元空間におけ
る目標の位置及び速度の航跡を特定することはできず、
目標の状態を的確に把握するために必要な3次元の追尾
状態を出力するには至らなかった。
【0006】また、目標の航跡を基準面と各航跡対応の
目標面からなる評価角度により相関処理しているため
に、複数の目標が同一の目標面内に存在する場合にゴー
ストが発生し、各角度航跡の正しい相関関係の他に誤っ
た相関関係が生じる問題が生じ、正確な目標状態を把握
することが困難になる場合があった。
【0007】この発明はこのような課題を解決するため
になされたもので、複数の目標及びクラッタ等の不要信
号から仰角及び方位角のパッシブな探知データのみが得
られる目標観測装置に対して、ゴーストの発生を押さえ
て3次元空間における目標の位置及び速度よりなる航跡
を維持できる多目標追尾装置に関するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の実施例
では、各目標観測装置対応の目標追尾装置からの角度航
跡の角度情報及び誤差評価量と目標観測装置位置諸元入
力装置からの目標観測装置の位置関係により角度航跡の
位置関係に基づく相関処理を行う目標位置相関器と、上
記目標位置相関器により同一目標であると判定された角
度航跡の角度情報及び目標観測装置の位置関係により各
目標観測装置基準の目標距離を算出する目標距離算出器
と、上記角度航跡及び各目標観測装置基準の目標距離に
より各目標観測装置基準の目標距離の変化率を算出する
目標距離変化率算出器と、上記角度航跡と各目標観測装
置基準の目標距離及び距離変化率により各目標観測装置
基準の3次元極座標における航跡の初期値を算出する各
目標観測装置対応の3次元極座標初期値算出器と、上記
各目標観測装置対応の3次元極座標における航跡の初期
値から各目標観測装置基準の3次元直交座標における航
跡の初期値を算出する各目標観測装置対応の3次元直交
座標初期値算出器と、各目標観測装置に対して上記3次
元直交座標における航跡の初期値により3次元追尾を開
始してその後は対応する目標観測装置からの探知データ
が入力されるたびに3次元追尾を維持する各目標観測装
置対応の3次元追尾維持装置と、上記3次元追尾維持装
置より出力される航跡を表示する各目標観測装置対応の
表示装置とを設けたものである。
【0009】この発明の第2の実施例では、上記目標位
置相関器に関するものであり、各目標観測装置からの角
度航跡を入力する各目標観測装置対応の目標追尾情報入
力装置と、上記角度航跡と目標観測装置位置関係により
各角度航跡における目標位置の方向ベクトルが同一目標
からのものであるとき上記目標観測装置位置関係と目標
位置の各方向ベクトルが一次従属であることを利用し
て、目標観測装置の位置関係と目標位置の各方向ベクト
ルとからなる行列式を目標位置相関状態量として算出す
る目標位置相関状態量算出器と、上記各角度航跡におけ
る方向ベクトルと上記目標観測装置位置関係とにより目
標位置相関状態量の誤差評価量を算出する目標位置相関
状態量誤差評価諸元算出器と、上記目標位置相関状態量
と目標位置相関状態量の誤差評価量と相関パラメータ入
力装置からの相関パラメータとによりカイ自乗検定を用
いて各角度追尾装置からの角度航跡が同一目標からのも
のであるか否かを判定する目標位置相関判定器を設けた
ものである。
【0010】この発明の第3の実施例では、上記第1の
実施例において上記目標位置相関器において同一目標で
あると判定された各角度航跡と上記目標距離算出器から
の各目標観測装置基準の目標距離とにより各角度航跡の
速度関係に基づく相関処理を行う目標速度相関器を設け
たものである。
【0011】この発明の第4の実施例は、上記目標速度
相関器に関するものであり、各目標観測装置からの角度
航跡を入力する各目標観測装置対応の目標追尾情報入力
装置と、目標距離入力装置からの各目標観測装置基準の
目標距離を用いて角度航跡が同一目標からのものである
としたときの各目標観測装置基準の目標距離変化率の相
対評価量を算出する距離変化率相対量算出器と、角度航
跡が同一目標からのものであるとき上記目標距離変化率
の相対評価量と目標位置の各方向ベクトルが一次従属で
あることを利用して、各目標距離変化率の相対評価量と
目標位置の各方向ベクトルとからなる行列式を目標速度
相関状態量として算出する目標速度相関状態量算出器
と、上記角度航跡及びその誤差評価量と各目標距離変化
率の相対評価量とにより目標速度相関状態量の誤差評価
量を算出する目標速度相関状態量誤差評価諸元算出器
と、上記目標速度相関状態量と目標速度相関状態量の誤
差評価量と相関パラメータ入力装置からの相関パラメー
タとによりカイ自乗検定を用いて各角度追尾装置からの
角度航跡が同一目標からのものであるか否かを判定する
目標速度相関判定器を設けたものである。
【0012】この発明の第5の実施例は、上記第1の実
施例においてゴースト対策用の角度データを出力する目
標観測装置と、上記目標位置相関器において同一目標で
あると判定された各角度航跡と各目標観測装置基準の目
標距離より算出されるゴースト対策用の目標観測装置基
準の目標位置と上記角度データとの比較によりゴースト
を検出し除去する第1のゴースト検出器とを設けたもの
である。
【0013】この発明の第6の実施例は、上記第1の実
施例において各目標追尾装置からの角度航跡に目標の属
性情報が付加されてくる場合に、上記目標位置相関器で
同一目標であると判定された各角度航跡の属性により相
関処理を行う目標属性相関器とを設けたものである。
【0014】この発明の第7の実施例は、上記第1の実
施例において上記目標位置相関器において同一目標であ
ると判定された各角度航跡に対して運動状態を監視する
目標運動監視装置と、上記目標運動監視装置において追
尾目標として不自然な運動であると判定された目標をゴ
ーストとして検出し削除する第2のゴースト検出器とを
設けたものである。
【0015】この発明の第8の実施例は、上記第3の実
施例においてゴースト対策用の角度データを出力する目
標観測装置と、上記目標位置相関器において同一目標で
あると判定された各角度航跡と各目標観測装置基準の目
標距離より算出されるゴースト対策用の目標観測装置基
準の目標位置と上記角度データとの比較によりゴースト
を検出し除去する第1のゴースト検出器とを設けたもの
である。
【0016】この発明の第9の実施例は、上記第3の実
施例において各目標追尾装置からの角度航跡に目標の属
性情報が付加されてくる場合に、上記目標位置相関器で
同一目標であると判定された各角度航跡の属性により相
関処理を行う目標属性相関器とを設けたものである。
【0017】この発明の第10の実施例は、上記第3の
実施例において上記目標位置相関器において同一目標で
あると判定された各角度航跡に対する運動状態を監視す
る目標運動監視装置と、上記目標運動監視装置において
追尾目標として不自然な運動であると判定された目標を
ゴーストとして検出し削除する第2のゴースト検出器と
を設けたものである。
【0018】この発明の第11の実施例は、各目標観測
装置対応の目標追尾装置からの角度航跡の角度情報及び
誤差評価量と目標観測装置位置諸元入力装置からの目標
観測装置の位置関係により角度航跡の位置関係に基づく
相関処理を行う目標位置相関器と、上記目標位置相関器
により同一目標であると判定された角度航跡の角度情報
及び目標観測装置の位置関係により各目標観測装置基準
の目標距離を算出する目標距離算出器と、上記角度航跡
及び各目標観測装置基準の目標距離により各目標観測装
置基準の目標距離の変化率を算出する目標距離変化率算
出器と、上記角度航跡と各目標観測装置基準の目標距離
及び距離変化率により各目標観測装置基準の3次元極座
標における航跡の初期値を算出する各目標観測装置対応
の3次元極座標初期値算出器と、上記各目標観測装置対
応の3次元極座標における航跡の初期値から各目標観測
装置基準の3次元直交座標における航跡の初期値を算出
する各目標観測装置対応の3次元直交座標初期値算出器
と、3次元直交座標初期値算出器からの航跡の初期値に
より追尾を開始してその後は対応する目標観測装置から
の角度データの入力のたびに下記の情報交換器からの航
跡も用いて3次元直交座標の航跡を更新する各目標観測
装置対応の3次元追尾維持装置と、各3次元追尾維持装
置における航跡を転送先の目標観測装置基準に変換して
転送する情報交換器と、3次元追尾維持装置からの航跡
を表示する各目標観測装置対応の表示装置とを設けたも
のである。
【0019】この発明の第12の実施例は、上記第11
の実施例において上記目標位置相関器において同一目標
であると判定された各角度航跡と上記目標距離算出器か
らの各目標観測装置基準の目標距離とにより各角度航跡
の速度関係に基づく相関処理を行う目標速度相関器を設
けたものである。
【0020】この発明の第13の実施例は、上記第11
の実施例においてゴースト対策用の角度データを出力す
る目標観測装置と、上記目標位置相関器において同一目
標であると判定された各角度航跡と各目標観測装置基準
の目標距離より算出されるゴースト対策用の目標観測装
置基準の目標位置と上記角度データとの比較によりゴー
ストを検出し除去する第1のゴースト検出器とを設けた
ものである。
【0021】この発明の第14の実施例は、上記第12
の実施例においてゴースト対策用の角度データを出力す
る目標観測装置と、上記目標位置相関器において同一目
標であると判定された各角度航跡と各目標観測装置基準
の目標距離より算出されるゴースト対策用の目標観測装
置基準の目標位置と上記角度データとの比較によりゴー
ストを検出し除去する第1のゴースト検出器とを設けた
ものである。
【0022】この発明の第15の実施例は、各目標観測
装置対応の目標追尾装置からの角度航跡の角度情報及び
誤差評価量と目標観測装置位置諸元入力装置からの目標
観測装置の位置関係により角度航跡の位置関係に基づく
相関処理を行う目標位置相関器と、上記目標位置相関器
により同一目標であると判定された角度航跡の角度情報
及び目標観測装置の位置関係により各目標観測装置基準
の目標距離を算出する目標距離算出器と、上記角度航跡
及び各目標観測装置基準の目標距離により各目標観測装
置基準の目標距離の変化率を算出する目標距離変化率算
出器と、目標距離算出器からの各目標観測装置基準の目
標距離と目標距離変化率算出器からの各目標観測装置基
準の目標距離変化率と目標位置相関器において同一目標
であると判定された角度航跡とにより各目標観測装置を
基準とした3次元極座標の航跡を算出する各目標観測装
置対応の3次元極座標航跡算出器と、3次元極座標航跡
算出器からの航跡により各目標観測装置を基準とした3
次元直交座標の航跡を算出する各目標観測装置対応の3
次元直交座標航跡算出器と、3次元直交座標航跡算出器
からの航跡を表示する各目標観測装置対応の表示装置と
を設けたものである。
【0023】この発明の第16の実施例は、上記第15
の実施例において上記目標位置相関器において同一目標
であると判定された各角度航跡と上記目標距離算出器か
らの各目標観測装置基準の目標距離とにより各角度航跡
の速度関係に基づく相関処理を行う目標速度相関器を設
けたものである。
【0024】この発明の第17の実施例は、上記第15
の実施例においてゴースト対策用の角度データを出力す
る目標観測装置と、上記目標位置相関器において同一目
標であると判定された各角度航跡と各目標観測装置基準
の目標距離より算出されるゴースト対策用の目標観測装
置基準の目標位置と上記角度データとの比較によりゴー
ストを検出し除去する第1のゴースト検出器とを設けた
ものである。
【0025】この発明の第18の実施例は、上記第16
の実施例においてゴースト対策用の角度データを出力す
る目標観測装置と、上記目標位置相関器において同一目
標であると判定された各角度航跡と各目標観測装置基準
の目標距離より算出されるゴースト対策用の目標観測装
置基準の目標位置と上記角度データとの比較によりゴー
ストを検出し除去する第1のゴースト検出器とを設けた
ものである。
【0026】
【作用】この発明においては、複数の目標観測装置対応
の角度追尾装置からの角度航跡の相関結果に対し、各目
標観測装置基準の目標距離及び目標距離の変化率とそれ
らの誤差評価量を算出しているため、各角度航跡と目標
距離及び目標距離の変化率により3次元空間における位
置及び速度からなる各目標観測装置基準の航跡を得て、
各目標観測装置において明確な目標状態を把握すること
が可能である。
【0027】また、第11、第12、第13、第14の
実施例においては、一方の目標観測装置で維持している
3次元航跡を他の目標観測装置での追尾維持に使用して
いるため、追尾維持段階での各目標観測装置間の目標相
関が可能であり、また各目標観測装置単体で追尾維持す
るより追尾精度の向上が可能である。
【0028】また、第15、第16、第17、第18の
実施例においては、追尾維持段階でも各角度追尾装置か
らの角度航跡の相関及び3次元航跡の算出を行っている
ため、常に各目標観測装置間の目標相関が可能である。
【0029】また、第3、第8、第9、第10、第1
2、第14、第16、第18の実施例においては、各角
度追尾装置からの角度航跡の位置関係による相関に加え
て、各角度航跡の速度関係に基づく相関を行っているの
で、パッシブな角度情報のみによる角度航跡の相関で問
題となるゴーストを削減して、3次元航跡の信頼性を向
上させることが可能である。
【0030】また、第5、第8、第13、第14、第1
7、第18の実施例においては、各角度追尾装置からの
角度航跡の位置関係による相関に加えて、ゴースト対策
用の目標観測装置からの角度データにより角度航跡の交
点に目標が存在するか否かを判定しているので、パッシ
ブな角度情報のみによる角度航跡の相関で問題となるゴ
ーストを削減して、3次元航跡の信頼性を向上させるこ
とが可能である。
【0031】また、第6、第9の実施例においては、各
角度追尾装置からの角度航跡の位置関係による相関に加
えて、角度航跡に付随する目標の属性情報により目標相
関を行っているので、パッシブな角度情報のみによる角
度航跡の相関で問題となるゴーストを削減して、3次元
航跡の信頼性を向上させることが可能である。
【0032】また、第7、第10の実施例においては、
各角度追尾装置からの角度航跡の位置関係による相関に
加えて、目標の運動状態の監視により不自然な運動をす
る目標を検出し削除しているので、パッシブな角度情報
のみによる角度航跡の相関で問題となるゴーストを削減
して、3次元航跡の信頼性を向上させることが可能であ
る。
【0033】
【実施例】この発明による多目標追尾装置の一実施例に
ついて説明する。図1はこの発明の第1の実施例による
多目標追尾装置の構成を示す図、図2はこの発明の第2
の実施例による多目標追尾装置の構成を示す図、図3は
この発明の第3の実施例による多目標追尾装置の構成を
示す図、図4はこの発明の第4の実施例による多目標追
尾装置の構成を示す図、図5はこの発明の第5の実施例
による多目標追尾装置の構成を示す図、図6はこの発明
の第6の実施例による多目標追尾装置の構成を示す図、
図7はこの発明の第7の実施例による多目標追尾装置の
構成を示す図、図8はこの発明の第8の実施例による多
目標追尾装置の構成を示す図、図9はこの発明の第9の
実施例による多目標追尾装置の構成を示す図、図10は
この発明の第10の実施例による多目標追尾装置の構成
を示す図、図11はこの発明の第11の実施例による多
目標追尾装置の構成を示す図、図12はこの発明の第1
2の実施例による多目標追尾装置の構成を示す図、図1
3はこの発明の第13の実施例による多目標追尾装置の
構成を示す図、図14はこの発明の第14の実施例によ
る多目標追尾装置の構成を示す図、図15はこの発明の
第15の実施例による多目標追尾装置の構成を示す図、
図16はこの発明の第16の実施例による多目標追尾装
置の構成を示す図、図17はこの発明の第17の実施例
による多目標追尾装置の構成を示す図、図18はこの発
明の第18の実施例による多目標追尾装置の構成を示す
図である。
【0034】以下、この発明の実施例を図1〜18に従
い説明するが、その前に、この発明の根拠となる理論の
骨子を説明する。ここでは、例えば地上に固定された2
つのパッシブな目標観測装置を用いて3次元追尾を行う
とする。
【0035】目標観測装置Si(i=1,2)を基準と
する3次元直交座標での目標の真値を表すサンプリング
時刻tk における状態ベクトルxk,i を式(1)のよう
に定義する。また、目標観測装置Si(i=1,2)を
基準とする角度追尾における極座標での目標の真値を表
すサンプリング時刻tk における状態ベクトルxk,i
を式(2)のように定義する。なお、等速直線運動を極
座標で表す場合線形になるとは限らず、状態ベクトルは
加速度項まで考慮する。ここで、以降距離を表す記号を
R、仰角を表す記号をE、方位角を表す記号をByと
し、ベクトルを表す記号にはコード入力部では例えば
“ベクトルxk,i ”のように記号の前にベクトルを
付し、イメージ入力部ではアンダーラインを付けて区別
する。
【0036】
【数1】
【0037】2つの目標観測装置として第1の目標観測
装置S1及び第2の目標観測装置S2を想定し、それぞ
れの目標観測装置Si(i=1,2)からの目標または
クラッタのサンプリング時刻tk における探知データベ
クトルzk,i (i=1,2)を式(3)のように定義す
る。
【0038】
【数2】
【0039】各目標観測装置Si(i=1,2)に対応
する角度追尾装置の出力である角度航跡として平滑値ベ
クトルxk,i (+)を式(4)、平滑誤差共分散行列P
k,i(+)(i=1,2)を式(5)のように定義す
る。ここで、E[]は平均を表す記号である。
【0040】
【数3】
【0041】目標観測装置位置諸元入力装置から入力さ
れる各目標観測装置Si(i=1,2)間の位置関係を
サンプリング時刻によらない位置ベクトルMとし、式
(6)のように定義する。また、図22に示すように各
目標観測装置Si(i=1,2)から目標T1までの真
値による単位ベクトルをベクトルuk,i (i=1,
2)、平滑値による単位ベクトルをベクトルu
k,i (+)(i=1,2)と定義する。
【0042】
【数4】
【0043】次に目標位置相関装置における目標位置に
よる相関処理について説明する。本処理は「図22に示
すように目標位置ベクトルRk,1 ベクトルuk,1 とR
k,2 ベクトルuk,2 とが同一目標から得られていると
き、ベクトルuk,1 、ベクトルuk,2 及びベクトルMが
一次従属であることに従い、式(9)のように定義した
関数fに対し式(10)が成り立つ。」という理論に基
づいている。
【0044】
【数5】
【0045】関数fをTaylor展開することによる
一次近似を式(11)のように定義する。ここで、Fk
は式(12)の(Ek,1 (+)Byk,1 (+)E
k,2 (+)Byk,2 (+))における値である。
【0046】
【数6】
【0047】関数fは平滑値ベクトルxk,i (+)の不
偏性より式(13)が成り立つ。また、関数fの誤差の
評価値は式(11)及び(12)より式(14)のよう
になる。
【0048】
【数7】
【0049】関数f(Ek,1 (+)Byk,1 (+)E
k,2 (+)Byk,2 (+))の分布は式(13)を平
均、式(14)を分散とした式(15)の正規分布に近
似できる。また、式(15)により式(16)に示すχ
Pk 2 は自由度1のカイ自乗分布に近似できる。
【0050】
【数8】
【0051】従って、各目標観測装置Si(i=1,
2)に対応する角度追尾装置からの角度航跡が同一の目
標であるか否かは、式(17)により判定される。ここ
で、C1 は相関しきい値である。
【0052】
【数9】
【0053】次に目標距離算出器における各目標観測装
置Si(i=1,2)から目標までの距離の算出につい
て説明する。図22において、Rk,1 ベクトルuk,1
k,2 ベクトルuk,2 +ベクトルMの差の大きさが最小
になるように距離の真値Rk,1 及び距離の平滑値Rk,1
(+)を求めると式(18)(19)のようになる。同
様にRk,2 及びRk,2 (+)は式(20)(21)によ
り求められる。
【0054】
【数10】
【0055】目標位置の相関処理だけでは図21に示す
ように2つの目標が各センサを含む同一面上に存在する
とき、G1及びG2のような誤った相関関係よりなるゴ
ーストが発生するという問題が生じる。ここでは、ゴー
スト対策としても有効な目標速度相関装置における目標
速度による相関処理について説明する。本処理は「目標
速度が同一目標から得られているとき、式(22)を満
たすDk 、ベクトルuk,1 及びベクトルuk,2 が一次従
属であることに従い、式(24)のように定義した関数
gに対し式(25)が成り立つ。」という理論に基づい
ている。ここで、式(22)は式(23)に示す直交座
標による速度と極座標による速度の関係から式(7)及
び目標速度が同一目標から得られているという条件より
求められる。
【0056】
【数11】
【0057】関数gをTaylor展開することによる
一次近似を式(26)のように定義する。ここで、Gk
は式(28)の式(27)における値である。
【0058】
【数12】
【0059】関数gは平滑値ベクトルxk,i (+)の不
偏性より式(29)が成り立つ。また、関数gの誤差の
評価値は式(26)及び(28)より式(30)のよう
になる。
【0060】
【数13】
【0061】関数g(yk (+))の分布は式(29)
を平均、式(30)を分散とした式(31)の正規分布
に近似できる。また、式(31)により式(32)に示
すχPk 2 は自由度1のカイ自乗分布に近似できる。
【0062】
【数14】
【0063】従って、各目標観測装置Si(i=1,
2)に対応する角度追尾装置からの角度航跡が同一の目
標であるか否かは、式(33)により判定される。ここ
で、C2 は相関しきい値である。
【0064】
【数15】
【0065】次に目標速度算出器における各目標観測装
置Si(i=1,2)から目標までの距離変化率の算出
について説明する。(R k,1 ベクトルuk,1 −R
k,2 ベクトルuk,2 +Dk )の大きさが最小になるよう
に距離変化率の真値R k,1 及び距離変化率の平滑値R
k,1 (+)を求めると式(34)(35)のようにな
る。同様にR k,2 及びR k,2 (+)は式(36)
(37)により求められる。
【0066】
【数16】
【0067】次に3次元極座標における航跡の初期値の
算出について説明する。3次元極座標の平滑値の初期値
ベクトルbk,i 0 (+)(i=1,2)は、式(4)に
示す各角度航跡の平滑値ベクトルxk,i (+)と距離R
k,i (+)と距離変化率R k,i (+)より式(38)
のようになる。
【0068】
【数17】
【0069】3次元極座標における航跡の平滑誤差共分
散行列をBk,i 0 (+)(i=1,2)とし、式(3
9)のように定義する。また、式(5)に示す各目標観
測装置Si(i=1,2)に対応する角度追尾装置から
の角度航跡における平滑誤差共分散行列Pk,i (+)
(i=1,2)に対し、角度及び角速度による誤差共分
散をAk,i とし、式(40)のように定義する。このと
き、yk (+)の誤差共分散行列を式(41)のように
なる。
【0070】
【数18】
【0071】式(18)〜(21)の距離の算出式は、
k 及びyk (+)に対する非線形な関数と解釈するこ
とができるので、この関数をTaylor展開すること
による距離誤差の一次近似を式(42)のように定義す
ることができる。ここで、Nk,i は式(43)のy
k (+)における値である。
【0072】
【数19】
【0073】式(34)〜(37)の距離変化率の算出
式は、yk 及びyk (+)に対する非線形な関数と解釈
することができるので、この関数をTaylor展開す
ることによる距離変化率誤差の一次近似を式(44)の
ように定義することができる。ここで、Sk,i は式(4
5)のyk (+)における値である。
【0074】
【数20】
【0075】式(39)に式(38)を代入し、式(4
0)〜(45)を適用することにより3次元極座標にお
ける航跡の平滑誤差共分散行列Bk,i 0 (+)の成分と
して式(46)〜(71)が得られる。
【0076】
【数21】
【0077】次に3次元直交座標における航跡の初期値
の算出について説明する。式(1)の状態ベクトルに対
する3次元直交座標の平滑値の初期値をベクトルxk,i
0 (+)(i=1,2)とし、式(72)のように定義
する。平滑値の初期値ベクトルxk,i 0 (+)(i=
1,2)は、3次元極座標の平滑値の初期値ベクトルb
k,i 0 (+)を用いて位置成分は式(73)により、ま
た速度成分は式(23)と同様に式(74)により算出
される。
【0078】
【数22】
【0079】ベクトルxk,i 0 (+)に対する式(1)
の状態ベクトルをベクトルxk,i 0としたとき、Tay
lor展開することによる初期値算出誤算の一次近似を
式(74)のように定義する。ここで、L(ベクトルb
k,i 0 (+))は式(75)のベクトルbk,i 0 (+)
における値である。従って、3次元直交座標の平滑誤差
共分散行列の初期値Pk,i 0 (+)は、式(76)のよ
うに定義され、式(77)により算出される。
【0080】
【数23】
【0081】次に各目標観測装置Si(i=1,2)に
対応するそれぞれの3次元追尾維持装置での追尾維持処
理の説明を行う。ここでは、上記の3次元直交座標初期
値算出までの処理で3次元追尾が開始されて初期値ベク
トルxk,i 0 (+)及びPk,i 0 (+)が得られたとき
に、tk+1 以降の対応する目標観測装置からの探知デー
タベクトルzk+1,i を用いたカルマンフィルタによる追
尾維持の例を示す。式(1)のベクトルxk,i (i=
1,2)に対する運動モデルを式(78)のように定義
する。また、目標観測装置Siにおける観測モデルを式
(79)のように定義する。
【0082】
【数24】
【0083】式(78)の運動モデルに基づく3次元直
交座標での予測処理では、予測値ベクトルxk,i (−)
及び予測誤差共分散行列Pk,i (−)は式(80)及び
式(81)より算出される。
【0084】
【数25】
【0085】非線形の関数ga をTaylor展開する
ことによる予測誤差の一次近似を式(82)に示す。こ
こで、Hk (ベクトルxk,i (−))は式(83)のベ
クトルxk,i (−)における値である。従って、2次元
の角度情報よりなる探知データベクトルzk,i に対する
3次元直交座標での平滑処理では、平滑値ベクトルx
k,i (+)、平滑誤差共分散行列Pk,i (+)及びカル
マンゲイン行列Kk,i が式(84)、式(85)及び式
(86)により算出される。
【0086】
【数26】
【0087】上記では各目標観測装置Si(i=1,
2)に対応するそれぞれの3次元追尾維持装置が独立し
て3次元追尾を行っていたが、ここでは各3次元追尾維
持装置間で航跡を共有して追尾を維持する処理について
説明する。本処理では、目標観測装置の区別なく最新の
航跡に対し最新の探知データを割当て、航跡を更新す
る。例えば、情報交換器において各目標観測装置Si
(i=1,2)でのサンプリングの状態が管理されてい
るとする。最新の航跡が目標観測装置S1での航跡情報
ベクトルxk,1 (+)及びPk,1 (+)の場合、サンプ
リング時刻tk+1 において目標観測装置S2に探知デー
タベクトルzk+1,2 が入力されたことを情報交換器が認
識して、航跡情報ベクトルxk,1 (+)及びP
k,1 (+)を式(87)により目標観測装置S2基準の
3次元直交座標に座標変換し、目標観測装置S2に転送
する。目標観測装置S2では、座標変換後の航跡情報ベ
クトルxk,1 (+)’及びPk,1 (+)を式(80)及
び(81)に適用してベクトルxk+1,2 (−)及びP
k+1,2 (−)を算出し、探知データベクトルzk+1,2
式(83)〜(86)に適用してベクトルx
k+1,2 (+)及びPk+1,2 (+)を算出する。
【0088】
【数27】
【0089】また、上記説明では各目標観測装置に対応
する角度追尾装置の角度航跡から算出される3次元直交
座標の航跡を各3次元追尾装置における初期値として使
用したが、ここでは上記のような3次元追尾装置を用い
ないで常に角度航跡から3次元直交座標の航跡を算出す
る処理について説明する。各目標観測装置Si(i=
1,2)に対する式(72)のベクトルxk,i 0 (+)
をベクトルxk,i (+)として、また式(77)のP
k,i 0 (+)をPk,i (+)として使用する。
【0090】次に図21に示すG1及びG2のようなゴ
ーストの対策として、第3の目標観測装置を利用する方
法の例を説明する。第3の目標観測装置は、第1及び第
2の目標観測装置と同様に目標の仰角及び方位角の探知
データを出力する。例えば、第1のゴースト検出器で
は、以下のようにゴーストの検出及び削除を行う。目標
位置相関器における相関結果に対する目標観測装置S1
基準の目標位置の平滑値をベクトルbpk,1 0 (+)、そ
の誤差共分散行列をBpk,1 0 (+)とし、式(88)
(89)のように定義する。ここで、ベクトルbpk,1 0
は目標位置の真値である。距離Rk,1 (+)の誤差は式
(42)(43)のように近似されるので、B
pk,1 0 (+)の成分は式(47)〜(49)、(53)
(54)、及び(58)より求められる。また、3次元
直交座標における目標位置の平滑値ベクトルx
P k,i (+)は、式(90)のように定義され、式(7
3)により求められる。ベクトルxP k,i (+)の目標
位置の真値ベクトルxP k,i に対する誤差の一次近似は
式(91)のように定義される。ここで、Lp (ベクト
ルbpk,1 0 (+))は式(92)のベクトルb
pk,1 0 (+)における値である。従って、3次元直交座
標における目標位置の平滑値ベクトルxP k,i (+)の
誤差共分散行列PP k,i (+)は、式(93)のように
なる。
【0091】
【数28】
【0092】目標観測装置S1とS3の位置関係をベク
トルM13としたとき、ベクトルxP k,i (+)及びPP
k,i (+)を式(94)(95)により目標観測装置S
3基準に変換し、3次元直交座標の目標位置の平滑値ベ
クトルxP k,3 (+)及びその誤差共分散行列PP k,3
(+)を得る。また、目標観測装置S3基準の3次元極
座標における目標の平滑値ベクトルbpk,3 0 (+)は式
(96)より求められる。また、ベクトルb
pk,3 0 (+)の真値ベクトルbpk,3 0 に対する誤差の一
次近似は式(97)のように定義される。ここで、
p ’(xP k,3 (+))は式(98)のベクトルxP
k,3 (+)における値である。従って、3次元極座標に
おける目標位置の平滑値ベクトルbpk,3 0 (+)の誤差
共分散行列Bpk,3 0 (+)は式(99)のようになる。
【0093】
【数29】
【0094】目標観測装置S3から入力される探知デー
タベクトルzk,3 を式(100)のように定義する。こ
こでは、ベクトルxP k,3 (+)に対し入力されたベク
トルzk,3 が同一目標からの探知データであるか否かを
判定するためのベクトルxP k,3 (+)に対する目標存
在範囲を算出する。目標存在範囲の中心をHP k ベクト
ルxP k,3 (+)で、その広がりSk,3 を式(101)
で算出する。ここでは、目標の分布をHP k ベクトルx
P k,3 (+)を平均、Sk,3 を分散とした正規分布に近
似しているので、式(102)に示すχ2 GKは自由度2
のカイ自乗分布に近似できる。従って、式(103)を
満たす探知データベクトルzk,3 が存在しない場合、ベ
クトルxP k,3 (+)はゴーストであると判定し、これ
に対する角度航跡の相関関係を削除する。ここで、C3
は相関しきい値である。
【0095】
【数30】
【0096】次に図21に示すG1及びG2のようなゴ
ーストの対策として、各目標観測装置Si(i=1,
2)に対応する角度航跡の属性データを利用する例を説
明する。例えば、目標属性相関器では、各角度航跡に付
随する目標の属性情報及びその信頼度を用いてゴースト
の検出及び削除を行う。属性モデルを式(104)のよ
うに定義する。時刻tk までの探知データの全体をZk
としたとき、各目標観測装置Si(i=1,2)に対応
する角度航跡の属性情報の信頼度はPi(Ja |Zk
(i=1,2)と条件付き確率で定義する。また、属性
情報の信頼度の初期値をPi(Ja )(i=1,2)と
定義する。ここで、Ja は「式(104)が真である」
との仮説である。このとき、式(105)を満たす角度
航跡の組合せはゴーストであると判定し削除する。ここ
で、C4 は相関しきい値である。
【0097】
【数31】
【0098】次にこの発明の第1の実施例を図1を用い
て説明する。第1の目標観測装置1及び第2の目標観測
装置5より式(3)で定義された探知データベクトルz
k,i(i=1,2)を出力し、それぞれ対応する第1の
角度追尾装置2及び第2の角度追尾装置4において上記
探知データを基に角度航跡として式(4)及び(5)で
定義される平滑値ベクトルxk,i (+)(i=1,2)
及び平滑誤差共分散行列Pk,i (+)(i=1,2)を
算出し、目標位置相関器6において上記角度航跡と目標
観測装置位置諸元入力装置3からの目標観測装置間の位
置関係ベクトルMと相関パラメータ入力装置10からの
相関パラメータC1 とを基に式(9)〜(17)により
目標位置による上記角度航跡の相関処理を行い、目標距
離算出器7において上記目標位置相関器6で同一目標で
あると判定された角度航跡及び目標観測装置位置関係ベ
クトルMを基に式(18)〜(21)により第1の目標
観測装置1及び第2の目標観測装置5から目標までの距
離Rk,i (i=1,2)を算出し、目標距離変化率算出
器9において上記目標位置相関器6で同一目標であると
判定された角度航跡を基に式(34)〜(37)により
第1の目標観測装置1及び第2の目標観測装置5から目
標までの距離の変化率R k,i (i=1,2)を算出
し、第1の3次元極座標初期値算出器11及び第2の3
次元極座標初期値算出器15において上記同一目標と判
定された角度航跡を基に式(38)〜(71)により第
1の目標観測装置1及び第2の目標観測装置5基準の3
次元極座標における航跡の初期値として平滑値ベクトル
k,i 0 (+)(i=1,2)及び誤差共分散行列B
k,i 0 (+)(i=1,2)を算出し、第1の3次元直
交座標初期値算出器12及び第2の3次元直交座標初期
値算出器16において上記3次元極座標における航跡の
初期値を基に式(72)〜(77)により第1の目標観
測装置1及び第2の目標観測装置5基準の3次元直交座
標における航跡の初期値として平滑値ベクトルxk,i 0
(+)(i=1,2)及び誤差共分散行列P
k,i 0 (+)(i=1,2)を算出し、第1の3次元追
尾装置13及び第2の3次元追尾装置17において上記
3次元直交座標における航跡の初期値及び探知データベ
クトルzk,i (i=1,2)を基に式(80)〜(8
6)により各サンプリング時刻tk ごとに3次元直交座
標における航跡として予測値ベクトルxk,i (−)(i
=1,2)及び誤差共分散行列Pk,i (−)(i=1,
2)を算出する処理を追尾が終了するまで繰り返し、第
1の表示装置14及び第2の表示装置18において各サ
ンプリング時刻tk での上記3次元直交座標における航
跡を表示する。
【0099】次にこの発明の第2の実施例を図2を用い
て説明する。上記の第1の角度追尾装置2及び第2の角
度追尾装置4において角度航跡として式(4)及び
(5)で定義される平滑値ベクトルxk,i (+)(i=
1,2)及び平滑誤差共分散行列Pk,i (+)(i=
1,2)を算出し、目標位置相関状態量算出器31にお
いてそれぞれの角度追尾装置に対応する第1の目標追尾
情報入力装置29及び第2の目標追尾情報入力装置30
を得て入力された角度航跡における目標位置の各方向ベ
クトルuk,i (+)(i=1,2)と目標観測装置位置
諸元入力装置3からの目標観測装置間の位置関係ベクト
ルMが一次従属であることを利用して式(9)に示す目
標観測装置間位置関係ベクトルMと目標位置の各方向ベ
クトルuk,i (+)(i=1,2)とからなる行列式を
目標位置相関状態量f(Ek,1 (+)Byk,1 (+)E
k,2 (+)Byk,2 (+))として算出し、目標位置相
関状態量誤差評価諸元算出器32において上記角度航跡
における目標位置の各方向ベクトルuk,i (+)(i=
1,2)と目標観測装置間の位置関係ベクトルMを基に
式(11)〜(14)により目標位置相関状態量f(E
k,1 (+)Byk,1 (+)Ek,2 (+)By
k,2 (+))の誤差評価諸元σPk 2 を算出し、目標位置
相関判定器33において上記目標位置相関状態量及びそ
の誤差評価諸元と相関パラメータ入力装置からの相関パ
ラメータC1 を基に式(16)(10)及び(17)に
よりカイ自乗検定を用いて上記角度航跡が同一目標から
のものであるか否かを判定する。
【0100】次にこの発明の第3の実施例を図3を用い
て説明する。第1の目標観測装置1及び第2の目標観測
装置5より式(3)で定義された探知データベクトルz
k,i(i=1,2)を出力し、それぞれ対応する第1の
角度追尾装置2及び第2の角度追尾装置4において上記
探知データを基に角度航跡として式(4)及び(5)で
定義される平滑値ベクトルxk,i (+)(i=1,2)
及び平滑誤差共分散行列Pk,i (+)(i=1,2)を
算出し、目標位置相関器6において上記角度航跡と目標
観測装置位置諸元入力装置3からの目標観測装置間の位
置関係ベクトルMと相関パラメータ入力装置10からの
相関パラメータC1 とを基に式(9)〜(17)により
目標位置による上記角度航跡の相関処理を行い、目標距
離算出器7において上記目標位置相関器6で同一目標で
あると判定された角度航跡及び目標観測装置位置関係ベ
クトルMを基に式(18)〜(21)により第1の目標
観測装置1及び第2の目標観測装置5から目標までの距
離Rk,i (i=1,2)を算出し、目標速度相関器8に
おいて上記角度航跡と第1の目標観測装置1及び第2の
目標観測装置5から目標までの距離Rk,i (i=1,
2)と相関パラメータ入力装置10からの相関パラメー
タC2 とを基に式(22)〜(33)により目標速度に
よる上記角度航跡の相関処理を行い、目標距離変化率算
出器9において上記目標速度相関器8で同一目標である
と判定された角度航跡を基に式(34)〜(37)によ
り第1の目標観測装置1及び第2の目標観測装置5から
目標までの距離の変化率R k,i (i=1,2)を算出
し、第1の3次元極座標初期値算出器11及び第2の3
次元極座標初期値算出器15において上記同一目標と判
定された角度航跡を基に式(38)〜(71)により第
1の目標観測装置1及び第2の目標観測装置5基準の3
次元極座標における航跡の初期値として平滑値ベクトル
k,i 0 (+)(i=1,2)及び誤差共分散行列B
k,i 0 (+)(i=1,2)を算出し、第1の3次元直
交座標初期値算出器12及び第2の3次元直交座標初期
値算出器16において上記3次元極座標における航跡の
初期値を基に式(72)〜(77)により第1の目標観
測装置1及び第2の目標観測装置5基準の3次元直交座
標における航跡の初期値として平滑値ベクトルxk,i 0
(+)(i=1,2)及び誤差共分散行列P
k,i 0 (+)(i=1,2)を算出し、第1の3次元追
尾装置13及び第2の3次元追尾装置17において上記
3次元直交座標における航跡の初期値及び探知データベ
クトルzk,i (i=1,2)を基に式(80)〜(8
6)により各サンプリング時刻tk ごとに3次元直交座
標における航跡として予測値ベクトルxk,i (−)(i
=1,2)及び誤差共分散行列Pk,i (−)(i=1,
2)を算出する処理を追尾が終了するまで繰り返し、第
1の表示装置14及び第2の表示装置18において各サ
ンプリング時刻tk での上記3次元直交座標における航
跡を表示する。
【0101】次にこの発明の第4の実施例を図4を用い
て説明する。上記の第1の角度追尾装置2及び第2の角
度追尾装置4において角度航跡として式(4)及び
(5)で定義される平滑値ベクトルxk,i (+)(i=
1,2)及び平滑誤差共分散行列Pk,i (+)(i=
1,2)を算出し、距離変化率相対量算出器35におい
てそれぞれの角度追尾装置に対応する第1の目標追尾情
報入力装置29及び第2の目標追尾情報入力装置30を
得て入力された角度航跡と目標距離入力装置34より入
力された第1の目標観測装置1及び第2の目標観測装置
5から目標までの距離Rk,i (i=1,2)を基に式
(22)(23)及び(8)により距離変化率の相対量
k を算出し、目標速度相関状態量算出器36において
上記角度航跡の目標位置の各方向ベクトルuk,i (+)
(i=1,2)と上記距離変化率の相対量Dk とが一次
従属であることを利用して式(24)に示す距離変化率
の相対量Dk と目標位置の各方向ベクトルuk,i (+)
(i=1,2)とからなる行列式を目標速度相関状態量
g(Ek,1 (+)Byk,1 (+)Ek,2 (+)Byk,2
(+)E k,1 (+)Bk,1 (+)E k,2 (+)
k,2 (+))として算出し、目標速度相関状態量
誤差評価諸元算出器37において上記角度航跡と上記距
離変化率の相対量Dk を基に式(26)〜(30)によ
り目標速度相関状態量g(Ek,1 (+)Byk,1 (+)
k,2 (+)Byk,2 (+)E k,1 (+)Bk,1
(+)E k,2 (+)Bk,2 (+))の誤差評価諸
元σVK 2 を算出し、目標速度相関判定器38において上
記目標速度相関状態量及びその誤差評価諸元と相関パラ
メータ入力装置からの相関パラメータC2 を基に式(3
2)(25)及び(33)によりカイ自乗検定を用いて
上記角度航跡が同一目標からのものであるか否かを判定
する。
【0102】次にこの発明の第5の実施例を図5を用い
て説明する。第1の目標観測装置1及び第2の目標観測
装置5より式(3)で定義された探知データベクトルz
k,i(i=1,2)を出力し、それぞれ対応する第1の
角度追尾装置2及び第2の角度追尾装置4において上記
探知データを基に角度航跡として式(4)及び(5)で
定義される平滑値ベクトルxk,i (+)(i=1,2)
及び平滑誤差共分散行列Pk,i (+)(i=1,2)を
算出し、目標位置相関器6において上記角度航跡と目標
観測装置位置諸元入力装置3からの目標観測装置間の位
置関係ベクトルMと相関パラメータ入力装置10からの
相関パラメータC1 とを基に式(9)〜(17)により
目標位置による上記角度航跡の相関処理を行い、目標距
離算出器7において上記目標位置相関器6で同一目標で
あると判定された角度航跡及び目標観測装置位置関係ベ
クトルMを基に式(18)〜(21)により第1の目標
観測装置1及び第2の目標観測装置5から目標までの距
離Rk,i (i=1,2)を算出し、第1のゴースト検出
器19において第3の目標観測装置20から入力される
探知データベクトルzk,3 と上記角度航跡及び第3の目
標観測装置20の位置関係ベクトルM13及び相関パラメ
ータ入力装置10からの相関パラメータC3を基に例え
ば式(88)〜(103)によりゴーストを検出して削
除し、目標距離変化率算出器9において上記第1のゴー
スト検出器19で同一目標であると判定された角度航跡
を基に式(34)〜(37)により第1の目標観測装置
1及び第2の目標観測装置5から目標までの距離の変化
率R k,i (i=1,2)を算出し、第1の3次元極座
標初期値算出器11及び第2の3次元極座標初期値算出
器15において上記同一目標と判定された角度航跡を基
に式(38)〜(71)により第1の目標観測装置1及
び第2の目標観測装置5基準の3次元極座標における航
跡の初期値として平滑値ベクトルbk,i 0 (+)(i=
1,2)及び誤差共分散行列Bk,i 0 (+)(i=1,
2)を算出し、第1の3次元直交座標初期値算出器12
及び第2の3次元直交座標初期値算出器16において上
記3次元極座標における航跡の初期値を基に式(72)
〜(77)により第1の目標観測装置1及び第2の目標
観測装置5基準の3次元直交座標における航跡の初期値
として平滑値ベクトルxk,i 0 (+)(i=1,2)及
び誤差共分散行列Pk,i 0 (+)(i=1,2)を算出
し、第1の3次元追尾装置13及び第2の3次元追尾装
置17において上記3次元直交座標における航跡の初期
値及び探知データベクトルzk,i (i=1,2)を基に
式(80)〜(86)により各サンプリング時刻tk
とに3次元直交座標における航跡として予測値ベクトル
k,i (−)(i=1,2)及び誤差共分散行列Pk,i
(−)(i=1,2)を算出する処理を追尾が終了する
まで繰り返し、第1の表示装置14及び第2の表示装置
18において各サンプリング時刻tk での上記3次元直
交座標における航跡を表示する。
【0103】次にこの発明の第6の実施例を図6を用い
て説明する。第1の目標観測装置1及び第2の目標観測
装置5より式(3)で定義された探知データベクトルz
k,i(i=1,2)を出力し、それぞれ対応する第1の
角度追尾装置2及び第2の角度追尾装置4において上記
探知データを基に角度航跡として式(4)及び(5)で
定義される平滑値ベクトルxk,i (+)(i=1,2)
及び平滑誤差共分散行列Pk,i (+)(i=1,2)を
算出し、目標位置相関器6において上記角度航跡と目標
観測装置位置諸元入力装置3からの目標観測装置間の位
置関係ベクトルMと相関パラメータ入力装置10からの
相関パラメータC1 とを基に式(9)〜(17)により
目標位置による上記角度航跡の相関処理を行い、目標属
性相関器21において上記角度航跡に式(104)で定
義される属性情報とその信頼度及び相関パラメータ入力
装置10からの相関パラメータC4 を基に式(105)
によりゴーストを検出して削除し、目標距離算出器7に
おいて上記目標属性相関器21で同一目標であると判定
された角度航跡及び目標観測装置位置関係ベクトルMを
基に式(18)〜(21)により第1の目標観測装置1
及び第2の目標観測装置5から目標までの距離R
k,i (i=1,2)を算出し、目標距離変化率算出器9
において上記目標位置相関器で同一目標であると判定さ
れた角度航跡を基に式(34)〜(37)により第1の
目標観測装置1及び第2の目標観測装置5から目標まで
の距離の変化率R k,i (i=1,2)を算出し、第1
の3次元極座標初期値算出器11及び第2の3次元極座
標初期値算出器15において上記同一目標と判定された
角度航跡を基に式(38)〜(71)により第1の目標
観測装置1及び第2の目標観測装置5基準の3次元極座
標における航跡の初期値として平滑値ベクトルbk,i 0
(+)(i=1,2)及び誤差共分散行列B
k,i 0 (+)(i=1,2)を算出し、第1の3次元直
交座標初期値算出器12及び第2の3次元直交座標初期
値算出器16において上記3次元極座標における航跡の
初期値を基に式(72)〜(77)により第1の目標観
測装置1及び第2の目標観測装置5基準の3次元直交座
標における航跡の初期値として平滑値ベクトルxk,i 0
(+)(i=1,2)及び誤差共分散行列P
k,i 0 (+)(i=1,2)を算出し、第1の3次元追
尾装置13及び第2の3次元追尾装置17において上記
3次元直交座標における航跡の初期値及び探知データベ
クトルzk,i (i=1,2)を基に式(80)〜(8
6)により各サンプリング時刻tk ごとに3次元直交座
標における航跡として予測値ベクトルxk,i (−)(i
=1,2)及び誤差共分散行列Pk,i (−)(i=1,
2)を算出する処理を追尾が終了するまで繰り返し、第
1の表示装置14及び第2の表示装置18において各サ
ンプリング時刻tk での上記3次元直交座標における航
跡を表示する。
【0104】次にこの発明の第7の実施例を図7を用い
て説明する。第1の目標観測装置1及び第2の目標観測
装置5より式(3)で定義された探知データベクトルz
k,i(i=1,2)を出力し、それぞれ対応する第1の
角度追尾装置2及び第2の角度追尾装置4において上記
探知データを基に角度航跡として式(4)及び(5)で
定義される平滑値ベクトルxk,i (+)(i=1,2)
及び平滑誤差共分散行列Pk,i (+)(i=1,2)を
算出し、目標位置相関器6において上記角度航跡と目標
観測装置位置諸元入力装置3からの目標観測装置間の位
置関係ベクトルMと相関パラメータ入力装置10からの
相関パラメータC1 とを基に式(9)〜(17)により
目標位置による上記角度航跡の相関処理を行い、目標距
離算出器7において上記目標位置相関器で同一目標であ
ると判定された角度航跡及び目標観測装置位置関係ベク
トルMを基に式(18)〜(21)により第1の目標観
測装置1及び第2の目標観測装置5から目標までの距離
k,i (i=1,2)を算出し、目標運動観測装置22
において上記目標位置相関器6で同一目標であると判定
された各角度航跡よりなる目標の運動を監視し、第2の
ゴースト検出器23において上記目標監視装置22より
不自然な運動であるとして指示された目標をゴーストと
して削除し、目標距離変化率算出器9において上記第2
のゴースト検出器23で同一目標であると判定された角
度航跡を基に式(34)〜(37)により第1の目標観
測装置1及び第2の目標観測装置5から目標までの距離
の変化率R k,i (i=1,2)を算出し、第1の3次
元極座標初期値算出器11及び第2の3次元極座標初期
値算出器15において上記同一目標と判定された角度航
跡を基に式(38)〜(71)により第1の目標観測装
置1及び第2の目標観測装置5基準の3次元極座標にお
ける航跡の初期値として平滑値ベクトルbk,i 0(+)
(i=1,2)及び誤差共分散行列Bk,i 0 (+)(i
=1,2)を算出し、第1の3次元直交座標初期値算出
器12及び第2の3次元直交座標初期値算出器16にお
いて上記3次元極座標における航跡の初期値を基に式
(72)〜(77)により第1の目標観測装置1及び第
2の目標観測装置5基準の3次元直交座標における航跡
の初期値として平滑値ベクトルxk,i 0 (+)(i=
1,2)及び誤差共分散行列Pk,i 0 (+)(i=1,
2)を算出し、第1の3次元追尾装置13及び第2の3
次元追尾装置17において上記3次元直交座標における
航跡の初期値及び探知データベクトルzk,i (i=1,
2)を基に式(80)〜(86)により各サンプリング
時刻tk ごとに3次元直交座標における航跡として予測
値ベクトルxk,i (−)(i=1,2)及び誤差共分散
行列Pk,i (−)(i=1,2)を算出する処理を追尾
が終了するまで繰り返し、第1の表示装置14及び第2
の表示装置18において各サンプリング時刻tk での上
記3次元直交座標における航跡を表示する。
【0105】次にこの発明の第8の実施例を図8を用い
て説明する。第1の目標観測装置1及び第2の目標観測
装置5より式(3)で定義された探知データベクトルz
k,i(i=1,2)を出力し、それぞれ対応する第1の
角度追尾装置2及び第2の角度追尾装置4において上記
探知データを基に角度航跡として式(4)及び(5)で
定義される平滑値ベクトルxk,i (+)(i=1,2)
及び平滑誤差共分散行列Pk,i (+)(i=1,2)を
算出し、目標位置相関器6において上記角度航跡と目標
観測装置位置諸元入力装置3からの目標観測装置間の位
置関係ベクトルMと相関パラメータ入力装置10からの
相関パラメータC1 とを基に式(9)〜(17)により
目標位置による上記角度航跡の相関処理を行い、目標距
離算出器7において上記目標位置相関器6で同一目標で
あると判定された角度航跡及び目標観測装置位置関係ベ
クトルMを基に式(18)〜(21)により第1の目標
観測装置1及び第2の目標観測装置5から目標までの距
離Rk,i (i=1,2)を算出し、第1のゴースト検出
器19において第3の目標観測装置20から入力される
探知データベクトルzk,3 と上記角度航跡及び第3の目
標観測装置20の位置関係ベクトルM13及び相関パラメ
ータ入力装置10からの相関パラメータC3を基に例え
ば式(88)〜(103)によりゴーストを検出して削
除し、目標速度相関器8において上記第1のゴースト検
出器19で同一目標であると判定された角度航跡と第1
の目標観測装置1及び第2の目標観測装置5から目標ま
での距離Rk,i (i=1,2)と相関パラメータ入力装
置10からの相関パラメータC2 とを基に式(22)〜
(33)により目標速度による上記角度航跡の相関処理
を行い、目標距離変化率算出器9において上記目標速度
相関器8で同一目標であると判定された角度航跡を基に
式(34)〜(37)により第1の目標観測装置1及び
第2の目標観測装置5から目標までの距離の変化率R
k,i (i=1,2)を算出し、第1の3次元極座標初期
値算出器11及び第2の3次元極座標初期値算出器15
において上記同一目標と判定された角度航跡を基に式
(38)〜(71)により第1の目標観測装置1及び第
2の目標観測装置5基準の3次元極座標における航跡の
初期値として平滑値ベクトルbk,i 0 (+)(i=1,
2)及び誤差共分散行列Bk,i 0 (+)(i=1,2)
を算出し、第1の3次元直交座標初期値算出器12及び
第2の3次元直交座標初期値算出器16において上記3
次元極座標における航跡の初期値を基に式(72)〜
(77)により第1の目標観測装置1及び第2の目標観
測装置5基準の3次元直交座標における航跡の初期値と
して平滑値ベクトルxk,i 0 (+)(i=1,2)及び
誤差共分散行列Pk,i 0 (+)(i=1,2)を算出
し、第1の3次元追尾装置13及び第2の3次元追尾装
置17において上記3次元直交座標における航跡の初期
値及び探知データベクトルzk,i (i=1,2)を基に
式(80)〜(86)により各サンプリング時刻tk
とに3次元直交座標における航跡として予測値ベクトル
k,i (−)(i=1,2)及び誤差共分散行列Pk,i
(−)(i=1,2)を算出する処理を追尾が終了する
まで繰り返し、第1の表示装置14及び第2の表示装置
18において各サンプリング時刻tk での上記3次元直
交座標における航跡を表示する。
【0106】次にこの発明の第9の実施例を図9を用い
て説明する。第1の目標観測装置1及び第2の目標観測
装置5より式(3)で定義された探知データベクトルz
k,i(i=1,2)を出力し、それぞれ対応する第1の
角度追尾装置2及び第2の角度追尾装置4において上記
探知データを基に角度航跡として式(4)及び(5)で
定義される平滑値ベクトルxk,i (+)(i=1,2)
及び平滑誤差共分散行列Pk,i (+)(i=1,2)を
算出し、目標位置相関器6において上記角度航跡と目標
観測装置位置諸元入力装置3からの目標観測装置間の位
置関係ベクトルMと相関パラメータ入力装置10からの
相関パラメータC1 とを基に式(9)〜(17)により
目標位置による上記角度航跡の相関処理を行い、目標属
性相関器21において上記角度航跡に式(104)で定
義される属性情報とその信頼度及び相関パラメータ入力
装置10からの相関パラメータC4 を基に式(105)
によりゴーストを検出して削除し、目標距離算出器7に
おいて上記目標属性相関器21で同一目標であると判定
された角度航跡及び目標観測装置位置関係ベクトルMを
基に式(18)〜(21)により第1の目標観測装置1
及び第2の目標観測装置5から目標までの距離R
k,i (i=1,2)を算出し、目標速度相関器8におい
て上記角度航跡と第1の目標観測装置1及び第2の目標
観測装置5から目標までの距離Rk,i (i=1,2)と
相関パラメータ入力装置10からの相関パラメータC2
とを基に式(22)〜(33)により目標速度による上
記角度航跡の相関処理を行い、目標距離変化率算出器9
において上記目標速度相関器8で同一目標であると判定
された角度航跡を基に式(34)〜(37)により第1
の目標観測装置1及び第2の目標観測装置5から目標ま
での距離の変化率R k,i (i=1,2)を算出し、第
1の3次元極座標初期値算出器11及び第2の3次元極
座標初期値算出器15において上記同一目標と判定され
た角度航跡を基に式(38)〜(71)により第1の目
標観測装置1及び第2の目標観測装置5基準の3次元極
座標における航跡の初期値として平滑値ベクトルbk,i
0 (+)(i=1,2)及び誤差共分散行列B
k,i 0 (+)(i=1,2)を算出し、第1の3次元直
交座標初期値算出器12及び第2の3次元直交座標初期
値算出器16において上記3次元極座標における航跡の
初期値を基に式(72)〜(77)により第1の目標観
測装置1及び第2の目標観測装置5基準の3次元直交座
標における航跡の初期値として平滑値ベクトルxk,i 0
(+)(i=1,2)及び誤差共分散行列P
k,i 0 (+)(i=1,2)を算出し、第1の3次元追
尾装置13及び第2の3次元追尾装置17において上記
3次元直交座標における航跡の初期値及び探知データベ
クトルzk,i (i=1,2)を基に式(80)〜(8
6)により各サンプリング時刻tk ごとに3次元直交座
標における航跡として予測値ベクトルxk,i (−)(i
=1,2)及び誤差共分散行列Pk,i (−)(i=1,
2)を算出する処理を追尾が終了するまで繰り返し、第
1の表示装置14及び第2の表示装置18において各サ
ンプリング時刻tk での上記3次元直交座標における航
跡を表示する。
【0107】次にこの発明の第10の実施例を図10を
用いて説明する。第1の目標観測装置1及び第2の目標
観測装置5より式(3)で定義された探知データベクト
ルzk,i (i=1,2)を出力し、それぞれ対応する第
1の角度追尾装置2及び第2の角度追尾装置4において
上記探知データを基に角度航跡として式(4)及び
(5)で定義される平滑値ベクトルxk,i (+)(i=
1,2)及び平滑誤差共分散行列Pk,i (+)(i=
1,2)を算出し、目標位置相関器6において上記角度
航跡と目標観測装置位置諸元入力装置3からの目標観測
装置間の位置関係ベクトルMと相関パラメータ入力装置
10からの相関パラメータC1 とを基に式(9)〜(1
7)により目標位置による上記角度航跡の相関処理を行
い、目標距離算出器7において上記目標位置相関器6で
同一目標であると判定された角度航跡及び目標観測装置
位置関係ベクトルMを基に式(18)〜(21)により
第1の目標観測装置1及び第2の目標観測装置5から目
標までの距離Rk,i (i=1,2)を算出し、目標運動
観測装置22において上記目標位置相関器6で同一目標
であると判定された各角度航跡よりなる目標の運動を監
視し、第2のゴースト検出器23において上記目標監視
装置22より不自然な運動であるとして指示された目標
をゴーストとして削除し、目標速度相関器8において上
記第2のゴースト検出器23で同一目標と判定された角
度航跡と第1の目標観測装置1及び第2の目標観測装置
5から目標までの距離Rk,i (i=1,2)と相関パラ
メータ入力装置10からの相関パラメータC2 とを基に
式(22)〜(33)による目標速度による上記角度航
跡の相関処理を行い、目標距離変化率算出器9において
上記目標速度相関器8で同一目標であると判定された角
度航跡を基に式(34)〜(37)により第1の目標観
測装置1及び第2の目標観測装置5から目標までの距離
の変化率R k,i (i=1,2)を算出し、第1の3次
元極座標初期値算出器11及び第2の3次元極座標初期
値算出器15において上記同一目標と判定された角度航
跡を基に式(38)〜(71)により第1の目標観測装
置1及び第2の目標観測装置5基準の3次元極座標にお
ける航跡の初期値として平滑値ベクトルbk,i 0 (+)
(i=1,2)及び誤差共分散行列Bk,i 0 (+)(i
=1,2)を算出し、第1の3次元直交座標初期値算出
器12及び第2の3次元直交座標初期値算出器16にお
いて上記3次元極座標における航跡の初期値を基に式
(72)〜(77)により第1の目標観測装置1及び第
2の目標観測装置5基準の3次元直交座標における航跡
の初期値として平滑値ベクトルxk,i 0 (+)(i=
1,2)及び誤差共分散行列Pk,i 0 (+)(i=1,
2)を算出し、第1の3次元追尾装置13及び第2の3
次元追尾装置17において上記3次元直交座標における
航跡の初期値及び探知データベクトルzk,i (i=1,
2)を基に式(80)〜(86)により各サンプリング
時刻tk ごとに3次元直交座標における航跡として予測
値ベクトルxk,i (−)(i=1,2)及び誤差共分散
行列Pk,i (−)(i=1,2)を算出する処理を追尾
が終了するまで繰り返し、第1の表示装置14及び第2
の表示装置18において各サンプリング時刻tk での上
記3次元直交座標における航跡を表示する。
【0108】次にこの発明の第11の実施例を図11を
用いて説明する。第1の目標観測装置1及び第2の目標
観測装置5より式(3)で定義された探知データベクト
ルzk,i (i=1,2)を出力し、それぞれ対応する第
1の角度追尾装置2及び第2の角度追尾装置4において
上記探知データを基に角度航跡として式(4)及び
(5)で定義される平滑値ベクトルxk,i (+)(i=
1,2)及び平滑誤差共分散行列Pk,i (+)(i=
1,2)を算出し、目標位置相関器6において上記角度
航跡と目標観測装置位置諸元入力装置3からの目標観測
装置間の位置関係ベクトルMと相関パラメータ入力装置
10からの相関パラメータC1 とを基に式(9)〜(1
7)により目標位置による上記角度航跡の相関処理を行
い、目標距離算出器7において上記目標位置相関器6で
同一目標であると判定された角度航跡及び目標観測装置
位置関係ベクトルMを基に式(18)〜(21)により
第1の目標観測装置1及び第2の目標観測装置5から目
標までの距離Rk,i (i=1,2)を算出し、目標距離
変化率算出器9において上記目標位置相関器6で同一目
標であると判定された角度航跡を基に式(34)〜(3
7)により第1の目標観測装置1及び第2の目標観測装
置5から目標までの距離の変化率R k,i (i=1,
2)を算出し、第1の3次元極座標初期値算出器11及
び第2の3次元極座標初期値算出器15において上記同
一目標と判定された角度航跡を基に式(38)〜(7
1)により第1の目標観測装置1及び第2の目標観測装
置5基準の3次元極座標における航跡の初期値として平
滑値ベクトルbk,i 0 (+)(i=1,2)及び誤差共
分散行列Bk,i 0 (+)(i=1,2)を算出し、第1
の3次元直交座標初期値算出器12及び第2の3次元直
交座標初期値算出器16において上記3次元極座標にお
ける航跡の初期値を基に式(72)〜(77)により第
1の目標観測装置1及び第2の目標観測装置5基準の3
次元直交座標における航跡の初期値として平滑値ベクト
ルxk,i 0 (+)(i=1,2)及び誤差共分散行列P
k,i 0 (+)(i=1,2)を算出し、第1の3次元追
尾装置13及び第2の3次元追尾装置17において上記
3次元直交座標における航跡の初期値及び下記情報交換
器24からの他の目標追尾装置の航跡及び探知データベ
クトルzk,i (i=1,2)を基に式(80)〜(8
6)により各サンプリング時刻tk ごとに3次元直交座
標における航跡として予測値ベクトルxk,i (−)(i
=1,2)及び誤差共分散行列Pk,i (−)(i=1,
2)を算出する処理を追尾が終了するまで繰り返し、情
報交換器24において上記3次元追尾装置で維持してい
る航跡を最新の探知データが入力される3次元追尾装置
に式(87)により対応する目標観測装置基準に変換し
て転送し、第1の表示装置14及び第2の表示装置18
において各サンプリング時刻tk での上記3次元直交座
標における航跡を表示する。
【0109】次にこの発明の第12の実施例を図12を
用いて説明する。第1の目標観測装置1及び第2の目標
観測装置5より式(3)で定義された探知データベクト
ルzk,i (i=1,2)を出力し、それぞれ対応する第
1の角度追尾装置2及び第2の角度追尾装置4において
上記探知データを基に角度航跡として式(4)及び
(5)で定義される平滑値ベクトルxk,i (+)(i=
1,2)及び平滑誤差共分散行列Pk,i (+)(i=
1,2)を算出し、目標位置相関器6において上記角度
航跡と目標観測装置位置諸元入力装置3からの目標観測
装置間の位置関係ベクトルMと相関パラメータ入力装置
10からの相関パラメータC1 とを基に式(9)〜(1
7)により目標位置による上記角度航跡の相関処理を行
い、目標距離算出器7において上記目標位置相関器6で
同一目標であると判定された角度航跡及び目標観測装置
位置関係ベクトルMを基に式(18)〜(21)により
第1の目標観測装置1及び第2の目標観測装置5から目
標までの距離Rk,i (i=1,2)を算出し、目標速度
相関器8において上記角度航跡と第1の目標観測装置1
及び第2の目標観測装置5から目標までの距離R
k,i (i=1,2)と相関パラメータ入力装置10から
の相関パラメータC2 とを基に式(22)〜(33)に
より目標速度による上記角度航跡の相関処理を行い、目
標距離変化率算出器9において上記目標速度相関器8で
同一目標であると判定された角度航跡を基に式(34)
〜(37)により第1の目標観測装置1及び第2の目標
観測装置5から目標までの距離の変化率R k,i (i=
1,2)を算出し、第1の3次元極座標初期値算出器1
1及び第2の3次元極座標初期値算出器15において上
記同一目標と判定された角度航跡を基に式(38)〜
(71)により第1の目標観測装置1及び第2の目標観
測装置5基準の3次元極座標における航跡の初期値とし
て平滑値ベクトルbk,i 0 (+)(i=1,2)及び誤
差共分散行列Bk,i 0 (+)(i=1,2)を算出し、
第1の3次元直交座標初期値算出器12及び第2の3次
元直交座標初期値算出器16において上記3次元極座標
における航跡の初期値を基に式(72)〜(77)によ
り第1の目標観測装置1及び第2の目標観測装置5基準
の3次元直交座標における航跡の初期値として平滑値ベ
クトルxk,i 0 (+)(i=1,2)及び誤差共分散行
列Pk,i 0 (+)(i=1,2)を算出し、第1の3次
元追尾装置13及び第2の3次元追尾装置17において
上記3次元直交座標における航跡の初期値及び下記情報
交換器24からの他の目標追尾装置の航跡及び探知デー
タベクトルzk,i (i=1,2)を基に式(80)〜
(86)により各サンプリング時刻tk ごとに3次元直
交座標における航跡として予測値ベクトルxk,i (−)
(i=1,2)及び誤差共分散行列Pk,i (−)(i=
1,2)を算出する処理を追尾が終了するまで繰り返
し、情報交換器24において上記3次元追尾装置で維持
している航跡を最新の探知データが入力される3次元追
尾装置に式(87)により対応する目標観測装置基準に
変換して転送し、第1の表示装置14及び第2の表示装
置18において各サンプリング時刻tk での上記3次元
直交座標における航跡を表示する。
【0110】次にこの発明の第13の実施例を図13を
用いて説明する。第1の目標観測装置1及び第2の目標
観測装置5より式(3)で定義された探知データベクト
ルzk,i (i=1,2)を出力し、それぞれ対応する第
1の角度追尾装置2及び第2の角度追尾装置4において
上記探知データを基に角度航跡として式(4)及び
(5)で定義される平滑値ベクトルxk,i (+)(i=
1,2)及び平滑誤差共分散行列Pk,i (+)(i=
1,2)を算出し、目標位置相関器6において上記角度
航跡と目標観測装置位置諸元入力装置3からの目標観測
装置間の位置関係ベクトルMと相関パラメータ入力装置
10からの相関パラメータC1 とを基に式(9)〜(1
7)により目標位置による上記角度航跡の相関処理を行
い、目標距離算出器7において上記目標位置相関器6で
同一目標であると判定された角度航跡及び目標観測装置
位置関係ベクトルMを基に式(18)〜(21)により
第1の目標観測装置1及び第2の目標観測装置5から目
標までの距離Rk,i (i=1,2)を算出し、第1のゴ
ースト検出器19において第3の目標観測装置20から
入力される探知データベクトルzk,3 と上記角度航跡及
び第3の目標観測装置20の位置関係ベクトルM13及び
相関パラメータ入力装置10からの相関パラメータC3
を基に例えば式(88)〜(103)によりゴーストを
検出して削除し、目標距離変化率算出器9において上記
第1のゴースト検出器19で同一目標であると判定され
た角度航跡を基に式(34)〜(37)により第1の目
標観測装置1及び第2の目標観測装置5から目標までの
距離の変化率R k,i (i=1,2)を算出し、第1の
3次元極座標初期値算出器11及び第2の3次元極座標
初期値算出器15において上記同一目標と判定された角
度航跡を基に式(38)〜(71)により第1の目標観
測装置1及び第2の目標観測装置5基準の3次元極座標
における航跡の初期値として平滑値ベクトルb
k,i 0 (+)(i=1,2)及び誤差共分散行列Bk,i
0 (+)(i=1,2)を算出し、第1の3次元直交座
標初期値算出器12及び第2の3次元直交座標初期値算
出器16において上記3次元極座標における航跡の初期
値を基に式(72)〜(77)により第1の目標観測装
置1及び第2の目標観測装置5基準の3次元直交座標に
おける航跡の初期値として平滑値ベクトルx
k,i 0 (+)(i=1,2)及び誤差共分散行列Pk,i
0 (+)(i=1,2)を算出し、第1の3次元追尾装
置13及び第2の3次元追尾装置17において上記3次
元直交座標における航跡の初期値及び下記情報交換器2
4からの他の目標追尾装置の航跡及び探知データベクト
ルzk,i (i=1,2)を基に式(80)〜(86)に
より各サンプリング時刻tk ごとに3次元直交座標にお
ける航跡として予測値ベクトルxk,i (−)(i=1,
2)及び誤差共分散行列Pk,i (−)(i=1,2)を
算出する処理を追尾が終了するまで繰り返し、情報交換
器24において上記3次元追尾装置で維持している航跡
を最新の探知データが入力される3次元追尾装置に式
(87)により対応する目標観測装置基準に変換して転
送し、第1の表示装置14及び第2の表示装置18にお
いて各サンプリング時刻tk での上記3次元直交座標に
おける航跡を表示する。
【0111】次にこの発明の第14の実施例を図14を
用いて説明する。第1の目標観測装置1及び第2の目標
観測装置5より式(3)で定義された探知データベクト
ルzk,i (i=1,2)を出力し、それぞれ対応する第
1の角度追尾装置2及び第2の角度追尾装置4において
上記探知データを基に角度航跡として式(4)及び
(5)で定義される平滑値ベクトルxk,i (+)(i=
1,2)及び平滑誤差共分散行列Pk,i (+)(i=
1,2)を算出し、目標位置相関器6において上記角度
航跡と目標観測装置位置諸元入力装置3からの目標観測
装置間の位置関係ベクトルMと相関パラメータ入力装置
10からの相関パラメータC1 とを基に式(9)〜(1
7)により目標位置による上記角度航跡の相関処理を行
い、目標距離算出器7において上記目標位置相関器6で
同一目標であると判定された角度航跡及び目標観測装置
位置関係ベクトルMを基に式(18)〜(21)により
第1の目標観測装置1及び第2の目標観測装置5から目
標までの距離Rk,i (i=1,2)を算出し、第1のゴ
ースト検出器19において第3の目標観測装置20から
入力される探知データベクトルzk,3 と上記角度航跡及
び第3の目標観測装置20の位置関係ベクトルM13及び
相関パラメータ入力装置10からの相関パラメータC3
を基に例えば式(88)〜(103)によりゴーストを
検出して削除し、目標速度相関器8において上記第1の
ゴースト検出器19で同一目標であると判定された角度
航跡と第1の目標観測装置1及び第2の目標観測装置5
から目標までの距離Rk,i (i=1,2)と相関パラメ
ータ入力装置10からの相関パラメータC2 とを基に式
(22)〜(33)により目標速度による上記角度航跡
の相関処理を行い、目標距離変化率算出器9において上
記目標速度相関器8で同一目標であると判定された角度
航跡を基に式(34)〜(37)により第1の目標観測
装置1及び第2の目標観測装置5から目標までの距離の
変化率R k,i (i=1,2)を算出し、第1の3次元
極座標初期値算出器11及び第2の3次元極座標初期値
算出器15において上記同一目標と判定された角度航跡
を基に式(38)〜(71)により第1の目標観測装置
1及び第2の目標観測装置5基準の3次元極座標におけ
る航跡の初期値として平滑値ベクトルbk,i 0 (+)
(i=1,2)及び誤差共分散行列Bk,i 0 (+)(i
=1,2)を算出し、第1の3次元直交座標初期値算出
器12及び第2の3次元直交座標初期値算出器16にお
いて上記3次元極座標における航跡の初期値を基に式
(72)〜(77)により第1の目標観測装置1及び第
2の目標観測装置5基準の3次元直交座標における航跡
の初期値として平滑値ベクトルxk,i 0 (+)(i=
1,2)及び誤差共分散行列Pk,i 0 (+)(i=1,
2)を算出し、第1の3次元追尾装置13及び第2の3
次元追尾装置17において上記3次元直交座標における
航跡の初期値及び下記情報交換器24からの他の目標追
尾装置の航跡及び探知データベクトルzk,i (i=1,
2)を基に式(80)〜(86)により各サンプリング
時刻tk ごとに3次元直交座標における航跡として予測
値ベクトルxk,i (−)(i=1,2)及び誤差共分散
行列Pk,i (−)(i=1,2)を算出する処理を追尾
が終了するまで繰り返し、情報交換器24において上記
3次元追尾装置で維持している航跡を最新の探知データ
が入力される3次元追尾装置に式(87)により対応す
る目標観測装置基準に変換して転送し、第1の表示装置
14及び第2の表示装置18において各サンプリング時
刻tk での上記3次元直交座標における航跡を表示す
る。
【0112】次にこの発明の第15の実施例を図15を
用いて説明する。第1の目標観測装置1及び第2の目標
観測装置5より式(3)で定義された探知データベクト
ルzk,i (i=1,2)を出力し、それぞれ対応する第
1の角度追尾装置2及び第2の角度追尾装置4において
上記探知データを基に角度航跡として式(4)及び
(5)で定義される平滑値ベクトルxk,i (+)(i=
1,2)及び平滑誤差共分散行列Pk,i (+)(i=
1,2)を算出し、目標位置相関器6において上記角度
航跡と目標観測装置位置諸元入力装置3からの目標観測
装置間の位置関係ベクトルMと相関パラメータ入力装置
10からの相関パラメータC1 とを基に式(9)〜(1
7)により目標位置による上記角度航跡の相関処理を行
い、目標距離算出器7において上記目標位置相関器6で
同一目標であると判定された角度航跡及び目標観測装置
位置関係ベクトルMを基に式(18)〜(21)により
第1の目標観測装置1及び第2の目標観測装置5から目
標までの距離Rk,i (i=1,2)を算出し、目標距離
変化率算出器9において上記目標位置相関器6で同一目
標であると判定された角度航跡を基に式(34)〜(3
7)により第1の目標観測装置1及び第2の目標観測装
置5から目標までの距離の変化率R k,i (i=1,
2)を算出し、第1の3次元極座標航跡算出器26及び
第2の3次元極座標航跡算出器27において上記同一目
標と判定された角度航跡を基に式(38)〜(71)に
より第1の目標観測装置1及び第2の目標観測装置5基
準の3次元極座標における航跡として平滑値ベクトルb
k,i 0 (+)(i=1,2)及び誤差共分散行列Bk,i
0 (+)(i=1,2)を算出し、第1の3次元直交座
標航跡算出器25及び第2の3次元直交座標航跡算出器
28において上記3次元極座標における航跡を基に式
(72)〜(77)により第1の目標観測装置1及び第
2の目標観測装置5基準の3次元直交座標における航跡
として平滑値ベクトルxk,i 0 (+)(i=1,2)及
び誤差共分散行列Pk,i 0 (+)(i=1,2)を算出
し、第1の表示装置14及び第2の表示装置18におい
て上記3次元直交座標における航跡を表示し、追尾が終
了するまでこれらの一連の処理を繰り返す。
【0113】次にこの発明の第16の実施例を図16を
用いて説明する。第1の目標観測装置1及び第2の目標
観測装置5より式(3)で定義された探知データベクト
ルzk,i (i=1,2)を出力し、それぞれ対応する第
1の角度追尾装置2及び第2の角度追尾装置4において
上記探知データを基に角度航跡として式(4)及び
(5)で定義される平滑値ベクトルxk,i (+)(i=
1,2)及び平滑誤差共分散行列Pk,i (+)(i=
1,2)を算出し、目標位置相関器6において上記角度
航跡と目標観測装置位置諸元入力装置3からの目標観測
装置間の位置関係ベクトルMと相関パラメータ入力装置
10からの相関パラメータC1 とを基に式(9)〜(1
7)により目標位置による上記角度航跡の相関処理を行
い、目標距離算出器7において上記目標位置相関器6で
同一目標であると判定された角度航跡及び目標観測装置
位置関係ベクトルMを基に式(18)〜(21)により
第1の目標観測装置1及び第2の目標観測装置5から目
標までの距離Rk,i (i=1,2)を算出し、目標速度
相関器8において上記角度航跡と第1の目標観測装置1
及び第2の目標観測装置5から目標までの距離R
k,i (i=1,2)と相関パラメータ入力装置10から
の相関パラメータC2 とを基に式(22)〜(33)に
より目標速度による上記角度航跡の相関処理を行い、目
標距離変化率算出器9において上記目標速度相関器8で
同一目標であると判定された角度航跡を基に式(34)
〜(37)により第1の目標観測装置1及び第2の目標
観測装置5から目標までの距離の変化率R k,i (i=
1,2)を算出し、第1の3次元極座標航跡算出器26
及び第2の3次元極座標航跡算出器27において上記同
一目標と判定された角度航跡を基に式(38)〜(7
1)により第1の目標観測装置1及び第2の目標観測装
置5基準の3次元極座標における航跡として平滑値ベク
トルbk,i 0 (+)(i=1,2)及び誤差共分散行列
k,i 0 (+)(i=1,2)を算出し、第1の3次元
直交座標航跡算出器25及び第2の3次元直交座標航跡
算出器28において上記3次元極座標における航跡を基
に式(72)〜(77)により第1の目標観測装置1及
び第2の目標観測装置5基準の3次元直交座標における
航跡として平滑値ベクトルxk,i 0 (+)(i=1,
2)及び誤差共分散行列Pk,i 0 (+)(i=1,2)
を算出し、第1の表示装置14及び第2の表示装置18
において上記3次元直交座標における航跡を表示し、追
尾が終了するまでこれらの一連の処理を繰り返す。
【0114】次にこの発明の第17の実施例を図17に
従って説明する。第1の目標観測装置1及び第2の目標
観測装置5より式(3)で定義された探知データベクト
ルzk,i (i=1,2)を出力し、それぞれ対応する第
1の角度追尾装置2及び第2の角度追尾装置4において
上記探知データを基に角度航跡として式(4)及び
(5)で定義される平滑値ベクトルxk,i (+)(i=
1,2)及び平滑誤差共分散行列Pk,i (+)(i=
1,2)を算出し、目標位置相関器6において上記角度
航跡と目標観測装置位置諸元入力装置3からの目標観測
装置間の位置関係ベクトルMと相関パラメータ入力装置
10からの相関パラメータC1 とを基に式(9)〜(1
7)により目標位置による上記角度航跡の相関処理を行
い、目標距離算出器7において上記目標位置相関器6で
同一目標であると判定された角度航跡及び目標観測装置
位置関係ベクトルMを基に式(18)〜(21)により
第1の目標観測装置1及び第2の目標観測装置5から目
標までの距離Rk,i (i=1,2)を算出し、第1のゴ
ースト検出器19において第3の目標観測装置20から
入力される探知データベクトルzk,3 と上記角度航跡及
び第3の目標観測装置20の位置関係ベクトルM13及び
相関パラメータ入力装置10からの相関パラメータC3
を基に例えば式(88)〜(103)によりゴーストを
検出して削除し、目標距離変化率算出器9において上記
第1のゴースト検出器19で同一目標であると判定され
た角度航跡を基に式(34)〜(37)により第1の目
標観測装置1及び第2の目標観測装置5から目標までの
距離の変化率R k,i (i=1,2)を算出し、第1の
3次元極座標航跡算出器26及び第2の3次元極座標航
跡算出器27において上記同一目標と判定された角度航
跡を基に式(38)〜(71)により第1の目標観測装
置1及び第2の目標観測装置5基準の3次元極座標にお
ける航跡として平滑値ベクトルbk,i 0 (+)(i=
1,2)及び誤差共分散行列Bk,i 0 (+)(i=1,
2)を算出し、第1の3次元直交座標航跡算出器25及
び第2の3次元直交座標航跡算出器28において上記3
次元極座標における航跡を基に式(72)〜(77)に
より第1の目標観測装置1及び第2の目標観測装置5基
準の3次元直交座標における航跡として平滑値ベクトル
k,i 0 (+)(i=1,2)及び誤差共分散行列P
k,i 0 (+)(i=1,2)を算出し、第1の表示装置
14及び第2の表示装置18において上記3次元直交座
標における航跡を表示し、追尾が終了するまでこれらの
一連の処理を繰り返す。
【0115】次にこの発明の第18の実施例を図18に
従って説明する。第1の目標観測装置1及び第2の目標
観測装置5より式(3)で定義された探知データベクト
ルzk,i (i=1,2)を出力し、それぞれ対応する第
1の角度追尾装置2及び第2の角度追尾装置4において
上記探知データを基に角度航跡として式(4)及び
(5)で定義される平滑値ベクトルxk,i (+)(i=
1,2)及び平滑誤差共分散行列Pk,i (+)(i=
1,2)を算出し、目標位置相関器6において上記角度
航跡と目標観測装置位置諸元入力装置3からの目標観測
装置間の位置関係ベクトルMと相関パラメータ入力装置
10からの相関パラメータC1 とを基に式(9)〜(1
7)により目標位置による上記角度航跡の相関処理を行
い、目標距離算出器7において上記目標位置相関器6で
同一目標であると判定された角度航跡及び目標観測装置
位置関係ベクトルMを基に式(18)〜(21)により
第1の目標観測装置1及び第2の目標観測装置5から目
標までの距離Rk,i (i=1,2)を算出し、第1のゴ
ースト検出器19において第3の目標観測装置20から
入力される探知データベクトルzk,3 と上記角度航跡及
び第3の目標観測装置20の位置関係ベクトルM13及び
相関パラメータ入力装置10からの相関パラメータC3
を基に例えば式(88)〜(103)によりゴーストを
検出して削除し、目標速度相関器8において上記第1の
ゴースト検出器19で同一目標であると判定された角度
航跡と第1の目標観測装置1及び第2の目標観測装置5
から目標までの距離Rk,i (i=1,2)と相関パラメ
ータ入力装置10からの相関パラメータC2 とを基に式
(22)〜(33)により目標速度による上記角度航跡
の相関処理を行い、目標距離変化率算出器9において上
記目標速度相関器8で同一目標であると判定された角度
航跡を基に式(34)〜(37)により第1の目標観測
装置1及び第2の目標観測装置5から目標までの距離の
変化率R k,i (i=1,2)を算出し、第1の3次元
極座標航跡算出器26及び第2の3次元極座標航跡算出
器27において上記同一目標と判定された角度航跡を基
に式(38)〜(71)により第1の目標観測装置1及
び第2の目標観測装置5基準の3次元極座標における航
跡として平滑値ベクトルbk,i 0 (+)(i=1,2)
及び誤差共分散行列Bk,i 0 (+)(i=1,2)を算
出し、第1の3次元直交座標航跡算出器25及び第2の
3次元直交座標航跡算出器28において上記3次元極座
標における航跡を基に式(72)〜(77)により第1
の目標観測装置1及び第2の目標観測装置5基準の3次
元直交座標における航跡として平滑値ベクトルxk,i 0
(+)(i=1,2)及び誤差共分散行列P
k,i 0 (+)(i=1,2)を算出し、第1の表示装置
14及び第2の表示装置18において上記3次元直交座
標における航跡を表示し、追尾が終了するまでこれらの
一連の処理を繰り返す。
【0116】
【発明の効果】以上のようにこの発明の多目標追尾装置
によれば、例えば複数のパッシブな目標観測装置からの
角度データにより3次元の位置及び速度等の目標の運動
諸元を算出することによる3次元追尾が可能になり、ま
たゴーストを削減することにより信頼性の高い3次元の
航跡を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例による多目標追尾装置
の構成を示す図である。
【図2】この発明の第2の実施例による多目標追尾装置
の構成を示す図である。
【図3】この発明の第3の実施例による多目標追尾装置
の構成を示す図である。
【図4】この発明の第4の実施例による多目標追尾装置
の構成を示す図である。
【図5】この発明の第5の実施例による多目標追尾装置
の構成を示す図である。
【図6】この発明の第6の実施例による多目標追尾装置
の構成を示す図である。
【図7】この発明の第7の実施例による多目標追尾装置
の構成を示す図である。
【図8】この発明の第8の実施例による多目標追尾装置
の構成を示す図である。
【図9】この発明の第9の実施例による多目標追尾装置
の構成を示す図である。
【図10】この発明の第10の実施例による多目標追尾
装置の構成を示す図である。
【図11】この発明の第11の実施例による多目標追尾
装置の構成を示す図である。
【図12】この発明の第12の実施例による多目標追尾
装置の構成を示す図である。
【図13】この発明の第13の実施例による多目標追尾
装置の構成を示す図である。
【図14】この発明の第14の実施例による多目標追尾
装置の構成を示す図である。
【図15】この発明の第15の実施例による多目標追尾
装置の構成を示す図である。
【図16】この発明の第16の実施例による多目標追尾
装置の構成を示す図である。
【図17】この発明の第17の実施例による多目標追尾
装置の構成を示す図である。
【図18】この発明の第18の実施例による多目標追尾
装置の構成を示す図である。
【図19】従来のパッシブセンサによる目標相関装置の
一実施例の構成を示す図である。
【図20】従来のパッシブセンサによる目標相関装置の
一実施例の各目標観測装置の共通面の例を説明する図で
ある。
【図21】2つのパッシブな目標観測装置による2目標
追尾で生じるゴーストの例を説明する図である。
【図22】2つのパッシブな目標観測装置と目標との位
置関係を説明する図である。
【符号の説明】
1 第1の目標観測装置 2 第1の角度追尾装置 3 目標観測装置位置諸元入力装置 4 第2の角度追尾装置 5 第2の目標観測装置 6 目標位置相関器 7 目標距離算出器 8 目標速度相関器 9 目標距離変化率算出器 10 相関パラメータ入力装置 11 第1の3次元極座標初期値算出器 12 第1の3次元直交座標初期値算出器 13 第1の3次元追尾装置 14 第1の表示装置 15 第2の3次元極座標初期値算出器 16 第2の3次元直交座標初期値算出器 17 第2の3次元追尾装置 18 第2の表示装置 19 第1のゴースト検出器 20 第3の目標観測装置 21 目標属性相関器 22 目標運動監視装置 23 第2のゴースト検出器 24 情報交換器 25 第1の3次元直交座標航跡算出器 26 第1の3次元極座標航跡算出器 27 第2の3次元直交座標航跡算出器 28 第2の3次元極座標航跡算出器 29 第1の目標追尾諸元入力装置 30 第2の目標追尾諸元入力装置 31 目標位置相関状態量算出器 32 目標位置相関状態量誤差評価諸元算出器 33 目標位置相関判定器 34 目標距離入力装置 35 距離変化率相対量算出器 36 目標速度相関状態量算出器 37 目標速度相関状態量誤差評価諸元算出器 38 目標速度相関判定器 39 目標観測装置間基準面方向諸元算出器 40 第1の目標面方向諸元算出器 41 第1の目標面方向諸元算出器 42 第1の評価角度算出器 43 第2の評価角度算出器 44 共通角度相関器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G01S 7/32 G01S 7/32 F 11/12 13/66 13/66 11/00 B (56)参考文献 特開 昭61−151486(JP,A) 特開 平1−292277(JP,A) 特開 平4−113290(JP,A) 特開 平4−204188(JP,A) 特開 平5−157839(JP,A) 特開 平5−288840(JP,A) 実開 平5−27691(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01S 5/00 - 5/14 G01S 7/00 - 7/42 G01S 13/00 - 13/95

Claims (18)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 目標及び不要信号からの角度データを出
    力する複数の目標観測装置と、角度データにより角度追
    尾を行い角度航跡を算出する各目標観測装置対応の角度
    追尾装置と、各目標観測装置の位置関係を入力する目標
    観測装置位置諸元入力装置と、相関パラメータを入力す
    る相関パラメータ入力装置と、目標観測装置位置諸元入
    力装置からの目標観測装置位置関係と相関パラメータ入
    力装置からの相関パラメータと各角度追尾装置からの角
    度航跡とにより各角度航跡の位置関係に基づく相関処理
    を行う目標位置相関器と、目標位置相関器において同一
    目標であると判定された角度航跡と目標観測装置位置諸
    元入力装置からの目標観測装置位置関係とにより各目標
    観測装置基準の目標距離を算出する目標距離算出器と、
    目標距離算出器からの各目標観測装置基準の目標距離と
    目標位置相関器において同一目標であると判定された角
    度航跡とにより各目標観測装置基準の目標距離変化率を
    算出する目標距離変化率算出器と、目標距離算出器から
    の各目標観測装置基準の目標距離と目標距離変化率算出
    器からの各目標観測装置基準の目標距離変化率と目標位
    置相関器において同一目標であると判定された角度航跡
    とにより各目標観測装置基準の3次元極座標の航跡の初
    期値を算出する各目標観測装置対応の3次元極座標初期
    値算出器と、3次元極座標算出器からの航跡の初期値に
    より各目標観測装置基準の3次元直交座標の航跡の初期
    値を算出する各目標観測装置対応の3次元直交座標初期
    値算出器と、3次元直交座標初期値算出器からの航跡の
    初期値により追尾を開始してその後は対応する目標観測
    装置からの角度データの入力のたびに3次元直交座標の
    航跡を更新する各目標観測装置対応の3次元追尾維持装
    置と、3次元追尾維持装置からの航跡を表示する各目標
    観測装置対応の表示装置で構成することを特徴とする多
    目標追尾装置。
  2. 【請求項2】 上記の目標位置相関器は、複数の角度追
    尾装置からの角度航跡を入力する目標追尾情報入力装置
    と、各角度航跡における目標位置の方向ベクトルが同一
    目標からのものであるとき目標観測装置位置諸元入力装
    置からの目標観測装置位置関係と目標位置の各方向ベク
    トルが一次従属であることを利用して目標観測装置位置
    関係と目標位置の各方向ベクトルとからなる行列式を目
    標位置相関状態量として算出する目標位置相関状態量算
    出器と、各角度追尾装置からの角度航跡における方向ベ
    クトル及びその誤差評価量と目標観測装置位置諸元入力
    装置からの目標観測装置位置関係とにより目標位置相関
    状態量の誤差評価量を算出する目標位置相関状態量誤差
    評価諸元算出器と、目標位置相関状態量と目標位置相関
    状態量の誤差評価量と相関パラメータ入力装置からの相
    関パラメータとによりカイ自乗検定を用いて各角度追尾
    装置からの角度航跡が同一目標からのものであるか否か
    を判定する目標位置相関判定器で構成することを特徴と
    する請求項1記載の多目標追尾装置。
  3. 【請求項3】 目標及び不要信号からの角度データを出
    力する複数の目標観測装置と、角度データにより角度追
    尾を行い角度航跡を算出する各目標観測装置対応の角度
    追尾装置と、各目標観測装置の位置関係を入力する目標
    観測装置位置諸元入力装置と、相関パラメータを入力す
    る相関パラメータ入力装置と、目標観測装置位置諸元入
    力装置からの目標観測装置位置関係と相関パラメータ入
    力装置からの相関パラメータと各角度追尾装置からの角
    度航跡とにより各角度航跡の位置関係に基づく相関処理
    を行う目標位置相関器と、目標位置相関器において同一
    目標であると判定された角度航跡と目標観測装置位置諸
    元入力装置からの目標観測装置位置関係とにより各目標
    観測装置基準の目標距離を算出する目標距離算出器と、
    目標距離算出器からの各目標観測装置基準の目標距離と
    相関パラメータ入力装置からの相関パラメータと目標位
    置相関器において同一目標であると判定された角度航跡
    とにより各角度航跡の速度関係に基づく相関処理を行う
    目標速度相関器と、目標距離算出器からの各目標観測装
    置基準の目標距離と目標速度相関器において同一目標で
    あると判定された角度航跡とにより各目標観測装置基準
    の目標距離変化率を算出する目標距離変化率算出器と、
    目標距離算出器からの各目標観測装置基準の目標距離と
    目標距離変化率算出器からの各目標観測装置基準の目標
    距離変化率と目標速度相関器において同一目標であると
    判定された角度航跡とにより各目標観測装置基準の3次
    元極座標の航跡の初期値を算出する各目標観測装置対応
    の3次元極座標初期値算出器と、3次元極座標算出器か
    らの航跡の初期値により各目標観測装置基準の3次元直
    交座標の航跡の初期値を算出する各目標観測装置対応の
    3次元直交座標初期値算出器と、3次元直交座標初期値
    算出器からの航跡の初期値により追尾を開始してその後
    は対応する目標観測装置からの角度データの入力のたび
    に3次元直交座標の航跡を更新する各目標観測装置対応
    の3次元追尾維持装置と、3次元追尾維持装置からの航
    跡を表示する各目標観測装置対応の表示装置で構成する
    ことを特徴とする多目標追尾装置。
  4. 【請求項4】 上記の目標速度相関器は、複数の角度追
    尾装置から角度航跡を入力する目標追尾情報入力装置
    と、目標距離入力装置からの各目標観測装置基準の目標
    距離を用いて各角度航跡が同一目標からのものであると
    したときの各目標観測装置基準の距離変化率の相対評価
    量を算出する距離変化率相対量算出器と、各角度航跡が
    同一目標からのものであるとき距離変化率相対量算出器
    からの各目標観測装置基準の距離変化率の相対評価量と
    目標位置の各方向ベクトルが一次従属であることを利用
    して、各目標観測装置基準の距離変化率の相対評価量と
    目標位置の各方向ベクトルとからなる行列式を目標速度
    相関状態量として算出する目標速度相関状態量算出器
    と、各角度追尾装置からの角度航跡及びその誤差評価量
    と各目標観測装置基準の距離変化率の相対評価量とによ
    り目標速度相関状態量の誤差評価量を算出する目標速度
    相関状態量誤差評価諸元算出器と、目標速度相関状態量
    と目標速度相関状態量の誤差評価量と相関パラメータ入
    力装置からの相関パラメータとによりカイ自乗検定を用
    いて各角度追尾装置からの角度航跡が同一目標からのも
    のであるか否かを判定する目標速度相関判定器で構成す
    ることを特徴とする請求項3記載の多目標追尾装置。
  5. 【請求項5】 目標及び不要信号からの角度データを出
    力する複数の目標観測装置と、角度データにより角度追
    尾を行い角度航跡を算出する各目標観測装置対応の角度
    追尾装置と、各目標観測装置の位置関係を入力する目標
    観測装置位置諸元入力装置と、相関パラメータを入力す
    る相関パラメータ入力装置と、目標観測装置位置諸元入
    力装置からの目標観測装置位置関係と相関パラメータ入
    力装置からの相関パラメータと各角度追尾装置からの角
    度航跡とにより各角度航跡の位置関係に基づく相関処理
    を行う目標位置相関器と、目標位置相関器において同一
    目標であると判定された角度航跡と目標観測装置位置諸
    元入力装置からの目標観測装置位置関係とにより各目標
    観測装置基準の目標距離を算出する目標距離算出器と、
    ゴースト対策用の角度データを出力する目標観測装置
    と、目標位置相関器において同一目標であると判定され
    た各角度航跡と各目標観測装置基準の目標距離より算出
    されるゴースト対策用の目標観測装置基準の目標位置と
    ゴースト対策用の角度データを用いてゴーストを検出し
    除去する第1のゴースト検出器と、目標距離算出器から
    の各目標観測装置基準の目標距離と目標位置相関器にお
    いて同一目標であると判定された角度航跡とにより各目
    標観測装置基準の目標距離変化率を算出する目標距離変
    化率算出器と、目標距離算出器からの各目標観測装置基
    準の目標距離と目標距離変化率算出器からの各目標観測
    装置基準の目標距離変化率と目標位置相関器において同
    一目標であると判定された角度航跡とにより各目標観測
    装置基準の3次元極座標の航跡の初期値を算出する各目
    標観測装置対応の3次元極座標初期値算出器と、3次元
    極座標算出器からの航跡の初期値により各目標観測装置
    基準の3次元直交座標の航跡の初期値を算出する各目標
    観測装置対応の3次元直交座標初期値算出器と、3次元
    直交座標初期値算出器からの航跡の初期値により追尾を
    開始してその後は対応する目標観測装置からの角度デー
    タの入力のたびに3次元直交座標の航跡を更新する各目
    標観測装置対応の3次元追尾維持装置と、3次元追尾維
    持装置からの航跡を表示する各目標観測装置対応の表示
    装置で構成することを特徴とする多目標追尾装置。
  6. 【請求項6】 目標及び不要信号からの角度データ及び
    属性データを出力する複数の目標観測装置と、角度デー
    タにより角度追尾を行い角度航跡を算出する各目標観測
    装置対応の角度追尾装置と、各目標観測装置の位置関係
    を入力する目標観測装置位置諸元入力装置と、相関パラ
    メータを入力する相関パラメータ入力装置と、目標観測
    装置位置諸元入力装置からの目標観測装置位置関係と相
    関パラメータ入力装置からの相関パラメータと各角度追
    尾装置からの角度航跡とにより各角度航跡の位置関係に
    基づく相関処理を行う目標位置相関器と、目標位置相関
    器において同一目標であると判定された角度航跡に付随
    する属性データにより各角度航跡の相関処理を行いゴー
    ストを除去する目標属性相関器と、目標位置相関器にお
    いて同一目標であると判定された角度航跡と目標観測装
    置位置諸元入力装置からの目標観測装置位置関係とによ
    り各目標観測装置基準の目標距離を算出する目標距離算
    出器と、目標距離算出器からの各目標観測装置基準の目
    標距離と目標位置相関器において同一目標であると判定
    された角度航跡とにより各目標観測装置基準の目標距離
    変化率を算出する目標距離変化率算出器と、目標距離算
    出器からの各目標観測装置基準の目標距離と目標距離変
    化率算出器からの各目標観測装置基準の目標距離変化率
    と目標位置相関器において同一目標であると判定された
    角度航跡とにより各目標観測装置基準の3次元極座標の
    航跡の初期値を算出する各目標観測装置対応の3次元極
    座標初期値算出器と、3次元極座標算出器からの航跡の
    初期値により各目標観測装置基準の3次元直交座標の航
    跡の初期値を算出する各目標観測装置対応の3次元直交
    座標初期値算出器と、3次元直交座標初期値算出器から
    の航跡の初期値により追尾を開始してその後は対応する
    目標観測装置からの角度データの入力のたびに3次元直
    交座標の航跡を更新する各目標観測装置対応の3次元追
    尾維持装置と、3次元追尾維持装置からの航跡を表示す
    る各目標観測装置対応の表示装置で構成することを特徴
    とする多目標追尾装置。
  7. 【請求項7】 目標及び不要信号からの角度データを出
    力する複数の目標観測装置と、角度データにより角度追
    尾を行い角度航跡を算出する各目標観測装置対応の角度
    追尾装置と、各目標観測装置の位置関係を入力する目標
    観測装置位置諸元入力装置と、相関パラメータを入力す
    る相関パラメータ入力装置と、目標観測装置位置諸元入
    力装置からの目標観測装置位置関係と相関パラメータ入
    力装置からの相関パラメータと各角度追尾装置からの角
    度航跡とにより各角度航跡の位置関係に基づく相関処理
    を行う目標位置相関器と、目標位置相関器において同一
    目標であると判定された角度航跡と目標観測装置位置諸
    元入力装置からの目標観測装置位置関係とにより各目標
    観測装置基準の目標距離を算出する目標距離算出器と、
    目標位置相関器において同一目標であると判定された各
    角度航跡に対して目標の運動を監視する目標運動監視装
    置と、目標運動監視装置においてゴーストと判定された
    角度航跡の相関関係を除去する第2のゴースト検出器
    と、目標距離算出器からの各目標観測装置基準の目標距
    離と目標位置相関器において同一目標であると判定され
    た角度航跡とにより各目標観測装置基準の目標距離変化
    率を算出する目標距離変化率算出器と、目標距離算出器
    からの各目標観測装置基準の目標距離と目標距離変化率
    算出器からの各目標観測装置基準の目標距離変化率と目
    標位置相関器において同一目標であると判定された角度
    航跡とにより各目標観測装置基準の3次元極座標の航跡
    の初期値を算出する各目標観測装置対応の3次元極座標
    初期値算出器と、3次元極座標算出器からの航跡の初期
    値により各目標観測装置基準の3次元直交座標の航跡の
    初期値を算出する各目標観測装置対応の3次元直交座標
    初期値算出器と、3次元直交座標初期値算出器からの航
    跡の初期値により追尾を開始してその後は対応する目標
    観測装置からの角度データの入力のたびに3次元直交座
    標の航跡を更新する各目標観測装置対応の3次元追尾維
    持装置と、3次元追尾維持装置からの航跡を表示する各
    目標観測装置対応の表示装置で構成することを特徴とす
    る多目標追尾装置。
  8. 【請求項8】 目標及び不要信号からの角度データを出
    力する複数の目標観測装置と、角度データにより角度追
    尾を行い角度航跡を算出する各目標観測装置対応の角度
    追尾装置と、各目標観測装置の位置関係を入力する目標
    観測装置位置諸元入力装置と、相関パラメータを入力す
    る相関パラメータ入力装置と、目標観測装置位置諸元入
    力装置からの目標観測装置位置関係と相関パラメータ入
    力装置からの相関パラメータと各角度追尾装置からの角
    度航跡とにより各角度航跡の位置関係に基づく相関処理
    を行う目標位置相関器と、目標位置相関器において同一
    目標であると判定された角度航跡と目標観測装置位置諸
    元入力装置からの目標観測装置位置関係とにより各目標
    観測装置基準の目標距離を算出する目標距離算出器と、
    ゴースト対策用の角度データを出力する目標観測装置
    と、目標位置相関器において同一目標であると判定され
    た各角度航跡と各目標観測装置基準の目標距離より算出
    されるゴースト対策用の目標観測装置基準の目標位置と
    ゴースト対策用の角度データを用いてゴーストを検出し
    除去する第1のゴースト検出器と、目標距離算出器から
    の各目標観測装置基準の目標距離と相関パラメータ入力
    装置からの相関パラメータと目標位置相関器において同
    一目標であると判定された角度航跡とにより各角度航跡
    の速度関係に基づく相関処理を行う目標速度相関器と、
    目標距離算出器からの各目標観測装置基準の目標距離と
    目標速度相関器において同一目標であると判定された角
    度航跡とにより各目標観測装置基準の目標距離変化率を
    算出する目標距離変化率算出器と、目標距離算出器から
    の各目標観測装置基準の目標距離と目標距離変化率算出
    器からの各目標観測装置基準の目標距離変化率と目標速
    度相関器において同一目標であると判定された角度航跡
    とにより各目標観測装置基準の3次元極座標の航跡の初
    期値を算出する各目標観測装置対応の3次元極座標初期
    値算出器と、3次元極座標算出器からの航跡の初期値に
    より各目標観測装置基準の3次元直交座標の航跡の初期
    値を算出する各目標観測装置対応の3次元直交座標初期
    値算出器と、3次元直交座標初期値算出器からの航跡の
    初期値により追尾を開始してその後は対応する目標観測
    装置からの角度データの入力のたびに3次元直交座標の
    航跡を更新する各目標観測装置対応の3次元追尾維持装
    置と、3次元追尾維持装置からの航跡を表示する各目標
    観測装置対応の表示装置で構成することを特徴とする多
    目標追尾装置。
  9. 【請求項9】 目標及び不要信号からの角度データ及び
    属性データを出力する複数の目標観測装置と、角度デー
    タにより角度追尾を行い角度航跡を算出する各目標観測
    装置対応の角度追尾装置と、各目標観測装置の位置関係
    を入力する目標観測装置位置諸元入力装置と、相関パラ
    メータを入力する相関パラメータ入力装置と、目標観測
    装置位置諸元入力装置からの目標観測装置位置関係と相
    関パラメータ入力装置からの相関パラメータと各角度追
    尾装置からの角度航跡とにより各角度航跡の位置関係に
    基づく相関処理を行う目標位置相関器と、目標位置相関
    器において同一目標であると判定された角度航跡に付随
    する属性データにより各角度航跡の相関処理を行いゴー
    ストを除去する目標属性相関器と、目標位置相関器にお
    いて同一目標であると判定された角度航跡と目標観測装
    置位置諸元入力装置からの目標観測装置位置関係とによ
    り各目標観測装置基準の目標距離を算出する目標距離算
    出器と、目標距離算出器からの各目標観測装置基準の目
    標距離と相関パラメータ入力装置からの相関パラメータ
    と目標位置相関器において同一目標であると判定された
    角度航跡とにより各角度航跡の速度関係に基づく相関処
    理を行う目標速度相関器と、目標距離算出器からの各目
    標観測装置基準の目標距離と目標速度相関器において同
    一目標であると判定された角度航跡とにより各目標観測
    装置基準の目標距離変化率を算出する目標距離変化率算
    出器と、目標距離算出器からの各目標観測装置基準の目
    標距離と目標距離変化率算出器からの各目標観測装置基
    準の目標距離変化率と目標速度相関器において同一目標
    であると判定された角度航跡とにより各目標観測装置基
    準の3次元極座標の航跡の初期値を算出する各目標観測
    装置対応の3次元極座標初期値算出器と、3次元極座標
    算出器からの航跡の初期値により各目標観測装置基準の
    3次元直交座標の航跡の初期値を算出する各目標観測装
    置対応の3次元直交座標初期値算出器と、3次元直交座
    標初期値算出器からの航跡の初期値により追尾を開始し
    てその後は対応する目標観測装置からの角度データの入
    力のたびに3次元直交座標の航跡を更新する各目標観測
    装置対応の3次元追尾維持装置と、3次元追尾維持装置
    からの航跡を表示する各目標観測装置対応の表示装置で
    構成することを特徴とする多目標追尾装置。
  10. 【請求項10】 目標及び不要信号からの角度データを
    出力する複数の目標観測装置と、角度データにより角度
    追尾を行い角度航跡を算出する各目標観測装置対応の角
    度追尾装置と、各目標観測装置の位置関係を入力する目
    標観測装置位置諸元入力装置と、相関パラメータを入力
    する相関パラメータ入力装置と、目標観測装置位置諸元
    入力装置からの目標観測装置位置関係と相関パラメータ
    入力装置からの相関パラメータと各角度追尾装置からの
    角度航跡とにより各角度航跡の位置関係に基づく相関処
    理を行う目標位置相関器と、目標位置相関器において同
    一目標であると判定された角度航跡と目標観測装置位置
    諸元入力装置からの目標観測装置位置関係とにより各目
    標観測装置基準の目標距離を算出する目標距離算出器
    と、目標位置相関器において同一目標であると判定され
    た各角度航跡に対して目標の運動を監視する目標運動監
    視装置と、目標運動監視装置においてゴーストと判定さ
    れた角度航跡の相関関係を除去する第2のゴースト検出
    器と、目標距離算出器からの各目標観測装置基準の目標
    距離と相関パラメータ入力装置からの相関パラメータと
    目標位置相関器において同一目標であると判定された角
    度航跡とにより各角度航跡の速度関係に基づく相関処理
    を行う目標速度相関器と、目標距離算出器からの各目標
    観測装置基準の目標距離と目標速度相関器において同一
    目標であると判定された角度航跡とにより各目標観測装
    置基準の目標距離変化率を算出する目標距離変化率算出
    器と、目標距離算出器からの各目標観測装置基準の目標
    距離と目標距離変化率算出器からの各目標観測装置基準
    の目標距離変化率と目標速度相関器において同一目標で
    あると判定された角度航跡とにより各目標観測装置基準
    の3次元極座標の航跡の初期値を算出する各目標観測装
    置対応の3次元極座標初期値算出器と、3次元極座標算
    出器からの航跡の初期値により各目標観測装置基準の3
    次元直交座標の航跡の初期値を算出する各目標観測装置
    対応の3次元直交座標初期値算出器と、3次元直交座標
    初期値算出器からの航跡の初期値により追尾を開始して
    その後は対応する目標観測装置からの角度データの入力
    のたびに3次元直交座標の航跡を更新する各目標観測装
    置対応の3次元追尾維持装置と、3次元追尾維持装置か
    らの航跡を表示する各目標観測装置対応の表示装置で構
    成することを特徴とする多目標追尾装置。
  11. 【請求項11】 目標及び不要信号からの角度データを
    出力する複数の目標観測装置と、角度データにより角度
    追尾を行い角度航跡を算出する各目標観測装置対応の角
    度追尾装置と、各目標観測装置の位置関係を入力する目
    標観測装置位置諸元入力装置と、相関パラメータを入力
    する相関パラメータ入力装置と、目標観測装置位置諸元
    入力装置からの目標観測装置位置関係と相関パラメータ
    入力装置からの相関パラメータと各角度追尾装置からの
    角度航跡とにより各角度航跡の位置関係に基づく相関処
    理を行う目標位置相関器と、目標位置相関器において同
    一目標であると判定された角度航跡と目標観測装置位置
    諸元入力装置からの目標観測装置位置関係とにより各目
    標観測装置基準の目標距離を算出する目標距離算出器
    と、目標距離算出器からの各目標観測装置基準の目標距
    離と目標位置相関器において同一目標であると判定され
    た角度航跡とにより各目標観測装置基準の目標距離変化
    率を算出する目標距離変化率算出器と、目標距離算出器
    からの各目標観測装置基準の目標距離と目標距離変化率
    算出器からの各目標観測装置基準の目標距離変化率と目
    標位置相関器において同一目標であると判定された角度
    航跡とにより各目標観測装置基準の3次元極座標の航跡
    の初期値を算出する各目標観測装置対応の3次元極座標
    初期値算出器と、3次元極座標算出器からの航跡の初期
    値により各目標観測装置基準の3次元直交座標の航跡の
    初期値を算出する各目標観測装置対応の3次元直交座標
    初期値算出器と、3次元直交座標初期値算出器からの航
    跡の初期値により追尾を開始してその後は対応する目標
    観測装置からの角度データの入力のたびに下記の情報交
    換器からの航跡も用いて3次元直交座標の航跡を更新す
    る各目標観測装置対応の3次元追尾維持装置と、各3次
    元追尾維持装置における航跡を転送先の目標観測装置基
    準に変換して転送する情報交換器と、3次元追尾維持装
    置からの航跡を表示する各目標観測装置対応の表示装置
    で構成することを特徴とする多目標追尾装置。
  12. 【請求項12】 目標及び不要信号からの角度データを
    出力する複数の目標観測装置と、角度データにより角度
    追尾を行い角度航跡を算出する各目標観測装置対応の角
    度追尾装置と、各目標観測装置の位置関係を入力する目
    標観測装置位置諸元入力装置と、相関パラメータを入力
    する相関パラメータ入力装置と、目標観測装置位置諸元
    入力装置からの目標観測装置位置関係と相関パラメータ
    入力装置からの相関パラメータと各角度追尾装置からの
    角度航跡とにより各角度航跡の位置関係に基づく相関処
    理を行う目標位置相関器と、目標位置相関器において同
    一目標であると判定された角度航跡と目標観測装置位置
    諸元入力装置からの目標観測装置位置関係とにより各目
    標観測装置基準の目標距離を算出する目標距離算出器
    と、目標距離算出器からの各目標観測装置基準の目標距
    離と相関パラメータ入力装置からの相関パラメータと目
    標位置相関器において同一目標であると判定された角度
    航跡とにより各角度航跡の速度関係に基づく相関処理を
    行う目標速度相関器と、目標距離算出器からの各目標観
    測装置基準の目標距離と目標速度相関器において同一目
    標であると判定された角度航跡とにより各目標観測装置
    基準の目標距離変化率を算出する目標距離変化率算出器
    と、目標距離算出器からの各目標観測装置基準の目標距
    離と目標距離変化率算出器からの各目標観測装置基準の
    目標距離変化率と目標速度相関器において同一目標であ
    ると判定された角度航跡とにより各目標観測装置基準の
    3次元極座標の航跡の初期値を算出する各目標観測装置
    対応の3次元極座標初期値算出器と、3次元極座標算出
    器からの航跡の初期値により各目標観測装置基準の3次
    元直交座標の航跡の初期値を算出する各目標観測装置対
    応の3次元直交座標初期値算出器と、3次元直交座標初
    期値算出器からの航跡の初期値により追尾を開始してそ
    の後は対応する目標観測装置からの角度データの入力の
    たびに下記の情報交換器からの航跡も用いて3次元直交
    座標の航跡を更新する各目標観測装置対応の3次元追尾
    維持装置と、各3次元追尾維持装置における航跡を転送
    先の目標観測装置基準に変換して転送する情報交換器
    と、3次元追尾維持装置からの航跡を表示する各目標観
    測装置対応の表示装置で構成することを特徴とする多目
    標追尾装置。
  13. 【請求項13】 目標及び不要信号からの角度データを
    出力する複数の目標観測装置と、角度データにより角度
    追尾を行い角度航跡を算出する各目標観測装置対応の角
    度追尾装置と、各目標観測装置の位置関係を入力する目
    標観測装置位置諸元入力装置と、相関パラメータを入力
    する相関パラメータ入力装置と、目標観測装置位置諸元
    入力装置からの目標観測装置位置関係と相関パラメータ
    入力装置からの相関パラメータと各角度追尾装置からの
    角度航跡とにより各角度航跡の位置関係に基づく相関処
    理を行う目標位置相関器と、目標位置相関器において同
    一目標であると判定された角度航跡と目標観測装置位置
    諸元入力装置からの目標観測装置位置関係とにより各目
    標観測装置基準の目標距離を算出する目標距離算出器
    と、ゴースト対策用の角度データを出力する目標観測装
    置と、目標位置相関器において同一目標であると判定さ
    れた各角度航跡と各目標観測装置基準の目標距離より算
    出されるゴースト対策用の目標観測装置基準の目標位置
    とゴースト対策用の角度データを用いてゴーストを検出
    し除去する第1のゴースト検出器と、目標距離算出器か
    らの各目標観測装置基準の目標距離と目標位置相関器に
    おいて同一目標であると判定された角度航跡とにより各
    目標観測装置基準の目標距離変化率を算出する目標距離
    変化率算出器と、目標距離算出器からの各目標観測装置
    基準の目標距離と目標距離変化率算出器からの各目標観
    測装置基準の目標距離変化率と目標位置相関器において
    同一目標であると判定された角度航跡とにより各目標観
    測装置基準の3次元極座標の航跡の初期値を算出する各
    目標観測装置対応の3次元極座標初期値算出器と、3次
    元極座標算出器からの航跡の初期値により各目標観測装
    置基準の3次元直交座標の航跡の初期値を算出する各目
    標観測装置対応の3次元直交座標初期値算出器と、3次
    元直交座標初期値算出器からの航跡の初期値により追尾
    を開始してその後は対応する目標観測装置からの角度デ
    ータの入力のたびに下記の情報交換器からの航跡も用い
    て3次元直交座標の航跡を更新する各目標観測装置対応
    の3次元追尾維持装置と、各3次元追尾維持装置におけ
    る航跡を転送先の目標観測装置基準に変換して転送する
    情報交換器と、3次元追尾維持装置からの航跡を表示す
    る各目標観測装置対応の表示装置で構成することを特徴
    とする多目標追尾装置。
  14. 【請求項14】 目標及び不要信号からの角度データを
    出力する複数の目標観測装置と、角度データにより角度
    追尾を行い角度航跡を算出する各目標観測装置対応の角
    度追尾装置と、各目標観測装置の位置関係を入力する目
    標観測装置位置諸元入力装置と、相関パラメータを入力
    する相関パラメータ入力装置と、目標観測装置位置諸元
    入力装置からの目標観測装置位置関係と相関パラメータ
    入力装置からの相関パラメータと各角度追尾装置からの
    角度航跡とにより各角度航跡の位置関係に基づく相関処
    理を行う目標位置相関器と、目標位置相関器において同
    一目標であると判定された角度航跡と目標観測装置位置
    諸元入力装置からの目標観測装置位置関係とにより各目
    標観測装置基準の目標距離を算出する目標距離算出器
    と、ゴースト対策用の角度データを出力する目標観測装
    置と、目標位置相関器において同一目標であると判定さ
    れた各角度航跡と各目標観測装置基準の目標距離より算
    出されるゴースト対策用の目標観測装置基準の目標位置
    とゴースト対策用の角度データを用いてゴーストを検出
    し除去する第1のゴースト検出器と、目標距離算出器か
    らの各目標観測装置基準の目標距離と相関パラメータ入
    力装置からの相関パラメータと目標位置相関器において
    同一目標であると判定された角度航跡とにより各角度航
    跡の速度関係に基づく相関処理を行う目標速度相関器
    と、目標距離算出器からの各目標観測装置基準の目標距
    離と目標速度相関器において同一目標であると判定され
    た角度航跡とにより各目標観測装置基準の目標距離変化
    率を算出する目標距離変化率算出器と、目標距離算出器
    からの各目標観測装置基準の目標距離と目標距離変化率
    算出器からの各目標観測装置基準の目標距離変化率と目
    標速度相関器において同一目標であると判定された角度
    航跡とにより各目標観測装置基準の3次元極座標の航跡
    の初期値を算出する各目標観測装置対応の3次元極座標
    初期値算出器と、3次元極座標算出器からの航跡の初期
    値により各目標観測装置基準の3次元直交座標の航跡の
    初期値を算出する各目標観測装置対応の3次元直交座標
    初期値算出器と、3次元直交座標初期値算出器からの航
    跡の初期値により追尾を開始してその後は対応する目標
    観測装置からの角度データの入力のたびに下記の情報交
    換器からの航跡も用いて3次元直交座標の航跡を更新す
    る各目標観測装置対応の3次元追尾維持装置と、各3次
    元追尾維持装置における航跡を転送先の目標観測装置基
    準に変換して転送する情報交換器と、3次元追尾維持装
    置からの航跡を表示する各目標観測装置対応の表示装置
    で構成することを特徴とする多目標追尾装置。
  15. 【請求項15】 目標及び不要信号からの角度データを
    出力する複数の目標観測装置と、角度データにより角度
    追尾を行い角度航跡を算出する各目標観測装置対応の角
    度追尾装置と、各目標観測装置の位置関係を入力する目
    標観測装置位置諸元入力装置と、相関パラメータを入力
    する相関パラメータ入力装置と、目標観測装置位置諸元
    入力装置からの目標観測装置位置関係と相関パラメータ
    入力装置からの相関パラメータと各角度追尾装置からの
    角度航跡とにより各角度航跡の位置関係に基づく相関処
    理を行う目標位置相関器と、目標位置相関器において同
    一目標であると判定された角度航跡と目標観測装置位置
    諸元入力装置からの目標観測装置位置関係とにより各目
    標観測装置基準の目標距離を算出する目標距離算出器
    と、目標距離算出器からの各目標観測装置基準の目標距
    離と目標位置相関器において同一目標であると判定され
    た角度航跡とにより各目標観測装置基準の目標距離変化
    率を算出する目標距離変化率算出器と、目標距離算出器
    からの各目標観測装置基準の目標距離と目標距離変化率
    算出器からの各目標観測装置基準の目標距離変化率と目
    標位置相関器において同一目標であると判定された角度
    航跡とにより各目標観測装置基準の3次元極座標の航跡
    を算出する各目標観測装置対応の3次元極座標航跡算出
    器と、3次元極座標航跡算出器からの航跡により各目標
    観測装置基準の3次元直交座標の航跡を算出する各目標
    観測装置対応の3次元直交座標航跡算出器と、3次元直
    交座標航跡算出器からの航跡を表示する各目標観測装置
    対応の表示装置で構成することを特徴とする多目標追尾
    装置。
  16. 【請求項16】 目標及び不要信号からの角度データを
    出力する複数の目標観測装置と、角度データにより角度
    追尾を行い角度航跡を算出する各目標観測装置対応の角
    度追尾装置と、各目標観測装置の位置関係を入力する目
    標観測装置位置諸元入力装置と、相関パラメータを入力
    する相関パラメータ入力装置と、目標観測装置位置諸元
    入力装置からの目標観測装置位置関係と相関パラメータ
    入力装置からの相関パラメータと各角度追尾装置からの
    角度航跡とにより各角度航跡の位置関係に基づく相関処
    理を行う目標位置相関器と、目標位置相関器において同
    一目標であると判定された角度航跡と目標観測装置位置
    諸元入力装置からの目標観測装置位置関係とにより各目
    標観測装置基準の目標距離を算出する目標距離算出器
    と、目標距離算出器からの各目標観測装置基準の目標距
    離と相関パラメータ入力装置からの相関パラメータと目
    標位置相関器において同一目標であると判定された角度
    航跡とにより各角度航跡の速度関係に基づく相関処理を
    行う目標速度相関器と、目標距離算出器からの各目標観
    測装置基準の目標距離と目標速度相関器において同一目
    標であると判定された角度航跡とにより各目標観測装置
    基準の目標距離変化率を算出する目標距離変化率算出器
    と、目標距離算出器からの各目標観測装置基準の目標距
    離と目標距離変化率算出器からの各目標観測装置基準の
    目標距離変化率と目標位置相関器において同一目標であ
    ると判定された角度航跡とにより各目標観測装置基準の
    3次元極座標の航跡を算出する各目標観測装置対応の3
    次元極座標航跡算出器と、3次元極座標航跡算出器から
    の航跡により各目標観測装置基準の3次元直交座標の航
    跡を算出する各目標観測装置対応の3次元直交座標航跡
    算出器と、3次元直交座標航跡算出器からの航跡を表示
    する各目標観測装置対応の表示装置で構成することを特
    徴とする多目標追尾装置。
  17. 【請求項17】 目標及び不要信号からの角度データを
    出力する複数の目標観測装置と、角度データにより角度
    追尾を行い角度航跡を算出する各目標観測装置対応の角
    度追尾装置と、各目標観測装置の位置関係を入力する目
    標観測装置位置諸元入力装置と、相関パラメータを入力
    する相関パラメータ入力装置と、目標観測装置位置諸元
    入力装置からの目標観測装置位置関係と相関パラメータ
    入力装置からの相関パラメータと各角度追尾装置からの
    角度航跡とにより各角度航跡の位置関係に基づく相関処
    理を行う目標位置相関器と、目標位置相関器において同
    一目標であると判定された角度航跡と目標観測装置位置
    諸元入力装置からの目標観測装置位置関係とにより各目
    標観測装置基準の目標距離を算出する目標距離算出器
    と、ゴースト対策用の角度データを出力する目標観測装
    置と、目標位置相関器において同一目標であると判定さ
    れた各角度航跡と各目標観測装置基準の目標距離より算
    出されるゴースト対策用の目標観測装置基準の目標位置
    とゴースト対策用の角度データを用いてゴーストを検出
    し除去する第1のゴースト検出器と、目標距離算出器か
    らの各目標観測装置基準の目標距離と目標位置相関器に
    おいて同一目標であると判定された角度航跡とにより各
    目標観測装置基準の目標距離変化率を算出する目標距離
    変化率算出器と、目標距離算出器からの各目標観測装置
    基準の目標距離と目標距離変化率算出器からの各目標観
    測装置基準の目標距離変化率と目標位置相関器において
    同一目標であると判定された角度航跡とにより各目標観
    測装置基準の3次元極座標の航跡を算出する各目標観測
    装置対応の3次元極座標航跡算出器と、3次元極座標航
    跡算出器からの航跡により各目標観測装置基準の3次元
    直交座標の航跡を算出する各目標観測装置対応の3次元
    直交座標航跡算出器と、3次元直交座標航跡算出器から
    の航跡を表示する各目標観測装置対応の表示装置で構成
    することを特徴とする多目標追尾装置。
  18. 【請求項18】 目標及び不要信号からの角度データを
    出力する複数の目標観測装置と、角度データにより角度
    追尾を行い角度航跡を算出する各目標観測装置対応の角
    度追尾装置と、各目標観測装置の位置関係を入力する目
    標観測装置位置諸元入力装置と、相関パラメータを入力
    する相関パラメータ入力装置と、目標観測装置位置諸元
    入力装置からの目標観測装置位置関係と相関パラメータ
    入力装置からの相関パラメータと各角度追尾装置からの
    角度航跡とにより各角度航跡の位置関係に基づく相関処
    理を行う目標位置相関器と、目標位置相関器において同
    一目標であると判定された角度航跡と目標観測装置位置
    諸元入力装置からの目標観測装置位置関係とにより各目
    標観測装置基準の目標距離を算出する目標距離算出器
    と、ゴースト対策用の角度データを出力する目標観測装
    置と、目標位置相関器において同一目標であると判定さ
    れた各角度航跡と各目標観測装置基準の目標距離より算
    出されるゴースト対策用の目標観測装置基準の目標位置
    とゴースト対策用の角度データを用いてゴーストを検出
    し除去する第1のゴースト検出器と、目標距離算出器か
    らの各目標観測装置基準の目標距離と相関パラメータ入
    力装置からの相関パラメータと目標位置相関器において
    同一目標であると判定された角度航跡とにより各角度航
    跡の速度関係に基づく相関処理を行う目標速度相関器
    と、目標距離算出器からの各目標観測装置基準の目標距
    離と目標速度相関器において同一目標であると判定され
    た角度航跡とにより各目標観測装置基準の目標距離変化
    率を算出する目標距離変化率算出器と、目標距離算出器
    からの各目標観測装置基準の目標距離と目標距離変化率
    算出器からの各目標観測装置基準の目標距離変化率と目
    標位置相関器において同一目標であると判定された角度
    航跡とにより各目標観測装置基準の3次元極座標の航跡
    を算出する各目標観測装置対応の3次元極座標航跡算出
    器と、3次元極座標航跡算出器からの航跡により各目標
    観測装置基準の3次元直交座標の航跡を算出する各目標
    観測装置対応の3次元直交座標航跡算出器と、3次元直
    交座標航跡算出器からの航跡を表示する各目標観測装置
    対応の表示装置で構成することを特徴とする多目標追尾
    装置。
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