JPH0342421B2 - - Google Patents

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JPH0342421B2
JPH0342421B2 JP58015355A JP1535583A JPH0342421B2 JP H0342421 B2 JPH0342421 B2 JP H0342421B2 JP 58015355 A JP58015355 A JP 58015355A JP 1535583 A JP1535583 A JP 1535583A JP H0342421 B2 JPH0342421 B2 JP H0342421B2
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N27/00Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means
    • G01N27/02Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating impedance
    • G01N27/22Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating impedance by investigating capacitance

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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  • Pathology (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)
  • Measurement Of Levels Of Liquids Or Fluent Solid Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は不完全燃焼灰中の残炭量の測定方法
と装置に関するものであり、更に詳しくは石炭燃
焼動力装置などから出る不完全燃焼灰(以下これ
を「残活性灰」と略称する)中に含まれる燃料の
残量を測定する技術に関するものである。
ボイラーなどの石炭燃焼動力装置から出る残活
性灰中にはSiO2、Al2O3、Fe2O3、CaO、MgOや
可燃性物質などが多く含まれている。この内可燃
性物質の全んどは石炭であるが、その残量は、石
炭の種類、石炭を細砕するのに用いられたグライ
ンダーの状態、バーナーの調節、ボイラーの設計
仕様および燃焼空気の量などによつても異るが、
大体0.5〜20%の範囲に及ぶと言われている。こ
のような残活性灰中の可燃々料の量を知れば、ボ
イラーにおいてどの程度完全に燃焼が行われたか
を、うかゞい知ることができる。灰と一緒に失わ
れる石炭はコストにしてかなりのものである。例
えば年間当りの稼働が6000時間で消費比が2.6で
石炭価格がトン当り60USドルだとすると、500メ
ガワツトの動力装置の年間燃料費は6000万USド
ルとなる。従つて残活性灰中の残炭量約10%に相
当する1%の石炭ロスは、年間60万USドルにな
るものである。
更に灰をいかに有効に利用するかという観点か
らも残活性灰中の残炭量をモニターすることは意
義がある。残炭量があまり高い残活性灰はたとえ
ば軽量バラスの生産に用いたり、モルタルやセメ
ントに混入するには適さない。しかも残炭量が変
動するから、レンガの製造やオートクレーブ製品
の原料として残活性灰を利用するには制約があ
る。
現在のところ石炭燃焼動力装置からの残活性灰
の分析は実験室で行われている。従つて試料を採
取してから数時間を得ないと、分析結果が手に入
らない。従つて仮にデータが得られたとしても、
これを燃料プロセス制御の指標として利用して、
石炭ロスを所望の水準にするようなことはできな
いのが現状である。
この発明の目的は、残活性灰の残炭量を測定し
て、その結果を燃焼プロセス制御の指標として利
用して石炭ロスを低減させることを可能とすると
ともに、その結果を指標として残活性灰の経済的
かつ効果的な利用を可能とすることにある。
このためこの発明においてはコンデンサー電極
によつて形成される電界中に残活性炭を供給し、
このコンデンサーの容量変化を測定し、この測定
信号により残炭量を特定するものである。
以下添付の図面に示す実施態様により、更に詳
細にこの発明について説明する。
この発明は、残活性灰中に燃えずに残つている
石炭が良好な導電体であるという事実に、基づい
ている。測定要素としてはコンデンサーが用いら
れ、残活性灰はその電極間に形成される電界中に
供給される。第1図にこの測定のメカニズムを簡
単化して示す。コンデンサープレート2間を誘導
率Etの残活性灰で満す。こゝで間に距離Dだけ
離れたコンデンサプレート領域dAからなる微小
コンデンサーを考え、この間を第1図の場合2個
の石炭粒子(もしくはその一部)を含んだ残活性
灰が満しているものと考える。これらの石炭粒子
はそれぞれ11,12の厚さを有し、完全な導電
体だとする。
体積要素dA×Dに対応する微小コンデンサー
の容量dCはこの場合3組のコンデンサーを直列
接続したと考えれば得ることができる。一般的に
言うと、与えられた体積要素中にN個の石炭粒子
があるものとするとその容量dCは次の式で与え
られる。
■■■ 亀の甲 [0003] ■■■ N1 li=Lであるからして式(1)は更に次のように
なる。
dC=Et/D・dA/D−L/D ……(2) コンデンサーの全領域Aについてこれを積分
し、かつLを定数とすると全容量は次のようにな
る。
C=EtA/D・1/1−L/D=Co1/1−p…
…(3) こゝでL/D=pはコンデンサープレート間に
おける石炭の体積比であり、Coはゼロ灰(即ち
石炭の含有量がゼロである残活性灰を意味する)
に対応する容量である。pが1より非常に小さい
と(実際の場合全んどそうなるが)、次の近似式
を用いることができる。
C≒Co(1+p) ……(4) 換言するとコンデンサーの容量は石炭の体積比
のほゞ一次関数となる。
式(1)、(3)を見ると、残活性灰中の残留石炭はコ
ンデンサープレート間に挿入されたいかなる導電
体とも同様の効果を有することが判る。即ちコン
デンサープレート間の距離Dを体積比pに等しい
導電体層の厚さLで短かくするということであ
る。
測定は灰の充填密度、換言すれば灰粒子間に残
留している空気によつても影響される。測定中に
おける充填密度の変動を小さくするために、動力
装置に掛る負荷に応じてサンプルの流れを制御調
節する、または測定室に自由に流入す灰を調節す
るために振動を与えるなど、種々の努力が払われ
ている。
第7図にこの発明による測定結果と実験室分析
による測定結果との間の相関々係が示されてい
る。横軸には実験室分析において見られた点火ロ
スが重量%で(即ち石炭含有値)、縦軸にはこの
発明の方法によつて得られた測定結果が、それぞ
れ示されている。
第2,3図にこの発明の方法により測定信号を
作る工程を示す。この場合、灰は実質的に一定の
密度で連続的に測定室1内の測定コンデンサープ
レート2間に供給される。そして灰中の石炭によ
つて起るコンデンサー容量の変化を測定して、こ
の容量変化に合致する測定信号を形成し、これに
よつて灰の石炭含有量即ち残炭量を特定する。
発振回路11において交流電圧を発生し、これ
を測定要素12に本質的な部分として属している
コンデンサーの電極2に印加する。灰はコンデン
サー内に形成された電界を通過供給される。測定
信号はこのコンデンサーから校正信号形成ユニツ
ト4の信号処理器4a、比較回路4bおよび変調
回路4dに導かれる。比較回路4bにおいては基
準電圧発生回路4cからの基準電圧との比較が行
われる。
こゝで校正信号形成ユニツト4からの出力4e
は線型である。かくしてコンデンサーから得られ
て灰中の残炭量を特定する測定信号は単純化さ
れ、整流されて電流信号となり、例えば石炭燃焼
プロセスの制御部などに送られる。
第3図に示すように発振回路11は、例えば周
囲の温度が変化した場合に出力電圧を安定化させ
るために加熱室21に付設したサイン発振器23
および出力電力を緩衝するための整合増幅器24
などでもつて、構成されている。
第4図に測定要素12の回路構成の一例を示
す。ここでマイクロ回路の電圧ゲインは測定電極
2の容量、換言すれば測定下にある灰の残炭量に
よつて左右される。増幅器IC3のゲインはコン
デンサーC2によるインピーダンスと測定電極お
よび結線によるインピーダンスとの比である。従
つて増幅器の出力電力Uoは測定されている容量
Cxに直接比例するか、もしくは Uo=CxUi/C2′ となる。こゝでUiは発振回路11によつて発生
される交流電圧である。
第3図において測定増幅器25からの信号は整
流器26(例えば通常型全波整流器)に導かれて
整流される。この整流済の信号は比較器27(例
えば第5図に示すゼロ増幅器)に導かれ、こゝで
基準電圧源22からの基準電圧と比較される。
第5図に示すように、この比較器には測定信号
の 点シフトを行う増幅器IC6が設けられてい
て、基準電圧Uoから測定電圧Umを減算する。
かくして灰の残炭量を特定する信号はスパン増幅
器28、時定数回路29および電流伝送器30に
導かれ、かくしてコンデンサーからの出力信号4
eが出力信号4fを制御する。換言すれば電流伝
送器30は測定信号によつて制御される電圧制御
電流発生として機能し、これから標準情報即ち出
力信号4fが得られるのである。
第6図に石炭燃焼動力装置中において静電炎路
ガスフイルター下側に設けた集灰フアンネルをそ
なえた測定ユニツト13を示す。
この測定ユニツト13には側壁3によつて画定
された縦型測定室1を有した測定要素12が設け
られている。灰はスクリユコンベアー31の働き
により、サイロ8から測定室1上方のフアンネル
32に運ばれ、灰管7を通つて測定室1内に落下
供給される。測定室1底部に連通する灰管33に
はタイムリレー16aによつて制御される振動体
9aが付設されており、灰を下側のスクリユーコ
ンベアー31aと導く働きをする。このスクリユ
ーコンベアー31aは灰管33からの灰をサイロ
8内に戻してやるものである。このスクリユーコ
ンベアー31aの駆動機構は変速可能として、測
定室1を通過する灰の流れを調節可能としてやる
のが望ましい。また図示の例では導入側の灰管7
にもタイムリレー16によつて制御される振動体
9が付設されていて、フアンネル32から測定室
1への灰の落下供給を円滑にする。
装置が稼働状態にあるときには、サイロからフ
アンネル32へと灰が横に流れ、測定室1に落下
する。そして振動体9aが働いている限りは、灰
管7と測定室1とは灰で満され、測定室1内の灰
の充填密度はほゞ一定となり、測定室コンデンサ
ープレートの電界を灰が一定の流速で通過する。
同時により多くの灰が流れる程測定室を通過する
灰の流れおよび灰の密度が平均化する。
灰管7には温度計10を設けて管詰りなどを検
出するようにしてもよい。灰管7中での温度の変
動がとまりしかも温度が降下し出したら、とりも
なおさず管詰りが発生したことになる。
測定ユニツト13内に灰密度測定器35を設け
て、測定室1を通過する灰の密度を測定すること
もできる。これには例えば石炭の比重を測定でき
るようなものを用いるとよい。このように灰密度
を測定することにより、コンデンサーから出力さ
れる信号もしくは第2図中の測定信号4eを補正
ユニツト36の働きにより補正することができる
という、利点がある。かゝる灰密度測定器35
は、導入側の灰管7中に設けてもよく、測定室1
内に設けてもよく、はたまた排出側の灰管33に
設けてもよい。
第8図にこの発明における測定室の横断面を示
す。この測定室1は縦型で側壁3によつて画定さ
れた管状であつて、例えばガラスなどで形成され
ている。この測定室は横方向に平形で対面する1
対の側壁3′は平面状である。電極2はこの平面
状側壁3′の外側に互に平行に架設されており、
ほゞ一定密度で測定室1内を通過する灰中の石炭
によつて生ずるコンデンサー容量の変化を測定で
きるようになつている。
第9,10図にこの発明の測定室1の他の例を
示す。この場合測定室は円管状であり、電極とし
ては円周状電極2aと中心軸状電極2bとが用い
られている。このようにコンデンサーを同心円構
造とすることにより、電極間の漂遊容量を最小、
実質的には皆無にすることができる。この場合、
測定室円周壁にとりつけた支持アーム34で適宜
中心軸状電極2b支持してやり、この支持アーム
34に付設した結線で電極2bを測定要素12に
接続してやればよい。
第11図に示す例にあつては櫛歯状の電極2
a,2bが互に歯を噛合わせるように同一面内で
組合わされている。この場合も電極によつて形成
された電界内を灰が通過する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明による測定メカニズムの原理
を示す説明図、第2図はこの発明の装置の原理構
成を示すブロツク線図、第3図はその詳細構成を
示すブロツク線図、第4,5図は第3図の一部の
詳細構成を示す回路図、第6図はこの発明の装置
を実用化した場合の一例を示す側面図、第7図は
この発明による測定結果と実験室分析による測定
結果との相関性を示すグラフ、第8図はこの発明
における測定室の一例を示す横断面図、第9,1
0図は測定室の他の例を示す側断面および横断面
図、第11図はコンデンサーの他の例を示す側面
図である。 1……測定室、2……コンデンサープレート
(電極)、4……校正信号形成ユニツト、7,33
……灰管、8……サイロ、11……発振回路、1
2……測定要素、13……測定ユニツト、30…
…電流伝送器、32……フアンネル、35……密
度測定器、36……補正ユニツト。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 不完全燃焼灰を測定室のコンデンサー電極間
    に形成される電界中に供給し、 該コンデンサーの容量変化を測定し、かつ、こ
    の結果得られた測定信号により灰中の残炭量を特
    定する ことを特徴とする不完全燃焼灰中の残炭量測定方
    法。 2 測定室内の不完全燃焼灰の密度を測定中実質
    的に一定に保つ ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の方
    法。 3 前記の測定室に対して、不完全燃焼灰を実質
    的に一定の割合で連続的に導入かつ排出する ことを特徴とする特許請求の範囲第1もしくは2
    項記載の方法。 4 測定室中における不完全燃焼灰の流速が調節
    可能である ことを特徴とする特許請求の範囲第1〜3のいず
    れかの項記載の方法。 5 測定室に対する不完全燃焼灰の導入と排出と
    が周期的に行われ、 かつその周期長が調節可能である ことを特徴とする特許請求の範囲第1もしくは2
    項記載の方法。 6 測定室およびこれに対する不完全燃焼灰の導
    入、排出ラインに振動を加える ことを特徴とする特許請求の範囲第1〜5のいず
    れかの項記載の方法。 7 測定室内における不完全燃焼灰の密度を測定
    し、 残炭量を特定する測定信号に対する灰密度の変
    化の効果を補正して、 最終的に得られる測定信号により灰の残炭量を
    唯一的に特定する ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の方
    法。 8 不完全燃焼灰が供給される測定室1と、該測
    定室を通過する灰の容量を測定すべく設けられた
    コンデンサーと、 灰中の残炭量を特定する測定信号を形成する信
    号形成ユニツト4とを 含んでなる不完全燃焼灰中の残炭量測定装置。 9 前記の測定室1が側壁によつて画定された管
    状体であり、かつ、 その内部に設けられたコンデンサープレート2
    が、不完全燃焼灰が通過する電界を形成する ことを特徴とする特許請求の範囲第8項記載の装
    置。 10 前記の測定室1が縦型であつて、かつ、そ
    の底部には測定室中より不完全燃焼灰を実質的に
    一定の割合で排出する灰コンベアー31aが連結
    されている ことを特徴とする特許請求の範囲第8もしくは9
    項記載の装置。 11 前記の灰コンベアー31aの搬送速度が調
    節可能である ことを特徴とする特許請求の範囲第10項記載の
    装置。 12 前記の測定室1にはこれを通過する不完全
    燃焼灰を振動させる振動体9,9aが付設されて
    いる ことを特徴とする特許請求の範囲第8〜11のい
    ずれかの項記載の装置。 13 前記の測定室1内における不完全燃焼灰の
    密度を検出する測定器35を 更に有してなる特許請求の範囲第8〜12のい
    ずれかの項記載の装置。 14 更に補正ユニツト36が設けられていて、
    これが信号形成ユニツト4によつて形成された不
    完全燃焼灰中の残炭量を特定する測定信号を、前
    記密度測定器から供給される測定データを基にし
    て、補正し、 これにより充填密度の潜在的変動によつてくる
    誤差を除く ことを特徴とする特許請求の範囲第13項記載の
    装置。 15 コンデンサーが1対の平面状の電極2を有
    しており、不完全燃焼灰がこの間を通過する ことを特徴とする特許請求の範囲第8〜14のい
    ずれかの項記載の装置。 16 コンデンサーが円周状電極2aと中心軸状
    電極2bとからなる同心円状構造を有しており、
    両電極間を不完全燃焼灰が通過する ことを特徴とする特許請求の範囲第8〜14のい
    ずれかの項記載の装置。 17 コンデンサーが同一平面内に交互に設けら
    れた電極を用し、不完全燃焼灰がその少くとも1
    つの対向面に沿つて通過する ことを特徴とする特許請求の範囲第8〜14のい
    ずれかの項記載の装置。
JP58015355A 1982-02-01 1983-02-01 不完全燃焼灰中の残炭量測定方法と装置 Granted JPS58137744A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

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FI820307 1982-02-01

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JP (1) JPS58137744A (ja)
AU (1) AU562440B2 (ja)
DE (1) DE3303177A1 (ja)
FI (1) FI68730C (ja)
FR (1) FR2520876A1 (ja)
GB (1) GB2115933B (ja)

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