JPH0342355Y2 - - Google Patents

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JPH0342355Y2
JPH0342355Y2 JP20224285U JP20224285U JPH0342355Y2 JP H0342355 Y2 JPH0342355 Y2 JP H0342355Y2 JP 20224285 U JP20224285 U JP 20224285U JP 20224285 U JP20224285 U JP 20224285U JP H0342355 Y2 JPH0342355 Y2 JP H0342355Y2
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JP
Japan
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wall
wall surface
traveling device
inspected
movable frame
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  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、建物外壁等の壁面に発生したクラツ
ク等の損傷部を検出する壁面走査装置に係り、特
に壁面に沿つてテレビカメラを走査するとき、両
者の位置関係を一定に維持できるようにした壁面
走査装置に関する。
〔従来の技術〕
ビル等の建造物では、建造物の健全性を確保す
るため、壁面に生じたクラツクを検査することが
行なわれている。
このような壁面検査には、被検査壁面に沿つて
走行する走行装置にテレビカメラを搭載し、この
テレビカメラにより映し取られた映像を監視所で
モニタすることにより、クラツク等の壁面の損傷
を検出するようにしている。
第4図はこの種従来の壁面走査装置を示すもの
で、1は被検査壁面2に沿つて走行する走行装置
であり、この走行装置1全体は、建物の屋上等に
設置した巻上機(図示せず)の吊り索1aにより
被検査壁面2に沿つて吊り下げられている。ま
た、上記走行装置1は、これを被検査壁面2に吸
着させるためのブロワ等から成る吸引装置3を備
えていると共に、ゴム等から成るスカート部4を
備え、さらに走行装置1を、スカート部4を介し
て吸着させながら被検査壁面2上を走行移動させ
るキャタピラ装置(図示せず)を有している。5
は上記走行装置1の一側部に配置した壁面撮影走
査用のテレビカメラで、このテレビカメラ5は、
外光遮蔽用フード6の背面部に壁面に対向して取
り付けられ、そしてフード6内にはテレビカメラ
5の撮影領域を照明する照明ランプ7が設けられ
ている。
このようにしたフード6は、走行装置1に取付
けた支持枠8に一体に支持されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記のような従来の壁面走査装置では、テレビ
カメラ5が走行装置1に一体に組み付けられてい
るため、走行装置1が被検査壁面2に沿つて走行
される時、被検査壁面2に対して離接方向に位置
変動すると、テレビカメラ5も同様に位置変動
し、これに伴う焦点ずれにより撮影画像にボケが
生じ、壁面クラツクの検出に支障を来す問題があ
つた。
〔考案の目的〕
本考案は上記のような従来の問題点を解決する
ためになされたもので、走行装置の壁面に対する
浮き上がり等の変動に左右されることなく、壁面
に対するテレビカメラの位置を略一定に保持し、
画像ボケのない安定した撮影走査を可能にした壁
面走査装置を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案に係る壁面走査装置は、被検査壁面に沿
つて走行する走行装置と、この走行装置に取り付
けられた支持枠と、上記走行装置の一側に対向し
て配置された可動枠台と、この可動枠台と上記支
持枠間を相対変位可能に連結すると共に可動枠台
を上記被検査壁面へ押圧する自在接手機構と、上
記可動枠台に設置され上記被検査壁面を撮影走査
するテレビカメラとから構成したものである。
〔考案の作用〕
本考案においては、自在接手機構が走行装置の
位置変動を吸収することになり、これにより走行
装置のテレビカメラへの影響をなくして安定した
撮影走査を可能にする。
〔考案の実施例〕
以下、本考案の実施例を図面について説明す
る。
第1図は本考案に係る壁面走査装置の第1の実
施例を示す。図において、走行装置1は、第4図
に示す場合と同様に吸引装置3、スカート部4及
び図示しない走行用のキヤタピラ装置を備えてい
ると共に、一体に取り付けた支持枠8を備え、こ
の支持枠8の上方端側には走行装置1を吊り下げ
るための2条の吊り索1aの一端が連結されてい
る。
上記支持枠8の上端側四角部には、それぞれ4
本のリンク9(図面では3本しか示されていな
い)の一端が前後方向(被検査壁面2に対し離接
する方向)に回動可能に連結されており、そして
各リンク9の他端を可動枠台10の下面四角部に
回動可能に連結し、これにより可動枠台10と走
行装置とを前後方向に相対移動可能にすると共
に、可動枠台10の下面側前後縁部と上記支持枠
8の上端面中央部間には複数の引張ばね11を取
り付け、これにより可動枠台10を被検査壁面2
に押し付ける力を付与するようになつている。ま
た、上記可動枠台10の被検査壁面2側には、該
壁面2上と圧接転動するゴム等のガイドローラ1
2が取り付けられている。13は可動枠台10に
取り付けた外光遮蔽用フードで、このフード13
には、該フード13で囲まれた領域の被検査壁面
2を撮影するテレビカメラ5が組み付けられてお
り、さらにフード13内にはテレビカメラ5の撮
影領域を照明する複数の照明ランプ7が取り付け
られている。
上記支持枠8の下端部には、1対の転倒防止脚
14の一端が開閉可能に枢着され、他端には被検
査壁面2に当接するローラ15が取り付けられて
いると共に、脚14の枢着部間に位置する支持枠
8には、脚開閉用のブレーキ付モータ16が取り
付けられ、このモータ16の回転軸に取り付けた
ギア17は一方の脚14の枢着部に固着したギア
18に噛合され、さらにモータ16の回転軸に取
り付けたプーリ19と他方の脚14の枢着部に固
着したプーリ20間にはベルト21が巻き掛けら
れている。
上記のように構成された本実施例の壁面走査装
置において、巻上機の吊り索2で吊り上げられた
走行装置1が、その吸引装置3及びキヤタピラ装
置により被検査壁面2上を、これを吸引しながら
吊下げ方向に走行されると、走行装置1にリンク
9及び引張ばね11を介して連結された可動枠台
10を含むテレビカメラ5が走行装置1と同一方
向に走行され、ランプ7で照明されたフード13
内の壁面2を撮影する。これによる映像信号は、
図示しない通信ケーブルを通して監視所に設置し
たモニタ用の受像機に伝送され、壁面像が受像機
の画面上に映し出される。従つて、画面を監視す
ることにより壁面のクラツク等を検査できる。
一方、走行装置1の走行動作時に壁面2の状態
等によつて走行装置1が壁面2に対し離接する方
向に位置変動した場合、この位置変動はリンク9
と引張ばね11により遮断され、可動枠台10に
はほとんど伝達されない。従つて、テレビカメラ
5と、これに対向する壁面2間の距離は走行装置
1の位置変動に左右されることなく一定に保持さ
れ、ボケのない鮮明な撮影画像を得ることがで
き、壁面損傷部の検査の信頼性が向上することに
なる。
第2図は本考案の第2の実施例を示す。同図に
おいて、第1図と同一符号は同一部分を示してい
る。この実施例の第1図と異なる点は、支持枠8
と可動枠台10との結合機構が異なる。
即ち、第2図の実施例にあつては、可動枠台1
0とこれを支持する支持枠8とをボールジヨイン
トからなる自在接手22により連結し、そして支
持枠8の上端面と可動枠台10の下端面間に圧縮
ばね23を介在し、これにより可動枠台10を壁
面2側へ押し付けるようにする。
第2図の実施例によれば、走行装置1が壁面2
に対し左右方向に傾動変位しても、この変動が可
動枠台10へ伝達されるのを自在接手22によつ
て防止できる。
第3図は本考案の第3の実施例を示す。同図に
おいて、第1図と同一符号は同一部分を示してい
る。この実施例においては、可動枠台10と、こ
れを支持する支持枠8間を、密巻きコイルばね等
から成るフレキシブル接手24により連結し、そ
して、このフレキシブル接手24に可動枠台10
全体を壁面2側へ押し付けるばね力を付与するよ
うにしたものである。
このような第3の実施例にあつては、上記第1
の実施例に示す効果と、上記第2の実施例に示す
効果との両方を発揮させることができる。
〔考案の効果〕
以上のように本考案によれば、テレビカメラを
含む壁面撮影走査用ヘツド部分と、壁面に沿つて
走行する走行装置間を自在接手機構により相対変
位可能に連結したものであるから、走行装置にそ
の壁面の状態等によつて位置変動が生じても、こ
れがヘツド部分に影響することがなく、これに伴
いテレビカメラと壁面間の相対位置関係を一定に
保持できると共に、安定した、かつ信頼性の高い
壁面検査が可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る壁面走査装置の第1の実
施例を示す斜視図、第2図は本考案に係る壁面走
査装置の第2の実施例を示す斜視図、第3図は本
考案に係る壁面走査装置の第3の実施例を示す一
部の側面図、第4図は従来の壁面走査装置を示す
側面図である。 1……走行装置、2……被検査壁面、3……吸
引装置、4……スカート部、5……テレビカメ
ラ、7……照明ランプ、8……支持枠、9……リ
ンク、10……可動枠台、11……引張ばね、1
2……ガイドローラ、13……フード、14……
転倒防止脚、22……ボール自在接手、23……
圧縮ばね、24……フレキシブル接手。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 被検査壁面に沿つて走行する走行装置と、こ
    の走行装置に取り付けられた支持枠と、上記走
    行装置の一側に対向して配置された可動枠台
    と、この可動枠台と上記支持枠間を相対変位可
    能に連結すると共に可動枠台を上記被検査壁面
    側へ押圧する自在接手機構と、上記可動枠台に
    設置され上記被検査壁面を撮影走査するテレビ
    カメラとから構成したことを特徴とする壁面走
    査装置。 (2) 自在接手機構が、リンクと引張ばねにより構
    成されていることを特徴とする実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の壁面走査装置。 (3) 自在接手機構が、ボールジヨイントと圧縮ば
    ねにより構成されていることを特徴とする実用
    新案登録請求の範囲第1項記載の壁面走査装
    置。 (4) 自在接手機構が、密巻コイルばねからなるフ
    レキシブル接手により構成されていることを特
    徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    壁面走査装置。
JP20224285U 1985-12-27 1985-12-27 Expired JPH0342355Y2 (ja)

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JP20224285U JPH0342355Y2 (ja) 1985-12-27 1985-12-27

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JP20224285U JPH0342355Y2 (ja) 1985-12-27 1985-12-27

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JPS62111536U JPS62111536U (ja) 1987-07-16
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JP6078443B2 (ja) * 2013-09-19 2017-02-08 積水化学工業株式会社 外壁点検装置および外壁点検方法
JP2017090146A (ja) * 2015-11-06 2017-05-25 株式会社プロドローン 表面検査装置およびこれを用いた表面検査方法

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JPS62111536U (ja) 1987-07-16

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