JPH0341795Y2 - - Google Patents

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JPH0341795Y2
JPH0341795Y2 JP14078086U JP14078086U JPH0341795Y2 JP H0341795 Y2 JPH0341795 Y2 JP H0341795Y2 JP 14078086 U JP14078086 U JP 14078086U JP 14078086 U JP14078086 U JP 14078086U JP H0341795 Y2 JPH0341795 Y2 JP H0341795Y2
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JP
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cutter
rotating shaft
cutters
shaft
cutting
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Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は、切削加工によつて生じた切粉を細断
するための切粉切断装置に関するものであり、特
に、細断を行うカツタの改良に関するものであ
る。
従来の技術 ワークに切削加工を施す場合、切粉が生ずる。
その切粉はコンベアにより搬送されて台車に載せ
られ、収集の上、処理されるのであるが、切粉が
細く長いものである等その形状によつては台車が
すぐに一杯となり、台車の交換を頻繁に行わなけ
ればならず面倒である上、切粉がコンベア側に逆
流する等の事態が生ずることがあつた。
そのため、切粉切断装置を設け、切粉を細断し
た上で台車に載せることが行われており、例え
ば、互に逆向きに回転させられる2本の回転軸に
それぞれカツタを取り付け、それらカツタの共同
により切粉を切断するようにした切粉切断装置が
知られている。この装置は、(a)互に離間した二つ
の軸受部を有するフレームと、(b)互に平行に配設
されて両端部がそれぞれ二つの軸受部により回転
可能に支持され、互に逆向きに回転させられる第
一回転軸および第二回転軸と、(c)リング状を成
し、外周に半径方向外向きの複数の歯を備え、第
一回転軸にその軸方向に一定のピツチを隔てて固
定された複数個の第一カツタと、(d)リング状を成
し、外周に半径方向外向きの複数の歯を備え、第
一カツタ間に軸方向に僅かな隙間を有して嵌入可
能に第二回転軸に固定された少なくとも1個の第
二カツタとを含むように構成される。
考案が解決しようとする問題点 上記のような切粉切断装置においては、カツタ
が摩耗した場合にはフレームから取り外し、研摩
を施して再使用するのであるが、摩耗する毎にい
ちいち研摩を行わなければならず面倒であり、時
間がかかるという問題があつた。
問題点を解決するための手段 本考案は、上記の問題点を解決するために、前
記(a)フレーム、(b)第一回転軸および第二回転軸、
(c)第一カツタおよび(d)第二カツタを備えた切粉切
断装置において、第一カツタおよび第二カツタに
それぞれ形成された歯の各々に前記第一回転軸お
よび第二回転軸の正逆両回転方向に向いた2個の
刃面を設けるとともに、軸受部を、第一回転軸お
よび第二回転軸の両軸心を含む平面において分割
し、フレームの他の部分と一体的な受け部と、そ
の受け部から取外し可能な覆蓋部とから成るもの
としたものである。
作用および効果 歯の各々に刃面が2個設けられたカツタにおい
て、切断は主として回転軸の回転方向に向いた側
の刃面近傍の切刃において為され、他方の刃面近
傍の切刃は殆ど切断を為さないのであり、また、
第一回転軸および第二回転軸の位置を入れ替えて
両回転軸の回転方向を逆にすることにより、切断
を為す刃面を変えることができる。したがつて、
一方の刃面近傍の切刃が切断作用により摩耗した
場合には、回転軸の位置を入れ替えて他方の刃面
近傍の切刃が切断を行うようにすればよく、切刃
の研摩は2個の刃面近傍の切刃が両方とも摩耗し
た場合に行えばよいこととなり、研摩回数が少な
くて済み、研摩に要する時間を節約することがで
きる。また、回転軸の入れ替えは、覆蓋部を受け
部から取り外すことにより、カツタを回転軸に取
り付けたままの状態で行うことができるのであ
り、入れ替え作業を容易にかつ迅速に行うことが
でき、回転軸の入れ替えによる研摩作業時間の短
縮効果を十分に享受することができる。
実施例 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。
第4図において10は、本考案の一実施例であ
る切粉切断装置であり、工作機械の切削加工によ
り生じた切粉を搬送するコンベア12の下方に設
けられている。この切粉切断装置10により細断
された切粉は、その下方に置かれた台車14によ
り受けられる。
切粉切断装置10は、第3図に示されるように
フレーム16を備えている。フレーム16は、互
に離間して配設された一対の軸受部18,20
と、それら軸受部18,20の長手方向の各両端
部に固定された一対の側板22,24とを備えて
矩形状を成している。軸受部18,20は、第1
図に軸受部18が代表的に示されるように、上板
26および下板28とから成つており、これら
上、下板26,28はそれぞれ別々に側板22,
24に固定されている。また、これら上板26お
よび下板28にはそれぞれ、側板22,24に固
定されたとき、上板26および下板28の境界線
上の点を中心とする2個の貫通穴30および32
を形成する半円形状の凹部34,36および3
8,40が形成されている。軸受部20を構成す
る上板および下板にも同様に一対ずつの凹部が形
成されて2個の貫通穴42,44(第3図参照)
が形成されており、これら貫通穴42,44は上
記貫通穴30,32とそれぞれ同心となるように
形成されている。また、フレーム16上には漏斗
状のガイド46(第4図参照)が設けられてお
り、本切粉切削装置10はガイド46がコンベア
12の下部に近接した状態で配設されている。
上記フレーム16には、第一回転軸50および
第二回転軸52が軸受部18,20によりそれぞ
れ両端部を支持されて、平行な軸線のまわりに回
転可能に取り付けられている。両回転軸50,5
2はそれぞれ相対向する貫通穴30,42および
貫通穴32,44により、軸受54,56,5
8,60およびスペーサ62,64,66,68
を介して、その軸心が貫通穴の中心と一致するよ
うに支持されているのであり、上板26と下板2
8とから成る軸受部18,20は、回転軸50,
52の両軸心を含む平面において分割されている
こととなる。
上記第一回転軸50および第二回転軸52は、
その径が等しくされるとともに、フレーム16の
側板22,24より長くされており、第一回転軸
50の軸受部20からの突出端部は、カツプリン
グ70によつてモータ72の回転軸74に連結さ
れている。また、第一回転軸50の軸受部18か
らの突出端部にはギヤ76がナツト78により固
定されるとともに、第二回転軸52の軸受部18
からの突出端部にナツト80により固定されたギ
ヤ82に噛み合わされており、第一回転軸50が
モータ72により回転させられるとき、第二回転
軸52が逆向きに回転させられるようになつてい
る。これらギヤ76,82はその歯数の比が3対
2とされており、第一回転軸50と第二回転軸5
2とは異なる角速度で回転させられる。なお、軸
受部20には、軸受56,60の抜け出しを防止
するプレート83が固定されるとともに、第二回
転軸52の突出端部を覆うカバー84が固定され
ている。
さらに、上記第一回転軸50には、複数個の第
一カツタ86がその間にそれぞれスペーサ88を
挟んで相対回転不能に固定されている。第一カツ
タ86はリング状を成し、その内周面に形成され
たスプラインが第一回転軸50の外周面に形成さ
れたスプラインに嵌合されるとともに、前記ギヤ
76を固定するナツト78が締め上げられること
により、第一回転軸50の反対側の端部に取り付
けられたスナツプリング89との間に強く挟まれ
て固定されているのである。この第一カツタ86
の外周には、第2図に示されるように半径方向外
向きに延び出す6個の歯90が設けられており、
これら歯90にはそれぞれ、第一回転軸50の正
逆両回転方向に向いた2個の刃面91,92が形
成されている。それによつて、各歯90毎に第一
カツタ86の半径方向の端縁に沿つて延びる一対
ずつの第一切刃93が形成されるとともに、第一
カツタ86の外周縁の歯90間の部分には第二切
刃94が形成され、さらに、歯90の外周縁には
第三切刃95が形成されている。
一方、第二回転軸52には、第一カツタ86よ
り1個少ない数の第二カツタ96がその間にそれ
ぞれスペーサ98を挟んで固定されている。第二
カツタ96もまたリング状を成し、第一カツタ8
6と同様に第二回転軸52にスプライン嵌合され
るとともにナツト80とスナツプリング99とに
より固定されているのであるが、第二カツタ96
の直径は第一カツタ86の直径と等しくされると
ともに、第二カツタ96およびスペーサ98のそ
れぞれの幅(軸方向の寸法)は、第二カツタ96
が前記第一カツタ86間に軸方向に僅かな隙間を
有して嵌入し得る大きさとされている。さらに、
第二カツタ96の外周には第2図に示されるよう
に半径方向外向きに延び出す8個の歯100が設
けられている。各歯100にはそれぞれ、第二回
転軸52の正逆両回転方向に向いた2個の刃面1
02,104が形成されており、前記第一カツタ
86におけると同様に、各歯100ごとに一対ず
つの第一切刃106が形成されるとともに、歯1
00間に第二切刃108が、また、歯100の外
周縁に第三切刃109が形成されている。第二カ
ツタ96は、その歯100が第一カツタ86の歯
90と交差するように第一カツタ86間に嵌合さ
れている。
以上のように構成された切粉切断装置10にお
いては、コンベア12により搬送されて来た切粉
は、ガイド46により案内されて第一カツタ86
および第二カツタ96上に投下され、投下された
切粉は、歯90,100によつて第一カツタ86
と第二カツタ96との間にかき集められ、互に逆
向きに回転させられている両カツタ86,96の
共同により細断される。
細断は、歯90,100の回転軸50,52の
回転方向に向いた刃面(カツタ86,96が第2
図に示されるように配設されている場合には刃面
91,102)により画定される側の第一切刃
と、第二切刃および第三切刃のその第一切刃に近
い側の部分とが他方のカツタの切刃と共同して行
うのであり、回転方向に向いた刃面とは反対側の
刃面により画定される第一切刃および第二切刃、
第三切刃のその第一切刃に近い側の部分は殆ど切
断を為さない。また、これら歯90,100が複
数個設けられていて、その噛み合い頻度が高いこ
とにより細断がほぼ連続して行われ、切粉は確実
に切断されることとなる。
そして、切断を行つていた側の歯面近傍の切刃
が摩耗した場合には、回転軸50,52の位置を
入れ替えて、カツタ86,96のそれまで切断を
行つていた側とは反対側の刃面近傍の切刃が切断
を行うようにする。その場合には、上板26、プ
レート83、カバー84を外し、カツプリング7
0による第一回転軸50とモータ72との結合を
解いた上、カツタ、スペーサ、ギヤ等は嵌めたま
まの状態で第一回転軸50と第二回転軸52とを
入れ替えればよく、入れ替え作業を容易にかつ迅
速に行うことができる。
なお、各カツタ86,96の両刃面近傍の切刃
のいずれもが摩耗した場合には研摩を行う。研摩
は、カツタ86,96を回転軸50,52ごとフ
レーム16から取り外した後、回転軸50,52
から抜き出して行うのであるが、この際、カツタ
とスペーサとは別々に研摩する。すなわち、スペ
ーサは、そのスペーサが取り付けられる回転軸と
は異なる回転軸に取り付けられるカツタの研摩量
に合わせて研摩され、研摩後も第二カツタ96が
第一カツタ86間に軸方向に僅かな隙間を有して
嵌入するようにされるのである。そして、研摩
後、カツタ86,96をフレーム16に組み付け
る場合には、他所において回転軸50,52にそ
れぞれカツタ86,96、スペーサ88,98等
を組み付けておくことにより、一挙にフレーム1
6に組み付けることができる。なお、研摩により
カツタ、スペーサの厚みが減少するのであるが、
フレーム16にセツトする際、ナツト78,80
を締め付けて各カツタ86,96、スペーサ8
8,98、ギヤ76,82等を一方に寄せること
により厚みの減少を吸収することができる。
なお、カツタには、第5図に示されるカツタ1
10のように、リング状部112の軸方向の両面
にそれぞれ環状の凹部114,116を形成して
もよい。このようにすれば、各回転軸に固定され
た複数のカツタのうち、隣接するカツタ間には凹
部114,116により、スペーサによつて画定
される隙間より広い隙間が形成され、カツタ間に
切粉が挟まつた場合、その切粉は上記隙間を通つ
て落下することができ、カツタ間における切粉の
噛込みが軽減される。
また、本考案に係る切粉切断装置は、切粉に搬
送するコンベアの下方に限らず、他の場所に設置
して使用することもできる。
その他、いちいち例示することはしないが、当
業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した
態様で本考案を実施することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例である切粉切断装置
のフレームの軸受部を示す正面図である。第2図
は第一カツタおよび第二カツタを取り出して示す
正面図である。第3図は上記装置を示す平面断面
図であり、第4図はその装置がコンベアの下方に
配設された状態を示す側面図である。第5図はカ
ツタの別の態様を示す側面断面図である。 10:切粉切断装置、16:フレーム、18,
20:軸受部、50:第一回転軸、52:第二回
転軸、86:第一カツタ、90:歯、91,9
2:刃面、93:第一切刃、94:第二切刃、9
5:第三切刃、96:第二カツタ、100:歯、
102,104:刃面、106:第一切刃、10
8:第二切刃、109:第三切刃。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 互に離間した二つの軸受部を有するフレーム
    と、互に平行に配設されて両端部がそれぞれ前記
    二つの軸受部により回転可能に支持され、互に逆
    向きに回転させられる第一回転軸および第二回転
    軸と、 リング状を成し、外周に半径方向外向きの複数
    の歯を備え、前記第一回転軸にその軸方向に一定
    のピッチを隔てて固定された複数個の第一カツタ
    と、 リング状を成し、外周に半径方向外向きの複数
    の歯を備え、前記第一カツタ間に軸方向に僅かな
    隙間を有して嵌入可能に前記第二回転軸に固定さ
    れた少なくとも1個の第二カツタと、 を備え、第一カツタと第二カツタとの共同により
    切粉を切断する切粉切断装置において、 前記第一カツタおよび第二カツタにそれぞれ形
    成された歯の各々に前記第一回転軸および第二回
    転軸の正逆両回転方向に向いた2個の刃面を設け
    るとともに、前記軸受部を、前記第一回転軸およ
    び第二回転軸の両軸心を含む平面において分割
    し、前記フレームの他の部分と一体的な受け部
    と、その受け部から取外し可能な覆蓋部とから成
    るものとしたことを特徴とする切粉切断装置。
JP14078086U 1986-09-12 1986-09-12 Expired JPH0341795Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14078086U JPH0341795Y2 (ja) 1986-09-12 1986-09-12

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14078086U JPH0341795Y2 (ja) 1986-09-12 1986-09-12

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6346946U JPS6346946U (ja) 1988-03-30
JPH0341795Y2 true JPH0341795Y2 (ja) 1991-09-02

Family

ID=31047955

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14078086U Expired JPH0341795Y2 (ja) 1986-09-12 1986-09-12

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JPS6346946U (ja) 1988-03-30

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