JPH0341681Y2 - - Google Patents

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JPH0341681Y2
JPH0341681Y2 JP1985105897U JP10589785U JPH0341681Y2 JP H0341681 Y2 JPH0341681 Y2 JP H0341681Y2 JP 1985105897 U JP1985105897 U JP 1985105897U JP 10589785 U JP10589785 U JP 10589785U JP H0341681 Y2 JPH0341681 Y2 JP H0341681Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、内視鏡に関する。
〔従来の技術〕
軟性鏡で代表される、操作部に可撓管を連設し
てなる内視鏡にあつては、外部装置と接続可能な
取付座を操作部に設け、この取付座を通じ照明
光、送気・送水を行なうようにしたものがある。
ところで、こうした内視鏡には、実願昭59−
198371号に示されるように2重管構造を用いて、
送気・送水路の接続を行なつたものがある。これ
は第11図に示されるように、内視鏡の操作部に
2重管構造の送気送水取付座aを設け、ユニバー
サルコードbの先端に2重管構造の送気送水口金
cを設けて、両者を着脱自在とする他、送気送水
取付座aと送気送水口金cとにおける内筒d,e
同志の接続をテーパの食い付きで行なうようにし
たもので、送気送水口金cの先端部を送気送水取
付座aに挿入後、送気送水口金cの外周部に設け
た回転リングfを送気送水取付座aの外周部にに
螺合させることにより、両者をテーパの食い付き
から水密に接続するようにしている。そして、内
側の管路を送水管路gに用いて、送水に必要な液
体(水)を流通させ、外側の管路を送気管路hに
用いて、送気に必要な空気を流通させるようにし
ている。なお、第11図において、1はテーパ部
を示す。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところが、従来のテーパを用いて接続する構造
は、内視鏡の使用の際、回転リングfが緩むと、
テーパ部1の食い付きがそれに伴い緩み、その緩
んだ部分から送水管路gの液体(水)が送気管路
hへ漏れてしまう欠点をもつている。こうした水
が送気管路hに入つた状態で送気を行なうと、空
気が噴出されるはずの内視鏡先端のレンズ面に水
が噴出して視野を妨げてしまう不具合を起こし、
術者にとつて、はなはだ不便なものとなつてしま
う問題を起こす。この考案は、このような問題点
に着目してなされたもので、回転リングの緩みを
原因とした送水管路からの漏れを防止することが
できる内視鏡を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段及び作用〕 この内視鏡では、送気路においては軸方向の圧
縮、送水路においては径方向の圧縮で水密を保つ
水密部材を設けて、ねじ固定による緩みからの異
常を検知しつつ、これを原因として起こる送水管
路からの漏れを防ぐことにある。
〔実施例〕
以下、この考案を第1図ないし第10図に示す
一実施例にもとづいて説明する。第3図中1は内
視鏡2は軟性鏡用のユニバーサルコード、3は硬
性鏡用のユニバーサルコード、4は簡易送水手
段、5は硬性鏡用の光源装置である。
内視鏡1は、操作部7に可撓管8、彎曲部9、
先端構成部10を順次直列に連設して内視鏡本体
11を構成する他、操作部7の一方の側部に送気
送水操作部12、吸引操作部13を、またその側
部と対向する側部に、内視鏡を機能させるための
外部装置と取合う取付座部14を設けて構成され
る。なお、7aは各操作部12,13および取付
座部14と隣接する操作部7の側部に設けた彎曲
操作ノブ(彎曲部9を彎曲操作するもの)、7b
は操作部7の基部側に設けた副送水口、7cはそ
の副水口7bと対向する操作部7の部位に設けた
漏水検知などをするために使用される通気口、7
dは処置具挿入口である。取付座部14は、ライ
トガイド用取付座部15、吸引用取付座部16、
送気送水用取付座部17といつた機能別の各取付
座にそれぞれ分けてなる。そして、それら各取付
座部15,16,17のうち、吸引用取付座部1
6は彎曲操作ノブ7a側に配置され、その他の送
気送水用取付座部17、ライトガイド用取付座部
15は、吸引用取付座部16を頂点とした三角点
をなすよう操作部7の上下方向に沿つて並列に配
置され、内視鏡操作を良好に行なえる配置として
いる。なお、18は操作部7に設けた接眼部であ
る。そして、その操作部7における各取付座部1
5,16,17の構造ならびに各送気送水操作部
12、吸引操作部13の構造が第4図に示されて
いる。
ここで、第4図に示す各機器の構造について説
明すれば、ライトガイド用取付座部15は、筒状
に形成されたライトガイド取付座19を操作部7
の壁部に連結する他、ライトガイド取付座19内
にライトガイドフアイバー20の入射端部を配し
て構成される。なお、19aはライトガイド取付
座19に着脱自在に螺合されたライトガイド接続
用口金である。またライトガイドフアイバー20
の出射側は操作部7内、可撓管部8、彎曲部9内
を挿通してその出射端が先端構成部10の先端面
に臨み、ライトガイド取付座19の端面から与え
られる照明光を先端構成部10の前方へ照射する
ことができるようにしている。吸引用取付座部1
6は、筒状に形成された吸引取付座21を操作部
7の壁部に連結する他、その吸引取付座21の基
端部に操作部側吸引チユーブ22を接続して構成
される。送気送水用取付座部17は、外筒23内
に小径の内筒24を配して、内筒24側に液体
(水)が流通する送水管路を、外筒23と内筒2
4との間に空気が流通する送水管路を形成した2
重管構造の送気送水取付座25を操作部7の壁部
に連結する他、内筒24の基端部に操作部側送水
チユーブ26を接続、さらに外筒23の基端側に
操作部側送気チユーブ27を接続して構成され
る。なお、28は各取付座19,21,25と操
作部7の壁部との間にそれぞれ介装された、操作
部7の内外をシールするためのOリングを示す。
送気送水操作部12について説明すれば、30
は、有底の筒体31の開口端にリング部材32を
ねじで固定してなるシリンダ、33は、中空の軸
体34の端部に送気送水ボタン35を連結してな
るピストン、36は筒体31の内底部に形成され
た弁室、37はその弁室36の隔壁に弁座38を
形成する他、その弁座38の裏面に弾性板よりな
る弁板39を設けてなる逆止弁、40…はピスト
ン33の軸体34の外周部に三段、設けられたO
リング、41はそのOリング40…の二段目と三
段目との間の外周部に形成された環状の凹部であ
る。但し、送気送水ボタン35の中央には透孔4
2が形成されていて、軸体34の内部空間と連通
している。そして、筒体31の開口側が固定環3
7aによるねじ込みで操作部7の壁部に固定され
ている他、リング部材32、筒体31内に沿つて
ピストン33が摺動自在に挿通され、送気送水ボ
タン35をリング部材32の上方に配している。
なお、ピストン33はリング部材32と送気送水
ボタン35との間に設けたスプリング44で、送
気送水ボタン35がリング部材32から外部に突
出するよう付勢されている。またシリンダ30の
弁室36には挿入部側送水チユーブ45が接続さ
れている他、筒体31の底部側の側部には、ピス
トン33がスプリング44によつて付勢された常
態のとき筒体31内と連通、ならびにピストン3
3をスプリング44の弾性力に抗して押し下げた
とき最下段のOリング40で開口が閉塞される部
位に位置して上記操作部側送気チユーブ27の他
方の端部が接続されていて、常態では送気送水取
付座25から与えられる送気をピストン33の内
部を通つて大気に放出、またこの状態から送気送
水ボタン35の透孔42を指で塞ぐことでそのピ
ストン33に至る送気を逆止弁37、弁室36を
通じて挿入部側送気チユーブ45へ導くことがで
きるようにしている。なお、挿入部側送気チユー
ブ45の先端は可撓管8および彎曲部9を通して
先端構成部10の先端面へ開口していて、その開
口部から体腔内へ送気することができるようにな
つている。さらにまたシリンダ30の筒体31の
側部には、ピストン33を押し下げたとき、凹部
41と連通する位置に挿入部側送水チユーブ46
が接続されているとともに、同じ凹部41と連通
する位置に上記操作部側送水チユーブ26の先端
が接続されていて、送気送水ボタン35の透孔4
2を塞ぎつつ、送気送水ボタン35をスプリング
44の弾性力に抗して押し下げることにより、操
作部側送気チユーブ27の開口をOリング40で
閉塞すると同時に、挿入部側送水チユーブ46と
操作部側送水チユーブ26とを凹部41を介して
連通させることができるようにしている。すなわ
ち、送気送水取付座25へ戻る送気の圧力で、後
述する液体集溜ピン48から送気送水取付座25
の内筒24へ液体(水)を導き、その液体(水)
を挿入部側送水チユーブ46へ導くことができる
ようにしている。そして、挿入部側送水チユーブ
46の先端は可撓管8、彎曲部9を通して先端構
成部10の先端面へ開口していて、その開口部か
ら体腔内へ送水できるようになつている。また、
操作部側送気チユーブ27および挿入部側送水チ
ユーブ46は、いずれも中間に中間チユーブ27
a,46aを介装してなる2体のチユーブ構造が
採用されていて、組立てを容易なものとしてい
る。すなわち、両端側のチユーブ27b,27b
およびチユーブ46b,46bをたとえばシリン
ダ30、送気送水取付座25等にあらかじめ接続
しておき、その後、両者のチユーブ27b,27
b,46b,46bを中間チユーブ27a,44
aに差し込みさえすれば、シリンダ30、送気送
水取付座25等に変形などの力を加えずして接続
を果たす。なお、この2体化した構造は操作部側
送水チユーブ26、挿入側送水チユーブ45にも
採用されている。なお、挿入部側送水チユーブ4
6は図示はしないが上記副送水口7bと連通して
いて、副送水口7bからも挿入部側送水チユーブ
46の先端側に向け送水を行なうことができる構
造となつている。
吸引操作部13について説明すれば、50は、
筒体51の開口端にリング部材52をねじで固定
してなるシリンダ、53は中空の軸体54の端部
に吸引ボタン55を連結してなるピストンであ
る。但し、吸引ボタン55の中央には透孔56が
形成されていて、軸体54の内部空間と連通して
いる。そして、筒体54の開口端が固定環57に
よるねじ込みで操作部7の壁部に固定されている
他、リング部材52、筒体51内に沿つてピスト
ン53が摺動自在に挿通され、吸引ボタン55を
リング部材52の上方に配している。なお、ピス
トン53はリング部材52と吸引ボタン55との
間に設けたスプリング58で、吸引ボタン55が
リング部材52から外部に突出するよう付勢され
ている。そして、シリンダ50の筒体51の先端
に上記操作部側吸引チユーブ22の他方の端部が
接続される他、筒体51の側部上段に挿入部側吸
引チユーブ59が接続されている。またピストン
53の筒体51には、ピストン53を押し下げた
とき、挿入部側吸引チユーブ59の開口と対向す
る周壁の部位に、周方向に沿つて複数の開口部6
0…が設けられていて、この開口部60…ならび
にその開口部60…がない周壁部分を弁として、
常態では開口部60…のない周壁部分で挿入部側
吸引チユーブ59の開口を塞いで、吸引取付座2
1から与えられる負圧をピストン53の内部を通
つて大気へ逃がすようにし、また吸引ボタン55
の透孔56を指で塞ぎつつ、吸引ボタン55をス
プリング58の弾性力に抗して押し下げることに
より、その負圧を開口部60…を通して挿入部側
吸引チユーブ59へ導くことができるようにして
いる。そして、挿入部側吸引チユーブ59の先端
は可撓管8、彎曲部9を通して先端構成部10の
先端面へ開口していて、その開口部から吸引する
ことができるようになつている。
但し、上述した送気送水操作部12、吸引操作
部13の各固定環37a,57と操作部7の壁部
との間にはいずれもOリング61が介装されてい
て、操作部7の内外をシールしている。
なお、操作部7は、四角形状に構成された頭部
7eの下部にグリツプ7fを嵌挿して構成され、
その頭部7eに各取付座19,21,25、各操
作部12,13、彎曲操作ノブ7aおよび接眼部
18を設置する他、グリツプ7fの下部に副送水
口7b、通気口7cを設置していることを記して
おく。そして、グリツプ7fの頭部側端部の外周
面の一部およびそのグリツプ7eと対向する嵌挿
周壁7gの一部には、一方に凹部62が、他方に
その凹部62と挿脱自在な凸部63が設けられて
いて、嵌挿に伴つて嵌合される凹部62、凸部6
3により、不用意な力が加えられてもグリツプ7
fが回転しないようにしている。つまり、凹部6
2、凸部63からグリツプ回転止め64を構成し
ていて、常に安定した姿勢でもつて内視鏡1を操
作することができるようにしている。
また、内視鏡1には図示はしないが先端構成部
10、彎曲部9、可撓管8、接眼部18に渡り、
イメージガイドフアイバーが挿通されていて、接
眼部18から先端構成部10の前方を見ることが
できるようになつている。但し、第4図におい
て、65は接眼部18を取付けるための接眼部取
付座を示す。
一方、軟性鏡用ユニバーサルコード2として
は、ライトガイド接続管70、送気ノズル71を
並列に並べて配したコネクター72の上記ライト
ガイド接続管70、送気ノズル71が取付けられ
た側とは反対の側部に、それぞれ可撓性の長尺な
コード73a,73bを介して送気送水口金7
4、ライトガイド口金75を連結するとともに、
コネクター72の残る側部の一面に送気供給口金
76を設けて構成される。そして、このコネクタ
ー72における各部の構造が第5図ないし第8図
に示されている他、送気送水口金74の構造が第
1図および第2図に、またライトガイド口金75
の構造が第9図に示されている。
ここで、ユニバーサルコード2の各部の構造に
ついて説明する前にコネクター72の本体72a
について説明すれば、本体72aには後述する通
路などをモールドによつて成形した第1の本体部
72bの周囲に、別に成形したカバー形状の第2
の本体部72cを被覆した構造が用いられてい
て、第1の本体72bの成形の際、外面に生じる
ヒケを、第2の本体部72cでカバーしてヒケが
外部に露出しない構造としている。つまり、本体
72aには良好な表面を見せる措置が取られてい
る。
つぎに、ユニバーサルコード2の構造である、
送気送水側のコード73aとコネクター72との
間の連結構造について、まず、説明すれば、この
コネクター72側はつぎのようになつている。
すなわち、77は有底筒状に形成された接続
座、78は内筒である。そして、接続座77を第
1の本体部72bに対し、開口端が外面と面一と
なるよう装着する他、内筒78を上記接続座77
を貫通して第1の本体部72bにねじ止め固定し
て、接続座77内を第1の本体部72bの中央に
沿つて形成された送気路79に連通、ならびに内
筒78を同じく第1の本体72bの中央に沿つて
形成された送水路80に連通させてなる。なお、
78aは内筒78の先端部の外周面に設けたOリ
ングである。
ここで、コード73a側の接続部の構造を説明
する前にコード73aについて説明すれば、コー
ド73aは、筒状に成形された外皮81の内部に
小径の送水用チユーブ82を挿通して、送水用チ
ユーブ82内に送水路を形成する他、送水用チユ
ーブ82と外皮81との間に送気路を形成してな
るものである。
一方、コード73a側としては、送水用チユー
ブ82の基端部に上記内筒78の先端部と外嵌可
能な口金83を接続する他、外皮81の基端部
に、第6図に示す中央に貫通孔84を、その周囲
に貫通孔84を連通する放射状の透孔85…を形
成したリング部材86を接続する。そして、リン
グ部材86の貫通孔84に上記口金83の基部側
を嵌挿して、貫通孔84の先端側をシールし、外
皮81内と透孔85…とを連通させる。そして、
さらにリング部材86の外周部に接続筒84をね
じで固定してなる。そして、こうしたコード73
a側の口金83が内筒78の先端部に外嵌され
て、送水路80と送水用チユーブ82とを連通、
ならびに送気路79と、外皮81、送気用チユー
ブ82間とを連通している。
ここで、コード73aの先端の送気送水口金7
4について説明すれば、これは第1図に示すよう
になつている。すなわち、90は外皮81の先端
に装着された座部材、91は外皮81の先端部外
周に配された筒状の折れ止め部材、92は折れ止
め部材91を使つて上記座部材90に連結された
接続筒である。そして、接続筒92の外周面に上
記送気送水取付座25の外筒23と内挿可能な外
筒93がねじで固定される他、送水用チユーブ8
2の先端部に内筒94が設けられる。そして、こ
の内筒94の中央部には第2図に示すような円弧
状の凹部95を周囲側に複数形成してなる壁部9
6が突設されている。そして、その壁部96の外
周端が接続筒92の内周面にねじで固定され、凹
部95…で外皮81、送水用チユーブ82間と外
筒93内との連通を確保するようにしている。ま
た、外筒93の後部外周には、たとえばシリコン
からなるパツキン97(本願の水密部材に相当)
が設けられる他、外筒93の周囲には、内周面に
ねじをもつ回転リング98が回転自在に配されて
いる。そして、内筒94の先端部には上記送気送
水取付座25の外筒23と外嵌可能な接続部94
aが形成されているほか、その接続部94aの内
面にはOリング99(本願の水密部材に相当)が
設けられていて、回転リング98を送気送水取付
座25の外筒23に螺挿することにより、送気送
水口金74の外筒93を外筒23の内周面に内
接、ならびに送気送水口金74の接続部94aを
内筒24の外周面に内接させて、2重管の送気送
水口金74を2重管構造の送気送水取付座25に
連通接続できるようにしている。これにより、送
気送水口金74と送気送水取付座25とを接続さ
せると、パツキン79と外筒23の先端部とが密
接し、Oリング99と内筒23の外周面とが接し
て、送気路79および送水路80における接続部
分をシールするようにしてある。つまり、送気路
79においてはパツキン79の軸方向の圧縮、送
水路80においてはOリング99の径方向の圧縮
で水密が保たれる構造となつている。
さらに、この接続構造について述べるならば、
回転リング98が外筒23のねじに至る距離と、
Oリング99が内筒24の外周面上に装着される
距離とは、回転リング98のねじが外筒23のね
じにかかり始めてから、Oリング99が内筒24
の外周面上に装着される長さに設定されていて、
常に内筒93と内筒24とを傾きのない状態でシ
ールすることができるようにしている。なお、回
転リング98は外筒93と接続筒92との間にお
いて、回転自在に支持されている。
他方、ユニバーサルコード2のライトガイド側
の構造としては、第5図に示すようにコネクター
72の第1の本体部72bに、ライトガイド接続
管70と対向して長尺な外皮99aの基端部を、
接続筒100を介して連結する一方、その接続筒
100とライトガイド接続管70とを貫通路10
1で連結する。そして、外皮99a、貫通路10
1内に渡り、伝送用ライトガイドフアイバー10
2を挿通する他、その伝送用ライトガイドフアイ
バー102の入射端をライトガイド接続管70内
に内装してなる。またコード73bの先端に設け
られるライトガイド口金75としては、第9図に
示すように外皮99aの先端に接続座103を介
してライトガイド固定筒104を連結する。そし
て、ライトガイド固定筒104の周囲に回転リン
グ105を回転自在に設ける他、ライトガイド固
定筒104内に伝送用ライトガイドフアイバー1
02の出射端部を配して構成され、回転リング1
05をライトガイド接続用口金19aに螺挿して
接続することにより、ライトガイド接続管70の
端面から与えられる軟性鏡用の光源装置(図示し
ない)からの照明光を内視鏡1に供給することが
できるようになつている。
また送気供給口金76は、取付座部分とこの取
付座部分に装着される口金110とから構成され
ている。取付座部分としては、第7図および第8
図に示すようにコネクター72の第1の本体部7
2bに、接続座106を装着した凹部107を形
成する他、この凹部107の底部に錐状の凹部1
08を形成する。そして、さらにその凹部108
の底部に上記送水路80と、斜路80aを介し連
通する小径な凹部109を設ける他、凹部107
と上記送気路79、上記送気ノズル71につなが
る供給側送気路111とをそれぞれ斜路107a
…を介し連通して構成される。一方、口金110
としては、中央にフランジ112を突設した内筒
113と、上記接続座106と螺合可能な外筒1
14とから構成される。そして、外筒114の端
部が上記接続座106に螺挿される。また内筒1
13は、外筒114の端部と接続座106に形成
した段部115間に挾持されて全体が外筒114
内に挿入されている他、下端部が上記凹部109
内に嵌挿されている。つまり、2重管構造の口金
としている。なお、フランジ112には複数の透
孔116…が穿設されていて、透孔116を通じ
て送気路79、供給側送気路111と、内筒11
3、外筒114の間とを連結している。もちろ
ん、送水管路80と内筒113とは連通してい
る。但し、117は内筒113の端部と凹部10
9の壁部との間に介装されたOリングを示す。そ
して、こうして構成された2重管構造の送気供給
口金76に、液体集溜ピン48にコード118a
を介してつながる2重管構造の接続具118aが
着脱自在に接続され、コード118内に内装され
たチユーブ(図示しない)を通して液体集溜ピン
48と送気送水口金74とを連絡している。すな
わち、コード118a内に挿通されたチユーブの
うち送水側は液体集溜ピン48に接続されたノズ
ル119を介してそのピン48内の液体中に配さ
れ、また送気側は液体集溜ピン48に接続された
ノズル120を介して液体の上層の空気中に配さ
れている。したがつて、送気ノズル71から与え
られる軟性鏡用の光源装置(図示しない)からの
送気、ならびに内視鏡1の送気送水操作部12の
操作(送気送水ボタン35の透孔42の閉塞、そ
の状態で送気送水ボタン35を押し下げる2つの
操作)により、送気はもちろん、送気を送水源に
使つて液体集溜ピン48内の液体を内視鏡1の先
端部へ送水することができるようになつている。
なお、送水ノズル71、ライトガイド接続管70
共、軟性鏡用の光源装置のソケツト(図示しな
い)に対応して配置されていて、コネクター72
を光源装置にさえ接続すれば送気送水に必要な準
備が行なわれるようになつている。
つぎに、上記硬性鏡用のユニバーサルコード3
ならびに簡易送気送水手段4について説明すれ
ば、ユニバーサルコード3は、伝送用ライトガイ
ドフアイバー(図示しない)を挿通したコード1
21の一方の端部に先に述べたライトガイド口金
75と同じ構造の口金122を連結する他、他方
の端部にコネクター123を連結して構成され、
コネクター123の先端から突出したライトガイ
ド接続管124が硬性鏡用の光源装置5のソケツ
ト5aに対し着脱自在に接続することができるよ
うになつている。
また簡易送気送水手段4は、接続口体125、
送気用の手動ポンプ126と送水用の注射器12
7とから構成されている。接続口体125は、第
10図に示すように、筒状の本体128の一方の
端部に先に述べた送気送水口金74と同じ2重管
構造の口金129を設け、他方の端部に注射器1
27の先端と係脱自在な嵌合部130を設ける。
なお、口金129は送気送水口金74と同じなの
で、同一符号を付してその説明を省略する。そし
て、口金129の内筒94と上記嵌合部130と
をチユーブ131で連結する他、本体128に送
水供給用の口金132を接続して構成され、嵌合
部1130は内筒94に、また口金132は内筒
94と外筒93との間に、それぞれ連通してい
る。そして、口金132に上記手動ポンプ126
がチユーブ133を介して接続される一方、嵌合
部130に上記注射器127が接続され、手動、
つまり手動ポンプ126の伸縮、注射器127の
ピストン127aの押し出すといつた操作で送気
ならびに送水に必要な空気、液体を送り出すこと
ができるようになつている。
つぎに作用について説明する。軟性鏡用の光源
装置(図示しない)を使つて内視鏡観察を行なう
ときには、軟性鏡用のユニバーサルコード2の送
気送水口金74を内視鏡1の送気送水取付座25
に、ユニバーサルコード2のライトガイド口金7
5を内視鏡1のライトガイド取付座19にそれぞ
れ接続して、コネクター72のライトガイド接続
管70、送気ノズル71を共に、軟性鏡用の光源
装置のソケツトに接続、さらに送水供給口金76
に液体集溜ピン48を接続する。これにより、光
源装置から観察に必要な照明光を内視鏡に供給す
ることができる他、送気送水操作部12の操作に
伴い光源装置から内視鏡1へ送気、ならびに送水
を行なうことができることとなる。
ここで、、送気送水口金74と送気送水取付座
25との接続において、従来の技術では回転リン
グ98が緩むと、送気送水口金74と送気送水取
付座25との間を流れる液体(水)が送気管路へ
漏れてしまうことが指摘される。
しかしながら、この考案によると、送気送水口
金74および送気送水取付座25の内筒側の接続
部にOリング99を設けて液体(水)が漏れない
ようにシールしている。このことは、Oリング9
9(水密部材)は、それ自身が変位してシールす
るから、たとえ内視鏡1を使用中に回転リング9
8のねじが緩んでも、内筒24の外周面に対しO
リング99が接することとなる。つまり、シール
効果を回転リング98の緩みにかかわらず維持す
ることがわかる。故に、回転リング98が緩んで
も送水管路から送気管路へ流出することはなく、
流出を原因とした支障を解消することができる。
しかも、Oリング99の内筒24に対する装着
を、回転リング98のねじが送気送水取付座25
の外筒23上のねじにかかり始めてから行なう構
造としたことで、接続の際、送気送水口金75の
内筒94が斜めになることはなく、これゆえ斜め
に挿入されることを原因としたOリング99のシ
ール切れをなくすことができる。そのうえ、外筒
93の後部外周面にパツキン97(水密部材)を
設けて、パツキン97と送気送水取付座25の外
筒先端との接触、つまりパツキン97の軸方向の
圧縮で送気路80をシールしたことにより、回転
リング98のねじが緩むに伴いパツキン効果が薄
くなることを利用して、回転リング98の緩みを
検知することができる。すなわち、送気管路は内
筒23とOリング99との接触、つまりOリング
99は径方向の圧縮にて水密を保つているので、
多少のずれは上記送気管路のときは異なり、水密
に影響を及ぼさない。このため、接続が緩んで空
気が漏れると、空気圧を利用して押し出される水
が出なくなり、術者はねじ固定による緩みからの
異常を検知できる。しかも、接続が緩むと送気圧
が外部に抜けると共に、送水圧が低下するので、
接続が完全に外れてしまつても、水があふれでる
ことがなくなる。つまり、上記異常を原因として
起こる送水管路からの漏れを防ぐことができる。
なお、上述の状態から軟性硬用のユニバーサル
コード2を内視鏡1から取り外して、代わりに硬
性鏡用のユニバーサルコード3の口金122を内
視鏡1のライトガイド取付座19を接続するとと
もに、ユニバーサルコード3のコネクター123
を硬性鏡用の光源装置5のソケツト5aに接続す
る。そして、さらに内視鏡1の送気送水取付座2
5に接続口体125の口金129を接続する他、
接続口体125に手動ポンプ126および注射器
127を接続すれば、硬性鏡の光源装置5を使つ
て観察に必要な照明光を内視鏡へ供給することが
できる他、手動ポンプ126を送気源に用いて送
気、さらに送気を利用した送水を行なうことがで
きることとなる。
〔考案の効果〕
以上説明したようにこの考案によれば、水密部
材によつてねじ固定による緩みからの異常を検知
でき、これを原因として起こる送水管路からの漏
れを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第10図はこの考案の一実施例を
示し、第1図は2重管構造の送気送水口金を2重
管構造の送気送水取付座と共に示す断面図、第2
図はその送気送水口金の大径部分を示す断面図、
第3図は内視鏡本体と共にその内視鏡本体に接続
される機器を示す分解外観図、第4図はその内視
鏡本体の操作部廻りの構造を示す断面図、第5図
は軟性鏡用の光源装置と内視鏡本体とを連絡する
ユニバーサルコードのコネクター廻りの構造を示
す断面図、第6図はその第5図A〜A線に沿う断
面図、第7図は第5図B〜B線に沿う断面図、第
8図は第5図C〜C線に沿う断面図、第9図はそ
のユニバーサルコードのライトガイド側の口金を
示す断面図、第10図はそのユニバーサルコード
に代わつて硬性鏡用の光源装置を用いるとき内視
鏡本体の送気送水取付座に接続される接続口体を
示す断面図、第11図は従来の内視鏡における2
重管構造の送気送水口金と2重管構造の送気送水
取付座との接続構造を示す断面図である。 1……内視鏡、25……送気送水取付座、74
……送気送水口金、97……パツキン(水密部
材)、99……Oリング(水密部材)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 2重管構造の送気送水取付座に、2重管構造の
    送気送水口金をねじ込み接続するようにした内視
    鏡において、送気路においては軸方向の圧縮、送
    水路においては径方向の圧縮で水密を保つ水密部
    材を設けたことを特徴とする内視鏡。
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5886133A (ja) * 1981-11-19 1983-05-23 オリンパス光学工業株式会社 内視鏡用送液装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS57185302U (ja) * 1981-05-22 1982-11-25

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