JPH0341338B2 - - Google Patents
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- JPH0341338B2 JPH0341338B2 JP16758086A JP16758086A JPH0341338B2 JP H0341338 B2 JPH0341338 B2 JP H0341338B2 JP 16758086 A JP16758086 A JP 16758086A JP 16758086 A JP16758086 A JP 16758086A JP H0341338 B2 JPH0341338 B2 JP H0341338B2
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- JP
- Japan
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- fiberboard
- press
- deep
- reinforcing sheet
- sheet
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C66/00—General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts
- B29C66/70—General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material
- B29C66/71—General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material characterised by the composition of the plastics material of the parts to be joined
Landscapes
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
≪発明の分野≫
この発明は、プレス成形用の木質繊維板に係
り、特にプレス成形時、所望の深絞り形状の成形
を可能にした繊維板の補強構造に関する。
り、特にプレス成形時、所望の深絞り形状の成形
を可能にした繊維板の補強構造に関する。
≪従来技術とその問題点≫
周知のように、繊維板とは木材等リグノ繊維素
物の繊維を原料とし、繊維自体の結合性を利用し
たシート材料であり、この繊維板は、比重、曲げ
強度を基準にして、インシユレーシヨンボード、
セミハードボード、ハードボードの3種に大別す
ることができる。
物の繊維を原料とし、繊維自体の結合性を利用し
たシート材料であり、この繊維板は、比重、曲げ
強度を基準にして、インシユレーシヨンボード、
セミハードボード、ハードボードの3種に大別す
ることができる。
そして、この種繊維板の一般的傾向として、伸
度不足のため深絞り形状の成形が困難であること
が指摘されている。
度不足のため深絞り形状の成形が困難であること
が指摘されている。
これらの繊維板のうち、インシユレーシヨンボ
ード(比重0.4未満のもので、曲げ強度10Kg/cm2
以上)のプレス成形を第3図を基に説明する。
ード(比重0.4未満のもので、曲げ強度10Kg/cm2
以上)のプレス成形を第3図を基に説明する。
この図において符号1はプレス下型を示し、符
号2はプレス上型を示す。そしてプレス下型1に
形成された凹部3とこの凹部3に対応する上型2
の凸部4との係合により、インシユレーシヨンボ
ード5のプレス成形時、任意の絞り形状に成形す
ることができる。
号2はプレス上型を示す。そしてプレス下型1に
形成された凹部3とこの凹部3に対応する上型2
の凸部4との係合により、インシユレーシヨンボ
ード5のプレス成形時、任意の絞り形状に成形す
ることができる。
しかしながら、上述したように繊維板の伸度不
足のため、上記絞り形状は、第3図中の符号a,
bを用いて、便宜的にb/aを絞り比の尺度とし
た場合、インシユレーシヨンボード5の末端を固
定した場合、この絞り比b/a=0.2が越えると、
インシユレーシヨンボード5自体にちぎれが生じ
る。
足のため、上記絞り形状は、第3図中の符号a,
bを用いて、便宜的にb/aを絞り比の尺度とし
た場合、インシユレーシヨンボード5の末端を固
定した場合、この絞り比b/a=0.2が越えると、
インシユレーシヨンボード5自体にちぎれが生じ
る。
またインシユレーシヨンボード5の端末をフリ
ー状態とした場合、この絞り比b/aが0.7を越
えると同様にちぎれ現象が生じる。このようにイ
ンシユレーシヨンボード5ではプレス成形時絞り
部分の形状を深く設定することができないという
不具合があつた。
ー状態とした場合、この絞り比b/aが0.7を越
えると同様にちぎれ現象が生じる。このようにイ
ンシユレーシヨンボード5ではプレス成形時絞り
部分の形状を深く設定することができないという
不具合があつた。
この対策として、第4図に示すように絞り部分
にパツチ(インシユレーシヨンボード5と同材質
の補強シート)6を添装して一体的にプレス成形
することにより、インシユレーシヨンボード5の
ちぎれを防止し、絞り部分の形状をある程度深く
設定することが可能であるが、インシユレーシヨ
ンボード5自体の厚みは、ハードボード、セミハ
ードボード等に比べ比較的厚く、また、同材質の
パツチを使用した場合、この絞り部分が極めて肉
厚となり、軽量化ならびに意匠性を考慮した場合
好ましい対策とは言えない。
にパツチ(インシユレーシヨンボード5と同材質
の補強シート)6を添装して一体的にプレス成形
することにより、インシユレーシヨンボード5の
ちぎれを防止し、絞り部分の形状をある程度深く
設定することが可能であるが、インシユレーシヨ
ンボード5自体の厚みは、ハードボード、セミハ
ードボード等に比べ比較的厚く、また、同材質の
パツチを使用した場合、この絞り部分が極めて肉
厚となり、軽量化ならびに意匠性を考慮した場合
好ましい対策とは言えない。
次に、インシユレーシヨンボード以外の繊維板
の深絞り成形については、例えばハードボード
(比重0.8以上、曲げ強度200Kg/cm2)の場合、予
め蒸気または湯浴中でこのハードボードを加熱含
水させた後、熱圧成形するが、インシユレーシヨ
ンボード同様に伸度不足のためパツチを添装して
成形しても、ハードボードでは、パツチとの接着
性が悪く、パツチによる補強は無理なので絞り部
分の形状を浅く設定せざるを得ないのが実情であ
る。
の深絞り成形については、例えばハードボード
(比重0.8以上、曲げ強度200Kg/cm2)の場合、予
め蒸気または湯浴中でこのハードボードを加熱含
水させた後、熱圧成形するが、インシユレーシヨ
ンボード同様に伸度不足のためパツチを添装して
成形しても、ハードボードでは、パツチとの接着
性が悪く、パツチによる補強は無理なので絞り部
分の形状を浅く設定せざるを得ないのが実情であ
る。
また、繊維の結合剤として熱可塑性樹脂を用い
た繊維板、例えば商品名「カルーボ」(十条製紙
(株)製、パルプ/オレフイン系樹脂;35/65の混合
比率の複合樹脂材をシート状に成形したマツト)
のごときものも実用化されているが、このマツト
を加熱軟化させた後、任意の絞り形状を備えた金
型でコールドプレス成形することにより所望の製
品が得られるが、上述したインシユレーシヨンボ
ード、ハードボードに比べ、成形時樹脂の流動性
が得られ、成形性は若干アツプするが、パルプが
大量に混入されているため、前述した繊維板同様
伸度不足は改善されず、またパツチとして同材質
の補強シートを用いた場合、パツチ自体がそれ程
強固なものでなく脆弱であり、また絞り部分の板
厚が厚くなる程インシユレーシヨンボードと同じ
く、深い絞り形状に成形することは困難であつ
た。
た繊維板、例えば商品名「カルーボ」(十条製紙
(株)製、パルプ/オレフイン系樹脂;35/65の混合
比率の複合樹脂材をシート状に成形したマツト)
のごときものも実用化されているが、このマツト
を加熱軟化させた後、任意の絞り形状を備えた金
型でコールドプレス成形することにより所望の製
品が得られるが、上述したインシユレーシヨンボ
ード、ハードボードに比べ、成形時樹脂の流動性
が得られ、成形性は若干アツプするが、パルプが
大量に混入されているため、前述した繊維板同様
伸度不足は改善されず、またパツチとして同材質
の補強シートを用いた場合、パツチ自体がそれ程
強固なものでなく脆弱であり、また絞り部分の板
厚が厚くなる程インシユレーシヨンボードと同じ
く、深い絞り形状に成形することは困難であつ
た。
このように、インシユレーシヨンボード、ハー
ドボード、結合剤として熱可塑性樹脂材を用いた
繊維板等はプレス成形時その絞り形状を深く設定
することができず、造形自由度が大きく制限され
るとともに、インシユレーシヨンボード等同一材
質のパツチを当てて補強可能なものは、その補強
部の肉厚が増し、一定した厚みが得られず、意匠
上好ましくないとの問題点があり、これらの対策
が急務とされていた。
ドボード、結合剤として熱可塑性樹脂材を用いた
繊維板等はプレス成形時その絞り形状を深く設定
することができず、造形自由度が大きく制限され
るとともに、インシユレーシヨンボード等同一材
質のパツチを当てて補強可能なものは、その補強
部の肉厚が増し、一定した厚みが得られず、意匠
上好ましくないとの問題点があり、これらの対策
が急務とされていた。
≪発明の目的≫
この発明はこのような事情に鑑みてなされたも
ので、この発明の目的とするところは、プレス成
形用繊維板において、深絞り加工を可能とし、造
形自由度を飛躍的に増大させるとともに、深絞り
部分の薄肉化を図り、かつ厚みムラを解消したプ
レス成形用繊維板における深絞り部の補強構造を
提供することにある。
ので、この発明の目的とするところは、プレス成
形用繊維板において、深絞り加工を可能とし、造
形自由度を飛躍的に増大させるとともに、深絞り
部分の薄肉化を図り、かつ厚みムラを解消したプ
レス成形用繊維板における深絞り部の補強構造を
提供することにある。
≪発明の構成と効果≫
上記目的を達成するために、本発明はプレス成
形用繊維板の深絞り部に補強シートを添装して、
プレス成形を行なうようにしたプレス成形用繊維
板における深絞り部の補強構造において、 前記補強シートは、ポリオレフイン系樹脂と有
機フイラーとの複合樹脂材をシート状に押出した
板状成形体からなり、該シートを加熱軟化させ
て、繊維板の深絞り部に圧着させることにより、
補強シートと繊維板とを投錨的に接合させるよう
にしたことを特徴とする。
形用繊維板の深絞り部に補強シートを添装して、
プレス成形を行なうようにしたプレス成形用繊維
板における深絞り部の補強構造において、 前記補強シートは、ポリオレフイン系樹脂と有
機フイラーとの複合樹脂材をシート状に押出した
板状成形体からなり、該シートを加熱軟化させ
て、繊維板の深絞り部に圧着させることにより、
補強シートと繊維板とを投錨的に接合させるよう
にしたことを特徴とする。
すなわち、有機フイラー含有オレフイン系樹脂
は、その蓄熱性のため、冷えにくく、プレスのタ
イミングが遅くても、この補強シートの流動性が
保て、深絞り部分のちぎれが生じやすい箇所に浸
透し、かつプレス上下型内のクリアランス内で均
一な肉厚を保証することができる。
は、その蓄熱性のため、冷えにくく、プレスのタ
イミングが遅くても、この補強シートの流動性が
保て、深絞り部分のちぎれが生じやすい箇所に浸
透し、かつプレス上下型内のクリアランス内で均
一な肉厚を保証することができる。
さらに、この補強シートは前述したように軟化
時その流動性により、繊維板内の繊維間隙に浸透
し、アンカー効果によりこの補強シートは繊維板
の深絞り部に強力に接着固定される。
時その流動性により、繊維板内の繊維間隙に浸透
し、アンカー効果によりこの補強シートは繊維板
の深絞り部に強力に接着固定される。
このように有機フイラー含有オレフイン系樹脂
はその蓄熱性が特に優れているので、この複合樹
脂材の流動性を利用して、繊維板の深絞り部分を
均一にかつ強固に補強することができるため、従
来浅絞り成形しかできなかつたハードボードの成
形において、深絞り成形を可能とし、造成自由度
を飛躍的に増大させるとともに、インシユレーシ
ヨンボードの成形について、従来の補強シート使
用に比べ、厚みムラを解消し、薄肉化を図る等の
効果がある。
はその蓄熱性が特に優れているので、この複合樹
脂材の流動性を利用して、繊維板の深絞り部分を
均一にかつ強固に補強することができるため、従
来浅絞り成形しかできなかつたハードボードの成
形において、深絞り成形を可能とし、造成自由度
を飛躍的に増大させるとともに、インシユレーシ
ヨンボードの成形について、従来の補強シート使
用に比べ、厚みムラを解消し、薄肉化を図る等の
効果がある。
≪実施例の説明≫
実施例 1
繊維板10(十条製紙(株)の商品名「カルーボ」)
を図示しない加熱手段により加熱軟化させた後、
コールドプレス用下型11上に載置し、かつその
深絞り部分相当箇所の繊維板10上面に補強シー
ト12を載置する。
を図示しない加熱手段により加熱軟化させた後、
コールドプレス用下型11上に載置し、かつその
深絞り部分相当箇所の繊維板10上面に補強シー
ト12を載置する。
なお、この補強シート12は、ポリプロピレン
樹脂と木粉とを50:50の配合比により混合した複
合樹脂材を押出成形機によりシート状に押出した
厚み2mmの押出成形体である。
樹脂と木粉とを50:50の配合比により混合した複
合樹脂材を押出成形機によりシート状に押出した
厚み2mmの押出成形体である。
そして、深絞り部として、第1図中コールドプ
レス用下型11の凹部11a形状を図中符号c,
dを用いて、d/c(絞り比)を2.0に設定してあ
る。
レス用下型11の凹部11a形状を図中符号c,
dを用いて、d/c(絞り比)を2.0に設定してあ
る。
そして、コールドプレス用上型(図示せず)の
下降により、このコールドプレス用下型11の凹
部11a(深絞り部)の型面に沿つて繊維板10
ならびに補強シート12が圧着され、このコール
ドプレス用金型11により冷却固化され、所望の
深絞り形状を備えた成形品が形成される。
下降により、このコールドプレス用下型11の凹
部11a(深絞り部)の型面に沿つて繊維板10
ならびに補強シート12が圧着され、このコール
ドプレス用金型11により冷却固化され、所望の
深絞り形状を備えた成形品が形成される。
なお成形された製品の板厚は2mmであり、深絞
り部分も同様に2mmの均一は板厚が得られた。
り部分も同様に2mmの均一は板厚が得られた。
この実施例にあつては、補強シート12が優れ
た蓄熱性を備えているため、コールドプレス用上
型の下降タイミングが遅くても、この補強シート
12は充分にその流動性を備えており、深絞り部
分に均一に補填されるとともに、繊維板10の繊
維素間隙内に樹脂が流れ込む、いわゆるアンカー
効果によりこの補強板10と補強シート12とは
強固な接着が得られる。
た蓄熱性を備えているため、コールドプレス用上
型の下降タイミングが遅くても、この補強シート
12は充分にその流動性を備えており、深絞り部
分に均一に補填されるとともに、繊維板10の繊
維素間隙内に樹脂が流れ込む、いわゆるアンカー
効果によりこの補強板10と補強シート12とは
強固な接着が得られる。
実施例 2
第2図に示すように110〜160℃に加熱されたホ
ツトプレス用下型13上に板厚3mmのハードボー
ド14を載置し、さらに図示しない加熱手段によ
り加熱軟化した補強シート12(実施例1と同一
のもの)を載置し、図示しないホツトプレス用上
型の下降により、ホツトプレス用下型13の凹部
13aの型面に沿つてハードボード14ならびに
補強シート12とが強固に圧着される。
ツトプレス用下型13上に板厚3mmのハードボー
ド14を載置し、さらに図示しない加熱手段によ
り加熱軟化した補強シート12(実施例1と同一
のもの)を載置し、図示しないホツトプレス用上
型の下降により、ホツトプレス用下型13の凹部
13aの型面に沿つてハードボード14ならびに
補強シート12とが強固に圧着される。
なお、ハードボード14はプレス成形する前段
階に、湯浴中で加熱・含水処理が施され、膨潤化
している。
階に、湯浴中で加熱・含水処理が施され、膨潤化
している。
得られた成形品は一般部分の肉厚が3.0mmであ
り、深絞り部分もまた3.0mmであり、この深絞り
部分についつは、補強シート12がハードボード
14の繊維素間に投錨的に接合しており、ハード
ボード14と補強シート12とは強固に接合して
いる。
り、深絞り部分もまた3.0mmであり、この深絞り
部分についつは、補強シート12がハードボード
14の繊維素間に投錨的に接合しており、ハード
ボード14と補強シート12とは強固に接合して
いる。
このように実施例1、実施例2で詳細に説明し
たように、伸張性に乏しい繊維板を深絞り成形す
るに当り、有機フイラー含有オレフイン系樹脂を
補強シートとして深絞り部分に添装して繊維板に
圧着接合させれば、この補強シートが蓄熱性に特
に優れているため、成形時この補強シートの樹脂
流れが促進され、プレスのタイミングが遅くて
も、この深絞り部分に均一にいきわたり、かつ繊
維板の繊維間隙内に有効に浸透するので接着強度
も向上する。
たように、伸張性に乏しい繊維板を深絞り成形す
るに当り、有機フイラー含有オレフイン系樹脂を
補強シートとして深絞り部分に添装して繊維板に
圧着接合させれば、この補強シートが蓄熱性に特
に優れているため、成形時この補強シートの樹脂
流れが促進され、プレスのタイミングが遅くて
も、この深絞り部分に均一にいきわたり、かつ繊
維板の繊維間隙内に有効に浸透するので接着強度
も向上する。
そして得られた製品はその深絞り部分において
均一な厚みで有効に補強されている。
均一な厚みで有効に補強されている。
第1図は本発明の実施例1の成形品の成形工程
を示す断面図、第2図は本発明の実施例2の成形
品の成形工程を説明する断面図、第3図ならびに
第4図は従来の繊維板における深絞り部の補強構
造を説明する断面図である。 10……繊維板、11……コールドプレス用下
型、11a……凹部、12……補強シート、13
……ホツトプレス用下型、14……ハードボー
ド。
を示す断面図、第2図は本発明の実施例2の成形
品の成形工程を説明する断面図、第3図ならびに
第4図は従来の繊維板における深絞り部の補強構
造を説明する断面図である。 10……繊維板、11……コールドプレス用下
型、11a……凹部、12……補強シート、13
……ホツトプレス用下型、14……ハードボー
ド。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 プレス成形用繊維板の深絞り部に補強シート
を添装して、プレス成形を行なうようにしたプレ
ス成形用繊維板における深絞り部の補強構造にお
いて、 前記補強シートは、ポリオレフイン系樹脂と有
機フイラーとの複合樹脂材をシート状に押出した
板状成形体からなり、該シートを加熱軟化させ
て、繊維板の深絞り部に圧着させることにより、
補強シートと繊維板とを投錨的に接合させるよう
にしたことを特徴とするプレス成形用繊維板にお
ける深絞り部の補強構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61167580A JPS6322625A (ja) | 1986-07-16 | 1986-07-16 | プレス成形用繊維板における深絞り部の補強構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61167580A JPS6322625A (ja) | 1986-07-16 | 1986-07-16 | プレス成形用繊維板における深絞り部の補強構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6322625A JPS6322625A (ja) | 1988-01-30 |
JPH0341338B2 true JPH0341338B2 (ja) | 1991-06-21 |
Family
ID=15852383
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61167580A Granted JPS6322625A (ja) | 1986-07-16 | 1986-07-16 | プレス成形用繊維板における深絞り部の補強構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6322625A (ja) |
-
1986
- 1986-07-16 JP JP61167580A patent/JPS6322625A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6322625A (ja) | 1988-01-30 |
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