JPH0341330Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0341330Y2 JPH0341330Y2 JP7308385U JP7308385U JPH0341330Y2 JP H0341330 Y2 JPH0341330 Y2 JP H0341330Y2 JP 7308385 U JP7308385 U JP 7308385U JP 7308385 U JP7308385 U JP 7308385U JP H0341330 Y2 JPH0341330 Y2 JP H0341330Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic
- magnetic disk
- stepping motor
- magnetic head
- disk device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000011553 magnetic fluid Substances 0.000 claims description 11
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 10
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 7
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 230000005415 magnetization Effects 0.000 description 2
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 2
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Moving Of Heads (AREA)
- Rotational Drive Of Disk (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、磁気デイスク装置に関し、特に磁気
ヘツドの位置決めを行なうステツピングモータを
有する磁気デイスク装置に関する。
ヘツドの位置決めを行なうステツピングモータを
有する磁気デイスク装置に関する。
この種の磁気デイスク装置、すなわちステツピ
ングモータを駆動源として磁気ヘツドの位置決め
を行なう方式の磁気デイスク装置において、装置
内部の気密性を高めて外部からの塵埃の侵入を防
止するためには、ステツピングモータの主軸の軸
受部分をシールする必要がある。従来、ステツピ
ングモータの主軸のシール材として磁性流体シー
ルが用いられていた。
ングモータを駆動源として磁気ヘツドの位置決め
を行なう方式の磁気デイスク装置において、装置
内部の気密性を高めて外部からの塵埃の侵入を防
止するためには、ステツピングモータの主軸の軸
受部分をシールする必要がある。従来、ステツピ
ングモータの主軸のシール材として磁性流体シー
ルが用いられていた。
磁性流体シールは、回転する主軸のシール材と
しては有効な手段であるが、周囲に大きな磁束を
発生する。従つて、磁気による記録を行なう磁気
デイスク装置に使用すると、磁性流体を保持する
ポールピースからの漏洩磁束が磁気ヘツドに悪影
響を及ぼすため、記録誤りや読み出し誤りを生ず
ることがあるという欠点があつた。
しては有効な手段であるが、周囲に大きな磁束を
発生する。従つて、磁気による記録を行なう磁気
デイスク装置に使用すると、磁性流体を保持する
ポールピースからの漏洩磁束が磁気ヘツドに悪影
響を及ぼすため、記録誤りや読み出し誤りを生ず
ることがあるという欠点があつた。
従つて本考案の目的は、磁性流体シールの使用
にともなつて生ずる漏洩磁束に起因する情報の記
録および読み出しの誤りを防止し、しかも塵埃の
侵入を防止して装置内の気密を保持することので
きる磁気デイスク装置を提供することにある。
にともなつて生ずる漏洩磁束に起因する情報の記
録および読み出しの誤りを防止し、しかも塵埃の
侵入を防止して装置内の気密を保持することので
きる磁気デイスク装置を提供することにある。
本考案の磁気デイスク装置は、磁気デイスクと
磁気ヘツドとを収容してカバーと共に密封容器を
形成するベースプレートと、ベースプレートに取
付けられて磁気ヘツドを搭載する位置決め装置を
駆動するステツピングモータとを備える磁気デイ
スク装置において、ステツピングモータが軸方向
に磁化された回転軸と、磁気ヘツド組立体と対向
する側の軸受の外部に回転軸と所定の間隙を保つ
て設けられ且つステツピングモータの回転軸と逆
方向に磁化されたポールピースと、ポールピース
と回転軸との間隙に充填された磁性流体とを有す
ることを特徴とする磁気デイスク装置が得られ
る。
磁気ヘツドとを収容してカバーと共に密封容器を
形成するベースプレートと、ベースプレートに取
付けられて磁気ヘツドを搭載する位置決め装置を
駆動するステツピングモータとを備える磁気デイ
スク装置において、ステツピングモータが軸方向
に磁化された回転軸と、磁気ヘツド組立体と対向
する側の軸受の外部に回転軸と所定の間隙を保つ
て設けられ且つステツピングモータの回転軸と逆
方向に磁化されたポールピースと、ポールピース
と回転軸との間隙に充填された磁性流体とを有す
ることを特徴とする磁気デイスク装置が得られ
る。
〈実施例〉
次に本考案の一実施例を示す図面を参照して詳
細に説明する。
細に説明する。
第2図を参照すると、スピンドルモータ2に搭
載された磁気デイスク5と磁気デイスク5に情報
の書き込み、読み出しを行う磁気ヘツド4とは、
ベースプレート2とベースプレート2の上部およ
び側部を包うカバー(図示せず)とによつて構成
される密封容器内に収容されて外部から遮断され
ている。従つて外界から密封容器内への塵埃の侵
入は防止され、密封容器内の空気は清浄に保た
れ、ヘツドクラツシユ(微細な塵埃が磁気ヘツド
と磁気デイスクとの間入り込むことによつて生ず
る損傷事故)が防止される。
載された磁気デイスク5と磁気デイスク5に情報
の書き込み、読み出しを行う磁気ヘツド4とは、
ベースプレート2とベースプレート2の上部およ
び側部を包うカバー(図示せず)とによつて構成
される密封容器内に収容されて外部から遮断され
ている。従つて外界から密封容器内への塵埃の侵
入は防止され、密封容器内の空気は清浄に保た
れ、ヘツドクラツシユ(微細な塵埃が磁気ヘツド
と磁気デイスクとの間入り込むことによつて生ず
る損傷事故)が防止される。
ステツピングモータ3は、ベースプレート1の
側面に取付けねじ13によつて固定される。磁気
ヘツド組立体4′は複数の磁気ヘツド4を有し、
ガイド20上に滑動可能に実装される。スチール
バンド15の中央部はプーリー12のねじ孔12
aに螺合する取付けねじ14によつてステツピン
グモータ3と係合し、その一端部は磁気ヘツド組
立体4′に、他端部はベースプレート1にねじ止
めされる。従つて磁気ヘツド組立体4′はステツ
ピングモータ3の回転によつて矢印A方向に移動
し、磁気ヘツド4を磁気デイスク5の所望のトラ
ツク上に位置決めする。
側面に取付けねじ13によつて固定される。磁気
ヘツド組立体4′は複数の磁気ヘツド4を有し、
ガイド20上に滑動可能に実装される。スチール
バンド15の中央部はプーリー12のねじ孔12
aに螺合する取付けねじ14によつてステツピン
グモータ3と係合し、その一端部は磁気ヘツド組
立体4′に、他端部はベースプレート1にねじ止
めされる。従つて磁気ヘツド組立体4′はステツ
ピングモータ3の回転によつて矢印A方向に移動
し、磁気ヘツド4を磁気デイスク5の所望のトラ
ツク上に位置決めする。
ステツピングモータ3の断面図およびE部の拡
大断面図を示す第1図aおよびbを参照すると、
ステツピングモータ3は、主軸7の軸方向の中央
部に永久磁石で構成されたロータ9を有してお
り、その外周には複数個のコイル12を巻回した
ステータ10が設けられている。主軸7は、2個
の軸受8によつてその回転運動が支持される。軸
受8の一方(ベースプレート1に取付けられた状
態において、密封容器の内部側)の外側には、さ
らにポールピース6が設けられている。第1図b
に示すようにポールピース6と主軸7との間には
若干の空隙があり、この空隙部分に磁性流体11
が吸着されており、ステツピングモータ8の内部
で発生した塵埃および外部からの塵埃が密封容器
内に侵入するのを防止している。
大断面図を示す第1図aおよびbを参照すると、
ステツピングモータ3は、主軸7の軸方向の中央
部に永久磁石で構成されたロータ9を有してお
り、その外周には複数個のコイル12を巻回した
ステータ10が設けられている。主軸7は、2個
の軸受8によつてその回転運動が支持される。軸
受8の一方(ベースプレート1に取付けられた状
態において、密封容器の内部側)の外側には、さ
らにポールピース6が設けられている。第1図b
に示すようにポールピース6と主軸7との間には
若干の空隙があり、この空隙部分に磁性流体11
が吸着されており、ステツピングモータ8の内部
で発生した塵埃および外部からの塵埃が密封容器
内に侵入するのを防止している。
主軸7は、磁化されているロータ9によつて図
の上部7aがN極に、図に下部7bがS極に磁化
されている。一方ポールピース6は第1図bに示
すように、主軸7の磁化の極性の逆方向に、すな
わち図の上部6aがS極に、下部6bがN極にな
るように磁化されている。
の上部7aがN極に、図に下部7bがS極に磁化
されている。一方ポールピース6は第1図bに示
すように、主軸7の磁化の極性の逆方向に、すな
わち図の上部6aがS極に、下部6bがN極にな
るように磁化されている。
なお、この磁化の方向は、主軸7の上部17a
をS極に下部17bをN極に磁化し、ポールピー
ス16の上部16bをN極に下部16aをS極と
なるように取付けても同様な効果を得ることがで
きる。
をS極に下部17bをN極に磁化し、ポールピー
ス16の上部16bをN極に下部16aをS極と
なるように取付けても同様な効果を得ることがで
きる。
第3図および第4図は、磁気ヘツド組立体4′
の最上部および最下部に配置された磁気ヘツド4
の位置における漏洩磁束を測定した例を示し、曲
線cおよびfは主軸7とポールピース6との極性
が一致している場合、曲線dおよびgは磁性流体
シール11およびポールピース6が存在しない場
合、曲線eおよびhは主軸7とポールピース6と
の極性を反対とした場合の漏洩磁束をそれぞれ示
している。
の最上部および最下部に配置された磁気ヘツド4
の位置における漏洩磁束を測定した例を示し、曲
線cおよびfは主軸7とポールピース6との極性
が一致している場合、曲線dおよびgは磁性流体
シール11およびポールピース6が存在しない場
合、曲線eおよびhは主軸7とポールピース6と
の極性を反対とした場合の漏洩磁束をそれぞれ示
している。
極性が一致している場合(cおよびf)はポー
ルピース6を取付けていない場合(dおよびf)
に比べ漏洩磁束は2倍以上に増大するが、極性を
反対にした場合(eおよびh)はポールピース6
を取付けていない場合(dおよびf)の1/2以
下、極性の一致している場合(cおよびf)の
1/4以下となる。
ルピース6を取付けていない場合(dおよびf)
に比べ漏洩磁束は2倍以上に増大するが、極性を
反対にした場合(eおよびh)はポールピース6
を取付けていない場合(dおよびf)の1/2以
下、極性の一致している場合(cおよびf)の
1/4以下となる。
以上のように、主軸7の磁気極性の反対の極性
のポールピースに磁性流体を保持させて回転軸を
シールすることにより、磁気デイスク装置の内部
の気密性を高め、しかも漏洩磁束による磁気ヘツ
ドへの悪影響を少なくすることができる。さら
に、漏洩磁束が小さくなるので、ステツピングモ
ータ3を磁気ヘツド4ならびに磁気デイスク5に
接近させることができ、結果として装置全体を小
型化することが可能となる。
のポールピースに磁性流体を保持させて回転軸を
シールすることにより、磁気デイスク装置の内部
の気密性を高め、しかも漏洩磁束による磁気ヘツ
ドへの悪影響を少なくすることができる。さら
に、漏洩磁束が小さくなるので、ステツピングモ
ータ3を磁気ヘツド4ならびに磁気デイスク5に
接近させることができ、結果として装置全体を小
型化することが可能となる。
本考案は以上説明したように、ステツピングモ
ータの主軸と磁気流体を保持するポールピースと
の磁気極性を反対にすることによつて、密封容器
に侵入する塵埃を防止してヘツドクラツシユを防
止することができると共に、ステツピングモータ
の内部から発生する漏洩磁束を減少させて情報の
書き込み誤りおよび読み出し誤りを低減させるこ
とができ、磁気デイスク装置の信頼性を向上させ
ることができるという効果がある。
ータの主軸と磁気流体を保持するポールピースと
の磁気極性を反対にすることによつて、密封容器
に侵入する塵埃を防止してヘツドクラツシユを防
止することができると共に、ステツピングモータ
の内部から発生する漏洩磁束を減少させて情報の
書き込み誤りおよび読み出し誤りを低減させるこ
とができ、磁気デイスク装置の信頼性を向上させ
ることができるという効果がある。
第1図aおよびbは本考案の一実施例を示す断
面図およびE部拡大断面図、第2図は本考案の磁
気デイスク装置の一実施例を示す分解斜視図、第
3図および第4図はステツピングモータからの漏
洩磁束の測定値を示す図である。 1……ベースプレート、2……スピンドルモー
タ、3……ステツピングモータ、4……磁気ヘツ
ド、5…磁気デイスク、6……ポールピース、7
……主軸、8……軸受、9……ロータ、10……
ステータ、11……磁性流体。
面図およびE部拡大断面図、第2図は本考案の磁
気デイスク装置の一実施例を示す分解斜視図、第
3図および第4図はステツピングモータからの漏
洩磁束の測定値を示す図である。 1……ベースプレート、2……スピンドルモー
タ、3……ステツピングモータ、4……磁気ヘツ
ド、5…磁気デイスク、6……ポールピース、7
……主軸、8……軸受、9……ロータ、10……
ステータ、11……磁性流体。
Claims (1)
- 磁気デイスクと磁気ヘツド組立体とを収容する
密封容器と、前記密封容器に取付けられ前記磁気
ヘツド組立体を前記磁気デイスクに対して位置決
めするステツピングモータとを具備する磁気デイ
スク装置において、前記ステツピングモータが軸
方向に磁化された回転軸と、前記磁気ヘツド組立
体と対向する側の軸受の外部に前記回転軸と所定
の間隙を保つて設けられ且つ前記回転軸と逆方向
に磁化されたポールピースと、前記間隙に充填さ
れた磁性流体とを有することを特徴とする磁気デ
イスク装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7308385U JPH0341330Y2 (ja) | 1985-05-17 | 1985-05-17 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7308385U JPH0341330Y2 (ja) | 1985-05-17 | 1985-05-17 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61189457U JPS61189457U (ja) | 1986-11-26 |
JPH0341330Y2 true JPH0341330Y2 (ja) | 1991-08-30 |
Family
ID=30612109
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7308385U Expired JPH0341330Y2 (ja) | 1985-05-17 | 1985-05-17 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0341330Y2 (ja) |
-
1985
- 1985-05-17 JP JP7308385U patent/JPH0341330Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61189457U (ja) | 1986-11-26 |
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