JPH0341278Y2 - - Google Patents

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JPH0341278Y2
JPH0341278Y2 JP1988082548U JP8254888U JPH0341278Y2 JP H0341278 Y2 JPH0341278 Y2 JP H0341278Y2 JP 1988082548 U JP1988082548 U JP 1988082548U JP 8254888 U JP8254888 U JP 8254888U JP H0341278 Y2 JPH0341278 Y2 JP H0341278Y2
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extraction
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、トレイプツシヤ型連続炉に関するも
のである。
(従来の技術) 従来、複数の帯域を有するトレイプツシヤ型連
続炉において、隣接する帯域の雰囲気を異ならし
める場合、両帯域雰囲気の混合防止手段として、
帯域境界部にドロツプアーチを設ける方式と、炉
内に方向転換部を設け、この転換部に中間扉を設
ける方式とがある。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、ドロツプアーチ方式では、どう
しても帯域間での雰囲気の混合は避けられず、そ
のため厳格な雰囲気管理ができない。また、方向
転換方式では、前記ドロツプアーチ方式の欠点は
解決できるが、方向転換部の機構が複雑で高価に
なるとともに、炉を直線状に配置できないため、
設置スペースが大になるという欠点を有する。
さらに、前記いずれの方式においても、全帯域
にスキツドレールを配設するが、特に、材料の昇
温時、材料のスキツドレール側に昇温遅れが生じ
るため、材料の均一処理に時間がかかるという問
題点を有する。
本考案は、隣接する帯域を中間扉で区画し、か
つ、炉を直線状に配設し、しかも、昇温(予熱)
部のスキツドレールをなくして、前記問題点を解
決することのできるトレイプツシヤ型連続炉を提
供することを目的とする。
(課題を解決すべき手段) 本考案にかかるトレイプツシヤ型連続炉は、前
記目的を達成するために、直線状に配設されたト
レイプツシヤ型連続炉内を、中間扉により装入側
室と抽出側室とに区画し、前記装入側室に正逆回
転可能なハースローラ群を配設するとともに、前
記抽出側室の抽出端部にハースローラ群を、残り
部分にスキツドレールを敷設し、装入プツシヤで
材料を炉内搬送する構成としたものである。
(実施例) つぎに、本考案の一実施例を図面にしたがつて
説明する。
実施例は本考案を、トレイプツシヤ型連続炉に
適用したものである。
連続焼結炉Tは、直線状に配設され、装入側室
1であるバーンオフ帯1aと、抽出側室2である
焼結帯2aと冷却帯2bと、抽出ベスチブル3と
からなる。
そして前記バーンオフ帯1aと焼結帯2aとの
間には、断熱構造の中間扉4が、冷却帯2bと抽
出ベスチブル3との間には仕切扉5が設けられて
いる。
なお、6は装入扉、7は抽出扉、8は装入台
で、この装入台8上の材料Wが装入プツシヤ9に
より前記バーンオフ帯1aに装入されるようにな
つている。
前記バーンオフ帯1aには、加熱手段であるエ
レクトロチユーブ10と直火バーナ11とを有す
るとともに、炉内搬送手段として正逆回転可能な
ハースローラ12群が配設されている。
前記焼結帯2aには、加熱手段としてヒータ1
3が炉内搬送手段としてスキツドレール14が設
けられている。
前記冷却帯2bには水冷ジヤケツト15を有す
るとともに、その抽出端側には炉内搬送手段とし
てハースローラ群16が、残りの部分には、前記
焼結帯2aのスキツドレール14と同様のスキツ
ドレール17が敷設されている。
なお、抽出ベスチブル3にもハースローラ群1
8が設けてある。
また、前記バーンオフ帯1aにはN2ガスが図
示しない供給管から供給され、前記直火バーナ1
1により、当該帯域はN2ガスとからなる雰囲気
となり、約650℃に制御されている。
一方、前記焼結帯2aと冷却帯2bとの雰囲気
は、図示しない供給管から供給されたN2ガスと
H2ガスとからなり、焼結帯2aでは約1250℃に、
冷却帯2bは約150℃に制御されている。
つぎに、前記構成からなる焼結炉の操業方法を
説明する。
いま、炉内に焼結材W(以下、材料という)が、
第1図に示すように各トレイ19に載置されて在
炉しているものとする。
まず、前記仕切扉5を開いて、冷却帯2bの材
料(抽出材)Wnをハースローラ群16を駆動す
ることにより抽出ベスチブル3へ移行させ、仕切
扉5を閉じ、抽出扉7を開いてハースローラ群1
8により所定場所に搬送する。
前記のように、仕切扉5を閉じると、前記中間
扉4を開くとともに、ハースローラ群12を正転
し、バーンオフ帯1の材料(W1〜W5)を前進さ
せ、材料W5を焼結帯2aの装入端側に位置する
材料W6の直後に位置させる。したがつて、バー
ンオフ帯1の装入端部には次材料の装入スペース
が形成されている。
その後、前記装入扉6を開いて、装入台18上
の材料W0を装入プツシヤ9にてバーンオフ帯1
に装入するとともに既に在炉している材料(W1
〜Wn-1)をピツチ移行させる。この状態におい
ては、材料W5が焼結帯2a内に、また、材料
Wn-1が冷却帯2bのハースローラ群16上に位
置する。
ここで、前記ハースローラ群12を逆回転さ
せ、材料(W0〜W4)を中間扉4が閉可能な位置
まで後退させて前記中間扉4を閉じ、つぎの材料
をバーンオフ帯1に装入するまで、前記ハースロ
ーラ群12を正逆回転させて、所定時間、当該帯
域で往復運動させてバーンオフする。
その後、前記工程を繰り返し、材料を順次、焼
結、冷却するものである。
前記実施例では、トレイプツシヤ型連続炉を焼
結炉に適用した場合について述べたが、装入側室
1を予熱帯に、抽出側室2を加熱・均熱帯、冷却
帯とし、各帯域の雰囲気を異ならしめる焼鈍炉等
の他の連続熱処理炉にも適用することができる。
(考案の効果) 以上の説明で明らかなように、本考案のトレイ
プツシヤ型連続炉は、中間扉により装入側室と抽
出側室とに区画し、前記装入側室に正逆回転可能
なハースローラ群を配設するとともに、前記抽出
側室の抽出端部にハースローラ群を、残り部分に
スキツドレールを敷設し、装入プツシヤで材料を
炉内搬送するようにしたから、ハースローラ群の
駆動により装入側室と抽出側室との間にスペース
を形成できるため、トレイプツシヤ型炉でありな
がら、炉を直線状に配設できるとともに、前記両
室間に中間扉を設けることができる。
したがつて、従来のものより各室の雰囲気管理
が容易であるとともに、設置スペースを減少する
ことができ、方向転換部がないため、構造簡単に
してメンテナンスも容易である。
また、装入側室には、炉内搬送手段としてスキ
ツドレールを設けず、正逆回転可能なハースロー
ラ群としてあるため、昇温時、材料に往復運動を
与えることにより、短時間で均一昇温することが
できる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案にかかるトレイプツシヤ型連
続炉の断面図、第2図〜第4図は、第1図の−
線、−線、−線断面図である。 1〜装入側室(バーンオフ帯)、2〜抽出側室、
2a〜焼結帯、2b〜冷却帯、4〜中間扉、5〜
仕切扉、6〜装入扉、7〜抽出扉、9〜装入プツ
シヤ、10,11,13〜加熱手段、12,16
〜ハースローラ群、14,17〜スキツドレー
ル、15〜水冷ジヤケツト、19〜トレイ、W0
……Wn〜材料。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 直線状に配設されたトレイプツシヤ型連続炉内
    を、中間扉により装入側室と抽出側室とに区画
    し、前記装入側室に正逆回転可能なハースローラ
    群を配設するとともに、前記抽出側室の抽出端部
    にハースローラ群を、残り部分にスキツドレール
    を敷設し、装入プツシヤで材料を炉内搬送するこ
    とを特徴とするトレイプツシヤ型連続炉。
JP1988082548U 1988-06-22 1988-06-22 Expired JPH0341278Y2 (ja)

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JPH024197U JPH024197U (ja) 1990-01-11
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS61285381A (ja) * 1985-06-12 1986-12-16 大同特殊鋼株式会社 局部加熱室を有する真空炉
JPS62285381A (ja) * 1986-06-03 1987-12-11 オムロン株式会社 電気機器の着脱装置

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