JPH0341168A - 油中分散性着色顔料及びその製造方法 - Google Patents

油中分散性着色顔料及びその製造方法

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JPH0341168A
JPH0341168A JP17769589A JP17769589A JPH0341168A JP H0341168 A JPH0341168 A JP H0341168A JP 17769589 A JP17769589 A JP 17769589A JP 17769589 A JP17769589 A JP 17769589A JP H0341168 A JPH0341168 A JP H0341168A
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JP
Japan
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pigment
oil
ionic
dye
group
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JP17769589A
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Momoko Sasachi
桃子 雀地
Junichi Fukazawa
深澤 純一
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は油中分散性及び色調の鮮明さに優れた油申分1
1に性顔料及びその製造方法に関する。
〔従来の技術及びその課題〕
塗料、化粧品等の顔料分散体を利用する産業分野におい
ては、有機溶剤、油性材料等を基剤とする系が重要な位
置を占めている。一般に、顔料の表面は親水性であるこ
とが多く、そのままの状態では上記油性基剤に分散させ
ることが困難であるため、従来、顔料表面の改質、他の
材料との複合化、分散剤の併用等の手段が採られている
例えば、ロジン等によるコーティング、シランカップリ
ング剤等を用いたトポケミカルな方法による表面活性基
の化学修飾、メカノケミカルな方法による脂肪酸等との
複合化等、各種表面処理を施した顔料が用いられている
しかしながら、多くの場合、顔料を表面処理した後に粉
末として取り出す過程で強い凝集が起こり、−炭粒子の
形で分散させて利用することは非常に困難である。特に
着色顔料の場合、主に分散性と粒子径が着色力を支配す
ることが知られており、油剤中に一次粒子の状態で容易
に分散させ得る顔料処理方法が望まれてきた。
これに対し最近では、生成した顔料を水分散系の世態で
処理し、乾燥過程を経ずに油性のビヒクル中に移行・分
散させるという方式がインキや塗料の分野で利用されて
いる。この操作をフラッシングといい、■顔料の練肉・
分散工程が不要である、■ビヒクル中での顔料の透明度
・彩度が高く、鮮明な発色が得られる、■水可溶性塩類
を含有しない等の優れた性質を持つ顔料を得ることがで
きる。またフラッシングは油中分散性の超微粒子を得る
方法としても注目されている。この方法は、水和金属酸
化物の陽性のヒドロシルを作り、アニオン界面活性剤を
最適量添加して粒子表面を疎水化処理した後に有機溶媒
を加え、顔料を有機溶媒中に移行・分散させてオルガノ
ゾルを得、有機溶媒を除去した後に熱処理するという方
法である。
この方法により得られた顔料の一次粒子は超微粒子であ
るため、特定の極性の抽剤または有機溶剤に透明に分散
するという特徴を持つ。しかしながら、化粧品、塗料、
樹脂などにこの透明性顔料を利用しようとする場合、こ
れら金属酸化物、水和金属酸化物による顔料は着色剤と
しての鮮明さに欠け、色調も制限されるという問題があ
った。
また、鮮明度の高い有機顔料としては酸性染料のレーキ
顔料などが挙げられるが、微細で均一な一次粒子を得る
のが困難で、耐水性に劣るなどの欠点があった。
従って、鮮明な色調を有し、かつ油剤への分散性が良好
な着色顔料が望まれていた。
〔課題を解決するための手段〕
かかる実情において、本発明者らは上記課題を解決すべ
く鋭意検討を行った結果、直径1 nm−10μmの微
粒子担体を特定のイオン性界面活性染料で着色せしめた
顔料が色調が鮮明で、かつ池中分散性が良好であること
を見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、直径1 nm−10μmの微粒子
担体を、水性媒体中で帯電しうるイオン性基及び炭素数
8〜36の炭化水素基を有するイオン性界面活性染料で
着色せしめてなる池中分散性着色顔料を提供するもので
ある。
また、本発明は水性媒体中において、帯電により分散し
ている直径1 nm−10μmの微粒子担体と、該微粒
子担体の帯電とは逆符号のイオン性基及び炭素数8〜3
6の炭化水素基を有するイオン性界面活性染料とを反応
させることを特徴とする油中分散性着色顔料の製造方法
を提供するものである。
本発明顔料の原料であるイオン性界面活性染料は、その
構造中に水性媒体中で帯電しうる少なくとも1個のイオ
ン性基及び少なくとも1つの炭素数8〜36の炭化水素
基を有するものであるが、当該イオン性基としてはスル
ホン酸基、硫酸基。
リン酸基、カルボン酸基、フェノール性水酸基等のアニ
オン性基;1級アミノ基、2級アミノ基。
3級アミノ基、4級アンモニウム基等のカチオン性基が
挙げられる。また炭化水素基としてはアルキル基、アル
ケニル基、芳香族基等が挙げられる。
本発明においては、水中で正に帯電している微粒子担体
に対してはアニオン性の界面活性染料を、また負に帯電
している微粒子に対してはカチオン性の界面活性染料を
用いるのが好ましい。アニオン性の界面活性染料として
は以下に示す酸性染料が例示される。
) 次の式 ( ) で示されるシーアイ アシッド レッド (C,1,Ac1rJ ed 138) ii) 次の式 () で示されるシーアイ アシッド イエロー7 (C,1,Ac1d ellow 72〉 U3Na iii )次の式(III)で示されるシーアイブルー
138  (C,1,Ac1d Blue 138)ア
シッド これらi)〜iii )は堅牢性の高いスーパーミリン
グ型の酸性染料として主に羊毛、ナイロン、絹等の染色
に用いられているものである。
iv )次の式(TV)で示される4−((4−アルコ
キシ−1−ナフチル)アゾ)ベンゼンスルホン酸誘導体
又はその塩 (式中、Rは炭素数8〜20の直鎮状または分岐のアル
キル基、Xは水素原子または一価のカチオンとなり得る
原子若しくは原子団を示す。)この化合物(TV)は、
新規化合物であり、例えば4−((4−アルコキシ−1
−ナフチル)アゾ)ベンゼンスルホン酸誘導体又はその
塩(V)を原料に用い、次に示す反応式に従って製造さ
れる。
(V) DV) (式中、RおよびXは前記した意味を有し、Yはハロゲ
ン原子を示す。) 本反応は、N、N−ジメチルホルムアミド(DMF)、
ジメチルスルホキシド(DMSO)等の不活性溶媒中、
4−((4−ヒドロキシ−1−ナフチル)アゾ)ベンゼ
ンスルホン酸またはその塩(V)に水素化ナトリウム、
ナトリウムアルコラード、炭酸カリウム等の塩基を作用
させ、ついでハロゲン化アルキルと一10〜200℃の
温度、好ましくは50〜100℃の温度で反応させる事
により行われる。
反応終了後、フリーのスルホン酸として抽出し、洗浄並
びに減圧下における溶媒の留去を行ない、その後必要に
応じて適当な有機溶媒中で塩を形成し、濃褐色、濃赤色
、濃赤紫色等の粉体を得る。
更に再結晶による精製を行い、目的とするアニオン性界
面活性染料(rV)を得る。
カチオン性の界面活性染料は例えば公知の塩基性染料に
炭素数8〜36の炭化水素基を導入することにより、台
底することができる。
また、市販のイオン性界面活性染料は種類、量ともに限
られており、色調が限定されるため、上記の染料以外に
も一般の染料に炭素数8〜36の炭化水素鎖を導入し、
界面活性を付与して本発明に用いることができる。
本発明に用いる直径1 nm−10μmの微粒子担体は
水性媒体中で電荷を持って分散するものであればよく、
無機顔料、架橋した有機ポリマーのいずれでもよい。
水性媒体中で帯電する無機顔料としては、例えば酸化チ
タン、酸化アルミニウム、酸化鉄、酸化クロム等の金属
酸化物や水和金属酸化物、またカオリン、セリサイト、
雲母等の粘土鉱物等が挙げられる。色濃度と彩度が高い
着色顔料を得るには直径1 nm−1μmのいわゆる超
微粒子顔料を用いるのが有利であり、このためには鉄、
クロム、アルミニウム、コバルト、チタン等の水和金属
酸化物が適している。特に鮮明な色調を得るためにはチ
タン、アルミニウム等の無色の担体が望ましい。
また直径1 nm〜200nmのゾルを担体として使う
と透明性の着色顔料を得ることが出来る。
また、水性媒体中で帯電する有機ポリマーとしては、例
えばアニオン性もしくはカチオン性のポリマーラテック
スが用いられる。これらはスチレン、アクリル酸エステ
ル、メタクリル酸エステル等の疎水性ビニルモノマーと
アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸等のアニオン性
ビニルモノマ、あるいはジエチルアミノエチルメタクリ
レート、ジメチルアミノエチルメタクリレート等のカチ
オン性ビニルモノマーを共重合させたもの等であり、架
橋はこれらのモノマーと共に、多官能性油溶性モノマー
 とくに複数のエチレン性不飽和結合を有するものが好
適に用いられる。この複数のエチレン性不飽和結合を有
する多官能性油溶性モノマーとしては、例えばジビニル
ベンゼン、エチレングリコールジアクリレート、エチレ
ングリコールジメタクリレート等が挙げられる。また、
色濃度の高い着色顔料を得るには1 nm−1μmのポ
リマーマイクロエマルションを用いるのが好ましい。
上記微粒子担体とイオン性界面活性剤の反応は通常、微
粒子を0.1〜50重量%濃度となるように水性媒体中
に分散し、p)Iを調整した後にイオン性界面活性染料
の水性媒体溶液を添加することにより行われる。ここで
水性媒体とは実質的に精製水からなり、これに必要によ
り少量の酸、アルカリや低級アルコール等の水溶性溶剤
や塩化アルミニウム等の無機塩類やリン酸等の緩衝剤を
含ませたものである。また微粒子の帯電量は主に水性媒
体のpHを調整することにより、または解膠剤である酸
や無機塩類の種類を変えることによって調節できる。
イオン性界面活性染料の添加量は微粒子担体の電荷を中
和するのに必要な量であり、担体およびイオン性界面活
性染料の種類により異なるが通常微粒子担体に対して0
,01〜10重量倍、好ましくは0.1〜1重量倍であ
る。この添加量が少ないと顔料が完全に疎水化されず、
また多すぎると第二層目の吸着が起こり、後に述べるフ
ラッシング操作が出来なくなる。
着色顔料を生成させた後、水性媒体と混和しない有機溶
剤を加えることにより、顔料を有機溶剤中に移行・分散
させることが出来る。次いで有機溶剤を除去すれば二次
粒子を含まない油中分散性着色顔料を得ることが出来、
フラッシングが完成する。この時使用する有機溶剤は揮
発性で水と混和しない必要があり、具体的には、n−ヘ
キサン、シクロヘキサン、トルエン、キシレン、ベンゼ
ン、クロロホルム、四塩化炭素、塩化メチレン、テトラ
ヒドロフラン等が用いられる。特に好適な溶剤は、その
溶解パラメータによって決まる。すなわち、微粒子担体
の種類、イオン性界面活性染料の種類および後述するイ
オン性界面活性剤の種類に応じ、適当な溶解パラメータ
を有する溶剤を選択するのが好ましい。ここで有機溶剤
の量については特に制限はないが、操作上、水性媒体に
対し、0.01〜2容量倍特に0.1〜■容量倍用いる
のが好ましい。
水性媒体中で微粒子担体とイオン性界面活性染料を反応
させる際、イオン性界面活性染料と同じイオン性の界面
活性剤を存在せしめるとフラッシング性や油剤への分散
性を向上させることができる。このとき用いられる界面
活性剤は水溶性のアニオン又はカチオン性界面活性剤で
あれば特に制限はない。アニオン界面活性剤としては、
例えばアルキルスルホコハク酸塩、アルキルベンゼンス
ルホン酸塩、アルキル硫酸塩、アルキルリン酸塩などが
あげられる。カチオン性界面活性剤としては、例えば、
アルキル四級アンモニウム塩などが挙げられる、これら
界面活性剤は適量界面活性染料水溶液と混合して用いる
フラッシング操作後、減圧その他の方法で溶剤を除去す
れば、乾燥粉末の形で本発明顔料を取り出すことができ
る。
〔発明の効果〕
本発明の着色顔料は油中高分散性、色調の鮮明さ、水や
塩水溶液に対する堅牢性に優れるので油剤や有機溶剤を
基剤とする各種の塗料やインキ、化粧品に応用できる。
また、直径l〜200nmの超微粒子を担体とした場合
には、透明に分散する顔料が得られるので、透明性が要
求されるフィルム、プラスティックトナー等各種の製品
へ応用できる。さらに担体として紫外線吸収能のある酸
化チタン等を用いれば紫外線遮断効果も併せて発揮され
る。
〔実施例〕
次に参考例、実施例及び試験例を挙げて説明する。
参考例1 4−((4−ドデシルオキシ−1−ナフチル)アゾ〕ベ
ンゼンスルホン酸ナトリウム:4−((4−ヒドロキシ
−1−ナフチル)アゾ)ベンゼンスルホン酸ナトリウム
(オレンジI)(3,5g 、  10 mmol)の
N、N−ジメチルホルムアミド(DMF)  (40m
j2)懸濁液に、室温で60%油性水素化ナトリウム(
0,52g、13mmol)を加え、0.5時間撹拌を
行なった。続いて1−ブロモドデカン(2,24g 、
  9 mmol>のDMF(10mjり溶液を室温で
滴下した。滴下終了後、室温で0.5時間撹拌した後、
70℃まで昇温し、さらに2.5時間撹拌を行なった。
反応混合溶液を室温まで冷却後、氷を含む12%硫酸(
60+njりに注ぎ、続いてクロロホルムを用いて抽出
した。抽出液は飽和食塩水で2回洗浄し、その後硫酸ナ
トリウムで乾燥した。硫酸ナトリウムをろ別した後に減
圧下で溶媒を留去し、約5mlになるまで濃縮した。こ
の溶液をジエチルエーテル(200ml)で希釈した後
に、塩基性になるまで28%ナトリウムメチラートメタ
ノール溶液を加えると、目的とする4−((4−ドデシ
ルオキシ−1−ナフチル)アゾ)ベンゼンスルホン酸ナ
トリウムが濃赤紫色の沈澱として得られた。沈澱物をろ
別し、DMF/ジエチルエーテル混合溶媒系より2回再
沈澱を行ない、濃赤紫色粉体として標記化合物4.31
 gを得た(収率:83%)。
’ H−NMR(DIISO−d、) δ ppm :
0、84 (3H,t、 J=6.4tlz、 −C8
4)1.1(1〜2.00 (20H,m)4.28 
(211,t、 J−6,2Hz、 −0−[:112
−)7、15 (III、 d、 J=8.81(z、
芳香環水素)7.55〜8.05 (7tl、 m、芳
香環水素)8.27 (IH,d、 J=8.4)1z
、芳香環水素)8、94 (l)I、 d、 J=8.
8Hz、芳香環水素〉IRνmax  (KBr)  
Cm−’ :3460、 2926. 2850. 1
584. 15.12. 1467、 1431゜13
92、 1326. 1197. 1131. 109
5. 1047. 1011゜846、 762. 7
05. 645. 570参考例2 4−((4−才クチルオキシ−1−ナフチル)アゾ)ベ
ンゼンスルホン酸ナトリウム:4−((4−ヒドロキシ
−1−ナフチル)アゾ)ベンゼンスルホン酸ナトリウム
(オレンジ?)(3,5g 、  10 mmoりと1
−ブロモオクタン(1,74g、  9 mmol)よ
り、実施例1と同様な方法により目的とする粗4−((
4−才クチルオキシ−1−ナフチル)アゾ)ベンゼンス
ルホン酸ナトリウムの沈澱を得た。沈澱物をろ別し、エ
タノール/ジエチルエーテル混合溶媒系より2回再沈澱
を行ない、濃赤紫色粉体として標記化合物2.18gを
得た(収率:52%)。
’ H−NMR(DH3O−da)δ ppm :0、
87 (3f1. t、 、h7.0llz、 −CI
+3)1.10〜2.00  (12H,m)4.27
  (2H,t、  J=6.2Hz、  −ローCH
2−)7、15 (IN、 d、 J=8.8Hz、芳
香造水素)7、55〜8.05 (78,m、芳香環水
素)8.27 (LH,d、 J=8.8Hz、芳香環
水素)8、93 (III、 d、 J=8.1tlz
、芳香環水素)IRνmax  (KBr)cm−’ 
:3460、 2926. 2860. 1584. 
1512. 1467、 1431゜1392、 13
26. 1194. 1131. 1095. 104
4. 1011゜846、 762. 705. 64
5. 567参考例3 4−((4−エイコシルオキシ−l−ナフチル〉アゾ)
ベンゼンスルホン酸ナトリウム:4−((4−ヒドロキ
シ−1−ナフチル)アゾ)ベンゼンスルホン酸ナトリウ
ム(オレンジI)(3,5g 、  10 mmol)
と1−ブロモエイコサン(3,25g 、  9 mm
ol)より、実施例1と同様な方法により目的とする粗
4−((4−エイコシルオキシ−1−ナフチル)アゾ)
ベンゼンスルホン酸す) IJウムの沈殿を得た。沈澱
物をろ別し、ヘキサンル/メタノール混合溶媒系より2
回再沈澱を行ない、濃褐色粉体として標記化合物1.8
0 gを得た(収率:29%)。
’ H−NMR(口11sO−d、/ [’D30D)
 δ  ppm :0.85 (3H,t、 J=7.
0Hz、 −CH−)1.10〜2.00 (36H,
m) 4.28 (28,t、 J=6.2Hz、 −0−C
)12 )7、15 (ltl、 d、 J=8.81
1z、芳香環水素)7、55〜8.05 (7H,tr
r、芳香環水素)8.28 (IH,d、 J=8.4
Hz、芳香環水素)8.95 (18,d、 J=8.
4Hz、芳香環水素)IRv max (にBr)am
−’:3460、2920.2854.1581.15
12.1467、1431゜1392、1326.12
12.1134.1095.1059.1011゜84
6、765.705.645.570参考例4 4− C(4−(2−へプチルウンテ゛シルオキシ)−
1−ナフチル)アゾ〕ベンゼンスルホン酸ナトリウム: 4−((4−ヒドロキシ−1−ナフチル)アゾ)ベンゼ
ンスルホン酸ナトリウム(オレンジI)(3゜5 g、
  10mmol)と1−ブロモ−2−へブチルウンデ
カン(3,00g 、  9 mmol)より実施例1
と同様な方法により目的とする粗4− [(4−(2−
へブチルウンデシルオキシ)−1−ナフチル)アゾ〕ベ
ンゼンスルホン酸ナトリウムの?t[を得た。沈澱物を
ろ別し、アセトン/ジエチルエーテル混合溶媒系より再
沈澱を行ない、濃赤色粉体として標記化合物1.91 
gを得た(収率:35%)。
’ H−NMR(DH3O−d、) δ ppm :0
、65〜0.90 (611,m、 −CH5X 2 
)0、95〜1.95 (29t(、m)4.00 (
2H,bs、 −0−CH2−)6.99 (LH,d
、 J4.4Hz、芳香環水素)7、45〜8.10 
(7tl、 m、芳香環水素)8.21 (Ill、 
d、 J=8.8Hz、芳香環水素)8、92 (II
I、 d、 J=8.4Hz、芳香環水素)IRνma
x (KBr) cm−’ :3466、2926.2
860.15g1.1512.1467、1431゜1
389、 1326. 1242. 1189. 11
31. 1092. 1056゜1011、 846.
 762. 702. 645. 564参考例5 本発明の原料の被処理顔料の例として2wt%のベーマ
イトゾルの調製法を以下に示す。90℃に加熱した精製
水8800gに対し、100gのアルミニウムイソプロ
ポキサイド(AIl(0−’Pr)z)を加え、ホモデ
イスパーで3500 rpm、 90℃で50分間加水
分解した後、乾燥してベーマイト粉末とした。粉末X線
回折により得られたベーマイトは(i nm程度の超微
粒子で構成されていることが確認された。このベーマイ
)20gに対し、精製水986mj!、解膠剤最適量と
して1M硝酸アルミニウム水溶液14calを加え、2
日間撹拌、解膠して2wt%のベーマイトゾルとした。
このときのpHは3.8〜4.0であり、正に帯電した
ゾルであることを酸塩基滴定及びζ電位測定により確認
した。
実施例1 参考例5で得られたベーマイトゾル50mnに対し、0
.27 g  (4X 10−’mol)の C11,
八cidRed 13B (式(I))と0.53g(
12,Ox10−’mol)のエーロゾルIT (ジ′
し2−エチルへキシルスルホコハク酸ナトリウム)を精
製水200mA’)に溶解した混合水溶液を撹拌しなが
ら添加し、水不溶性の沈澱を得た。ここにn−へキサン
100mIlを添加し有機相に顔料を抽出した。溶媒を
除去することにより、油剤中で透明に分散する赤紫色の
超微粒子着色顔料1.8 gを得た。
実施例2 参考例5で得られたベーマイトゾル50m1に対し、0
.15g  (2,5X10””mol)の C,I、
  八cidYellow 72(式(■))と0.5
4g(12,2x10−’mol)のエーロゾルOT 
(ジー2−エチルへキシルスルホコハク酸す)IJウム
)を精製水200mji’に溶解した混合水溶液を撹拌
しながら添加し、水不溶性の沈澱を得た。ここにトルエ
ン80+nI!を添加し有機相に顔料を抽出した。溶媒
を除去することにより、油剤中で透明に分散する黄色の
超微粒子着色顔料1.69 gを得た。
実施例3 参考例5で得られたベーマイトゾル50−に対し、0.
14g(2,Qx 10−’mol)のC91,へci
d旧us138(式(■))と0.44g(10,Qx
 10−’mol)のエーロゾルOT(ジー2−エチル
へキシル スルホコハク酸ナトリウム)を精製水200
mI!に溶解した混合水溶液を攪拌しながら添加し、水
不溶性の沈澱を得た。ここにトルエン80rnI!を添
加し有機相に顔料を抽出した。溶媒を除去することによ
り、油剤中で透明に分散する青色の超微粒子着色顔料1
、58gを得た。
実施例4 参考例5で得られたベーマイトゾル50mj2に対し、
参考例4で得られたイオン性界面活性染料1.14g 
(1,89X10−3mol)を精製水200mj!に
溶解した水溶液を撹拌しながら添加し、水不溶性の沈殿
を得た。ここにクロロホルム120mj2を添加し有機
相に顔料を抽出した。溶媒を除去することにより、油剤
中で透明に分散する橙色の超微粒子着色顔料2.14 
gを得た。
実施例5 参考例5で得られたベーマイトゾル50m1に対し、参
考例1で得られたイオン性界面活性染料1.25 g 
(2,63X 10−’mol)を精製水200m1に
溶解した水溶液を撹拌しながら添加し、水不溶性の沈澱
を得た。ここにクロロホルム12On+j!を添加し有
機相に顔料を抽出した。溶媒を除去することにより、油
剤中で透明に分散する赤橙色の超微粒子着色顔料2.2
5 gを得た。
実施例6 参考例5で得られたベーマイトゾル50mj!に対し、
参考例2で得られたイオン性界面活性染料1.25 g
 (2,41X 10−mol)を精製水200mj!
に溶解した水溶液を撹拌しながら添加し、水不溶性の沈
澱を得た。ここにクロロホルム100+nIlを添加し
有機相に顔料を抽出した。溶媒を除去することにより、
油剤中で透明に分散する赤橙色の超微粒子着色顔料2.
25 gを得た。
実施例7 参考例5で得られたベーマイトゾル50mj!に対し、
参考例3で得られたイオン性界面活性染料1.14g 
(1,89X10−3mol)を精製水200mJ!に
溶解した水溶液を撹拌しながら添加し、水不溶性の沈澱
を得た。ここに四塩化炭素120mj2を添加し有機相
に顔料を抽出した。溶媒を除去することにより、油剤中
で透明に分散する褐色の超微粒子着色顔料2.14 g
を得た。
比較例1 参考例5で得られたベーマイトゾル50+nI!に対し
、オレンジI  O,44g (1,25xlO−3m
ol)を精製水200mAに溶解した水溶液を撹拌しな
がら添加し、水不溶性の沈澱を得た。これをろ過・乾燥
し橙色の着色顔料1.44 gを得た。
試験例 本発明顔料の油中分散性、表面自由エネルギー(接触角
法による)について下記方法により試験した。対照とし
て比較例1の顔料及び未処理顔料(参考例5)を用いた
。油中分散性を表1及び表2に、表面自由エネルギーを
表3及び表4に示す。
試料顔料をそれぞれの油剤に入れ、分散性を下記基準に
より評価した。
◎:透明に分散 O:はぼ分散 Δ:分散するが沈降する ×:分散せず 表面自由エネルギー 顔料を打錠成型し、水およびヨウ化メチレンの接触角を
常法により測定し、得られた測定値を下式に代入して、
固体表面自由エネルギーを求めた。
rL(1+cosθ)=2[(γLdTsd)I/2+
 (r Lpr s’ ) ””] ただし θ:接触角(°〉 TL:液体の表面自由エネルギー (erg/ci) =γL’+TL γLd二分子間力に基づく分散成分 =23.2(水)、  50.4(ヨウ化メチレン)r
L’:水素結合力に基づく極性成分 =48.8(水)、0(ヨウ化メチレン)T、:固体の
表面自由エネルギー =Tsd +Ts γsd二分散成分 子s’:極性成分 以下余白 以上の試験結果より、炭化水素基を有するオレンジI誘
導体により着色された本発明顔料(実施例4〜7)は炭
化水素基を有しないオレンジIにより着色された顔料(
比較例1)に比べ優れた油中分散性を示すことが判る。
特に分岐炭化水素基を有する実施例4の顔料は優れた分
散性を示した。
また本発明顔料は化粧品油剤への分散性も良好であった
さらに、本発明顔料は未処理顔料に比較して表面自由エ
ネルギーが著しく低いことから油相への分散性が良いこ
とが判る。
以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、直径1nm〜10μmの微粒子担体を、水性媒体中
    で帯電しうるイオン性基及び炭素数8〜36の炭化水素
    基を有するイオン性界面活性染料で着色せしめてなる油
    中分散性着色顔料。 2、水性媒体中において、帯電により分散している直径
    1nm〜10μmの微粒子担体と、該微粒子担体の帯電
    とは逆符号のイオン性基及び炭素数8〜36の炭化水素
    基を有するイオン性界面活性染料とを反応させることを
    特徴とする油中分散性着色顔料の製造方法。
JP17769589A 1989-07-10 1989-07-10 油中分散性着色顔料及びその製造方法 Pending JPH0341168A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5609852A (en) * 1992-05-16 1997-03-11 The Boots Company Plc Sunscreen with coated microfine particles

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5609852A (en) * 1992-05-16 1997-03-11 The Boots Company Plc Sunscreen with coated microfine particles

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